南アルプス 白峰三山縦走 Day3 農鳥岳から大門沢     Mount Nōtori in Minami Alps National Park

Friday, August 31, 2018
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南アルプスの白峰三山縦走3日目は、農鳥小屋からスタートする。
前日に北岳から間ノ岳(下記リンク参照)を越えた私達は農鳥小屋で足止めをくらった。 143.png

前日は悪天から徐々に好転し、夜半には甲府市街の夜景も見れたのだが、朝を迎える頃にはまたまた強風と濃霧に包まれてしまった。 149.png
台風が接近している中の山行なので、目まぐるしく変わる天気は仕方ないと、覚悟を決めて強風の農鳥岳に登りだす。 008.gif




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東西2つのピークをもつ農鳥岳であるが、まずは西農鳥岳を登る。
いきなりの急登を1時間ほど頑張れば西農鳥岳(3051m)である。 
さらに30分ほどで農鳥岳(3026m)であるが、この間が強風マックスで身体が飛ばさせそうだった!  149.png
ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!! I will be blown away!

“だから、やはり前日のうちに農鳥岳を越えておけばよかったのに!” と心の声。 033.gif
結果的には、前日に農鳥小屋で泊まったこと(半強制的な足止め)がアダになった!



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霧で視界の無い農鳥岳を後にして、大門沢下降点(広河内岳分岐)へ向かう。
農鳥岳から稜線を外れ、東面の凹状地を行くトレイルでは嘘のように風が納まる。が、稜線に出ると強風との闘いとなる。 008.gif 
小さな岩場のセクションをいくつかこなしながら、鐘付きのイエロー鉄塔の立つ大門沢下降点に着く。 

晴れていれば塩見岳や荒川三山も見え、3000m級の山々とお別れで後ろ髪をひかれる場所であるが、
この悪天では、 “やれやれ・・これで強風から逃れられる” と、安堵し、さっさと下降に取りかかる。 129.png



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下降点からハイマツ帯のスイッチバックを降っていくと、ガレて岩が露出した悪いトラバースにはフィックスロープが張られていた。



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やがて、シラベやツガなどの針葉樹林帯に入り、木の根や石ころが露出した歩き難い急坂が始まる。 



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1時間ほど降って針葉樹林帯が終わり、左側が開けて大門沢の源流部が現れる。



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ザレた尾根から植物の群落となっている河原に出る。



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大門沢に流れ込む支流を渡渉しながら、大門沢右岸についたトレイルをひたすら、ひたすら降る。 



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大門沢小屋はまだか、まだかと思いながら歩くうちに なだらかなシラビソの森となる。 177.png



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森にはキノコがいっぱい。 
先ほどまで強風に痛めつけられていた気持ちは、いつの間にかキノコの森に夢中になっていた。 037.gif 



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そして、大門沢下降点から、ひたすら降ること約2時間30分、ようやく大門沢小屋に到着。 042.gif

一気に標高を下げたが、大門沢小屋から奈良田まで、まだ4時間弱の道のりがあるので、ここでしっかり休憩をしておこう。 063.gif  
なにせ、稜線から奈良田までの標高差は2000m以上もあるのだから。 ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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さて、大門沢小屋から(奈良田まで)は、勾配は無いが長距離であることを覚悟しなければならない。
まず、小屋から河原に降りて、大門沢を渡り返しながら行く。



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やがて右岸(川下に向かって右側)のトラバース路に入ると、浸み出しの多い悪路となる。 144.png



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大門沢小屋を出て、ちょうど1時間。 小尾根を巻きながらの長い山腹歩きとなる。 042.gif



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この間は広葉樹のとても綺麗な林相で、鼻歌でも歌いたくなるような気持ちの良いトレイルだ。  113.png 060.gif 



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そんな広葉樹林の森も、このドラム缶地点で終わり、その後は小尾根の急坂から再び河原に降り立つ。



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大門沢へ流れ込む支流(大コモリ沢)を渡るが、支流の流れも大きくなり、いよいよ下流域に降りてきた感じがする。



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さらに広河内と名を変えた大門沢の右岸を、小尾根を越えながら行く。



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支流の小コモリ沢を飛び石で渡り、ようやく本流を吊橋で渡れば・・



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・・そこには発電所の沈砂池があった。



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沈砂池の先で登山道はブロックされていて、迂回路でパイプ手すりのある急坂を降りれば、砂防工事現場から林道に出る。



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林道が幅広の歩き易い路で “ムジナ坂休み場” の東屋がある。  063.gif 
ゴールは近いが、朝からの疲れが出てきて足が勝手に止まって、身体が勝手に腰を下ろしてしまう。  105.png



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東屋から20分で山梨県営南アルプス林道(旧南アルプススーパー林道) 第一発電所のバス停に出る。 
“ふぅ~・・長い下りだったな~” 042.gif

バス停でバスを待っても、運よくバスが来ることはまず無いので、車道を奈良田まで(約30分)歩く。



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奈良田パーキングまで行き交うトラックに気をつけながら車道を歩いて行くと、路肩にキモイくらいの大きなキノコが群生していた。


3日間の白峰三山縦走はピーカンとはいかなかったが、間ノ岳と農鳥岳を始めて歩くことができた。

ちなみに、白峰三山縦走を北から南に歩く場合は、北岳肩ノ小屋を早朝に出発できれば、1日で大門沢小屋まで下れることが分かった。
問題は農鳥小屋の関所 041.gif をいかに早い時間に通過するかである。

The end.


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約13km/ 所要時間:休憩込で約8.5時間(農鳥小屋 5:00‐西農鳥岳‐農鳥岳 9:30‐大門沢下降点 7:10‐大門沢小屋 9:40/10:10‐第一発電所バス停 13:00‐奈良田P 13:30)
標高差: 約2200m


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# by dream8sue | 2018-10-14 15:17 | 南アルプス 国立公園 | Trackback | Comments(0)

南アルプス 白峰三山縦走 Day2 北岳から間ノ岳     Mount Aino in Minami Alps National Park

Thursday, August 30, 2018
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  南アルプスの白峰三山縦走2日目は、北岳肩ノ小屋からスタートする。  070.gif 

北岳周辺は前夜から強風と霧に覆われていた。 
強風に恐れをなした同行者1人は白根御池経由で下山となった。

もう1人の同行者と白峰三山の縦走を続行することにしたが、予定よりもスタート時間を大幅に遅らせての出発となった。
あわよくば一気に北岳から間ノ岳、農鳥岳を越えようとしたのだが・・・結果的に、この出発の遅れが後の行動に災いした。

なお、白峰三山縦走の初日、広河原から北岳山荘までのトレイルは下記のリンクを参照してください。




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肩ノ小屋から北岳へは、小屋のバックサイトの急斜面を登り、両俣分岐を右に分ける。
分岐からさらに20分程の登りで、たくさんの道標やケルンのある北岳の山頂に着く。 066.gif



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北岳(3193m)は、言うまでもない富士山に次ぐNO.2の高峰。 南アルプスでは人気NO.1の山だろう。  177.png
あいにくの霧で眺望は無いが、ほっかぶりした地蔵に、ほっこりした気分にさせられ笑顔になる。  037.gif



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北岳からはひたすら稜線を南下すればよい。
しかし、尾根が広く平坦なので、霧の濃い日は吊尾根などの路に入らぬよう注意が必要だ。 034.gif



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また、この日のような霧で見通しが悪い日は、鉄棒のケルンがガイダンスとして有難いね。



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展望の無い日は花を楽しみたいところであるが、さすがにこの時季のこの標高では、高山植物はほとんど咲き終わっている。 
シオガマやキンロバイがかろうじて咲いていた。 056.gif 



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やがて、八本歯ノコルからのトレイルを交え、北岳から降ること約1時間、左下に北岳山荘が見えてきた。 
北岳山荘は水を無料で登山者に提供してくれているのが嬉しいね。  040.gif 



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山荘の東側ベンチで休憩していると、雲が速い動きで生き物のように形を変えていく。  063.gif 005.gif  
バックに富士山の青いシルエットを浮かべ、まるで天体ショーを見るようだ。   Awesome!  038.gif 



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北岳山荘から間ノ岳へのトレイルでは、まず中白峰への登りがある。  070.gif 



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中白峰への山稜はゆるやかに見えるが、意外に傾斜がある。  042.gif 



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中白峰(3055m)は、トレイルの一部という感じであまり魅力的ではない・・ので、休むことなく通過!



