大子町 奥久慈男体山から紅葉の縦走路を歩き月居山へ     Mount Okukuji-Nantaisan in Daigo, Ibaraki

Wednesday, November 21, 2018
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日本三大名瀑のひとつ袋田の滝で有名な茨城県大子町と常陸太田市の郡境に奥久慈男体山という山がある。

前日に、袋田の滝から北西にある生瀬富士の山稜を歩いた私達は、
翌日、生瀬富士とは反対側にある、この奥久慈男体山から袋田の滝方向へと歩いた。 070.gif 

縦走路に点在するモミジ谷や紅葉スポットに、期待していなかっただけに、その美しさに感動の嵐だった。 005.gif 038.gif 



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<マイカーの場合>
奥久慈までのアクセスは、前項を参照してほしい。

今回のルートは point to pointの縦走なので、マイカーを袋田駅にデポして、タクシーを利用して登山口の大円地まで向かった。
タクシーは、袋田駅から国道118号を南下し、西金駅近くの信号 “湯沢入口” を左折して県道を大円地パーキングまで。
(袋田駅=大円地パーキングまでのタクシー料金:4150円)

なお、袋田駅から西金駅まで電車利用の場合は、西金駅から登山口まで約4.5km、登り坂なので1時間強はかかるだろう。



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大円地パーキングから県道を少し戻り、大円地山荘という蕎麦屋の方へ進む。
県道からは、奥久慈男体山の高さ300mの岩壁が朝日に照らされて圧巻である。 005.gif



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蕎麦屋の先で、一般コースと健脚コースの分岐があるので、左の健脚コースに進む。 070.gif



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茶畑を右に見ながら、左方向の針葉樹林帯に入り、しばらく薄暗い森の中を登る。



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標高を上げるにしたがって、カエデやイヌシデ、シラキなどの広葉樹が増え、周辺はいつの間にか岩壁帯となる。



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そして、最初のクサリ場を登りきったところに展望岩があり、西側の眺望が見渡せる。



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北の空には奥久慈男体山が、岩壁の胸を広げて待っている。 “今、行くからね~”   101.png



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展望岩から先は紅葉の尾根にクサリ場が連続して現れる。 いくつものクサリ場をこなし・・・ 042.gif 



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最後にクサリ場という名のザレ場のような長い岩場を登れば東屋のある稜線に出る。



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東屋は日陰で寒そうだし、山頂まではすぐなので休まずに行く。 070.gif



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程なく、大きな石祠のあるピークに到着!



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ピークの先端は足がすくむほどの絶壁で、眼下にはモコモコした森と地平線のような山並みが広がる。



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石祠ピークの左に電波塔と、一等三角点がある奥久慈男体山(654m)のピークがあり、石祠ピークの絶壁を側面から見ることができる。



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男体山のピークでしばし休憩した後は、月居山までの長~い縦走路へと進む。  070.gif
東屋周辺では見事なブナの木が見られ、その美しさに1人感動するSue。  ブナっていいよね~ I love beechwood trees. 113.png



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トレイルは、奥久慈男体山から北へ伸びる尾根(大子町と常陸太田市の郡境)をたどる。



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山頂から0.5kmも歩かないで東側の持方登山口への分岐を右に分ける。



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トレイルはよくメンテナンスされていて、広葉樹の尾根は明るく落葉のクッションが心地よい。 060.gif 



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こんな可愛い植物の案内板が所々に付いている。 地元民の愛を感じるな~  037.gif 



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紅葉もまだまだ見られる。 



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 彼女が見上げているモミジは・・・こんな感じで青空に映えて、とっても素敵!



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小さなアップダウンを繰り返して辿り着いた分岐が、洋風居酒屋の白木屋・・じゃなくて~白木山との分岐。 041.gif  
ここから郡境稜線を離れて、左の谷間のトレイルへ降る。  070.gif



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谷間なので陽は当たらないが、落葉の季節の落ち着いた情趣が感じられて、これはこれで私は好きだな~   101.png



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そして、看板のある広い鞍部を通過する。 まだまだ先は長そうだ・・ふぅ~  042.gif 



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そして、また明るい尾根路となると、そこは紅葉祭りだ。 024.gif



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こんなにもモミジの木が多い山だとは思っていなかった。 005.gif 



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これは紅葉ではなく何かの実だと思うけど・・



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尾根の東側を巻きながら行くと、いくつものモミジの群落に出会う。



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奥久慈男体山からこの辺りまで約3時間、この辺りで紅葉を見ながらランチタイムにするのも良いだろう。 063.gif 



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または、その先の第2展望台(写真)や第1展望台で景色を見ながらのランチタイムも良いね。 063.gif 180.png



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第2展望台付近で羽根つきの羽根によく似た ツクバネ という植物を初めてみた。 005.gif 



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西側が絶壁の第1展望台への登りは短く、ピークには “鍋転山” と書かれた山名板と、屋根付きのベンチがある。



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その後、国道461号へ下る分岐を左に見送り、なおも尾根を北へ進む(地図の月居トンネル上)。 すると、またまた紅葉祭りとなる。



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ここまでも見事な紅葉スポットを通ってきたが、この周辺(月居山)の紅葉の迫力には思わず歓声が上がる。 024.gif  



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ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



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 尾根を登り上げれば、古城跡でもある月居山(つきおれさん:404m)である。
山頂で出合った地元ハイカーに寄れば、今年の紅葉は例年よりも良くないらしいが、初訪問の私達には他のエリアで見た紅葉よりも格段に良かった。



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さて、名残惜しいが下山にかかろう。 月居城跡碑の前を通って、北側のフィックスロープの張られた急坂を降る。



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ひと下りで月居観音堂のある広い路に出るので、左(西)方向へ曲がる。 ちなみに、ここを右へ行けば袋田の滝。



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林道に合流したら右へ曲がり、後は道なりに行けば国道461号に出る。 



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国道に合流する辺りに差しかかると、目線の先に前日歩いた生瀬富士から袋田の滝へ続く稜線が見えてくる。



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国道461号に出て、袋田駅まで歩く。 070.gif  070.gif 



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振り返れば、生瀬富士のある北西尾根と月居山。 この両方の山稜の間に袋田の滝がある。
2日間にわたり歩いた尾根が一望できて、最後にご褒美をもらったような嬉しい気分になった。 060.gif



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国道461号の “袋田の滝入口” の信号を右に曲がり、そのすぐ先で県道324号に入る。 070.gif 
久慈川に沿って南下し、踏み切りを横切って民家の間を抜ければマイカーを停めた袋田駅に着く。


奥久慈には他にも霊山、常葉鎌倉岳、竹貫鎌倉岳、鍋足山、篭岩など気になる岩稜、岩塔の山がある。
特に今回訪れた男体山の南側、大円地越から南へ伸びる奥久慈岩稜には鷹取岩、のぞき岩、小背負い岩、櫛ガ峰などの魅力的な岩峰、岩塔があり心そそられる。 
奥久慈はさしずめ茨木における、群馬の西上州的存在みたいである。 ぜひ再度訪れてみたいエリアだ。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(袋田駅=大円地P 7:15‐健脚コース分岐 7:25‐男体山 8:50/9:10‐第2展望台 12:10‐第1展望台 12:30‐月居山 13:20/13:30‐袋田駅14:40)
標高差: 450m

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# by dream8sue | 2018-12-06 03:03 | 茨城県エリア | Trackback | Comments(0)

大子町 生瀬富士の岩稜からモミジ谷を通って袋田の滝へ     Mount Namasefuji in Daigo, Ibaraki

Tuesday, November 20, 2018
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華厳滝、那智滝(下記リンク参照)とともに日本三大名瀑のひとつに挙げられている袋田の滝。
その滝を見下ろす北西の位置に、生瀬富士と立神山という2つの山を結ぶ山稜がある。
今回は、モミジ狩りを兼ねて袋田の滝まで、その北西尾根を歩く。 070.gif 




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<マイカーの場合>
東北自動車道 宇都宮IC~国道293号で那珂川町に入り、一部県道を通り国道461号へ継続し大子町へ。
大きな “湯の里大橋” を渡り右折し(角に道の駅 奥久慈だいご)、信号 “袋田の滝入口” を左折して1kmほど走ると、
“袋田の滝” の大きな看板が見えるので左折して0.5kmほどで町営の袋田の滝第1駐車場(無料)が右側にある。


トレイルは、県道を挟んでパーキングと反対側の民家の脇に “生瀬富士” の文字がほとんど消えている道標がある。
のどかな雰囲気が漂う住宅地(今時珍しい茅葺の家もある)を北へ向かって行くと・・  070.gif 



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道がカーブした所に、生瀬富士への道標がある。
ここから広葉樹林の山路が始まり、すぐにヒノキ林の中に入り、沢沿いの緩やかなトレイルを20分程進む。  070.gif 



