カテゴリ:Stream Climbing( 17 )

前橋市 赤城山の沼尾川源流はオタカラコウの群生地     Stream Climbing in Numaogawa, Maebashi, Gunma

Monday, August 6, 2018
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2018年の夏は、暑さで死者が出る殺人的な猛暑となっている。
この暑さでは、赤城山(黒檜山 1,828 m)程度の標高で尾根歩きしてもさほど避暑にはならないと思われた。
そこで、2016年に鈴ヶ岳に登った際に迷い込んだ?沼尾川を遡行してみることを思いついた。
尾根を歩くより、沢の中を歩く方が、いくぶん涼が得られるのではないだろうか。

鈴ヶ岳から北面へ下ると関東ふれあいの道があり、出張峠経由で大沼へ出ることができる。
その途中で沼尾川を横切るのだが、昔はその沼尾川に沿って大沼に続く路(廃道)があったようだ。
2016年の時は、判然としない路は途中から完全に消滅していて引き返す羽目になった。

今回は、避暑を兼ねた沢登りであるが、その時の中途半端なルートをクリアにしたい想いもあり、単独でのチャレンジとなった。
だから正直、廃道探険なのか沢登りなのか微妙なところであるが、トレイルと思えるような路は無く、
沢靴履いてジャブジャブ沢の中を歩いたので沢登りとしておく。

2016年の鈴ヶ岳の様子は下記リンク参照。





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<公共交通の場合>
JR両毛線の前橋駅から路線バス(関越交通)で富士見温泉行きに乗り、
終点の富士見温泉で赤城ビジターセンター行きに乗り換え、 “湖尻厚生団地入口” バス停で下車。 

ちなみに、赤城山直通バス(4/1~10/31土日祝運行)もあるので、それらをうまく利用しよう。



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バス停から三差路を北西へ0.5kmほど行けば大沼に出る。



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湖畔をさらに300mほどで用水取水口がある。 
いつもならこの取水口に大沼の水が流れ出しているのだが、猛暑のせいか?全く流れていない。 

沼尾川の源は大沼であるから取水口がゴールである。 え!もう終わり?
いえいえ、ゴールを確認したところで、ハイキングトレイルで沼尾川の下流へアプローチする。



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取水口の前で、湖畔周回道路と分かれて、東毛林間学校方面へ曲がる。
左折してすぐに赤城山大洞下水処理場がある。 遡行の最後はこの施設の敷地内に出た。



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道端にはゲンノショウコウやコバギボウシ、シシウド、ホタルブクロ、イケマなど夏の草花が花盛り。 この花は何だろう?



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くるくるのしっぽ付きのパープルの花が群生している。 
初めてみる花で、後で調べたら カリガネソウ という多年草の花だった。



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東毛林間学校の少し手前の三差路付近は マルバダケブキ の大群落だった。



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また、三差路を右に少し行った所に フジアザミ の群落があることを知っていたので、
もしかすると咲いているかと思い寄り道してみた。 が、さすがにまだ蕾だった。



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さて、お花見が済んだところで、やっと(って、バス停から約1kmだけど)東毛林間学校の前からトレイルに入る。
トレイルは、関東ふれあいの道というバブルの温床がもたらした有難~い道?である。



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登山口から10分で出張峠に着く。 そこから左へ、階段状の坂道を標高差300mほど降る。

ちなみに、出張峠を右に行けば、大沼の北西に位置する出張山~薬師岳~陣笠山という外輪山の縦走路(下記リンク参照)である。




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自然林から、やがてカラマツ林になり、 “まだ降るの~?” って思うほどの一気下りである。
が、トレイルの脇には キオン(写真左)や ヤマジノホトトギス(写真右)、先ほど見たカリガネソウなどの花が見られる。



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そして、下りきった所が沼尾川の二俣地点である。 
ここで沢靴に履き替えて、本谷である右俣沢の左岸にうっすらとついた踏み跡(おそらく廃道の路)をたどる。

沢登りでは “右岸 or 左岸” という場合は、川の下流を向いて 右側が右岸、左側が左岸である。 



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しばらくは、左に沼尾川本流を見ながら、苔生した大木の生える森の中を行く。



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木橋から300mほどで、渡渉ポイントらしきところにでる。 
対岸へ続いていた踏み跡もその先で消えている。 旧道はやはり消滅しているようだ。

2016年の時も このあたりで敗退している。
仕方がないので、この渡渉ポイントらしき所から入渓する。 



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入渓してすぐにゴルジュ帯となり、前方に滝が見えてくる。



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この棚状の滝は右側から登れそうなのだが逆層の細かいホールドで、おまけにフットホールドが高い位置にあるのでムズイ。
単独ということで怪我でもしたらアウトなので、さっさと高巻くことにする。



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右岸から低く巻いて棚状の滝の上にでると、上流にもチョックストーン滝があった。
これも右岸の際どい踏み跡をたどって巻く。



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滝を巻きながら、右岸の斜面に咲く レンゲショウマ を見つけ、その美しさに思わず笑顔になる。 
夏の低山って魅力に欠けることが多いが、この花だけは夏限定でお目見えする女神だね。



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また、レンゲショウマのせいで、その存在が霞んでしまったが タマガワホトトギス も綺麗に咲いていた。



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程なく8mくらいの黒い直滝が現れる。 



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滝の岩壁にへばりつく様に咲いているのは、こちらも夏の沢ではよく見かける イワタバコの花。



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直滝は登れないので右岸を高巻く。 直滝の上もゴルジュ帯が続いてる。



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右岸のグズグズのルンゼに取り付き、ルンゼの途中から右のリッジにトラバースする。
リッジから、本谷側は絶壁で降りられないので、リッジ上の5m程の岩場を直登して、下降ポイントを探る。



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右岸の急斜面の悪いトラバースを慎重にこなし、右下の深そうなゴルジュをのぞき込む。。 
立木でラペルすれば谷底に降りられるが、その先にどんな滝が潜んでいるかわからないので、そのまま高巻く。



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この高巻きでも レンゲショウマ の群生を見る。 よく見れば、対岸の斜面にもたくさん咲いているではないか!
まさか、こんな所でレンゲショウマの群落を見られるとは思いもしなかった。



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ゴルジュ帯が終わると、ボルダーが行く手をふさぐ渓相となる。



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ボルダーがせき止めた釜には魚形が見られる。 魚名は何だろう? 警戒心の強い動きの俊敏な魚だ。



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ソバナの花もあちらこちらに咲いている。



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やがて、右から枝沢を分け、ゴーロ―歩きと小滝登りとなる。



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5mのトイ状滝は流水通しに登り、思いっきり水を浴びる



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濡れついでに、その上の大きな釜をもつ滝も、腰まで水に浸かって水際をへつる。



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すると、滝場は終わり第1堤防が現れる。 ここからは川幅が広がり単調な河原歩きが始まる。



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右岸のかすかな踏み跡を追えば、キノコを発見! 毒かな? 毒だろうな~?



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第2堤防の上は オタカラコウ が群生する池となっていた。



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その先で二俣になるが、右俣は白樺牧場方面からの豊富な流れがあり、思わず右俣へ進みたくなる。
が、大沼まで詰めたいので、すっかり水量の少なくなった左俣へ進む。



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第3堤防は目から赤い涙を流している。



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第3堤防の上流は、オタカラコウの畑状態!



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さらに流れがゆっくりになった沢筋を行けば、周りの山腹はシダ類で覆われている。



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私は愛の難破船・・♪



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第4堤防は、無残にも壊れかけている石垣堤防。



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源流部は蛇行しているので意外と長い河原歩きとなるが、最後までオタカラコウが咲く水流花園だ。

右にコンクリートの側壁、左にガードレールが現れれば遡行も終わる。 
沢筋の最後は藪に覆われているので、左のガードレールに登る。 と、そこは下水処理場の敷地内だった。



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下水処理場の門を横から通りぬけて、大沼の湖畔に出る。


遡行は約2時間と短い沢であったが、直登不可能なゴルジュの険相やボルダーに小滝、
レンゲショウマにオタカラコウと言った花ロードと変化に富んでいて、なかなか面白かった。

単独の沢登りということで、ちょっぴり adventurous で excitingな時間だった。
赤城山は、地元の山であるが、まだまだ知らない面があることに気づけた山行だった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのルートへの評価: 4★ 沢登り初級
距離:約5.5km/ 所要時間:休憩込で約4.5時間(厚生団地入口バス停 8:45‐関東ふれあいの道入口‐出張峠‐9:35‐沼尾川入渓点 10:05/10:30‐大沼 12:40/13:00‐厚生団地入口バス停 13:15)


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by dream8sue | 2018-08-06 04:07 | Stream Climbing | Trackback | Comments(4)

尾瀬 美滝がいっぱい中ノ岐沢小渕沢     Stream Climbing in Obuchizawa, Oze National Park

Thursday, July 26, 2018
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大好きな尾瀬国立公園だが、まさか沢登りで訪れることになるとは思ってもいなかった。 

小淵沢(ニゴリ沢)は、尾瀬の東の玄関口である大清水から日光へ続く奥鬼怒林道に沿って流れる
中ノ岐沢(片品川の支流)へそそぐ沢で、源頭には尾瀬にしては静寂な小渕沢田代の湿原がある。


沢登りでは “右岸 or 左岸” という場合は、川の下流を向いて右側が右岸、左側が左岸である。 
滝の “右壁、左壁“ というような場合は、本人から見て右側あるいは左側の壁となるので混同しないように。 034.gif 




