カテゴリ:秩父多摩甲斐 国立公園( 17 )

奥秩父 鶏冠山から木賊山へシャクナゲロードを行く     Mount Tosaka in Chichibu Tama Kai National Park

Friday, May 25, 2018
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秩父多摩甲斐国立公園の山梨県側にある西沢渓谷を訪れたのは何年ぶりだろう。
西沢渓谷東沢の釜ノ沢を過去に2度ほど遡行しているが、断片的な記憶しか残っていない。 039.gif

今回は、鶏冠山に登り、鶏冠尾根から木賊山をまわって、徳ちゃん新道を下降するループトレイルを歩く。 070.gif
鶏冠山は、甲武信岳の南に位置し、西沢渓谷東沢の左岸(川の下流を向いて左側)にそびえるピークである。

鶏冠山の周辺にはいくつかの岩峰があり、岩場好きのハイカーによって登られているようだ。
岩場と言っても、道標もクサリも設置されていて一般道状態なので、中級者以上のハイカーなら問題ないだろう。
ちなみに、私の古い地図には破線でトレイルが表示されている。



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<マイカーの場合>
関越自動車道 花園ICから国道140号を西へ走る。
雁坂トンネル(有料)を越えれば西沢渓谷入口である。 
近くには 道の駅みとみ もあり、西沢渓谷のパーキングが満車の場合は利用できるので便利である。



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パーキングから西沢渓谷の遊歩道を上流に向かって歩く。 070.gif
公衆トイレのあるナレイ沢広場、近丸新道登山口と過ぎ、旧西沢山荘のある徳ちゃん新道登山口に30分ほどで着く。



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旧西沢山荘から左の川沿いのトレイルを行き、二俣吊橋を渡る。
吊橋からは、霧のかかった鶏冠山が渓谷の奥に見え、俄然テンションが上がる。  005.gif 169.png 



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吊橋を渡ると、“西沢渓谷” と書かれた看板があるので、ここから東沢の右岸へ降りていく。



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鶏冠尾根の取付きは、東沢の左岸(鶏冠谷の出合)なので、左岸へ渡渉しなければならない。 140.png
東沢は幅広の川であるが、浅いので飛び石で渡れた。(年に寄って水量が多いこともあるので要注意)



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さて、ここから鶏冠山までコンスタンスに標高差900mを詰めて行く。
始めはヤマツツジなどの咲く広葉樹林の尾根を行くが・・ 179.png 177.png



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やがて、ツガやマツの木が生える尾根と変わる。 
迷うような尾根ではないので、ひたすら登り高度を上げていく。 042.gif 



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尾根が岩壁に突き当たると、トレイルは岩壁を巻くように東へ曲がる。 070.gif



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岩壁帯にはミツバツツジが群落となり周辺をパープルに染め、足元ではコイワカガミが可憐に咲いている。 056.gif



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急な沢状の岩場から、フックスロープのかかる針葉樹林帯を登り切れば、チンネノコルと呼ばれる鞍部に着く。
足元には、手作りの小さな道標プレートが埋め込まれている。



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そして、その脇にはイエローのスミレ(キバナノコマノツメかな?)が咲いていた。 056.gif



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チンネノコルを過ぎても、急斜面の登りが続く。 042.gif  



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WOW! こんな太い倒木が・・・ 005.gif 



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チンネノコルから30分ほど登ると、樹林帯が終わり、いよいよ第1岩峰と思われる岩場が現れる。
クサリがセットされた短い岩峰である。



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第1岩峰の先は、両側がきれ落ちた細い岩稜帯が続き、その奥に第3岩峰?と思われる鋭鋒が立っている。 147.png



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遮るものが無い大展望の中を、右に左に岩をぬいながら岩稜を進む。
眺望も良く、岩登りも楽しい。 まさに本ルートのハイライトである。 177.png 060.gif



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おまけに、シャクナゲの群落があちらこちらにあり、今が満開の時を迎えている。 056.gif



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景色を撮ったり、シャクナゲの花を観賞したりと忙しい。
そうこうしているうちに、第3岩峰が目の前に迫ってくる。



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クライミング要素の高い第3岩峰であるが、巻き路があるので、特に岩登りのスキルは必要としない。
しかし、あえて第3岩峰を直登する場合は、Ⅲ級程度のクライミングとなるので、
メンバーに新人や岩が苦手な人がいる場合はロープ確保などの配慮が必要だろう。



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私達はロープ持参で、登る気満々のメンバーばかり。
この岩峰は、傾斜は強いが、岩は固くホールドもスタンスも大きいので岩慣れしたハイカーには楽しいだろう。



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岩峰の上からは、越えてきた第2岩峰?がよく見える。
写真では分かりづらいが、ピンクのシャクナゲが岩峰を彩っている。 056.gif



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そして、“ここは第3岩峰ピーク” と書かれた山名柱のある展望台に着く。 166.png 042.gif
正直、岩峰群が一連なので、各ピークがはっきりしなかった。 
山名柱には鶏冠山とあるが、地図上の鶏冠山では無いようだ。

対岸にそびえる山は、北奥千丈岳と国師岳のようだ。 たおやかで美しい!  113.png
次はあそこに行ってみたいな~ 101.png



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第3岩峰のピークからシャクナゲの薮を行けば、右側から第3岩峰の巻き路が合流する。



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このあたりからシャクナゲの群落が顕著になる。 056.gif



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今回のルート中では、展望もこのあたりが一番良い。 177.png 177.png 177.png



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そして、第3岩峰のピークから30分程の登りで、藪に覆われた鶏冠山(2115m)に到着。 042.gif

北側には木賊山が、まだまだ遠く、そして高くそびえている。 
“え~・・あそこまで登るの~” と心の声・・・ 140.png
スタートからすでに6時間が経過している。 059.gif

しかも、鶏冠山から木賊山までは、標高差350mのシャクナゲの薮ルートである。
体力に自信が無ければ、鶏冠山からピストンするのが無難だろう。 045.gif



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登る気満々のメンバーにつられて、私も気合を入れて頑張ることにする。
鶏冠山からは、シャクナゲの藪漕ぎで、薮に隠れた倒木も多く厄介である。 070.gif 



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やがて、木賊山の南面がダケカンバに覆われている景色が見えてくる。
この先から植生が変わる。



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シャクナゲの薮は消え、歩き易いツガやシラビソなどの針葉樹林帯となる。
シラビソの森が奥秩父っぽいね。 101.png



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木賊山直下で、ようやく傾斜が緩くなり、少しの藪漕ぎで稜線に飛び出る。 042.gif
木賊山は、奥秩父主脈稜線のトレイルの一部のような感じで、ピークらしくなく展望もない。 141.png

鶏冠山から見た木賊山が余りに遠く感じたので、とにかく稜線に出た安堵感の方が大きい。
木賊山で何人かのハイカーに出合ったが、多くは甲武信岳に泊まる人達であった。



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さて、我々は泊まる訳には行かない。 木賊山から長い一般道の下降を開始する。

木賊山から少し東に行って、戸渡尾根(近丸林道)の分岐で主脈稜線から分かれる。
戸渡尾根を少し下ると視界が開けたザレ場に出る。
目の前に富士山、眼下には西沢渓谷が流れ込む広瀬湖が見える。 177.png 177.png



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その後は眺望も無く、ひたすら樹林帯の下降である。 が、ここでもシャクナゲ祭りであった。 056.gif 056.gif



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木賊山からシャクナゲ祭りしながら(笑) 約1時間30分で徳ちゃん新道の分岐に着く。 042.gif
ここからは、近丸新道でも、徳ちゃん新道のどちらを降っても西沢渓谷に出るので好きな方を降ればよい。



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私達は、西陽に輝くミツバツツジの群落に誘われて、徳ちゃん新道を降った。



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標高を下げるにしたがって、広葉樹の森から新緑が美しいカラマツの森へと変わる。



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カラマツ林に咲くヤマツツジが、“ガンバレ!ゴールはもうすぐだよ~”と、疲れた私を励ます。 056.gif



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そして、木賊山から3時間強、旧西沢山荘のある徳ちゃん新道登山口に出た!
何とかヘッドライトの出番なしで降りてこられた。
後は、疲れた身体を引きずりながら、西沢渓谷の遊歩道を惰性で歩くだけだ。



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西沢渓谷パーキングから見上げると、鶏冠山が夜のとばりに黒いシルエットを浮かべていた。

久しぶりの標高2000m級の山に加え、13時間という長いトレイルだったので、とても疲れた。
西沢渓谷と言うと、紅葉の時期が有名であるが、長いルートなので日照時間の長いこの時季の方が余裕をもてる。 049.gif 049.gif
また、1800m~2200mくらいの標高ではシャクナゲが、1800m以下ではツツジが満開で、この時期に登って正解だった。 172.png


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
距離:約14km/ 所要時間:休憩込で約13時間(西沢渓谷P 6:00‐徳ちゃん新道登山口‐鶏冠谷出合 7:00‐チンネノコル 9:00‐第三岩峰P 11:20‐鶏冠山 12:00/12:10‐木賊山 14:50/15:20‐戸渡尾根分岐‐徳ちゃん新道分岐 17:00‐徳ちゃん新道登山口‐西沢渓谷P 19:00)
標高差: 約1,370m(累計高低差:約2,000m)


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by dream8sue | 2018-05-25 12:16 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(9)

奥多摩 人混みの御岳山から大岳山を越えて     Mount Mitake in Chichibu-Tama-Kai National Park

Saturday, November 4, 2017
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よせばいいものを魔が差して連休の混雑時に奥多摩の御岳山から大岳山へ行ってきた。 

今回のハイキングは、翌日に予定している馬頭刈尾根にあるつづら岩でのクライミングの下見も兼ねたもので、
どうせなら未だ登ったことがない御岳山から大岳山を歩こうと計画した。

何はともあれ人気のルートなので、今更ルートガイドは必要ないだろう。 備忘記録的に簡単にまとめておく。



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<公共交通の場合>
JR青梅線の御岳駅からバスで御岳山ケーブルカー乗場(ケーブル下)まで移動。
ケーブルカーを利用して山頂駅に降り立つ。

連休とあって、ハイカーや観光客で賑わう山頂駅前では、警視庁山岳救助隊がハイカーに安全登山のキャンペーンをしていた。
山頂駅から舗装道路を南に少し歩けばビジターセンターがあるので、立ち寄って情報収集していこう。