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源頭付近で左手の陽当たりの良い斜面を登ると、小さな峠となり視界も開けてくる。 
前方に岩峰が現れ、トレイルも導かれるように岩峰のある山へ向かって伸びていく。



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東側には、翌日登る予定の奥久慈男体山が圧倒的な落差の尾根を従えてそびえている。
“明日はあの尾根を登るのか~! 大丈夫かな~” と、風邪からの病み上がりの体調が心配になる。



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・・と、翌日の心配をしている場合ではない! 
広葉樹林のこちらのトレイルもかなりの急傾斜で、フィックスロープまで現れた。 



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そんな急登にあえぎながらも、鮮やかなモミジの紅葉に足を止めて見入る。  042.gif 



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生瀬富士山頂直下の集塊岩にはクサリがセットされている。



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パーキングから約1時間で生瀬富士に到着。 066.gif 



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山頂は狭い岩塔であるが、展望は素晴らしい。 177.png  



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北側に地図上の岩記号のある北岩稜があるので、岩場好きハイカーは必見である。 049.gif 



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岩稜に上がる部分が少し悪いが、岩稜上は意外に広く平坦なので爽快な岩稜歩きが楽しめる。 060.gif 



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   北岩稜の先端からは、北側の田園風景と紅葉した山麓が一望でき、遠くには日光連山も望める。



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北岩稜から見た生瀬富士。
生瀬富士の北岩稜で遊び、ランチ休憩を楽しんだ後は、いよいよ袋田の滝への縦走路に入る。



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   生瀬富士からは、いきなりの急下降であるが、そこはモミジ谷となっていた。 005.gif 



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そして、下降した高度と同じだけの高度を登り返したピークが、この山稜の最高峰、立神山(420m)である。
立神山からみた生瀬富士。 



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立神山の北側にも踏み跡が続いていたので、少しだけ(0.2kmくらい?)行ってみたら、
山の中に何故か石垣が積んであり、ここも一帯がモミジの庭園だった。



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立神山に戻り、縦走路を東にたどる。 時々、根こそぎ倒れた樹木を避けて行く。



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縦走路の南面は岩壁帯となっていて、木立の間から滝本集落(袋田の滝の下流)が見える。



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立神山からピークをひとつ超えると、左(北面)が植林地(スギ林)になっている斜面を降る。



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   南面は見事な紅葉である。



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黄葉もいいね~



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植林地を降りきった所が “かずま” というモミジ谷のコルで、滝本集落へ続くトレイルの分岐でもある。



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ここのモミジ谷が一際凄い!  005.gif 



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  陽射しが当たると紅葉の色が変わり、真っかっか!  005.gif 



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陽射しの当たらない紅葉も悪くない。 モミジ谷の紅葉に魅了されて30分くらい谷の中をウロウロしてしまった。



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モミジ谷から離れがたい気持ちを振り切って、縦走路をさらに東へ行くと “滝展望” の標識がある。



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足元の切れ落ちた展望台から恐る恐る覗き見れば、眼下には袋田の滝が見下ろせる。 



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対岸には月居山(つきおれさん)かな?



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その後も、小さなアップダウンを繰り返しながら縦走路を南東方向へ歩く。  070.gif 



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明るい尾根路には、これでもかというほどの紅葉が続く。



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やがて、標高がだいぶ低くなり、川岸(というか河原の中)に一軒家が建っている河原に出る。 
ここは袋田の滝の上流で、奥滝と言われる生瀬の滝の上である。



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一軒家の前から再びトレイルに入り、尾根伝いに登れば袋田の滝へ行く遊歩道に合流する。
が、右へ下れば生瀬の滝が見られるようなので、寄り道をして生瀬の滝を見に行く。  070.gif 



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左岸(川下を向いて左側)のトレイルを少し降れば、袋田の滝のミニチュア版のような生瀬の滝を横から見ることができる。



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生瀬の滝から先へはいけないので、尾根路に戻り尾根伝いに登るとコンクリートの遊歩道(袋田自然研究路)に出合う。
これを右に行けば袋田の滝を上流から見ながら降ることができる。



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対岸では、歩いてきた生瀬富士からの縦走路が残照に紅く燃えていた。 005.gif 



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南面の岩壁が見事である。



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コインクリートの階段を降り、途中に出合う三差路を右へ100mほど行けば生瀬の滝を下流から見ることができる。



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なおも岩壁を見ながら、階段を降って行くと・・  070.gif 



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岩盤を白糸のように流れる袋田の滝を身近にみることができる。



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そして、長いコンクリート階段が、鉄板の階段に変わり、ようやく滝下の吊り橋に着く。



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吊橋から見た袋田の滝と観瀑台。 バックの岩壁が圧巻である。
夕闇が迫っていたので、観瀑台(有料)には寄らずに、川の左岸に沿って土産屋の並ぶ道(県道324号)を歩いてパーキングまで戻った。


思っていた以上に岩稜帯だった生瀬富士と、amazingな かずま のモミジ谷、
袋田の滝をoverlookできる稜線歩き、そして生瀬の滝と袋田の滝でフィニッシュ。
予想外の嬉しい展開に満足度の高い山行だった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆
 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約7km/ 所要時間:休憩込で約6.5時間(袋田の滝第1P 10:30‐生瀬富士&北岩稜 11:30/12:50‐立神山&北尾根 13:00/13:20‐滝展望台‐生瀬の滝‐袋田の滝‐P 17:00)
標高差: 320m

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# by dream8sue | 2018-11-30 04:05 | 茨城県エリア | Trackback | Comments(0)

安中市 妙義山の古典ルートを登る 木戸壁右カンテ・木戸前ルンゼ     Rock Climbing at Kido in Mount Myōgi

Sunday, November 25, 2018
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国の名勝であり、日本三大奇景のひとつである妙義山は、妙義湖(中木ダム)を挟んで表妙義と裏妙義に分かれる。
裏妙義のシンボルと言えば、山頂にT字形の岩があることで知られる丁須の頭がある。

そして、丁須の頭へ妙義湖側から登るトレイルが籠沢コースで、そのトレイルの途中に木戸壁という岩峰がある。
木戸壁は昔(40年くらい前)、地元のクライマーに登られた後は、久しく登られることが無かった。
しかし、近年になってリボルトされてからは、ちらほらと登るクライマーがいるようだ。

私も木戸壁周辺のルンゼ(木戸ルンゼ・木戸前ルンゼ)などは、よくアイゼントレーニングで登った記憶があるが、木戸壁自体は登ったことが無い。
そんな木戸壁に、新人のマルチルートデビューに付き合って登る機会があった。



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<マイカーの場合>
登山口と木戸壁へのアプローチは、丁須の頭と同じ旧裏妙義国民宿舎からなので、下記のリンクを参照してほしい。
“安中市 妙義山 籠沢から登る冬の丁須の頭     Mushroom Rock “Chosunokashira” in Mount Myogi”





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旧国民宿舎から紅葉した籠沢のトレイルを歩くこと約30分で、右手に木戸壁が迫ってくる。
右カンテルートの取り付きは、木戸壁の前の平坦地から、基部がえぐれた洞穴状の壁に沿って一段上がった所。



【木戸壁 右カンテルート】
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1P目:Ⅲ級 15m  妙義山特有の球体状のホールドがたくさんあるフェイスを直上し広いテラスへ。
この球体状のホールドは、ガバホールドであるが、時としてポロっと欠けることがあるので要注意。 034.gif



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2P目:Ⅳ級 20m フェイスから被り気味を回り込んで、ラインの左よりテラスへ。



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3P目:Ⅲ級 20m フェイスからリッジを登って、松の木テラスへ。
私達は2Pと3Pをつなげて、1P目のテラスから一気に松の木テラスまで登った。



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右横には木戸前ルンゼを挟んで針峰がニョキニョキ。 005.gif



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3P目を登るSue 。 壁はすこぶるフリクションが良くグイグイ登れて楽しい。 060.gif  



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松の木テラスのビレイポイント。



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松の木テラスの松の木にラペル用と思われる残置スリングがあるが、セット場所が悪いので私達は使わなかった。 046.gif 



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4P目: Ⅳ級 30m  右上バンドからカンテに回り込んで直上、さらに右上してスロープ状のテラスへ。

ラペル時のロープ回収で、このカンテでロープがスタックする可能性があるので短くきって下降する方が無難である。
私達は、このピッチは60mのシングルロープを使ったが、ビレイポイントまで30mいっぱいなのでスッポヌケ要注意。 034.gif 



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横に見えていた針峰が眼下になり、実に高度感のある爽快なルートである。



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針峰の上方には、次に登る木戸前ルンゼ(左のルンゼ)の全容が見えてくる。



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5P目: Ⅲ級 15m  階段状のフェイスを登って肩の安定したテラスで終了。
テラス上の壁は脆そうでルートは無い。 046.gif 

昔はテラスから先のルンゼを直上して、木戸前ルンゼ裏沢に下降していたようだ。
しかし、現在は藪が発達しているので、各ピッチのビレイポイントを繋いで登攀ルートをラペルする。