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<マイカーの場合>
関越自動車道 沼田ICより国道120号線で片品村に向かう。
片品村の “鎌田” の信号を左折し国道401号線(沼田街道)に入る。
戸倉バス停を右手に見ながら直進すれば、片品川に沿って大清水まで行く。 (大清水駐車所料金:500円/1日)



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大清水より奥鬼怒林道(右の道)を日光方面へ進む。

ちなみに、左の道は尾瀬沼へ続く一般ルートで、シーズン中は一ノ瀬までシャトルバスが運行している。



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奥鬼怒林道を小淵沢林道入口まで3kmほど歩く。 途中に獣避けネットをくぐる。 



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2kmほど歩くと、左側に中ノ岐沢へ注ぎ込むオモジロ沢が出合い、オモジロ滝が懸かっている。



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その後、小淵沢林道入口を左折して、さらに2kmほど坂登る。 042.gif
最初に小淵沢に架かる橋が入渓ポイント。 橋の左側(右岸)の薮の中に踏み跡がある。

私達は、橋の先のカーブを曲がった所(小淵沢田代登山口)から入渓したが、急下降の悪い斜面の割には距離を稼げないので、橋から入渓する方が良い。



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さて、入渓して驚くことは沢の水の冷たさだ。 奥多摩あたりの温い水に比べて非常に冷たい。 005.gif  149.png



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入渓早々、3mくらいの幅広のナメや小滝が連続して現れる。



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ナメが綺麗~・・  177.png       ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



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3m幅広の滝



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3mスダレ状の滝など、フリーで登れる滝が続くので楽しい。 060.gif 
続く6mスダレ状の滝は、左端を登ればロープ確保無しでも登れるが、滑っているので要注意。 034.gif



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鏡のような透明な水にちょっと感動。 146.png



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中間地点で現れる、15mスダレ状の滝は左右の壁どちらからも登れるようだが・・



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右壁を棚まで登ってブッシュ沿いを左上するルートが比較的易しそうなので、そのラインをロープ確保して登った。



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陽が当たって暖かそうな5mトイ状の滝の前で一休み。 181.png 063.gif  
下界はうだるような暑さだというのに、何とも贅沢な時間を過ごしているな~。 045.gif  



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その後も3段5mとか2段10mの連瀑が続き飽きさせない。



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2段10mのスダレ状滝は、左壁の水流脇を登るが、非常に滑るのでロープ確保して登る。



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その上流、6m滝も右壁から取り付いて水流の中の横バンドをトラバースして左上にぬける。



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ジャーン! そして現れたラスボスの2条10mの直滝! 
こいつを倒さないとゲームは終わらない。   ォ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━オ!! 



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ってことで、右側のスダレ状の滝にカッパを着て突撃! 
下部の狭いクラックに突っ込んだとたんに頭から水をかぶる。 008.gif   

左の壁にはフットホールドが無く、クラックに入れた右足を左足に踏みかえたいのだが、どうにも狭くて踏みかえができない。 148.png
滝からの放水で息ができない。 クラックの中に右手をジャミングして身体を安定させ息継ぎする。
何とか左足をクラックに入れ、スダレ状の流水の奥の空間に潜り込む。  042.gif

オブザベーションでは、スダレ状の下から左上するライン読みだったのだが、早く放水から逃れるべく右のバンドに這い上がってしまった。
バンド上の苔の付いた岩はフットホールドに乏しく登れないので、頭上のブッシュをハンドトラバースして落口へぬけた。 042.gif

いや~まいった・・まいった。 105.png
笑いたい方は下のYou Tubeでお楽しみください。

ちなみに、左岸に巻き路があるので、通常は巻いた方が早い。


This video was taken by Nami.



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直滝を越えれば、後は平凡な沢歩きである。 070.gif
詰めは蛇行しているので意外に長いが、最後まで水線を追えば藪漕ぎ無しで小淵沢林道に下る登山路に出る。



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登山路を左に3分ほど行けば、小淵沢田代と奥鬼怒へ続くトレイルの三差路分岐に着く。
三差路を左(西)へ行けば小淵沢田代の湿原である。

ちなみに、三差路を右(東)へ行けば、福島県と栃木県の県境尾根をたどり、鬼怒沼まで15kmの縦走路である。
この間にエスケープルートは無く、ビバークを強いられるロングルートであるが、
観光地化した尾瀬国立公園の中にありながら、静寂と原始の趣が味わえる健脚向きのルートである。
興味のある方は、下記のリンクを参照してね。 




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小淵沢田代の湿原は、尾瀬の他の湿原に比べ、訪れるハイカーも少なく素朴な雰囲気がある。
板が敷かれただけの木道は、例年は湿原からあふれ出る水で濡れているのだが、猛暑の今年はカラカラに乾燥している。 174.png



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小淵沢田代にある唯一の池塘にはオタマジャクシが泳いでいた。



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さて、下山であるが小淵沢田代から三差路分岐に戻り小淵沢林道に降るのが最短で約2時間。 059.gif
私達は、尾瀬が初めてというメンバーがいたので、尾瀬沼から三平峠経由で下山することにした。

小淵沢田代を横断して西端の分岐を左(西)へ折れ、1911mピークを巻く樹林帯を尾瀬沼へダイレクトに下る。
ちなみに、右(北)は尾瀬では尾瀬ヶ原に次ぐ大きさの大江湿原へ行くトレイルである。

小淵沢田代から1時間弱で尾瀬沼の湖畔に建つ尾瀬沼ヒュッテ脇に出る。



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三平峠へ向かう湖畔歩きでは、尾瀬の観光ポスターのような風景が見られる。 177.png 177.png 



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尾瀬沼山荘の建つ三平下まで来れば湖は見納めである。 ここから三平峠までの登りが始まる。



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20分程の登りで三平峠に着く。 
ここからシャトルバス乗り場の一ノ瀬までは、標高差350mの下り坂であるが、意外と長く感じる。 042.gif 
その間はブナやカエデの広葉樹林で、山小屋が閉まる10月中旬頃の紅葉は実に素晴らしい。 177.png



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途中にある “岩清水” の水場で、美味しい天然水で喉を潤しながら、三平峠から1時間弱で一ノ瀬に到着。

シーズン中は、一ノ瀬と大清水間はシャトルバスが30分間隔で運行している。 (一ノ瀬発の最終は16:30なので注意)
それにしてもシャトルバスの片道700円は高い! せめて500円くらいにならないかな~  141.png

シャトルバスの走る一ノ瀬‐大清水間の道は歩行者の通行は可能であるが、歩くなら旧登山道も並行しているので、そちらの方が良いだろう。
尾瀬沼経由の下山時間は約3.5時間、シャトルバス利用でこのタイムなので、下山は小淵沢林道まわりで下った方が早いだろう。 059.gif

小淵沢の遡行は、手頃な滝が連続していて飽きない。 詰めもなだらかで藪漕ぎも無いので快適。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのルートへの評価: 4★  1級程度
距離:約17.5km(うち約3.5kmシャトルバス) / 所要時間:休憩込で約9.5時間(大清水 6:00‐奥鬼怒林道-小淵沢林道-入渓 8:00‐三差路分岐 11:50/12:10‐小淵沢田代湿原 - 尾瀬沼13:10/13:30‐三平峠 14:20‐一ノ瀬15:05/15:30‐大清水 15:40)
標高差: 約700m


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by dream8sue | 2018-07-26 00:39 | Stream Climbing | Trackback | Comments(3)

奥多摩 日原川水系 倉沢谷塩地谷でヨレヨレ沢登り     Stream climbing in Shiochidani, Chichibu-Tama-Kai National Park

Sunday, July 15, 2018
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今年2018年の夏は、早い梅雨明け後から猛暑が続いている。
私は、涼を求めて奥多摩や秋川渓谷で沢登りに興じている。

今回は、前回の坊主谷に引き続き奥多摩エリアで、日原川支流の倉沢谷塩地谷に行ってきた。 070.gif  


沢登りでは “右岸 or 左岸” という場合は、川の下流を向いて右側が右岸、左側が左岸である。 
滝の“右壁、左壁“ というような場合は、本人から見て右側あるいは左側の壁となるので混同しないように。 034.gif 




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<マイカーの場合>
奥多摩駅から倉沢バス停(倉沢橋)まで7kmほど東京都道204号(日原街道)を北西へ走る。
倉沢橋を渡って右折すると、すぐに倉沢林道となり、入口に3台ほどパーキング可能。

倉沢林道は未舗装で荒れているので、ダートに強い車以外は侵入しない方が無難だろう。 046.gif 



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右下に倉沢谷の流れを見ながら林道を40分ほど歩く。
倉沢谷は、日原川の支流で魚留滝の上部で長尾谷と塩地谷に分かれる。

ちなみに、倉沢谷を遡行している沢屋がいたが、水量が多くて結構楽しそうだ。 110.png



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やがて、魚留橋に着く。 崩壊が激しく、ダートに強い車でもここから先へは進めない。 149.png



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魚留橋からは魚留滝が圧巻である。 005.gif 



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魚留橋を渡り、ガードレールも大破して流されている荒れた林道を、横たわる倒木をまたぎながら10分ほど登る。
すると、左下の谷に2筋の滝が見えてくるので、装備を着けて、急斜面についた踏み跡を降って入渓する。

