カテゴリ:千葉県エリア( 3 )

南房総市 富山の西尾根から伊予ヶ岳を歩く     Mount Tomisan to Iyogatake in Minamibōsō, Chiba

Thursday, December 14, 2017
f0308721_19080290.jpg
寒さが苦手な私は、冬になると温暖な房総半島へ時々ハイキングにやってくる。
今回は、千葉県では数少ない鋭い岩峰の伊予ヶ岳と、里見八犬伝ゆかりの富山という、比較的ハイカーに人気の高い2つの山を歩いた。



f0308721_19081449.jpg
JR内房線の岩井駅が起点となる。

私は、電車の乗り換えでミスをしてしまって岩井駅到着が予定よりも1時間遅れてしまった。 105.png
当初は、岩井駅から市営バスで伊予ヶ岳登山口へ向かい、伊予ヶ岳から富山へ歩く予定であったが、
次のバスまで待ち時間が長いので、逆コースに変更して、駅から富山へ即行で歩き出した。

また、南房総市営路線バス富山線トミー(トミー号)は、フリー乗車方式を採用している循環バスであるが、
予約無しでも定期運転の時刻に乗れるバス停と、電話予約しないと乗れないバス停がある(セミデマンド方式)ので、
乗車ルールをあらかじめ知っておく必要がある。




f0308721_19082152.jpg
岩井駅から国道を南に進み、最初の信号を左に曲がり(県道258号線)東へ進む。
前方に双耳峰の富山を見ながらしばらく歩けば、左に県道184号線の分岐を分ける。
さらに東へ進み、富津館山道路の高架下を過ぎて、伏姫籠穴の案内板がある三叉路を左折する。

なお、一般的には、伏姫籠穴方面には曲がらず、この先の福満寺の山門前から富山へ向かうコースの方が危険個所も無くファミリー向けのようだ。 165.png



f0308721_19082782.jpg
左折して間もなく富山小・中学校の立派な校舎に突き当たるので、右へ進み、山間部へ入って行く。

ちなみに、ハイキングとは関係ないけれど、この学校は、保育園・幼稚園、小学校、中学校の一貫教育施設(富山学園)で、
0歳から15歳までの子どもたちが同じ敷地内で保育・教育を受けることができるらしい。
少子化に伴う統廃合の産物なのだろうが、なかなか面白い試みだね。



f0308721_19083403.jpg
山間部の林道に入ると、トレイル脇の畑にはスイセンが満開で、いかにも南房総の雰囲気が漂う。 169.png 178.png



f0308721_19084047.jpg
右側に小川を見ながら舗装道路の林道を10分も歩けば伏姫籠穴の山門に着く。



f0308721_19084535.jpg
山門をくぐり、階段状のトレイルを登れば、伏姫籠穴がある。
・・って、、そもそも伏姫籠穴って何? って話だが・・

江戸時代の戯作者、滝沢馬琴の南総里見八犬伝の中の伏姫と愛犬が暮らしたとされる洞窟らしい。
・・って、架空の物語なのに洞窟があるっておかしくない?  102.png  
まあ、夢があっていいけどね~

それにしても、ただの洞窟に敷石までして、変な球まで置いて、近くに舞台まで作って観光化してしまうところが凄い!



f0308721_19085152.jpg
伏姫籠穴周辺には水の染み出しがあるらしく、緑も豊かである。
季節外れのスミレが咲いていたり、光沢のある葉が特徴的なツワブキも咲いていた。 179.png



f0308721_19125387.jpg
さて、富山へは、伏姫籠穴の山門へ戻り、林道を歩き富山北峰と南峰の中間部に出るのが普通だが、
舗装道路を歩くのが嫌いな私は、伏姫籠穴から藪をかき分けて、富山北峰から西に伸びている尾根に上がることにした。