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右カンテルートには、初登時に打たれたと思われる工業用ボルトがいくつか残っている。

059.gif 右カンテルートの所要時間は、登攀と下降で約3時間。



【木戸前ルンゼ】
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さて、ランチ休憩後は、木戸壁の右側(東)に食い込んだ木戸前ルンゼを登る。
出合いからすぐに、わずかに水量のあるスラブ状のF1が現われるので右岸(下流に向いて右側)をフリーで登る。



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その先は広いゴーロ状なので、登り易いところを適当に登る。



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ルンゼが狭まってくると、顕著なチョックストーンが現れる。



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ここは右岸をヘツって越えて、 チョックストーンの上でアンザイレン。



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1P目:Ⅲ級- 50m  右岸のスラブ状フェイスを灌木の生えるテラスまで登る。

過去の記憶では、この沢はいつもアイゼンを履いて登っていて、今回はアプローチシューズのままなので、
“こんなに易しかったかな~・・ロープいらないじゃん!“ なんて舐めたことを思うほど楽に登れた。 060.gif  



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2P目: Ⅲ級 20m  イワヒバの生えるスラブからスロープ状のテラスへ。



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3P目: Ⅲ級+ 20m バンドを右トラバースして、やや傾斜のあるルンゼを登り立木テラスへ。



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4P目: Ⅲ級 40m  幅広のルンゼを右に登ってから左上、または左の灌木混じりのフェイスを直上。



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最後は小さなコルに立ち登攀終了。



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コルからは、南側にゴジラの背のような表妙義の稜線が見える。

バックには丁須の頭が意外な近さで見えるが、何やら歌声?が聞こえる。
後で知ったが、この日はジャニーズのロケがあり一般ハイカーは締め出されていたようだ。
たかがTV企画?ごときに山を独占する権利があるんかい! いい迷惑だ!  033.gif 
しかも登山者で賑わうことが予想される3連休にロケするなんて、山で金儲けするならそれなりの配慮をしたらどうかと思うのは私だけ?



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下降は、右カンテルート同様、かつては木戸前ルンゼ裏沢を降っていたが、
こちらも同ルートをラペルで下降できるように整備されている。

コルから立木テラスへ1度ラペルし、 2度目のラぺルは、2Pと3P をつなげて50mいっぱいのラペルで灌木の生えるテラスまで一気に下降する。



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白矢印は2P目のスロープ状のテラスにあるビレイポイント。



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灌木の生えるテラスから、3度目のラペルでアンザイレンテラスへ。 
さらに、フリーで登ってきたチョックストーンの滝も念のためにラペルで下降。
その後はロープ無しで、F1も右岸から歩いて降れる。

059.gif 木戸前ルンゼの所要時間は、登攀と下降(若干の先行パーティーの時間待ちあり)で約2.5時間。



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木戸壁の右カンテルート、木戸前ルンゼ共に新人のマルチのロープワークの練習に最適である。
今時、Ⅲ級とかⅣ級のマルチルートの存在は貴重かもしれない。
フリクションは良過ぎるくらい良く、周りに針峰が林立したロケーションの中で高度感も抜群である。 049.gif


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


距離:約3km/ 所要時間:休憩込で約8時間(旧国民宿舎P 8:00‐右カンテ取付 8:30‐右カンテ登攀&下降 9:00/12:00‐木戸前ルンゼ登攀&下降 12:40/15:00‐旧国民宿舎P 16:00)
標高差: 約300m


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# by dream8sue | 2018-11-25 20:03 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

魚沼市 強烈な藪漕ぎだった上権現堂山の廃道     Mount Gongendo in Uonuma, Niigata

Sunday, November 11, 2018
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新潟県魚沼市の権現堂山は、越後三山の北に位置し、上と下の2つのピークからなる双耳峰である。
上越国境と越後三山くらいしか新潟の山を知らない私には未知の山である。

そんな権現堂山に紅葉狩りを兼ねて歩いてきた。 070.gif
加えて、上権現堂山からの下山に、すでに廃道となっている中子沢温泉へのトレイルをたどることにしたのだが・・ 008.gif 



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<マイカーの場合>
関越自動車道の小出ICから県道70号、501号経由で下権現堂山の登山口となる戸隠神社へ。
戸隠神社は、綺麗に整備された公園のようで、広いパーキングに公衆トイレもある。

下山口の中子沢集落へマイカーをカーシャトルする。
戸隠神社から県道501号を “山田下” 信号まで戻り、左折(東)し県道328号で約6km走れば、中子沢温泉の羽川荘(閉館)の前のパーキングに着く。

000戸隠神社周辺に植えられたモミジの落葉が一面を埋め尽くしていた。  005.gif  060.gif 



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参道の石灯篭までもが雪囲いされていたのには驚いた。  005.gif   さすが豪雪地帯だね~  045.gif 



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神社の参道を登りつめた最奥から下権現堂山へのトレイルが始まる。



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ひと登りで “業の計” という1合目の高台に着く。



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ちょっと登っただけなのになかなかの展望が得られる。  177.png



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3合目、4合目と秋色になった灌木帯を登る。  070.gif 



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 5合目、6合目では、葉を落としたブナの幼林を通過する。  070.gif 



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7合目には “弥三郎清水” という水場があり、岩の下から湧く天然水を水筒に満たす。



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フィックスロープの張られた岩場を登れば、8合目の展望岩の上に出る。
あいにくの天気で霞んだ景色なのが残念である。  175.png 137.png



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急登も9合目あたりで緩傾斜となり右方向へ進めば、程なく下権現堂山(897m)に着く。 066.gif 
戸隠神社の登山口から約2時間の登高で到着した山頂は、広くて休憩するには適地である。 063.gif 

スカイコンディションが良ければ、越後三山をはじめ、巻機山、角田山、守門岳、浅草岳など360度の展望が広がる・・はずである。



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休憩後は、急傾斜の下降から始まる上権現堂山への縦走路に進む。 070.gif 



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途中の “中越” で戸隠神社へ下るトレイルを右に見送り、その先で石門のような岩場をすり抜ける。



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さらに、ゴールド色に変わった草を踏みしめながら左手(毛の又沢川側)が切れ落ちたトレイルを行く。 070.gif 



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小さなアップダウンを繰り返した最後は、上権現堂山への急坂をひと登り。



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上権現堂山(998m)も下権現堂山と同じく広いピークなので休憩するにはもってこいだ。  066.gif 063.gif 



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ランチ休憩の後は、南東尾根に進み、唐松山との分岐を経由して滝見台を目指す。
上権現堂山から急勾配の上に落葉の積もった厄介な下り坂は、尻もちをつきながら30分程の激下りだ。 105.png 042.gif 



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唐松山への分岐を左(東)へ分けて、なおも南へ降る。



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天気も良くなり、左手(東側)には唐松山への稜線が陽射しを受けている。 174.png



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南側の越後駒ケ岳は霞んでいたが、周囲の山々の紅葉は美しい。 177.png



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目が覚めるようなナナカマドの紅い実と葉。



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紅葉に高揚しながら下降していくと、いつの間にか滝見台に着いてしまった。



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西側の米沢本沢に懸かる “不動滝” が紅葉の中で白く輝いている。  177.png 172.png



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さて、滝見台で景色を堪能した後は、メジャーな手ノ又沢登山口ではなく、
屈折しながら中子沢へ下る、現在は廃道となって南西尾根へ進む。

ノーマルルートを降ればいいものを、何であえて廃道に行くかな~  105.png



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左下に見えるのは、南に位置するノーマルルートの手ノ又登山口。



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廃道には、こんなザレたリッジもたくさんあるし・・  008.gif 



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藪の濃さは想像以上だ!  
廃道になって10年以上が経過し、豪雪地帯の薮尾根は、今や強烈な藪漕ぎ無しでは通れない。 008.gif  042.gif 



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あら、こんなフレッシュなツツジが咲いているなんて、今年の秋は暖かいのかな?  056.gif 



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藪漕ぎに次ぐ藪漕ぎであるが、いくぶん見通しのきく紅葉、落葉の時季なのが救いである。 042.gif



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小ピーク(標高495mの四等三角点ピーク)に転がる道標プレートが、この尾根がまぎれもなくトレイルであったことのエビデンス。
しかも “川東地区遊歩道” なんて・・・遊歩道とは程遠いネーミングなのには笑ってしまう。 037.gif



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小ピークからは角度を変えて左(東)の薮に突入するが、下り出しが急斜面で藪に捕まりながら落ちて行く感じ。 ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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やがて、右下に中子沢の集落が見えてくる。 
ようやく下山地が現れたのは良かったが、まだまだ続く藪漕ぎに頭がクラクラしてくる。 143.png



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鞍部から登り返した広いピークからは、歩いてきた上権現堂山と、東へ連なる唐松山の稜線が一望できる。

広いピークからは南東方向へ向かうが、二つの尾根が張り出しているので要注意。 034.gif 
どうしても顕著な左(東側)の尾根に入ってしまうので、西側の尾根へ軌道修正。 



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薮を漕いで、ルートを探し、また藪を漕ぐ。 さながら藪山探検隊の様そうだ。
おまけに、終始(約2時間半)トップで藪漕ぎをしていた私は、蜘蛛の巣払いで顔も身体もベトベトになった。 O(*≧д≦)oイヤーッ!!  