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ビジターセンターから道標に従って宿泊施設の多い参道をゆるやかに登っていく。
神代ケヤキの大木をみて、日の出山へのトレイルを左に分け、土産屋の建ち並ぶ商店街をぬけて行けば御岳神社の前に着く。
神社には興味が無いので、鳥居の前から左のトレイルに進み、長尾平展望台方面へ進む。



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御岳神社を過ぎてもまだまだハイカーは多く、喧騒から逃れるように長尾平分岐でロックガーデンへ降る。
坂道を御岳沢まで降りて、渓流に沿って南へ行けば、 “七代の滝” である。
七代の滝は、大きな滝ではないが、上段と下段の間が広い岩盤になっているので、滝を見ながら休憩するハイカーが多い。



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七代の滝の左岸(下流に向かって左側)の階段トレイルを登りつめた所に “天狗岩” がある。
ちなみに、案内板に寄れば、ロックガーデン(岩石園)は、この天狗岩から上流の綾広の滝までの約1kmの、渓流と露岩を利用して作った遊歩道のことらしい。



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天狗岩は、北側からでは、ただの大岩にしか見えないが、南側から見た天狗の鼻のような岩塔に、天狗岩という名称に納得する。



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さらに南へ進み、沢を渡る。
トレイルは、日本庭園のようにメンテナンスされていて歩き易いが、いささか人の手が入り過ぎている感がある。



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左にサルギ尾根方面へのトレイルを分け、広葉樹林の中を行けば、トレイのある立派な休憩所に着く。
私は、あまりのハイカーの多さに目まいを感じ、休憩することなくその場を行き過ぎた。 105.png



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休憩所から沢に沿って西へ進めば、一筋に流れ落ちる “綾広の滝” がある。



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綾広の滝の30m下流にある、樹齢300年のカツラの高木も見事である。 177.png



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綾広の滝から0.2km上流にある東屋でロックガーデンの遊歩道が終わり、長尾平展望台からのトレイルに合流する。



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そこから大岳山へ続く芥場峠へは、スイッチバックの急登をしばらく登る。



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芥場峠からは右へ緩やかな路が続く。



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紅葉した広葉樹林の山腹を絡めて行けば、右から御岳山の奥の院のトレイルが合流する。
その先から、やや露岩の多い路になり所々でクサリ場が現れる。



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あたりは落葉樹の森で紅葉が見頃である。



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やがて、大岳山荘(休業中)と大岳神社の鳥居の前の広場に出る。



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大岳山へは大岳神社の左横の急な斜面と岩場を登る。



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登りつめた大岳山のピークからは西側の展望が開け、御前山や鋸岳が鎮座している。
思わず予定変更して、鋸岳から御前山まで歩きたくなる。が、今回は東へルートを取り、富士見台から馬頭刈尾根へ行く。



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ハイカーで賑わう大岳山を後にして大岳神社まで戻る。
そこから、馬頭刈尾根方面に進むと、トレイルも細くなり、静かなたたずまいの路となる。



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すぐに分岐が現れ、鋸岳・御前山へのトレイルを右(北西)にみて、左(南東)へ進む。



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ミズナラなどの広葉樹の森の中を、落ち葉を踏みしめながら歩く。
途中でベンチのあり展望スポットを過ぎ、秋川渓谷の白倉方面へ下る分岐を右に見送る。
その先で、今度は左へ大岳鍾乳洞方面へ関東ふれあいの道を見送れば、富士見台の休憩舎は近い。



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富士見台を過ぎると露岩が多くなり、露岩帯には急な階段などが設置されている。



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御岳から大岳山までのトレイルとは対照的にハイカーのいない路である。
そして、富士見台から30分程で “つづら岩” に着く。



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つづら岩は、古くからロッククライミングのゲレンデとして利用されてきた岩場らしい。 知らなかった! 101.png



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つづら岩から秋川渓谷の千足集落へダイレクトに降りる南側のトレイルがある。 が、私は、つづら岩からさらに馬頭刈尾根を東に行った。



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つづら岩から小さなアップダウンを繰り返しながら1時間弱で茅倉・千足への分岐(千足尾根分岐)に着く。



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分岐から東にある鶴脚山までは一投足なので、鶴脚山をピストンしてから千足尾根を降った。
本当は馬頭刈(まずがり)山を踏んで、十里木の方へ降りたかったのだが、日没が迫りタイムアウト。 145.png



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千足尾根の針葉樹林帯の路は、日没の時間よりも、暗くなるのが早い。
面白くもない植林のスギ林なので、脇目もふらず千足集落へ降る。
途中、茅倉と千足を分ける尾根あたりでトレイルが判然としなくなるが、道標に従って右へ行けばよい。
最後は人家の脇道から都道に出て、東屋商店前の “千足” バス停に着く。
運よく5分くらいの待ち時間で武蔵五日市駅行のバス(西東京バス)に乗れた。 110.png

案の定、御岳山はハイカーだらけで閉口したが、喧騒の御岳山参道から徐々に静かになり、後半はたった1人のハイカーとすれ違っただけの静かなトレイルとなった。
ちなみに、翌日のつづら岩でのクライミングの様子は事項を参照してください。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初心者、初級者向け
距離:約11km/ 所要時間:休憩込で約7時間(御岳ケーブル山頂駅 10:00‐七代の滝 11:00‐綾広の滝 12:00‐大岳神社‐大岳山 13:00/13:30‐大岳神社 14:00‐富士見台 14:40‐つづら岩 15:10‐千足尾根分岐‐鶴脚山 16:00‐千足尾根分岐‐千足バス停 17:00)
標高差: 約+530m / -970m
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by dream8sue | 2017-11-04 21:40 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥秩父 両神山の失われた路から狩倉岳へ     Karikuradake in Chichibu-Tama-Kai National Park

Friday, May 5, 2017
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奥秩父の両神山の支尾根である狩倉尾根には、横八丁と呼ばれる岩稜や狩倉槍ヶ岳といった鋭鋒が狩倉岳(狩倉山)まで続いている。 今回は、その狩倉尾根をメインに歩いたのだが、狩倉尾根に至るまでの石舟沢ルート(廃道)や、狩倉尾根から南西に伸びる尾根の下降も結構手ごわいものであった。 

注意)最近、Web上のブログを読んで両神山塊のバリエーションルートに入って遭難する人が増えているそうです。 このルートは一般ルートではないので、一般ハイカーは必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)と同行してください。  




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<マイカーの場合>
両神山の南面に入るので、国道140号線(彩甲斐街道)でアクセスする。 雁坂トンネルの手前で右折して県道210号線に入る。 中津川渓谷にそって県道を8kmほど走ると “持桶トンネル” がある。 このトンネルの前後に旧道(現在は通行不可)がある。 登山口の長栄橋はこの旧道を入った所にある。
私達は休日だったので、持桶トンネルを抜けた所の旧道脇に車を止めたが、ウィークデイは落石工事現場なのでパーキングは避けたほうが良いだろう。 持桶トンネルの少し手前に “女郎もみじ” の観光パーキングがありトイレなどもあるのでそちらを利用することをお勧めする。 





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旧道の落石現場を越えて、長栄橋の登山口から石舟川沿いに廃道を行く。  繰り返し記載するが、このルートは廃道で入山禁止となっているので、入山する場合は自己責任であることを肝に銘じてください。
それにしても、落石の大きさには驚いた。 自然の猛威というより、人間が勝手に開発したことによる代償だね。 




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私達は、その自然が自然としてあるべき姿へ戻ろうとするパワーを石舟沢ルート(廃道)でも思い知るのだった。




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山腹に架けられた桟橋はことごとく朽ち果て、足場の悪い斜面を両手両足を使ってトラバースする個所がいくつもある。




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左に藤十郎沢の出合いをみて、さらに石舟沢本流を行く。 斜面の崩壊個所も多く、いつ崩れてきてもおかしくない場所を迅速に横切る。 これも人間が勝手に植林して、勝手に伐採したツケなのだろう。




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予想はしていたが、かつての登山道の面影はなくなり、踏み跡は沢へと吸収され、完全な沢登りとなる。




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でも、沢の水は澄んで美しい。 荒れた沢にもヒトリシズカやネコノメソウなどの花は当然のように咲いている。 




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石舟沢の二俣に近づくと、ポポ、ポポ、ポポ、と機械的な音が聞こえてくる。 何だろう? 隠された国家の機密基地に侵入した私達を警戒する電波か? いやいや、同行者が後で調べたらツツドリという中型の鳥の鳴き声だった。 知らなかった!




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そうこうしているうちに二俣到着。 ルートは右俣方向だが、左俣を少し入った場所に “石舟” という滑滝があるので立ち寄ることにした。 石灰岩がえぐれて深いトイ状になった沢床が舟底のようなので石舟の名がついたらしい。 写真は下流から見た石舟。
両神山が創り出した奇岩として知る人ぞ知る奇勝らしいが、カリフォルニアでスケールの大きな滝をいくつも見てきた私にはそれほどの感動はない。 
カリフォルニアの滝に興味がある方はこちらから→ “キッチンはドライアウト Kitchen Creek Falls in Cleveland National Forest”
USA 滝を見るトレイル( 30 )




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f0308721_20471921.jpg石舟の左側(右岸)には大きな岩壁があり、基部には入口の狭い鍾乳洞がある。 
現在はケイビングは禁止のようだが、かつては行われていたようだ。




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石舟の上を流れる水は無い。 横から見た石舟。 




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さて、石舟見物が終わったら二股に戻って、石舟沢右俣を詰める。 こちらにも石灰岩の大きな涸れ滝があるので右岸(滝に向かって左側)の尾根から高巻く。




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梵天尾根の稜線はまだまだ高い。 二俣から約500mの高度差を登らなくてはならない。 




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やがて沢が三俣に分かれる。 このあたりになると地形が緩やかになり、どのラインを詰めれば良いのかルートが判然としなくなる。 




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おや?何かがこちらを見ていたようだ! 何?何?この子は何者? “オイラの縄張りに無断で入る侵入者は誰だ!” って感じで警戒しているのかな?  私たちは決して好戦的ではないから安心して・・ちょっとだけ通らせてね。




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大峠へは三俣周辺から右方向の尾根に這い上がるのが良さそうだが、沢を詰めすぎてしまったようだ。 急峻な岩盤の斜面に囲まれてしまったので左方向(右岸)の樹木が多く生えて登り易そうな尾根を詰めることにする。(尾根の途中にビール瓶が転がっていた) しかし、この尾根も最後は岩峰になる。 




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岩峰基部を左に巻いて岩峰の北側コルに達し、さらに左に続く尾根(岩場)を木登り混じりに乗越して梵天尾根上に乗る。 入山から4時間30分もかかってしまい、沢登りを1本登ったような結構な充実感がある。  北側にはミヨシ岩や、これから行く横八丁の岩稜帯が見える。 “本番はこれからなんだよな~” と、心の声。




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梵天尾根から狩倉尾根の分岐(大笹)まではさらに1時間以上かかる。 石舟沢の廃道に比べればはるかに歩き易いトレイルではあるが、 明瞭な踏み跡ばかりではないので時々ルートを見失う。 濡れたクサリ場を慎重に降ったコルは明るい広葉樹林に囲まれている。 ここがヒゴノタワかな?




