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日光市 足尾ジャンダルムを越えてアカヤシオ満開の中倉山     Mount Nakakura in Nikkō, Tochigi

Friday, May 4, 2018
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2018年GWの後半は、ハイカーに人気急上昇の栃木県日光市足尾町の中倉山を登った。
同行者の希望でジャンダルム越えのルートで中倉山へ登り、アカヤシオ満開の稜線を1600mピークまでお花見散歩。 179.png 056.gif 

中倉山が人気になったのは、まさにネット社会の賜物だろう。
銅山の公害(亜硫酸ガスの煙害で木が枯れるなど)で不毛の地となった場所が、
どんな形であれ人々が訪れるようになったことは良いことだ。  102.png



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<マイカーの場合>足尾ダムに隣接する銅親水公園(あかがねしんすいこうえん:栃木県日光市足尾町885)にパーキング。



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銅親水公園の北側の林道(一般車両通行禁止)の遮断機を越えて、
久蔵川を渡り、北西方向に続く松木沢林道へ進む。  070.gif 



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あら、顔の尖った犬?・・かと思ったら狐だよね~?  犬みたいに人間に寄って来る狐。 005.gif
もしかして私、狐を見るのは初めてかも・・・  039.gif



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松木沢林道を進むと、黒い砂利のようなものが山積みされている場所を通る。
ここは、胴の精錬過程で出た廃棄物の堆積場である。 
一見、砂利のように見えるが鉛や亜鉛、カドミウムなど有害物質が含まれているので、当然ここには植物は生えない。  148.png



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その先には、旧松木村の案内板が立っている。
大昔はここに村があったんだね~  147.png



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銅親水公園から1時間も歩くと、砂防ダムの飯場がある(ハイカーでも仮設トイレの使用可能)。

その先で松木沢の左岸(川の下流を向いて左側)から流れ込む支流を渡る。
前方にジャンダルムが迫ってくる。



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支流を横切り、500mほど松木沢を上流へ行ったあたりが渡渉ポイントである。
この渡渉が最初の核心。 膝丈くらいまで水に浸かって渡るが・・・水が冷たい!  106.png



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渡渉後は、目の前にジャンダルムがそびえているので、2つの岩峰に挟まれたブッシュの生えたルンゼを目指す。



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ルンゼまでは足場の悪いガレが続く。 070.gif 
浮石だらけのガレ場に、南アルプス、鋸岳の角兵衛沢から熊穴沢のループトレイル(下記リンク参照)を思い出す。
鋸岳のトレイルの方が100倍悪かったけどね。 042.gif  149.png




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ガレ場の先にある岩場の核心はこの滝かな? 
Ⅲ級くらいの岩登りで、スタンスが濡れているので緊張する。 070.gif



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滝の上では、少し登っただけなのに一気に高度感が増す。 
よく見れば、そばにはボルトが設置させた垂壁がある。



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滝上にも岩場が続く。



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ルートはいくつか取れるが、左の比較的固そうな凹角を乗り越せば・・・



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木の根元に下降用のスリングが残置させていた。
敗退用かな? 冬期登攀かアイスクライミングの下降用かな?

昔、何度もアイスクライミングで通った松木沢であるが、もうすっかり正確な場所は思い出せない。



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岩場の上部は、再びガレ場の急斜面となる。



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右上の岩場には(見る角度によっては)観音様のようなピナクルが立っている。



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ルンゼは、やがて薮となるので、藪を避けて右側の岩場を登り詰める。



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左側の垂壁が下に見えてくれば、ジャンダルム越えは終わる。



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ルンゼの最後は倒木の積まれた尾根上に出る。 066.gif  渡渉から約1時間強の登りであった。



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さて、標高的にはジャンダルムの岩場はまだまだ低い。 稜線までこの先の登りが長い。 



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植林帯から、砂防用の砂止ネットや棚を越えて、ひたすら尾根を登る。  042.gif 



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歩いてきた松木沢の林道が眼下になる。
左手の山の斜面を鹿のファミリーが走って行く。



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やがて、やや傾斜が緩やかなになると短い岩稜となるので、岩を避けながら越えて行く。

すると、その直後から空模様が急変し、あれよあれよという間に風が強まり雹まで降ってきた。
天気予報で大気が不安定なことは承知していたが、この時間にこの標高で、まさかの雹に・・ウヒョ~!  122.png



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しかし、悪天は30分もしないで終息した。
歩きづらかったザレザレの斜面も、緑の苔の絨毯に変わる。  107.png



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水分を含む緑の絨毯には、タンポポやスミレも咲き始めている。
そんな可憐な花に混じって、私の心をとらえたのが、この菌類たちだ。
美しい草花よりも、不思議な生命体に惹かれるのは何故だろう。 113.png



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花や菌類の撮影に興じていると、先を行く同行者たちが何やら歓声を上げている。
その声に導かれ、後ろを振り返れば、眼下に虹が見えるではないか! 005.gif 024.gif 

短時間の天気の変化が、今は大気と光のイリュージョンを創り出している。
自然は偉大なマジシャンだね~ 101.png



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そうこうするうちに稜線が近くなってくる。



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そして、渡渉から2時間30分、中倉山に到着。 066.gif  059.gif 早めのランチタイム休憩をする。 180.png 063.gif 

“中倉山まで来たら、この先の稜線を歩かなければもったいないよ。” と言う同行者の提案で、西側の顕著なピーク(1600mP)まで行くことにする。



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歩き出して、最初のコルに1本のブナの木が生えている。
このルートの人気の立役者、孤高のブナの木らしい。
まだ新芽を付けたばかりの、まさに黄金のブナの木だ。



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そして、ブナの木を過ぎたあたりから、いきなり満開のアカヤシオが現れる。 179.png



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GWの前半で、西上州のアカヤシオを堪能したばかりであるが、西上州のものとは少し違っている。
ここのアカヤシオは、1枝の先に2,3の花がついているので、とても密集しているように見える。 179.png 171.png



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大きなボタンザクラのようだ。 179.png 178.png 171.png



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目指すピークを見れば、松木沢側の斜面の崩れ方が目を見張る。



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風雪に朽ちた倒木が、ワニのように見えるのは私だけ? 102.png



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アカヤシオがまるで植林したかのように、並木になっている。



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北東に見える青いピークは男体山。



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右側がザレている尾根は、露岩とアカヤシオの急登である。



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尾根の左側は、針葉樹とダケカンバなどの広葉樹が生え、林床はササで覆われている。




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東の山間に皇海山がちょこっと頭を見せている。



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1600mのピークには枯れ木のケルンが作られている。 誰がよんだか通称、波平ピーク。 104.png

この先にも沢入山、オロ山、庚申山と稜線が続いている。 
健脚ハイカーは1日で越えるらしい。  三( ゚Д゚) ス、スゲー!



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我々は、次々に現れるアカヤシオに感動の嵐で、いちいち足が止まる。
波平ピークで引き返すつもりが、アカヤシオに誘われて、もう少し、もう少し先までと・・



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波平ピークの先にある、この木が、本日のヤシオ賞! 005.gif 



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花付きの良さと風格が際立って素晴らしい。 177.png



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その先の左側の斜面は、アカヤシオ林! 179.png 171.png 179.png きりが無いのでこの辺りで引き返すことにしよう。



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視界の開けた稜線歩きで中倉山までの下りも楽しい。 060.gif 



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男体山にかかっていた雲も消えて、青い頂の男体山を左手に見ながら、中倉山を後にする。



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中倉山からは、1500mのピークまで下ったら南の尾根に進む。
東側にもダイレクト尾根のしっかりした踏み跡があるので注意。 034.gif 



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一転してアカヤシオの姿は消え、ミツバツツジやヤマツツジの開花を見る。 056.gif



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このミズナラ?の大木を過ぎると、やや東に角度を変えて、急勾配でザレて歩き難いスイッチバックの路となる。 070.gif 



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スイッチバックを30分ほどこなせば、だいぶ標高も下がり、仁田元川の林道に降り立つ。 042.gif 



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仁田元川に沿って林道を東に行く。
林道の脇には、あきれるほど花付きのよいヤマツツジの群落があり、またまた道草をくう。



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ダイレクト尾根の末端まで来れば、対岸に赤倉山が見える。  足尾ダム(銅親水公園)までもう少しだ。



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過去のレポートでは、ダイレクト尾根の末端にある、この導水橋を歩いているものもあるが、現在は立入禁止になっている。
そりゃそうだよね~・・管理社会の日本だもの。 128.png



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往路の林道に合流して銅親水公園までのんびりと歩く。
林道の路肩に植えられた樹木が香りの良い白花を咲かせていた。 この花は何かな?

