カテゴリ:群馬の駅からハイク( 15 )

群馬の駅からハイク vol.14:東吾妻町 観音山でマインを探検して童心にかえる     Mount Kannon in Higashiagatuma, Gunma

Tuesday, April 10, 2018
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今年2018年になって3度目の 群馬の駅からハイク は、群馬県東吾妻町にある岩櫃山のお隣の観音山。
2014年の秋に岩櫃山を歩き、その時に観音山の存在を知った。

岩櫃山の人気に比べて、観音山の存在は影が薄いが、山中にはマイン跡が開放されていて、インディ・ジョーンズになって探検気分が味わえる。 ヘッドライト必携だよ。 034.gif
他にも洞穴がたくさんあるので、歩き慣れたハイカーなら自己責任の下で、廃墟のような岩場めぐりも可能。



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前回の岩櫃山ハイキング同様、ハイキングの拠点駅はJR吾妻線の群馬原町駅である。 

スタートは群馬原町駅から国道145号線にそって西へ0.5kmほど行ったこの道標から。
ここから国道の高架をくぐり不動沢川に沿って上流に進む。 070.gif 



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トレイルヘッドの観音山不動の滝までは、春の花を愛でながら里歩きを楽しむ。 070.gif 



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高架をくぐる手前の集落では、シダレザクラが満開を迎えていた。 179.png
今年のソメイヨシノの開花は早く、すでに散ってしまったが、この遅咲きのサクラに嬉しくも2度目のお花見。 169.png



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不動沢川の堰堤にも花がいっぱい。 056.gif 056.gif



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群馬原町駅から20分ほどで観音山入口の標識が現れるので、この分岐を右に行く。



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よく見れば、道路の土手にもミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)や、カタバミ、スミレなどの花がたくさん咲いていた。 056.gif



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分岐から赤い観音橋を渡り不動沢川の左岸(川の下流を向いて左側)を行けば不動の滝のパーキングである。
パーキング周辺もサクラが満開。 179.png 179.png

オレンジ色が鮮やかなヤマブキの花に、蜂がしきりと蜜を求めていた。
やはり、芽吹きの頃のハイキングは、自然と心が弾むね。  o(*゚∀゚*)oワクワク! 



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観音山の案内板の先にあるお堂からは、不動の滝が新緑のモミジと、ヤマザクラに彩られていた。 177.png 179.png



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滝壺まで降って、しばしマイナスイオンに癒される。 101.png



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清涼感のある不動の滝の川辺には、水を好む山野草が小さな蕾を付けて群生していた。

また、不動の滝の西側にも “第3石門” などの面白い洞窟があるので寄ってみると良い。
岩櫃山の下記リンク参照。 




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不動の滝でしばし遊んだ後は、いよいよ観音山へ登ってみよう。

観音山の案内板に寄れば、観音山にはこんなにもたくさんの洞窟、洞穴があるようだ。 153.png
う~ん、期待感が高まるね。 O(*゚∀゚*)oワクワク! 



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そして、トレイルヘッドから50mも歩かないで、すぐに最初の洞穴 “胎内窟” の2つの穴がある。
右のハシゴから登って、左の穴へ降りられる。



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胎内窟の反対側には “北向観音窟” があるが、結構足場が悪い洞窟なので気をつけてね。 034.gif



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トレイルをさらに登ると “金彫穴” がある。
ここでヘッドライトを付けて坑内の探検をする。 070.gif 

ちなみに、この様な廃墟の鉱山跡を探検したのは、2013年にLA郊外の Millard Canyon(下記ブログ参照)が初めてであった。 




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生命線のようなロープが通路に沿ってセットされている。
ヘッドライトの光だけで真っ暗な坑内を歩くのは怖い! 140.png

子連れハイキングなら、きっと子供たちは “怖い!怖い!” と言って、大はしゃぎすることだろう。
お金を使って下手なアミューズメントパークに行くより、よほど楽しい。 169.png

1人探検のSueも “怖い!怖い!” を叫びながら、ドキドキしながら歩いた。
大人でも狭くて暗いところは怖いのです! 135.png



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狭いところでは、幅1m、高さ1.5mも無い。 ギャップには鉄ハシゴが掛けられている。



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やっと出口の明りが見えた! ホッ・・(;^_^ )



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トレイルに戻り、観音山のピークを目指す。
“象ヶ鼻” から東側へは入山禁止のテープが貼られているので、入る場合は自己責任であることを留意あれ。 034.gif

また、西面に伸びる迷いトレイルなどもあるので、そちらに引き込まれないように注意のこと。 034.gif



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岩場の多いトレイルを登っていくと、陽当たりのよい尾根となり、ヤマツツジが増える。 178.png
今にも咲きそうな大きな蕾の木が目立つ。 1週間もすれば観音山が赤く染まることだろう。 056.gif 



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更に登った見晴し台からは、近くに貯水池が見える。



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東側には山腹に岩峰をもち岩山が見えている。



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そして、程なく観音山の山頂に到着。 066.gif  063.gif
不動の滝から距離にして0.4kmと短いので、観音山往復なら子連れハイクでも十分可能である。



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しかし、観音山ピークにある “南大岩窟を経て登山口へ” という道標の路は、現在は荒れているので要注意である。 034.gif



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観音山山頂からは、榛名山が東吾妻町の町並みのバックに大きく見えている。



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要注意の路は、ピークの東側の尾根から急な針葉樹林帯を降り、観音山の南東側へ回り込む。
すると、右側に岩場が現れ、東西に続いている。



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最初の岩壁が “東大岩窟”である。
高さのある大岩壁の洞穴には何体もの石仏や石像が置かれている。



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東大岩窟から西へ向かうと、土砂崩れ、倒木、落石などでトレイルは消えている。 140.png



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中途半端に置かれた、石仏などの人工物がルゥイン感(ruin)を一層かもしだしている。



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旧トレイルらしき踏み跡を探しながら岩壁の基部を行くと “大日の窟” のプレートがあった。



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その岩場にひっそりと咲く、ヒカゲツツジが美しい。



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ヒカゲツツジの下に空いた洞穴が “秘密の窟” で、快適にビバークできそうな広くてフラットな洞穴である。



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さらに西へ行くと、明るい広場をもつ “南大岩窟” が横長に続いている。



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壁の上部はせり出していて、ロッククライミングで有名な二子山のようだ。 005.gif 



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ここにも壁の中段に洞穴があり石像が置かれている。



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岩のクラックに沿って根を伸ばすリョウブの木?の生命力が凄い! 005.gif 



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このような鉄橋まで設置され、かつては多少のテコ入れがされていたようだ。

現在、南東面のトレイルは崩壊がひどく、立入禁止となっていて、ほとんど歩かれていない。
行政的にメンテナンスができないのだろうが、冒険ランドのような面白いトレイルなのに、実にもったいない気がする。 039.gif 



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登りで見た “像ヶ鼻” に行き着きループトレイルが終わる。
ここから不動の滝までは往路を戻る。 

時間的には、この後、岩櫃山への継続も十分可能である。 059.gif 
私は、岩櫃山には何度か登っているし、温泉とビールの魅力に負けて小野上温泉駅で途中下車して湯につかる選択をした。 167.png
車を使わない駅からハイクは、そんな楽しみ方もできるのがいいね。 イイネ━(〃゚∀゚〃)━♪

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け(観音山往復だけなら初心者でもOK)
距離:約4km/ 所要時間:休憩込で約3.5時間(群馬原町駅 10:00‐不動滝 10:30/10:50‐観音山 11:30/12:10‐不動滝 13:00‐群馬原町駅13:40)
標高差: 約170m


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by dream8sue | 2018-04-10 20:51 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(2)

群馬の駅からハイク vol.13:富岡市 オキナグサを訪ねて神成山から吾妻山     Mount Kannari in Tomioka, Gunma

Friday, March 23, 2018
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暖かな春風が吹く頃になると、ぶらりと春の野山に出かけたくなる。
久しぶりに駅からハイクができるトレイルがないかと探す。

西上州フリークの私は、上信電鉄沿線から見える神成山と吾妻山の存在は兼ねてから知っていた。
しかし、その稜線はあまりに低く、2時間程度で歩ける短かさゆえ “ちゃっちい山” という認識だった。 117.png

ところが、その稜線にオキナグサが咲くと聞き、がぜん興味が湧いてきた。 171.png 
昨年、群馬県長野原町の王城山(下記リンク参照)で初めてオキナグサをみて、全身を白毛に覆われたその可愛らしさに魅了された。




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起点駅は、上信電鉄の神農原駅(かのはらえき)で、神成山から吾妻山へ(東から西へ)縦走し、南蛇井駅(なんじゃいえき)へ下山する。

まさに、駅から駅の群馬県では数少ない “駅からハイク” のできるトレイルだ。



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まずは神農原駅から北へ15分ほどの所にある、宮崎公園へ登る。

宮崎公園には国指定重要文化財の旧茂木家(1527年に造られた板葺き屋根の家としては日本最古)が隣接しているので見学していくと良い。(有料:100円)