伏姫籠穴から北側の薮に進み、ひと登りで西尾根には出られる、が、藪だ!  149.png
西尾根は、アップダウンはあるが大したことはない。
しかし、尾根と言っても藪尾根なので展望も良くない。 けっしてお勧めはしない・・ 119.png



f0308721_19125979.jpg
足元には、八犬伝の8個の玉のような美しい青い玉が・・ジャノヒゲ(リュウノヒゲとも)の実だね。



f0308721_19130523.jpg
北峰近くになると、岩尾根になり、所々にフックスロープが張られている。



f0308721_19131059.jpg
最後は木登りして外壁を乗り越え、富山北峰(350m)の展望台に出る。
富山北峰は、整備された公園で、ピクニックテーブルもあるので休憩するなら南峰よりも北峰の方が良い。 180.png



f0308721_19131770.jpg
展望台に登れば、目の前に南峰が望める。



f0308721_19132466.jpg
東京湾から大島、富士山などの眺望が素晴らしい。



f0308721_19133158.jpg
房総の山々?というより丘陵地帯もよく見える。



f0308721_19133862.jpg
さて、せっかくだから南峰にも寄って行こう。
北峰から南へ向かうと、左から舗装された林道が合流する分岐があり、簡易公衆トイレが置かれている。
ここは直進して、初めて見るボタンスギの巨木の前を通り、さらに南に進めば・・



f0308721_19162913.jpg
伏姫籠窟からのトレイルが右側から合流する。



f0308721_19163640.jpg
さらに直進して少し行けば、壊れかけた観音堂がある南峰に着く。
観音堂の左前方の高みには鉄塔と東屋が建っているが、展望は良くない。



f0308721_19164341.jpg
富山周辺ではたくさんの植物がみられる。
南峰では、このマメヅタが石祠や石仏を覆いつくしていた。、



f0308721_19165146.jpg
南峰から公衆トイレのある分岐に戻り、道標に従って伊予ヶ岳方向へ進む。
スギ林の暗い林道を降って行くと、路端にフユイチゴがたくさん実っていた。 111.png



f0308721_19165979.jpg
他にも、ハナミョウガというミョウガに似た植物が赤い実を付けていた。



f0308721_19170812.jpg
スギの木に巻きついて茂っているツル植物の群生が凄い! 150.png
ツル植物が多いのは、やはり温暖な気候と多雨の影響なのだろうか。



f0308721_19173283.jpg
しかも、この様な赤い実を付けていた。
暖地に生えるというフウトウカズラのようだ。
ツルゴショウの別名があるくらい葉や果実がコショウに似ているらしが、コショウの木を見たことが無いので分からない。 104.png 



f0308721_19174032.jpg
林道を降りきると、果樹園の路を抜けて集落に出る。
そこには、次に登る伊予ヶ岳が姿を現す。 でも・・まだだいぶ遠いな~  153.png



f0308721_19194158.jpg
さて、ここからは約3kmの里歩きとなる。
厄介な集落内の分岐には、要所要所に道標があるので、さほど迷うことは無いだろう。



f0308721_19195867.jpg
美味しそうなミカンが実る果樹園を横目に見ながら、吉沢集落を歩く。
やがて、近くに公衆トイレのある沢又集落に入ると、県道と思われる道路を横切る。
伊予ヶ岳の登山口である県道89号線かと喜ぶが・・違っていた。 141.png



f0308721_19200668.jpg
沢又集落から、さらに真門集落、谷(やち)集落と歩くと、眼前に伊予ヶ岳が迫ってくる。



f0308721_19201656.jpg
すろと突然、県道89号線に出る。
ここを左に行けば六地蔵登山口で、伊予ヶ岳に近かったのだが・・
道標の案内につられて、天神郷登山口(こちらの方がメジャーな登山口)へ右折してしまった。 失敗!  143.png


六地蔵登山口から伊予ヶ岳に登って、天神郷へ下れば、天神郷登山口から往復するより距離も時間も半分くらいだったのに・・
帰りのバスの時間を気にし過ぎて冷静な判断ができなかったようだ。 反省! 



f0308721_19202331.jpg
県道89号線を1kmほど東に行き、 “平久里中” 信号の先に天神郷登山口がある。
平群(へぐり)天神社の鳥居と、木造の旧平群村役場庁舎があるので分かりやすい。



f0308721_19203169.jpg
平群天神社の参道には、樹齢1000年とも言われるクスノキの巨木がある。
マイカー利用で伊予ヶ岳登山する場合は、平群天神社の境内に隣接の大きなパーキングがある。
平群天神社の左横を通り、伊予ヶ岳へのトレイルに入る。



f0308721_19203858.jpg
竹林から、シイなどの雑木林、そしてスギ林へと徐々に傾斜も増していく。
そして、西側から六地蔵登山口からのトレイルを合わせて、ひと登りすれば休憩舎のある尾根の一角に出る。