ちなみに、林道の先には地蔵橋があるが、地蔵橋まで行ってしまった場合は行き過ぎである。



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入渓早々、2筋の滝の右側を腰まで水に浸かって越える。  
暑い日なので、積極的に水に入るのも楽しい。 060.gif 060.gif 



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入渓ポイントから程なく長尾谷と塩地谷の二俣に出合う。
左俣が塩地谷で、出合いに6mの滝があるので中央から右寄りに越えていく。



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続く7mも逆層でちょっと悪い。 008.gif 



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大きなボルダーの間を流れる水流にそって、ボルダーを越えていく。



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身体がようやく沢登りモードに慣れてきたころ、眼前に険悪なゴルジュが立ちはだかる。



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地蔵滝である。 これは逆立ちしても越えられないな~ 149.png



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ということで、右岸を巻く。



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まずは、地蔵滝が目線の高さになるまで登る。
地蔵滝を落としている岩壁が屏風のように続いているので、左へ左へと岩壁基部を巻いて、
岩壁が途切れた左端の斜面を作業路まで這い上がる。 042.gif



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作業路を右へ行き、比較的新しい桟橋を2つ渡った所(赤テープあり)から沢へ下る。



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途中から絶壁になるので、立木を支点に20mラペル1回で川床に降り立つ。



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地蔵滝の上流は狭いゴルジュとなり・・



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深い滝壺をもつ3m滝と・・



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6m滝をまとめて右岸から巻く。



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その後、右から支流が合流するあたりは深山幽谷の雰囲気に包まれている。



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しばらく進み大きなボルダーの下を潜りぬけると、6mCS(チョックストーン)滝が現れる。
これも直登は難しそうなので右岸から巻く。



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右岸の倒木がスタックしたルンゼ状を5mほど登り、逆層の悪い壁を右へトラバースするのが正解なのだが・・

私はルンゼを高巻きし過ぎて、もっと悪いトラバースを強いられてしまった。
仕方なく10mのラペルで尾根におりて、尾根から岩の弱点を伝わって川床へ降りた。 

ふぅ~・・高巻きで高く巻き過ぎるという、よくある失敗例そのものだ・・情けない! 105.png



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気を取り直して遡行を続けると、岩盤の模様?地層?が美しい6m滝が現れる。 
これは右岸を簡単に巻くことができる。



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そして、しばらく行くと左岸より芽尻沢の出合いをみる。

ほどなくして、右岸に水道局の標識があり、作業路と思われる踏み跡がある。
地蔵滝を高巻いた時に這い上がった作業路へ続いていると思われる。 039.gif 



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短い倒木帯をクリアしていくと、苔生した小滝が光に包まれていた。 
あまりの美しさに足が止まる。 177.png

水流と光が奏でる “動の美” の中に自分も組み込まれていることへの感動がそこにはあった。
ハイキングとも、岩登りとも違う、沢登りこその優美さではないだろうか。



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芽尻沢の出合いを過ぎたあたりから、小滝が続き苔に覆われたボルダーが多くなる。
やがて、小さなゴルジュの中に3m滝が現れる。



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右の水際をヘツって滝の両サイトをブリッジで越えていく。



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続く6mトイ状もブリッジでいけるようだが、釜が深そうなので左から巻いた。



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程なく棒杭沢との二俣であるが、正面が棒杭沢で塩地谷は左に角度を変えている。
その後もボルダーと小滝が続く。



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徐々に谷が細くなってきたころに・・



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7mのネジレ滝が現れる。が、これも直登は難しいので、少し戻って左壁に活路を見いだす。



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よく見れば、左壁に残置ロープがあるが、脆そうな岩場なので万が一に備えてロープ確保して登る。
リッジに這い上がってしまえば、後は簡単なクライムダウンで沢床に戻れる。



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7mのネジレ滝の上流に現れたのが倒木の横たわる3段滝である。
この下段の滝には深い釜があり、しかも水深部は五右衛門風呂のようにツルツルでなかなか滝に取り付けない。

泳げない私も果敢にトライしたが、見事に落ちて胸まで沈没した。 O(*≧д≦)oクヤチーッ!!  



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その後は難しい滝はなく快適に登れる。
スダレのように落ちる滝は、左の苔むしたリッジを登る。



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登りながら、ふと横をみたら滝に小さな虹がかかっていた。 060.gif 

と・・ここまでは楽しかったのだが・・   139.png



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おおむね滝場が終わり、左に支流を分けたと思ったら早くも水流がなくなってきた。
しかし、標高はまだだいぶ低く(おそらく1100mくらい)稜線まで300mは登らなくてはならない。
本当に、ここからの詰めがとても辛かった。 (*_*;



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“このまま涸れ沢歩きかしら?” と思っていたら、またチョロチョロと水流が復活した。
こんな水草に覆われた滝もでてきて、最後に高度感のある滝登りとなる。



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ゴーロ歩きに嫌気がさしたので、右の尾根に取り付いてみたのだが、これは失敗だった。
尾根のほうも見た目以上に勾配があり、しかも長い。 042.gif   忠実に最後まで沢を詰めた方がよかった。    

そして、念願の登山道に飛び出た(おそらく一杯水の50mくらい右)ので、そのまま仙元峠方向へ進む。



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トレイルを30分くらい歩くと、下山ルートの棒杭尾根の分岐に着く。



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棒杭尾根の上部はアセビの大木で始まり、ブナやミズナラの自然林のラブリーな尾根。



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だが、植林帯に入ると徐々に勾配がきつくなり、スイッチバックしながらグングン標高を下げていく。
膝が痛くなるよ~!  No way!!ヾ(>∇<*)o!!



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棒杭尾根の分岐から1時間弱で倉沢林道に出る。
後は長尾谷にそって下れば、程なく地蔵橋で、入渓ポイントを通過する。



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往路では分からなかったが、魚留橋へ至る手前の崩壊地帯の左岸に大きな滝がかかっていた。



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魚留橋で再び魚留滝を鑑賞して、その後、疲れた身体に鞭打って林道入口までトボトボと歩いた。


自分は、なんちゃって沢登りが多く、沢登りの涼しくて楽しい部分だけを求める傾向にある。
最近は小さな沢ばかりなので、ちょっと詰めが長くなると嫌気がさす。

沢の中でビバークして、悪い滝を直登して、詰めの薮漕ぎもいとわないという本格的な沢屋から見たら、
沢などやるべきではないと言われそうだが・・(;^_^A アセアセ・・・
まあ、夏だから大目にみてほしい。 笑


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのルートへの評価: 4★  沢登り初級~中級者向け (沢グレード1級上)
距離:約15.5km/ 所要時間:休憩込で約9.5時間(倉沢林道入口 8:50‐魚留橋 9:30‐入渓 10:00‐地蔵滝上 11:00‐一杯水15:40/15:50‐棒杭尾根分岐 16:10/16:30-魚留橋 17:30-倉沢林道入口 18:30)
標高差: 約950m

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by dream8sue | 2018-07-15 07:26 | Stream Climbing | Trackback | Comments(2)

奥多摩 峰谷川坊主谷で爽快沢登り     Stream Climbing in Bozudani, Chichibu-Tama-Kai National Park

Monday, July 2, 2018
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2018年は異例の早さで梅雨明けを迎え、連日30℃越えの暑さが続いている。 174.png 
こんな気候では尾根路なんて歩いている場合ではない! 沢登りっしょ!  045.gif 

ということで、2日前から南秋川渓谷で沢登りをして、足慣らしは済んでいる。
そこで、締めの沢は昨年行きそびれた奥多摩の石尾根南面に位置する峰谷川坊主谷に決定!  070.gif



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<マイカーの場合>
日帰りで峰谷川の沢をやるならやはりマイカー利用が便利だろう。

東京都奥多摩町を走る国道411号(青梅街道)を奥多摩湖方面(西)へ走り、湖に架かる峰谷橋の手前を右折する。
約4km走ると峰谷川と入奥沢が合流する三沢の三叉路に突き当たるので、左のダート道(峰谷林道)に進む。
2kmほどで峰谷林道が最初に交差する沢が坊主谷である。
橋を渡った所に1~2台のパーキングスペースがある。

なお、峰谷林道(茂窪林道?)は、けっこう荒れた悪い道なので、ダートに強い車でないと侵入は無理かもしれない。 039.gif  



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パーキングの脇から沢に下りて、最初の堤防を左岸から越える。

沢登りで “右岸、左岸”  という場合は、川の下流を向いて右側が右岸、左側が左岸である。 
滝の “右壁、左壁“ というような場合は、本人から見て右側あるいは左側の壁となるので混同しないように。




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堤防の上は穏やかな流れで始まる。



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だが、すぐに倒木の障害物が横たわる。 



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そして、3mCS(チョックストーン)滝で始まる最初のゴルジュが現れる。



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まだ濡れたくないので、右岸から滝3本を一気に高巻き、堤防上にクライムダウン。



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続く5m幅広の美滝で徐々に濡れていく。



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ナメ滝が綺麗だね~  177.png



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と思いきや・・またもや倒木ジャングル。 しかも妙にグリーンが美しい。 104.png



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ツゥインのような2条が美しい小滝。



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沢登りあるあるの光景。 沢には屍(しかばね)がよく落ちている。 137.png



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やがて谷間が開けると、差し込む陽射しに滝の水しぶきがキラキラと輝く。 174.png



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同行者たちは、7m滝くらいはフリーでガンガン越えていく。  114.png
私は、まだ今シーズンは沢登りのエンジンがかかったばかりで、同行者のペースについて行くのがやっとである。 042.gif



