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Friday, September 28, 2018
![]() そんな9月下旬、台風24号が接近する中で、嵐の前の晴れ間が1日だけ期待できる日があった。 そこで急きょ、行きたい山リストからピックアップしたのが静岡県の東部にある愛鷹(あしたか)連峰である。 愛鷹連峰は富士山の南東に連なる山群で、最高峰の越前岳(1504m)の山頂部は富士箱根伊豆国立公園に属している。 鋸岳から位牌岳までは廃道です。 経験者(読図や登攀のできるレベル)のみ、または経験者と同行してください。 当然ですが、入山に際しては自己責任の概念をしっかりともって行動してください。 ![]() 今回の登山口は、静岡県裾野市にある須山登山口(山神社入口)である。 関越自動車道~首都圏中央連絡自動車道~東名高速道路と繋ぎ、裾野ICで下車して富士方面(西)へ向かう。 “下和田” の信号を右折し、“須山” で国道469号に合流し2kmほど西へ走れば “愛鷹登山口” のバス停があるので、そこを左折。 針葉樹林に囲まれた林道の中を1kmほど走れば、左に山神社の広いパーキングがある。 ![]() 真っ直ぐに伸びたスギの木立が美しい。 ![]() あら、可愛い鹿がこちらをじっと見ている。 カメラを向けても動かない。 ![]() 愛鷹山荘は、よく整理整頓されていて古いながらも地元の登山者に愛されている感が伝わってくる山小屋だ。 ![]() 越前岳に登る前に富士山の眺望を求めて右手の黒岳に寄ることにする。 ![]() また、黒岳周辺の尾根には天然スギが残っていて、裾野市の指定文化財(天然記念物)となっている。 私は富士山の眺望よりも、この天然スギに惚れた! ![]() ![]() 黒岳周辺では サンショウバラ などの植物観察が楽しい。 ![]() ![]() ![]() ![]() この先のトレイルは荒れた感じで、粘土質の路は深くえぐられて流水溝状態になっている。 それゆえ新たな踏み跡が左右にできている。 ![]() ![]() ![]() ![]() 9月に入るとキノコがやたらと目につくようになる。 この山にもいっぱい可愛いキノコが顔を出していた。 ![]() ![]() 可愛い地蔵が出迎えてくれる。 ![]() 山頂広場は開けていて、ピクニックテーブルもある。 ![]() 越前岳には北側の登山口、十里木から登ってくるハイカーが多い。 ![]() ![]() 南の尾根路を降って石標の立つヤセ尾根をしばらく行くと、右手に高場所尾根へのトレイルが分かれる。 ![]() が、何と言っても多いのは トリカブト の花で、あちらこちらに咲いている。 ![]() ![]() ![]() ![]() 呼子岳(1310m)の先の尾根(南東尾根)は急峻なのでロープでブロックされている。 ![]() 鉄ハシゴでザレた急斜面を降り右へ進めばV字の谷の割石峠に着く。 まさに石を割った眺めだね。 ![]() このあたりからトレイルも荒れてきて、いかにも廃道っぽい気配がする。 ![]() ![]() ![]() まずは、地図に載っていない、小さな石仏がたたずむ小さなピーク蓬莱山に登る。 鋸岳の始まりはこの蓬莱山からで、存在感のある警告板が設置されている。 警告されるまでも無い、山登りなんて行為はハイキングでもヒマラヤ登山でもすべては自己責任だ! ![]() ![]() ![]() 注意)クサリは劣化が激しいので、使わないか、補助的に使うくらいが無難。 ![]() ![]() ![]() 一応、残置のクサリにセルフビレーして慎重に行こう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まずは、脆そうなガレ沢を降って岩場をトラバースして濡れたルンゼの基部へ。。 ![]() ![]() ![]() が・・この3mが怖い! ![]() 足場が濡れていて滑り易い上に、クサリのアンカーが浅打ちで今にも抜けそうだ。 う~ん、メンタルにくるな~ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まさに禁鳥の夏?秋?だ。 たまや~ ![]() ![]() このトラバースで悪場は終わりかな?・・・いやいや・・人生そんなに甘くない・・ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 左側が崩れた濡れた岩場なので、残置のクサリにセルフビレーを取りながらトラバースする。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() さて、下山は位牌岳から北東方向の尾根に進む。 道標など無いバルエーションルートなので、位牌岳でしっかり方向確認する事。 ![]() 私達は、ルートとは真逆の南東方向の一般道へ進むというミスをおかした。 Point to Pointの縦走で、このまま南にある愛鷹山まで行ければ理想的であるが、 私達はマイカーなので山神社パーキングへ戻らなければならないのに・・ 位牌岳に着いた安心感から、何も考えずに歩き易いトレイルに進んでしまった。 よくあるミステイクであるが、ここで30分の時間ロス。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この林道は崩壊がひどく一部完全に切断されているので、大沢の河原に降りて、適当なところからまた林道に登り返す。 ![]() ![]() ![]() 廃道探険シリーズの何度目かは忘れたが、今までの廃道の中でも悪い方に感じた。 さしずめ、群馬県の妙義山の廃道、金鶏山の縦走路って感じかな~ 欲張って黒岳から周回したので、けっこう長い縦走になってしまった。 技術も体力も必要な正真正銘の上級コース。 本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け 距離:約14km/ 所要時間:休憩込で約11時間(山神社P 6:30‐富士見峠‐7:30‐黒岳 8:00/8:15‐富士見峠‐越前岳 10:40/11:00‐呼子岳 12:00/12:10‐鋸岳‐位牌岳 14:50/15:00‐池の平分岐往復 15:30‐前岳 16:10‐ 山神社P 17:40) 標高差: 約730m(累積標高差 約1250m) ![]() 下の “登山” をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ ↓ Thanks for reading my article. Please click the banner below, so that your access can be counted. ![]() ▲
by dream8sue
| 2018-09-28 13:43
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Thursday, January 4, 2018
![]() そして、金時山の北の登山口である足柄峠は、金太郎伝説で有名な神奈川県南足柄市と静岡県小山町にまたがる峠である。 私は、2015年の元旦に金時山の北東にある矢倉岳を登った際に南足柄市を訪れているが、今回はその続きとも言える山行である。 ![]() 私は前日に湯河原幕岩でクライミングをした都合で、小田原に前泊し、小田原駅から伊豆箱根鉄道大雄山線で大雄山駅まで行った。 大雄山駅から箱根登山バス(地蔵堂行き)で終点の “地蔵堂” 下車。 関東からは、新宿で小田急小田原線に乗り新松田駅で下車し、そこから地蔵堂行きバスに乗る方法もある。 どちらの駅からもバスの本数が少ないので、事前にバス時刻などを確認しておこう。 また、箱根方面へは新宿駅or東京駅から高速バスが出ているので、 乙女峠や金時登山口などの国道138号線にある各登山口から高速バスを使うのも良いだろう。 私も帰路は、静岡県側の乙女峠バス停へ下り、小田急箱根高速バスを利用した。 ![]() ![]() 金太郎伝説によれば。源頼光(平安時代の武将)の四天王の一人、坂本金時(金太郎)は、この地蔵堂で生まれたとか・・ ここから夕陽の滝までは1度訪れているので、迷うことなく金太郎の里へ向かう。 地蔵堂を正面に見て、左の道を行けば、金太郎生家跡地などのある集落を通って夕日の滝に行ける。 集落の中には、今年もイノシシの皮が干してある。 しかも2015年の時は1枚だったのが、今年は3匹分の皮が干してあった! ![]() ![]() 金太郎伝説は別にしても、垂直に落ちる一筋の流れは実に美しい。 ![]() ![]() ![]() 徐々に南へ戻るように蛇行して、夕日の滝の上流の流れに沿ってまた西へ向かう。 辺りにはヒノキの香りが漂い、なんとも良い気分だ。 ![]() 以前、参加した上野村の森林セラピー(下記リング参照)で、ヒノキには神経をリラックスさせる効果があると聞いたことがある。 ![]() 左は沢を渡り内川支流の左俣に沿って、金時山の北に位置する丸鉢山へダイレクトに登るトレイルである。 右は一旦足柄峠に出てから丸鉢山へ至るトレイルである。 どちらから行っても時間に大きな差はない。 ![]() 分岐からしばらく支流の右俣に沿って進み、途中から右の尾根に登る。 ![]() 足柄峠までは足柄街道と呼ばれる県道が走っているので、車なら足柄峠から1.5kmほど南にある車止めゲートまで入ることができる。 マイカーでここまで乗り入れて金時山を目指すハイカーも多い。 ![]() ![]() 落葉を踏みしめ、明るい自然林を歩く方が気分は良い。 ![]() ![]() ![]() やはり箱根から見る富士山は大きいな~! ![]() 金時山の山頂は混雑していることが予想されたので、ここで富士山を見ながらのランチ休憩とする。 ![]() ![]() 金時山は山頂付近が急峻でイノシシの鼻のように見えることから、かつては猪鼻嶽(いのはなだけ)などと呼ばれていたらしい。 古い荷上げケーブル?が残る新柴分岐で鳥居をくぐると、いよいよ急登が始まる。 ![]() 過去に滑落事故があったらしく、そのせいなのか、よくあるアルミ製の貧弱なハシゴではなく重厚なスチール製の階段である。 ![]() ![]() ![]() そして、金時山(1212m)の山頂にある2軒の茶屋の間から展望広場に飛び出す。 ![]() 西に富士山、南に箱根山の大展望が開ける。 ![]() 案の定、山頂はハイカーで賑わっているので、長居は無用である。 ![]() ![]() 右奥に見えているのは、富士山の南隣に位置する愛護山塊。 私には未知の領域だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 神山と台ヶ岳、噴煙が立ち上っているのが大涌谷で、仙石原の右奥に芦ノ湖が輝いている。 ![]() ![]() ![]() ![]() 乙女峠からは、神奈川県側の “乙女口” と、静岡県側の “乙女峠バス停” への2つのルートが左右に分かれている。 私は右(静岡県側)の乙女峠バス停へ下山した。 ![]() 林道を左に曲がり5分も行けば、ふじみ茶屋の前の “乙女峠バス停” に着く。 ![]() ハイキングで疲れた身体は、バスに乗るやいなや、うとうと浅い眠りについた。 ![]() 地蔵堂から足柄峠を経由して金時山までの登りは、そこそこの標高差(約800m)がある。 特に丸鉢山からの金時山北尾根の勾配はきつい。 しかし、山頂から乙女峠までは約2km(バス停まで3km)と短く、標高差も400mほどなので、下山は比較的楽である。 箱根エリアは、観光地として発達したため、都心からの交通の便が良いことも嬉しいね。 ![]() ![]() 本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け 距離:約9km / 所要時間:休憩込で約4.5時間(地蔵堂9:30‐夕日の滝‐足柄峠ケート 11:10‐丸鉢山 11:30/11:50‐金時山12:30/12:40‐乙女峠‐乙女峠バス停 14:00) 標高差: 約800m ![]() ↓ Thanks for reading my article. Please click the banner below, so that your access can be counted. ![]() ▲
by dream8sue
| 2018-01-04 12:59
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Friday, September 15, 2017
![]() まさに嵐の前の静けさ、台風18号が上陸する前日に富士箱根伊豆国立公園の北、御坂山塊の鬼ヶ岳から王岳を歩いてきた。 台風の影響で朝から雲がたれこめていたが、時間が経つにつれて雲の切れ間から富士山が顔を出してくれた。 ![]() ![]() <マイカーの場合> 中央自動車道河口湖ICで降り、国道139号線(富士パノラマライン)で西へ走る。 森の駅風穴の信号 “富岳風穴前” から2kmほど西へ走った三叉路を右折して県道21号線に入る。 県道を4kmほど東へ走れば西湖の西端にある無料パーキング(西湖根場浜駐車場)に着く。 綺麗な公衆トイレもあり、30台くらい駐車可能なパーキングである。 ![]() パーキングの前にあるバス停(漁眠荘前)から漁眠荘の前を通って北へ向かう。 漁眠荘の隣にあるキャンプ場の脇を通りぬければ “鬼ヶ岳登山道入口” の道標がある。 小川(東入川)に沿って、ススキの生えた林道から山路へ入って行く。 正面に見えるはずの雪頭ヶ岳(鬼ヶ岳の南方にあるピーク)は雲の中で見えない。 ![]() ![]() 林道はすぐに堤防に突き当たり、堤防を左からまわり込んで川の右岸(川下に向かって右)を行く。 ![]() 林道は沢に吸収され、さらに大きな堤防が現れる。 この堤防の下流を渡り右手のヒノキ植林地から堤防の左岸へ登る。 ![]() ヒノキ林をひと登りで堤防の高さに達する。 ![]() ヒノキ林からカラマツ林へと変わり、しばらく薄暗く急な登りが続く。 ![]() Wow! 苔の切株にキノコの花が咲いている。 ![]() ![]() 植林帯を左へトラバースしながら斜上していくと、雪頭ヶ岳の西尾根上に出る。 そして、あたりがブナなどの自然林に変わる。 ![]() 山腹には見なれない花が・・シモバシラというシソ科の花らしい。 ![]() 冬になると枯れた茎に霜柱が出来ることでついた和名のようだが、私はまだ茎にできる霜柱(氷柱)を見たことは無い。 