f0308721_19205008.jpg
ここから尾根を西へたどれば、長いフィックスロープのかかる岩場が始まる。
岩場は速ければ5分で、ゆっくり登って10分ほどで伊予ヶ岳南峰(336m)に着く。 166.png



f0308721_19261507.jpg
クサリで囲まれたピークに立てば、先ほど歩いていた富山が逆光の中で黒いシルエットとなっていた。
見事な双耳峰だね。 177.png



f0308721_19262260.jpg
富山の山麓には房総の里風景が広がっている。



f0308721_19263173.jpg
すぐ右隣には北峰が見える。 
南峰から往復10分くらいなので、北峰にも行ってみよう。



f0308721_19263815.jpg
北峰から見た南峰は、岩頭が飛び出た特徴的な山容である。



f0308721_19264584.jpg
もっと長く、のどかな山里風景を楽しみたかったが、帰りのバスの時間があるので、早々に下山にかかる。 
下山は、天神郷登山口まで同ルートで戻る。

なお、天神郷登山口からバスに乗りたい場合は、セミデマンドバスのトミー号に予約電話すれば、ここまでバスが来てくれる。
また、0.5kmほど南にある富山国保病院のバス停ならば、予約しなくてもトミー号に乗車できる。

私は、下山予定の1時間前に(利用便の始発時刻30分前までOK)電話予約して天神郷まで来てもらった。
天神郷から岩井駅までの乗客は私だけで、まるでタクシー状態だった。

トミー号に限らず、過疎化が進む地方ではバス運営が難しくなっているが、若年、高齢の運転弱者には、バスは貴重な足である。 
これからも存続してほしいものだ。
以前は考えたことも無かったことだが、ハイキングを始めて、各地の山間部を訪れるようになって、改めて移動手段の重要性を痛感する。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け
距離:約12km/ 所要時間:休憩込で約5.5時間(岩井駅 11:30‐岩井中学校‐伏姫籠窟 12:20‐富山北峰 13:30/13:40‐富山南峰‐天神郷登山口 15:20‐伊予ヶ岳 16:05/16:10‐天神郷 17:00)
累計高低差: 約600m

f0308721_19265494.jpg
下の “登山” をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the banner below, so that your access can be counted.

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村
by dream8sue | 2017-12-14 19:36 | 千葉県エリア | Trackback | Comments(2)

君津市 春雷の中の高宕山     Mount Takago in Kimitsu, Chiba

Sunday, February 8, 2015
f0308721_1445247.jpg
前日に観光地として有名な養老渓谷で久しぶりに滝を見ながら渓谷歩きを楽しんだ私は、木更津市に宿泊し、翌日は高宕山に登った。 070.gif
降水確率50%の微妙なお天気で、朝は高曇りで時折薄日が差していたのだが・・・ 058.gif 057.gif




f0308721_14465495.jpg
<公共交通の場合>
高宕山は、木更津駅から南東に位置する。
いくつかある登山口の中から、今回私が選んだ八良塚(はちろうづか)登山口は、駅からバスで1時間ほど揺られた宿原バス停よりアプローチする。
鴨川日東バスの乗車口は、JR木更津駅の “西口” なので気をつけてね(以前は東口だったようだが現在は変更されている)木更津鴨川線(亀田病院行き)は本数も1日5本しかないので事前に時刻表をチェックしておこう。 034.gif
今回のルートはループトレイルなので、マイカー利用のほうが断然便利である。アクセスは国道410号線沿いなのでわかり易い。 045.gif




f0308721_14501869.jpg
宿原バス停で下車すると、すぐ目の前に大きな鳥居が見える。鳥居をくぐり少し行くと右側に三島神社に登る階段がある。車道を歩くより近道なので境内を横切っていこう。 071.gif




f0308721_14512157.jpg
神社の境内から西に出ると、すぐに三差路になる。
右かな?左かな? 039.gif と考えていると、ちゃんとコーナーに道標がある。
迷わず左に行く。 070.gif
針葉樹に囲まれた緩やかな登り坂を5分も歩けば怒田沢(ぬたざわ)集落に出る。




f0308721_14524177.jpg

f0308721_14532150.jpg
怒田沢集落の、のどかな田園風景の中を南へ10分も歩けば、集落の中の三差路に出合う。
道標に導かれ右に曲がり怒田沢林道に入る。