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宮崎公園は今が花盛り。 171.png 179.png 178.png



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ムラサキハナナ?(ハナダイコン?)が満開。



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ハイキングトレイル入口は、富岡西中学校の脇になる。
宮崎公園のパーキングから富岡西中学校までは、北側の集落の中を西へ向かって歩く。

のどかな田園風景の中に、西上州の山々が展開している。



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里の道にも春の草花がいっぱいだ。 ウメやモモの花、ナノハナに近づけば甘い香りが漂ってくる。 179.png



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ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、タンポポ、オオイヌノフグリ(写真)などの定番の草花が路肩を彩る。 179.png



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そんな春爛漫の中をルンルン気分で歩いて行くと、早くも西中学校の脇にある神成山のトレイルヘッドについてしまった。
畑のあぜ道としか思えないトレイル(この案内板が無ければ分からないだろう)を西へ向かう。

トレイルヘッドから吾妻山までの約3kmは、 “神成山九連峰” とも言われ、9つのアップダウンがあるらしい。



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左側に中学校の校舎を見ながら進み、自転車置き場を過ぎれば、ようやく山路らしくなってくる。
頭上にはヤブツバキの花、足元にはスミレの花が咲いている。 171.png



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右手に石仏を見て、少し行けば “姫天狗” の標識が掛かる見晴台に着く。
南側にそびえる西上州の山々の中で、一番高く見えている山は稲含山(下記リンク参照)のようだ。




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周辺はまだ落葉の絨毯に覆われている。 
そんな落葉の中に1株のフクジュソウがイエローの花を咲かせていた。 171.png



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通年歩かれている里山だけにトレイルはよく踏まれている。



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“日本一きれいなハイキングコース” と言いきるところに、このトレイルへの地元民の愛を感じるね。 ( ◠‿◠ )クスクス



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やがて、神成城跡の明るい林に着く。



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ベンチに座って、この素晴らしい眺望をおかずに1人ランチをする。 180.png
眼下に広がる富岡市、下仁田町の町並みの中を2両編成の上信電鉄が走っていく。 のどかだ~♪ 174.png



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稲含山の右には小沢岳、左には御荷鉾山が山腹に雪を残している。 177.png
西側に目をやれば、西上州のシンボルのような四又山や鹿岳(下記リンク参照)が一望できる。




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ランチの後は “白いヤブツバキあり” の案内板に導かれてトレイルを少し外れれば、1本のヤブツバキの木に白いツバキの花がたくさん咲いていた。
赤ツバキも良いけど、白ツバキも品があっていいね。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



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トレイルに戻って、宇芸神社への路を左に分け、神成山への坂道を登る。



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ひと登りで神成山(かんなりやま/龍王山ともいうらしい)に到着。 166.png
公園のように整備されたピークだ。



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ピークにはシュンランがたくさん生えていた。 179.png
春を告げる植物はたくさんあるけれど、身近な山野草ではスミレと、このシュンランを見ると春が来たな~と思う。



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神成山からは南側の展望に加え、北東側に赤城山、北西側には妙義山がチラチラと木立の間に見え隠れしている。



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神成山から吾妻山へ向かう途中のピーク(宇芸神社跡)には、こんな “ミニ自然博物館” なるものが設置されていた。
う~ん、確かに目には楽しいが・・ここに設置する必要があるのだろうか? 
山麓ならまだしも・・これは、やり過ぎのような気がする。 141.png

こういったことは個人の価値観の相違であるが、いくら人垢に染まってしまうのが低山の宿命とはいえ、
可能な限り、自然はありのままの自然としてそこにあって欲しいと思うのは私だけなのだろうか?



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打越の御岳あたりまで来ると大桁山や鍬柄岳の見晴しが良い。

残すは吾妻山だけとなったが、小さなアップダウンの連続で思った以上に疲れた。 143.png
“ちゃっちい山” なんて言ったのは誰だ! 105.png



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葉をつける前の枯れ山の中で、ミツバツツジのパープル色があちらこちらに映えている。



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吾妻山への最後の登りにさしかかると、オキナグサの植栽地の案内板が立っている。
“え、どこどこ?” と、意識的に探さないとわからない。 
この案内板が無ければ、気づかずに通り過ぎてしまっただろう。



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あった! ほんの数株のオキナグサが案内板の根元近くに咲いていた。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



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オキナ(翁:年老いた男性)と言う名とは裏腹に、この白い毛に包まれた様子は生まれたての雛鳥を思わせる。 124.png



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株数が少ないのが残念だが(これから咲くのかな?)、今年も会えて嬉しいな。 169.png



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そして、ひと登りで吾妻山。 166.png



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吾妻山で一休みしながら最後の展望を楽しむ。 177.png



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下山は、吾妻山の西側の急坂をひと下りで、山麓の新堀神社に着く。
周辺は自生のヤブツバキの群落のようだ。



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新堀集落の中を降っていくと、 “大サボテンの家” があり、そこを左へ行く。
それにしても、植物園ならまだしも、一般家庭でここまで成長したサボテンは珍しいね。 146.png



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吉田集落まで来ると、西側に鍬柄岳(下記リンク参照)が一際大きく立って見える。




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後ろを振り返ってみれば、歩いてきた吾妻山の側壁が見える。

のどかなトレイルだったので、こんな岩壁の上を歩いていたとは思えないが、
見晴らしが良いということは、やはりそれなりの岩稜だったのだろう。



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“南蛇井(なんじゃい)駅は、どこなんじゃい!” と、お約束のギャグを飛ばしながら車道を西に歩く。 105.png

上信越自動車道の高架をくぐり、集落の交差点を左に行けば、10分くらいで南蛇井駅である。



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そして、ここが “南蛇井(なんじゃい)駅なんじゃい!” って、くどう! ヾ(o≧∀≦o)ノ゙



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帰りの上信電鉄の車窓からは、歩いてきた神成山から吾妻山の稜線が見える。
半日コースのお手軽ハイキングであったが、花がいっぱいで、まさに春に歩く山としてお勧めだ。

時間があれば、途中下車して、2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場に寄るのも良いだろう。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初心者、初級者向け
距離:約5km/ 所要時間:ランチ休憩込で約4時間(神農原駅 11:00‐宮崎公園‐神成城跡 12:30/12:50‐神成山‐吾妻山‐南蛇井駅 14:50)
標高差: 約150m


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by dream8sue | 2018-03-23 21:44 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(6)

群馬の駅からハイク vol.12:東吾妻町 天狗山の名で知られる芦鞍山     Mount Ashikura in Higashiagatsuma, Gunma

Tuesday, January 16, 2018
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心理学上では、寒さと心の寂しさや孤独感は関係性があるらしいが、今年の冬は一段と寒いと感じるのは私が孤独だからかな?  
寒い、寒い、寒い~! でも、この日は寒気が少し緩んで暖かかった。 174.png
運動不足と、孤独感の解消のために、思い切って部屋から飛び出した。
こんな小春日のおだやかな日は~♪ ぶらりと駅からハイキングをしよう。 169.png

以前から群馬の駅からハイキングの候補としてリストアップしていた芦鞍山は、
群馬県東吾妻町にある鋭鋒で、低山ながらそこそこ展望も良い。  177.png  



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車社会の群馬県において、駅から行けるハイキングエリアは限定される。
そんな沿線の中で、今回はJR吾妻線の岩島駅(無人駅でSuicaなどのICカードは利用不可)が起点となる。
吾妻線沿線には手頃なトレイルが多く、過去には、小野子山岩櫃山嵩山(たけやま) 、王城山(下記リンク参照)などのトレイルを歩いている。
 

マイカー利用の場合は、登山口近くにある “道の駅あがつま峡:天狗の湯” (下記リンク参照)をターゲットすると良い。


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岩島駅で下車したのは私だけ、う~ん・・孤独だ! 134.png
そんな私が駅の改札を出ると、芦鞍山が “早く登っておいで” と言うかのように(気のせい?)そびえていた。 

芦倉山も、周囲の山々もセピア色した冬の趣である。



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国道145号線を横断して県道(375号)を行く。
吾妻川を渡ったら右折し2kmほど西へ歩けば、左側に登山口の上郷諏訪神社がある。

途中、八ッ場ダム工事で付け替えられた吾妻線の八ッ場トンネル入り口が見える。
そうである、吾妻線はまさに芦鞍山の下を横断しているのだ。

また、散歩中のおばちゃんとすれ違い言葉を交わす。 
何気ない会話に心がほっこり温かくなる・・そういえばこの1週間は誰とも言葉を交わしていなかったな~ 110.png
おばちゃんの話では、芦鞍山は地元の人には天狗山という名で親しまれているようだ。



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東吾妻町には諏訪神社が他にいくつかあるので、上郷諏訪神社として覚えておこう。
県道の入口に上郷農園の白い看板があるので良い目印となる。

境内には天然記念物に指定されている推定樹齢300年(樹高18m)のケヤキの巨木がある。



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神社の右手に2つのトレイルがあるが、どちらから行っても同じ路に出る。
左の電気柵を越えて行く方が近道である。
電気柵のスプリングワイヤーを外して柵をくぐる。 149.png

ちなみに、右のトレイルも途中で電気柵があり、鉄塔を経由する回り道ルートである。



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神社の先は意外と広い路で、あたりはマツの木が多く、たくさんのマツボックリが落ちていた。
ひと登りすると、右側が開けた広場になっている。
ヤマサクラの木がある “西どや” という場所のようだが・・どやろうか?  ヾ(o≧∀≦o)ノ゙キャー! オヤジ! オヤジ!  136.png



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西どやから少し登ると、また植林帯となり、尾根の末端に “コウモリ穴” の新しい手作り標識がある。
“コウモリ穴” って、普通に考えれば、コウモリの生息する穴・・ってことだろうか?