私が知っている霜柱は、地中の水分が凍結して地表が盛り上がる霜柱のほうだけだ。 幼い頃は、その霜柱を踏みつけて、足の裏でサクサクとなる音と感触を楽しんだものだ。 ![]() ![]() やがて、ブナ林に岩や石が増えてくれば稜線は近い。 ![]() おや、この花も初めて見る花だ。 ![]() 細い枝の先に花を付けるハンカイシオガマという花のようだ。 ![]() 樹林帯が終われば雪頭ヶ岳の南斜面に飛び出る。 南側の展望が開け、振り返れば西湖が輝いて見える。 ![]() ![]() 朝は雲に隠れていた富士山も “頭を雲の上に出し~♪” の歌詞通りだ。 ![]() なお、雪頭ヶ岳のピークは狭いうえに展望もイマイチなので、この雪頭ヶ岳直下の草原で富士山を見ながら休憩する方が良い。 ![]() ![]() しかも、このあたりは夏から秋にかけては高山植物が多く見られる場所だ。 ![]() ウメの花を思わせるウメバチソウを見ると、 “あ~もう夏が終わるんだな~” と淋しく感じてしまう。 ![]() ![]() 同じ秋の花でも、こちらのマツムシソウは素直に秋の訪れを感じることができるのは何故だろう・・ ![]() ![]() おや、またまた初めて見る花だ。 ![]() ![]() オオナンバンギセルという葉緑素を持たない寄生植物で、ススキなどのイネ科の植物の根に寄生する珍しい花らしい。 ![]() 展望地を過ぎて、フィックスロープのセットされた岩場を2カ所ほどこなせば雪頭ヶ岳(1710m)に着く。 ![]() 雪頭ヶ岳山頂はとても狭い岩頭であるが、東側の十二ヶ岳方面がよく見える。 ![]() 2014年に毛無岩から十二ヶ岳を歩いたことがあるが、なかなかスリルのある岩場が続いていた。 鬼ヶ岳と王岳は、その十二ヶ岳から西側へ連なる稜線である。 ![]() 雪頭ヶ岳から一旦ギャップに降り、ハシゴのセットされた岩場を登り返す。 ![]() 岩場の上に立つと、これから向かう鍵掛峠から王岳への稜線が見える。 ![]() ![]() 岩場の先でガレたヤセ尾根を慎重に越え、樹林の中を少し行けば鬼ヶ岳の山頂はすぐだ。 ![]() 大きなボルダーが中央にある鬼ヶ岳(1738m)の山頂は、甲府盆地を取り巻く山々がよく見える。 ![]() ピークの端には一角獣の角のような岩が天を刺している。 ![]() ![]() さて、鬼ヶ岳のピークで遊んだ後は、王岳への縦走路へ進もう。 ![]() 適度な陽当たりがある樹林帯が続き、トレイル脇にはトリカブトの群落が多い。 ![]() ![]() ミヤマママコナの花も多い。 ![]() ハクサンフウロと、ハナイカリ(写真)がポツリポツリと咲いている。 私は、このハナイカリは春に咲くイカリソウと同族だと思っていた・・が、違ったようだ。 イカリソウはメギ科の多年草で、このハナイカリはリンドウ科の一年草なんだね。 ![]() 鬼ヶ岳と王岳のほぼ中間地点にある鍵掛峠までは、岩場の多いアップダウンを繰り返しながら250m程の下降となる。 ![]() 岩場の上から振り返って鬼ヶ岳を見る 。![]() ![]() 岩場の下りにはフィックスロープがセットされた個所もある。 南側は絶壁なので、特に下りの場合は注意してね。 ![]() 大きなボルダーが行く手をふさぐが、お助けロープを使ってボルダーの右側のクラックを登る。 ![]() ツキヨタケと思われるキノコが古木に鈴生りになっていた。 ![]() 以前、戸隠山でも見かけたが、やはり鈴生りだった。 ![]() そして、鬼ヶ岳から約1時間で鍵掛峠に着いた。 ここから左(南)へ分かれるトレイルは本沢川沿いを歩いて根場まで行く路だ。 ![]() Wow! 久しぶりに綺麗な形のトモエシオガマを見る。 ![]() ![]() 鍵掛峠から王岳へは小ピークをいくつも越えて行く。 そのひとつのピークがここ、1589mピークには標石がある。 木の枝に “鍵掛” と書かれたテープが巻かれ、マスコットが掛けられていた。 ![]() ![]() その後も、ただの稜線の小突起に “吉沢山” とマーキングしてあったりして、御丁寧なことだ。 吉沢さんちの山なのかしら? ( ◠‿◠ )クスクス ブナの木も多く残る稜線であったが、王岳へ近づくにつれササがトレイルを隠すようになる。 ![]() ![]() 吉沢山?あたりからは西湖が左下に今までとは違う角度で見えるようになる。 ![]() ![]() そして、三角点と石祠のある王岳(1623m)に到着。 ![]() 鍵掛峠から1時間40分、結構長い縦走路であった。 ![]() ピークの北側は樹林帯で展望は無いが、南側は切り開かれていて青い富士山が良く見える。 ![]() ![]() 王岳で休憩した後は、西へわずかに降った所から西湖根場浜へ下山する。 直進する路は、五湖山から精進湖方面への縦走路である。 ![]() 分岐を左に曲がり南斜面(王岳南稜)に入ると、上部は足場の悪いササ原の急下降となる。 ![]() 足を滑らせないように慎重に降ると、やがて広いササ尾根となる。 ![]() 尾根路は途中から(道標あり)西入川の上流を絡めたスイッチバックのトレイルになる。 急下降が終わり、涸れ沢を渡れば林道に出る。 ![]() 荒れた林道をひたすら降れば、手入れのされた植林帯から里道へ出る。 ![]() 里道を直進すると左側に “西湖いやしの里根場(野外博物館)” の茅葺屋根の集落が見えてくる。 右側は、いやしの里のパーキングで、登山者用のパーキングも併用されている。 いやしの里パーキングの出店で買い物をしたり、トイレ休憩したりして民家の脇を通って西湖根場浜のパーキングまで歩く。 ![]() 里はコスモスが咲き、ススキの穂が秋風にそよいでいた。 秋だな~ トレイルの面白さは、以前に登った毛無山から十二ヶ岳の方が俄然エキサイティングである。 また、鍵掛峠から王岳、王岳から西入川への下りは、夏季はササが伸びているので初春や晩秋の方が歩き易いかもしれない。 ともあれ、台風が上陸する前に、富士山を見ながらのハイキングができて良かった。 本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け 距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(根場P 7:00‐雪頭ヶ岳 9:30‐鬼ヶ岳 10:00‐鍵掛峠 11:00‐王岳 12:30/13:00‐林道合流 13:40‐根場P 14:30) 標高差: 約830m(累積高低差 約1170m) ![]() ↓ Thanks for reading my article. Please click the banner below, so that your access can be counted. ![]() ▲
by dream8sue
| 2017-09-15 01:20
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Sunday, July 17, 2016
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() <マイカーの場合> 三ツ峠山へは、いくつかの登山口があるが、今回は三ツ峠登山口(裏口登山道)からの往復6kmのトレイル歩きである。 中央自動車道 河口湖ICから国道137号線の新御坂トンネルの入り口脇(三ッ峠入口)に入る。三ツ峠入口から“御坂みち”に入り、三ツ峠登山口バス停で天下茶屋方面を左に見送り、北東へ清八林道の細い道に入る。西川を渡るとトイレが完備された三ツ峠登山口パーキングがある。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() タマアジサイやシモツケソウに混じって咲いている地味な花は、イヌトウバナ(写真左)に タカトウダイ(写真右)かな? ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() テンニンソウという植物らしい。 ![]() ![]() ![]() テンニンソウに混じって白いバラのような美しいバライチゴ(写真左)や、宝石をちりばめたようなキヌタソウ(写真右)が針葉樹の森の中でひっそりと咲いている。 レンゲショウマも球状の蕾をつけて深く首を垂れ下げていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ヤマオダマキ(写真左)に、ウスユキソウ(写真右) ![]() ![]() ![]() ![]() クガイソウといえば、茎の先端に穂状に長い総状花序をつけるのが一般的(写真上)だが、写真のような形態のクガイソウ?も咲いていた。 初めて見る花に驚きと発見があって楽しい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 足元にはネバリノギランや、ハクサンフウロ(写真左)と、それに似たゲンノショウコウ(写真右)などの花が咲いていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 私も昔、何度か登った記憶がある壁なので懐かしい。私はとうに現役ではなくなったが、この壁は今も現役でクライマー達を受け入れている。 ![]() ![]() ![]() ![]() この斜面には、ハクサンオミナエシによく似たキンレイカ(写真右)が咲いていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 展望はイマイチだったけれど、遠出してきた元は取れた気がする。 私のこのトレイルへの評価: 4★ 初心者、初級者向け 行程距離: 約6km(三ツ峠登山口‐三ツ峠山荘‐四季楽園‐開運山‐四季楽園‐三ツ峠山荘‐三ツ峠登山口) 標高差: 約560m 実動時間: 約5時間 (休憩込み) ![]() ↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted. ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ▲