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左手に富士山を見ながら一歩一歩距離を詰めれば、北岳がもうあんなに遠ざかっている。



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そして、南側にはどっしりとした山容が特徴的な間ノ岳が霧の中で見え隠れしている。

完璧に3000mを越えた稜線散歩は、山麓から見上げていた高みの峰々が目の高さに見渡せる。
空気と、風と、陽ざしを肌に感じ、この場に来なければ絶対に味わえないゴージャスな散歩である。 113.png



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間の岳へは、基部から右側の山稜をゆるやかにたどれば、広い山頂に達する。  



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富士山、北岳に次ぐNO.3の高峰、間ノ岳(3190m)に到着。  066.gif
山頂は静岡県の最北であるとともに山梨県との県境で、駿河湾に流れ込む大井川の源流域に位置している。



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山頂からは、360度のパンラマが得られる・・が、この日は、鳳凰山塊はクリアであったが、甲斐駒ケ岳や仙丈岳のトップは雲が隠していた。 

また、間の岳周辺のような広い尾根は、晴れていればすこぶる気分の良い山稜であるが、
ひとたび天気が荒れて霧に巻かれると方向を誤る危険地帯に変貌するということを忘れてはならない。  034.gif



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だから・・すぐ目の前に君臨する農鳥岳も、この日のうちに越えておきたかった・・・が・・・ 148.png



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間ノ岳から農鳥小屋までは南東の平坦な砂地から標高差約400mを一気に下降する。



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砂地からハイマツの岩礫の急斜面となり、ガラガラの破片岩が転がるスイッチバックの悪路を降る。



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そして、本ルート最難関?の関所、農鳥小屋に着く。  066.gif
関所の門番のように立ち塞がる小屋主の手形改めにあい、関所破りに失敗した私達は半強制的にステイを余儀なくされた。 145.png

小屋主の説教を迷惑ととらえるか、有難いととらえるかは登山者の経験や実力によって異なるだろう。  045.gif  046.gif 
小屋主は、冬期登攀や世界の壁を登るような岳人にも説教ができるほどの実績を持っているのだろうか?  039.gif 



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農鳥小屋のキャンプサイトで、時間を持て余しながら半日をつぶす。  063.gif 059.gif 
まあ、思わぬ場所でのステイとなったが、キャンプサイトからは富士山がよく見える。

ちなみに、キャンプサイトから水場へは、荒川(野呂川支流)源流部へ往復30分。  042.gif 



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水汲みの帰りにダケカンバの枝にとまる、数羽の ホシガラス をみた。


この日の夜半まではスカイコンディションはクリアで、甲府盆地の夜景も見えたのだが、  173.png
朝を向かえる頃から荒れ出し、強風と濃霧となってしまった。 149.png  176.png  013.gif

to be continued ・・・


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 5★ 中級者向け
距離:約6km/ 所要時間:休憩込で約5時間(北岳肩ノ小屋 8:30‐北岳 8:15/9:25‐北岳山荘 10:25/10:50‐中白峰 11:30‐間ノ岳12:40/12:50‐農取小屋 13:30)
標高差: 約+500m/-700m


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# by dream8sue | 2018-10-14 13:53 | 南アルプス 国立公園 | Trackback | Comments(0)

南アルプス 白峰三山縦走 Day1 広河原から北岳     Mount Kita in Minami Alps National Park

Wednesday, August 29, 2018
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数年前に南アルプス国立公園に属す鳳凰三山(下記リンク参照)を歩いた時に見た北岳から南に伸びる峰々の威容が印象的だった。
過去に何度も北岳には登っていたが、北岳から南の峰々には足を運んだことが無かった。

そこで2018年8月の下旬に、南アルプスの白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)を歩くことにした。 070.gif 
台風続きの不順な天気の隙間を狙っての山行であったため、天気が良かったのは3日間のうち1日にも満たなかった。 137.png






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 <マイカーの場合>
北岳の登山基地となる広河原まではマイカー規制されているので、マイカーでのアクセスでも奈良田温泉でパークアンドライドを強いられる。

中央自動車道の甲府南ICから国道140号で西へ走り、国道52号に合流し身延町へ大きく南下する。
“飯富” 交差点を右折して早川町までは約35km(約1時間)。
そこから早川上流の野呂川流域へ向かって、山梨県営南アルプス林道(旧南アルプススーパー林道) をさらに25kmほど今度は北上する。

奈良田湖(西山ダム)、奈良田温泉街を通り抜け、最奥の奈良田パーキング(350台可能 / 無料)に駐車。
500mほど手前の寺の前にも “奈良田”バス停 があり小さなパーキングが隣接している。

奈良田パーキング(奈良田駐車場バス停)から広河原まではバス移動(片道1030円+協力金100円)約50分。
広河原には立派なインフォメーションセンターが建てられている。

なお、甲斐駒ケ岳や仙丈岳のベースとなる北沢峠へは、広河原で北沢峠行きバスに乗り換える必要がある。
また、白峰三山を時計廻りで歩く場合は、農鳥岳登山口(大門沢コース)の入口にある “第一発電所” で下車する。



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私はマイカー規制以前の広河原の記憶しかなかったので、様変わりした広河原に立ち、気分は浦島太郎であった。
それでも “ようこそ、南アルプスへ” と、 フジアザミ や クサボタン(写真) などの花に出迎えられて心が和む。



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インフォメーションセンターから50mほど先にある吊り橋で野呂川の右岸(川下に向かって右側)へ渡る。
右岸には広河原山荘があり、山荘の左脇からトレイルへ進む。



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広河原から20分程で右に白根御池へのトレイルを分ける。 
白根御池には小屋もキャンプサイトもあり、北岳バットレス登攀のベースとして、昔よく使った場所である。



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野呂川の支流である大樺沢に沿って行くこのルートは、白根御池ルートよりも後からできた路であるが、
今では北岳へのアプローチとして、メジャールートとなっている。



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大樺沢の左岸(川下に向かって左側)の樹林帯から、河原を丸太橋やパイプ橋で右岸へ渡る。



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右岸の疎林をさかのぼるトレイルは、支流の流れも多く夏から秋の花で埋め尽されている。 056.gif 056.gif



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右岸尾根から再度、大樺沢の左岸へ渡り、草付きを登れば大樺沢二俣である。



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広河原から約3時間、チップ制公衆トイレの設置されている二俣に到着。

トレイルはここで3方向に分岐する。 白根御池への右の路と、左へ大樺沢本流に沿って八本歯ノコルへ行く路。
そして、私達がこれから登る中央の路は、大樺沢右俣から小太郎尾根に出て北岳肩ノ小屋へ続く。



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東側には、野呂川をへだてて鳳凰山塊が花崗岩の白い頂をのぞかせている。



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北岳の東面に切り立つ約600mの岩壁が北岳バットレスである。
昔、何度か登った岩壁であるが、二俣から見るバットレスは “こんなに貧弱な岩壁だったかな~” と、遠い日の記憶とはあまりにもかけ離れていた。



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右俣の流れと離れて、右手の草付きトレイルに入ると ダケカンバ や ミヤマハンノキ、赤い実を付けたナナカマドなどの樹林帯となる。



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おや、枝豆? スナップエンドウ? う~ん、それは無いな~  タイツルオウギの実かな?



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北岳方面の稜線が青空に映えている。 このまま天気が良くなるかのように思われたが・・・140.png



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鹿避けネットに囲われた花畑を過ぎると、いよいよスイッチバックの急登が始まる。
テント装備の重荷が肩に食い込む。 所々で休憩したり、足元に咲く高山植物の写真を撮ったりしながら登高をこなす。 042.gif



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二俣から登ること約2時間30分、白根御池へ続く草すべりルートと合流する。
そこからさらに20分、下山するハイカーたちと路を譲り合いながら登れば小太郎尾根に出る。



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登り着いた小太郎尾根からは、北側に小太郎山と、バックには甲斐駒ケ岳や鋸岳(下記リンク参照)が鎮座している。




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さて、後は稜線伝いに北岳肩ノ小屋まで登りつめればよい。 
怪しかった天気は、ついに霧が湧いてきて、周囲の山々を隠してしまった。



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展望が無いなら、足元の花を楽しもう。 
高山植物も終盤をむかえていて種類は少ないものの コバノコゴメグサ? は最後の命を燃やすかのように咲き誇っていた。 056.gif



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稜線の右(西側)を巻きながらハイマツの生えた急な岩塊を越える。
ハイマツの間をチョロチョロと動く動物がいる・・オコジョだ! 005.gif



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思わぬオコジョとの出会いに気を良くして登れば、程なく稜線のキャンプサイトに着く。



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稜線のキャンプサイトから5分で、日本有数の標高を誇る北岳肩ノ小屋である。

私達が肩ノ小屋に着いた頃にはすっかり霧に覆われてしまった。
キャンプサイトは肩ノ小屋の東斜面にもあり、風当たりは稜線のサイトより弱いだろう。

白峰三山縦走の初日は、はっきりしない空模様に翌日の行程を心配しながら、3000mの稜線で風に吹かれながら眠る。

to be continued ・・・


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約7時間(奈良田P 8:42=広河原 9:30/9:40‐大樺沢二俣 12:30‐草すべり分岐 15:00‐小太郎尾根分岐‐北岳肩の小屋 16:00)
標高差: 約1500m