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ヒゴノタワから横八丁との分岐まで標高差約250mの登りとなる。 この250mが実にきつい! 




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梵天尾根を250m登りきって、そのまま北に行けば両神山であるが、アセビの生えた左の尾根(狩倉尾根)に進む。 いきなり木の根の張り出した急登を登ると1,683mピークがあり横八丁から狩倉岳の岩稜が現れる。 




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北側には谷を挟んで、赤岩尾根などの群馬県との県境稜線が続いている。 
→ “奥秩父 赤岩尾根は2つの峠を繋ぐ岩稜縦走     Akaiwaone in Chichibu-Tama-Kai NP”




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1,683mピークの下りでヤセ尾根の岩峰の上にでる。 左右が切れ落ちているのでフリーでは降りられない。 右側(北側)の岩峰基部へ約15mのラッペルをする。




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そして、岩稜に這い上がると、いよいよ蟻の塔渡りの様な横八丁の岩稜帯である。 途中には、裏妙義の西大星にあった “お坊さん岩” のような形のボルダーもあり、それらの岩場を縫うように進む。
→ “安中市松井田町 妙義山 西大星直登ルート     Nishitaisei in Mount Myōgi, Gunma”




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横八丁を過ぎると狩倉槍ヶ岳が間近に迫ってくる。 中央の針峰が狩倉槍ヶ岳で、右奥が狩倉岳(狩倉山)である。




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f0308721_20593871.jpgいったいどこを登るのか? と思われる狩倉槍ヶ岳であるが、北側の樹林の中の踏み跡を追えば、小さなケルンが置かれただけのピークに着く。 
狩倉尾根に入ってからちょうど1時間くらいだ。




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南面は、登ってきた石舟沢などのある深い谷が広がる。




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アカヤシオもこの標高ではまだ蕾である。




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狩倉槍ヶ岳の西側には狩倉岳(1,625m) の主峰がデンと構えている。 鞍部に下降してからの登り返しがしんどそうだ。 




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狩倉槍ヶ岳から狩倉岳のコルを目指して下降する。 岩稜伝いに行き、コル近くでは、Ⅲ級くらいの岩場をクライミングダウンする。




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f0308721_21123543.jpgコルから狩倉岳までは針葉樹林の中の長い登り坂が続く。 
朝からの疲れも出る時間で、この登りは結構きつかった。
山頂と思っていたピークは偽物で、その先のアセビの生えたピークが狩倉岳である。
狩倉槍ヶ岳から1時間以上かかった。
山名板も何も無く、展望も良くないピークであるが、険しい岩稜帯も終わったので、一休みしてから下降に取りかかろう。




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狩倉岳からは、顕著な南西の尾根を降る。 アカヤシオの群落が続き疲れた身体には嬉しい。




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狩倉岳から1時間ほど下降すると1,435mピークと思われる藪山が行く手に現れる。 踏み跡もなく急傾斜のピークなので、左の山腹を巻くことにする。




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しかし、この1,435mピークの巻きもザレザレの斜面に落ち葉っが乗っていて、結構悪いトラバースである。




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1,435mピークから南尾根を30分くらい降ると1,341mピークに着く。 北側の木立の間から、槍ヶ岳と狩倉岳が見える。 少しずつ標高を下げていたが、本当の下降はこれからだった。




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1,341mから左方向(南東)に大きく進路を変える。 さらに勾配を増した尾根は踏ん張りがきかず落ち葉と共に滑るように降る。 1,133m付近まで降りてくると一旦緩やかな広葉樹の窪地のようになり、ルート取りが判然としなくなる。




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1,133mからは右方向に行きたかったが、急な岩盤帯なので左方向へ進み、沢(藤十郎沢の支流)へ降りることにする。 この時点で尾根路を外す。




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藤十郎沢の支流はほとんど水流がなく、不安定な石が多く歩きづらい。




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支流から水流のある藤十郎沢本流に合流し、さらに下流を目指す。 大きな滝も無く本流(石舟沢)へ合流できるかと思いきや、出合い直前でクライミングダウン不可能な大滝が現れる。 仕方なく夕闇が迫る中、ラッペルでこの滝を下降し、石舟沢に合流した。 しばらく石舟沢の沢歩きをしてから往路で通った山腹の廃道に這い上がる。 廃道歩きの途中で完全に日が暮れ、ヘッドライトで壊れた桟橋などを歩くはめになり最後まで気が抜けない山行だった。

私は体力任せで登る山よりも技と頭で登る山が好きだ。 でも、さすがに体力無しではこのルートは登れない。 たった10km程度の距離であるが、沢登りや岩稜歩きの経験、確かな読図で地形を見極める技が無いと手ごわいルートだと思う。  

本ルートのマップ:yahoo! Map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約10km(長栄橋‐石舟沢‐梵天尾根‐横八丁‐狩倉岳‐1435mピーク‐1341mピーク‐藤十郎沢‐石舟沢∸長栄橋)
標高差: 約900m
実動時間: 約14時間 (長栄橋‐大笹 約6時間、 狩倉尾根縦走 約2時間、 狩倉岳∸長栄橋 約5時間、休憩&石舟見物 約1時間込み)

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by dream8sue | 2017-05-05 20:34 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(7)

甲斐 柳沢峠から大菩薩嶺を越えて小金沢連嶺を歩く(後編) Koganezawa Peaks in Chichibu-Tama-Kai NP

Monday, May 1, 2017
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大菩薩嶺から小金沢連嶺を歩くロングルートの2日目。 私達は、前日に柳沢峠から大菩薩嶺を越えて、湯ノ沢峠までの約20kmを10時間かけて歩いた。 → “甲斐 柳沢峠から大菩薩嶺を越えて小金沢連嶺を歩く(前編)     Mount Daibosatu in Chichibu-Tama-Kai National Park”
本日は、湯ノ沢峠から大蔵高丸を経て大谷ヶ丸、滝子山を登ってJR中央線の初狩駅まで降る。 相対的には高低差1,200mを下降するルートであるが、実際に歩いてみると大谷ヶ丸や滝子山などへの登高も結構きつかった。




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f0308721_13472955.jpg私達は、GW中にも関わらず、意外にも空いていた湯ノ沢峠の避難小屋で快適な一夜を過ごした。
前日ほどではないが初狩駅までは約15kmという長い縦走路なので、早めに小屋を出る。
湯ノ沢峠から大蔵高丸方面へは、鹿避けのハイキングトレイルには似つかわしくない鉄のゲートをくぐって南の尾根を行く。 




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f0308721_13501433.jpgトレイルに沿って長いロープ柵が設置されている。 
ここはまだセピア色だけど、これからのシーズンはお花畑に変身するようだ。 
すると、同行者が枯れ野の中にスミレの花をみつけた。 
たった1株のスミレだけど標高1700m に咲いたスミレを “奇跡のスミレ” と命名。
      ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪
すごいね~! 自然の力は生命の力なんだね。




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ダケカンバの白く美しい枝模様を見ながら、緩やかなトレイルを登る。 湯ノ沢峠から1時間とかからずに大蔵高丸(おおくらたかまる/ 1,781m)に着く。  富士山の姿を春霞のベールの中だ。




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f0308721_13505753.jpg大蔵高丸から見通しの良い尾根伝いに高原状のハマイバ(破魔射場 /1,752m)までは楽勝だ。 
 



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しかし、ハマイバを過ぎるとアップダウンが多くなる。 “天下石” 手前のピークの下りは地面が侵食され砂走し状態で特にトレイルコンディションが悪い。




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天下石は、何てことの無い石であるが、目印としてはわかり易い。




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ハマイバから1時間弱で米背負峠にでる。 右(西側)へ伸びるトレイルは大蔵沢林道へ下る。




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米背負峠から自然林の急登をひと登りすれば大谷ヶ丸である。 芽吹き前の広葉樹林帯は明るく、陽が差すと汗ばむくらいだ。 しかし、好天もここまでで段々と空模様が怪しくなってくる。




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湯ノ沢峠を出発してから2時間半ほどで大谷ヶ丸(おおやがまる/ 1,644m)に到着。 展望は良くないが、広くてフラットな山頂だ。 一休みして火照った身体をクールダウンさせるには最適な場所だ。 ここから滝子山へは左方向へ進む。 ちなみに、右の稜線は郡境尾根で曲沢峠を経て笹子雁ヶ腹摺山から笹子峠へと至る。




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f0308721_13532498.jpg大谷ヶ丸から滝子山まではダラダラと登りが続く長い尾根だ。 

そんな中でも、アブラチャンやフデリンドウ?がチラホラと花を咲かせていた。




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やがて右(西側)から笹子駅からアプローチする路が合流するとハイカーが多くなってくる。 滝子山手前には小さな神社と鎮西ヶ池という水場がある。 お天気はとうとう小雨が降ったり止んだりを繰り返すようになる。




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水場から急な尾根を登ると滝子山の東の肩に出る。 ここに荷物をデポして山頂を往復する。 湯ノ沢峠から約4時間、大谷ヶ丸からたった1時間半の登りであったが、昨日からの疲れもあり歩行時間以上に疲れを感じる。




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滝子山(1,610m)の北面には長かった大菩薩嶺から小金沢連嶺の山並みが見える。 よく歩いたな~




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滝子山からは東の良く整備されたトレイルを降り、一気に標高を下げる。 滝子山から程なくして “女坂” と “男坂” の分岐が現れる。 同行者いわく、“女は黙って男坂” というらしいので尾根を直進する男坂を下降する。




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急な男坂を降った辺りが “檜平” で、右に滝子沢や癒しの森方面からのトレイルを分ける。




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この標高(約1,300m)になって、ようやく新緑を見る。 なんて淡いグリーンなんだろう! いいね~綺麗だね~気持ちがホッコリするね~




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ヤマサクラ?も満開。 スミレも普通に満開。




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広々とした尾根を標高差300mくらい降ると、初狩駅への道標(藤沢集落経由)が現れる。 ちなみに、直進の尾根路でも平栗沢経由で初狩駅へ行けるが、国道20号線を歩く距離が長くなる。