当初は植林地の中に続いている巻き路で行く予定だったが、この穴が気になり尾根ルートへ進む。



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尾根に取り付き、すぐに現れる岩塊を左から巻くが、すぐに尾根は岩場となり直登は難しくなる。
左の斜面を登って芦鞍山の北西尾根に登り上げる・・のが正解ルートのようだ。 165.png

しかし、どうにもコウモリ穴が気になる私は、意図的に尾根から外れて岩場の基部をたどって右へ進んだ。



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薄暗いスギ林の中を獣路のような薄いトレースを追っていく。
左側は、いかにもコウモリが棲んでいそうな岩場が続く。
さすがにコウモリは見なかったが、キーキーと甲高い鳥の声がして、ちょっと不気味だ。 140.png
やがて、ハングした岩場で行き詰まる。 153.png



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かまわず、ハングした岩場の右端からリッジに登り上げてみた。
リッジの先は、足場の悪い崖であるが、弱点を探って何とか尾根に上がれそうだ。



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右側は切れ落ちた沢で、大量の水の流れは無さそうだが、薄っすらと氷が張っていた。 150.png



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岩場と崖の間に活路を見いだし、沢の右岸(下流を向いて右側)よりの岩場に生える立木をホールドにして何とか尾根に這い上がる。 144.png
やれやれ、コウモリ穴に騙されて、思わぬ悪場クライミングとなってしまった。 
良い子は決して真似をしないようにね。 105.png

にしても、コウモリ穴って本当にあるのかな?
私設の標識のようだが、設置した人に聞いてみたいものだ。 118.png



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岩場を登り上げて芦鞍山の北西尾根に合流すると、赤テープなどの目印が出てくる。
足元にドングリの実がたくさん落ちている斜面を、息をきらせながら淡々と登る。
急勾配で、踏まれていないのでとても滑り易い。 



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一汗かいて芦鞍山の西尾根に合流する。
そして、最後の登り、この藪尾根のてっぺんが芦鞍山のピークである。



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芦鞍山(895m)の狭い山頂には似つかわしくない大きな祠が、コンクリートのしっかりしたファンデーションの上に設置させている。
片隅に小さな祠があるくらいなら風情があるってもんだが、このピークに、この祠は大きすぎやしませんか!? 115.png
ってなことは、よそ者の勝手な感想だが・・  102.png



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山頂からまず目に着くのは、登ってきた登山口(北側)の町並みと対岸にそびえる吾嬬山や薬師岳などの山々である。 177.png



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北西方向には雪山が見える。



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ズームして見れば、草津方面から白砂山などの県境の山々のようだ。 177.png



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そして、東側の木立の間には榛名山。 
西側はマツの木が邪魔してクリアではないが、雪化粧した浅間山も見える。 177.png



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山頂の東側につけられた顕著な踏み跡は、東峰への踏み跡のようだ。
空身で東峰を往復してみたが、岩場混じりのヤセ尾根なので要注意だ。

東峰には小さな石祠が置かれてあった。
そうそう、このくらいなら許せるな~。 106.png  
でも、東峰自体は、北側の景色しか見えないピークだし、わざわざ来なくていいかも。 120.png



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さて、芦鞍山へ戻って、下山にかかろう。
山頂から西尾根を登ってきた北西尾根分岐まで降り、そこから左(直進)の南西尾根を降りる。

おや、色が白くなっているがウチワタケかな?
他のキノコが姿を消してしまう冬でも、サルノコシカケ科のキノコはよく見かけるね。



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南西尾根は、右側がヒノキなどの植林と左側の自然林とを分けている尾根である。
読図では、このまま両者の植生ラインを下降した方がショートカットなのだが・・



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丁寧に巻き路(一般路)の標識 “尾根登り→” が付けられていたので、巻き路ルートをたどってみることにする。



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標識に従って自然林の明るい山腹をトラバースすれば、ケヤキ?の大木が何本も生えている。
そして、再び現れた “尾根登り←” の標識に従ってヒノキ林を降る。



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ヒノキ林の先で、落ち葉で埋め尽くされた凹状の窪地に出るので、トレイルと思われる形跡を追って降って行く。



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すぐに涸れ沢が現れるので、そこをトラバースすれば道幅のあるトレイルとなる。
この巻き路は、植林帯と自然林を繰り返しながら山腹を巻いている。



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やがて、涸れ沢に架かる錆びた鉄パイプの橋がある。
その上流には氷瀑が見えるが、もしかして、往路の岩場から見えていた氷瀑かな?



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手すりが壊れた橋を恐る恐る渡る。 149.png

20年前のガイド本には “鉄パイプの細いがしっかりした橋” と書かれているが、
歳月がたった今では、次に大雪か土砂崩れでもあれば崩壊してしまいそうな何とも心もとない橋と表現したい。



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そして、橋の先には大きな倒木が横たわっている。
錆びた橋といい、倒木といい、廃道マニア(私?)が喜びそうなデンジャラス感が漂っている。 105.png



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やがて植林地に入り、マツの倒木の根元に十二様の小さな祠を見て、コウモリ穴の標識のある尾根分岐に合流する。
その後は、西どや、上郷諏訪神社と戻り、県道を横断して道の駅に隣接する天狗の湯に寄り道する。



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道の駅あがつま峡(天狗の湯)から見た天狗山。 
そうだね、ここでは芦鞍山ではなく天狗山と呼びたいね。 124.png



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天狗の湯からは、県道ではなく吾妻川の右岸の道を歩き、吾妻線の高架下を通り集落を抜ける。
大沢集落の集会所のある三叉路に突き当たったら左に曲がり吾妻川を渡り国道145号線へ出る。

国道は交通量が多いが、歩道が設けてあるので安全に歩ける。
岩島駅へは国道を15分くらい歩けば着く。

橋の上から見た、氷の張った吾妻渓谷と付け替えられた吾妻線の高架橋。 177.png



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左岸から支流が吾妻川へ流れ込んでいる。
吾妻渓谷は、寒気の強い年には、これらの支流が凍り付いて氷瀑ができる。

私が初めてアイスクライミングをしたのがこの吾妻渓谷であった。
思い出の多い吾妻渓谷も2020年にはダの底に沈む予定だ。 145.png

上毛かるたで “耶馬渓しのぶ吾妻峡” と詠われている吾妻渓谷であるが、
今年の秋こそは、吾妻渓谷の見納め紅葉ハイキングをしたいと思う。
吾妻渓谷に思い出のある方、哀愁に浸りながら一緒に歩きませんか?

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★  中級~上級者向け
距離:約8.5km/ 所要時間:温泉休憩込で約7時間(岩島駅 10:03‐諏訪神社 11:00‐西どや‐コウモリ穴分岐‐芦鞍山 12:30/13:00‐東峰‐芦鞍山‐鉄パイプ橋‐コウモリ穴分岐‐西どや 14:00‐諏訪神社‐天狗の湯 14:30/16:00‐岩島駅16:45)
標高差: 約450m


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by dream8sue | 2018-01-16 17:15 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(2)

群馬の駅からハイク vol.11 : 太田市 茶臼山を越えて八王子丘陵を西から東へ歩く     Mount Chausu in Ōta, Gunma

Saturday, December 30, 2017
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世の中は師走で何かと忙しいようだが、家族のいない私には年末も正月も関係ない。 
いつも通りの日常があるだけだ。 114.png

そんな中、低山ながら展望の良さに定評のある茶臼山と、その東に伸びる八王子丘陵を歩いてきた。
八王子丘陵は、群馬県桐生市、みどり市、太田市にまたがる300mに満たない小さなピークが連続する丘陵地帯で、
市街地にも近く、お散歩ルートがたくさん入り組んでいる。

籾山峠を境に茶臼山エリアと唐沢山エリアの2つに分かれているが、健脚ハイカーなら両者を繋げて歩くことも十分可能である。

そして、久しぶりの 群馬の駅からハイキング ができるルートでもある。
今回の起点駅は東武鉄道桐生線の阿左美駅(あざみえき)で、下山後は治良門橋駅(じろえんばしえき)まで歩く。



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普段は乗る機会の無い東武鉄道で伊勢崎、太田と乗り継いで阿左美駅に降り立ったのは朝の8時であった。