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# by dream8sue | 2018-10-14 12:04 | 南アルプス 国立公園 | Trackback | Comments(0)

北八ヶ岳 シャクナゲ尾根でみたキノコたち     Mount Nyu in Northern Yatsugatake

Wednesday, October 3, 2018
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2018年10月上旬、北八ヶ岳の稲子湯からミドリ池とシャクナゲ尾根経由でニュウに登った。 070.gif 
その際にたくさんのキノコを見たので写真を残しておく。

私はキノコのことは全く分からないが、夏は花を、秋は花に代わってキノコを鑑賞している。
なので、主にビジュアルの美しい、可愛い、時にグロテスクなのもあり~ 041.gif  って感じである。
ただ、花よりもキノコの同定は難しく、名前がさっぱり分からない。 039.gif 

このブログをみて、キノコの名前に詳しい方がいましたらコメントいただければありがたいです。 040.gif  
あ、でもご心配なく、私はお店で売っているキノコ以外は食べないので、採取目的ではありません。 046.gif 
花の名前を知るように、キノコの名前も知っている方が、知らないよりもキノコに親しみがもてるかな~と思うので。 102.png



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ミドリ池へ登る針葉樹林帯の苔の中から顔を出していた、小型のキノコ。 まさに花笠みたいで可愛いね~ 037.gif 



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こちらもミドリ池へ登る針葉樹林帯の苔の中で、見るからに Theキノコ! っていう中型のキノコ。



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同じくミドリ池へ登る針葉樹林帯の苔の中のキノコ。 白っぽい色でニョキっと曲がった柄が面白い。 037.gif 



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しらびそ小屋へ向かう水平路に1つだけ出ていた、キモイやつ。 149.png
キモイから無視しようとしたが、もしかして ノボリリュウタケ というキノコのなれの果てかな?と思い1枚だけ写真に残した。



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この白くて平たいキノコもよく見かけるね。 スギヒラタケかな?



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カラマツ林の林床で見かけた小型のキノコ。 秋色のキノコって感じで良いね~ 162.png



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同じくカラマツ林の林床で見かけた小型のキノコ。 



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Wow! 双子のベイビーみたい。 037.gif 



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これは、ニュウへ向かう途中の林道の脇の広葉樹の落葉の中に埋もれていたキノコ。



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シャクナゲ尾根の比較的明るい広葉樹と針葉樹の雑木林の落葉の中から地上に発生していた赤っぽいキノコ



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キャー! 黒光りしてる!  005.gif 



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なんかクタクタだね~



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こちらは広葉樹の倒木に生えていたキノコ。 ヌメリスギタケモドキに似ているような・・? 039.gif 



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このキノコの柄の部分も乾いていた。



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シャクナゲ尾根のシャクナゲ帯に入り、マツの木の幹から横向きに生えていたキノコ。  113.png



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ゲゲゲ・・大きなゲル状のキモイやつ。 143.png 149.png



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針葉樹林帯の倒木の苔の中から白っぽい傘をさしているキノコ



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この辺りからずっと針葉樹林帯。 肉厚で美味しそうだけど・・ 126.png



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う~ん、これも肉厚でよく見かけるタイプ。



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頭のてっぺんが飛び出ている “イボ” のあるキノコ。



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ライトイエローが綺麗なキノコで、てっぺんだけ黒い。



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針葉樹の根元の苔に花のように広がっていた大型のキノコ。 005.gif 



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針葉樹林の幹に生えていたキノコ。



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Wow! 傘の上に乗った松葉がいいね~ 102.png



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カラマツの落葉の中から・・こんにちは。



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この集団もマツ林の落葉の中。



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北八ヶ岳には苔の絨毯が多いので、苔から生えるキノコもたくさんあるね。



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Wow! 私でも知っている毒キノコ ベニテングタケ。 



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純白で綺麗だが、こいつも毒に違いない! Destroy Angel 114.png



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最後に広葉樹の林道で見つけたキノコ。 ピンボケだけど、傘の下に子供の傘がいる、私のお気に入りの1枚。 162.png



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パープルの傘と黒い柄がシックで美しいキノコ。



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たった今、土から顔を出したばかりの全身イエローのキノコ。


花の少ない時季だけど、こんなにたくさんのキノコに会えて、秋のトレイルも楽しいね。
それにしても、色、形、大きさも様々でキノコの世界も面白いね。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


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# by dream8sue | 2018-10-03 23:59 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)

北八ヶ岳 稲子湯から登る大展望のニュウ     Mount Nyu in Northern Yatsugatake

Wednesday, October 3, 2018
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台風シーズン本番の2018年10月上旬、北八ヶ岳のニュウに登ってきた。
ニュウには白駒池からアプローチするハイカーがほとんどだが、
稲子湯(ミドリ池入口)からシャクナゲ尾根(白駒林道)で登るルートはハイカーも少なく静かだ。

シャクナゲ尾根は、下部は名前の通りシャクナゲ帯で、標高を上げるとともに北八ヶ岳らしい原生林と苔の世界が広がる。
しかし、シャクナゲ尾根の途中で、トレイルの一部が今回の台風で崩壊していた。 149.png
崩壊したばかりと思われる状態で、まだ行政も把握していないだろう。 046.gif

ニュウの展望は聞いていた通りの大展望で、頑張った甲斐があった。 174.png
時間が無かったので、白駒池には寄れなかったが、ニュウの山頂から見る限りでは、湖畔の紅葉が真っ赤に色づいていた。

ちなみに、今回の台風の影響でミドリ池が氾濫し、ミドリ池への登山道も通行不可で、ミドリ池から先の中山峠、本沢温泉方面も通行できない



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<マイカーの場合>
みぢり池パーキングへは、稲子湯へ行く道路の5分くらい手前にあるので、
稲子湯(長野県南佐久郡小海町大字稲子1343)をターゲットして行けばよい。

群馬県側からは国道254号で内山峠を越え、国道141号を南下し “松原湖入口” の信号を右折。
松原湖を右に見ながら県道を9kmほど走ると、稲子湯方面へ行く三差路が交わるので左折する。
約3kmでミドリ池登山口のパーキングが右手にある。

シャクナゲ尾根の登山口は、このゲートの20m手前。



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始めは林道掘削地や伐採地を通り、明るい広葉樹林帯を登る。 070.gif 



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20分ほどで林道にでる。 地図で見る限りでは、この林道は白樺尾根を横切り国道299号線に通じている。

赤テープの代わりに、このイエローのPower Bar のテープが水先案内となっている。
何でかしら? Power Bar のメーカー(パワースポーツ)がスポンサーになっているのかな? 039.gif 



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林道を右に5分ほど行くと左の尾根(シャクナゲ尾根)に入る矢印がある。



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シャクナゲ尾根に取り付いて程なく、良い目印になる大きな岩のある尾根に乗る。
この尾根はシャクナゲ尾根のまだまだ末端であるが、広葉樹と針葉樹が適度に混ざっていてキノコの宝庫だ。



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やがて、ササの林床が終わり、シャクナゲ帯が始まる。



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しばらくは西に向かってひたすらシャクナゲ帯を行く。 070.gif 



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シャクナゲ帯が終わると、ツガなどの生える美しい尾根となる。



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ここからトレイルが右(北)へ曲がって行く。 070.gif 



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山腹を巻き上げていくと、突然トレイルが無くなっている。 どうやら最近の台風で崩壊したようだ。 149.png
シャクナゲ尾根の崩壊地 with Power Bar! 