朝に出合った狐はどこに行ったのかな?
公害で死んだ山は、少しずつ自然を取り戻しているようだ。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約12km/ 所要時間:休憩込で約9.5時間(銅親水公園P 7:30‐渡渉 9:00‐ジャン越え終了 10:10‐中倉山 11:30/12:00‐1600mP‐中倉山 15:00‐林道 16:00‐銅親水公園P 17:00)
標高差: 約900m

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by dream8sue | 2018-05-04 20:04 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(10)

茂木町 幻想的なミツマタ群生地     Colony of mitsumata plant in Motegi, Tochigi

Monday, April 2, 2018
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茨城県桜川市から筑波山(下記リンク参照)へ登った私たちは、
登山後にミツマタの花を見るために栃木県茂木町へと車を走らせた。




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<マイカーの場合>
群馬県方面からは、北関東自動車道、真岡ICで降りて 国道408号線 を北へ進む。
“井頭公園入口” の信号を右折して 国道121号線 に入り、7kmほど走って県道 163号線を直進する。
“大沢橋東” を右折して 県道1号線 に入り、約7km走って “飯上” の三叉路を過ぎてから左折。
と、かなり分かりづらいので、茂木町の下記リンク参照のこと。

ミツマタ開花時期と時間によっては入場料200円が必要になる。



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簡易トイレのあるパーキングから川沿いに進むと、左の支流沿いにミツマタ群生地が広がっている。
散策路は反時計廻りの一方通行となっている。 
降雨後などはかなりぬかるむらしいので足回りは歩き易い靴で行くことをお勧めする。



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ミツマタは昔から和紙の原料として用いられているが、
茂木町のミツマタ群生地は、戦時中、紙不足を補うために植えられたもので、戦後はずっと忘れられていて、2005年に偶然発見されたらしい。
つまり、植えっぱなしの放置状態だったわけだが、よくぞここまで見事に自生してくれたものだ。

以前、西丹沢のミツバ岳(下記リンク参照)にミツマタを見に行ったことがあるが、これほどまでの大群落ではなかった。




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人の背丈以上ある高木が多いので、ミツマタが三次元空間で迫ってくる。



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白い森に迷い込んだみたいな不思議な世界だ。 150.png



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まるで暖かな雪?の中を歩いている感覚になる・・と、同行者が写真を雪に加工してくれた。
 (*’▽’) Wow! Sueが雪の森を歩いているように見えるかな? 109.png



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上を見上がれば、スギ林とミツマタが万華鏡のようだ。 177.png



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群生地の奥には、1878年(明治11年)に掘られたガンマン鉱の採掘跡がある。



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採掘跡で小沢に掛かった丸太橋を渡り、折り返して右岸(川の下流を向いて右側)の路を降る。



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沢の全体が見渡せて、スギの木の縦の線と、白いお花畑の横広がりが絶妙の空間美を創造している。



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ミツマタは春先だけ見られる花だが、茂木町のHPでは、3月中旬から4月上旬ということだ。
全体的に白い花(咲き始めはイエローが濃い)が目立ったので、終盤を迎えているようだが、
花は散ることなく実へと変わるので、駆け込めば今春最後のミツマタが楽しめるだろう。



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群生地の周辺には、鶏足山や焼森山と言った展望の良い山があるので、ハイキングとセットでの鑑賞も良いだろう。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


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by dream8sue | 2018-04-02 23:50 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(2)

足利市 石尊山から猪子峠を経て仙人ヶ岳を歩く     Mount Senningatake in Ashikaga, Tochigi

Saturday, February 3, 2018
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2018年になって関東圏に2度目の降雪があった2月上旬、
栃木県足利市と群馬県桐生市の県境にある仙人ヶ岳を歩いてきた。

アプローチは足利市側からで、仙人ヶ岳の南側にそびえる石尊山と深高山からの縦走である。
深高山から猪子峠へ150mほど降り、仙人ヶ岳へ登りかえした後、
さらに南西へ伸びる尾根を白葉峠まで歩くという長いルートである。

里山ではあるが、猪子峠を境に北と南に分かれる2つのルートを繋げた形で、
アップダウンも多く、見た目以上に消耗するルートである。



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<公共交通の場合>
JR両毛線の小俣駅で下車。
駅の西側にある踏切から線路を横断して、 “小俣小学校前” の信号より県道218号線をひたすら北上する。
約1時間(約3.5km)ほど歩けば、のどかな田舎風景の中に石尊山が見えてくる。

なお、石尊山登山口までは、足利市生活路線バス(アッシー)が運行しているが、小俣線のダイヤが非常に少なくハイキングには使いにくい。


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登山口の石尊不動尊には、県道に大きな案内板があるので見落とすことはないだろう。
しかし、0.4kmほど手前にも春日神社があるので間違えないように・・神社ではなく寺のほうなので。
針葉樹林に囲まれた石尊不動尊には、境内に5台くらいはパーキングが可能で、トイレや水道もある。

マイカー利用なら、この石尊不動尊に駐車してループで歩くことができ、
駅からの往復2時間の里歩きがなくなるので、時間的に余裕ができる。



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薄暗い樹林帯を登っていくと、大きな“女人禁制”の石塔が置かれている。
まあ、信仰の山などではありがちなことではあるが、ここまで大きな女人禁制は初めて見た。
足利市は、全国の女性登山者を敵にまわしたな! 108.png 104.png



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また、信仰の山らしくトレイル脇には丁目石がいくつも現れる。



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1時間あまり急登をこなすと、露岩が多くなり、高度もだいぶ上がってくる。



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“釈迦岩展望” 周辺の見晴台からは、北側を流れる小俣川に沿って点在する集落と、仙人ヶ岳から白葉峠の山々が開ける。 177.png



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見晴台の先には、石尊神社奥宮があり、眼下には(南側)石材の採掘場やゴミ処理場の煙突が見える。
ソーラー発電施設のソーラーパネル群が凄い!  146.png



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石尊神社奥宮の前を通り、石尊山の主稜に登り上げる。
ピクニックテーブルの置かれた休憩場の広いピーク(尾根)は、前日に降った雪で覆われていた。 



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休憩場から石尊山までの稜線は緩やかで、ヒノキ林と広葉樹の尾根を行く。
雪を被ったヒノキが、やけに美しくて、どこにでもあるヒノキなのに、何だか違う樹木のようにも思われた。 169.png



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やがて、ピークらしくない、展望のない石尊山(486m)に着く。
標高500m前後の低い、セピア色した枯れ山を、白い雪が綿のように包んでいる。



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降ったばかりの雪はふかふかで、歩くたびにキュッ、キュッという小気味よい音をたてる。 169.png



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そんなスノーハイクを楽しみながら、石尊山から30分ほど歩けば、広場のような深高山(しんこうさん:508m)に着く。



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そして、深高山から猪子峠まではやや急な傾斜を交えながらの、標高差150mの下降となる。
雪と落ち葉で非常に滑り易くなっているので、手がかりとなるフィックスロープが有難い。

ちなみに、雪山をやめて久しい私であるが、念のために持参したアイゼンもスパッツも、今回の出番はなかった。



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尾根を降り、東の松田町や南の栗谷町へ向かう三叉路を見送り、北へ降れば林道に出る。
猪子峠周辺は、林道と古道が錯綜していて若干分かりづらい。
林道の脇をかすめながら樹林帯へ入って行く。



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猪子峠から仙人ヶ岳にかけては、スギやヒノキに混じってアカマツが見られるようになる。



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道標を探しながら、鉄塔の横を通って行くと、ようやく仙人ヶ岳への登山口(十字路)に着く。
ここからが、仙人ヶ岳への長くて面白いメインルートの始まりだ。



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落葉樹の森に生えるアカマツ群を通って、急な斜面を30分ほど登れば、
仙人ヶ岳から南東に伸びる長い尾根の末端(東のピーク?)に登り上げる。
そこからは、北側の眺望が開け、眼下には藍色の湖面をたたえる松田湖(松田川ダム)が見下ろせる。 177.png



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東のピークからは、露岩とマツの風情が素晴らしいヤセ尾根が続く。



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また、東のピークから仙人ヶ岳までには、いくつもの小ピークが連なっている。
顕著なピークには、猪子山、惟の岳、宗の岳、知の岳などの名がついている。



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ルートの半ばには “犬帰り” と呼ばれる岩場があり、クサリを頼りに高さ約10mの垂直の岩を登る。
岩登りの苦手なハイカーは、巻き路をまわるほうが安全である。



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犬帰りの岩場を過ぎても、ヤセ尾根が続き、宗の岳という小ピークを越える。
その先に知の岳の展望台と思わしきピークが姿を現す。
そのピークから松田湖方面(東)へ尾根が伸びていて、そのパックには、仙人ヶ岳の真東にある赤雪山が見える。



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知の岳の展望台から、地図には無いが、松田湖畔へのトレイルがあるようだ。



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振り返って、歩いてきた南東尾根を見る。 里山の雪景色も悪くないね。 109.png



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朝からの疲れがでてきたのか、知の岳から仙人ヶ岳までがやけに遠く感じる。 140.png
“熊の分岐” に着いた時は14時を過ぎていたので、仙人ヶ岳を往復して、ここから下山することも考えた。



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熊の分岐から、幾度となく偽ピークに騙されながら、さらに急になった尾根を登る。
赤雪岳への分岐を右に分けて0.3kmほど西へ行けば、足利市で一番高い仙人ヶ岳(663m)に到着。

“ふぅ~ やっと着いた~!”