f0308721_1454651.jpg
林道をしばらく西に向かって行くと、手彫りのトンネルが現れる。房総のハイキングに訪れるようになって気づいたのだが、房総は手彫りのトンネルが多い。
この山域の地質は凝灰質砂岩やレキ岩が多いらしいが、地質のことは分からないけど、きっと柔らかい地質なんだろうね。 039.gif




f0308721_14544339.jpg
そして、車止めの置かれた2つ目のトンネルの前が、八良塚登山口である。マイカーならここまで入れるので、バス停からの約2km、片道約40分、往復1時間半くらいの時間短縮になる。トンネルの前の路肩に4~5台の駐車が可能である。




f0308721_14591262.jpg
登山口から、始めに急な階段状のトレイルを登ると、トンネルの上を越えて尾根に出る。このあたりの林相はスギ、ヒノキなどの人工林と、シイ、カシ類などの広葉樹の雑木林である。 072.gif




f0308721_145943100.jpg
トレイルはきれいに整備されているが、部分的に狭いところも多い。




f0308721_1503053.jpg
登山口から20分弱で八良塚コースと、高宕監視所コースとの分岐に着く。八良塚方向(写真の右トレイル)に曲がると、トレイルは徐々に傾斜を増していく。




f0308721_1513245.jpg
“崖地注意” や “足元注意” の標識が目につくようになると、トレイルには岩場っぽいところが出てくるようになる。




f0308721_152108.jpg
このトレイルは、全体的に自然石を削って作った階段が多く、その苦労には頭が下がる。 005.gif 040.gif




f0308721_1525365.jpg
八良塚分岐から約1時間、小ピークに到着。このあたりが “金つるし” と呼ばれるところで、ベンチも置かれている展望台だ。一休みしながら展望を楽しみたいところである。が・・とうとう雨が降り出してしまった!002.gif




f0308721_153313.jpg
八良塚までずっと登りかと思いきや、とてもアップダウンの多いトレイルだ。高宕山に至るまでに、ジェットコースターのように、いくつものアップダウンを繰り返す。 042.gif




f0308721_154910.jpg
視界が悪くなる中をトボトボと行くと、雨に濡れたツバキの花が咲いていた。濡れて一段と美しさを増しているように見える。056.gif これって “水も滴るいい女” ってやつ? あれ、私のことじゃん! 041.gif




f0308721_1544582.jpg
しばらく雑木林の尾根を行くと、やがて針葉樹林帯に入って行く。 070.gif




f0308721_1551245.jpg
雨のせいもあるが、苔むした倒木や鬱蒼とした樹林帯は、何だかアニメの “もののけ姫” の世界に紛れ込んだような気にさせる。 005.gif




f0308721_1555070.jpg針葉樹林帯を登りきると、そこは八良塚(342m)である。
高宕山よりも標高は高いのだが、山頂周辺が樹木に囲まれているので、展望の良い高宕山のほうが人気があるようだ。




f0308721_1581248.jpg
展望台としては山頂から少し南に下った所に、ベンチの置かれた見晴らしがある。




f0308721_159837.jpg
残念ながらこの日はガスでイマイチの展望であった。 002.gif




f0308721_1593332.jpg
八良塚から階段状のトレイルを一気に降ると、奥畑集落から高宕山へ続く関東ふれあいの道に合流する。 この分岐を右に曲がり、高宕山を目指す。 ここから高宕山までは約2kmだ。 070.gif




f0308721_1510355.jpg
ふれあいの道分岐から10分ほど尾根伝いに西に行けば、今度は三郡山へ続く郡界尾根の分岐を左に分ける。
三郡山へは、ここから2時間半もかかるらしい。ひえ~!005.gif




f0308721_15112087.jpg
驚いた木が、幹から泡をふいていた。それを見た私も驚いた。 005.gif 木の精霊の仕業かな?雨の森には不思議な現象がいっぱい。。 060.gif




f0308721_15114698.jpg
崖縁に細いトレイルが続く。視界も悪く、雨で滑るので慎重に、慎重に! 008.gif 034.gif




f0308721_15121994.jpg
崖縁に手すりが付いた岩場が現れる。この時、ピリピリ、ドッカン!って雷がなってビックリ!しかし、雨のわりには外気温も高く寒くはない。房総は一足早く春雨かな?そしてこの雷は春雷ってやつかな? 039.gif