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Power Barテープが崩壊地の先についているが地盤がゆるんでいて、とても歩ける状態ではない。 008.gif
命が惜しいので、その間(短い距離だが・・)を自主的に迂回、完全な藪漕ぎとなる。 034.gif



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崩壊地を過ぎると、徐々に標高が上がってきて、あたりの雰囲気もしっとりとした針葉樹の森となる。



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足元に顔をのぞかせている たくさんのキノコに気を取られてなかなかピッチが上がらない。
この針葉樹の根元に置かれた道標の場所から、さらに大きく右へカーブして行く。



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すると、あたりは一段と深山幽谷の雰囲気を漂わせる。
苔が一面、木の根や岩を覆い、靴底に柔らかな腐葉土の感触を感じながら歩く。 070.gif  



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“こっちでいいのかな~” 迷路のような薄暗い原生林の中を、踏み跡を追いながら行くので、道標があるとホッとする。



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苔の壁



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苔の中に ワカメ? いや、これも苔なのかな~? 039.gif



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苔の路 with Power Bar!。 



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終始、展望の無いトレイルなので、こんな路は好きではないという人もいるだろうが、私は嫌いではない。 045.gif



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そして、巻き路から突然、涸れ沢(台風の後で荒れた感じ)に出るので、この沢を20mほど登り、右の斜面に続くトレイルに入る。



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広葉樹林の坂路を登ると沢が見下ろせて、いくらか色づいた紅葉が見られる。



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さらに、灌木帯から再び緩やかなシラビソの樹林帯に入るが、けっこう長く感じる。 042.gif 



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そして、ようやく変則十字路の白駒池と白樺尾根の交差点に出た。
右側の2本、すぐ右手の路は白樺尾根経由で稲子湯へ、そのラインからクランク状に左に伸びる路は白駒池へ通じている。



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左側のトレイルがニュウ経由で中山峠へ通じているはずなのだが・・・ 
何と・・トレイル入口が倒木でブロックされてしまっているので、トレイルが消えているかのように見え、一瞬焦った。 105.png
この倒木の突破が結構厄介だ。 042.gif 



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何とか倒木を越えると、左右をシラビソに覆われた狭い流水溝のようなトレイルとなり歩きづらい。 122.png



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程なく,広い原生林に入って行くが・・ここでも倒木が行く手に横たわっていた。 荒れているね~ まあ、原生林だからね~ 嵐が来れば木も倒れるよね。



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嵐で落ちたシラビソの枝には美しい新芽が・・ 177.png



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深い原生林の中を1人で歩いていると、まるで富士の樹海に迷い込んだ自殺者にでもなった気分になる。 037.gif 
張り綱が無ければ本当に迷子になりそうな雰囲気だ。 140.png



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やがて、頭上が明るく開けた北西方向の尾根に登り上げ、左(南西)へ進むと、白駒池からの良く踏まれたトレイルと合流する。
ここにきて、ようやく何人かのハイカーとすれ違う。 やはり白駒池ルートは人気なようだ。



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そして、ボルダーに木の根が絡まったトレイルを10分ほど登れば東側が一望できるニュウの肩に出る。 038.gif  060.gif 



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ニュウ(2352m)のピークは、南東面が絶壁となっている岩山。



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その岩山へ登るにしたがって北側の展望も開けてくる。



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北八ヶ岳に広がる大樹海が素晴らしい!



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丸山?のバックに浮かぶ山脈は北アルプスの峰々だね。



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眼前には北横岳や蓼科山が鎮座し、大樹海のドレスをまとっている。
その大樹海に抱かれてたたずむ青い池は、紅葉シーズンには多くのハイカーで賑わう白駒池。



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白駒池をズームアップして見れば、湖畔が赤く色づいている。
そうそう、 白駒池の湖畔の紅葉 がいいんだよね~(下記リンク参照)




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東側には尾根続きに稲子岳、その奥には硫黄岳や天狗岳東壁が間近に見える。



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残念ながら午後になって雲がわいてしまったが、スカイコンディションが良ければ富士山も見えるようだ。


シャクナゲ尾根は、北八ヶ岳らしい静かな雰囲気が満喫できるトレイルで、季節柄、キノコがいっぱい出ていた。
キノコ好きな方は合わせて “北八ヶ岳 シャクナゲ尾根でみたキノコたち” もご覧ください。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約8km/ 所要時間:休憩込で約5.5時間(シャクナゲ尾根登山口・ミドリ池入口 10:40‐白樺尾根・白駒池分岐 13:10‐ニュウ 13:40/14:00‐白樺尾根・白駒池分岐 14:30‐シャクナゲ尾根登山口16:10)
標高差: 約760m


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# by dream8sue | 2018-10-03 19:26 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)

北八ヶ岳 ミドリ池の氾濫     Midori Pond in Northern Yatsugatake

Wednesday, October 3, 2018
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2018年の秋は連続的に台風が発生し、1つの台風が去ったと思えば、すぐに次の台風が日本列島に襲来する。
その結果、台風被害も各地に爪痕を残しているようだ。

今シーズン最後のチャンスと思い稲子岳南壁の登攀を計画し、その偵察を兼ねてミドリ池に行ってきた。
しかし、台風の影響でミドリ池が氾濫し、登山道は崩壊していた。

入山は自己責任です。 認識のあまいハイカーはミドリ池のおばちゃんに説教されます。  041.gif 



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<マイカーの場合>
長野県佐久市方面から国道141号線を南下し、小海町の“松原湖入口”の信号を右折。
県道を9kmほど走ると、稲子湯方面へ行く三差路が交わるので左折。
約3kmでミドリ池登山口のゲートが右手にあり、ゲート前にパーキングスペースがある。



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無雪期のこのエリアへの入山は数十年ぶりの私、登山道の記憶は全く無く、どこが旧道で、どこが新道なのかもわからない。
とりあえずゲート先の橋を渡り、林道にある道標に従って樹林帯に入る。



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カラマツの林床は湿原状態になっている。 う~ん・・これはこれで美しい光景だ。  177.png



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カラマツに絡みつくツタが紅葉している。 



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樹林帯から再び荒れた林道に出るので右へ行く。 
飯場のプレバズ小屋の横を通過して、再度、川(こまどり沢?)を渡るようだが・・



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川に架かる立派な橋の手前の登山道?仕事路?はブロックされている・・ってことはこの橋を渡るのか~



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橋にスタックした倒木をまたいで橋を渡れば、ミドリ池への道標が現れた。
・・が、左岸(川下に向かって左側)の路は倒木地獄になっている。 149.png



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行けるところまで行ってみようとトレイルに入るが、すぐに路は崩壊していて左岸の山腹に追いやられる。



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しばらく、本流沿いに山腹をトラバースように行くが、支流の砂防ダムが見えてきたので、意を決して本流を渡渉する。 
飛び石で何とか靴を濡らさずに渡れた。 008.gif 



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登山路の桟橋と思われる渡し木も流されている。  149.png



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渡渉後、シダの生い茂る樹林帯をひと登りしたら、旧道と思われる軌道跡に出た。



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この軌道跡は、こまどり沢を絡めながら木材を運んでいた軌道(昭和37年に廃線となった渋軌道)のトロッコレールである。

そういえば、西沢渓谷で鶏冠谷の遡行をした時の近丸新道でも軌道跡をたどったな~
軌道跡が登山路になるのは、ある意味、理屈にかなっているよね。 045.gif



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しばらくトロッコ路を行くと、こまどり沢を横切り休憩ベンチのある広場に着く。
ここから軌道跡の路と分かれて尾根路を行く。



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苔生した石の上にはシダの盆栽。  森と苔の神秘、北八ヶ岳って感じ!



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これも苔なのかしら? 
このあたりからキノコがいっぱい。 キノコに興味がある方は下記リンクをクリックしてね。




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OMG! 沢路だけではなく、尾根路も土砂崩れですか~!
大きな落石が路をふさいでいるが、こんなの復旧できるのかな~?



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土砂崩れげんばをささっと抜けて、被害の無かったシラビソの森を抜けて、左の涸れ沢沿いの坂路から再度トロッコ路に出る。



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あとは、歩き易い水平路(おそらく軌道跡)を10分ほど行けばミドリ池である。



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ようやくたどり着いたミドリ池。



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水没してますね~  105.png



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でも、静寂のミドリ池は素敵!  まさに森と湖の神秘、北八ヶ岳って感じ!



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ズームアップして見る東天狗岳

しらびそ小屋のご夫婦は後片付けに追われて忙しそう。
ミドリ池までもこんな状態だし、中山峠方面の様子も分からないというので、ここで引き返すことにした。



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下山は、トロッコ路をたどってみることにする。
水平路を登山路との分岐まで戻り、そこから大きく西側へ伸びるトロッコ路に進む。
トロッコ路は。尾根の形状に沿って西から東へ急カーブして尾根を下って行く。

薄暗い針葉樹林の森に木漏れ陽が差す中を歩いていると、自分が森の妖精になった気分だ。 107.png  060.gif 



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倒木や、小沢の水が浸み込んだウェッティーな原生林は、まさに もののけ姫の世界。  



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このトロッコ路はどこにつながっているのだろうと思いながら急坂を降ると、あらま~・・こまどり沢の休憩ベンチのある広場に着いてしまった。
こまどり沢の激流を再び渡渉したくはないので、この看板から右の作業道?登山道?を行くことにする。



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こまどり沢の右岸尾根についたこの路は、おそらく登山道(新道)と思われるが、深くえぐられた台風の爪痕が何カ所も見られた。



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トレイルはやがて、左にカーズして飯場のプレバズ小屋の前にでる。
そこからは、往路の樹林帯を経由してミドリ池入口パーキングへ戻った。