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木の根が垂れた滝は、木の根に捕まって右壁を越える。 060.gif



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水に濡れても、濡れなくても、各自で思いのままに小滝を越えていくのは楽しい。 060.gif



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トイ状(滑り台)の2段滝は上部がツルツルでけっこう手ごわかった。 008.gif  



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そして、意外と早くに坊主谷の核心部である5連瀑が現れる。 下部の3連瀑は右岸バンドから巻く。



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そして、12m大滝の基部に降り立つ。



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けっこう悪そうに見えたので巻いてしまったが、釜をヘツって右壁を登るのが正解のようだ。



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巻き路は、新しいTOPOでは右岸を巻く、古いTOPOでは左岸を巻くようになっている。
女の第六感は左岸かな~ということで、左岸の立木混じるの側壁を登ることにした。

ところが、この側壁がアンサウンドの浮石地獄だった! 008.gif  
リードは落石を落とさないように神経を使いながらのセンシィティブなクライミングを余儀なくされた。
1P目は50mいっぱいのばして立木でビレイ。



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2P目は20mの滑り落ちそうな斜面のトラバース。 ロープが無ければけっこうヤバイね。 008.gif  
そのまま、尾根を少し降って、立木を使って沢床へ25mのラペル。
ふう~、なんとか核心をクリアした。 042.gif  女の第六感・・鈍ってます! 105.png



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滝上もゴルジュが続くが、シビアな滝はなく楽しく通過。
左から中ノ谷の出合いを見て、その後も6m、5m滝などを直登する。 060.gif



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やがて、沢筋にワサビ田の跡と思われる石垣や石畳が見られるようになる。



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石積みの堤防も現れる。



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石積み堤防を越えると、あたりは苔むした雰囲気になる。 
苔の絨毯からイエローの花が咲いていたりしてホッとする場所だ。 



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源頭部の手前で現れる “5mの美滝” は残念ながら今は倒木に侵された汚い滝になってしまった。 145.png



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やがて滝も終わり、石積みを越えると水流も細くなって源頭部がはじまる。



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左岸に赤テープとケルン、黒い送水管が見えたら、そこが水源巡視路の取付きである。
面白い部分は終わったので、詰めはパスしてここから下山にかかる。



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水源巡視路は、山腹をトラバースしながら、浅間尾根まで徐々に標高を下げていく。 が、けっこう長い。 135.png



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しかも現在は使われていないのか? コンディションは非常に悪く、気が抜けない。 008.gif  



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崩壊した鉄パイプ橋の廃墟感が半端ではない。 ちっとしたディズニーランドのアトラクションを見るようだ。 005.gif



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後半は、明るいスギ林をぬけ・・



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一般トレイルのある浅間尾根に合流。



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一般トレイルには進まず、鳥居の前から、そのまま浅間尾根を下降する。
始めは緩やかな尾根通しに降るので “これなら楽勝じゃん” と思っていたら・・
林道との高度差100mあたりですごい急斜面となりビビった。  008.gif  



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踏ん張りのきかない急傾斜に苦戦しながらも、何とか林道に降り立つことができた。 
ちょうど資材置き場?のような広場がある場所にでた。 

坊主谷出合のパーキングまで、林道を10分くらい歩いて戻った。
沢登りに慣れた同行者たちのリードで、下山も含めて4時間半という短い時間で登れた。


坊主谷は、沢慣れした人には中流域の大滝(あるいは高巻き)さえ慎重にこなせば、他はそれほど難しくはない。
水量も多く、暑い夏には良いだろう。 
ただ、昔は美しかったであろう沢も、残念なことに現在は倒木も多く荒れた感じがするので星3つかな。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのルートへの評価: 3 ★ 沢登り初級~中級者向け (沢グレード1級上)
距離:約9km/ 所要時間:休憩込で約4.5時間(林道坊主谷出合 7:30‐大滝の上 10:00/10:20‐取水槽 11:20/11:30‐浅間神社鳥居‐ 林道坊主谷出合12:00)
標高差: 約500m

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by dream8sue | 2018-07-02 10:53 | Stream Climbing | Trackback | Comments(0)

檜原村 南秋川渓谷 熊倉沢左俣の西沢を遡行し東沢を下降     Stream Climbing at Kumakurasawa in Hinohara, Tokyo

Sunday, July 1, 2018
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2018年の梅雨は、例年よりも異例の早さで梅雨明けを迎えた。 梅雨が無かった?  039.gif
梅雨明けと同時に連日30℃越えの暑さが続いている。 042.gif 

こんな気候では尾根路なんて歩いている場合ではない!
ということで、東京都檜原村の南秋川渓谷に沢登りに行ってきた。  070.gif

三頭山から浅間峠に至る長大な笹尾根上のピークの1つに熊倉山がある。
今回は、その熊倉山のピークを沢と沢で結んで周回するというものである。
技術的な難しさは無い熊倉沢左俣の西沢を登り、熊倉山ピークを越えて東沢を下降する。



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<マイカーの場合>
関越自動車道~首都圏中央連絡自動車道のあきる野ICで降りて、 都道7号線~33号線(檜原街道)を西に走る。
檜原村役場の先 “橘橋” の信号を左折し、南秋川渓谷にそって33号線をさらに南西へ走ると “南郷” の信号がある。
その南郷の信号より200mほど手前の二俣を左に入り、民家の中をすり抜けて矢沢林道に入る。

矢沢林道を1kmほど走れば、車止めロープが張られた落合橋(写真上)に着く。
熊倉沢遡行の場合は、右の車止めロープを外し(通過したらもとに戻しておくこと) 034.gif 
熊倉沢林道のダート路を150mほど行った所に5台くらいパーキング可能なスペースがある。



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ちなみに、落合橋では、橋の名前の通り、熊倉沢(右)と矢沢(左)の2つの沢が合流している。



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パーキング場所から、熊倉沢林道を20分ほど上流に歩くと、
木の枝に赤テープが付けられた場所から熊倉沢へ降りる踏み跡があるので見落とさないようにね。 034.gif 



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熊倉沢(右俣)を渡る木橋を1つ目と数えて、2つ目と3つ目の橋(写真上)が架かっているのが熊倉沢左俣である。
そして、4つ目の橋が架かっているのが、熊倉沢左俣の西沢なので、4つ目の橋から入渓となる。



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沢の出合いなので、橋の上からも何やら滝が見える。 テンションが上がるね。 060.gif
私はテンションが上がり過ぎて、橋の上から落ちそうになった。 008.gif 
橋の上からジャンプなんてしてはいけないよ!  034.gif 



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さて、入渓するなり倒木がスタックした3mほどの滝が2つ続く。 階段状なので容易に登れる。



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その先にあるチョックストーンが詰まった滝越えはちょっとムズイ。 008.gif



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ナメをいくつか登ると、早くも二俣に着く。 本流は右俣であるが・・はい、今回、私達は左俣に入る。



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すると、古い仕事路と思われる木橋の下をくぐるようになる。
その後は、支流ということもあり水が伏流してしまって、水の無いゴーロ歩きとなる。



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“このまま水無しの沢をつめるのかな~?” と落胆しながら歩いて行くと、藪っぽい滝場からチョロチョロと細い流れがはじまった。



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水は少ないが、滝はそれなりに現れる。



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本当に細い流れしかない。 139.png



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ちょっと手ごわそうな5m滝では、ロープ確保して登る。



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沢が一層細くなり傾斜が増してくると、いよいよ源頭の雰囲気だ。



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頭上に覆いかぶさる広葉樹の大木に感動しながら滝場を終える。 
流れは細かったが、最後まで水流があり涼しく登れた。  107.png 



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詰めは藪のない樹林帯をひと登りで稜線に出る。

1000mに満たない夏の熊倉山は暑い。 
ランチ休憩はピークではなく、涼風が吹く稜線の木陰が良いだろう。 063.gif 180.png



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休憩後は、稜線を左(東)へ行き熊倉山のピークを越えて、東沢への下降を開始する。

ちなみに、熊倉山(966m)のピークから北へ仕事路があるので、付近の沢を登った場合の下降路として覚えておくと良い。  
ただし、仕事路を下降したメンバーによれば、路は急で踏み跡も不明瞭とのことだ。 034.gif 



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さて、東沢の下降ポイントであるが、熊倉山のピークから三国山方向(東)へ2~3分降り、最低鞍部あたりから思いきって急な泥斜面を降る。
落葉の積もった泥斜面は、雪山並みにふかふかした斜面なので雪山を降る要領で降りられる。

急斜面が終わると、ルンゼ状の岩場が現れるので慎重にルートを探しながら降りよう。
岩の上に生えたコケが滑るのでスリップ注意だよ。 034.gif 



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やがて、石がガラガラした歩きづらいゴーロを降るようになる。
“早く水が現れないかな~” と思いながら下降していくと、ようやく水流が出てきて涼しくなる。  107.png



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ナメ滝をいくつかクライムダウンしていくと、5mほどの直滝が現れる。
右岸(川下に向かって右側)を巻けるようだが、悪そうなのでラペルする。



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さらに下流の5m滝は、右岸の泥ルンゼを巻き降りたが、ザレていて巻きも悪いので積極的にロープを使ったほうが無難だろう。 034.gif 



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その後はクライムダウンで楽しく降りられる小滝が続く。 060.gif