それほど遠くに来た訳ではないのに、車窓から見える丘陵の穏やかな山容は、いつも行く西上州の険しい山とは違っていた。
そのことが、どこか遠くに来てしまったような不思議なアウェイ感を私にもたらす。

まずは、茶臼山の西に位置する荒神山へ登る。
阿左美駅の敷地から地下路を降り右へ進み、笠懸東小学校の東へ回り込めば荒神山登山口がある。



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穏やかで静かな雑木林の中を、よく踏まれたトレイルに導かれながら登っていく。
左に “カタクリ群生地” の案内板を見る頃には、ほぼ丘陵の尾根に登り上げている。



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阿左美駅からゆっくり歩いて40分くらいで荒神山のピークに着く。
ピークには、ピクニックテーブルなどが置かれていて快適に休憩できる。 181.png

ちなみに、荒神山は群馬県みどり市に属し、荒神山から東へ続く尾根は太田市(南側)と桐生市(北側)を分ける郡界尾根となる。 



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荒神山から東へ進み雑木林をぬけると、突然現れるソーラー発電装置のフェンス沿いを歩くことになる。
ソーラー発電って昔からあるけど、最近の電力自由化に伴って、また見直されているようだね。 174.png



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再び雑木林に入りアップダウンを繰り返す。



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雑木林の林床は、おおむね笹に覆われているが、そんな中でもこの赤い実と青い実だけは目に留まる。
赤い実はヤブコウジ(十両ともいう)、青い実はジャノヒゲ(リュウノヒゲともいう)で、どちらもこの時期によく見かけるが、私はまだ花を見たことがない。



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やがて、242mピーク(寺ノ入山)を過ぎ、右側(南側)へ三本松コースのトレイルを分ける。



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かまわず尾根コースを直進して行けば、やがてベンチが置かれた十字路(姥沢ノ頭)に着く。
茶臼山へは、ここから左(北)へ、往復30分ほどである。

ちなみに南側(薮塚側)へ下るトレイルが、東毛青少年自然の家方面へ行く立石コースである。



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北へ少し降った鞍部で一木口からの路を合わせ、登り返せば茶臼山である。



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茶臼山(294m)のピークはパラボラアンテナの電波塔などに占領されているが、広い山頂を一周すればなかなかの展望が得られるだろう。



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特に北側にそびえる赤城山の眺望が素晴らしい。 177.png
残念ながら、この日の赤城山は冬型の気圧配置の影響で雲にすっぽり覆われていた。
おまけに上州名物の赤城おろしの強風が吹きまくっていて寒い!  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!! 

電波塔の南側に回って風除けしながら休憩。 風さえ無ければポカポカ陽気だ。 180.png 174.png
風の音に混じって電車や車の走る音が聞こえてくる。
ここには命の危険を感じる要素は一切ない。 ここは日常の延長だ。



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茶臼山から郡境尾根に戻って、ひと登りすれば古井戸跡(今は水は出ていないただの小さな穴)の分岐に着く。
古井戸跡から奥に入った場所が金山城(下記リンク参照)の北の砦跡らしい。 (地図では八王子山となっている)




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八王子山を過ぎると、郡境尾根はやや南へ角度を変える。
不整合コースの分岐を右に見送り、庚申塔の立つ鞍部(姥沢峠)に来たら右へ行く。
直進の上り坂は、水道山へのトレイルである。

ちなみに、ここは北側(桐生側)の宝珠院口や姥沢口(廃道に近い)への分岐点でもある。



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姥沢峠の先で薮塚方面へ降る尾根コースの分岐を右に分け、少し行くと視界の開けた275mピーク(根元山)がある。
秩父、西上州の山々、浅間山から榛名山が一望できる。 177.png 177.png
いつもは西上州から東を見ることが多いので、逆に東から西毛地区を見るのは何だか新鮮。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



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そして、さらに南へ進み、右に石尊コースを分け、急な斜面をひと下りすれば籾山峠である。
フェンスで閉鎖された舗装道路(旧道)の一段下には県道が走り籾山峠の道路標識がある。

ここでハイキングの前半部分が終わったことになる。
目の前には菅塩峠から唐沢山へ連なる八王子丘陵の尾根が見えている。



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問題は、県道で分断されたこの先のトレイルの取付き探しである。
下手に地図が読めると、強引に県道に降りて藪を漕いで尾根の末端から取り付きたくなるが、ここは急がば廻れである。

フェンス脇から旧道を右へ進めば、自ずと県道(籾山峠の道路標識から100mほど南)に出る。
そして、県道を挟んだ反対側に八王子丘陵へのトレイルが続いている。

さあ、ここからハイキング第2部の始まりだ。  GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!



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ひと登りで赤い小屋が現れる。 振り返れば歩いてきた八王子山のシルエット。



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そして登り上げた尾根(245m)からは、東側にゴルフ場を見下ろすように天王山が木立の間から見える。



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さらにアップダウンしながら進むと、八王子山公園墓地へ下る分岐を右に分ける。
太田市のハイキングマップにはこの辺りを高尾山と記してある。
八王子に高尾山とは、ますます奥多摩のそれと紛らわしい名前だ。 102.png



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その後も、加茂沢峠なる鞍部へ降り、登り返して日向山と書かれた手作り山名板のあるピークに登る。



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また降って、また登り返す。
それにしても同じような風景が続き、いささか単調で飽きてきた。 141.png



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そして、また降った鞍部が菅塩峠である。 
右(南)に菅塩沼方面へのトレイルが分かれている。

ここからさらに東へ伸びる尾根に取り付くが、意外と複雑な地形になっているんだな~と思う。
また、高低差は小さいが、何度も繰り返されるアップダウンが、ジワジワと体力を吸い取っていく。 148.png



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似たような景色の中、若干ではあるが常緑樹が増えてきたように思う。



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菅塩峠から10分程の登りで、判然としない236mピーク(高壺山)に着く。
その先で、北金井キャンプ場や太田市北部運動公園へ行く分岐を右に見送り、唐沢山を目指す。



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太田市北部運動公園への分岐から、ひと登りで、立派な休憩舎の建つ唐沢山に到着。
“ふぅ~結構長かったな・・” でも、実はここからが大変であった。 140.png



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ハイキングコースは、少し戻って太田市北部運動公園への分岐から、唐沢山の南側を大きく迂回しているのだが、
地図読みでは、そのまま東の尾根を降りたほうが絶対的に近い。

ということで、踏み跡の消えた尾根から、やや左の沢筋へ強引に下降すれば、
たいした藪漕ぎも無く、現在(2017年12月)工事中の林道に降り立った。



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さて、こういった林道で寸断されたトレイルは、意外とジョイント部分を探すのが厄介だったりする。
大体は道標があるので大丈夫だが、前記した通り、意外と複雑に入り組んだ地形と、新たに作られたハイキングトレイルとの位置関係を把握するのに苦戦する。 131.png



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一旦、林道に出たら南東方向へ進み、水の流れている沢を二俣の所で渡り、左の沢沿いのトレイルに入る。
沢の分岐に “太田北部運動公園まで3.5km” の道標がある。



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沢筋から尾根を越えて、また隣の沢筋のトレイルへと、地形を縫うように進む。



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退屈な風景の中、ふと見ると、ツル植物が巻き付いた木の樹皮がとても綺麗な模様であることに気づく。 177.png



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やがて、ハイキングトレイルにありがちな、このタイプの階段状の急なアップダウンとなる。



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最後の急な下降をこなすと、ヤブランと思われる植物がたくさん生えている明るい雑木林となる。 178.png



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雑木林の中には、東の吉沢町方向へ流れる沢があり、その沢を渡り、シダ植物の生えるスギ林の中を通って集落へ出る。



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集落に出た所が、八王子丘陵ハイキングコース入口(唐沢山登山口)である。
太田市北部運動公園へ誘導する道標があるが、それらは無視して治良門橋駅へ向かう。

治良門橋駅へは、集落の中を流れる下水路に沿って、ひたすら南西へ歩くのが最短ルート(約4km)である。
時々、下水路の悪臭が鼻をつくが、それも県道39号(東国文化歴史街道)に合流するまでの辛抱だ。
道端に立つ地蔵や道祖神が昔の街道の面影を残す。 102.png



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おや、早くもホトケノザが咲いているではないか! 178.png



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県道は交通量が多いが、歩道が付いているので安全に歩ける。
北関東自動車道の高架下をくぐり、東武鉄道の踏切を渡って右へ曲がれば治良門橋駅である。

八王子丘陵は、危険個所は無く、道標も整備されているので、子供から老人まで、犬や猫も楽しめるだろう。
しかし、とにかく たくさんのトレイルがあるので分岐が多い。
その分岐に惑わされてしまうので、事前にしっかりとプランをたてて自分の歩くルートと、他のトレイルの位置関係を把握しておきたい。
他のトレイル情報として、太田市が発行しているハイキングマップ(下記リンク参照)なども役にたつだろう。