数十年ぶりに訪れたミドリ池であったが、まさか氾濫した姿を見ることになるとは思わなかった。
また、知らずにいたトロッコ路の存在を知ることができた面白い山行だった。


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私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約7km/ 所要時間:休憩込で約3.5時間(ミドリ池入口 6:40‐ミドリ池‐ミドリ池入口 10:10)
標高差: 約500m

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# by dream8sue | 2018-10-03 00:58 | 八ヶ岳エリア | Trackback | Comments(0)

富士 愛鷹連峰の禁断の峰 鋸山から位牌岳を歩く     Mount Ashitaka in Fuji-Hakone-Izu National Park

Friday, September 28, 2018
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2018年の9月は台風のオンパレードで、次から次へと台風が襲来する。
そんな9月下旬、台風24号が接近する中で、嵐の前の晴れ間が1日だけ期待できる日があった。
そこで急きょ、行きたい山リストからピックアップしたのが静岡県の東部にある愛鷹(あしたか)連峰である。

愛鷹連峰は富士山の南東に連なる山群で、最高峰の越前岳(1504m)の山頂部は富士箱根伊豆国立公園に属している。


鋸岳から位牌岳までは廃道です。 
経験者(読図や登攀のできるレベル)のみ、または経験者と同行してください。 
当然ですが、入山に際しては自己責任の概念をしっかりともって行動してください。




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<マイカーの場合>
今回の登山口は、静岡県裾野市にある須山登山口(山神社入口)である。
関越自動車道~首都圏中央連絡自動車道~東名高速道路と繋ぎ、裾野ICで下車して富士方面(西)へ向かう。
“下和田” の信号を右折し、“須山” で国道469号に合流し2kmほど西へ走れば “愛鷹登山口” のバス停があるので、そこを左折。
針葉樹林に囲まれた林道の中を1kmほど走れば、左に山神社の広いパーキングがある。



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パーキングの先にある鳥居から山路に入り、涸れ沢を横ぎり薄暗い植林地の中を登る。 
真っ直ぐに伸びたスギの木立が美しい。



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やがて自然林に変わるあたりからトレイルも西方向へ曲がっていく。

あら、可愛い鹿がこちらをじっと見ている。 カメラを向けても動かない。



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やがて小沢に差しかかると愛鷹山荘(避難小屋)が見えてくる。
愛鷹山荘は、よく整理整頓されていて古いながらも地元の登山者に愛されている感が伝わってくる山小屋だ。



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愛鷹山荘の裏手から尾根を目指して登れば程なく富士見峠である。
越前岳に登る前に富士山の眺望を求めて右手の黒岳に寄ることにする。 



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富士見峠から右(北東)に曲がって尾根をひと登りすれば “黒岳展望台” で富士山の眺望が得られる。 

また、黒岳周辺の尾根には天然スギが残っていて、裾野市の指定文化財(天然記念物)となっている。
私は富士山の眺望よりも、この天然スギに惚れた!  113.png



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天然スギの森を抜けて東へ少し行ったところが、ぽっかりと開けた黒岳(1086m)の山頂である。
黒岳周辺では サンショウバラ などの植物観察が楽しい。 060.gif 



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もちろん富士山の眺望もバッチリ! 頭を雲の上に出し~ 060.gif 



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さて、黒岳をピストンして富士見峠まで戻ったら越前岳へ向かおう。 

この先のトレイルは荒れた感じで、粘土質の路は深くえぐられて流水溝状態になっている。
それゆえ新たな踏み跡が左右にできている。



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途中の “鋸岳展望台” から見える鋸岳と位牌岳のシルエット



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さらに登り “富士見台” を過ぎると、山頂付近の美しい原生林となる。



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9月に入るとキノコがやたらと目につくようになる。 この山にもいっぱい可愛いキノコが顔を出していた。



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原生林の樹木やキノコを楽しみながら登るうちに、愛鷹連峰の主峰、越前岳(1504m)に到着。 066.gif 
可愛い地蔵が出迎えてくれる。 037.gif
山頂広場は開けていて、ピクニックテーブルもある。 063.gif 

越前岳には北側の登山口、十里木から登ってくるハイカーが多い。



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駿河湾の展望もいいね~ スカイコンディションが良い日には、南アルプスも遠望できるらしい。



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さて、越前岳で休憩後は呼子山へ向かう。
南の尾根路を降って石標の立つヤセ尾根をしばらく行くと、右手に高場所尾根へのトレイルが分かれる。



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花は、アキノキリンソウ や テンニンソウ、リンドウ、ハンカイシオガマ、ヤマジノホトトギス などの花がちらほらと見られる。
が、何と言っても多いのは トリカブト の花で、あちらこちらに咲いている。 056.gif 056.gif 056.gif 



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右側に海を感じながらアップダウンを繰り返せば、やがて割石峠の道標があり、その先が呼子岳である。
呼子岳(1310m)の先の尾根(南東尾根)は急峻なのでロープでブロックされている。



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呼子岳でハーネスとヘルメットを装着し、割石峠分岐まで戻り、北側の尾根から割石峠を目指す。
鉄ハシゴでザレた急斜面を降り右へ進めばV字の谷の割石峠に着く。 まさに石を割った眺めだね。



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ここには古い道標が残っていて、ここで初めて鋸岳の山名を見る。
このあたりからトレイルも荒れてきて、いかにも廃道っぽい気配がする。 037.gif 



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 まずは、地図に載っていない、小さな石仏がたたずむ小さなピーク蓬莱山に登る。 
鋸岳の始まりはこの蓬莱山からで、存在感のある警告板が設置されている。 

警告されるまでも無い、山登りなんて行為はハイキングでもヒマラヤ登山でもすべては自己責任だ! 034.gif 



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Oh~ 鋸岳のヤセ尾根と岩壁帯が見下ろせるではないか!  いよいよデンジャラスゾーンに突入だ。



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ヤセ尾根に入り、まずは5mの壁をクサリの助けで登る。  

注意)クサリは劣化が激しいので、使わないか、補助的に使うくらいが無難。 034.gif 



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登ったら今度は下り気味のトラバースであるが、ここのトラバースがメチャ怖い!  008.gif 
一応、残置のクサリにセルフビレーして慎重に行こう。 034.gif 



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リッジを巻いて、反対側のガレ場から岩場のトラバース。



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次のリッジ上では眼前に緑の壁が現れる。 こんな壁の何処を登るの~?  008.gif 



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・・と思ったら、壁の左に食い込む濡れたルンゼにクサリが張ってあった。
まずは、脆そうなガレ沢を降って岩場をトラバースして濡れたルンゼの基部へ。。



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濡れたルンゼはフットホールドが悪くて、フリーでは厄介なので、ついついクサリを掴んでしまう。  008.gif 



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濡れたルンゼを詰め上げてコルに立つ。 反対側は絶壁で3mほどの足場の切れた草付きトラバースとなる。
が・・この3mが怖い!  008.gif 
 
足場が濡れていて滑り易い上に、クサリのアンカーが浅打ちで今にも抜けそうだ。
う~ん、メンタルにくるな~  008.gif 



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続いて現れる濡れたスロープのクサリ場も悪い!  008.gif 



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さらに、登り返しの10mの垂壁は、フットホールドが岩に刻んであるが、高度感があるので緊張する。  008.gif 
まさに禁鳥の夏?秋?だ。 たまや~  041.gif



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グングン登って谷底から脱出した感あり。 
このトラバースで悪場は終わりかな?・・・いやいや・・人生そんなに甘くない・・ 046.gif  037.gif 



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鋸岳の悪場を過ぎてしばらくヤセ尾根を行く。 こんな立派な道標があるが、ここはまぎれもなく廃道です!  034.gif 



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あら、クチベニタケ! 昨年、秋田県の森吉の滝を見るハイキング(下記リンク参照)で初めてみたキノコだ。




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見通しのきく尾根にでて先を見れば・・位牌岳までまだ遠いな~  042.gif  



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位牌岳の登りに入り、悪場がまた現れる。
左側が崩れた濡れた岩場なので、残置のクサリにセルフビレーを取りながらトラバースする。  008.gif 



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湿った環境に咲く シラヒゲソウ に初めて出会う。 060.gif 056.gif  群馬県では絶滅危惧種なのでなかなか出会えない。



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さらに急登が続く。



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足場の悪い急斜面には長いクサリがセットされているが、劣化しているのでクサリではなく木の根を掴んで越える。  



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デンジャラスゾーンに入って約2時間半、待望の位牌岳に到着。 何はともあれ自分たちが位牌にならなくて良かった。 037.gif 

さて、下山は位牌岳から北東方向の尾根に進む。 道標など無いバルエーションルートなので、位牌岳でしっかり方向確認する事。 034.gif 

私達は、ルートとは真逆の南東方向の一般道へ進むというミスをおかした。
Point to Pointの縦走で、このまま南にある愛鷹山まで行ければ理想的であるが、
私達はマイカーなので山神社パーキングへ戻らなければならないのに・・