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ここまで来たなら、やはり白葉峠へ降ろう。
休憩もそこそこに、南西の尾根を降る。

おや、貝殻のようなキノコがいっぱい。 綺麗だね~ 125.png



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仙人ヶ岳から南西に伸びる尾根は、いささか荒れているが、緩やかな尾根なので危険な感じはしない。
北側の展望が開けた小ピークからは、スカイコンディションが良ければ、日光方面の山々や赤城山、浅間山も見える。



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仙人ヶ岳から20分ほどで前仙人ヶ岳への分岐を右に分ける。 
分岐を左(南)に行く。 
すると、このあたりは山火事の跡が色濃く、黒く焼け焦げた樹木の幹が痛々しい。 137.png 



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山火事地帯にあるピークが荒倉山で、山名板のバックには仙人ヶ岳がよく見えている。



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荒倉山のガレた斜面を降ると、尾根はやや西へ曲がりながらアップダウンを繰り返す。
やがて尾根の左斜面が、伐採が終わった裸の斜面となり、尾根には長いネットが張り巡らさええていた。



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その後も、大きな高低差は無いものの、似たような小ピークをいくつも越える。
一色展望台の標識があるピークには、右に踏み跡があるが、ルートは左へ進むので間違えないようにね。



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時々、南北に伸びる支尾根に入りそうになるが、分岐には赤テープや道標があるので、
おかしいと思ったら、深追いしないで、それらの目印を探すか、しっかりコンパスを合わせて進もう。
感覚的には、西へ西へと進む感じである。



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399mピーク周辺では、左斜面の山道を降りたくなる。
しかし、白葉峠へは、あくまで尾根筋を忠実に進む。



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白葉峠はまだか、まだかと思いながら機械的に足だけを前に出していく。
さすがに、白葉峠手前の377mピーク(高萩山)への登り返しには、 “え~・・また登るの~” とうんざりした。 143.png



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そして、377mピークを降り、2つのアルミ梯子で崖を降れば、ようやく白葉峠の車道に降り立つ。

“ふぅ~ 長かった~!”



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後は、のんびりと林道を下るだけである。 
・・が、しかし、上手くすればバスの時間に間に合うかもしれないと、速足で集落まで降った。
そして、何とか最終バス(白葉バス停 17:23)に乗ることができ、小俣駅まではバス利用となった。

前記した通り、低山ハイキングだからとあまくみると痛い目にあう。
このところ、楽チンなクライミングばかりだったので、久しぶりに筋肉痛になるくらいの山歩きであった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け(石尊山から猪子峠までは初心者、初級者向け)
距離:約17.5km/ 所要時間:休憩込で約9時間(小俣駅 8:00‐石尊山登山口9:00‐石尊山10:30‐深高山 11:00‐猪子峠11:30‐東のピーク 12:10/12:30‐犬帰り 13:30‐知の岳 14:10‐熊の分岐‐仙人ヶ岳 14:50/15:00‐荒倉山 15:30‐377mピーク‐白葉峠 16:45‐白葉バス停 17:10/17:23のバスにて小俣駅へ)
標高差: 約600m(小ピークが多く、累計高低差は800m以上あると思われる)


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by dream8sue | 2018-02-03 18:24 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(4)

鹿沼市 かまど倉と川化山を遠部神社からループで歩く     Mount Kamadokura in Kanuma, Tochigi

Saturday, December 9, 2017
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栃木県鹿沼市にある かまど倉の存在は、古い山岳雑誌の岩塔特集で読んで知っていたが、
あまりにマイナーなイメージだったのでイマイチ出かける意欲を感じなかった。

それでも、高山が雪に覆われるこの時季になると、里山の低山ハイクの対象として、
頭の片隅にあったこの山の存在を思い出す。

山域的には、植林地の退屈な山のイメージが強いが、所々で岩峰が屹立しているので、
藪岩好きなハイカーはマークしておくとよいだろう。

このルートは一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
栃木県足利市方面から国道293号線で(または東北自動車道、鹿沼ICから)鹿沼市に向かう。
鹿沼市に入ったら、下遠部コミュニティーセンターをターゲットしていくと良いだろう。
東部日光線に沿って走る県道164号線に合流して北上する。
板荷駅の手前約2kmあたりで左折して黒川を渡り、集落に入れば、広い庭のある下遠部コミュニティーセンターに着く。
下遠部コミュニティーセンター周辺に数台パーキング可能。
私達は、たまたま遠部神社の道を尋ねたご近所の方の庭先に停めさせてもらった。
地元の方のご親切に感謝いたします。

起点となる遠部神社は、下遠部コミュニティーセンターから300mほど西へ行き、
イノシシ除けの柵を越えて、苔生した石段を登れば神社の境内である。



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神社の裏から、尾根を目指してイバラの薮に突っ込む。
薮はすぐに終わり、ヒノキ林の急斜面となる。

遠部神社からみて南の尾根に乗り、西へ西へとアップダウンを繰り返す。



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終始、スギやヒノキなどの針葉樹林帯の中を歩く感じで、あまり展望は良くない。
似たような尾根の繰り返しなので、しっかり読図しながら行かないと方向を誤ってしまう。

国土地理院の地図の431mピーク周辺は尾根が放射線状に広くなっていてルート取りが難しい。
かまど倉のピークが西に見えるので西に伸びる尾根に進んでしまったが、この尾根は誤りだった。 105.png
やや南西方向へ伸びる尾根に進み、谷を大きく迂回する感じなので要注意だ。



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道祖神の置かれた398mピークまで来て、ようやくかまど倉の南東尾根に乗ったことになる。
この先に最初の岩塊が現れるが、階段状なので問題なく越えられる。



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そして、いよいよ越えられない大岩壁が現れた。
正面突破できないか探ってみたが、中間部が垂直で岩も脆そうで支点も取れそうにない・・ってことで無理! 135.png



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右側の岩壁基部の落葉の詰まったルンゼを登るのが無難のようだ。



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下部は急傾斜の泥壁で、立木に捕まって登れる。
が、中段から逆層の岩盤となり、一部嫌らしい岩登りとなる。
落ち葉が積もっているので、落ち葉を払い除けてホールドとスタンスを探すことになる。



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ルンゼを登りきると、右側にフィックスロープの掛かる5mくらいの岩場がある。
これを登ってヤセ尾根を越えれば、石祠の置かれた岩頭に着く。



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岩頭からは、かまど倉の南東の景色が開ける。
足元には大芦川が流れ、下流には鹿沼市の街並みが広がっている。 対岸に見える山は二股山かな?



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石祠のある岩頭から ひと登りすればかまど倉のピークである。
樹林に囲まれたかまど倉(557m)のピークは・・地味~  105.png



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ピークは地味だが、北に少し行った岩壁(かまど展望台)からは素晴らしい展望が得られる。
霞の上に頭を出している双耳峰は筑波山のようだ。
へえ~あんなに高い山?(高く見える山)なのか~
正直バカにしていたけど、遠目には美しい山じゃん! いつか登ってみようかな~



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東の遠方に見える山並みは古賀志山のようだ。
そういえば、古賀志山から赤岩山へ縦走したのも昨年の今ごろだったな~(下記リンク参照)




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展望台でランチ休憩した後は、川化山(かわばけやま)へ向かう。
展望台から急斜面を降りると、穏やかな尾根路になり、背の高い笹薮を10mほど漕げば高圧線鉄塔に出る。



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高圧線鉄塔の周辺からは、男体山や大真奈子・子真奈子と女峰山(下記リンク参照)などの日光方面の山々が見える。
白くなっているな~・・・う~寒そう! 122.png




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鉄塔からすぐに北東の尾根に入り、今、まさに伐採されている樹林帯を降り、鞍部から川化山へ登り返す。



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川化山のピークは、川化山の南東尾根に登り上げたら、左(北)へ少し行ったヤセ尾根の先になる。



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樹林に囲まれた川化山(497m)のピークも・・地味~  131.png
まあ、展望は無いが、かまど倉と川化山の2つの岩峰を歩いたということで、下山にかかろう。



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下山は、こちらもトレイルの無い川化山の南東尾根を下る。
自然林になるとすぐに岩場となる。
岩場は、何とかクライムダウンで中段までは降りられるが、南面がきれ落ちている上に、落ち葉が滑るのでスリップには要注意だ。



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中段のマツの木の先で絶壁となる。 ここはクライムダウンは無理!