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道標に従って、植林帯のスイッチバックのトレイルへ進む。 スギ林の中では、4弁の花弁が特徴的なミツバコンロンソウ(写真左)や、土から生まれたばかりのヒトリシズカ(写真右)がたくさん咲いていた。




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トレイルは、やがて藤沢川と合流して川下へ向かう。 水場の脇にはベンチもある。




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だいぶ標高を下げ、新緑のグリーンも濃くなってきた。




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藤沢川を右岸から左岸へ渡れば車も走れる林道に出る。 藤沢集落までは近い。




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f0308721_1455335.jpgf0308721_146687.jpg
集落の中は花盛り。 民家の庭先に咲いている園芸種の花々も豪華だけど、やはり野山に咲く素朴な花に目がいってします。 今年お初のラショウモンカズラ(写真左)、ニリンソウはよく見るがイチリンソウ(写真右)は初めて見た。 花が大きいんだね~ 




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f0308721_14155040.jpg中央自動車道の高架下を通って、国道を横切り、狭い路地を抜ければ、今回の縦走のゴールJR初狩駅に到着だ。
滝子山から約4時間、林道に出てからの里歩きも意外と時間がかかった。 
後半は雨具を着たり脱いだりとわずらわしいお天気であったが、ずぶ濡れになるほどではなかった。 
2日間で34km 特に難しい個所は無く歩き慣れているハイカーなら問題ないだろう。 ただし、とにかく長いので体力と持久力が必要なルートである。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約15km / 実動時間(休憩込): 約8時間 (湯ノ沢小屋6:30‐大蔵高丸7:10‐大谷ヶ丸9:00‐滝子山10:30‐初狩駅14:40)
標高差: 約-1200m

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by dream8sue | 2017-05-01 13:44 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

甲斐 柳沢峠から大菩薩嶺を越えて小金沢連嶺を歩く(前編)  Mount Daibosatu in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, April 30, 2017
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ハイカーには人気がある大菩薩嶺であるが、私には縁遠い場所であった。 が、大菩薩嶺から小金沢連嶺を縦走するラインには心をくすぐられるものがある。 そもそも私が小金沢連嶺の存在を初めて知ったのは、昔、岳人という山岳雑誌で私の対談記事を書いてくれたライター(名倉佳代子氏)がこの縦走路を歩いたレポートを載せていたからだ。 その頃は全く興味がなかった山域であるが、歳月を経て彼女が歩いたトレイルを歩いてみようと思い立った。 
小金沢連嶺だけなら石丸峠あたりから入山するのが一般的だろうが、どうせなら大菩薩嶺から一気に歩こうということで、大菩薩嶺の北側にある柳沢峠から入ることにした。 柳沢峠から大菩薩嶺を越え小金沢連嶺を南下してJR中央線の初狩駅までの全長約34kmのロングルートである。 途中の湯ノ沢峠避難小屋を利用しての1泊2日山行である。




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f0308721_3271240.jpg<公共交通の場合>
縦走初日の約20kmの歩行時間を考えると、できるだけ早く柳沢峠をスタートしたい。
八王子駅周辺で前泊をして、始発の中央本線で塩山駅へ。
塩山駅で予約をしておいたタクシーで柳沢峠まで入る。 
タクシーは約30分で柳沢峠に着き、7時前には歩き出すことができた。
タクシー料金は片道5600円。
ちなみに塩山駅からバスも出ているが、柳沢峠行のバスは始発でも9時30分着である。
GWとあって、パーキングもすでに満車状態だ。
トレイルは、パーキング入口の道路を挟んだステップから始まる。




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始まりは、明るい雑木林の中を行く。 鳥の鳴き声をBGMに聞きながらの快適な歩きだ。 ♪




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緩やかな路を45分くらい歩けば六本木峠だ。




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六本木峠で右(南)方向へ進み苔生したツガの森を通過する。




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f0308721_3301958.jpgそして、天庭峠、寺尾峠にさしかかる辺りでは、再び広葉樹林帯になる。
陽当たりのよい明るい森の中では、落ち葉の布団から顔をのぞかせている小さな花を発見。
背丈が5㎝くらいの可愛らしい花は何かしら? ヒメイチゲに似ているな~?




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寺尾峠を過ぎると、またも苔生したツガの森となる。




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f0308721_3315426.jpgそこにも綺麗な純白の花がたくさん咲いていた。
花の形がウメの花に似た、その名もバイカオウレン(梅花黄連)である。
私が知っているもう一つのウメに似た花にウメバチソウというのがあるが、そちらの花にもよく似ている。
予想外の花との出合に気を良くして気分はルンルン ♪




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柳沢峠から約2時間強の行程で、裂石からのルートが合流する丸川峠に到着。
しばし休憩の後は、丸川荘の前を通って、傾斜の増した針葉樹林帯のトレイルを登る。




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丸川峠を過ぎると木立ちの間から大菩薩嶺が見え隠れするようになる。 “北面なので沢筋には残雪があるな~” と、思って歩いていると、沢筋だけではなく山腹につけられたトレイルにもまだたっぷりと雪がついていた。 所々アイスバーンになっている斜面を一歩一歩確認しながらトラバースする。




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f0308721_3332448.jpg意外にもコメツガの森の中は小鳥のさえずりで賑やかだ。 
山頂に近づくにつれ残雪も無くなる。
丸川峠から登ること約1時間半で大菩薩嶺に到着。 
山頂は樹木に囲まれて展望はない。




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山頂から南に少し行った所に “雷岩” という眺望の良い場所がある。 展望を楽しみながら多くのハイカーが休んでいた。 眼下に大菩薩湖(上日川ダム)と、その後方にはお約束の富士山が鎮座する。 でも、春霞でイマイチの富士山だね。




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西側には南アルプスの白い山脈も見える。




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さて、展望を楽しんだら先を急ごう。  ササ原の稜線上には “賽ノ河原” と呼ばれる場所がある。




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雷岩からなだらかな尾根を30分ほど降れば賽ノ河原の避難小屋に着く。 開放的な賽ノ河原の風情は実に気持ちが良い。 林道を使えばマイカーで麓まで簡単にアクセスでき、手軽に2000mのアルペン気分を味わえるのだから、ハイカーに人気なのも分かる気がする。




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f0308721_3454059.jpg賽ノ河原から大菩薩峠までは10分ほどだ。 
上日川峠からのメジャーな登山道が合流しているのでハイカーが多い。 
トレイルが介山荘の土産売り場を通り抜けているので、神社の参道にでも来たような錯覚を覚える。 



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ハイカーの多い山は苦手なので、逃げるように大菩薩峠を後にして、石丸峠に向かう。 コメツガの林をひと登りすれば、ササ原が刈られたピーク(熊沢山)に出る。 眼下には石丸峠のトレイルが見える。 




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ササ尾根を降りきった石丸峠からが小金沢連嶺である。 本日の工程(柳沢峠~湯ノ沢峠)のまだ半分だ。 眼前にはこれから登る小金沢山が大きく高くそびえている。 




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石丸峠からひと登りした天狗棚山から振り返れば、熊沢山(左)とバックには大菩薩嶺から賽ノ河原のササ尾根が見える。 こうした自分が歩いてきた長い稜線が見渡せるのも縦走の醍醐味のひとつではないだろうか。




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天狗棚山から狼平へは、セピア色のたおやかなササ野原が続く。




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狼平のササ原は、思わずテント泊したくなるような、とても気持ちの良い場所だ。




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さて、そうは言っても湯ノ沢峠までは、まだ小金沢山や牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳といった2000m前後の山々を越えなくてはならないので、のんびりはしていられない。 狼平からは針葉樹林帯の急登となり、所々残雪やぬかるみもあるので疲れるポーションである。 狼平から1時間あまりの登高でようやく小金沢山(別名:雨沢ノ頭/ 2,014m)に着く。 朝からの疲れもあり、この日のルート中で一番きつく感じた。 




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小金沢山で休憩してから牛奥ノ雁ヶ腹摺山との鞍部へ下る。 春には遠い鞍部の景色は、カリフォルニアの大平原によくある、草原と大木の荒涼とした風景を私に思い出させた。 
→ “静かで美しい晩秋の高山   Mine Shaft Saddle via Dry Lake in San Bernardino NF”




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f0308721_3513917.jpgそして、登り返したピークが牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま/1,990m)という、長くて面白い名前の山だ。 
富士山の展望台らしいが、富士山は霞んでまったく見えなかった。




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牛奥ノ雁ヶ腹摺山から草原の鞍部に降って、登り返したピークが川故桃沢ノ頭(1,940m)。 




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f0308721_3525887.jpgさらに、川故桃沢ノ頭から少し降ると、小金沢連嶺の東側を走る真木小金沢林道の大峠への分岐を左に分ける。
そして本日最後の登りは黒岳へ向かうコメツガ林のトレイルであるが、やたらと倒木が多い。
展望のない樹林帯には鹿の食害と思われる表皮がはがれた樹木も目立つ。




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そして、ようやくたどり着いた黒岳(1,987m)は針葉樹に囲まれた静かな山頂である。 




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黒岳から湯ノ沢峠への下りでは、奥武蔵のウノタワを思わせるような自然林の窪地を通る。




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窪地の先には白谷ノ丸(別名:茶臼岳)の山名板が立つ見晴らしの良いピークがある。 ピークから坂を降って右(西)の尾根が湯ノ沢峠への下降路である。 左方向にも路があるが大峠へ向かうトレイルのようなので間違えないようにね。




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f0308721_22492178.jpg後は下るだけ・・なのだが、この下りがザレた急傾斜で結構悪い。 
そして、最後に枯れたスズタケが横倒しになった斜面をトラバースすれば、ようやく湯ノ沢峠だ。
峠の道標を右に少し降れば、本日の宿泊予定の湯ノ沢避難小屋がある。
午後5時、何とか日没前に到着できた。 でも、疲れた~!
避難小屋には、GW中の日曜日だというのに先客は単独の男性が1人だけだった。
10人も入ればいっぱいになってしまう小さな小屋なので、バックアップにツエルトを持参していたが、使わずに済んで良かった。
水場は小屋から5分くらいの所の沢から取れる。
裏手のパーキングにはバイオのトイレもある。
さて、翌日は、標高差約1,200mの下降がまっている。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約19km / 実動時間(休憩込): 約10時間 (柳沢峠7:00‐丸川峠‐大菩薩嶺11:00‐石丸峠-小金沢山14:00‐牛奥ノ雁ヶ腹摺山‐黒岳16:00‐湯ノ沢小屋17:00)
標高差: 約600m(アップダウンが多いので累計高低差はこれ以上ある)