位牌岳に着いた安心感から、何も考えずに歩き易いトレイルに進んでしまった。
よくあるミステイクであるが、ここで30分の時間ロス。 059.gif 



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位牌岳の北東尾根はマイナーであるが、深い広葉樹の森で、私は嫌いでは無い。 紅葉シーズンは綺麗だろう。



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北東尾根のターニングポイントである1336mピークに向かう途中では富士山の展望もあり、西陽に輝く富士山が疲れた身体に元気をくれる。



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Wow! 149.png 005.gif   食中毒の事故が多いと言われるツキヨタケ(毒キノコ)の大群。 食べちゃダメだよ。 034.gif 



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西陽に照らされた1336mピーク(前岳というらしい)から左へほぼ直角に曲がり大沢へ下る。



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前岳からの下りは、かなりの急勾配で膝にくる。 042.gif 



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やがて、長い尾根が終わり沢筋に降り立つ。 大沢の支流(東沢?)から大沢に合流する。



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苔むした雰囲気の東沢をケルンに導かれながら降って行くと、大沢の流れに沿う林道にでる。
この林道は崩壊がひどく一部完全に切断されているので、大沢の河原に降りて、適当なところからまた林道に登り返す。 034.gif 



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忠実に林道(大沢の右岸)を下って行くと、やがて大沢の堤防を左手に見るようになる。



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さらに林道を下って、大沢の広い河原を飛び石で渡渉すれば、スタート地の山神社パーキングは近い。


廃道探険シリーズの何度目かは忘れたが、今までの廃道の中でも悪い方に感じた。
さしずめ、群馬県の妙義山の廃道、金鶏山の縦走路って感じかな~

欲張って黒岳から周回したので、けっこう長い縦走になってしまった。
技術も体力も必要な正真正銘の上級コース。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約14km/ 所要時間:休憩込で約11時間(山神社P 6:30‐富士見峠‐7:30‐黒岳 8:00/8:15‐富士見峠‐越前岳 10:40/11:00‐呼子岳 12:00/12:10‐鋸岳‐位牌岳 14:50/15:00‐池の平分岐往復 15:30‐前岳 16:10‐ 山神社P 17:40)
標高差: 約730m(累積標高差 約1250m)


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# by dream8sue | 2018-09-28 13:43 | 富士箱根伊豆 国立公園 | Trackback | Comments(4)

奥秩父 笛吹川東沢鶏冠谷右俣で沢納め     Stream Climbing in Tosakadani, Chichibu-Tama-Kai National Park

Monday, September 17, 2018
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今年2018年の5月に奥秩父の鶏冠尾根を登った際に、尾根取り付きに流れる鶏冠谷の美景にふれた。
その時に、夏の陽射しのもとで、この沢を登ってみたいと思った。

1度は計画するもメンバーが集まらず流れてしまい、夏の陽射しの弱まる初秋になってようやく実現した鶏冠谷の遡行である。

新緑や紅葉シーズンには多くのハイカーで賑わう笛吹川の西沢渓谷であるが、
西沢渓谷遊歩道の二俣吊橋から分岐して北上しているのが東沢である。
鶏冠谷は、その東沢に注ぐ沢のひとつで、同じ流域の釜ノ沢と並んでナメの美しい沢である。


専門用語になるが沢登りの記事では、右岸、左岸と言った場合は、自分が向かう方向とは関係なく、必ず川下に向かって右側が右岸、左側が左岸と書かれている。
ただ、ハイカーが書くブログなどでは、上記の意味ではなく(知らずに)書かれている記事も見受けられるので留意しておこう。
 



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西沢渓谷へのアクセスや、東沢鶏冠谷出合までのアプローチは、下記の鶏冠尾根の項を参照してほしい。

東沢の河原で渓流シューズに履き替えて東沢に入渓し、鶏冠谷出合(鶏冠尾根取付き)に向かう。
木の幹に付けられた “鶏冠谷出合” の標識の奥には、薄暗い鶏冠谷が口を開けている。

奥秩父 鶏冠山から木賊山へシャクナゲロードを行く     Mount Tosaka in Chichibu Tama Kai National Park




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出合から鶏冠尾根に登るトレイルを左に分けて、いきなり連続して現れる小滝を越えて行く。



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程なく 魚留の滝10m が現れる。 魚留の滝の右壁を登っているレポートもあるが、落口あたりが手ごわそうだ。 



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ここは左岸を小さく巻く。 フックスロープがあるが、足元が滑り易いので要注意。 034.gif



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小滝を越え、しばらくゴーロが続くと右岸から涸れた 飯盛沢 が出合う。



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やがてゴルジュとなりナメと小滝が連続するようになると、右岸から細い流れの 奥飯盛沢 が落ちている。



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すぐに 3段12mの滝 が現れるので右側から越えて行く。



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その先には、核心部となる 逆くの字滝15m が現れる。
降雨の後だけに水量は多めで、屈折点で跳ね上がる水が迫力ある流れとなって落ちている。



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支点は取付きも終了点も残置のハーケンが乏しいので、ハーケンやカムで補強して支点構築した。

私は、この滝はロープ確保してもらって、お助け残置スリングのお陰で、やっと越えられた。
この残置スリングが無かったら、こんなツルツルの滝は登れません!   O(*≧д≦)o No way!! 



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Oh My Gosh!  逆くの字滝の上流は、見るも無残な土砂崩れの現場と化していた。
ザレた斜面は、さらなる土砂崩れを起こしやすいから、いずれ流れが変わるほどの土砂で埋まってしまうかもね。 140.png



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その後は、二俣手前までゴルジュ帯に美しいナメや小滝、淵が続く。



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Y字というかV字の滝は、釜が深そうだったので(真夏なら釜に入って突破するが・・)左壁のバンドから巻いて越える。



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滑り易い小滝を越えれば・・・



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・・やがて二俣に到着。 左俣出合に陽射しが当たっている。 陽射しが嬉しくて、しばし休憩する。 063.gif 



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さて、いよいよ鶏冠谷右俣の始まりであるが、いきなり険悪なゴルジュの中にかかる25m滝はとても登れそうにない。 046.gif

左右どちらからでも巻けるようだが、右岸はかなりの大巻きになるようなので、左岸を巻くことにする。
前衛小滝の前から左岸の薄い踏み跡を追って、滝の落口を目指し左方向へ急斜面を登れば、(懸垂下降の必要はなく)滝上に降りられる。



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その後、右俣は狭いゴルジュ帯に小滝がかかる美しい渓相となる。



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ゴルジュの上部には、右壁に倒木が立て掛けられた滝がある。



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この滝の右壁はすこぶる滑り易いので、支えになる倒木がありがたい。 
“死んでも君を離さないぞ” という愛のささやきと共に、倒木に思いっきりしがみつく。 037.gif



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そして、その先に現れたのが ゴーゴーと雄叫びを上げて流れ落ちる30mの瀑滝。 005.gif  



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滝の右側に回り込み右壁を登る。 横顔が美しい。



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しかし、滝下のトラバースは、もろに放水射撃を受ける。 ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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中段のブッシュでセルフを取り、草付きの右壁をロープ確保して登る。 途中に残置ハーケンあり。



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30mの瀑滝の上流域は、明るい雰囲気のナメと小滝の連続。



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陽射しが当たるようになったので、全身に水を浴びてナメ滝を登り、去り行く沢シーズンをちょこっと楽しむ。 060.gif 



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一枚岩のナメ床はユニークな模様とカラーに変化して、遡行の楽しさを2倍にしてくれる。  060.gif 



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陽当たりの良い上流域には、ダイモンジソウ(写真) や トリカブト の花も咲いている。 056.gif 



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尾根がだいぶ低くなってきたが、まだまだ小滝が連続して現れる。



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やがて、前方が開け戸渡尾根のザレ場が見えてくる。 

左に支流が入っていて、奥には12mくらいの滝が見える。 
左の沢の方が川床が低いので本流かと勘違いしてしまったが、本流は水量の多い右沢で良いようだ。 034.gif 



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さらにいくつかのナメ滝を越えて行くと、沢が大きく左にカーブしている。 
この先に40m大滝があったようだが、私達はカーブの手前で遡行を打ち切り、尾根に取り付き戸渡尾根を目指した。



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戸渡尾根への詰めは、シャクナゲの藪漕ぎと聞いていたが、思ったほどの藪漕ぎにはならなかった。
薄い踏み跡を探しながら、右(東)へ右へとトラバース気味に登っていったら、30分程で尾根にでた。