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20mほどのラペルをするが、岩が脆く落石の危険性があるので、先に降りた人は岩壁から離れて待機した方が良いだろう。



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地図の標高400mを過ぎたあたりから尾根が広くなる。
このあたりからは、右に見える鉄塔を目指して、作業路と思われる尾根筋を降れば林道(一般ハイキング路)に出られる。



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適当に尾根を降った結果、ちょうど橋の架かる沢の所に降り立った。



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沢に沿って林道を東に行けば分岐があり、かまど倉の道標が倒れていた。
かまど倉への一般道は、ここを右に行く。
林道をさらに行くと、お墓の前を通りぬけて下遠部集落に出る。
集落の中を遠部神社のある森を目指して右方向に行けば下遠部コミュニティーセンターに着く。

読図や岩場の下降の練習だと思えば、そこそこ楽しめるだろう。
しかし、終始、植林された針葉樹林帯の中を歩くので、一般ハイキングの対象としてはイマイチかな~


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 中級~上級者向け
距離:約5.5km/ 所要時間:休憩込で約6時間(遠部神社前 10:00‐かまど倉 12:30/13:00‐川化山 13:50‐410mラペル岩 14:20/15:00‐遠部神社 15:40)
標高差: 約350m

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by dream8sue | 2017-12-09 22:42 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)

宇都宮市 古賀志山からパラグライダーの飛ぶ赤岩山を縦走     Mount Kogashi in Utsunomiya, Tochigi

Sunday, December 18, 2016
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栃木県内で古くからロッククライミングのゲレンデとして利用されている古賀志山は、東西に連なる連山で、その西端に位置するのが赤岩山である。 この古賀志山から赤岩山までの稜線はヤセ尾根で、クサリ場なども多く低山ながらも面白い岩稜歩きができる。 また、麓にはパラグライダー基地もあり、お天気の良い日にはカラフルなパラグライダーがたくさん飛んでいる。 稜線の高さを飛び交うパラグライダーを横目に見ながらの稜線散歩は楽しいに決まっている!   045.gif  049.gif




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<マイカーの場合>
Point to Point(縦走)の場合で問題になるのは下山後の足である。 バス路線の確認やタクシーの手配など面倒なことが多く嫌厭されてしまう。 ということで今回も2台の車でカーシャトル。 赤岩山の登山口(市営南パーキング)に車1台を残し、古賀志山の登山口である宇都宮市森林公園のパーキングへ向かう。
宇都宮市森林公園までは、前橋市からのローカルなルート(国道50号線から国道293号線をたどるのが比較的わかり易い)はいくつか考えられる。が、時間的には、北関東自動車道~東北自動車道宇都宮ICで降りて森林公園通りまで国道293号線を走るのが早い。
宇都宮市森林公園は、管理された大きな公園である。 → 宇都宮市森林公園公式サイト
(上の写真は朝陽を浴びる古賀志山から赤岩山の全形)



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森林公園のパーキングから舗装された林道を進むと赤川ダムが見えてくる。 古賀志山の東面が大きくそびえている。  006.gif




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赤川ダムを左に見ながら進むと道が二股に分かれる。 左へ行けば古賀志山の最もポピュラーなコースである北登山口である。が、私たちは中尾根コースへ行くので、さらに林道を進み細野ダムの先の橋を渡る。 橋を渡った正面の尾根から取り付く。   070.gif




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いきなり急な斜面の登りとなるが、足元にはたくさんのフユイチゴが緑の葉を茂らせている。 中には赤い実を付けているものもある。 シメジに似たキノコなども生えていた。 056.gif




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f0308721_6224850.jpg尾根の直登が終わり、右の山腹へ曲がっていくと落石と倒木が行く手をふさぐ。 
落石を避け、倒木の下をくぐって行くと岩壁の基部に赤い実を付けた常緑低木が群生していた。 
有毒植物のミヤマシキミのようだ。 
緑が少なくなる初冬のハイキングで、有毒植物だろうが緑の植物がみられることは里山歩きの良さだろう。 




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やがて、長いフィックスロープが張られた急斜面になる。 落ち葉の下の泥斜面はドロドロでとても滑り易く、フィックスロープが実にありがたい。 008.gif 040.gif




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フィックスロープ帯が終わり、登り上げたコルを右に行くと岩混じりの急斜面となる。 標高も上がり、眼下の赤川ダムや東方面の景色が木立の間からのぞくようになる。 072.gif 




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稜線に出ると岩稜のアップダウンとなる。 二枚岩へのトレイルを右に分け、さらに496m高点を過ぎ、559mピークの展望地への分岐を右に分ける。 559mピークは展望が良いので時間があれば寄って行くのも良いだろう。 私たちは左へ進みフィックスロープがセットされた小さな岩場を乗り越えて行く。 042.gif




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小さな岩場の先で、559mピークからのトレイルと合流し左へ行く。 今まで西方向に向かって歩いていたが、ここで南方向へ角度を変えて富士見峠へと向かうことになる。




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右手(西側)の展望が開けて、ますます稜線散歩の気分が高まる。 060.gif




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20分ほど南へ進むと、道標の前にベンチが置かれた富士見峠に着く。 富士見峠は、東側からメジャーな北コースのトレイルが合流するところなので、ハイカーの数も一気に増える。




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富士見峠を直進して露岩の急登をこなせば東稜分岐に出る。 右に行けば古賀志山ピークで、左に行けば東稜見晴台だ。 分岐から3分なのでまずは東稜見晴台へ寄って行こう。 見晴台は狭いが東側から南側の展望が開けていて、遠く筑波山なども見える。 072.gif




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見晴台で展望を楽しんだら、東稜分岐まで戻って古賀志山のピークへ向かう。 やはり3分ほどの登りで古賀志山(583m)のピークに着く。 ピークの東には電波塔が建っていて、広めのベンチなどもあるので団体パーティーはこちらでの休憩をお勧めする。 049.gif



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古賀志山から御嶽山方面(西)へ進む。 途中、赤い鳥居の前を過ぎると南コースの分岐を左に分ける。 岩場が出てきて鉄ハシゴやクサリ場を登れば御嶽山は近い。




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御嶽山ピークからの展望は良く、特に北西方向の日光連山の眺めが素晴らしい。 ランチ休憩しながらこれらの展望を楽しもう。 063.gif 072.gif




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今年の6月に登った男体山と小真名子、大真名子、女峰山の日光ファミリーが白い雪帽子を被っている。 その左後方には日光白根山皇海山袈裟丸山も頭をのぞかせている。


女峰山縦走はこちらから → “日光 志津峠から女峰山へ避難小屋泊縦走(前編)    Mount Nyoho Nikko National Park”




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歩いてきた富士見峠方向の植樹地帯と、バックの山は鞍掛山かな。 その遠方ですそ野を広げている山は那須連峰のようだ。 ちょっと見た目には群馬県の赤城山の様にも見えるね。 039.gif




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そして、西側にはこれから向かう赤岩山方面の稜線がお目見えだ。 009.gif 024.gif




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さて、ランチ後はいよいよ赤岩山への縦走だ。 御嶽山から落ち葉で滑りそうな急な岩稜を西へ降だると、クサリのセットされたチムニー状の岩場(中岩)が現れる。 スタンスもホールドも大きく見た目ほど難しくはない。




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中岩ピークからは宇都宮市街が一望できる。 005.gif 072.gif




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東側には古賀志山からの派生尾根と、基部にはマラ岩と思われる岩塔も見える。




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そのマラ岩をズームで見れば、クライマーがフェイスを登っている。



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中岩からはヤセ尾根の連続である。 060.gif




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ヤセ尾根の先をズームでみれば、パラグライダーのプラットホームと思われる構築物が見える。 背景にあるピークが割れたような山は、その山容の通り二股山というらしい。




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ヤセ尾根を進むとルンゼ状の岩場に長いクサリがセットされている。 ほぼ垂直な個所もあるので下りでは緊張する。 逆コース(赤岩山から古賀志山方向へ)ならこのセクションが登りになるので、それほど緊張はしないだろう。 




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長いクサリ場の先には、 “二尊岩” と書かれた標識のある二つの岩があり、この岩の右側(北側)を巻く。




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そして、続くクサリの掛かる岩場を登れば、中岩から見えていたパラグライダーのプラットホームが左側の茂みの奥にある。 パラグライダーはこんな所からジャンプするのかしら? 怖ッ! 008.gif




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この日は10機以上のパラグライダーが飛んでいた。 もうウジャウジャって感じ。 003.gif




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プラットホームのすぐ先に赤岩山のピークがあるが、展望もあまり良くない縦走路のコブのようなピークだ。  044.gif




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赤岩山からさらに西へ進むと、風雷神社口への分岐を左に分ける。 その先で登れそうもない岩塔(猿岩)に突き当たり右側から巻く。 ちなみにこの猿岩は西側からなら登れるようだ。




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猿岩から樹林帯の尾根を降っていくと、マツの木が根こそぎ倒れた場所を通過する。 その後、樹林帯の中に突然クサリがセットされた露岩が現れるが、ここは簡単な岩場なので問題ない。  




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その後もクサリやフィックスロープのある岩場の通過が続く。 042.gif




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だいぶ標高を下げてきた。 続くヤセ尾根は絶壁になり直進できないので、右側の樹林帯の中をトラロープを頼りに滑りそうな急斜面を巻いて降る。




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鞍部から登り上げた北ノ峯から西へ行くと林道背中当線への分岐となる。 この分岐をさらに西へ進むと “籠岩” へ至る。 分岐からこの籠岩を往復して戻り、素直に林道背中当線へのトレイルを降ればよかったのだが・・  002.gif



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私達は籠岩からさらに西へ進み、マツの木にセットされたフィックスロープで急な岩場を降りてしまった。  




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ここが籠岩から伸びた最も西端と思われる岩壁。 この基部の南に伸びる尾根に沿って降りたがトレイルが不明瞭なうえに、北西方向にも作業路が延びていて紛らわしい。 最後にきて本ルートの中で一番ルートファインディングの難しいセクションへ入ってしまった。 008.gif


 

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とにかく南方向の尾根を降り、多少の藪漕ぎで何とか北ノ峯登山口(林道背中当線)に出た。 