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by dream8sue | 2017-04-30 03:22 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥秩父 和名倉山(後編)将監峠から和名倉山     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai NP

Monday, December 12, 2016
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奥秩父の和名倉山(別名:白石山)ハイキングの2日目。 和名倉山は、奥秩父主脈縦走路から離れてはいるが、秩父湖に注ぎ込む滑川と大洞川を分ける長大な尾根の頂点である。 訪れるハイカーも少なく静かなハイキングができるトレイルなので、いつかは歩いてみたいと思っていた。




f0308721_18561637.jpg将監小屋で寒い一夜をすごした私たちは、テントなどの荷物を小屋にデポし、明るくなりだした午前6時半に小屋を出た。 070.gif
前日の西御殿岩と将監小屋までのプロセスはこちらから → “奥秩父 和名倉山(前編)七ツ石尾根から西御殿岩     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai National Park”




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山ノ神土分岐までは、前日に登った西御殿岩と同じである。 将監峠から山ノ神土分岐へ向かう途中で北側の尾根に朝陽が当たって美しかった。 072.gif




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山ノ神土分岐には小屋を出発してから40分ほどで到着。 和名倉山へは、前日に行った西御殿岩へのトレイルとは160度反対(東方向)にある、やや藪の濃いトレイルへ進む。 070.gif 西御殿岩から派生している尾根の東側を巻くように進むと、ササが谷側へ流れた歩きにくい山腹のトラバース路となる。 




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小さな水の流れる沢を横切り、さらに進むとササ原の広がる展望の良い斜面に出る。 




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南側には今日も富士山が美しいすそ野を広げて鎮座している。 手前に見えている青い山容は大菩薩嶺かな? 072.gif




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西側を巻くトレイルには、半世紀ぶりと言われた11月の降雪の雪が残っていた。 所々アイスバーンになっているので慎重にトラバースする。 008.gif




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リンノ峰(1,974m)は、直登する踏み跡もあるが、西側から巻くのが正解。




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巻き路はツガの樹林帯の山腹を行く。 070.gif




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山ノ神土分岐から1時間ほど歩いて、西仙波の標識がある岩尾根上に着く。 展望は無いが日当たりが良いので一休みしていこう。 063.gif 




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西仙波からシャクナゲの群落をぬけると、顕著な岩場が現れ、視界も一気に開ける。 




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西側を振り返れば、西御殿岩から笠取山などの奥秩父主脈の山々が続いている。 陽当たりのよいこの辺りは、アセビの群落があり早くも赤い蕾を付けている。  056.gif




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北側には奥秩父、西上州の山々が広がっている。 遠方には雲の上に頭を出している浅間山も見える。 072.gif




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東側には、これから向かう東仙波のピーク。 稜線を境に伐採された南斜面のササ原と北斜面の樹林帯とが対照的である。




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東仙波(2,003m)のピークに到着。 066.gif 042.gif




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東仙波からは北へ伸びる穏やかな稜線に進む。 西側は滝川、東側は大洞(おおぼら)川という壮大な2つの谷を分ける尾根である。




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東側に大きく開けた大洞川を挟んで、対岸には秩父三峰山の山並みがそびえている。 




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前日に登った西御殿岩からも見えていたが、ここから見る雲取山は一層大きく見える。




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西側の展望。 しばらくは見通しの良い岩稜を行く。  070.gif




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左側(西側)が崩れた場所などもあるので注意してね。 バームクーヘンのような重層をした岩が面白い。 045.gif




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吹上ノ頭周辺からは西側に白い衣をつけた南アルプスも見える。 やがて緩いアップダウンを繰り返し広い平地にでる。 この辺りが八百平かな? 039.gif




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八百平のやや北にある川又分岐に着く。 秩父側の川又へ通じるトレイルがある?ようだが一般的ではない。 川又へのトレイルは不明瞭で遭難事故も起こっているようなので上級者以外のハイカーは立ち入らないほうが良いだろう。 道迷いしてトレイルを外れ滝川へ迷い込めば、滝川には奥秩父有数の深い沢が(私も豆焼沢を遡行したことがあるが)いくつもあるので脱出が困難になるだろう。 034.gif





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川又分岐の先には、和名倉山の別名、白石(しろいし)山を示す標識も残っていた。 この標識は古い山岳雑誌で見たことがある奥秩父山岳会の物で、個人的にはとても懐かしい気がした。 雑誌では太いナラの木に掛かっていたのになぁ~ 039.gif




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川又分岐から程なくして二瀬分岐に着く。 ここにザックをデポして和名倉山をピストンする。




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二瀬分岐からは、二瀬尾根ルートと分かれて、東の緩やかな山腹をたどる。
カラマツの若木の中を通り抜けると和名倉山への道標があるので、道標に従って北東方向の針葉樹林帯に入って行く。 
見上げれば樹林帯の上の青天に一筋の飛行機雲が白線を描いていた。




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針葉樹林の中は倒木がすごい。 和名倉山は、半世紀以上前には伐採と山火事によって荒廃が目立っていたらしい。 これらの多くの倒木もその影響がまだ残っているのだろうか? 039.gif




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和名倉山(2,036m)のピークは樹林に囲まれていて展望は無い。 小屋からここまで4時間かかった。 苦労してやってくる価値があるか無いかは個人の見解が分かれるところだ。 私? う~ん、ピークそのものは何てことない場所だが、ここに至るまでのトレイル全体に価値があると思う。 なにより私は静かなトレイルが好きなので大満足である。 045.gif 049.gif




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和名倉山からは、将監小屋まで往路を戻る。 東仙波周辺から見える富士山は、まるで裾の長いウェディングドレスのような雲のベールをまとっていた。 072.gif




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将監小屋でデポしておいた荷物を回収して、小屋のバックサイトから林道へ進み登山口まで戻る。 林道はダートではあるが小屋まで自動車で入れるしっかりした道である。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約24km(将監小屋~将監峠~山ノ神土~西仙波~東仙波~吹上ノ頭~川又分岐~二瀬分岐~和名倉山~二瀬分岐~川又分岐~吹上ノ頭~東仙波~西仙波~山ノ神土~将監峠~将監小屋~将監登山道口)
標高差: 約+300m/-730m
実動時間: 約9時間 (将監小屋~和名倉山 約4時間、和名倉山~将監登山道口 約5時間、休憩込み)
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by dream8sue | 2016-12-12 18:21 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥秩父 和名倉山(前編)七ツ石尾根から西御殿岩     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, December 11, 2016
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奥秩父の和名倉山(別名:白石山)は、雲取山の北西に位置し、奥秩父主脈縦走路からポツンと離れている。 その為なかなか訪れる機会がないのだが、本格的な冬山になる前のラストチャンスとしてテントを担いで行ってきた。 宿泊予定地の将監小屋は避難小屋として開放されているのでそちらを利用すればテントが無くても大丈夫だ。 034.gif
奥秩父の魅力は圧倒的な量感の深い森林と渓谷だろう。 そんな中でも和名倉山は訪れるハイカーが少ない地味な存在ながら、奥秩父と呼ばれるエリアの一画をなす巨大な山域の頂点である。 アクセスは東京都の奥多摩から入り、アプローチは山梨側の将監登山口で、山頂は埼玉県秩父市に属する。 まさに3県を股にかけてのハイキングである。 遠かった~! 042.gif 003.gif



f0308721_15581576.jpg<マイカーの場合>
山梨側の将監登山道口へは、国道411号線(青梅街道)で、東京都の奥多摩湖畔をひたすら西に走り県境を越える。 
青梅街道ってこんなにも山深かったのかと改めて驚く。 
柳沢川のオイラン淵のヘアピンカーブで右(北)へ曲がり一ノ瀬林道に入る。 
キャンプ場を過ぎ登山口近くの “民宿みはらし” のパーキングに車を停める。(500円/1日)




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お昼近い遅いスタートで登山口から将監小屋(本日の宿泊予定地)へ通じる林道を行く。 この辺りは奥多摩湖の水源ということもあり水量豊かな沢がいくつも流れ込んでいる。 林道を横切る沢には、このところの冷え込みでツララができ、陽が昇っても解けることはなかった。 002.gif




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登山口から1.5kmほど歩くと、 “牛王院下” の分岐が現れる。 本日は将監小屋までなので、西御殿岩という展望台に寄り道して行くことにする。 この分岐を左の七ツ石尾根に進む。 070.gif




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トレイルは、よく踏まれた作業道でミズナラなどの落葉樹も多く、今の時季はとても明るい。  072.gif




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森の林床には、背の高いクマザサが広がっている。




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急で単調な坂道が続く。 汗ばんだ身体も少し休むとすぐに冷えてくる。 雑木林がカラマツの植林になると右から作業道が合流してくる。




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七ツ石尾根では、至る所で鹿の食害を見かける。 樹皮がむかれたカラマツが痛々しい。 002.gif




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やがて、牛王院平と思われる緩やかな尾根に出る。
この辺りではトレイルに獣避けネットが施されている。
鹿を駆除するハンターにも会った。
鹿公害は日光だけではなく、奥秩父でも深刻なようだ。 039.gif
牛王院平で主脈稜線に合流し、ここに荷物をデポし西御殿岩へ向かう。 070.gif





f0308721_1632196.jpg主脈稜線を左に10分も行けば、山ノ神土分岐に着く。 042.gif
西御殿岩へは、主脈稜線の南側を行くトレイルを左に分け、右のトレイルに進む。 070.gif 
ちなみに、尾根の脇を東に巻くようについている細い踏み跡が和名倉山へのトレイルである。 034.gif




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西御殿岩へのトレイルに入り山腹を北西に行くと、崩壊地が現れる。 




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崩壊地をやり過ごし西御殿岩への分岐はまだかまだかと息を切らせながら登る。 042.gif
ササに覆われた分岐は見落としやすいので注意してね。 034.gif
分岐を右に曲がり踏み跡を追う。 




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勾配は一層きつくなり、やがて岩場が現れるので、ひと登りすれば西御殿岩だ。




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頑張って登ってきた苦労が報われるような素晴らしい眺望だ。 066.gif 072.gif




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360度の景色を楽しもう。




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南側には、お約束の秀麗な富士山の山容。




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西側は唐松尾山から笠取山への山並みが続く。




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北側には滝川の谷の奥に両神山、その右には和名倉山への稜線が見える。