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ようやく前方に408mピークが見えてきた。 
下降は408mピークだと遠回りになるので、ひとつ手前の支尾根を下る。



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支尾根の頭から、下部の針葉樹林帯を目指して、尾根筋を外さないように降る。
支尾根の頭から30分程の下降で、尾根の末端にある里の神社にたどり着いた。

“ふぅ~・・やっと藪漕ぎから解放された~!” 042.gif  024.gif
村道を少し下れば、マイカーをデポした中子沢温泉(閉館)の前に出る。
藪岩も好きだし、廃道探険も好きだが、さすがに今回の廃道は手ごわかった。 042.gif 


下権現堂山~上権現堂山は縦走ムードあふれる良いトレイルである。 049.gif  
廃道ルートは、ただの薮山、薮尾根で面白みに欠ける。が、低木の尾根なので展望は良い。
滝見台からはノーマルに手ノ又登山口へ下山することを強くお勧めするが、あえて苦難を求めたい方は勝手にどうぞ。 041.gif


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 3★ 中級~上級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約8時間(戸隠神社P 8:00‐5合目 9:00‐下権現堂山 10:00‐上権現堂山 11:25/12:00‐滝見台13:30‐中子沢P 16:00)
標高差: 約800m (累計高低差:約 1000m)

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# by dream8sue | 2018-11-11 11:46 | 新潟県エリア | Trackback | Comments(0)

群馬の駅からハイク vol.15:東吾妻町 関東の耶馬渓 吾妻渓谷で紅葉狩り    Agatsuma Valley in Higashiagatsuma, Gunma

Saturday, November 10, 2018
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群馬県の東吾妻町と長野原町にまたがる吾妻渓谷は、関東の耶馬渓と称されている景勝地であるが、
2020年に八ツ場(やんば)ダムの完成をもって約4分の1がダムの底に沈む。

ならば、完全な姿をとどめる今のうちに、国の名勝に指定されている吾妻渓谷を見ておきたいと思った。
しかし、遊歩道はすでに整備されていて、沈んでしまう上流部には現在は行くことができない状態だった。 145.png

ちなみに、国の名勝に指定されたのは、なんと1935年(昭和10年)なんだって!  005.gif 
そんな昔からの名勝がダムに沈むって・・歴史は動いているね~



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ハイキングの起点駅は、今年2018年の1月に行った芦鞍山(天狗山)と同じJR吾妻線の岩島駅(無人駅)である。

吾妻渓谷は、岩島駅から30分ほど国道145号(旧道)を西へ行った吾妻川に架かる橋 “ふれあい大橋” から3.5km上流の “八ツ場大橋” までの区間である。




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ふれあい大橋から見た吾妻渓谷。 
渓谷の東端にある小丘が “弁天島” であるが、現在は行くことができない。



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ふれあい大橋ができる前は、旧道にあるこの “雁ヶ沢橋(がんがさわばし)” が吾妻渓谷の起点であった。



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国道から ふれあい大橋を渡ったところには、道の駅あがつま峡 と日帰り入浴のできる 天狗の湯 が隣接している。
道の駅の休憩所で吾妻渓谷のガイドマップなども入手できる。

マイカー利用の場合は、こちらの道の駅パーキングが利用できる。 
なお、パーキングは他にも吾妻峡橋、猿橋近くにもあるので、ハイキングプランに合わせて利用すると良い。



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道の駅周辺は農園で、美味しそうなリンゴが実っていた。 道の駅の売店でも買えるよ。 111.png



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渓谷渓谷の右岸(川下に向かって右側)には未舗装のハイキングトレイルが、
左岸には旧国道の歩道を利用した遊歩道があり、両岸をつなぐ いくつかの橋が架かっているので、歩き方は自由自在である。

道の駅から右岸の遊歩道をスタートした私達を、早速、真っ赤に紅葉したモミジが出迎えてくれた。 060.gif



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黄葉も陽に照らされて輝いていた。 060.gif



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20分ほどで “吾妻峡橋” に着く。 岩壁に一筋の滝が流れているのが見える。



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さらに舗装道路の遊歩道を猿橋の手前まで行くと、未舗装のハイキングトレイルの道標があったのでそちらに進む。 070.gif 



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雑木林の中を歩いて行くと、一陣の風が吹き、いっせいに木の葉が舞って、映画のシーンのような光景に一同感激! 113.png



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程なく、新しくできた(2017年開通) “猿橋” 周辺に出るので、猿橋を渡って対岸(左岸)の遊歩道を歩く。 070.gif 



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対岸には、高さ200メートルの6枚の岩 “屏風岩” が目をひく。 114.png



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左岸からは “白絹の滝“ の絹のような細い流れと紅葉のコントラストが美しい。



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モミジ祭り!



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左岸の遊歩道は “若葉台” などの見晴台のある旧国道145号の歩道を歩く。 

八ツ場ダム建設に伴い国道145号は新道(バイパス)が開通し、旧道のこの区間は通行止めとなり、
現在は八ツ場ダム建設工事に伴う工事専用道路として利用されているようだ。

また、旧道の横には、すでに廃線になっているが、日本一短い鉄道トンネルで有名な “樽沢トンネル” も姿をとどめている。



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遊歩道からは吾妻渓谷の深く浸食した地形と、両岸の紅葉が織りなす美しい景観が見下ろせる。 177.png

若葉台から上流の紅葉台あたりまで(約900m)が “八丁暗がり” と呼ばれる、渓谷中最も川幅がせばまったところである。  
鹿飛びと呼ばれる川幅2~3メートルの場所もあるそうだ。



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旧道のトンネルが見えるあたり(鹿飛橋入口)で、階段を降りて “鹿飛橋(しかとびばし)” で再度渓谷を渡る。 



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う~ん、確かに両岸が狭まっているね。 鹿なら飛べるかもね。 037.gif 



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右岸に渡ると、山路(昔の街道)となり自然との一体感も増す。



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この樹木の紅葉が、赤とピンクの中間色で実に美しい。 何の木だろう?  039.gif 



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紅葉台周辺は、カエデ や モミジ の木が多いので燃える紅が見事だ。  177.png



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既に落葉した木々と紅葉している木々のコントラストもいい感じ。



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WOW! ゴールドの世界に魅入るハイカー



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観光地のトレイルではあるが、谷側だけではなく、山側も岩壁帯なので足回りはしっかりした靴の方が良い。
間違ってもサンダルやヒールの靴はNGだよ。 034.gif 



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やがて、対岸(左岸)に “新蓬来(しんほうらい)” の岩が見えてくる。 
新蓬来には大蓬莱と小蓬莱があり、こちらは “大蓬莱”



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“小蓬莱”の岩場を登れば、そこは見晴台で、目の前に八ツ場ダムの建設現場が見渡せる。
もう、すっかりダムの形ができているね。 

この上流には、私が初めてアイスクライミングをした “白糸の滝” があるが、現在は行くことができない。
私の思い出の滝はダムの底に沈んでしまうのかと思うと、無性に見たくなるものだ。 144.png



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小蓬莱の見晴台から左岸へ渡ることはできないので、往路を鹿飛橋まで戻り、そのまま右岸沿いに猿橋まで行く。
赤い鹿飛橋が西陽に照らされて、紅葉よりも紅く輝いていた。



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西陽効果で谷間の紅葉が一段と鮮やかになっている。



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鹿飛橋から猿橋までの右岸(川下に向かって右側)トレイルは、渓谷中でピカイチ!  177.png 177.png 177.png



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まだ歩いていない、猿橋と吾妻峡橋間の左岸を歩く為に、再び猿橋を渡る。 070.gif



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こちらも西陽効果で、対岸の山(天狗山)に陽が当たって紅葉がピカピカしている。 177.png



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天狗山(芦鞍山)の紅葉がモコモコして、まるでサクラの花のよう。 179.png



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目の前にある、紅くなりきれないグラデーションの紅葉が新鮮。



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新道(バイパス)ができる前の国道145号から何度も見ていた吾妻渓谷の紅葉であるが、今回、初めて渓谷の中を歩いた。
今が盛りの紅葉と渓流美を充分に堪能した秋の1日だった。

吾妻渓谷ガイドマップ(東吾妻町)DRサイト  

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初心者、初級者向け
距離:約12km/ 所要時間:休憩込で約5~6時間   標高差: 約250m

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# by dream8sue | 2018-11-10 19:07 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(0)