f0308721_15125321.jpg
雨で水溜りの出来たトレイルを降ると交差点?に着く。山頂へ行くトレイル(左)と高宕観音を経由して石射太郎(いしいたろう)へ行くトレイル(直進)、高宕大滝に下る(右)分岐だ。 まずは山頂を目指して左に行く。岩場についたハシゴを登り、最後の狭い岩の間の階段を上れば高宕山の山頂だ。




f0308721_15134518.jpgf0308721_1514155.jpg
山頂付近には、こんなお天気にも関わらず団体ツアーハイク?と思われるハイカーが15人くらいいた。 005.gif
高宕山(330m)の山頂には何故かお釜?が置いてあった。 展望もなく雨も降っているので長居は無用だ。 071.gif 057.gif




f0308721_1515557.jpg
交差点までいったん戻り、ループトレイルからは外れるが、石射太郎(人の名前ではなくピークの名前だよ)へのトレイルを100mほど行った所に、高宕観音があるので立ち寄っていこう。
交差点から西に行くと、突然、トレイルの左手に岩をくりぬいたトンネルが現れ、何じゃこれ?と恐る恐るトンネルをくぐり階段を降りていくと、巨岩の下に食い込むように建てられたお堂がある。高宕観音である。しかも、岩を削ってお堂の背後をぐるりと一周できる回廊まで作られている。 005.gif




f0308721_15165739.jpg
高宕観音で雨宿りをかねて一休みしたら下山にかかろう。まずは高宕大滝までの1kmの下りだ。 070.gif
低山ながらヤセ尾根と岩場が多く実に面白い。雨に追われて速足で通り過ぎてしまうが、好天時にもっとゆっくり歩きたいトレイルだ。 060.gif




f0308721_1521711.jpg
高宕観音から30分ほどで怒田沢林道に出る。トレイルは林道の脇を流れる川に架かる橋の上に出る。 071.gif 橋を挟んで上流に幅広の低い滝と、下流に大滝がある。
トレイルから左岸についた踏み跡を降りれば大滝の滝つぼまで降りられる。
この踏み跡は急傾斜で滑りやすいので、くれぐれも自己責任で行動してほしい。
高宕大滝の落差は約13mと、さほど大きくはないが、雨のこの日は、白いスカートをめいっぱい広げて迫力があった。 005.gif
雨の日のハイキングがくれた思わぬプレゼントだ。 056.gif 024.gif




f0308721_15212082.jpg
橋から0.2kmほど川下に歩くと三差路に当たる。右に行けば、ループの起点となる八良塚登山口へ向かう。落ち葉に側溝をふさがれた林道は洪水状態で、もはや流水を避けては歩けない。 025.gif




f0308721_15221333.jpg
キャー!こんな所にも滝が出現! 005.gif 057.gif トンネルの先に八良塚登山口があり、そこからは往路の怒田沢集落、三島神社を通り、宿原バス停にもどる。 バスの時間が14:43の次が17:03と、2時間以上もあいてしまうので、何とか間に合わせようと最後は走った。14時35分に到着!何とか間に合った! 042.gif 070.gif




f0308721_15232096.jpg
このトレイルは、雨で展望が無くても楽しめる内容なので、お天気の良い日は充実感満点だろう。 058.gif
自然石を刻んだ階段やトンネルはとても興味深い。 049.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約12km(宿原バス停‐八良塚登山口‐金つるし‐八良塚‐高宕山‐高宕観音‐大滝 - 八良塚登山口‐宿原バス停)
標高差: 約300m (アップダウンが多く累計標高差は約780m)
実動時間: 約5時間 (休憩込み)

f0308721_15242479.jpg

この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村
by dream8sue | 2015-02-08 21:48 | 千葉県エリア | Trackback | Comments(2)