この間もキノコがあちらこちらに顔を出していて、踏み跡を探しながらもキノコ撮影に忙しかった。 102.png



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戸渡尾根を15分程降って徳ちゃん新道の分岐に着く。 今回は徳ちゃん新道ではなく近丸新道を降る。



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近丸新道は、始めはシャクナゲの尾根で、次第にブナやナラの木などの生える自然林の中の急下降となる。



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約1時間の急下降の末に、ヌク沢の二俣に降り立つ。 



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ここでヌク沢本流の橋が流されていたため、渡渉ポイントを探し廻った結果、堤防直下を飛び石で渡った。

ちなみに、こんな大きな堤防がかかるヌク沢ではあるが、上流に大きな滝があり沢登りの対象となっているようだ。



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渡渉ポイントには、こんなに美しい バライチゴ の花がしぶきに濡れながら咲いていた。 056.gif 



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渡渉後、山腹を巻くようについているトレイルには、
倉庫のような小屋跡があったり、鉱車が転がっていたりして、昔はここに鉱山があったことを忍ばせる。



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近丸新道は荒れている。  008.gif 



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小沢を2つほどトラバースすると、突然、古いレールが現れる。 採石軌道の廃線跡だろう。 034.gif 



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延々と続く廃線跡と、ザレた斜面のトラバースを繰り返しながら下降する。

そして、徳ちゃん新道分岐から約1時間40分、ようやく近丸新道登山口に到着。  042.gif 
後は、西沢渓谷の遊歩道を約20分歩けばパーキングである。


鶏冠谷右俣は、ナメと小滝が連続する美渓で、ほどほどに難しい大滝もあって楽しめた。 060.gif 
この日、巻いたのは、出合の魚留の滝と、二俣先の25m滝の2つ。
核心は、逆くの字滝の残置スリング帯だった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のルートへの評価: 4★ 2級
距離:約14km/ 所要時間:休憩込で約9.5時間(西沢渓谷P 6:00‐鶏冠谷出合 7:00‐二俣 9:30‐30m滝上 10:45‐戸渡尾根展望地11:40/12:15‐尾根取付き 12:50‐戸渡尾根 13:20‐徳ちゃん新道分岐13:30/13:35‐近丸新道登山口 15:15‐西沢渓谷P 15:35)
標高差: 約850m

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# by dream8sue | 2018-09-17 20:08 | Stream Climbing | Trackback | Comments(0)

那須 桜沢でスッカンブルーの沢登り     Stream Climbing in Sakurasawa, Nikkō National Park

Wednesday, September 12, 2018
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この滝が見たかった! 
青い滝壺に流れ落ちる白い流水の おしらじの滝。

那須と表記したが、正確には日光男体山と那須岳の中間にある高原山の北東面に位置する。
おしらじの滝がかかる桜沢は、栃木県那須塩原市を流れる箒川の支流、鹿股川の源流である。

鹿股川は矢板市との郡境尾根を挟んで二俣に分かれる。
高原山から郡境尾根の北を流れる沢がスッカン沢で、矢板市側を流れるのが桜沢である。

なお、桜沢の源流域(高原山の東北部の裾野)は “八方ヶ原” と呼ばれ日光国立公園に属す。



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<マイカーの場合>
東北自動車道 矢板ICから北へ25km。
矢板市街地を通過して塩原方面へ走り “泉” の信号を左折し県道56号(下塩原・矢板線)を進む。
八方ヶ原エリアの山間部を走り “山の駅たかはら” のある学校平パーキングに駐車。



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桜沢にもスッカン沢にも遊歩道(という名のハイキングトレイル)が沢に沿って作られている。
入渓点の “咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝“ まではその遊歩道を降る。



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ササ原と落葉樹の森は、平坦な路から桜沢の下流に向かって標高を下げて行く。 
トレイルが桜沢に接近する場所では眼下に桜沢の清流が見下ろせる。



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季節的に草花に代わってキノコが花盛り?  
赤いキノコは、タマゴタケかな?



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青いキノコは、ムラサキ・・何とか・かな?



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黄色いキノコは・・・?



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キャー! トゲトゲが痛そうなキノコは・・アラゲホコリタケかな?  005.gif 



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キノコに魅せられながら下降していくと、沢の音が聞こえて来る。
桜沢へ流れ込む支流とも呼べない小さな沢をいくつか渡る。



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そして、パーキングから1時間ほど下降すると、トレイルが桜沢本流に接近する。
そこには “雷霆(らいてい)の滝” がかかっている。 
これを登る訳だが、入渓ポイントの咆哮霹靂の滝はもう少し下流にある。



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“雷霆の吊り橋” を渡って桜沢の左岸(川下向かって左側)へ渡る。



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Wow! こんな大きなキノコを発見! ・・しかも自然のものとは思えない重量感のある色合い。  005.gif 
このキノコの名前が分かる方がいたら教えてください。 040.gif 



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“雄飛の滝” の道標を見れば、咆哮霹靂の滝は近い。

ちなみに、雄飛の滝はスッカン沢にかかる美滝の1つで、他に “仁三郎の滝(別名:舞姫滝)” と “素簾の滝” というのがある。
ここからスッカン沢の上記3本の滝の部分だけ(往復約2km)を遡行し、遊歩道で戻って桜沢へ継続することも十分可能である。



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そして、 入渓ポイントの “咆哮霹靂(ほうこうへきれき)の滝“ に到着。
こんな漢字読めない!ってか意味知らないし・・晴天の霹靂の霹靂と、咆哮は獣などの叫び声という意味らしい。 



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さて、入渓して早速、ゴーゴーと雄叫びを上げる読めない漢字の滝に突入するのかと思いきや・・



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細い中間リッジを挟んだ右側の斜度は無いが高さがある滝を登る。
この滝の濡れた部分は非常に滑り易いので、左寄りの乾いた部分を慎重に登る。



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登りきって、咆哮霹靂の滝の落口に立てば、中間リッジの頭がキノコ岩のように見える。



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咆哮霹靂の滝の上流には、何段もの幅広のナメ滝が横たわっている。 005.gif 



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幅広の滝は、右側から簡単に越えて中段の滝上に乗れる。



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その先の幅広の滝も、まるで人工的に作ったダムのようだ。 005.gif 
昨年いった秋田県の森吉山麓にある桃洞滝(下記リンク参照)へのアプローチでみた横幅20mの “横滝” を思い出す。




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その上流に広がる一枚岩のナメが見事だ。



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ナメが終わるとすぐに、見事な連滝をかけた支流が右岸より合流している。 005.gif 



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美しい小滝やナメを遡上していくと、早くも先ほど渡った雷霆の吊り橋の下をくぐる。



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桜沢も隣りのスッカン沢も高原山の火山成分や鉱物の影響で水が青い。  スッカンブルーだ! 005.gif 



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一枚岩の川床とは対照的に、沢の中には大きなボルダーがたくさん転がっている。



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ボルダーの隙間をぬいながら遡上していくと、桜沢の大物滝である雷霆の滝に到着。



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下段から見上げる雷霆の滝は迫力がある。



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中段までは右側から容易に登れるが、上段部分は高さもあり滑り易いのでロープ確保して登った。
リードは、2条の流れの中間部分の水量の少ないラインに、キャメロットをセットして越えた。



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雷霆の滝の上流にかかる滝も、右側の乾いた壁を登って越える。



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続いて現れる小滝も快調に越えて、大きな倒木をくぐる。



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倒木に生える可愛いキノコ。 113.png



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倒木を過ぎたあたりから、苔生した雰囲気に包まれ一層美しい渓相となる。  177.png



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このあたりには ダイモンジソウ もたくさん咲いているので急がずにゆっくり雰囲気を楽しみたい所だ。 060.gif 



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深い瀞もあり、一休みしてスッカンブルーの沢登りを満喫する。 060.gif 
真夏なら泳ぎたくなること間違いなし!  045.gif 



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ボルダーと広葉樹の森に囲まれた沢は明るい雰囲気が続く。



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“スッカンブルーって、ラムネのビンのような色だね” という同行者の言葉にうなずく。  045.gif 



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上流に行くと、苔のグリーンと白い流水のコントラストが絶品!