川上村 さらなる藪岩を求めて大原平のキレットを越える     Mount Oharadaira in Kawakami, Nagano

Sunday, November 4, 2018
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長野県南佐久郡川上村、ロッククライミングで有名な小川山や甲武信ヶ岳に行く時に通る村である。
今回は、小川山の北東、甲武信ヶ岳の北西に位置する大原平に登る。

大原平と言っても、ピンとこないだろう。
川上村の梓山集落の南に流れる梓川(上流に詰めれば国師ヶ岳)を挟んで、東に五郎山、西に長峰がある。

大原平(大原平ノ頭)は、長峰へ続く岩稜上の小ピークで、長峰の北側に位置する。
大原平へ通じる登山道は無く、藪と岩のバリエーションルートである。


このルートは一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のルート歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
長野県南佐久郡川上村を走る県道68号を甲武信ヶ岳登山口の毛木平方面へ向かい、途中の梓山集落から右(南)へ入る。
集落から右方向に伸びる農道を詰めると、獣避けゲートがあるので、その前に2台くらいパーキング可能。



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黄金色のカラマツの下を気持ちよくスタート・・・と、行きたいところであるが・・・
登攀具に慣れていないメンバーも多く、1時間ほど講習会をしてからの出発となる。

まあ、本来こんな藪岩ルート(バリエーション)は大人数で歩くようなルートではないのだが、
藪岩好きなんて物好きもけっこういるもので、総勢7人の大パーティーになってしまった。 105.png



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始めは藪岩とは思えない穏やかな ナラ や シラカバの雑木林を行く。
仕事路が山腹に薄っすらとあるが、始めから尾根通しに歩く方が良いだろう。



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ひと登りすると右側に1720m付近の岩峰群と思われる2つの岩峰が見えてくる。  005.gif 
こんな所で予想外の岩場のお目見えに、岩場好きメンバーの歓声が上がる。  060.gif



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やがて、尾根上に岩稜が現れたと思ったら、その下は穴空きだらけの洞穴状だった。

まるで原住民の住処だったかのような洞穴を、童心にかえって探検する。 
でも、遊ぶのは良いが、岩稜周辺は極めて脆い岩場なので、崩壊などの危険があることはお忘れなく。 034.gif 



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その先に進むと岩稜にシャクナゲなどの薮が出てくる。 藪をかき分けて急登をこなすと展望の開けた岩稜上に出る。



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川上村の田園風景が見え、梓川の対岸にせり立った五郎山が、カラマツの紅葉をまとっていた。  177.png



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西側の山腹に植えられたカラマツの紅葉が、まるで東山魁夷の画のようだ。  146.png 177.png



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そして、シャクナゲの薮をかき分け、次にマツやツガの薮をかき分けて登った先は・・  042.gif 



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10mほどのキレットになっていてフリーでは降りられない。 149.png
藪岩のトポでは迂回ルートを取っているが、できれば稜線をつなげて歩きたい。

ということで、両サイドを岩に挟まれて、左右は切れ落ちたコルにラペルで降りる。



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しかし、コルに降り立った目の前の岩場は脆い絶壁で直登は難しい。 
うまい具合に倒木が岩場の右端まで横たわっていたので、それを利用して右端のカンテ側に活路を探す。 



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心もとない細い立木にランニングビレイを取りながらカンテを登る。(Ⅲ級くらいの岩登り)



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上部は緩傾斜のナイフリッジ。 このリッジのトップに生えるマツの木にロープをフィックスする。



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振り返れば、カラマツの大海原のバックに、先ほど見た2つの岩峰が白い南壁を見せている。



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遠望には、川上村を取り巻く山並みが広がり、どこか日本離れした砂漠の大地のようにも見える。 005.gif 



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標高もだいぶ上がってきて、登ってきた岩稜が足下に伸び、目線の先には長野、群馬、埼玉を分ける県境尾根が波打っている。



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そして進行方向(南側)の目の前には、これから登る大原平への更なる岩稜(写真では分かりづらいが・・)が立ちはだかっている。 008.gif 



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が、その岩稜は見た目ほど悪くはなく、急な藪尾根ではあるが立木をホールドにしてフリーで登れる。 166.png
岩稜の上部には、真っ白な ハナゴケ? が足元に生えていて、まるで雪のようだ。



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そして、シャクナゲの薮を越えた先には展望の良い岩峰(大原平北峰?ジャンダルム?)に出た。
バックにそびえている山群は御座山(おぐらやま)だろう。




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大原平の三角点ピークはもう目と鼻の先。 ピークの手前には岩好きなら登りたくなるようなピナクルが立っている。



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・・・って、登ってるし!  005.gif
このピナクル、登るは易しだがクライムダウンが結構怖いので、岩登りに自信が無い人は登らない方が身のためだ。 
落ちたらまず助からない高さである。 149.png



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ピナクルは左(東側)を巻いて行ける。



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ピナクルの先の樹林の間を登れば大原平ノ頭(1970m)である。
山名板は無いが、枯れ木が石のファンデーションに固められて立っている。



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ピークからは、眼下にジオラマのような風景が広がっている。



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川上村のシンボルのような男山と天狗山(下記リンク参照) 雲の切れ間から、ときどき八ヶ岳の稜線も見える。




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まるでグランド・キャニオンのミニチュア版のようなブラウンの大地だ。
・・・って、グランド・キャニオン(下記リンク参照)に行ったことがあるのかって・・うふふ、それがあるんだな~ 037.gif 




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驚いたことに、大原平から先(南側)の千平、長峰まで、まだまだ鋭い岩稜帯が続いているではないか!  005.gif 
出来ればこのまま長峰まで岩稜通しに行ってみたいものだが、今回は時間切れだ。



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東に目を転ずれば、五郎山(下記リンク参照)の山頂部の岩場も顕著に見えるようになった。 
五郎山の山麓には 幻の滝 という滝もあるので、滝と岩山の両方が楽しめる良い山だ。




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さらに北東方向には、県境尾根のバックに両神山の山塊が頭をのぞかせている。



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山頂で展望を楽しんだ後は、ジャンダルム(北峰?)まで戻って、ランチ休憩。 063.gif 
壮大な景色を見ながらの休憩はあっという間に時間が過ぎる。 024.gif 059.gif  

ランチ後は、重い腰を上げて下山にかかるが、もちろん下山も路なき路のバリエーションである。



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ジャンダルムから5分ほど戻って右(東)へ伸びる支尾根を探す。
尾根と呼べるほどはっきりしたものは無いが、東へ降れそうな緩斜面を見つけトラバース気味に下って行く。

すると、ザレた脆い尾根上に乗るので、浮石に気をつけながら岩稜をコルまで降る。
コルから左へ回り込み、落葉が岩礫を隠し、足を取られる悪い斜面をひたすら降る。
うっかり握った枯れ木が折れてバランスを崩す、厄介な急斜面である。



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悪い急斜面と格闘すること約30分、古い道形に降りたった。
やれやれと思ったのも束の間で、道形も倒木の多い悪路である。 008.gif 



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この道形は、昔、この奥にあった木材加工場へ通じていた馬道らしい。
時たま現れる石垣が、かろうじて昔、ここに道があったことを偲ばせている。



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あら、タンポポンの種みたいな このモコモコは・・・マルバダケブキの種かしら?  



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やがて、行く手に岩稜が立ちふさがり道形は消える。 岩稜の基部に沿って右下へ右下へと降ることになる。



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岩稜が終わると ナラ や シラカバ の美しい雑木林となる。



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やがて、山麓の農道が見えてくるが農道には出ずに、左方向の支尾根に登り返し、最後は獣避けの柵に沿って農道終点のゲートまで戻る。


久しぶりの藪岩バリエーションに加え、7人という大パーティーでどうなるかと心配であったが、
蓋を開けてみれば足並みのそろった楽しい山行であった。 060.gif

また、このあたり一帯はカラマツ林で、ゴールドに色づいたカラマツが織りなす景色は見事としか言いようがない。
秋の日の低山ハイキングは、バリエーションが面白い! 049.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者~熟達者向け
距離:約4km/ 所要時間: 1時間のトレーニングと1時間のランチ休憩込で約8 時間(農道終点の獣避けゲート前 7:40‐岩穴‐展望岩‐キレット‐ジャンダルム(北峰)‐大原平ノ頭‐ジャンダルム‐東の支稜‐古い道形‐農道終点 15:40)
標高差: 約470m


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# by dream8sue | 2018-11-04 23:08 | 長野県エリア | Trackback | Comments(0)

南牧村 西上州の人知れぬ岩壁を攀じる ミホガハラのこぎり岩     Rock Climbing at Nokogiriiwa in Nanmoku, Gunma

Sunday, November 3, 2018
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群馬県南牧村と長野県佐久市の県境近くにある ミホガハラ のこぎり岩 に知り合いのクライマーがルートを開拓した。
ルート名は “アニバーサリー35” という2ピッチのルートだ。
西上州が紅葉最盛期の11月上旬、群馬チームでこのルートを登ってきた。