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北ノ峯登山口から車をデポした市営南パーキングまでは、舗装された林道を東に向かって歩く。 途中に風雷神社鳥居や大日堂入口を左に見る。  070.gif




f0308721_6534780.jpg北ノ峯登山口から林道を歩くこと30分ほどで古賀志林道に合流する。 
南に50mほど降れば市営南パーキングである。


古賀志山は、麓に管理された大きな森林公園があり、初心者やファミリーハイクができるルートから岩場好きな上級者向きルートもあるので賑やかだ。 特に他のエリアが雪や氷で覆われる晩秋から冬にかけては低山の強みで訪れるハイカーが増える。 私のような熊した通らないマイナールート好みにはちょっと避けたいエリアではあるが、お手軽に岩稜歩きが楽しめるエリアとしてマークしておくには良いだろう。 049.gif


本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
行程距離: 約7.5km(森林公園パーキング~中尾根コース~富士見峠~東稜見晴台~古賀志山~御嶽山~赤岩山~北ノ峯~籠岩~北ノ峯登山口~市営南パーキング)
標高差: 約350m
実動時間: 約7.5時間 (中尾根コースで古賀志山まで 約3時間、古賀志山から赤岩山経由で南パーキングまで約4.5時間、休憩込み)

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by dream8sue | 2016-12-23 07:13 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(6)

鹿沼市 岩山という名の岩山でドキドキ     Iwayama in Kanuma, Tochigi 

Saturday, March 5, 2016
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天気が下り坂に向かうなか、空模様を心配しながらも歩きたい欲求に突き動かされて栃木県の鹿沼市までやってきた。 070.gif
クライマーの友人の話ではそこには “岩山” という名の岩山があるらしい。
そして、その山には “猿岩” という名のえぐいクサリ場があるらしい。 013.gif

追記:岩山(特に猿岩)は、滑落事故が後を絶たない難易度の高い岩場です。 
腕力に自信が無い方、岩場の歩きに自信が無い方、高所恐怖症の方は近づかない方がいいです。 
先輩クライマーがよく言ってました。 “命と弁当は自分持ち” つまり山登りは自己責任ということです。




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<マイカーの場合> 北関東自動車道~東北自動車道の鹿沼IC下車、国道121~県道14(古峰原街道)を西に走り、
“日吉町” の信号から0.7km西の “しなこ食堂” 脇の細い路地に入る。(見過ごしやすいので注意)
車1台が通れるだけの狭い道の住宅地をぬけ林間の道を右に行けば “日吉神社” の前に出る。
神社の路肩に5台くらい駐車可能だが、くれぐれも参道をふさがないように配慮してほしい。 034.gif




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日吉神社の西のトレイルに入り、樹林帯を10分ほど登ればタワーのような針峰が現れる。  005.gif




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針峰の下部を巻きながら、ルンゼ状の岩場を登る。




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岩峰の間をぬうように高度を上げると、2つの岩峰(A峰・B峰)を見下ろす展望台に着く。
展望台の岩峰も含めこれらの岩峰群は昔からロッククライミングの練習場として親しまれているらしい。




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展望台にはベンチも設置され鹿沼市が一望できる。
登山口から20分足らずでこの展望が得られるのは低山の魅力かもしれない。 072.gif 045.gif




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展望台からさらに岩場の稜線をたどると、275mの小ピークに出る。ここには “三番岩” と書かれた標識があり、モニュメントのような岩が目を引く。




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尾根をさらに北に進むと、写真のような狭いゲート状の岩の間を通り抜ける。こんな場所が何カ所か出てくる。




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Ⅱ級程度の岩場のアップダウンを繰り返しながら行く。鉄梯子も3ヶ所くらい出てくる。




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三番岩のピークから0.3㎞ほど北に進んだ地点に、下山路の道標がある。右側のゴルフ場方面に下降できるようだ。




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“二のタルミ” まで降って、さらに狭い岩場の間を登ると広場のようなピークに着く。




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その先で “二番岩” のプレートがある岩塔をみて、尾根を行く。




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トレイルは尾根の左側についているが、尾根上の岩峰からは北側のゴルフ場が一望できる。
ゴルフ場の先にはうっすらと古賀志山(こちらもロッククライミングの練習場で有名な栃木県の岩山)も確認できる。




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進行方向には “一番岩” の岩山が見える。




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慎重に二番岩の岩場を降り、アセビやツバキの木が茂る鞍部に着く。ここにも可愛い下山路の案内がある。




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そして最後の岩場を登れば(二番岩から0.5㎞)岩山の山頂に到着だ。
ここまではロッキーなアミューズメントパークみたいな岩場歩きが楽しめた。もちろん入場無料です! 024.gif 041.gif




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さて、残すは岩山山頂より0.1㎞ほど北にある猿岩のクサリ場だ。岩山ピークの岩峰を降りトレイルをたどって北に進む。




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途中で左に下る踏み跡に引き込まれないように注意しよう。あくまで尾根通しに行くこと。 034.gif




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尾根の末端まで行くと、錆びたプレートが岩に設置されたクサリ場に着く。
先行パーティーがロープ確保などを行っていたので順番待ちとなる。ゴルフ場のクラブハウスがすごく近くに見える。




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猿岩のクサリ場は10mほどのクサリが5連くらい掛けられていて、下部のクサリは上からは見えない。
壁のスケールは70mくらいだろうか。

クサリ場が苦手な人の様子を見ていると、身体がクサリと並行になってしまって足が下がってしまうので腕への負担が大きいようだ。
足は岩に垂直にして適当なスタンスを探しながらバランスよく降りると腕への負担が少ない。
しかし、猿岩の岩は結構滑りやすいのでスタンスにも注意を払って降りよう。 034.gif




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2連、3連目のクサリは高度感もあり長く感じる。
傾斜は60~70度くらいなので落ち着いて降れば大丈夫だが、岩慣れしていない人には精神的に来るかもしれない。 025.gif




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そして4連目はさらに傾斜が強まり80度くらいある。
この傾斜になると足を使っても腕への負担は回避できないので、腕力に自信の無い人はやめておいた方が無難だ。 034.gif




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左に少しトラバースして5連目のクサリを掴む。
しかし、このトラバース部分が染み出しで濡れているので要注意だ。
とにかく、足が滑っても絶対にクサリを離さないこと!これしかない! 017.gif




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クサリ場が終わればやれやれだ。 042.gif

尾根を少し降ればすぐに “ハイキングコース迂回路” の案内板があるので右に行く。

直進する踏み跡がしっかりしているので直進したくなるが、直進するとゴルフ場に入ってしまうのでNGだ。 034.gif





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樹林帯を行くと、トレイルはすぐにゴルフ場のネット裏からグリーン脇の舗装道路に出る。
ゴルフボールが飛んでこないとも限らないので注意しよう。 034.gif



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ゴルフ場の池を横目に見ながら行くと、右の樹林帯へ入る分岐がある。ゴルフ場から離れて樹林帯から田んぼ路へと進む。




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田園風景の中をタンポポなどの春の野花を探しながらのんびりと歩く。060.gif
やがて住宅地に入り住民の方と言葉を交わすと親切にも日吉神社までの近道を教えてくれた。
民家の脇から神社の森を目指して田んぼのあぜ道を行く。前方に、歩いてきた岩山の三番岩の尾根が確認できる。




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良く見れば、枯れ木の山にギザギザの岩塔がいくつも見える。ウメの花も満開で里はもう春を迎えている。056.gif




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低山の楽しい岩場歩きができる山だ。

猿岩のクサリ場以外なら初級~中級レベルだと思うが、猿岩のクサリ場は長く傾斜が強いので、岩場に慣れていないハイカーには手ごわいだろう。


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け(猿岩を含む)
行程距離: 約4km(日吉神社‐三番岩‐二番岩‐一番岩/岩山山頂‐猿岩クサリ場‐ゴルフ場‐日吉神社)
標高差: 約180m
実動時間: 約4時間 (休憩込み)




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by dream8sue | 2016-03-05 18:26 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(11)

鹿沼市 石裂山は長いハシゴのお山     Ozakusan in Kanuma, Tochigi

Sunday, November 1 , 2015
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低山の木々が紅く色づく11月初旬に栃木県鹿沼市にある、石裂山(おざくさん)に登ってきた。 070.gif

石裂山は、標高1000m前後の低山ながら、岩場やハシゴの多いアスレチック的要素の強いトレイルと聞いている。

また、信仰の山でもあり、登山口には加蘇山神社がある。




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<マイカーの場合>北関東自動車道の都賀ICから県道3号線~177号線~240号線と走って石裂集落に向かう。

市営バスの終点のバス停を通過し加蘇山神社社務所の先を左折する。

細い林道を少し走ると加蘇山神社前にパーキングがある。

パーキング可能スペースは10台くらい。




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加蘇山神社の横の沢沿いの広い路を進むと、右下の川に高さ5mくらいの “清滝” が落ちている。




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10分も歩くと山路になり、小沢をトラバースした先に “竜ヶ滝” の休憩所がある。

休憩所の一段下に行く踏み跡をたどれば、8mくらいの竜ヶ滝の滝壺まで行ける。




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休憩所から途中に月山への分岐を右に分けながら東に進むと、栃木県天然記念物の千本カツラの大木が現れる。