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そして、東側には雲取山を始めとする三峰山の山々もくっきりと見えている。




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さて、名残惜しいが冷え込む前に将監小屋まで降ろう。 神ノ神土から牛王院平まで往路を戻りザックを回収して将監小屋へ向かう。 主脈尾根を東へ降ること少しで将監峠に着く。




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将監峠から南に草原を少し降れば将監小屋が見えてくる。 将監小屋は、冬季は避難小屋として開放されている。 70人収容可能な小屋はやたらと広く、この時期はかえって寒々しい。002.gif  私達は小屋には入らず外にテントを張って寒い一夜を過ごした。 小屋に泊まった単独の男性いわく、小屋はとても寒くテントの方が暖かいだろうとのことだった。 同感! 003.gif

さて、翌日はいよいよ和名倉山への長いハイキングである。 → “奥秩父 和名倉山(後編)将監峠から和名倉山     Mount Wanakura in Chichibu-Tama-Kai National Park”


本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約7.5km(将監登山道口~七ツ尾根~牛王院平~神ノ神土~西御殿岩~神ノ神土~将監峠~将監小屋)
標高差: 約+800m / -300m
実動時間: 約4.5時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-12-11 15:51 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥秩父 両神山 尾ノ内沢道と荒れた河原沢川ルート    Mount Ryōkami in Chichibu-Tama-Kai NP

Sunday, October 30, 2016
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今年2016年の春に天理岳から両神山へ登った。 その際に右側に切れ落ちた尾ノ内沢の存在が気になった。 そこで紅葉狩りを兼ねて尾ノ内沢ルートを歩くことにした。 その尾ノ内沢道は、八丁尾根の稜線上の西岳と東岳の間のキレット左の小岩峰に突き上げる。 下降は、山頂の喧騒を避けて八丁尾根を八丁峠へ降り、さらに河原沢川ルート(坂本コース)というマイナーなルートを歩くことにした。

天理尾根(天武将尾根)から登る両神山はこちらから → “奥秩父 天理岳を越えて両神山へ    Mount Tenri to Ryōkami in Chichibu-Tama-Kai National Park”




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尾ノ内渓谷登山口は “尾ノ内自然ふれあい館(埼玉県秩父郡小鹿野町大字河原沢3515)” から始まるのでターゲットしやすい。 国道299号線を小鹿野市街地から西に約18km走り、 “小金平バス停” の先、 “龍頭神社” を左折して約1kmでふれあい館のパーキング(約20台/無料)に着く。
パーキングからは、両神山の稜線や大キギの鋭鋒を望むことができる。 072.gif




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登山口周辺は冬の人工氷壁がウリで、立派な吊橋が架けられている。 眼下に美しい滝を眺めながら吊橋を渡り、尾ノ内沢の懐へと入って行く。 070.gif




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始めは沢の左岸を渓流美を見ながら歩くが、トレイルは斜面の崩壊などもあり注意が必要だ。 30分程で “山の神” の標識があり、左側の岩上に小さな祠が祀られている。  
(注意: “右岸、左岸” という場合は、川の下流を向いて右側が右岸、左側が左岸である。)




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所々で岩盤の上に根を下ろす樹木を見かけるが、その生命力には驚くばかりだ。 005.gif




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山の神を過ぎると、トレイルは薄くなり赤テープを探しながらのルート取りとなる。 スズの沢の出合いを過ぎるあたりから渡渉も頻繁となり、右岸から左岸へ。 071.gif




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左岸か右岸へ、右岸から左岸へ、そしてまた左岸から右岸へ渡る。 大きな流れは無く、どこも飛び石で渡渉できる。 071.gif




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いくつもの小滝を越え、緩やかに標高を上げていくと、一際赤テープが多く、ケルンがいくつも立っている支流の出合に着く。 沢登りの対象となっているキギの沢の出合いだ。  登山口からここまで約1時間なので一休みしていこう。 063.gif




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休憩後、なおも本流に沿って行くと、沢筋に黒い滝(7m滝)が現れ、その滝を高巻くように右岸の岩壁にクサリがセットされている。




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クサリ場をこなして沢筋を行くと、いったん水流が涸れる。 崩れた小尾根を残置のトラロープで越えると再び水流のある沢にでて、しばら行くと “油滝” の標識が現れる。




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キギの沢の出合いから45分。 登山口から2時間弱で油滝に到着。 道標のある左岸に渡り一休み。 063.gif 




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せっかくなので、滝壺近くまで寄って滝見物をしていこう。




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油滝自体はさほど美しい滝ではないが、静かに流れる清流と深い滝壺、そして辺りの岩壁との調和が見事な渓流美を作り出している。 072.gif 049.gif




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油滝を過ぎると、沢から離れ尾根の急登となる。 見上げる自然林はグリーン一色なのに、足元の落ち葉はカラフルに紅葉している。




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油滝から大汗をかいて登ること約30分、目の前に大きな岩壁が立ちふさがる。 その岩壁の基部に隙間があり、ここが “地獄穴” のようだ。 地面と岩の隙間から潜り込むと、洞窟の中は広く、天井は人が立てるほど高い。 修験者たちはここでビバークしたのかな? 037.gif




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地獄穴の探検を終え、岩壁を右にまわり込みさらに登り続けると支尾根に出る。 ここに “八日見山道” と書かれた比較的新しい標識があった。 これで “ヨオカミ” または “リョウカミ” と読むのかな? 尾ノ内では両神山のことを八日見山と呼ぶようだ。 027.gif




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トレイルは、支尾根から一段と勾配の増した斜面を登り、左の尾ノ内沢本流方向へトラバースしている。 さすがにこの辺りの標高まで登ると紅葉が見られるようになる。 072.gif




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モミジの赤が際立っていた。 072.gif




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やがてワイヤー?針金?がセットされた尾根を登るようになる。 勾配も急で張り出した木の根を掴んでの四つ足登行となる。




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急登を登り切ると、シメ縄が張られた “シメ張場” に着く。 木立の間から大キギの鋭鋒が迫って見える。 天理尾根から見えた大岩壁の大キギとは異なり、簡単に登れるのではないかと思われる藪の多い壁だ。 




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シメ縄場の先から、左方向に斜面をトラバースしてルンゼを渡る。  湿ったルンゼの側壁をクサリでトラバースするが、クサリのアンカーがぐらついていてあてにならない。 濡れた逆層のスタンスに慎重に乗る。 短いが嫌なトラバースだ。 トポには、ここは “ヒンマワシ” の岩場と書かれてある。




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クサリで小尾根を回り込むと、一直線に登り上げる急な尾根となる。 半端でない急登で体力を消費する。 途中に後方の景色が開ける場所があり二子山などを見ることができる。 立ち止まり直下の紅葉を見ながら息を整える。  042.gif




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長いクサリの一直線尾根は、トポには “キンササゲ” の岩場と書かれてある。
いよいよ稜線に近づくと人の声が聞こえ、最後と思われる登りを這い上がる。
登り上げた稜線は八丁尾根で、龍頭神社奥社の小さな祠が祀られている。
地獄穴から約1時間30分、尾ノ内渓谷登山口から約4時間の登高であった。

ちなみに、尾ノ内沢ルートはメジャーなルートでは無いので初級レベルのハイカーは入山しない方が良い。  034.gif
ここにもその旨の警告板があるのだが、倒木の陰になってしまってよく見えない。 025.gif
この日も山頂へ行きたいというハイカーが間違って尾ノ内沢ルートに入ろうとしていた。




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行きかうハイカーと挨拶を交わしながら、紅葉をおかずにランチタイムを楽しむ。 063.gif




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前回、八丁尾根を歩いたのはアカヤシオと新緑の頃だったので、紅葉の八丁尾根もなかなかいいね。 072.gif




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ランチ後は、山頂方向とは逆に八丁峠を目指して西へ進む。 いきなりのクサリ場の下降だ。 008.gif




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クサリ場を降りきれば “風穴キレット”。 西岳への岩稜を登り振り返れば、先ほど登ってきた尾ノ内沢側から霧が昇っている。  005.gif




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西岳、行蔵峠と行くが、秋の八丁尾根は大混雑だ。 クサリ場ではロープ確保して歩く大パーティーの時間待ちを余儀なくされる。 025.gif




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ふと目にしたツツジの木に何やら実のようなものがついていた。 アカヤシオの実かな? 072.gif 039.gif




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途中の小ピークから東面の景色が開ける。 072.gif




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八丁峠方向にも霧が舞って、幻想的な紅葉風景が美しい。  072.gif




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八丁尾根はクサリの多さでは有名なルートなので、下降は特に慎重に降ろうね。 034.gif





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龍頭神社奥社から八丁峠までは、距離は短いがアップダウンが多く八丁尾根の縦走に思った以上に時間を取られた。 

龍頭神社奥社から渋滞待ちも含めて約1時間30分で八丁峠に到着。 042.gif




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八丁峠からは河原沢川ルート(坂本コース)を降る。 スイッチバックの急坂を落ち葉を蹴散らしながら一気に降る。 降りだして程なくして左に八丁トンネルの登山口(八丁峠登山口)への分岐を分ける。 普通のハイカーは八丁峠登山口からで、この河原沢川ルートを使うハイカーは稀である。 




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スイッチバックを終えると、トレイルが不明瞭になる。
小尾根から涸沢へ降る。

花はほとんど終わっているが、これは? 
ノダケの実かな? 精米した米粒みたいで何とも美しい。 056.gif




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ガレた急斜面を降ると、ようやく沢筋に近づく。 071.gif




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しかし、沢筋は荒れていて倒木や土砂崩れの個所も多いので歩行には十分な注意が必要だ。 034.gif 左岸から右岸へ。 071.gif




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右岸から左岸へ。 ルートファインディングが一段と難しくなるので赤テープなどの目印をよく探そう。 大岩のある左岸のトレイルへは、道標が隠れていて渡渉ポイントが分かりづらい。 034.gif




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しばらく左岸を行き、また沢を横切る。




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右岸の樹林帯を行くと、“大岩の下の山の神” に着く。 すぐ左に林道が走っているので、里に下りてきた感があるが、実はここから坂本までが結構長い。 025.gif 




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沢筋から大岩の基部の踏み跡を降って、右岸のスギ林に入って行くと、すぐに自然林となり河原沢川に沿って下流へ行く。 すると、対岸からは岩壁のリスにしか見えないトラバース路がある。 “え!ここ歩けるの?” と、疑心暗鬼になるが、ギリギリ歩ける岩バンドがあるので慎重にこなせば大丈夫だ。  034.gif