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と・・気を良くしていたら・・あらら・・突然、流れが消えた・・!
そう、桜沢は おしらじの滝 の下流あたりで伏流となるのだ。



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だが、しばらくすれば水流は戻る。



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そして、おしらじの滝の近くになると、この半端ない透明感に歓声が上がる。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪
限りなく透明に近いブルー!・・・そんなタイトルの小説があったような・・ 037.gif 



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そして、桜沢のハイライト、おしらじの滝に到着。

この滝の存在を知ってから、長年ずっと見たかったので感無量。 101.png
しかも下流から沢を遡行して見られるなんて・・改めて同行してくれたメンバーに感謝である。  040.gif 

なお、この滝へは県道56号線から5~10分ほどで来れる踏み跡があり、カメラマンの人気スポットになっている。



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そんなスッカンブルーに魅せられて、同行者が滝壺で泳ぎ出したではないか! 005.gif 

こんな美しいブルーの滝壺で泳げれば一生の思い出になるだろう。
いいな~いいな~・・泳げない私は羨ましい限りだ。 106.png



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滝壺で遊んだ後は、遡行を続けよう。
おしらじの滝は直登できないので、左岸の踏み跡から桜沢に戻る。

すぐに深い淵が出てくるが左から巻ける・・なのに・・きわどいヘツリで越えようとする同行者・・



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で・・ドボン! やっぱり落ちた・・期待通りのリアクション、ありがとう。 041.gif 040.gif 
全身ズブ濡れでも、震えるほど寒い陽気では無くてよかったね。 037.gif 



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きわどいヘツリの淵を過ぎると、両岸がスレートを重ねたような岩質となる。

“これだけのスレートがあれば何軒の家が建つかしら?” と問う同行者。
う~ん、この岩を屋根に乗せたら家がつぶれるんでないかい? おそらく1軒も建たないでしょう。 037.gif



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最後に3mの滝を越えれば・・・



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今回の遡行の終了点である県道56号に出合う。 
ここで渓流シューズを履き替えて、車道歩き20分で学校平のパーキングへ戻る。



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最後はやはり路肩のキノコに夢中。 
チョコレートをコーティングしたお菓子みたいで美味しそ~ (毒キノコかもしれないので本当に食べちゃダメだよ)

キノコ鑑賞に始まり、おしらじの滝などの美滝とスッカンブルーの清流に身をゆだねての楽しい沢登りだった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのルートへの評価: 4★ 沢登り1級下くらい
距離:約7km/ 所要時間:休憩込で約6時間(学校平P 8:30‐桜沢出合・咆哮霹靂の滝10:00‐県道合流‐学校平 14:30)
標高差: 約330m

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# by dream8sue | 2018-09-12 16:15 | Stream Climbing | Trackback | Comments(2)

茅野市 蓼科湖から横谷渓谷と御射鹿池へ(後編)     Yokoya valley and Mishakaike Pond in Chino, Nagano

September 9-10, 2018
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蓼科湖から横谷渓谷(下記リンク参照)の滝を見ながら “おしどり隠しの滝” のある明治温泉まで歩いてきた。
“御射鹿池(みしゃかいけ)” は、明治温泉から徒歩10分くらいのところにある。

案内板によれば、御射鹿池は農業用のため池で、日本画家の東山魁夷画伯の “緑響く” やテレビCMなどで有名になったらしい。
酸性度の強い水質のため魚は棲息できないが、透明度が高く鏡のように周囲の風景を映し出す。




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明治温泉から一般車両通行禁止の車道を10分ほど歩き、湯みち街道と呼ばれる県道191号に出れば、そこに御射鹿池のパーキングが隣接している。
また、便数は少ないが茅野駅からのバス便もある。



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御射鹿池は、県道の東側にあり、県道と並行した歩道からしか見られない。
歩道には柵があり、立入禁止になっているので池の近くには近づけない。
そうなると、池の東側の景色をズームで撮るしかなく・・ つまり・・高性能のカメラ勝負ってことかい! 141.png



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ちょうど夕方で、西陽を背にして池の東側の湖面が輝いている。 本当にピカピカの鏡みたい! 146.png
私の安いカメラでは、これが限界・・



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湖水が流れ出る水路が池の西端にある。 
水に触れてみたが本当に温かい。 ため池効果ってすごいんだね~。 174.png



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写真は朝の光の中が良いらしいので、今夜はパーキングに野宿して(・・といっても簡易テントはある)朝を待つ。
周辺の山にもキノコがいっぱいあるので、暇つぶしにキノコも撮影。



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翌日は曇りで、朝方はパラパラと小雨も降った。 朝の光は・・残念ながら期待できない。 145.png



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朝霧が流れていく・・ まあ、これはこれで幻想的でいいんじゃない?
写真ではなく日本画の絵のように見えてくるから不思議である。



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水鳥が朝の湖面を静かに滑るように泳いでいく、その光景が実に美しい。 
東山魁夷画伯はこの光景をみて、水鳥の代わりに白い馬を描いたのではないだろうか・・と思った。



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パーキングの案内板に表示されている 東山魁夷画伯の “緑響く”   



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さて、何時間待っても、この日の天気は晴れそうにないので、帰るとしよう。
・・と言っても、御射鹿池(明治温泉入口)から茅野駅行きのバスは昼近くまでない。
なので、前日に歩いた王滝と横谷観音堂と明治温泉の三差路まで戻り “横谷観音入口” バス停まで行くことにする。



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分岐までは、広葉樹林の中のほぼ水平道である。

前日には気づかなかったが、この路にも鑑賞するに足りるキノコがいっぱいだ。
イエローのフリルが可愛らしい、まるでオレンジのパラソルのようなキノコ。



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くどいようだが、私は採取目的ではなく、キノコを鑑賞するのが好きなのだ。
高さ数センチの小さなキノコの撮影は、自分が小人になったかのような別世界が見れて楽しい。 060.gif 



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ホウキタケ系のキノコは、サンゴ礁のように美しいと思うか、グロいと思うか意見の分かれるところだ。



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三差路を直進して、次の分岐を右へ進めば、横谷観音堂への登り坂となる。



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三差路から20分くらいで “横谷観音展望台” に到着。



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茅野市街が一望でき、スカイコンディションが良い日なら日本アルプスの展望も得られる。



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眼下に落葉樹に囲まれた王滝の上段の滝がみえる。 白い流れが美しいね~。
紅葉時はさぞかし素晴らしいことだろう。 049.gif 



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横谷観音堂。 

観音堂に向かって右側のトレイルを行けばパーキングがある。
マイカーの場合は、ここから横谷峡入口まで歩き、バスかタクシーで戻る観光客、ハイカーが多いようだ。



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私はバスの時間待ちがあるので、観音堂の北にある “大瀧神社” まで行ってみた。

針葉樹林帯の中を、神社への長い階段(約10分)を登る。
なお、パーキングから、この階段路ではなく神社を往復できる別の路もある。



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ここでもキノコ祭りだ!



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キャー! トゲトゲ頭のちょっと怖そうなキノコ。 149.png ほこり生成中のホコリタケかな? 039.gif  



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Wow! キノコの周りも秋色で素敵~・・今回のキノコの写真の中で私が一番好きな1枚がこれ。 110.png



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大瀧神社。 ご神体は石!  129.png



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ところで、周辺の針葉樹林はカラマツかと思いきや、こんな細長い松ぼっくりがたくさん落ちていた。 005.gif 
後で調べてみたら オウシュウトウヒ(別名:ドイツトウヒ)というマツ科の針葉樹だった。



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パーキングへのトレイルを左に見送り、北側の広い路へ進んでみた。
どうやら別荘地に迷い込んだようだが、シーズン終わりの静かな別荘地を歩くのも悪くない。



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ほら、こんな可愛いキノコに会えた。



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キノコの横に転がったドングリもいいね。




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Wow! よく見かける典型的な ツルタケ?だよね~?



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別荘地から国道299号(メルヘン街道)に出た所が “渋川口” バス停だった。
メルヘン街道バスは渋川口には停まらないので、国道を15分ほど下って “横谷観音入口” のバス停まで行く。

横谷観音入口にある公衆電話ボックス。 
めっきり見なくなった公衆電話だが、こんな場所に残っていたとは・・ 110.png



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キノコばかりに目がいってしまうが、やはりこの花の存在感は半端ではない。 
悪魔の花 トリカブト。



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ウィークデイは3便(土日祝日は4便)しかないバスの始発10:20 の茅野駅行に乗る。


マイカー利用か、朝着の電車で来れば十分に日帰り可能なコースであるが、
御射鹿池の朝夕の撮影目的で1泊2日にして、御射鹿池と横谷渓谷の滝めぐりを楽しんだ。
紅葉にはまだまだ早い、高原の夏の終わりを感じさせる1人歩きだった。 070.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
距離:約11km/ 所要時間:休憩込で約6時間(茅野駅11:55=蓼科湖前バス停 12:26‐蓼科湖‐石遊の湯入口‐横谷峡入口 14:00‐乙女滝‐霧降の滝‐一枚岩15:00‐王滝‐おしどり隠しの滝 16:00‐御射鹿池 16:30/8:30‐横谷観音展望台9:10/9:30‐渋川入口バス停‐横谷観音入口バス停10:00/10:20=茅野駅11:00)標高差: 約450m


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# by dream8sue | 2018-09-10 02:46 | 長野県エリア | Trackback | Comments(0)