個人的には、淡々とただ歩くだけのこのタイプのトレイルは苦手だ。
私のハイキングはエクササイズのために歩くのではなく、そこに非日常を求めて歩いているから。
やっぱり西上州の方が好きかな~


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け
距離:約14km / 所要時間:休憩込で約8時間(阿左美駅 8:00‐荒神山 8:40/8:50‐茶臼山10:00/10:20‐籾山峠 11:30‐菅塩峠13:00‐唐沢山 13:30‐治良門橋駅 15:50)
標高差: 約230m (アップダウンが多く累計標高差は倍以上ある)

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by dream8sue | 2017-12-30 02:08 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(2)

群馬の駅からハイク vol.10 : 長野原町 オキナグサを訪ねて王城山     Mount Ōjyō in Naganohara

Monday, April 24, 2017
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2年ぶりの “群馬の駅からハイク” である。 車社会の群馬県にあって駅から歩いて登れる山(駅から登山口までがそう遠くない山)の存在は貴重である。 群馬県内の路線図を見れば駅からハイクができるエリアは限られてしまう。 そんな中で今回はJR吾妻線沿線の王城山(別名:みこしろやま)にオキナグサという花が自生しているということで訪ねてみた。 




f0308721_5251384.jpg渋川駅を過ぎ、西に向かって走る車窓からの風景は、サクラやモモの花でピンク色に彩られている。 線路脇では菜の花のイエローやムラサキハナナのパープルも際立っている。 

そして、小野子三山岩櫃山という見覚えのある山容が通り過ぎていく。 いずれもこの数年間に登った山々なので記憶に新しい。

新前橋駅から約1時間、長いトンネルをぬけると新築の川原湯温泉駅に到着だ。  JR吾妻線のダイヤは1時間に1本、時間帯によっては1時間半に1本と少ないので事前確認は必須だ。 尚、JRなのにSuicaは使えない。




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八ッ場(やんば)ダムの建設に伴って架けられた不動大橋を渡る。 不動大橋を渡りきった所には “道の駅八ッ場ふるさと館” もあるので、ハイキングの前後に立ち寄って食事をしたり、お土産を買うのもよいだろう。




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不動大橋からは、文字通り支流にかかる “不動の滝” を見ることができる。 冬になると毎年のようにアイスクライミングのトレーニングに通った滝だ。 凍っていない不動滝を見るのは初めてかも・・




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不動大橋から上流域を見渡せば、吾妻川の流れがエメラルドグリーンに輝いている。 山麓の木々は、ようやく冬の眠りから目覚めたばかりで淡いグリーンをしている。  近い将来にはこの景色はダムの底に沈む。  紅葉の吾妻渓谷は “関東の耶馬渓” と言われるほど美しい渓谷だ。 ダムに沈む前に一度ゆっくり渓谷を歩いておきたいな~・・ちなみにダムの完成は2020年だそうだ。




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道の駅で行動食の焼きたてパンを購入して、登山口へ向かう。 国道145号線を横断して長野原町立第一小学校の前を通って県道を西に行く。  左(南側)の林集落の前の山の尾根がすごい! 尾根というより岩のヒダのように見える。




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その右側には、こちらも個性的な山容の高ジョッキと丸岩だ。 → “長野原町 小さな2つの山 高ジョッキ・丸岩     Takajyoki & Maruiwa in Higashiagatsuma, Gunma”






f0308721_538014.jpg長野原町立第一小学校から西へ0.5kmほどの所に王城山登山口の道標がある。
右に曲がって民家の間をぬって畑路にでたら北へ行く。 
西へ行けば “カタクリの里” というカタクリの群生地がある。 帰りに寄っていこうかな~




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カタクリも良いが、畑の土手に何気なく群生している野の花だって捨てたものではない。 タンポポにホトケノザなどの春の定番の野花だ。 ヒメオドリコソウは見事に皆な同じ直立姿勢だ。 まるで兵隊さんみたい。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪




f0308721_539547.jpg田園の路を登った所にすでに “三合目鳥屋坂(とやざか)” という標石があり、車両止めのクサリが張ってある。 
あれ、一合目と二合目は何処?
それは、王城山登山口の道標からさらに0.5kmほど西に行った、林集落の中にある王城山神社からのトレイルについている。
一合目から登りたいハイカーは王城山神社からスタートすると良いだろう。




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三合目から舗装された林道を行くと、 “四合目柴峯” 標石の手前で王城山神社へいく分岐を左にみる。 四合目標石の前にも左へ下る踏み跡があるが、惑わされずに舗装道を直進する。 眼前には王城山が見えてくる。




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この舗装道はどこまで続くのかな~? と、そろそろ嫌になってくる頃に “傘木”(通常:唐笠松)という立派なアカマツの木がある五合目に着く。 ここから山路が始まる。 




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山腹を右に登っていくと、岩の破片が転がるトレイルとなる。 




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陽当たりが良い雑木林なので、斜面には多種多様のスミレが咲いている。 たくさんいてもヒトリシズカ(言うと思ったでしょう~笑)にも今年初めてあった。 まさに春爛漫。いいな~いいな~!




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“六合目炮碌岩(ほうろくいわ)” で左に切り返して登って行くと、山側の斜面には脆そうな岩が立ち並ぶ。




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“七合目船窪” からは、ササの生えた窪地の中を行く。 木段まじりのトレイルを登り標高を上げる。




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ササ原の中に手作りのサインボードが置かれた炭焼き跡がある。 炭焼き跡は他の山でも時々見かけるが、この様に炭焼釜を木の根がすっぽり覆っているのは初めて見た。




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窪地を登りきった尾根が八合目の標石がある “中棚尾根” である。 ここからは小さなループトレイルとなるので、まずは反時計回りに尾根通しに行ってみる。




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いきなり崩れかけのヤセ尾根となるが、ロープの手すりが作られているので慎重に歩けば問題ないだろう。




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急斜面をひと登りすれば、王城山(1,123m)ピークに到着だ。 案内板によれば、戦国時代にここに砦があったので、地元では古城と呼んでいたそうだ。  ピークからは西に浅間山や四阿山が望める。




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ピークを越えて、西側の鞍部に降りたところが “十合目山頂尾根” で、新しい休憩舎もある。 




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そして、尾根を登り上げれば、王城山神社の奥宮に到着。 健脚ハイカーは、ここから北に位置する高間山を往復することも可能だ。(往復3時間弱) だが、2座の途中に林道が走っているので、車を利用してその林道パーキングから両方の山をピストンするのがメジャーなようだ。 現にこの日、山頂で会った男性ハイカーも高間山を往復してから王城山に来たと言っていた。




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さて、ここでお目当てのオキナグサに会えた。 Wow! モコモコだ! 園芸種にもあるようだけれど、植物に関心の薄かった私は初めて見るオキナグサにちょっと感動。 ここのオキナグサは自生のものだよね? 誰かが植えたとかではないよね?




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小枝で囲ってなければ、見落としてしまいそうな実に地味な花だ。 うっかり踏みつけたりしないでね。 




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地味なのに不思議な存在感がある。 半透明のうぶ毛のような白い絹毛が面白い。  白い絹毛を白髪に見たててオキナ(翁:年老いた男性)の和名がついたらしいけれど、私は、むしろ生まれたての雛鳥のようなベイビーを連想するな~。




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咲きかけの花は、深紅のバラを思わせる。




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また、奥宮前の地面にある石蓋の中には “虫切鎌(むしきりかま)” という小さな鎌(現在は錆びた鉄クズにしか見えないけど・・)が収納されている。 案内板によれば、この鎌で赤ん坊の胸元で✖(ばってん)をきる真似をするとカンの虫が納まるらしい。 そして翌年に・・半沢直樹の倍返しだ!・・じゅなくて~・・鎌を倍にして返す仕来たりらしい。 




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さて、下山は、とてもお篭りできそうもない “九合目お篭り岩” の下をトラバースして八合目まで戻る。




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八合目から五合目まで往路を降る。 五合目からは、早く下山して温泉に入りたい人はそのまま林道に進み、四合目の分岐を右に入り王城山神社を目指そう。  神社の前には地元民ご用達の “かたくりの湯” が300円で入れる。
歩き足りないハイカーは、左の傘木マツの生えている尾根へ進む。 少し遠回りであるが、ヤセ尾根を通り小学校の裏側からカタクリ群生地へ戻れる。   




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私? ヤセ尾根歩きっしょ!  ヤセ尾根ではあるが、ここにもロープで手すりがセットされていて危険個所は回避されている。




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ヤセ尾根からは、深い谷を隔てて北側の稜線が見える。 暮坂峠方面の山かしら?