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すると、ここでも古い仕事路と思われる木橋があるので、くぐって沢を降る。
程なくすると、入渓時に渡った2つ目の橋が出合うので、そこで沢の下降を終了する。
あとは林道に上がりパーキングまで のんびり歩いて戻る。


今回のルートは、前日に登った小坂志川(下記リンク参照)の長い詰めとは違って、コンパクトにまとまった短い沢の周回で、
登攀対象というほどの厳しい滝も無く、暑い日に涼を楽しむにはお手軽な沢だと思う。
また、沢登り初心者を連れて行くにも手頃な沢ではないだろうか。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆
 

私のこのルートへの評価: 3★ 沢登り初級者向け (沢グレード1級)
距離:約8km/ 所要時間:休憩込で約6時間(落合橋周辺 9:00‐左俣西沢‐熊倉山 12:00/12:30‐左俣東沢下降‐落合橋周辺15:00)
標高差: 約500m

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by dream8sue | 2018-07-01 10:08 | Stream Climbing | Trackback | Comments(0)

檜原村 南秋川渓谷の小坂志川で沢登り     Stream Climbing at Kozakashigawa in Hinohara, Tokyo

Saturday, June 30, 2018
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1年ぶりの沢登りは、お手軽な南秋川渓谷でと思い、小坂志川の本流を歩くことにした。
小坂志川は、南秋川の支流のひとつで、笹尾根の連行山を源とし北流して南秋川に合流する。
これと言った大きな滝も無く、沢登りとしては易しい沢である。

しかし、本流は詰めで大きく蛇行し、退屈なゴーロ歩きが長くて閉口した。
加えて、私達はマイカー利用だったため、林道の入渓ポイントへ戻るために登山道から作業道に入ったのだが、
この作業道が複雑に入り組み、トラップにはまったマウスのように迷走してしまった。



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<マイカーの場合>
関越自動車道~首都圏中央連絡自動車道のあきる野ICで降りて、 都道7号線~33号線(檜原街道)を西に走る。
檜原村役場の先 “橘橋” の信号を左折し、南秋川渓谷にそって33号線をさらに6kmほど走ると “笹平” バス停がある。
笹平バス停を左折し、小坂志川林道のダート路を5kmくらい走ると、小坂志川に架かる橋の先で車止めのロープで通行止めになっている。


入渓は、この橋のたもとについた踏み跡を追って沢に入る。 
すると沢幅いっぱいに張られたロープに写真のワーニングが貼られていた。
なるほど~こんな警告もあり、入渓者が少ないのかな~



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入渓から20分くらいは平坦な流れの沢歩きである。



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やがて、大きな釜をもつ3m程の滝が現れる。



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いきなり濡れるのは避けたいので、右岸(川下に向かって右側)のフィックスロープの張られた巻き路を登る。



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その後、左にトウノ木沢の支流を分け、すぐに右から3:1の支流(キットウ谷沢)が入る。 ここにもワーニングが貼られていた。



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構わず本流を遡行する。 木漏れ陽が水面をキラキラと輝かせる。 う~ん、美しい!



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沢筋に生えるツリバナの花が落ちて苔の上で咲いている。 う~ん、風情があるな~



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しばらくして幅が1mくらいのミニゴルジュとなる。 ゴルジュと言っても水深は浅いので問題ない。



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その後も美しいナメ滝が続く。



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おっと、倒れた大木が沢筋を遮っている。



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続いて、倒木ジャングルをくぐる。 
近年の秋川渓谷を含む奥多摩エリア、奥武蔵の沢では、倒木ジャングルは避けられないようだ。 143.png



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その後しばらくは小滝が続く。



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釜をヘツって小滝を登る。



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右岸にフタバアオイの群落に覆い隠された炭焼き跡があった。



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炭焼き跡から少し上流で1:1の二俣となるが、本流は右の流れなので右俣へ進む。



f0308721_21442299.jpg
すると、この本流では最大の7m滝が現れる。
難しくはないが、流れが強いので念のためにロープ確保して登る。



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続く3段10m滝は、水流通しに容易に登れるが、高さがあるので慎重にね。



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そして、おおむね滝が終わると沢が左方向へ直角に曲がり、最後の5m滝がある。
この滝は左からも巻けるが、直登も可能。

ということで、遡行開始から4時間が経過。 ここから同ルートを下降するのが一番楽しいだろう。
私達は、連行山を目指して本流の遡行を続けたのだが・・それが良くなかった。



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地図上では直角に角度を変えてから連行山までは1kmくらいなのだが、詰めの1kmは長い。
右に湾曲しながら徐々に高度を上げ、水流がなくなり歩きづらいゴーロ―となる。



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赤い杭のある二俣を右に行くと、藪が現れたので、右の尾根に取り付き四つ足で泥斜面を登る。

ちなみに、この二股を左に行くと、藪もなく笹尾根の連行山少し東側に出られたようだ。



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足場の悪い急登を10分くらいこなすと連行山から北にのびる万六尾根(一般トレイル)に飛び出た。
連行山のピークは目と鼻の先であるが、時間が押していたので、そのままトレイルを降った。



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バス、電車でのアクセウならば、このままトレイルを柏木野まで降ればよいのだが、
私達はマイカー利用なので、入渓点の林道まで戻らなくてはならない。
そこで、情報の少なさが危惧されたが、湯場ノ頭の先から作業道を降りることにした。



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ところが、作業道は地図に無い新しい路などもありルートファインディングに苦労した。
作業道に固執しないで、尾根を直下すればよかったのだが、迷路のような作業道に頼り過ぎてしまった。
あげく作業道が途中で無くなっていて、急尾根を降り再び小坂志川本流に下りるという間抜けな事になってしまった。
まあ、遡行したばかりの沢なので下降は問題なく、日没前には入渓点の林道に戻った。

反省点はいくつかあるが、まず、この沢へは電車とバスでアクセスした方が良い。
マイカーで林道奥まで入ってしまうと、下山コースが厄介である。
マイカー利用の場合は、最後の5m滝から同ルートを下降することを強くお勧めする。 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのルートへの評価: 3★ 沢登り初級者向け (沢グレード1級)
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約9時間(林道車止めポイント 9:30‐二俣 13:00‐登山道 15:00‐作業道‐小坂志川入渓17:00‐林道車止めポイント 18:30)
標高差: 約550m


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by dream8sue | 2018-06-30 14:43 | Stream Climbing | Trackback | Comments(2)

北秋田市 森吉山麓の天国の廊下をたどる赤水渓谷と兎滝     Usagi falls in Kitaakita, Akita

Thursday, October 5, 2017
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秋田県の森吉山麓で滝を見るハイキングの2日目は、奥森吉の代表的な渓谷歩き、桃洞渓谷にある桃洞滝(とうどうたき)と赤水渓谷の兎滝を見てきた。
メインは “天国の散歩道” と言われる赤水渓谷の沢歩きである。
火砕流大地が200万年かけて浸食された一枚岩盤のU字谷と、沢床にいくつも出来たおう穴はとてもユニークだ。

しかし、 “天国の散歩道” などという甘い言葉に騙されて、ハイキング気分で行くと痛い目にあう。
おう穴は場所によっては2m以上あるものもあり、転落事故も起きているので、沢登り経験の無いハイカーは、経験者との同行かガイドをつけたほうが良いだろう。 

専門用語になるが沢登りの記事では、右岸、左岸と言った場合は、自分が向かう方向とは関係なく、必ず川下に向かって書かれていることを留意しておこう。 
ハイキング記事などでは、沢筋を登っていようが降っていようが、書き手から見て右側を右岸、左側を左岸と表記している人もいるので、
読み手が気をつけて読解しなければならない。



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赤水渓谷へは、森吉山野生鳥獣センターからノロ川遊歩道をたどる。
約1時間(2.8km)で桃洞渓谷と赤水渓谷の分岐に着く。
分岐から遊歩道をそのまま右に進むと桃同渓谷だ。

なお、森吉山野生鳥獣センターまでのアクセスや、アプローチのノロ川遊歩道の様子は、前項での桃洞滝と同じなので、そちらを参照してほしい。
ノロ川遊歩道は、湿潤地のブナ林を歩く、それはそれは素敵なアプローチである。





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赤水渓谷へは分岐から入渓し、桃同渓谷を対岸に渡る。



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桃洞渓谷と赤水渓谷の合流地点から道標に従ってブナ林の歩道を約20分(1km)ほど赤水渓谷に沿って進むと、やがて視界が開け渓谷の瀞が見えてくる。



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川床へは、左岸の樹林に張られたフィックスロープと、スラブに刻まれたステップを使って降りる。



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ここから、いよいよ天国の散歩道の沢歩きが始まる。
Here we go!   GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!



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最初に出会うおう穴の滝は、落差は3m足らずだが沢幅一杯(直径6m)のおう穴のプールである。



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その先からは早速、U字谷の渓谷美を楽しみながらの遡行となる。  177.png



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水深20㎝前後の起伏のない一枚岩盤の流れが続く。
前日が雨だったこともあり、例年よりも水量が多いようだ。 176.png



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10月の赤水渓谷の水は思っていたよりも冷たい。 
でも、清流は美しく魚形も見られる。  177.png



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入渓から1㎞程で左岸からヤスミバノ沢が合流する。
U字谷の上部では灌木が色づき始めている。 177.png
天を突く針葉樹は秋田スギ。



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まるで舗装道路のような廊下である。 146.png



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しかし、落とし穴のように足元には岩盤のエグレやおう穴が潜んでいる。
入渓から約2km、この辺りが一服ノ小滝かな?