by dream8sue
| 2016-07-17 22:42
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Wednesday, December 31, 2014
![]() ![]() 城ヶ崎海岸は約4000年前に近くにある大室山の噴火で溶岩が流れ、溶岩流と海の侵食作用でできた小さな入り江が連続している。門脇崎灯台や門脇吊橋などの観光名所もあり見所満載だ。海岸線に沿って“城ヶ崎ピクニカルコース”と“城ヶ崎自然研究路”の、合わせて全長9kmの遊歩道が整備されている。私の1人ハイキングは、この2つのコースを北から南にたどる、のんびりぽかぽかハイクだ。 ![]() ![]() 前橋、高崎から電車で5時間くらい(新幹線や特急を使えば3時間くらい)で来れるだろう。 “城ヶ崎ピクニカルコース” は全長3kmで、城ヶ崎海岸駅よる県道を20分ほど東に行った “払” というバス停から海岸に沿って南下し、ぼら納屋(現在は磯料理が味わえる休憩所)、門脇吊橋、門脇崎灯台を経由して海洋公園まで行くコースである。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() このトレイルは日当たりも良く、緑がいっぱいだ。群馬の冬は寒く、冬枯れの木々や雪山ばかりでいささかうんざりしていた。やはり緑の樹木や明るい色の花を見れるのは嬉しい。ハイキングはこうでなくっちゃね。 ![]() ![]() 葉がフキに似ているツワブキは、マルバダイブキに似ているが、やや小ぶりで葉に光沢があるのが特徴だ。白く縁どられたように見える葉をもつのが、磯に咲く菊から命名されたイソギクだ。どちらも秋から冬にかけて咲く、城ヶ崎海岸を代表する花だ。もちろん、私はこれらの花を観るのは初めてで心がはずむ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 休憩するには最適な場所だ。 ![]() 私は売店で “やんも” というピンク色のソフトクリームを買って食べた。 “やんも” はヤマモモという温暖な地域に生える樹木の実で、城ヶ崎一帯はこのヤマモモの群生地らしい。 イチゴよりもやや酸味があり、乾いた喉にはとても美味しかった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() “いがいが根” から “なが根”“田中磯” などの磯釣りファンの多い岬を過ぎる。 日当たりの良いトレイルには花だけでなく、こんな実を付けた樹木もたくさん見かける。 マサキの実から赤色の種子が出て美しい。青い実はブルーベリーかな? ![]() ![]() 全部の岬に立ち寄ることは時間的に難しいだろうが、メイン・トレイルからさして離れていないので、休憩場所を兼ねて自分のお気に入りの岬を探してみるのも面白い。 ![]() 私は “てんぐのはな”という、あまり人が立ち寄っていなそうな(踏み跡がはっきりしていない)岬に寄ってみた。トレイルから3分ほど踏み跡をたどれば、そこは岬の突端である。 誰もいない、正にプライベート・ケイプである。う~ん、幸せ! ![]() いるのは眼前の岩場で羽を休めている海鳥たちだけだ。 ![]() ![]() 赤いケープを掛けたお地蔵さんが出迎えてくれる “とよ” でトレイルは二俣に分かれる。 右に行けば伊豆高原駅への近道となる。 ここでは左に行こう!この先にある絶景を見ない手はない。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() しっとりした風情のトレイルには興味深い樹木がたくさん生えている。古い葉が新しい葉に場所を譲るという意味のヒメユズリハや、葉は細長くお団子のような実をつけるイヌマキなど、庭木としても人気のある樹木に会える。おや?この木はどうしたことか、たくさんのミミズ腫れ? ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 対馬川を渡る少し手前に川の水が海に流れ落ちている “対馬の滝(たじまのたき)” があるので立ち寄ると良いだろう。北から歩いてくると、この滝の入口は見落としやすいので注意が必要だ。対馬川の橋を渡る手前の “かさご根” の岩場からよく見える。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 伊豆は暖かくて最高だ! ![]() 久しぶりにオーシャン・ビューとグリーンの植物を見ることが出来てとても楽しかった。 ![]() 良い年越しとなった。 そして、翌日の元旦も私は富士山の見える矢倉岳へと向かった。 ![]() 私のこのルートへの評価:5★ 行程距離:約10km(城ヶ崎海岸駅‐門脇吊橋・灯台‐海洋公園‐いがいが根‐対馬川‐橋立吊橋‐八幡野漁港‐伊豆高原駅) 行動時間:約6.5時間(休憩、いくつかの岬への寄り道込み) ![]() この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ ↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted. ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ▲
by dream8sue
| 2014-12-31 23:00
| 富士箱根伊豆 国立公園
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Friday, November 28, 2014
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 前橋、高崎からのアクセス:中央自動車道河口湖線を河口湖ICで下りて、国道139号線で西に向かう。国道から河口湖畔に付いた県道710に入るには色々なアクセスがあるが、民家の狭い路地に入り込みやすいので少し遠回りになるが比較的大きな道路として、 “大田和” の信号で県道714に右折し、 “小海” で左折すれば湖畔沿いの道路県道710に合流する。しばらく湖畔に沿って北西に走り河口湖の最西端にある長浜の三叉路を左折で県道21に入る。2つ目の大きなカーブの先に霊園があり、路肩に駐車スペースがあるのでそこに駐車可能。ただし霊園訪問者優先と思われるので混雑時は配慮が必要である。少し先には “毛無山登山口” のバス停があり、さらにその先に“文化洞トンネル”がある。登山口は文化洞トンネルの左の柵で仕切られた空地(駐車不可)の北側にある。 電車利用の場合は、JR中央本線の大月駅で富士急行に乗り換えて河口湖駅で下車。駅からは富士急行バスの西湖民宿行きなら “長浜” まで、西湖周遊バスなら前記した “毛無山登山口” まで入れる。が、どちらも本数は少ないのであらかじめ時刻を確認しておこう。毛無山へは長浜からの登山口もあるのでバス利用の場合はそちらも一考に値する。当然のことながら駅からタクシーを利用すれば時間ロスが少なくてすむ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 登山口から約2時間で毛無山(1,500m)に到着だ。 山頂は広く、南側にそびえる富士山の展望台なので一休みしながら富士の雄姿を堪能しよう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 五ヶ岳からやや大きなギャップの登り返しで六ヶ岳に着く。七ヶ岳は大岩の左を巻いて行く。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() やっとの思いで急登を登りきる。山頂に着いたと思ったら、そこは桑留尾(くわるび)登山口に続くトレイルとの分岐だった。十二ヶ岳の山頂へはここから100mほどヤセ尾根を西に行ったところだ。 登山口から約3時間半、毛無山から約1時間半で十二ヶ岳(1,683m)に到着! ![]() ![]() ![]() 群馬県にも小野子三山と呼ばれる連峰があり、その中の一峰に十二ヶ岳という同名の山がある。そちらの山もツツジの咲く頃に行くと実に美しいトレイルなのでお勧めだ。→ 群馬の駅からハイク vol.1: 渋川市小野子 小粒でも登りがいたっぷりの小野子三山 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 途中 “旧根場通学路” と書かれた標識があるので右に進む。こんな山路が通学路?昭和36年に西湖北岸道路が開通するまで使われていた通行路らしい。 ![]() ![]() ![]() ![]() 行程距離:約7km(文化洞トンネル登山口‐毛無山‐十二ヶ岳‐十二ヶ岳登山道‐旧通学路‐文化洞トンネル登山口) 高低差:約800m 行動時間:約6時間(休憩込み) ![]() ↓ Click Nowヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ ![]() にほんブログ村 ▲
by dream8sue
| 2014-11-28 19:51
| 富士箱根伊豆 国立公園
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