大多喜町/市原市 セピア色した養老渓谷     Yoro Valley in Ōtaki, Chiba

Saturday, February 7, 2015
f0308721_19525144.jpg
今回は久しぶりの滝が見れるトレイルだ。日本は小さな国土でありながら起伏が激しいので実に滝が多い。ハイキングトレイルを歩いていると、偶発的に美しい滝に出会うこともしばしばある。しかし、今回はピークに登る事が目的ではなく、滝を見ながら渓流歩きをすることが目的のハイキングだ。そして、私がやって来たのは冬でも温暖な房総の養老渓谷である。
房総半島を横断する養老川は全長75kmもある。その中の見所である、上流部の粟又の滝から渓流美で有名な養老渓谷までの約10kmを歩いた。粟又の滝は川の名前から養老の滝とも呼ばれている。が、お父さんがいつも仕事帰りに立ち寄る養老乃瀧じゃないからね。 041.gif
観光地なので、ハイキングトレイルというより、人工色の強いプロムナードといった感じだ。カリフォルニアで歩いた West Fork のトレイルを思い出させる。どっちが良いかって?それは貴方が決めてください。 003.gif “ピカイチ渓流美ならここ! West Fork - San Gabriel River in Azusa” 





f0308721_1954508.jpg
<公共交通の場合>
電車の乗継方法は何通りもあるので限定はしないが、私は新宿または秋葉原から “特急新宿さざなみ” で五井駅まで乗り、小湊鉄道に乗換え養老渓谷駅で下車した。前橋から約5時間(東京まで新幹線を使えば4時間くらいだろう)かかる。日帰りではもったいないの、木更津あたりに泊まって、翌日も君津市の高宕山ハイキングを継続した。
ちなみに小湊鉄道は田園風景の中を走るローカル線である。2両編成の小さな電車は、どこか群馬県桐生市と栃木県日光市を走る “わたらせ渓谷鉄道” に似ている。途中の停車駅から地元のお弁当屋が車内に乗り込んできて販売するなど、実に味わいがある。切符は往復で購入したほうが往路、帰路と別々に購入するより安い(往復1800円)065.gif

養老渓谷駅から粟又の滝行きバスが電車の時間に合わせて運行している。といっても午前中3本、午後2本だけ(土日祭日)なので、あらかじめ時刻表を確認しておこう。 034.gif




f0308721_19553295.jpg
バスは県道を南東に15分くらい走り終点の粟又の滝バス停に着く。写真は、粟又の滝バス停の少し手前にある展望台からの粟又の滝である。落差約30メートル、幅約30メートル、延長約100メートルの千葉県随一の名瀑として観光名所になっている。




f0308721_19563590.jpg
バス停から階段を下りれば大きな滝つぼをも粟又の滝が静かに横たわっている。新緑と紅葉の頃の滝とのコントラストの美しさは有名である。 滝壺のグリーンが美しい。 072.gif




f0308721_195814100.jpg
右岸(川下に向かって右側)のプロムナードを登れば滝の上流にも行ける。川床の中央に突起した岩が水流を2分している。




f0308721_195907.jpg
流れは地面を穏やかになめるように流れている。滝つぼ付近から下流に向かって約2kmの “粟又の滝自然遊歩道” が整備されている。 049.gif




f0308721_1959595.jpg
では、さっそく渓流伝いにプロムナードを歩こう! 070.gif 060.gif




f0308721_2002115.jpg
Oh~Boy! いきなり土砂崩れの修復工事のため、全面通行止! 002.gif
管理社会、日本国だからね~ 017.gif
これ以降は自己責任で行動してね。 034.gif
修復工事は、ほほ終っていて問題なく歩けた。
でも、路肩には多くの倒木などが残置されている。
まあ、春の観光シーズンまでは完全修復されるのではないだろうか。 039.gif




f0308721_2005974.jpg
立派な飛び石も置かれている。 071.gif




f0308721_2012665.jpg
いくつもの小さな支流が、滝となって流れ込んでいる。




f0308721_2021383.jpg
約2kmの間に、増水時の緊急用として避難口が4箇所設けられている。




f0308721_2033732.jpg
樹齢百数十年の木(名前は分からない)にコケが生えて、いかにもって感じ。 045.gif




f0308721_204777.jpg
プロムナードの脇からも水流があるので、水辺の草が青々と生えている。 072.gif 056.gif




f0308721_2073365.jpg
そうかと思えば、ツタの巻きついた木が、いかにも房総らしいな~ 045.gif




f0308721_2075128.jpg
川床の岩はとても滑り易い岩質だ。そういえば3週間ほど前に行った南房総の梨沢渓谷の沢登りの時も大変滑り易い岩質に驚いたが、千葉県はどこも同じような地質なのかな? 039.gif
“富津市 冬の南房総 梨沢渓谷で渓流歩き   Climbing a gorge in Nashizawa in Futtsu, Chiba”