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この小滝の左岸には、岩の下から水が湧き上がる場所があり面白い。 146.png



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U字谷がカーブするあたりから、おう穴や小滝が多くなる。
ここが一番悪いと感じた右岸のヘツリ。 微妙なバランスでこなす。 119.png



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太陽光が反射して流水がキラキラと輝く。
とても綺麗なのだが、足元に隠れたおう穴の存在を隠してしまう。 135.png
何故こんな易しい沢で転落事故?と思ったが、その要因が分かった気がする。



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うっかりしていると、天国の散歩道で本当に天国へ行ってしまう。
この日も後続パーティーの男性4人組の1人がおう穴に落ちた。 150.png 
怪我はなかったようだが、水が冷たいので、そのままでは低体温症になりかねない。 140.png



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その後、おう穴の滝などをこなしながら遡ると、再び穏やかな流れとなる。



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渓谷には所々でブナ林が迫り出しているので、ブナや灌木の紅葉も楽しめる。  177.png



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赤水渓谷と左沢の分岐に近くなると、渓谷美もマックスである。  177.png



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この辺りの渓相が実に美しい。 177.png 177.png



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紅葉と水面に浮かぶ落ち葉がいいね~  177.png



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入渓から3kmほどで左沢との分岐、二俣に着く。
左沢は、赤水峠を経て林道を4kmほど降れば玉川温泉に出る。
左沢には、大小24個のおう穴があり、小滝が連続するらしいので時間があれば寄ってみるのも良いだろう。 165.png



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左沢の分岐を右へ曲がり、赤水渓谷本流へと進む。



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すると、川幅が狭くなり、水かさも増して膝上まで濡れる。 149.png



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カーブしているので水の流れが緩やかな瀞で透明感が半端ではない。 Soooo beautiful!!!!!!  177.png  177.png



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深みの瀞をぬけると、ブナの倒木が沢に横たわっている。
右岸の薮に逃げて、ついでに一休み。  181.png
渓水が冷たいので、沢から足を出して休める場所は有り難い。 102.png



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箱庭のような流れの中を歩く気分は、まさに天国の散歩道である。  107.png
そこにいるだけでウキウキしてくる。  169.png



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小滝も素敵!



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やがて、一際深い大きなおう穴が現れる。  落ちれば完全に泳ぎの世界だ。 140.png
この深みを越えれば兎滝までは10分とかからない。  左岸の浅瀬から上手く越えて行く。 



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前方のスラブの先に、本日のゴールである兎滝がある。



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沢歩きは、やはり陽が当たる日に決行したいね。  174.png 172.png
そうでなくても谷に陽が当たる時間は短いので、太陽光のもたらす恩恵は計り知れない。 174.png



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兎滝のすぐ手前、右岸の支流にも3段15mくらいの滝がある。
この滝は、傾斜は緩くフリーで登れそうだ。



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本流に戻り大きな釜へ近づけば、大岩と兎滝が眼前に迫る。



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兎滝の左岸にはマタギが削ったというステップ(だからマタギステップというらしい)があるので、沢登り経験者なら上流部への遡行も可能である。
そのまま桃洞渓谷の左ノ沢に下りる周回コースもあるので、多くの沢登りクライマー達が遡行している。
私達も歩いておけばよかったと若干の心残りがあった。

私たちはこの後、赤水渓谷を同ルートで赤水渓谷・桃洞渓谷の分岐まで戻り、遊歩道で桃洞滝を見に行った。
まあ、いずれにしても2日間の森吉山麓でのウォーターハイキングを堪能することができた。
翌日は、秋田駒ヶ岳でお手軽ハイキングをして、みちのくハイキングの最終日とする。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 5★ 沢登り初級者向け

距離:約14.5(兎滝往復だけなら12km)/ 所要時間:道誤りロスタイム、桃洞滝込みで約8時間(森吉山野生鳥獣センターP 8:40‐道誤り後遊歩道合流 9:40‐赤水渓谷分岐(遡行開始)‐左沢分岐‐兎滝13:00‐左沢分岐‐赤水渓谷分岐(遡行終了)15:00‐桃洞滝15:30‐赤水渓谷分岐- 野生鳥獣センターP 16:30)

標高差: 約70m

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by dream8sue | 2017-10-05 20:45 | Stream Climbing | Trackback | Comments(0)

秩父市 浦山川水系冠岩沢で沢登り     Stream Climbing in Kanmurizawa in Chichibu, Saitama

Sunday, August 20, 2017
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関東はまるでレイニーシーズンに逆戻りしたかのような8月である。 天候不順のせいで日数を要する高山には足が向かない。 そんな折りには展望を見るだけのスタティックな山行では無く、自らのフィジカルパワーを駆使したアクティブな山行に切り替える。 暑い夏には最適な沢登りを楽しんじゃおう!ということで、やってきたのは関東近郊で日帰り可能な秩父の沢、浦山川の支流である冠岩沢だ。 連日の降雨で沢が増水していて迫力ある沢登りとなった。




f0308721_16304079.jpg <マイカーの場合>
秩父市街から国道140号線(または140号線の西を走る県道72号線で南下して “久那橋入口” の信号を左折して140号に合流する)で浦川ダム(秩父さくら湖)へ向かう。 浦山ダムの道路標識を見たら左折し(県道73号線に入る)ダムサイトに沿って南東に走る。 
いくつかのトンネルを越えて行くと浦山大日堂がある。 
県道は浦山大日堂から1kmほど先で左に曲がっているので左折し、さらに1kmほど走れば、路肩パーキングが数台可能な“冠岩橋”である。 
冠岩橋手前から左折して冠岩沢沿いの冠岩林道に入るが、林道は土砂崩れも多く、ダートに強い車以外は冠岩橋にパーキングすることを強くお勧めする。 
冠岩橋から林道終点まで歩いても20分くらいだろう。 
林道終点(2台くらいパーキング可能)には、朽ちたトタン屋根が残置されている。 

f0308721_16355055.jpg連日の降雨でトレイルもだいぶ水が出ている。 
入渓ポイントまでさほど離れていないので、初めから沢靴に履き替えて出発することにする。
冠岩沢にかかる鉄橋を渡って、トレイルを10分ほど登れば、冠岩集落の廃屋に着く。
廃屋の裏から悪い急斜面(踏み跡あり)をトラバースして冠岩沢へ降る。




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さあ、入渓だ! と、ルンルンで入渓したが・・すぐに5mくらいの滝が現れ・・




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しょっぱなからド迫力な激流に意気消沈・・2条滝を分けている中央の岩に取りつけば滝を突破できそうだが、なにせ水量が半端ではない。 
“え~!いきなりシャワーするんですか! ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!! ” ってことで・・パス!




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巻きは右岸でも左岸でも行けそうだが、右岸の古いパイプラインが目に入ったので、右岸から巻いた。 でも、急傾斜なので高巻き過ぎない方が良い。 
【補足】沢登り用語で右岸と言った場合は、川下に向かって右側の事である。 単に右壁と言った場合は滝に向かって右側の壁ということなので混同しないようにね。




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一見浅そうな瀞でも、ゆうに腰くらいまで浸かる。 でも、広い沢なのであえて流水通しに行かなくてもゴーローを歩けばよいのだが・・・いきますか~・・激流に逆らって・・いきますか~・・ 106.png




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その後も小滝が続くが、難しいものは無く、ほどほどに楽しい。




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あたりは保水力の弱いスギ林なので、通常なら水流など無い両岸のルンゼからも、最近の降雨により地中にたまった水が本流へ流れ込んでいる。




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沢には古い桟橋なども崩れ落ちていて、だいぶ荒れている感は否めない。 148.png




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おまけに、沢筋には倒木や流木も多い。 そんな倒木をまたいだり、くぐったりしながら、またまた激流に逆らっていきますか~ 106.png




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これはひどい! 奥に美しい滝があるのに倒木が完全に塞いでいる。 あえて取付く気にもならず、この滝もパス! 思っていたより汚い渓相にがっかりだ。 (*_*;




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でも、沢の中にも花は咲いている。 涼し気な白い花は奥多摩の払沢の滝に行った時にみた夏風邪?・・じゃなくて・・マツカゼソウ(写真左)かな?  それとは対照的なエグイ赤い実をつけた花はマルミノヤマゴボウ(写真右)という花らしい。 私は初めて見たが、このマルミノヤマゴボウが沢のあちこちに咲いていた。 178.png




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それでも徐々に標高を上げていくと、あたりが自然林になってくる。 小滝も苔むしたものが多くなる。




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そうこうしているとゴルジュ帯が始まり、三連の滝が見える。 一番奥に見えるのが15m滝だ。 15m滝の下流の小滝も滝の右壁を攀じ登るのだが、苔が滑るので慎重にね。




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15m滝は左壁を登る。 Ⅲ級程度でホールドも大きいが高さがあるのでロープ確保して登る。




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残置ハーケンと立ち木でランニングをとり、滝の落口にある立ち木でアンカーをとる。 




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15m滝の落口。 このあたりがこのルートの中で最も美しい場所かもしれない。177.png




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15m滝の上流には2条2段の滝が控えている。 下段は右壁をフリーで越えられる。 




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上段は左壁から右上して、2条の滝の左側の流水へ突っ込む。 悪い部分は短いが落ちれば下段の滝下まで落ちるので安全第一でロープ確保する。




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続いて現れるトイ状の滝5mや小滝や小ナメを楽しく登って行くと・・