ここのカツラの木は、すでに葉が散ってしまっているが、カツラの木といえば甘い香りを放出する木であることを先日行った森林セラピーで知った。⇒ “上野村 中之沢渓谷で森林セラピー初体験 Forest Therapy at Nakanosawa valley in Ueno, Gunma”




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千本カツラから湿った沢筋のトレイルを進み、山腹にある中ノ宮の休憩所へ向かう。

沢筋は2014年2月の大雪で倒れたと思われる倒木で埋め尽くされていた。 002.gif




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竜ヶ滝の休憩所から中ノ宮の休憩所までは0.5kmほどであるが、段々と傾斜が増してくる。

中ノ宮の休憩所周辺は、見事なスギの大木に囲まれている。




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中ノ宮の休憩所の先に “行者返しの岩場” と呼ばれるハシゴとクサリが掛かった一枚岩が現われる。

ここから、いよいよ岩場の始まりだが、行者返しの岩場は傾斜が緩いので問題はないだろう。 066.gif




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行者返しの岩場を過ぎ、石の階段を登れば、りっぱなハシゴの掛かった “石裂岩” が現れる。

石裂岩のハシゴを登り切れば、洞窟の中に鳥居がある “加蘇山神社奥ノ宮” だ。

登山口の加蘇山神社から1時間くらいで奥ノ宮に来れる。

竜ヶ滝や千本カツラで寄り道しても1時間半くらいだろう。




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奥ノ宮から石裂山の稜線までは、手すり付き階段が設置された山路を行く。 このあたりは紅葉が見事だった。 072.gif




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“ヒゲスリ岩” の下をトラバースして・・




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山腹のスイッチバックをひと登りで石裂山から南に続く稜線に出る。 071.gif




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稜線から右(北)に進み、小ピークを越えれば “東剣ノ峰” に着く。

東剣ノ峰から鞍部に降り、 “西剣ノ峰” を目指す。




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東剣ノ峰から鞍部に降りポーションには長~いアルミ製ハシゴが設置されている。

今まで岩稜と呼ばれるトレイルをいくつも歩いてきたが、ここまでご丁寧にハシゴが掛かったトレイルは初めてだ。 005.gif

まあ、安全重視の措置なのだろうが、自然とがっぷり四つに組んで遊びたい私としては “なんだかな~” って感じだ。 039.gif




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東剣ノ峰から西剣ノ峰までは、20分とかからない。西剣ノ峰にはトレイルから右に行った所に東側の展望が開けた見晴台がある。 072.gif




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北側には石裂山(879.4m)の岩壁がそびえています。




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西剣ノ峰からコルに降り、20分ほど登れば石裂山のピークに着く。 066.gif

登山口から約3時間ほどである。 059.gif

山頂は狭いが、日光方面の山々が見渡せる。




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ランチを取るなら、石裂山よりも15分ほど北に行った所にある “月山” のピークの方が広いのでお勧めだ。049.gif 063.gif




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月山ピークには石の鳥居と壊れかけた木製の祠がある。

こちらからも石裂山同様に日光連山が一望できる。 072.gif

春にはヤシオツツジも見られるらしい。 056.gif




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下山は、石の鳥居をくぐり北東方向の尾根に進み、竜ヶ滝の休憩所へ下る周回コースをとる。




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クサリのついた尾根から、針葉樹林のスイッチバックのトレイルとなる。




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途中に小さな岩場の下降をこなし、沢筋のトレイルに入る。




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竜ヶ滝の上流に差し掛かると、ここも倒木が凄い! 005.gif 002.gif




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そして、月山から約1時間弱で竜ヶ滝の休憩所に到着。ここからは往路を加蘇山神社まで戻る。




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←石裂山回遊登山ルートマップ by 鹿沼市観光物産協会


岩場・鎖場の多い面白い山と聞いていたが、実際は岩場はほとんどハシゴの階段歩きだし、クサリ場もクサリが無くても問題ないレベルだ。

自然林の紅葉は綺麗だったが、全体的にはスギなどの針葉樹林の山で、大雪被害で倒木も多く、沢筋も荒れている。

信仰色が強い山という点では、群馬県中之条の嵩山に似ている。⇒ “群馬の駅からハイク vol.7 : 中之条町 石像と岩塔の嵩山  Takeyana in Nakanojō, Gunma”

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
行程距離: 約6km(加蘇山神社パーキング‐休憩所‐千本桂‐中ノ宮‐奥ノ宮‐東剣ノ峰‐西剣ノ峰‐石裂山‐月山 - 休憩所-加蘇山神社パーキング)
標高差: 約520m
実動時間: 約5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-11-01 19:26 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)

日光市足尾町/足尾から紅葉の社山南稜を登る     Shazan in Nikkō,Tochigi

Thursday, October 15, 2015
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いつか訪れてみたいと思っていた奥日光の社山に、まさか足尾町からのバリエーションルートで登ることになるとは! 003.gif

社山は、奥日光の中禅寺湖の南岸に位置する1,827mの地味な稜線の1座である。
男体山、白根山などの奥日光のスターに比べて陰が薄い存在であるが、そこからの展望は一級品である。 072.gif

しかし、足尾から社山の南稜を登って阿世潟峠から戻るこの行程は長く(約15km、沿面距離20km)、日の短い秋にはいささか厳しいコースである。 042.gif


注意)最近、Web上のブログを読んでバリエーションルートに入って遭難する人が増えているそうです。
このルートは一般ルートではありません。
入山に際しては必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)と同行してください。  
また、何が起こっても対応できるように自己責任の概念をしっかりもって登ってくださいね。




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<マイカーの場合> 登山の起点である、足尾の銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)へは、群馬県みどり市経由で国道122号線を日光方面に走る。足尾町の田元交差点で左折し県道250号に入り北に3.5kmほど走れば左に足尾砂防ダムがみえてくる。そこをエアピンカーブで下っていけば銅親水公園のパーキングに着く。

<公共機関の場合> わたらせ渓谷鐵道、間藤駅から徒歩となるが、電車は1時間に1本程度なのであらかじめ時刻確認が必要だ。 034.gif

銅親水公園(写真左)には足尾銅山の歴史を紹介した資料館や環境学習センターなどがある。

パーキングから久蔵川に沿って北に車道を歩くと、ゲート(写真右)がある。
昔、松木渓谷にアイスクライミングでよく通ったが、ダートの道を松木渓谷の中ほどまで車で入った記憶がある。今はこんな手前で一般車両は完全に入れなくなっているんだね。 013.gif




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車道は、松木渓谷への道を左に分けると舗装道路から未舗装の道になる。広場のような空地を過ぎ、さらに行くと九蔵川に下降するもの(安蘇沢林道/写真左の道)と、九蔵川をさらに北に進むものと分かれる。 039.gif

地形図から判断すると、左の道の先で九蔵川と安蘇沢が合流していて、その2つの川を社山南稜が分けている。つまり南稜の末端から取りつくなら左の道を行ことになるが、それではかなりの藪漕ぎを強いられる。ここは九蔵川を渡らずに右の道に進み上流へ向かう。  070.gif




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九蔵川の左岸(川下に向かって左)を行くと、川の対岸に特徴的な岩塊が見えてくる。




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社山の南稜は国土地理院の地形図や昭文社の登山地図に記載は無い。取付き探しが最大のポイントとなる。 046.gif 034.gif

パーキングから林道を1時間弱歩いて、久蔵川を渡ったところに茂みに覆われた路?らしきところがある。木に赤テープがあったので、そこから藪漕ぎとなる。




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秋はススキの群落となっている支尾根を地形図の1,182mの主稜線上のピークを目指して、ひたすら藪を漕ぐ。始めは背丈以上ある成長したススキが生えた急斜面で面食らう。鹿の尿や糞と思われる悪臭もあるが、惑わされずにとにかく藪を漕ぐ。 021.gif 070.gif




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この支尾根が意外と長く感じられる。所々から展望が覗き、歩いてきた九蔵川下流の景色を見ながら息を整える。 042.gif




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藪を漕ぐこと約2時間弱、ようやく南稜の1,182mピークにたどり着く。ひと休みしながら、身体にくっついた藪漕ぎの植物を取り除く。 042.gif 063.gif




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南稜に上ってしまえば、後はひたすら稜線を北に登るだけだ。始めはススキの生えるマツ林を行くが、次第に視界が開けトレイルもはっきりしてくる。

右側には、九蔵川の谷を挟み、赤倉山から半月山へつづく尾根が見渡せる。 072.gif




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進行方向の尾根には、ダケカンバの紅葉と白い幹が美しい。 072.gif




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左下に安蘇沢を見て、さらにその左奥には松木渓谷のジャンダルムが頭を覗かせている。 072.gif




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南稜を北に進むにつれ、自然林の紅葉が鮮やかになる。 072.gif 060.gif




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ダケカンバがすらっと伸びて青空に映えている。 072.gif




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1,182mピークから2時間弱、前方に社山のたおやかな峰が見えてくる。 060.gif




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あたりはササ原とダケカンバ、ミズナラなどの自然林となる。




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やがて安蘇沢側が荒涼とした山肌を現す。足元から崩落した斜面が一気に沢へ落ち込んでいる。




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崩落地を過ぎ、さらに登ると段々と稜線の風景になってくる。左手の山は大平山かな?