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<マイカーの場合>
関越自動車道、下仁田ICより国道254号で内山峠方向に進み、下仁田の町を抜け、
南牧村を流れる南牧川に沿って県道45号、93号で西へ向かう。

歓能集落で田口峠方面への道を右に分け、左の熊倉川沿いの道(県道108号)を直進すると、川の対岸に碧岩・大岩の登山口(三段の滝入口)を見る。
なおも直進して熊倉集落の三差路を左折し、“なんもく村自然公園キャンプ場” を目指す。

ミホガハラの登山口は、なんもく村自然公園キャンプ場と大上峠との中間くらいにある林道の切通し地点だ。
路肩の広がったスペースに数台のパーキング可能。



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大上峠方向に向かって、切り通しの手前の作業道を左(東)に入って行くと、すぐに左手の紅葉した林間にミホガハラのシルエットが見えてくる。



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ミホガハラのコルからスギ林へ入り直進(右下へ行く路もあるが、その路はNG)すると、作業道は消滅し、岩場(のこぎり岩の端)に当たる。

ちなみに、コルから作業道と分かれ、左の尾根を登ればミホガハラのピークである。 
下山は、ピーク経由でこの尾根を下ることになる。



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岩場の基部にそって、右下へ下降していくと、白っぽい壁の大ルンゼが出てくるので、さらに右下へ下降する。
大ルンゼから崩壊した岩礫が足元に転がった、悪いザレ場の下降となる。



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さらに、のこぎり岩の基部をトラバース。



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途中の岩場のトラバースも悪いので要注意。 034.gif 



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崩れた凹状地形を足場に気をつけながらトラバースすると、右側が切れ落ちてくるので、左からの派生尾根に登り返し、岩尾根の末端を左へ巻き上げる。



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岩尾根を左に巻き、急斜面を立木に伝って四つ足で登れば、右壁が迫った凹角状の岩場がある。
この岩場の左面をⅢ級ほどのクライミングで越える。



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さらにザレた斜面を急登すれば、のこぎり岩が目の前に迫って来る。



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取り付きは、やや左のナラの木が生えているあたり。 ビレイヤーはこの木でセルフビレイ。



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壁の左側を見れば、面白い形状をした岩が露出している。 005.gif 



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さらに、その左に目をやれば、矢沢峠の西側に広小屋山がそびえている。  177.png



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Okay, here we go!  070.gif    1P目: 20m弱 (5.9~5.10a) ボルト4本
取り付きは、右側を立った壁に抑えられた凹角状(それほど顕著ではない)のラインを登る。



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一見、階段状に見える出だしも、いざ取り付いてみると、意外に傾斜が強く、逆層でバランスを要する。  008.gif 
岩質は榛名山の黒岩に似ているから安山岩かな? 西上州の中では比較的固くて快適だ。 049.gif 



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取り付き地点がすでに高いので1P目から かなりの高度感があり、広小屋山などの県境尾根をバックにしたロケーションもなかなか良い。 



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1P目の終了点でセカンドをビレイする、先行パーティーのトップ。



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1P目の核心部は、終了点直下のホールドの乏しいフェイス。 149.png 008.gif 
4本目のボルトの打たれたフェイスを直登すれば10a はありそうだ。 
ボルトのやや左側(ボルト横2mくらい)から登れば5.9 くらいではないだろうか。 039.gif  



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2P目: 45m (5.6~5.7) ボルト5本。



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いや~・・このピッチはグレード以上に怖い。 008.gif
何故かというとボルトが遠い! 45mに5本って・・単純計算で9mに1本! ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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泣きながらリードするSueを心配そうに見守るビレイヤー。 紅葉が綺麗だね~



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なんて・・余裕はない、なぜなら3本目のボルトが見えない。  右を見てもイワヒバだけ・・ 143.png



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左を見てもドスラブのフェイスには何もない。 149.png



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左上ラインが傾斜が緩く、自然なラインであるが・・ボルトは無い! 143.png 
落ちる気はしないが、落ちれば大フォール・・・う~ん・・う~ん・・しばらく悩んだ末、覚悟を決めて左上に登る。 008.gif

2本目のボルトから5mほど登ったあたりで、ふと右横を見ると、突起した岩の上にボルトが光っていた! 113.png
ラインは直上だったのだ。 あわてて軌道修正を試みる。 008.gif
何とかトラバースできる距離だったので良かったが、もっと登っていたら軌道修正できなかったかもしれない。

2本目のボルトからは、3本目のボルトが見えないので、意識して直上すべし!  034.gif 



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3本目のボルトから上は、さらにスロープとなるが、プロテクションが遠いことに変わりはないので緊張が続く。



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そして、終了点は、マツの木の生えるナイフリッジ。  042.gif 



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このナイフリッジは、ミホガハラのピークから東に伸びるヤセ尾根なので、ミホガハラ側から尾根伝いに歩いて来られる。
そのことを裏付けるように、マツの幹には古い標識板がかかっていた。



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なので、下山は尾根伝いに西へ行けば良いのだが、両サイドがきれ落ちた絶壁なので慎重に!  034.gif 



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恐る恐る下を見れば、大上峠に通じる林道脇の紅葉が綺麗だ。 177.png



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北側へ目をやれば立岩の岩峰(下記リンク参照)を筆頭に、毛無岩や荒船山などの山並みがスカイラインに浮かんでいる。




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東側の近距離には西上州のマッターホルン碧岩と大岩(下記リンク参照)、その並びにはククリ岩の鋭鋒が見える。

幾度となく通った山であるが、こちら側のアングルで見るのは初めてだ。
ククリ岩もあんなに尖った岩峰だったんだね~




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碧岩をズームアップで見れば、南西壁に陽が当たって、明暗を分ける左のラインが碧岩西稜(下記リンク参照)だね。
手前の紅葉の尾根はタカノス岩かな。




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展望を楽しみながら西へ行けば、新しい山名板のあるミホガハラ(1160m)のピークに着く。
このピークから西側のスギ林を降れば、往路に通ったミホガハラのコルから林道へ戻れる。



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落葉を踏みしめて帰路に着く群馬チームの先鋭クライマーたち。

路を探しながらのアプローチに1時間、クライミングに2時間くらいと、半日仕事のルートであるが、
緊張の連続だったので、短い割には満足度の高いルートだった。



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開拓者のT氏より拝借した のこぎり岩の全景写真。
赤線が “アニバーサリー35” のライン。 青線はアプローチのイメージ。

蓼科山麓のトキン岩(下記リンク参照)同様に、今時のアルパインルートと言った感じである。


林道から取り付きまでは、トキン岩のそれよりも近い気がするので、
もう何本かルートがあれば、1日めいっぱい登れるので、出向く価値も出てくるだろう。
岩質も悪くないので、まだまだ開拓の余地はある気がする。

楽しいルートを作ってくれて、ありがとうございます。  040.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 



【おまけ:象ヶ滝】
滝の里、南牧村の三名瀑のひとつで、落ちる姿が象の鼻に似ている象ヶ滝。
熊倉集落の三差路(ここにも熊倉不動滝がある)を “なんもく村自然公園キャンプ場” には曲がらず西へ直進。
最後の人家を過ぎると、道幅が狭くなり(大きな車での走行が怖いくらい)やがてダート道になる。
橋の脇に2台ほどのパーキングスペースがあり、そこから徒歩20分くらい。
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# by dream8sue | 2018-11-03 20:44 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

日光 細尾峠から中禅寺湖の紅葉めぐり(後編)     Lake Chūzenji in Nikkō National Park

Thursday, November 1, 2018
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日光国立公園内にある中禅寺湖の紅葉狩り山行は、いろは坂の渋滞を避けて国道122号(旧道)の細尾峠から登るルートとした。

細尾峠から茶ノ木平に登り、中禅寺湖の東湖畔に降り、歌ヶ浜のパーキングまでの様子は前編に記載した。
後編では、歌ヶ浜からさらに半月山の登山口がある狸窪まで行き、半月山に登って茶ノ木平へ戻る。



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歌ヶ浜のパーキングから見る男体山。



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歌ヶ浜のパーキングからは、県道と並行して作られた遊歩道を歩く。
パーキングから狸窪までの間はイギリス、イタリア大使館の別荘公園があり、本日第2の紅葉ポイントである。



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湖畔の紅葉のバックに、対岸の紅葉も見えてダブル効果で美しい。



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太陽に輝く紅葉。 174.png 177.png



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あっという間に英国大使館別荘記念公園に到着。



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湖面のブルーと紅葉のコントラストが美しさを際立たせている。



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It’s soooooo gorgeous! 005.gif  177.png



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英国大使館別荘記念公園のすぐ隣がイタリア大使館別荘記念公園。
欧州の大使館って避暑地に別荘があるんだね。 海外の日本大使館も別荘とかもっているの? 039.gif