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思ったより早くに大物が現れた。大きい! 樹林に囲まれた薄暗い中に25m滝の白いしぶきが際立っている。 150.png




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滝の基部には、大きなブナの木が横たわっている。




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基部に立つだけで全身ずぶ濡れになってしまうので長くはいられない。 さっさと左岸を高巻くことにする。 湿った岩場の急斜面を木の根につかまりながら四つ足で攀じ登る。 登り上げた小尾根にはタマゴタケの赤いキノコがたくさん生えていた。 キノコ好きの同行者はさっそくキノコ狩をしていた。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪




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小尾根を50mほど登ってから、左方向へ落葉の積もった急斜面を斜めトラバースするように川床へ向かって降りる。




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25m大滝の落口をのぞき込んでみた。が、直角におちている滝の下流は藪に邪魔されて見えない。 怖くて、これ以上は滝の落口へは近づけない。 105.png




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大滝の上流は緩やかな流れが続く。 しかし・・Oh My God! ここのところの降雨で倒れたと思われる青々した倒木が行く手を遮っていた。 大きな滝があって面白い沢であるが、この倒木の多さでは2度目は無いな~。 148.png




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入渓から3時間、ケルンが積まれた広めの場所があったのでランチ休憩する。 180.png




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核心部の大滝が終わっても稜線まではまだ300mの標高差がある。 ガンガン行きましょう!  “もう面白い滝はないのかな?” と思っていたら、そこそこ楽しい2段6m滝が現れる。 上段は流水の左右どちらからでも越えられる。 169.png




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続いて現れた三連の滝が美しい。 最上段が8m滝だ。




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8m滝に向かてGO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!」169.png




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実質的にはこの8m滝が最後の滝だ。 この滝も近くに寄るだけでしぶきがかかるので、登るならシャワーになる。 水流の右のラインが登れそうだが、陽差しどころか霧もでてきて、とてもシャワーする元気はない。 ということで迷うことなく左岸を巻く。





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f0308721_17123530.jpg左岸の岩塊を右から巻き、左のルンゼに入りコルまで詰めて本流に戻る。 
そのまま本流を少し詰めれば奥の二俣に着く。 
左側には大きなボルダー(写真左)があるので目印として覚えておくと良い。 
左俣は大持山のピークへ向かう。 
右俣は大持山の南東にある1197mピーク(横倉山)へ向かう。 
すっきりした渓相の左俣へ行きたくなるが、大持山ピークには行かずに、あえて藪に覆われた右俣へ進む。




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二俣を過ぎると源流の詰めになるが、おそらく普段ならただの落葉の詰まったルンゼだろうが最後まで流水があった。 ハング気味の小滝を越えてから右寄りに山腹の斜面を登る。




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藪漕ぎなどはなく、すぐに作業路と思われる踏み跡が現れる。  




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山腹にはこの時期になると食用のタマゴタケ以外にも、得体の知れないキノコがニョキニョキと姿を現すね。 う~キモイ! 141.png




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踏み跡を追って右へ右へと行ってしまって、さすがにおかしいと思い斜面を直登した結果、横倉山(1197mピーク)にでた。 数週間前に登った大持沢遡行の時と同じく稜線はやはり霧だった。 → 





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横倉山周辺の稜線にはミヤマナナコナが花盛りだった。178.png 下山は、横倉山から一般ハイキング路を鳥首峠経由で冠岩集落まで戻る。 




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霧で視界のきかない路を20分ほど降れば、神の化身の鵜が住む沼があったという伝説の地、ウノタワに着く。 私は以前、晩秋の静かなウノタワを訪れたことがあるが、霧のウノタワも幻想的でいいね。 → 





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ウノタワは、まるで白黒写真のようなモノトーンの世界が広がっていた。  WOW! 神の化身か!ウノタワの精霊か! いえ、ウノタワのトレイルに立つ古木です。 う~ん、やはり伝説の地には魔力がある。 151.png




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ウノタワから鳥首峠までは、急なザレ路から植林の尾根を降る。 途中で鉄塔が建っていた跡地を通過するが、今は、鉄塔は撤去され4つのコンクリートのファンデーションだけが残されている。




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ウノタワから40分ほどで鳥首峠である。 ここから右(西)へ曲がり、薄暗く面白くない植林の作業道を降る。




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植林と自然林が混ざる辺りから沢筋に降りて行く。 途中で水が流れる沢(小文沢)を横切り、鳥首峠から40分ほどで、入渓地点の冠岩集落の廃屋に着く。 

水量も多く、滝もダイナミックで素敵だった。 ただ、倒木や流木が多いのがNGだ。 でも怪しい空模様の休日山行にしては、雨に降られることもなく、幻想的なウノタワも見れてナイスな1日だった。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのルートへの評価: 3★ 沢登り初級者~中級者向け
距離:約6km/ 所要時間:約7時間(冠岩林道終点 8:30‐冠岩の廃屋‐入渓9:00‐25m大滝 11:20- ケルンで昼食 11:50/12:10‐横倉山13:30/13:50‐ ウノタワ 14:10‐鳥首峠 15:00‐冠岩の廃屋‐乾岩林道終点15:40)
標高差: 約600m

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by dream8sue | 2017-08-20 16:29 | Stream Climbing | Trackback | Comments(2)

横瀬町 今夏の沢はじめは生川水系大持沢     Stream Climbing in Ōmochizawa in Yokoze, Saitama

Saturday, July 29, 2017
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何度か計画しては悪天で流れていた沢登りを決行。 だが、この日も南岸に台風が発生していて、いつ降り出してもおかしくない曇り空のもとの沢登りとなった。 
埼玉県横瀬町に流れる生川水系の大持沢は、ハイカーに人気の武甲山の南に位置する大持山の東面に切り込んでいる沢である。 特に悪い滝も無く、苔生した小滝が程よく連続する初級クラスの沢である。 




f0308721_545287.jpg<マイカーの場合>
武甲山登山口の一の鳥居パーキングをターゲットっする。
埼玉県秩父市から国道299号線を横瀬町方面へ南東に走り、 “生川入口” の信号を右折する。
信号から5kmほど砕石場が続く道を走る。
最後の砕石工場の先で道幅が狭くなって林道が始まる。
程なくして右側に御嶽神社の一の鳥居が見える。
この鳥居をくぐれば30台くらい駐車可能なパーキング(無料)がある。




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大持沢へのアプローチは、一の鳥居の前を流れる妻坂沢を迂回するように “上大持橋” まで林道を歩く。 途中に妻坂峠へのトレイルを左にみる。 下山は一般ルートでここに戻ることになる。 次のカーブの所に流れている沢が子持沢で、カーブを曲がった先にかかる橋が上大持橋で大持沢への入渓ポイントだ。




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上大持橋から大持沢の左岸(川下に向かって左)を少し上流に歩いた所から沢に入る。 




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なかなか綺麗な沢だな~と思ったら、すぐに倒木が現れた。 どうやら左岸の斜面が崩れ落ちた結果のようだ。 その後は、美しい小滝が連続する。 小滝の右の木の根を登ったり・・




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右壁にフィックスロープが残置された3mの滝などを越えて行く。




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やがて、両サイドの岩壁にイワタバコが咲き乱れるようになる。 沢登りではよく見かける花だよね。




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その先も、やや倒木が気になるものの、おおむね気持ちのよい小滝が続く。




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おや、トイ状の8m滝はツルツルで難しそう。 左の岩を登れば問題なく越えられるのだが・・・




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せっかくロープを持ってきたのだから、ロープ確保して直登してみよう。  




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な~んて、滝と戯れていたら、入渓から1時間足らずで早くも二俣に着いてしまった。




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本流の右俣へ進むと、ますます美しい小滝が連続するので楽しい。 O(*゚∀゚*)oワクワク! 




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ガンガン水流通しに滝を越えて行く。




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木の根が水流に張り出した滝は・・




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その木の根をホールドにして越えて行く。




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イワタバコの他にもタマアジサイも多い。




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ウワバミソウの生える瀞の先にも小滝が続く。




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奥の二俣を過ぎると苔むした渓相が色濃くなる。




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すると、作業道と思われる路が右岸に見え、ペチャンコになった作業小屋の跡がある。(樹林の中なので見落としやすい)




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沢筋に戻って遡行を続けると、避けることができない倒木帯に入る。 沢を覆う倒木に “嘘でしょう!” とつぶやきながら倒木を跨いだりくぐったりして通過する。 幸い短い区間だったのでそれほど苦労ではなかった。




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倒木帯の先には大岩が現れる。




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大岩の左を廻り込むと、苔むした小滝がいくつも現れる。 この辺りはもう緑の沢と言ってもいいくらい苔と樹木でグリーンの世界だ。




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滝と苔の岩に生える植物が素敵!




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ここは玉川でも多摩川でもないけれど、タマガワホトトギスも咲いている。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪




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水が冷たくなってきたな~と思っていると、2段10mの滝がかかるゴルジュ帯が現れる。 最後のお楽しみポイントだ。 あたりの空気が冷却され霧状にフィルターがかかったような空間が幻想的である。




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梅雨明け直後で水量も豊富である。 1段目の滝を容易に越し・・




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2段目の滝は、右上にチョックストーン(CS)がかかる滝だ。 まずは CSの下へ這い上がるため、頭上のホールドを掴むと、腕をつたって胸に水が入り込む。 濡れても寒くはない・・夏で良かった!  