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ナナカマドの実が真っ赤に熟している。




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そして、社山への最後の登りが始まる。




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この周辺はツツジの木が多く、見事な紅葉だ。 005.gif 072.gif




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今年の “燃える秋体験” は、社山で体感することになったな~ 043.gif




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ササ原の草原を登り岩場を通過する。ここまでもすごく長かったが、近そうに見えて遠い社山ピークだ。 042.gif




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ようやく傾斜が緩くなってくれば、山頂まであと少しだ。 042.gif




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北東方面に目をやるとスカイラインには日光白根山から錫ケ岳へと続く白錫尾根が姿を現す。 072.gif

手前には社山から続く黒檜岳への稜線が穏やかに伸びている。今度は春シーズンに中禅寺湖畔から黒檜岳方面に歩いてみたいな~。 045.gif




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スタートから約7時間、ようやく社山(1,827m)山頂に到着。 042.gif 山頂付近はコメツガの林なので、男体山や中禅寺湖は見えないが、長かった南稜や足尾方面の眺めは最高だ。




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そして、社山から東の阿世潟峠までは約1,3kmの稜線で、北側に男体山と中禅寺湖が臨める素晴らしいトレイルだ。

写真の山は、右から男体山、太郎山、山王帽子山。これほど絵になる光景は、さすが国立公園だ。日本の絶景は日本の財産だね。 072.gif 049.gif




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紅葉と青い湖のコントラストが綺麗だ。 072.gif




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稜線を挟んで、南側の斜面の紅葉もいい感じ。 060.gif




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男体山と中禅寺湖を左に見ながらダケカンバの生える急なトレイルを降る。 071.gif




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眼下の中禅寺湖畔、八町出島に西日が当たっている。 072.gif




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まさに紅葉最盛期で右も左も前も後ろも、どこを見てもAmazing! 072.gif 進行方向の先に見えるのは半月山だ。




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半月山から連なる赤倉山方面への山並みが、黄金色に輝くカラマツの林のバックに浮かんでいる。 072.gif




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西に傾きだした太陽が、ススキの穂をスポットライトのように照らしていた。 043.gif




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カラマツとススキ。綺麗~・・・だけど何だか物悲しい気持ちになるのは私だけ? 037.gif




f0308721_6292297.jpg疲れた身体には、意外と長かった1.3km。

ようやく降りたった阿世潟峠。

ゆっくり休みたいところであるが、足尾町への下降も長い道のりなので先を急ぐ。




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この光輝く紅葉が見るれのもこのポイントが最後だ。阿世潟峠から右に曲がり長手沢の谷に下っていけばもう陽は差さない。




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阿世潟峠から足尾に下る路(登山マップに記載なし)は、利根倉沢を徒渉するくらいまで倒木や石がゴロゴロした歩きづらい路だ。 008.gif




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f0308721_6315661.jpgトレイルは、野菊の咲く尾根の山腹から、やがて長手沢の左岸に沿って降る。

荒れたトレイルには道標は無いが、赤と黄色のプレート(写真右)が所々に設置されているので、確認しながら進もう。 034.gif




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沢筋にはツタ類の大きな葉が紅いカーテンのように垂れ下がっていた。




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長手沢と利根倉沢の合流地点で徒渉が始まる。長手沢の右岸に渡り、沢に沿って下流へ進む。




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f0308721_6332743.jpgそして堤防を左に見て、堤防の下流で再度、左岸へ渡れば林道(久蔵沢林道)に出る。

徒渉ポイントには、誰かが書いた道案内の石が置いてあった。




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林道から見た対岸の山の紅葉が、薄暗い光の中でモコモコした山容を作り出していてユニークだ。 072.gif

長手沢はやがて大きな流れとなり久蔵川となる。




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久蔵沢林道は、想像していたものとは違い、荒れに荒れて今まさに自然に返ろうとしていた。 005.gif

落石で埋められた林道は石だらけで実に歩きづらい。場所によっては太い樹木が生えて林道なのか判らなくなっている。カーブミラーだけが、ここが林道であったことを示している。 002.gif

林道は何度もカーブを繰り返し思った以上に長く感じる。 042.gif

南稜取付き手前で何度も川を渡り返す。川の中ほどで壊れている鉄板橋や、橋の無い河原の徒渉などもあるので、ただの林道歩きだと思うと痛い目にあう。 008.gif

林道歩きは、パーキングまで通常なら2時間ちょっとくらいだが、私達は途中で日没をむかえてしまった。ヘッドライトでの下降でルートを見失ったりしてだいぶ時間をロスしてしまい3時間くらいかかった。 008.gif
秋シーズンに行くなら、時間に余裕を持って朝早くに出発したほうが良いだろう。 034.gif




f0308721_6354763.jpg社山南稜は南稜と呼ぶより、南尾根と言ったほうが妥当な広い尾根だ。

下部の藪漕ぎはdemandingであるが、登るにつれ美しい自然林と眺望が待っている。 045.gif

バリエーションルートと行っても、地形が複雑な西上州などに比べれば、ルートファインディングはさほど難しくは無い。が、登りも降りもハードな健脚向きなので、体力と持久力が要求される。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け

行程距離: 約15km(銅親水公園‐南稜支尾根取付き‐南稜1,182mピーク‐社山‐阿世潟峠‐久蔵沢林道‐銅親水公園)

標高差: 約1,130m

実動時間: 約12時間 (休憩、日没によるタイムロス込み)


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by dream8sue | 2015-10-15 06:51 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(0)

栃木市 かたくりの里 三毳山は自然観光地     Mikamoyama in Tochigishi, Tochigi

Sunday, March 29, 2015
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三毳山(みかもやま)は栃木県の栃木市と佐野市にまたがるカタクリの群生地として有名な山である。山と言っても最高峰の青龍ヶ岳で標高229mだから丘陵と言うほうがよいかもしれない。東群馬県から西栃木県にかけては、このような低山が多い。
また、山の一部は県営都市公園となっていて、山麓には東口、西口、南口広場が整備されている。これらの類似点から太田市の金山に良く似ている。→“群馬の駅からハイク vol.5: 太田市 金山は山城の歴史散歩路   Kanayama in Ōta,Gunma”
金山の方は山全体が史跡パークであるが、三毳山は植物パークといったところだろうか。 045.gif




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<公共交通の場合>
JR両毛線岩舟駅で下車、徒歩4km(タクシーで10分弱:\1,400)。 065.gif
<マイカーの場合>
マイカー利用なら東北自動車道、佐野藤岡ICから国道50号(佐野バイパス)に出て東に2kmほど走った “大田和西” の信号を左折すれば東入口に至る。

みかも山公園のハイキングマップは、みかも山公園管理者や佐野観光協会などのサイトで入手できるので、あらかじめ1枚用意しておくと良い。カタクリの群生地は山の北側にあるので何本かのハイキングトレイルを繋いで歩けば効率良く歩けるだろう。 034.gif




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トレイルは良く整備された路で道標もしっかりしているので、体力や見たい場所に合わせて好きなように歩けばよい。 070.gif
私たちは東口より入り、中岳から三毳神社に行き、折り返して三毳関からかたくりの里に向かった。
東口より左にトレイルに進み、いきなり “かたくりの園” でカタクリの群落を目のあたりにする。 005.gif
群落とはいえ、こうも隙間無くびっしりと自生するものなのだろうか。




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カタクリの園を登りきったところが中岳(210m)である。 そこから左(南)に進み、見晴らしのよいハンググライダー基地を通り抜ければ三毳神社がある。




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日当たりのよいトレイルにはスミレなどの花が咲き、カタクリ以外の山野草観察も楽しめる。 056.gif




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三毳神社からの展望は良く、関東平野の茫漠たる眺めが素晴らしい。 072.gif 境内に植えられたサクラの蕾が開きかけているところだった。 056.gif




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奥社から中岳に戻り、トレイルを北へ進む。 070.gif 坂道を下降した鞍部には舗装道路が交差し、あずま屋やトイレ設備もある。 さらに北に進み、フラワートレインという観光電車の道を横切る。 足元にシュンランなどの春の野草を見ながら坂を登ると、そこは多くのハイカー、観光客で賑わう三毳山(青龍ヶ岳:229m)である。
さして広くもない山頂には100人くらいの人が休んでいた。 005.gif




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山頂から北に少し下った斜面の谷間に、“かたくりの里” と呼ばれる群生地がある。
あたり一面がバイオレット色の絨毯を敷き詰めたようだ。 005.gif
I think that they are exactly "spring fairy".
カタクリの花は、日中に花に日が当たると花被片が開き反り返り、日差しがない日は終日花が閉じたままだそうだ。 027.gif




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カタクリの群落地は雑木林の中にあり、日当たり具合がカタクリの花には程好いのかな~って思った。 039.gif




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カタクリの花に混じってアズマイチゲやニリンソウも咲いている。 056.gif