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湖面に浮かぶ落葉効果で湖畔も紅葉している。



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別荘記念公園までは観光客で賑わっているが、公園を抜けて狸窪へ向かうトレイルに入ると途端に静かになる。



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177.png この周辺は、絵画のように美しい。 177.png



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やがて、湖畔の1軒屋を過ぎると遮断機で車両止めとなる。 



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湖畔の紅葉は、中禅寺湖の南側にある八丁出島と呼ばれる半島まで続いている。



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このあたりが狸窪(むじなくぼ)で半月峠への登山口がある。 半月峠への登高の前に湖畔でランチタイム。 063.gif 111.png



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静かな湖畔に腰を下ろせば、目の前には男体山。 

湖に遊覧船が行き交う光景を見ながらのランチタイムはなんて贅沢な時間だろう。
湖畔からは時々、冷たい風が吹いてくるが、防寒着と暖かな飲み物があれば大丈夫。 063.gif 



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あまりにも素敵な場所なので、ついつい長居をしてしまった。 ランチタイムの後は、本日2度目の登りが待っている。



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狸窪の道標に従って、湖畔の南側の明るい雑木林のトレイルに入る。



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始めはゆるやかなトレイルも、徐々に勾配を増しスイッチバックの急登となる。 042.gif 



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やがて林床がササ原となり荒れた沢をトラバースしながら登りつめれば、そこは半月峠である。 042.gif 066.gif 



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半月峠から半月山の展望台までは30分程の登高である。 042.gif 
この30分の間に素晴らしい景色が展開する。 中禅寺湖と湖を取り囲む山々の眺望。



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半月峠を挟んだ反対方向へ目をやれば、阿世潟峠の先に大きくそびえる社山がカッコいい!

2015年の秋に社山の南稜(下記リンク参照)というバリエーションルートを登ったのだが、
12時間のロングルートで、つるべ落としの秋ということもあり、下山途中で日没をむかえてしまった経験がある。




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その登山口である足尾方面の山々に、雲の切れ間から太陽光線が差して、天使の階段を創っている。



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足場の悪いトレイルに息をきらせて登って行くと、右手(南側)に赤倉山へ続く尾根と、半月山パーキングが見えてくる。



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そして、ハイカーで賑わう半月山展望台に着く。  066.gif  お約束のショット。



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細長く突き出た八丁出島に陽が当たっている。 174.png



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中禅寺湖の北側の日光連山から頭を出している雪山は日光白根山(下記リンク参照)のようだ。




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写真をとったら混雑する半月展望台からは早々に降りて、半月山への縦走路に進む。
5分程の登りで半月山(1753m)のピークに着くが、展望の無い針葉樹林の中に三角点だけがある残念なピークだ。 141.png



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半月山から北東尾根のアップダウンを繰り返し、県道に隣接する中禅寺湖展望台まで降る。
右手(南側)に見える夕日岳方面の山ヒダが美しい。



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半月山から1時間弱、草付きの急坂を降りきれば、県道脇の中禅寺湖展望台に出る。 
午後になり、男体山に雲がかかってしまった。 137.png 175.png



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展望台からひと登りで、電波塔が建つ狸山(1622m)に到着。 
時間はすでに15時、時間が押しているのでどんどん先へ進む。 070.gif



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狸山からは歩き易いササ原尾根となり、15分程で県道の横断ポイント(茶ノ木平遊歩道入口バス停)に出る。



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県道を横断して登り上げた1495mの台地にも展望台があるので、最後の休憩をとる。 063.gif

昨年2017年の初夏に、中禅寺湖畔から半月山(下記リンク参照)を今回と逆回りのルートで歩いたが、
その日はあいにくの天気で、この展望台も含めて、まったく眺望が無かった。 




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しかし、今回は男体山の山麓に西陽が当たる素晴らしい景色を見ることができた。



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山麓の紅葉をズームアップして見れば、自然の織りなす芸術作品に目が釘付けとなる。 146.png 177.png



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さて、のんびりしてはいられない。 展望台から茶ノ木平への最後の登りに取り掛かる。
この間はカラマツ林の中のササ尾根を、背中に西陽を受けながらの登りである。



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カラマツの黄葉もいいね~



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やがてササの生い茂る平野に出れば、そこは茶ノ木平である。



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ササ原の中の分岐を右へ右へ(東方向)と行けば、往路で通った明智平との分岐に着く。
明智平へは次回の機会にして、細尾峠までのトレイル(前編を参照のこと)を一路降る。

紅葉狩り山行” という穏やかな言葉とは裏腹な全長約20km、累計高低差約1300mのハードなルートである。
しかし、素晴らしい景色と、歩きごたえのある充実した山行だったので星5つ!


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

 

私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約20km/ 所要時間:休憩込で約10時間(細尾峠 7:20‐茶ノ木平 9:30‐茶ノ木平登山口 10:20‐歌ヶ浜P 10:50‐狸窪 11:35/12:25‐半月峠13:30‐半月山 14:10‐狸山15:00‐茶ノ木平 15:30‐細尾峠 17:10)
標高差: 約500m(累計高低差 約1300m)


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# by dream8sue | 2018-11-01 11:58 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

日光 細尾峠から中禅寺湖の紅葉めぐり(前編)     Lake Chūzenji in Nikkō National Park

Thursday, November 1, 2018
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毎年、紅葉の時期になるとニュースになる日光国立公園のいろは坂の渋滞。
中禅寺湖の紅葉は観たいが、渋滞は避けたい。
そんな願いを叶えるハイキングトレイルが、今回私達が歩いた、国道122号(旧道)の細尾峠から登るルートだ。

このルート・・ “紅葉狩り山行” なんて言葉に騙されてはいけない。
登って、降って、また登って、また降るという、けっこうハードなトレイルである。

しかし、その甲斐あって、今が見頃の紅葉と日光の山々が織りなす風景は絵画のようであった。



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<マイカーの場合>
群馬県みどり市から渡良瀬渓谷に沿って国道122号を北上し、栃木県日光市に入る。
全長約3kmの日足トンネルの1kmほど手前から旧道に入り、つづら折りの旧道を細尾峠まで走る。

日光には何度も行っているが、国道122号に旧道があるなんて知らなかった!



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細尾峠から北側の尾根を登る。 (ちなみに、峠の南東尾根には夕日岳へ行くトレイルがある)
背の低いササ原と自然林の気持ちの良い尾根路を行くと、程なく1つ目のパワーラインの鉄塔の下を通過する。



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尾根の左手(西面)の斜面に陽があたり、ダケカンバの幹が白く輝いて綺麗だ。 177.png



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このあたりのモミジが調度いい感じに紅葉している。 101.png



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2つ目のパワーラインの鉄塔が建つあたりが1285mの台地で、ここから本格的な急登が始まる。



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秋色の山模様は素敵だけど・・けっこうな急登に汗をかく。  042.gif



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標高1400mあたりはツツジの群落なので、花期はきっと綺麗だろう。



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細尾峠の登山口から約1時間30分、大石が転がる “篭石” に着く。 
この先の尾根をひと登りすると1618mのピークだが、休憩するにはここの方が良いだろう。



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ササ原の中に三角点があるだけの1618mのピークを越えて、さらにササ原を行くと、華厳の滝の展望台駅などがある明智平へのトレイルを右に分ける。



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明智平の分岐を左(西)へ曲がり、茶ノ木平までカラマツやダケカンバ、ツガなどの雑木林の中を行く。



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茶ノ木平のササ原の中の分岐を右(北西)へ行くと・・



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あら、こんな所に小川が流れてる。



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小川を渡り右へ少し行くと、視界が開けた台地があり、そこは男体山(下記リンク参照)の展望台だった。




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男体山の右後ろには女峰山(下記リンク参照)の長く伸びる東尾根のスカイラインが見える。




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男体山の前には中禅寺湖の青い湖面と、そのバックには白根山群の山々が雲の帽子を被っている。
この展望が見れただけでも、登ってきた甲斐があった。 が、お楽しみはこれからだ。 



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まずは、展望台地から湖畔まで北側のトレイルを降る。 紅葉した樹木の間から湖畔がちらちらと見える。



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南西方向には遠く庚申山や皇海山のシルエットも見える。



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そして、標高をどんどん下げて行くと・・



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突然、目の前が黄金色に染まり、歓声が上がる。 005.gif 



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イエローも鮮やか!  177.png 177.png



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紅葉とブナの白い幹とのコラボも素敵!