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ザレていて歩きづらい尾根路には長い木段状の路が作られている。 




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下るにしたがって踏み跡が薄くなるが、迷うことなく尾根通しに降れば、やがて右下に小学校のグランドと不動大橋が見えてくる。




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尾根から舗装道に出て墓地のある三叉路を右へ行けば往路に通った田園の道に交差する。 西に進みカタクリの群生地に寄って行こう。  
落葉樹林の林床には、すごい数のカタクリが咲いている。 本当に春の野を舞う妖精のようだ。 カタクリは実生から花をつけるまでに7~8年も要するらしい。 毎年少しずつ栄養を蓄えて開花を迎える気の長い植物なんだね。 




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気温が低いと花を閉じ、気温が上がると花を開いて反り返らせる。 皆さん見事に反り返っているね。   (^.^)クスクス・・




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カタクリの群生地には結構アズマイチゲも一緒に咲いているよね。 何でかな~? 相性がいいのかしら?  同系色のユニークな形の花もいるね。 ヤマエンゴサク?かな~




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遠くの斜面まですべてカタクリの花で覆われている。 以前、栃木県の三毳山にカタクリを見に行ったことがあるが、観光客もハイカーも多くてうんざりした。 そこと比べたらここは静かで、私はこのカタクリの里で十分満足できた。 → “栃木市 かたくりの里 三毳山は自然観光地     Mikamoyama in Tochigishi,Tochigi

初めて見たオサバグサに、たくさんのカタクリ、多種類のスミレに、目覚めたばかりのヒトリシズカ、田園のあぜ道を彩るヒメオドリコソウやタンポポ、車窓から見たサクラやモモの花や菜の花。 遅く起きた日の半日ハイキングは、楽しいお花見ハイキングだった。 


本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級~中級者向け
行程距離: 約9km(河原湯温泉駅‐王城山登山口‐五合目‐八合目‐王城山古城‐奥宮‐お籠り岩‐八合目‐五合目∸小学校裏尾根‐カタクリの里‐河原湯温泉駅)
標高差: 約500m
実動時間: 約5時間 (河原湯温泉駅~王城山奥宮 約2.5時間、奥宮~河原湯温泉駅 約2時間、道の駅での休憩 約0.5時間込み)

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by dream8sue | 2017-04-24 05:21 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(2)

群馬の駅からハイク vol.9 : 富岡市 西上州の玄関 鍬柄岳と大桁山     Mount Kuwagara & Ōgetain

Thursday, May 14, 2015
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今年の4月に西上州の玄関口である富岡市と下仁田町の境にある破風山(450m/はふうさん)を歩いた際に、
このエリアにあるハイキングトレイル、鍬柄岳(598m/くわがらだけ)と大桁山(836m /おおげたやま)が気になる存在だった。

100mのクサリ場があるという岩塔の鍬柄岳と、緩やかな山容の大桁山、対照的なこの二つの山を五月晴れの日に歩いてきた。 058.gif 070.gif

ハイキングの起点駅は、2両編成のローカル線、上信電鉄に高崎駅より乗車し、千平駅で下車する。 071.gif

千平駅から東に行き、踏切を越えれば、路肩に関東ふれあいの道の案内板がある。
鍬柄岳登山口までは、この関東ふれあいの道(舗装された林道)を約2km、40分ほど歩く。 070.gif

麓から鍬柄岳の岩峰がスギ林の上に頭をもたげているのが見える。登行意欲をそそられるね~。 005.gif

マイカー利用の場合は、千平駅を経て鍬柄岳登山口を通り過ぎ、1kmほど走れば “大桁やすらぎの森” パーキング(15台駐車可能/トイレあり)がある。
入口が狭く鋭角なので、少し先の広い場所でUターンして来ないと入れない。

なお、鍬柄岳登山口周辺にも2~3台ほど路肩パーキングできるようだが、とても狭い路なので地元車の通行の邪魔にならないように配慮してほしい。 034.gif





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鍬柄岳登山口を入ると、すぐに神社があり、その脇を通ってスギ林の登りとなる。




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神社から、植林帯の急登をひと登りすれば岩峰の南尾根に出る。
この南尾根の基部を巻いて西に進めば大桁山方向へのトレイルだが、分かりづらいので注意しておこう。

その前にまずは、鍬柄岳のピークハントをしよう。尾根の山腹を右にトラバースすれば、早くもクサリ場が始まる。




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100mのクサリ場と、ワクワクしながら取り付くが、意外に緩い傾斜でクサリが無くても登れてしまう。
しかも、 “本当に100mもあるか?” ってほどあっけなくクサリ場は終わってしまう。 044.gif




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それでも、確実に標高を上げ、岩壁の肩越しには西上州の看板山である四ッ又山、鹿岳のシルエットが青空に浮かんでいる。 072.gif




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眼下には登ってきたトレイルと、西側に下仁田方面の山並みが見える。




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南側には4月に歩いた破風山と、その先には、世界遺産に登録された “富岡製糸工場” のある富岡市の街並みが見える。

破風山は、ナタを横に立てたような山容からナタ山とも呼ばれている。
健脚ハイカーなら1日で鍬柄岳、大桁山そして破風山も完歩できるだろう。

なお、群馬の駅からハイク vol.8で明記した通り、 破風山には顕著なハイキングトレイルは無いので、読図テクニック必須なので留意してほしい。 034.gif  
 → "富岡市 ミツバツツジの咲く破風山で西上州の春を先取り Hafusan in Tomioka, Gunma”





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期待していたクサリ場はあっけなく終り、山頂へ続くナイフリッジのトラバースが始まる。

低山の宿命で、マツの木に頭上を押さえられてのトラバースは、いささか高度感に欠けるものがある。 044.gif




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最後は南側がスパッと切れたリッジだが、横にクサリのついたトレイルもあるので、平均台歩きの苦手な人は横を歩けばよい。 039.gif 003.gif




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そして、ナイフリッジの先には大展望の鍬柄岳山頂がある。 066.gif

鍬柄岳は、地元では石尊山とも呼ばれている信仰の山で、山頂には3基の石祠が祀られている。 027.gif

西から北にかけて、秩父連山、八ヶ岳、西上州の山々、荒船山、浅間山といった山が大パノラマで目の前に広がる。 072.gif




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眼下の山々に掛けられたパワーラインが、緑の海に横たわる橋のようだ。

余談だが、空を飛ぶヘリコプターからはこのラインは下の風景に吸収されてしまってまったく見えなくなる。  
時々、ヘリコプターが電線に引っかかって墜落するなんて、冗談のような話があるが、低空飛行ができるヘリコプターだけに起こりうる事故である。 045.gif




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山頂周辺には、ドウダンツツジの仲間のアブラツツジが緑色の花をつけている。可愛いね。 043.gif 056.gif




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北側には、これから向かう大桁山の全容が見える。 005.gif 072.gif




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では、さっそく大桁山に向かっていこうか!って、見える方向には行けません! 046.gif
北側は断崖絶壁なので、往路を戻り100mのクサリ場を降る。 045.gif  
登りの時は必要と思わなかったクサリだが下降では有難い。 040.gif 001.gif




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クサリ場を終え、尾根の南端分岐まで戻り、岩峰の基部を西に回りこみ、木に付けられた道標を見落とさずに進もう。 070.gif

鍬柄岳から大桁山へ行くこのルートは、最近の地図には載っていないので要注意だよ。 034.gif




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マツ林の尾根を北西にたどれば、まもなく林道の切通しに飛び出る。

反対側の尾根に掛かる鉄階段を登れば、スギ林の尾根が続いている。





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林道の切通しから30分ほどスギ林を進むと、
大桁山の東面で、丸太階段の関東ふえあいの道の途中に合流する。

なお、この合流点は逆コースからだと分かりずらい。




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林業用の作業道が入り組んでいるが、道標に忠実に従って登れば迷うことはないだろう。

単調で、きつい登りであるが、トレイル脇に咲く野草に元気をもらえる。 056.gif 056.gif

Oh~!この花がジュウニヒトエ(十二単)か!045.gif 
名前は豪華だが、花は意外に地味だね。花が重なるように咲く様を宮中の女官の衣装である十二単にたとえた和名らしい。
う~ん、言われてみれば確かに十二単を着た官女っぽい。 003.gif




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下枝が落とされたスギ林の中を黙々と歩き、大桁山のピークまであと0.2kmだ。




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最後は急な階段を登る。ここにも可憐な黄色い花が咲いている。 056.gif

ミツバツチグリかな? このての黄色い花は似た種類が多く、高山植物、野草愛好家歴2年生の私には同定が難しい。 039.gif 




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急な階段を登りきれば、東西に細長い山頂の大桁山に着く。 066.gif 042.gif

風の通りが良い山頂にはベンチも置かれ、快適にランチタイムを楽しめる。 063.gif




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山頂からは北側の枝越しに妙義山の一角が見えている。 072.gif 049.gif




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ベンチの脇にはヤマツツジのレッドが映えていた。 056.gif




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ゆっくりランチタイムを楽しんだら、下山にかかろう。 下山はもとの路を降り、関東ふれあいの道を川後石峠の五差路まで行く。

途中で鍬柄岳からの合流点を右にみて階段をそのまま鞍部まで降る。 070.gif




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f0308721_2022536.jpg整備された階段にはチゴユリがびっしりと群生している。