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それにしても、すごい数の人だ。ゆっくり腰を落として休む場所もない。 021.gif さっさと降り、かたくりの里の駐車がある広場に出る。大型バスで乗り付けた観光客を前に、添乗員が旗を持って誘導している。 やれやれ・・なんか場違いなところに来てしまった。 002.gif カタクリの開花時期が短いとはいえ、静かなハイキングをしたいなら週末に行くのは避けた方が良い。 034.gif




f0308721_20251365.jpgf0308721_2025297.jpg
広場から民家の間を抜け東入口まで2kmほどの里歩きとなるが、それはそれで春の野花を観察しながらの、のんびりハイクができて楽しい。 070.gif 060.gif オオイヌノフグリ、ツクシ、タンポポ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザなどの春の定番山野草のオンパレードだ。 同行者にヒメオドリコソウとホトケノザの違いなどのレクチャーを受けながら、楽しくおしゃべりして歩いたので単調な里歩きも苦にならなかった。 それにしても、ツクシが食べられる野草だったなんて、知らなかった! 005.gif 012.gif




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最後は東入口のパーキングに隣接する花センターに行き着く。花センターではたくさんの植物が栽培、販売もされている。

今回は三毳山の東面しか歩いていないが、西面にも子供連れに最適なわんぱく広場や、比較的静かな万葉庭園、みかもハーブ園などもあるようなので、時間があれば立ち寄るのも良いだろう。

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初心者向け
行程距離: 約6km(東入口‐かたくりの園‐中岳‐三毳神社‐中岳‐青龍ヶ岳‐かたくりの里‐花センター‐東入口)
標高差: 約200m
実動時間: 約5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-03-29 16:03 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(2)

足利市 大坊山から大小山へ    Daishōyama in Ashikaga, Tochige

Sunday, January 25, 2015
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一床、ニ床、三床山に引き続き、群馬県東部~栃木県西部の低山ハイクということで、今回は足利市の大坊山(だいぼうさん:285m)から大小山までの低山ループトレイルを歩いてきた。 070.gif
大坊山は、神社の奥の宮としての存在価値が大きい山だ。手付かずの自然愛好家の私としては、日本の山は何処も宗教色が強くあまり好きではない。しかし、大坊山から妙義山(みょうぎさん:314m)、大小山(だいしょうやま:282m)への縦走路は展望も良く、所々に現れる露岩歩きが楽しい。 049.gif




f0308721_361728.jpg<マイカーの場合> 大坊山は、JR両毛線の足利駅と富田駅の中間にある大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)の奥の宮なので、大山祇神社を目指そう。ただ、この神社への道はいささか分かりずらく、麓には碁盤の目のような毛野新町の住宅地があるので、うっかり住宅地に入ってしまうと厄介だ。
足利駅から駅の北側にある県道67を東に走り、角にローソン足利八椚町店がある信号を左折し、次の信号を左折で毛野新町の住宅地の北側を走る。2つ目の交差点を右折して突き当たりを右に少し行けば角に山祇神社と書かれた石灯籠がある。この石灯籠のある交差点を左に曲がり、狭い道を山に向かって上っていけば山祇神社の駐車場にたどり着く。
駐車場には眺めの良い東屋もあり、展望が素晴らしく、もう山に登らなくてもここでいいじゃん!って思える。 041.gif




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でもせっかく来たのだから、ハイキングを楽しんで帰ろう。 041.gif 大山祇神社の鳥居の横を直進すると、りっぱな木段が我々を森へと導いてくれる。




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大山祇神社から大坊山のピークまでは0.7kmと短い。登山口から0.4kmほど急な自然林の中を登れば大坊山の尾根上に出る。



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傾斜の落ちた尾根上には石塔もあり、いかにも神社の参道を思わせる。




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山頂直下の石段を登れば、もうそこは大坊山のピークに到着だ。南側の展望が開けていて足利方面の街並みが一望できる。 072.gif




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大坊山からは稜線を北西にたどる。この日はやや霞んでいるものの西側には秩父の山々や浅間山、赤城山などが見える。 072.gif




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大坊山ピークから緩やかな下り坂を0.4kmほど行けば、左に長林寺方面に行くトレイルを分ける。




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大小山方面の道標に沿って稜線を北に進めば、つつじ山山頂とかかれた小ピークに着く。冬枯れした低木がますます展望を良くしてくれる。 072.gif




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眼前に日光方面の山々を見ながらトレイルを北にたどると、露岩も現れ、なかなか楽しい稜線歩きができる。 070.gif 060.gif




f0308721_3115363.jpgロープの張られた小ピークに登ると、北西面は鋭くえぐられている。
眼下に見える採石場のために切り崩された跡のようだ。
ここからトレイルが東に角度をかえる。
急な下り坂を降りきると、番屋と呼ばれる休憩所がある。 063.gif
展望テラスに売店、トイレ(有料)もあり、捕獲した生きたイノシシまでいた! 005.gif
敷地の片隅に季節はずれのツツジが咲いていた。 056.gif




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番屋でしばし休憩した後は、一気に越床(こしとこ)峠に降りる。 071.gif




f0308721_3131958.jpg越床峠は交差点になっていて、北側は越床トンネルへ、南側に下れば足利病院を経由し、毛野新町の集落に至る。




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越床峠からひと登りしたピークから、縦走トレイルから外れて北に踏み跡がついている。 “ローソク岩” という岩塔への路で、往復30分くらいなので寄っていくことにする。アカマツの混ざる雑木林のヤセ尾根が行けば、突然トレイルが切れ落ちた先にローソク岩が現れる。上からローソク岩を見るロケーションである。ローソク岩の基部まで降りる踏み跡もあるが、結構急なので降りる場合は自己責任で行動してほしい。 034.gif




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ローソク岩でスリルある展望を楽しんだら縦走路に戻り、妙義山、大小山を目指そう。 070.gif




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大坊山から妙義山、大小山への縦走路にはいくつもの小ピークがあり、思った以上にアップダウンがきつい。 042.gif 妙義山まで約1kmほど手前の見晴らしの良い小ピークでランチを取る。正にお山のてっぺんで食べるランチという感じで、気分爽快!ご飯も美味しいに決まってるよね。 045.gif063.gif




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さて、ランチの後も露岩の多い稜線歩きは続く。妙義山に向けて標高を上げて行く。 070.gif




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この山の岩質なのだろう、固い古成層の褶曲が顕著で、人工的に平行線を引いたような裂け方をしている。登山靴のラバーソールにはよくフィットして滑りにくい。 027.gif




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ひと登りしたピークから、妙義山が大きくそびえて見える。いよいよ、このトレイルの最高峰への登りとなる。もうひと頑張りだ! 042.gif




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途中、フィックスロープのある岩場があるが、ロープを使わなくても問題なく登れるだろう。 066.gif




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大坊山の登山口から約4km、ローソク岩への寄り道、ランチ休憩を含めて約5時間で妙義山に到着だ。066.gif 妙義山山頂は360度の展望が楽しめるトンガリ山だ。
地図によっては、この妙義山のことを大小山と表記してあるものもあり紛らわしい。 また、奇峰で有名な群馬県の 妙義山 とも同名なので混同しないようにね。 034.gif




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山頂の展望を楽しんだら下山にかかろう。南側のトレイル伝いに、やまゆり学園登山口に降りることにする。なお、妙義山山頂から東にのびるトレイルは、大小山登山の最もポピュラーなコースである阿夫利神社登山口へ続く路である。




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南側の急な尾根を0.4kmほど降ったところに大小山の標識がある。このピークの東側の岩壁に1辺が7m余ある “大小” の文字が取り付けられているので、今はこのピークを大小山と呼ぶようだ。 045.gif 木立の奥に見えているピークが妙義山。




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大小山ピークからさらに急な斜面を南に進むと、左にもう一つの阿夫利神社登山口への路を分ける。




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やがて勾配が緩やかになると、トレイルは樹林帯に囲まれるようになる。この周辺だけシラカシ、イヌシデなどの常緑樹林が多く、歩いていて気持ちが良い 060.gif やはり緑の森はいいね~ 049.gif 072.gif




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やがて赤い屋根のやまゆり学園の建物が木立の間から見えれば、そこはやまゆり学園登山口である。妙義山から約1時間の下山で到着だ。 066.gif 071.gif




f0308721_3244692.jpgf0308721_1421894.jpg
やまゆり学園からは北に向かい里歩きとなる。が、この里歩きが若干トリッキーである。 039.gif 民家の前の道標に従って西へ行く。右手に大坊山が見えているので、尾根の南の末端を目指せば方角的には問題ない。途中で山腹に見えるお墓の階段を上っていけば早く大山祇神社の駐車場に着くことが出来るらしい。私たちはその道を知らなかったので、車道を西へ西へと歩き、車で通った大山祇神社の石灯籠がある交差点からハイキンコース案内板の前を通り、大山祇神社の駐車場まで歩いた。里歩きに30分くらいかかった。 042.gif
標高が低いにもかかわらず、展望が良く、歩きごたえのあるトレイルだ。 049.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約7km (大山祇神社駐車場‐大坊山‐番屋‐越床峠‐ローソク岩‐妙義山‐大小山‐やまゆり学園‐大山祇神社駐車場)
実動時間: 約6.5時間 (約1時間の番屋&ランチ休憩込み)

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by dream8sue | 2015-01-25 00:17 | 栃木県エリア | Trackback | Comments(4)