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見上げればブルースカイに描かれた黄金の絵画。 146.png



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こんな所に予想外の紅葉鑑賞ポイントがあったとは知らなかった。



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紅葉を楽しみながら降っていくと、墓地の脇にある湖畔の登山口(茶ノ木平登山口)に降り立つ。



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中禅寺湖の湖畔は何やら工事をしているようで騒音に包まれていた。



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湖畔の登山口からリゾートホテルの裏道を抜け、中禅寺湖の東湖畔の車道に出る。
ここから歌ヶ浜のパーキングまで車道を左(南)へ進む。 



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観光客で賑わう立木観音の前を通って、歌ヶ浜のパーキングでトイレ休憩。



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紅い男体山を見るのは初めてかも・・



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パーキングのベンチで物思いにふける後姿の美人。 山も湖も後姿も美しいな~ 037.gif 

私達は、さらに半月山の登山口がある狸窪まで湖畔の遊歩道を歩いた。
この間はイギリス、イタリア大使館の別荘があり、本日第2の紅葉ポイントである。


紅葉が実に良いので、後編もチェックしてね。 049.gif 060.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約20km/ 所要時間:休憩込で約10時間(細尾峠 7:20‐茶ノ木平 9:30‐茶ノ木平登山口 10:20‐歌ヶ浜P 10:50‐狸窪 11:35/12:25‐半月峠13:30‐半月山 14:10‐狸山15:00‐茶ノ木平 15:30‐細尾峠 17:10)
標高差: 約500m(累計高低差 約1300m)


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# by dream8sue | 2018-11-01 01:51 | 日光 国立公園 | Trackback | Comments(0)

魚沼市 奥只見の秘峰 未丈ヶ岳の紅葉と山頂草原     Mount Mijogatake in Uonuma, Niigata

Friday, October 19, 2018
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前日に新潟県魚沼市の荒沢岳を登った私達は、翌日、未丈ヶ岳を登るべく麓で夜を明かした。 152.png

奥只見シルバーラインなどの交通手段がない頃は、魚沼の湯之谷村から奥只見方面へ行く時に、この未丈ヶ岳を越えて行ったそうだ。
この路は山菜取りや狩猟のためによく踏まれた、いわば生活の路だったのだろう。

そんな忘れられた山路を、ブナの紅葉に包まれて、先人たちの思いを偲びながら歩いた秋の一日だった。



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<マイカーの場合>
関越自動車道を小出ICで降り、国道352号を走り折立で奥只見シルバーライン(県道50号)に入る。
シルバーラインの途中にある “泣沢待避所” の左の待避スペースに車を止め、自分でシャッターをあげて車を入れる。

この扉が知る人ぞ知る秘密の?扉。 このバックサイドにシルバーラインが走っている。

シルバーラインは、ほとんどがトンネルの中(全長22kmのうち18kmがトンネル)なので、案内標識を見落とさないように走ること。
なお、奥只見シルバーライン(冬期閉鎖)は二輪車、歩行者の通行はできないので要注意。 034.gif    



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ゲートの前にもパーキングできるが、200m先にあるゼンマイ小屋周辺の広場(トンネル工事の砂利置き場跡)まで車で入れる。



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広場から三ツ又口までは、泣沢(オソノ沢)沿いのトレイルに入り、3回ほど泣沢を渡渉する。
始めの渡渉ポイントは、広場から北東のトレイルに進み、早々に沢へ降り、左岸(川下に向かって左側)から右岸へ渡る(フィックスロープあり)



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すぐに右岸から左岸へフックスロープを使ってターザンのように渡るポイントがある。



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しばらく左岸の草付きトレイルを行くと、左に水場があるので水筒を満たしておこう。



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沢沿いの草付きトレイルは、沢側へ滑り落ちそうな悪路で所々に補助ロープがかかっている。



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三ツ又口の手前で再び右岸へ渡るのだが、幅広の沢は増水時には靴を濡らす渡渉となる。 008.gif
私は登山靴を脱いで裸足で渡った。 148.png

なお、沢の両岸はクサリで登下降を要する岩場である。



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泣沢口のゲートから約1時間強、厄介なヘツリ路が終わり黒又川の鉄橋にでた。

高度感満点のこの鉄橋・・超怖い!  149.png
いや~手すりが無いだけで心理的にこんなにも怖いもんなんだね~   ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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ここは西から泣沢、東から水頭沢が本流と合わさるので三ツ又口と呼ばれている。
本流の黒又川の渓流もなかなか美しい・・が、手すりの無い橋の上からの撮影はドキドキする。 008.gif 



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ちょっとしたアトラクション気分で鉄橋を渡った対岸の台地には、山仕事の路がいくつもあるので、迷い込まないように道標に従って歩こう。



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そして、未丈ヶ岳から西へ張り出した尾根に取り付けば、後は迷うことの無い一本道である。



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いよいよ未丈ヶ岳への登りが始まる。
右手には、前日に12時間かけて登った、越後の穂高岳と呼ばれる荒沢岳(下記リンク参照)のシルエットが横たわっている。




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右方向(西)へ目をやれば壮麗な越後駒ケ岳が頭を出している。



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大きなマツやヒノキの茂る尾根を行くと、やがて岩の露出した急な登りとなる。
尾根の左側(北側)は水頭沢の絶壁、右側はミカグラ沢の流れに向かって、所々の斜面がガレているので要注意。 034.gif



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意外と長い尾根を登ること2時間弱、974mの小ピークに着いた。 
荒沢岳や越後駒ケ岳、中ノ岳の眺望を楽しみながら休憩する。 063.gif 



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前方には目指す未丈ヶ岳が “早くいらっしょい” と呼んでいる。 037.gif



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おや、この花は・・雪国の春一番に咲くイワウチワかしら? 暖かいので季節を間違えたようだね。 056.gif 037.gif



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974mピークから北東にゆるく降った所が、大きなマツの木が枝を広げる “松の木ダオ” である。
見事なマツの大木が並んだ素敵な場所だ。



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・・が、残念ながら立ち枯れした木も多い。



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トレイルはだんだん急になりブナの原生林へと変わる。 倒木がトレイルを塞いでいる場所も数カ所ある。 143.png



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根元が曲がったブナの木が雪国の森らしい。 101.png



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徐々に高度を上げ、標高1200mあたりを登っていくと、坂道の途中に三角点があった。 
私の中では三角点は見晴らしの良いピークなどにあるものという認識だったので、
見晴しの良くないこんな場所にあるのは不思議だな~と思ったら、ここは地図上に表記されている1204mの場所だった。



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このあたりから紅葉が一段と鮮やかになってくる。



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勾配のきつくなった路をひと登りすると、ブナ林は灌木帯に変わり前方が開けてくる。



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尾根の南側を巻く路からは、ミカグラ沢源頭部へ張り出した支尾根の紅葉が陽に照らされて美しい。 177.png 177.png



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北側の紅葉のバックには大鳥岳などの郡境稜線が見える。



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北側に突起した岩峰が見える。 



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ブナ林を抜けても急登は続く。 いつの間にかトレイルに同化した倒木の路は、滑り易い露岩まじりの悪場でもある。



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でも、ゴールドに輝く路は秋ならではの心躍るシーンを見せてくれる。 177.png



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やがて、未丈ヶ岳の山頂部が現れ、ササやツツジなどの灌木が生える崩れやすい尾根をなおも急登する。



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頭上に見えていた岩峰が目線の高さになり、その横顔が怖い顔をしたトトロみたい。 037.gif 



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越えてきた小ピークの紅葉。 177.png



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そして、ササ原のトレイルを登りきれば、そこは未丈ヶ岳(1553m)である。

西には越後三山から荒沢岳、燧ヶ岳や上越国境の山々が一望でき、奥只見湖の手前には丸山のスキー場も見える。
北側の湖は只見川の水をたたえる大鳥ダムで、その東側にもカッコいい山々が連なっているが、その山域に登山道は無い。

また、以前は山頂の反対側、大鳥池を通って大烏口へ下るトレイルがあったようだが、今は完全な廃道である。
先人たちが生活路として使っていた路は今や跡形もないようだ。



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山頂から西へ少し下った所には、休憩するにはもってこいの草原がある。 063.gif
草紅葉に腰を下ろせば、自分が秘峰の山にいることを忘れて、どこか別の空間に身を置いているような不思議な感覚になる。  



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この山頂草原は、夏まで残雪をとどめ、ニッコウキスゲなどの高山植物が咲くラブリーな場所のようだ。



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下山は、ブナ林が西陽に輝く往路を戻る。

登山地図に “マムシ等の蛇が多い注意” とあるが、
まさかこの時期に蛇はいないだろうと思っていたら、なんと下山途中でマムシをみた。  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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山頂で会った地元男性は、この山のことを熟知していて、この日もキノコ狩りのついでにピークまで登ってきたという健脚ハイカーだった。
その方に美味しそうなクリタケをいただきました。 ご馳走様でした。 040.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約11km/ 所要時間:休憩込で約10.5時間(泣沢口P 6:10‐鉄橋 7:20‐三ツ又口 7:30/8:00‐974ピーク 9:50/10:00‐松ノ木ダオ‐未丈ヶ岳11:45/12:15‐松ノ木ダオ‐974ピーク‐三ッ又口‐泣沢口P 16:30)
標高差: 約1000m


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# by dream8sue | 2018-10-19 22:31 | 新潟県エリア | Trackback | Comments(0)