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下流に行けば行くほどトレイルのコンディションが悪くなる。 




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崩壊した山腹のトレイルにはフィックスロープが張られてあり、ついには沢の中を歩くことになる。 039.gif




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沢の中を降って行くと、左手(左岸)にスチールのレールが突然現れる。 何か荷物を運ぶレールだろうか?  005.gif  039.gif




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沢筋から右岸の斜面に登って、すさまじく崩壊した斜面をトラバースして、針葉樹林帯へ入って行く。




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薄暗い針葉樹林帯に入ると、トレイルは安定してきて祠の前を通過する。 しばらく行くと水道設備のある坂本登山口に着く。 八丁峠からこの登山口まで約2時間30分である。 ここから尾ノ内渓谷登山口である尾ノ内自然ふるさと館までは車道を歩いて約1時間弱である。 あらかじめ2台の車でカーシャトルしておくと、この1時間の車道歩きをカットできるのでお勧めだ。 049.gif

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約11km(尾ノ内渓谷登山口~山の神~油滝~地獄穴~八丁尾根龍頭神社~八丁峠~大岩下の山の神~坂本登山口)
標高差: 約1100m
実動時間: 約9時間 (尾ノ内渓谷登山口~八丁尾根龍頭神社への登高 約4時間、八丁尾根~八丁峠の稜線歩き 約1.5時間、八丁峠から坂本登山口への下降 約2.5時間 休憩 約1時間込み)

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by dream8sue | 2016-10-30 18:56 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥多摩 払沢の滝から花咲く峠道を歩く    Hosawa falls in Chichibu-Tama-Kai National Park

Tuesday, October 11, 2016
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久しぶりに滝のあるトレイルと峠から峠を繋ぐトレイルが歩きたくなって奥多摩エリアを訪れた。 東京都西多摩郡檜原村にある払沢の滝(ほっさわのたき)をスタートして、時坂(とっさか)峠から人里(へんぼり)峠という秋の野花が咲きほこる峠路を経て、浅間尾根(せんげんおね)から数馬下まで歩いた。 檜原村のカイドマップでもリコメンドしている定番ハイキングルートである。 
また、紅葉シーズンに入る前の最後の野花を愛でるハイキングとなった。 よく見かけるおなじみの野花であるが、私は花の名前に詳しくないので、間違った記載などあればコメントいただければありがたいです。 040.gif 035.gif




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<公共交通の場合>
JR武蔵五日市駅から西東京バスの数馬行きか藤倉行きで “払沢の滝入口” で下車する。 
車道を横切り払沢の滝の看板が架かる狭い道に入る。 浅間橋の手前を左に曲がり小さな払沢橋を渡れば浅間尾根と払沢の滝の分岐道標がある(写真右)。 左に曲がり北秋川の支流のセト沢の左岸(川下に向かって左側)を上流へたどる。




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ウッドチップの敷かれた快適なトレイルを行くと・・あら、こんなところに郵便局が。 “ひのはら郵便館” と表示されているが、郵便局なのかしら? 観光客相手に木工製品の展示や販売をしているようだ。




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その後 “忠助淵” などの渓流をみながら進むと、払沢の滝が現れる。 バス停から20分程だ。 払沢の滝は、セト沢にかかる4段の滝らしいが、上流の滝はよく見えない。が、26mの1段目の滝には階段を登って滝壺まで行ける。 う~ん、やはり滝はいいな~。マイナスイオンに癒されるな~ 043.gif




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そして、水のある所には花も咲く。 花を愛でながら歩くのがもう一つの楽しみだ。 ノブキの花後が金粉をまとったようで何とも美しい。 056.gif




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模様がユニークなホトトギス。 056.gif




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ハナタデも秋を感じさせる花だね。 イヌタデとの違いが分からない! 誰か教えてください。 040.gif




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滝好きの私としては往復30分程の払沢の滝で1時間以上も道草をくってしまった。 さて、滝見物の後は峠歩きの始まりだ。 070.gif 浅間尾根と書かれた分岐まで戻り、坂道を登ると公衆トレイの前にでる。 ここから少しの間、浅間林道の車道歩きをすると、カーブミラーのある所で左の山路に入る。




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この路にもお花がいっぱい。 秋の野花の定番、キバナアキギリ。 056.gif




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お初にお目にかかります、ミゾソバの蕾。 形が牛の額にも見えることからウシノヒタイという別名があるらしいが、牛の額ってどんな形だっけ? 039.gif 056.gif




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こんなに可愛い花なのに名前が可哀そうハキダメギク。 037.gif 056.gif




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こちらもお初のマツカゼソウ。 こちらは爽やかな名前だね。 056.gif




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ハイキングトレイルは浅間林道を何度も交差している。
舗装道路に出たかと思うと、またまたショートカットのような脇道に入る。
脇道は民家の間を巧みにぬって行く。




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足元の草花についつい時間を忘れて見入る。 おやまぁ!夏草の定番ツユクサがまだ咲いているとは。 005.gif 056.gif




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この花も初めて見るキツネノマゴという面白い名前の花だ。 056.gif




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このマーガレットのような菊科の花はカントウヨメナ? シロヨメナ? 039.gif 056.gif




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ゲンノショウコは花もあれば、実になっているものもある。 この実の形が神輿に似ているのでミコシグサとも言われる。 本当に御神輿みたいだね。 045.gif




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トレイルは登り坂となり公衆トイレがある場所で浅間林道にまたも合流する。 
こんなトレイルにもちゃんと公衆トイレが設置されているとは、さすが国立公園だね。 
時坂峠へは林道を横切り石段のトレイルに入る。




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こちらには奥秩父の五郎山ではじめて見たヤクシソウがたくさん咲いていた。 五郎山ではカラマツの森に咲く小さな株だったが、ここのは高さが1mくらいある大株である。 こんなに大きくなる植物だったのか~。 → “奥秩父 五郎山で岩山歩きとキノコ狩り     Mount Gorō in Chichibu-Tama-Kai National Park”





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やがて坂の上に鳥居と祠がみえてくる。 ここが時坂峠だ。 ここからまたまた舗装道路の林道歩きとなる。




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退屈な林道歩きではあるが、路肩には見慣れないワイヤー状の花が・・こんな花見たこと無い。 後で調べたらクサボタンの実のようだ。 初めてクサボタンを見たのは妙義山の石門めぐりの時で、あの花と同じ花とは思えない。 → “下仁田町 妙義山 石門めぐり     Mount Myōgi in Shimonita,Gunma”





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こちらはナギナタコウジュ。 この花も場所によってはこんなに大きな株になるのだね~。 




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時坂峠からの林道が浅間林道と合流したら西へ向かう。
御前山登山口への分岐を右に分け、少し行けば峠の茶屋がある。
峠の茶屋の西側の展望台から大岳山や御前山が大迫力で見られる。




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峠の茶屋の先で、林道から外れて左の古道に入る。 
かつて甲州中道と呼ばれ、甲州の塩山方面と五日市を結んだ歴史を偲ばせるトレイルだ。




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古道に入るとセト沢の源流を渡り尾根を登る。 
カタクリ観察路を過ぎると小岩への分岐を右に分ける分岐に着く。 
直進すれば休憩所のある浅間広場へ行く。 
ここは左の山路に進み桜の疎林を抜け、展望台へ寄って行こう。




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払沢の滝から3時間30分ほどで浅間嶺の東にある展望台に到着。 ここに “浅間嶺” の標柱があるが誤りのようだ。 展望台からは晴れていれば北に御前山、大岳山方向の展望が望める。 南には富士山や丹沢山系が見渡せるらしいが、この日は残念ながらあまり良い天気ではなかった。 002.gif




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でも、展望台周辺にはアキノキリンソウやアザミ、菊科の花などがいっぱい咲いていた。 特に目についたのはサラシナショウマの大きな白い花だ。 056.gif




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展望台から西に降った所に浅間嶺休憩所がある。 トイレもベンチもある林の中の広場(浅間広場)だ。




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浅間嶺休憩所から西の尾根を登ると、富士浅間神社の小さな祠がある。 その先の小高いピークが浅間嶺(小岩浅間)である。




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浅間嶺を過ぎ、右側が刈り込まれた見通しの良い尾根を行けば、静かな人里峠に着く。 人里峠を過ぎるとスギ林の起伏の少ない尾根路を行く。 路肩には馬頭観音や石仏が多い。 




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浅間嶺休憩所からおよそ1時間、930.2mの三角点ピークの南を巻いて行けば、一本杉(一本松)に着く。 




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一本杉の標柱の根元にコウヤボウキという面白い花が咲いていた。 高野山で茎を束ねてほうきにしたのでこの名がついたとか。 056.gif




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一本杉の先で藤倉方面へぬけるトレイルが北に伸びている。
しかし、現在は崩壊工事のため通行止めになっている。 034.gif




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やがて、 “サル石” と書かれた大岩の前を通る。 サル石は猿の手形がついた岩らしいが、手の形は分からなかった。




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サル石から少し西へ行くと風張峠方面の分岐に着く。 ここが数馬分岐である。 直進するのが浅間尾根登山口に行くポピュラーな路のようだ。 私はあえて分岐を右に曲がり風張峠方面へのトレイルに進んでみた。 サラシナショウマの咲くスギの植林を行けば林道(横倉林道?)を横切り数馬峠(藤原峠)へ至る。




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ここにも、初めましての花を見つけた。 セキヤノアキチョウジという花のようだ。 056.gif




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地蔵のある分岐に着く。 ここが数馬峠(藤原峠)なのかな~? 
ここに “浅間登山口バス停” と書かれた白い小さな道標がある。
この道標を信じて南に降る。 
あまり歩かれていない路とみえて荒れている。
最後は廃屋の横を通りぬけ民家の裏から車道に出た。






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一枚石橋を渡りバス通りの県道に出たら右に100mほど行けば “浅間尾根登山口” のバス停である。

低山の峠路ということで、林道との交差が多く山歩きというより里歩きといった感じだ。 今回は初めてみる草花もあり花の多さには驚いた。 時坂の集落で会った地元の方が言うには、今年はこの周辺で5頭の熊が確認されているとの事だった。 里山なのに熊の出没が懸念されるのも奥多摩らしい。

本ルートのマップ:yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け
行程距離: 約11km(払沢の滝入口バス停 8:00 ~払沢の滝往復 9:00 ~時坂峠~浅間嶺展望台 12:30-12:50 ~人里峠~一本杉 14:00 ~猿石~数馬峠~浅間尾根登山口バス停 15:40)
標高差: 約630m
実動時間: 約8時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2016-10-11 05:16 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)