頭を垂れた小さな白い花が何とも可愛いね。 056.gif 043.gif
 




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鞍部から道標に従って砂利道を行けば、
しだいに舗装された林道になり、川後石峠の五差路に出る。

五差路からは、右に曲がり舗装道路を降っていく。 070.gif




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舗装道路を1kmほど降ると、右の山路に入る分岐がある。林道が広い分、この分岐は見落としがちなので気をつけよう。 034.gif

千平駅方面の道標に従って沢沿いのトレイルに入る。 070.gif




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分岐の周囲にはヤブデマリと思われる白い大輪の花が咲いていた。(写真左)
この花もオオカメノキ(別名ムシカリ)と判別が難しい花(樹木)だ。
オオカメノキは花弁の大きさが皆均一だが、ヤブデマリは1枚極端に小さいものが混じっている。 027.gif

沢沿いのトレイルに入ると、湿地を好むコンロンソウが薄暗い森の中でその白い花を浮かびあがらせていた。(写真右) 056.gif 043.gif

沢沿いのトレイルは短く、すぐに林道に再合流する。そこからやすらぎの森のパーキングは近い。パーキング入口を左に分け、鍬柄岳登山口の前を通り、千平駅まで下山する。




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途中、鍬柄岳登山口の少し手前に釣堀がある。釣堀池にはハスの花が咲き、ブルーのトンボがたくさん飛んでいた。 005.gif 043.gif




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低山ハイクも5月いっぱいかな~と思わせるような初夏の陽気であった。 058.gif

スリルある岩塔の鍬柄岳と、意外と登りごたえのある大桁山。 042.gif

対照的な二つの山の組み合わせは、変化があり、1度で2つ美味しい山行であった。 060.gif 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け

行程距離: 約13km(千平駅‐鍬柄岳登山口‐鍬柄岳‐関東ふれあいの道分岐‐大桁山‐関東ふれあいの道分岐‐川後石峠五差路‐大桁やすらぎの森P入口‐鍬柄岳登山口‐ 千平駅)

標高差: 約600m

実動時間: 約7時間 (休憩込み)


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by dream8sue | 2015-05-14 14:53 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(0)

群馬の駅からハイク vol.8 : 富岡市 ミツバツツジの咲く破風山で西上州の春を先取り     Mount Hafū in Tomioka, Gunma

Sunday, April 5, 2015
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曇り時々小雨降る春の週末、お天気を懸念しながらも西上州の玄関口である富岡市と下仁田町の境にある破風山(450m/はふうさん)に出かけた。 070.gif

破風山という名の山は、群馬県内には高山村とみなかみ町の境にもある。そちらは、標高1,068mの破風山(はふやま)なので混同しないようにね。 034.gif

TOP写真は上信越自動車道、下仁田IC付近から見た破風山とみかさ山。




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ハイキングの起点駅は、2両編成のローカル線、上信電鉄の千平駅である。

私は今回、初めて上信電鉄に乗った。 世界遺産に登録された富岡製糸場のある上州富岡駅では多くの人が降りていった。

この山は、ハイキングマップにはトレイルが載っていない小さな山だ。

千平駅の東に位置する南西神社から尾根伝いに往復するのが一般的のようである。

しかし、今回は西上州に詳しい同行者の発案で、千平駅のすぐ北側の尾根(トレイルは無い)からループ状に歩くことにした。

小さな低山なので、適当に藪をこげば入山、下山できると思うが、岩場も多いので確かな読図力があるハイカーと歩くことをお勧めする。 045.gif

千平駅から大桁山・鍬柄岳の登山口方向(北)に向かい、線路を横切った先で林道に入る。

この時期、線路脇にはパープルの花、ムラサキハナナが一面に咲いていた。





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林道脇に植えられた満開のサクラが目をひく。  堤防の手前で畑の土手を横切り、沢を越えて左手の尾根に取り付く。




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Oh My God!  いきなりジャングルのような山中に踏み入る。 そして、踏み跡も何もない斜面を尾根まで登りつめる。




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登りつめた尾根にはミツバツツジがたくさん咲いていた。まあ、素敵! 043.gif 072.gif




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ヤマツツジのふっくらとした蕾もいい感じ。 056.gif 043.gif




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f0308721_2394739.jpgあら、白いツバキなんて珍しい。 たくさんの花に出迎えられて上機嫌になる。 060.gif

踏み跡はないが、尾根通しに北西に進む。 070.gif




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一年中温暖で季節感に乏しい南カリフォルニアから帰国したばかりの私には、日本の春の躍動感を味わうのは久しぶりだ。 043.gif

“ミツバツツジってもう咲くのか” と嬉しい驚きを感じながら雑木林の尾根を行く。




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芽吹きも始まっている。遠くから見ると白い花を咲かせているように見える。 072.gif




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小ピークとも言えない小さな尾根のコブを4~5ッほど越える。中にはこんな狭いナイフリッジの通過もある。

ナイフリッジを歩きながら、眼下に咲くミツバツツジの方に、つい足元から目をそらしてしまう。

おっと、危ない!Watch the step carefully! 005.gif 009.gif 034.gif




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ヤマザクラとミツバツツジのコラボレーションに歓喜の声を上げる。 005.gif 056.gif




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このあたりは特にミツバツツジの群落が見事だ。 056.gif 072.gif




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f0308721_2434458.jpg踏み跡は無いけれど、ときどき赤テープがある。ここから進路を東に変える。 071.gif

入山からひたすら尾根のコブを越えながら歩くこと1時間弱、だんだんと大きな岩が出てくるようになると、石祠のあるコブに着く。 042.gif

ようやく少し踏み跡が現れるようになる。





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石祠のあるコブから破風山西壁にあたり、右(西側)からこの壁を巻いて行くと落葉の積もった踏み跡から小さな岩場を登れば破風山の山頂である。




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破風山の山頂は意外と広く、大きな御嶽大神の碑や石祠がある。




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山頂の北側の崖っぷちにはヒカゲツツジも咲いていた。 056.gif




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ブローチのような新芽が美しいね~ 072.gif

破風山から西側の踏み跡への下降は急であるが、樹木を頼りに慎重に下れば問題ない。

しかし、ややルートファインディングが難しいかもしれない。

用心にロープなどあれば何処でも下降できるので安心だね。 034.gif




f0308721_2473828.jpg破風山からは、途中に大岩を右に見ながら雑木林の尾根を東に行く。 070.gif





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尾根はやがて、やせた岩稜帯になる。

みかさ山と呼ばれる岩峰からは、これから進む岩稜が目視できるので方向は見定め易い。

しかし、道標もトレイルもないので、ルート取りは藪尾根歩きに慣れていないハイカーには手ごわいかもしれない。 039.gif

ここは岩峰のせいか展望も良く、西上州の山々や富岡市、下仁田町の町並みが一望できる。 072.gif




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春の低山は山の息吹を感じることができて、とても楽しい。 056.gif




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みかさ山の岩峰は右(西側)から巻く。  振り返って見ると南側は絶壁である。




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やせた岩稜にそって、藪こぎと岩場の登行を繰り返す。




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岩稜帯には二箇所に石祠が置かれている。 一つ目の石祠の左(東側)の藪の中を行く。




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一つ目の石祠の置かれた岩場を通過して、振り返ってみれば、南側はすごい絶壁だ。 005.gif




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二つ目の石祠は、石祠のすぐ下の岩場を登る。

それにしても、この石祠、こんな不安定な針峰の上によく落ちないでのっているものだ。 005.gif




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標高もぐんぐん下っている。振り返れば破風山(写真左)と、みかさ山(右)が霧の中に見えている。




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最後の岩場を下りれば、後は緩やかな雑木林の尾根を南にたどるだけだ。 071.gif




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自然林からやがて植林地帯に入る。尾根を直進せずに右の山腹を降りれば林道に出る。 071.gif




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林道脇の満開の山サクラを見ながら最興寺に向かう。




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林道からは、すぐに最興寺の裏の墓地に出る。ちょうど最興寺のサクラが見ごろであった。 056.gif

最興寺は千平駅と南蛇井駅の中間くらいなので、どちらの駅に行っても20分程度の里歩きで着くだろう。




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私たちは、民家の庭先の花を観賞しながら、線路を越えて起点の千平駅方面に向かった。途中の小川に生えているクレソンを摘んだりしての里歩きも楽しいだろう。 049.gif




f0308721_301240.png前記した通り、破風山は最興寺近くにある南西神社から尾根伝いに往復するのが一般的のようである。

また、破風山の北側にある大桁やすらぎの森方面から登るトレイルもあるようだ。

千平駅からは鍬柄岳・大桁山へのトレイルが人気であるが、両者を登った後に、やすらぎの森からこの破風山に繋げるルートも面白ろそうだ。 045.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約2.5km(千平駅‐破風山‐みかさ山‐最興寺‐千平駅)
標高差: 約200m
実動時間: 約3時間 (休憩込み)