f0308721_2081328.jpg
水辺には冬でも青々した樹木が目を引く。 072.gif




f0308721_2091191.jpg
大きく垂れ下がった広葉樹。春には緑の葉をつけ水面も緑に染めることだろう。いいな~ 049.gif




f0308721_2092942.jpg
ふと、足元を見れば、春まで待てない水苔が生き生きとしていて、私もなんだか嬉しくなってしまう。 060.gif 072.gif




f0308721_2010110.jpg
左からまたも支流が流れ込んでいる。“見返りの滝” と書かれた標識があったので寄ってみたが、どうって事の無いナメ滝だった。021.gif




f0308721_20102886.jpg
山腹からしみ出る水がプロムナードを濡らし苔むした感じになっている。 そろそろプロムナードが終る1.7km地点で、今までほぼ真っ直ぐだった路が大きく右に曲がる。




f0308721_20113097.jpg
路肩で見つけた白いキノコ?孔雀が羽を広げているように見えるのは私だけ? 005.gif 037.gif




f0308721_20114866.jpg
粟又の滝から約2km、ここで右の飛び石を渡って避難口4番に進み、養老川から一旦別れる。左のプロムナードはこの先で終っている。




f0308721_2012446.jpg
ゆっくりと静かに流れる養老川の流れが実に美しく、どこまでも川に沿って歩いていきたい気持ちになる。 043.gif




f0308721_20122493.jpg
養老川から避難口を登ると水月寺のある小沢又の集落に出る。水月寺には萱葺の鐘つき堂などもあるので興味のある人は立ち寄ると良いだろう。また、水月寺の手前には “幻の滝” という有料(200円)の滝もあるので時間があれば立ち寄ると良い。
水月寺からそのまま舗装道路を行けば、または幻の滝の入口の先の山腹のトレイルを左にトラバースして竹林をぬければ、小沢又のバス停のある車道(県道178号線)にでる。粟又の滝から約2時間ほどだ。059.gif




f0308721_2013447.jpg
小沢又集落から養老渓谷(共栄橋)までは、4kmほどの里歩きとなる。042.gif 070.gif




f0308721_20132925.jpgf0308721_20134027.jpg
県道なので車に注意しながら車道を歩く。いささか退屈な車道歩きであるが、そんな中でも路肩の土手に目を凝らせば、早咲きのタンポポなどの野花を発見することができる。街道にはアジサイの木が多く見られるので季節にはハイカーの目を楽しませてくれるだろう。 056.gif 056.gif




f0308721_20141527.jpg
面白集落にはたくさんの面白い人が住んでいるのかな?だったら、、面白い! 041.gif




f0308721_20144013.jpg
面白集落から下り坂を降れば、そこは国道465号線との交差点である老川集落である。
ちょうど交差点の角に食堂や直売所、トイレのある観光センターがあるので休んでいこう。063.gif
交差点の信号を左に曲がり、次の信号(老川十字路)を右に曲がり、郵便局の先の階段を登れば老川小学校がある。
小学校の前を進み小さな集落の中を通り過ぎて、Y字路を右に行けば再び県道に出る。


f0308721_20161786.jpg
県道を右に行くと、弘文洞入口のバス停があり、“弘文洞跡まで600m” の標識やら、“中瀬遊歩道” やらの道標が現れる。




f0308721_21351821.jpg
道標に従って左に曲がればすぐに向山トンネルに入る。このトンネルはトンネルの中にトンネルがある? 005.gif




f0308721_2019149.jpg
向山トンネルをぬければ、そこに共栄橋が現れ、養老川を渡り再び左岸のプロムナードを歩く。070.gif




f0308721_20193168.jpg
ここからが養老渓谷と呼ばれる観光地である。このあたりの川床は互層になっていることが確認できる。 005.gif 川が浅いこともあるが、水が透明だから川床の様子がよく見える。 072.gif




f0308721_20212172.jpg
プロムナードの脇の岩にびっしりと生えた植物が圧巻だったので思わずパチリ! 072.gif




f0308721_2022362.jpg
共栄橋から弘文洞跡までは1km、20分ほどだ。もうすぐ左岸から流れ込んでくる夕木川との合流点だ。その手前で見えている飛び石で右岸に渡る。 071.gif