奥秩父 五郎山で岩山歩きとキノコ狩り     Mount Gorō in Chichibu-Tama-Kai National Park

Saturday, September 10, 2016
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台風シーズンで大きな山、遠い山には行く気にならない。 天気図とにらめっこで晴天日をみつけ日帰り山行が関の山。とはいうものの、残暑厳しきおり低山はNGだ。 最低でも標高が2000m以上はほしいな~・・ということで、高原レタスの産地で有名な長野県川上村にある五郎岳(2,132m)に登ってきた。 070.gif
五郎山周辺は奥秩父北西部に位置し、瑞牆山や金峰山、国師岳、甲武信岳などの名峰が連なっている。 そんな中で五郎山は知る人ぞ知るという不遇の岩山である。 037.gif




f0308721_1440412.jpg<マイカーの場合>
前橋、高崎方面からは長野県佐久市を経由し141号を南下。 海ノ口を過ぎカーブの多い急坂を登り切り、“市場” の信号を川上村方面に左折。 川上村に入り県道68号線を東に走る。 梓山集落の入口から梓川の上流にある “せせらぎの里 町田市自然休暇村” を目指す。 68号線から右に曲がる三叉路には休暇村の案内板があるのでわかるだろう。 045.gif
右折して3kmほど走ると休暇村の建物が左手に現れるので、そのまま林道(梓久保林道)を直進して、その先の二俣を左折し梓川本流に架かる橋を渡る。 橋の先に休暇村のバンガロー(キャンプ場)があり、その先で林道は再び二俣になるので左へ進む。 バンガローを過ぎるあたりから林道が荒れてくるのでダートに強い車以外はあまり奥まで侵入しない方が良いだろう。 034.gif パーキングは橋の周辺とバンガロー先の二俣周辺に数台可能である。




f0308721_145562.jpgバンガロー先の二俣を過ぎれば迷うような分岐はない。 

私達は、林道がシボコリ沢を横断する辺りに車を停めた。 

五郎山登山口までは、この林道を1時間弱ほど歩く。 070.gif 




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途中に “幻の滝” があるので寄り道して行こう。 林道の途中に案内標識があるので右に入る。 滝までは5分くらいなので是非立ち寄ると良いだろう。 049.gif




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“キケン” と書かれたプレートとロープが張られたザレた沢筋が現れ、上流に幻の滝が見えてくる。 滝は20mくらいの緩傾斜、3段の滝で、緑に囲まれたロケーションと相まってなかなか清涼感のある滝である。 043.gif




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滝が大好きなSueは、マイナスイオンのシャワーに身をゆだねるポーズ。 057.gif 037.gif




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足元の岩は苔の絨毯に覆われている。その苔の中に丸いキノコが顔を出している。棒で突くとトップの穴から胞子が飛び出してくる。 ホコリダケというキノコらしい。 005.gif 027.gif




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幻の滝の分岐に戻り林道を登って行くと、もう一つの水流のある沢(シボコリ沢)を渡る。 この辺りにもキノコがたくさん見られる。




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不味そうなプリンアラモードを思わせるキノコ(写真左)や美味しそうなビックファミリーのキノコ(写真右)




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沢を渡り、食用のキノコが無いかキョロキョロしながら林道を歩いていると、ツル植物のイケマが実を付けていた。 白くて可愛い花は知っていたが、実を見るのは初めてだ。 何だかオクラに似ているね。 003.gif




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やがて、林道が二俣に分かれる分岐に小さな手づくり道標がある。 道標に従って右へ進む。 おや、何か見つけたのかな? 039.gif




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カラマツと白樺などの雑木林には、鹿が幹を食べたと思われるリョウブの木や、熊の爪痕と思われる古木などが横たわっていた。 008.gif




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そんな野生の気配の中、何やら素敵な気配も・・ 043.gif
カラマツの落ち葉で覆われた林道には、ハナイグチという主にカラマツ林に発生する食用のキノコがあちらこちらに生えていた。 キノコに詳しい同行者によれば汁物にすると美味しいらしい。 027.gif




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また、ヤナギのような広葉樹の古木にも何やら生えている。 サルノコシカケとは明らかに違うヌメリスギタケモドキという、こちらも食用キノコらしい。 高い位置に発生する事が多いので見る人が見れば発見できるようだ。 027.gif




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そんなキノコ狩りに時間を忘れ、ゆっくり歩いてようやく五郎山の登山口に到着。 ここからは左の山腹に取付き、カラマツ林の急な登りが始まる。 009.gif




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キノコは多いが、花は夏から秋への端境期であまり見られない。 アキノキリンソウがちらほらと咲き、ハナニガナ?と思いきやヤクシソウというイエローの花がカラマツの根元に咲いていた。 056.gif




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この標高のカラマツはまだ緑一色だ。でも、すご~く綺麗~  043.gif だけど、すご~く急登です! 008.gif




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おや?また何か見つけたのかな? 美味とされるタマゴタケもあったよ。 011.gif まだ私は食べたことが無いけど・・ 039.gif




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カラマツ林の急登をひとしきりこなすと、突然、美しいシラカバ林に変わる。 043.gif 072.gif そして、さらに傾斜がきつくなっていく。ふぅ~ 042.gif




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自然林の中は陽がさしていて明るい。そんな林床でスクスク育っているキノコには毒キノコの代表ベニテングタケ(写真左)もある。まるでキノコ図鑑の見本のような卵型だ。 005.gif  全身真っ赤なキノコ(写真右)は何だろう? 自然界で見る赤色は警戒色である。生物的な直感で言うならきっと毒キノコだろう。 041.gif Don’t touch me! If you touch me, you will not forget me. うふふ・・ 037.gif
追記:climbingrose さんより、写真右の赤いキノコはカラマツベニハナイグチというキノコではないかとのコメントをいただきました。 毒は無いようですが苦いので食用には向かないみたいです




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前方に大岩が見えてくると、傾斜はさらにきつくなり息も上がってくる。 幸い風がひんやりとしていて汗だくの身体に心地よい。 042.gif 043.gif




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岩場帯から、いかにも奥秩父といった苔むした樹林帯になる。 木の根を掴んで四足で急登をこなせばマキヨセノ頭まではもうすぐだ。 このセクションは急傾斜で、湿っていて木の根が滑り易いので登行よりも下山時が危険だ。 034.gif




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ようやく樹林帯を抜けだし岩稜の末端に飛び出せば視界も開けてくる。 石標があるけれどここがマキヨセノ頭かな? 039.gif




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痩せた岩稜を慎重に東へ登る。特に右側(南側)は絶壁なので岩場の巻きは左側からが無難である。




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微妙に色づき始めているカラマツが岩場に根を下ろしている。 久しぶりにカラマツの葉を間近でみたが、こんなに美しかったのだね~ 043.gif 072.gif




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見晴しの良い岩稜にまたも石標が現れたが、P1かな? (or ここがマキヨセノ頭かな?) 039.gif 国師ヶ岳が一際高くそびえ立ち、朝日岳、金峰山、小川山の展望が雲の切れ間に見え隠れしている。




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マキヨセノ頭の東側には、これから向かうP2 と五郎山の岩峰が、その威圧的な姿を霧のベールに隠している。 005.gif




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ふと脇に目をやれば、秋も近いというのに、まだミヤマホツツジが可憐に咲いていた。束の間、緊張感を忘れさせてくれる。 043.gif 056.gif




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P1からの下りは右側がザレた崖になっているので要注意。 降りきったコルから右側へうっすらと踏み跡があるが迷い路なので進まぬようにね。 034.gif




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P2の岩峰は北側へ回り込み、湿った岩場の細いバンドをトラバースする。 071.gif




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バンドの途中に1カ所、谷側が切れ落ちた嫌らしい岩場のトラバースがある。 お助けの真新しいトラロープが嬉しい。 040.gif




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トラバースを終え小リッジに登り上げると、眼前に五郎岳の南壁?(西壁?)が倒れ掛かるように迫り圧倒される。 005.gif  ルートはこの南壁の中間部に生える樹林の中についているのだが、見る限りでは、 “本当に登れるの?” って懐疑的になってしまう。 008.gif ワクワク、ドキドキがとまらない。だから岩稜歩きは止められない。 003.gif




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P2と五郎山とのコルへは岩峰の基部に沿って急で湿ったヤセ尾根を降ればすぐだ。 070.gif




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鞍部から南壁側の小リッジを登る。振り返ればP2がかっこいい~! 005.gif 004.gif




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そして、南壁を見上げれば、ゴツゴツした岩質で洞穴やクラック、オーバーハングのミックス壁だとわかる。 005.gif




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絶妙な南壁のトラバース路に、よくぞこんな弱点をついたルートを見つけたものだと先人のルートファインディングに舌を巻く。 038.gif 樹木が生えているので露質感が薄れているが、ここは落ちたらアウトのまぎれもない南壁のド真中なので足元には十分な注意を払おう。 034.gif




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南壁を東側に回り込むと、左の草つき斜面につけられた急な踏み跡があるので、それをたどって尾根に這い上がる。尾根を左(西)に少し登れば三角点のある五郎岳(2,132m)ピークに着く。 066.gif ピークは狭く、北側は樹木に囲まれ展望はイマイチだ。 西側に少し行くと足元が切れ落ちた露岩があり、歩いてきたP2とマキヨセノ頭が眼下に見える。 北西側には川上村を挟んで右に男山、天狗山、御座山も見える。 どの山もいつか登ってみたい山ばかりだ。 視界が良ければ八ヶ岳や北アルプスも見えるらしいが残念だ。





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山頂で1時間のランチ休憩を楽しんだら、登山口まで往路を忠実に戻る。 私達は登山口を過ぎて林道の二俣を右(幻の滝と逆方向)に行き、道幅が狭くなったところから適当に斜面を降りシボコリ沢右岸の林道に出た。こちらの方が若干近道であるが、林道が荒れていて踏み跡も分かりづらいので、素直に幻の滝入口を経由する方が良いだろう。




f0308721_14262681.jpg私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約5km(林道とシボコリ沢出合付近パーキング‐幻の滝‐林道分岐‐登山口‐マキヨセノ頭‐P2‐五郎山‐P2‐マキヨセノ頭‐登山口 - 林道分岐‐林道とシボコリ沢出合付近パーキング)

標高差: 約500m

実動時間: 約6時間 (山頂での1時間休憩込み)


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by dream8sue | 2016-09-10 14:00 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(4)