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CSの穴からシャワーのように流れる水流が綺麗だ。 この水流の横にあるもうひとつの穴からCSの上にぬけ出す。 暗くてホールドやスタンスがよく見えないので、ちょっとした洞窟探検のようだ。  O(*゚∀゚*)oワクワク! 




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CSの滝を越えると、急に水量が少なくなり源頭の雰囲気となる。 涸れた沢筋を行くと、またもやペチャンコの廃屋に出くわす。 この先で沢が細くなり左右の尾根が迫ってくるので右寄りに進み植林の尾根を詰める。




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ガラスの破片やトタンの散らばる植林の小尾根に出たら左方向に尾根を登ぼる。 すると岩稜となるので岩稜の右を巻く。 




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その後再び植林帯に入るが、枝打ちされた倒木などが多く、右に左に歩き易い踏み跡を探しながらの厄介な登行となる。 この登りが最も疲れた。 


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CS滝終了から約1時間10分ほどでようやく大持山に到着した。 すっかり霧が垂れこめて展望は全く無い。 沢靴を履き替えて一般ルート(妻坂峠経由)で下山する。




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f0308721_610871.jpg大持山の肩から左(西)へ折れてザレた急な尾根をひたすら降る。 
1時間弱で地蔵が立つ妻坂峠に着く。 
峠周辺にはフタリシズカが群生していた。
ちなみに、妻坂峠を東方向へ直進すれば武川岳を経て正丸峠方面へのトレイルである。




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妻坂峠からは左(北)へ曲がり、妻坂川沿いに30分も降れば一の鳥居へ戻れる。 この間は植林帯の退屈なトレイルである。


本ルートのマップ
私のこのルートへの評価: 3★ 沢登り初級者向け (沢グレード1級)
距離:約10km/ 所要時間:約6時間(武甲山一の鳥居登山口P 8:40‐上大持橋‐二俣9:40‐CS滝終了11:20 ‐大持山12:35‐12:50 ‐妻坂峠‐一の鳥居登山口P 14:30)
標高差: 約780m

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by dream8sue | 2017-07-29 10:58 | Stream Climbing | Trackback | Comments(0)

南アルプス 尾白川中流域は花崗岩のスラブと美瀑の連続(後編)    Stream Climbing in Ojiro valley

Sunday, September 25, 2016
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南アルプス甲斐駒ヶ岳の北東斜面を流れる尾白川渓谷に、その昔(大正~昭和初期)渓谷に沿って尾白川渓谷道という路が黒戸尾根の五合目まで続いていた。 その尾白川渓谷道の痕跡を求めて、尾白川中流域の沢登りをすることになった。
前日、私たちは尾白川林道終点から入渓し、黄連谷の “千丈ノ滝” までの遡行を終え、旧尾白川渓谷道と思われる路に入り白稜ノ岩小屋で一夜を明かした。 014.gif
前日の尾白川渓谷の遡行はこちらから → “南アルプス 尾白川中流域は花崗岩のスラブと美瀑の連続(前編)    Stream Climbing in Ojiro valley”





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普段の山行では岩小屋に泊まる機会はなかなかないので興味深いものがあった。 また、東京白稜会によって整備された岩小屋は、南アルプスの山域を精力的に開拓した先人たちの熱い思いを共有できる気がして、元岳人(今はただのハイカーだが・・)の私としてはちょっとしたノスタルジアであった。 岩小屋の下には五丈沢に流れ落ちる水場もある。 063.gif 068.gif




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さて、ここからは黒戸尾根五合目を目指し、かすかに残る踏み跡をたどって急な尾根をひたすら登る。 岩小屋の周辺は奥秩父を思わせるシダの群落や苔生した樹木が多い。 005.gif




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岩小屋からは沢筋を離れ、急な枝尾根をぐんぐんと登る。 踏み跡は有るような無いような・・はっきりしたものではない。 空身でないと越えられないような岩場とも、木登りともつかない部分もあり、かなりの体力勝負だ。 042.gif 008.gif




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それでも、時々、木立の間から甲斐駒ヶ岳の稜線が見えたりするので、立ち止まって汗をぬぐいながら眺める。 072.gif




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黄連谷が甲斐駒ヶ岳に向かって大きなV字谷を描いている。 右のトンガリピークは坊主山かな。




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今年2016年の秋は長雨と台風で悪天続きだ。 久しぶりの青空の下、甲斐駒ヶ岳をズームして見れば山頂周辺では早くも紅葉がはじめっているようだ。 072.gif




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踏み跡は不明瞭であるが、五合目小屋跡へ向けて右方向へトラバース気味に進んでいる。 042.gif




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苔のお布団からは、こんな可愛らしいキノコが顔を出していた。 白いキノコは・・もののけ姫のこだま? こだまの正体は太古の森に住み着く精霊だよ。 うん、確かに精霊が出てきてもおかしくない雰囲気の森の中を私たちは歩いている。 003.gif




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な~んて、メルヘンの世界に浸っていると、いきなりシャクナゲの藪漕ぎになるなどルートファインディング次第で思わぬ時間と体力をロスするので要注意だ。 042.gif 034.gif




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岩小屋をスタートして、約2時間、黒戸尾根の五合目鞍部より少し左(東)のトレイルに飛び出る。 そこから黒戸山を大きく左(北側)に回り込むように進む。 一般トレイルの歩き易さにホットする。 043.gif ここからは黒戸尾根の一般コースの記載となる。 034.gif




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トレイルに出て1時間弱で2つの祠がある刀利天狗に着く。一休みしてから再び樹林帯を下る。




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急なハシゴのかかる岩場を降って行くと、急に視界が開ける。 005.gif 072.gif




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ここは “刃渡り” と呼ばれるヤセ尾根である。




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両サイドが谷に深く落ち込んでいるため、クサリのチェーンが設置されている。 034.gif




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雨上がりなので、眼下には雲海が広がり雄大な景色をさらに印象深いものにしている。 072.gif 049.gif




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右手(南東方向)には鳳凰三山が連なる。 
一昨年の縦走を思い出すな~  039.gif → “南アルプス ドンドコ沢から登る鳳凰三山(前編)   Hōō Sanzan in Minami Alps National Park ”




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そして、眼下には山頂部分が白くハゲたような山がある。あの白い花崗岩の砂地がハイカーに人気の日向山である。 私たちは、昨日の朝、あの山の山腹(尾白川林道)を約3時間歩いて尾白川渓谷に入渓したのだ。 水平線に浮かぶ山脈は八ヶ岳かな。




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刃渡りでしばし展望を楽しんだ後は、笹ノ平まで八丁登りという長い坂を降る。 下りでもとても長く感じられるのだから、登りはうんざりするくらいの登り坂であることは間違いないだろう。 042.gif




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笹ノ平という名前通り、この一帯はクマザサに覆われている。 トレイルの途中には苔むした石像が横たわり昔の信仰路をしのばせる。




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長い八丁坂を降りきると、右から横手駒ヶ岳神社からのトレイルが合流する。 甲斐駒ヶ岳の麓には、竹宇、横手の2つの駒ヶ岳神社があり、そのどちらも登山口となっている。 そして、この笹ノ平で合流している。 行程的には大差はないが竹宇駒ヶ岳神社の方が交通の便が良い点で一般的なようだ。 027.gif




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笹ノ平を過ぎると一転してササは消え、明るい雑木林となる。 060.gif




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ガレ場のトラバースでは、ジンジソウが小さな群落をなしていた。 今年も会えたね。 016.gif 035.gif
初めてこの花を見たのは、昨年の大ナゲシのバリエーションルートの帰り道だった。 → “上野村 路なき藪岩の大ナゲシ北稜     Ōnageshi in Ueno,Gunma”




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また、程よく陽の当たる雑木林には、赤や黄色のキノコたちがあちらこちらに顔をのぞかせていた。 こんなキノコの群生にびっくり! 005.gif 蟻の目線になって見上げる大きなキノコタワーに2度びっくり! 005.gif




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やがて、左に尾白川渓谷遊歩道(周遊路)が分かれる。




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さらにスイッチバックの急坂を降ると、尾白川に架かる吊橋が現れる。 吊橋のたもとで左に不動滝まで続く尾白川渓谷遊歩道が始まっている。 先ほどの周遊路とは不動滝との中間にある神蛇滝あたりで合流している。 次回はこの遊歩道から不動滝を経由し日向山までのループトレイルを歩いてみたいな。 039.gif 070.gif




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吊橋を渡れば竹宇駒ヶ岳神社で、パーキングまでは5分くらいだ。 吊橋の上から尾白川渓谷を見下ろし、2日間の山行を振り返る。 曲がりなりではあるが、旧尾白川渓谷道の痕跡を感じることができた。 しばらくは廃道探索がマイブームになりそうだ。 003.gif

本ルートのマップ : yahoo! map
私のこのルートヘの評価 : 5★ 沢登り初級者向け
行程距離: 約15km(尾白川渓谷パーキング~尾白川林道~黄連谷二俣~黄連谷千丈ノ滝~白稜岩小屋~黒戸尾根五合目~笹ノ平~竹宇駒ヶ岳神社~尾白川渓谷パーキング)
標高差: 約1,450m
実動時間: 約9 時間(パーキング~林道~尾白川遡行~白稜岩小屋/休憩込)5.5時間 (白稜岩小屋~黒戸尾根~パーキング/休憩込)

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by dream8sue | 2016-09-25 14:06 | Stream Climbing | Trackback | Comments(6)