f0308721_20225487.jpg

右岸に渡り川下に少し行けば、対岸に夕木川が合流している深い峡谷がある。これが、かつてここに “弘文洞” というトンネルがあった場所だ。養老渓谷のシンボル的存在だ。案内板によれば江戸時代末期に掘られたが、昭和54年に崩落したとのこと。 → 崩壊前の弘文洞(写真:大多喜町公式HPより)

f0308721_2218674.jpg





f0308721_2026443.jpg
このあたりは冬とは思えない景観(早春)をかもし出している。 072.gif




f0308721_2027496.jpg
弘文洞跡から川下にかけて、川床の互層が見事である。 072.gif




f0308721_20273521.jpg
私の中では、弘文洞跡よりも、川床の互層のほうが養老渓谷を印象付けるものであった。045.gif




f0308721_2028063.jpg
養老渓谷の核心部とも言える弘文洞跡を過ぎると、飛び石で再び左岸に渡り中瀬キャンプ場に至る。キャンプ場周辺にはBBQ(バーベキュー)のできる茶店などもあり、夏にはさぞかし賑わうことだろう。でも、河原には深瀬もあるので小さな子供連れは子供から目を離さないようにね。 034.gif




f0308721_20281780.jpg
キャンプ場を過ぎると楽しい渓流歩きもフィナーレだ。この先で養老温泉郷に出る。
養老渓谷は地質を観察するポイントが何箇所かあるらしく、正面に “梅ケ瀬層の露頭” が見える。互い違いの地層がハッキリ観察できる。厚い層は砂岩、薄い層は泥岩でできているらしい。海底地すべりの痕跡であるタービダイトというものだそうだ。 027.gif




f0308721_20284144.jpg
私は地質よりも、浅瀬で鳴いている小鳥のほうが気になった。この河原周辺ではカワセミ、ヤマガラ、カワカラスなどが生息している。




f0308721_20293366.jpg
飛び石で右岸に渡り、坂を登れば左手に赤い観音橋が見えてくる。 右手に駐車場があり、ここからプロムナード(中瀬遊歩道)の始まり(終点)である。




f0308721_2030818.jpg
プロムナードの終点から県道に出て、養老温泉郷を北に進む。温泉好きならここでひと風呂浴びたいところであろう。が、ハイキングトレイルはこの先、養老渓谷駅まで2.2kmある。
養老温泉郷の道が坂になりかけたあたりで、左に曲がり閑静な住宅街に入る。住宅街が終ると写真の白鳥橋が現れる。橋のマークは2羽の白鳥が向かい合ってキスしている。でも2匹のヘビがキスしてるようにしか見えない。 003.gif




f0308721_20303119.jpg
舗装された里道を登り道なりに行くと、三叉路に出る。
養老温泉駅へは右に曲がる。




f0308721_20305935.jpg
途中で赤い橋(宝衛橋)を渡る。青い橋(渓谷橋)と、養老川の清流が見下ろせる。ここから駅まではもうすぐだ。 070.gif




f0308721_20312953.jpg
今回のトレイルは、粟又の滝と養老渓谷という2つの観光地の間を、里歩きしながら無理やり繋いだ感じのトレイルだ。
その里歩きの部分も山際の林道というわけではなく、交通量のある県道を歩くものなのでハイキングトレイルとしての趣に欠ける気がする。019.gif
マイカー利用なら両方の観光地をピンポイントで歩き、双方を繋ぐ部分は車で移動してもよいだろう。
渓谷は文句なく美しい。冬のセピア色した養老渓谷も良いが、新緑や紅葉の季節はまた一段と見事だろう。
しかし、この周辺は道幅が狭いこともあり例年大渋滞が起こるようなのでマイカー利用の場合は留意してほしい。 034.gif


私のこのトレイルへの評価: 3★ (春 or 秋なら4★になるだろう)初級者向け
行程距離: 約10km(粟又の滝‐小沢又‐老川‐養老渓谷‐養老渓谷駅)
標高差: 約50m
実動時間: 約5時間 (休憩込み)


f0308721_20323015.jpg
この情報は役にたちましたか? 下の画像をクリックしていただけたら嬉しいです。 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
↓ Thanks for reading my article. Please click the photo below, so that your access can be counted.

にほんブログ村

にほんブログ村

by dream8sue | 2015-02-07 21:02 | 千葉県エリア | Trackback | Comments(4)