 【おまけ:ほたる山公園】
下仁田駅から鏑川を挟んだ南側にほたる山公園という展望の良い公園がある。ここは御岳山(別名:兄倉/576m)の登山口でもある。

下仁田町を一望できる公園にはシダレザクラやヤエザクラが満開であった。 056.gif

展望台や休憩所も整備されているので、ランチをもってゆっくり楽しむのも良いだろう。 049.gif
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by dream8sue | 2015-04-05 22:16 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(0)

群馬の駅からハイク vol.7 : 中之条町 石像と岩塔の嵩山     Takeyana in Nakanojō, Gunma

Thursday, April 2, 2015
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車社会の群馬県にあって、駅から歩けるトレイルはなかなか難しい。

駅から登山口までが遠すぎるとマイカーで乗り付けてしまいたくなる。

せいぜい1時間(4km以下)程度で登山口には到着したい。

そんな駅からハイクのコンセプトをぎりぎりクリアしたトレイルがこの嵩山(たけやま)だ。

小さな岩塔をいくつも有する里山で、信仰の山としての存在意義が強く、山の中に石像がいたるところに置かれている。




f0308721_3262433.jpgハイキングの始点駅はJR吾妻線の中之条駅である。

中之条駅から登山口となる “道の駅霊山たけやま” までは、いくつかのルートがある。が、分かりやすい道は、中之条駅の北側の国道353号線を西(四万温泉方面)に約20分ほど行き“中之条町”の信号で右折し県道53を3kmほど北に行けばよい。

国道353号線と県道53との合流点には “中之条町歴史と民俗の博物館” がある(円錐の建物、ふるさと交流センターつむじの奥)。

この博物館は明治初期の洋風学校建築の数少ない建造物として、群馬県指定の重要文化財となっている。
時間があるなら、古代から中世、近世に及ぶ資料約6,000点の展示を見るのも良いだろう。

【開館時間】 9:00~17:00【休館日】木曜(祝日は開館)【入館料】 大人200円、子ども100円 (写真は群馬県公式HPより)




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県道53を北に進み、橋を渡ったあたりからだんだんと登り坂となる。道の駅への案内標識が1kmごとに出てくるので道を間違えることは無いだろう。

単調な車道歩きであるが、道路脇に咲く花々に心がはずむ。056.gif 060.gif

まだウメもツバキも咲いてる。桃の花もサクラも一斉に咲き、まさに豪華絢爛。056.gif 056.gif 056.gif

マイカーで通り過ぎてしまっては得られない楽しさかもしれない。 045.gif




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中之条駅から約1時間、左に親都神社表参道の赤い鳥居が見えてくると、右側に嵩山が見えてくる。




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鳥居の前を通り過ぎ、道の駅に向かうと目の前に嵩山の山腹に突起した男岩が迫ってくる。 005.gif




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道の駅の敷地内に表登山道(西側)と東登山道がありループでほぼ同じ場所に戻ることができる。

また、道の駅で手書きのマップ(観音像の配置図であるが)なども無料で入手できるので利用すると良い。




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道の駅でしばし休憩したら、さっそく西側の表登山口から時計周りで歩き出す。 070.gif

スギ林のスイッチバックのトレイルを20分も登ると、早くも五合目の道標が現れる。 現在地が印してある地図付きで、とても親切な道標が全行程に設置されている。




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五合目の先を左に行けば見晴台があり、吾妻八景と言われる嵩山の眺望を手軽に楽しむことができる。 072.gif

トレイルをさらに行けば、左に “休石” が現れる。休石から右に少し下ると “蝙蝠穴(こうもりあな)” がある。穴の下に観音像が置かれている。

観音像は山全体に33体あり、番号が付けられている。




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蝙蝠穴からトレイルに戻り、その後もいくつかの観音像を横目に見て、坂を登りきった所が “天狗の広場” だ。あずまや、展望台がある。

登山口から40分程度で着いてしまったので、休憩するほどでもなく、 “小天狗” を目指して西側のトレイルを進む。 070.gif




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広場から3分で小天狗の岩場に到着!066.gif 

天狗のポスト?天狗が空を飛んで配達してるのかな? 039.gif 037.gif




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小天狗からの眺望はさすがに吾妻八景と言われるだけのことはある。

西に雪の帽子を被った上信越の山々、眼下にはこれから向かう “不動岩” が見える。 072.gif




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東方面には上州子持山、小野子山が、南には榛名山が見える。




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小天狗ピークの石祠の先には中天狗、大天狗方面の稜線。




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眼下には歩いてきた中之条駅からの里の風景が見下ろせる。 072.gif




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不動岩へは小天狗の岩場を戻り、岩場の南側を巻く。

不動岩ピークへ登る岩場は、やや傾斜があるがクサリを頼りにゆっくり登れば問題ない。




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不動岩、だから不動尊ね~。。いや、不動尊があるから不動岩なのかな? 003.gif




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不動岩からみた小天狗。




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クサリ場は登るより、降りるほうが怖い。。慎重に・・慎重に・・ 025.gif

不動岩を降りたら、今度は小天狗の北側を巻いて天狗の広場まで戻る。




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天狗の広場から稜線を東に進むと、大岩の基部に石祠が置かれただけの “三社神社” がある。

そこから六角形のあずまやの右をすりぬけ “胎内くぐり” の洞窟に行く。

洞窟の入口はすごく狭い。 009.gif

おそらくお腹の出たメタボお父さんは、腹がスタックして入れないだろう。 046.gif

もちろん私は大丈夫・・・あれ?入れないぞ・・ 005.gif あ、ザックがスタックしていた。ザックを外して無事に通過! 003.gif

あら、可愛そうに、お腹の出たメタボお父さんは洞窟の中は見られないの? 037.gif




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狭い入口から胎内を覗けば、クサリがセットされたステップがある。




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胎内の中! 005.gif




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胎内から急な斜面にクサリがセットされていて、東登山道に続いている。

クサリの途中から横の岩場に続く別のクサリを使い入口に戻る。つまり、お腹の出たメタボお父さんは、胎内くぐりはできないけど、このクサリを使って洞窟内を見ることはできるのだ。 003.gif




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胎内くぐりで童心に返って遊んだ後は、三社神社まで戻り縦走路を北に行く。

すぐに縦走路から右の尾根に登るトレイルが現れ、 “石尊社” と書かれた標識の下に小さな石祠が置いてあるだけの中天狗に着く。

中天狗を尾根伝いに降りきった所には、71体(数えてないけど・・003.gif )の石像がコの字形に並んでいる “実城の平(みじょうのたいら)” がある。 

Wow!石像スクウェアだ! 005.gif




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実城の平の目と鼻の先に “経塚” の休憩所がある。

ここを右に行けば東登山道、直進すれば大天狗に登る岩場がはじまる。

左のトレイルは “烏帽子岩” “五郎岩” へ通じる路だ。

さっそく大天狗へ登ろう! 071.gif




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長い岩場には長いクサリがセットされている。

傾斜が緩いので、クサリを使わなくても登れるだろう。

むしろ使わないほうが、しっかりスタンスを定めて登るので安全かもしれない。 039.gif 045.gif

長い岩場を登りつめると大天狗(嵩山)の山頂だ。 066.gif

山頂の丸い岩(女岩)の上に登れば360度の展望を楽しめる。 072.gif




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眼下のゴルフ場の先に群馬北部の山々が見える。

そして眼下には、これから向かう烏帽子岩、五郎岩が見え、自然と期待が高まる。 070.gif




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上信越の山々をズームアップ。 高山はまだまだ雪山だね。 072.gif




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遠くの山が良く見えているのに、近くの榛名山は春霞で良く見えない。 002.gif なんてこっちゃ!041.gif




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大天狗で展望を楽しんだ後は、一旦、経塚まで戻り左(西側)の稜線を北に進む。 070.gif

5分ほどで烏帽子岩に着く。この岩のピークには登れないが、基部までなら踏み後がある。




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烏帽子岩からさらに10分弱ほど北に進めば五郎岩に着く。

北側に飛び出た岩場からは、東面の上州子持山、小野子山が良く見えて、昨年の新緑シーズンに訪れた両山の記憶がよみがえる。 045.gif

“渋川市中郷  上州子持山で獅子のタテガミに登る Komochiyama in Sibukawashi,Gunma”

“群馬の駅からハイク vol.1: 渋川市小野子 小粒でも登りがいたっぷりの小野子三山”




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五郎岩から見た、大天狗と烏帽子岩。

岩峰基部の樹林帯はまだ新緑には少し早いようだ。秋の紅葉時期もいいだろうな~。 039.gif 045.gif




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五郎岩の手前から左に進むトレイルは北向観音(31番)までの路でやや荒れている。




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岩場や洞窟の下に観音像が置かれているのがこの山の特徴だ。

岩肌と保護色のような観音像だが、何処にあるか分かるかな?




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こっちはもっと分かりずらいかも・・ 037.gif




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かくれんぼしているような観音像探しを終えたら、経塚の広場まで戻ろう。

往路では気づかなかったが、烏帽子岩のバックにポールの立った大天狗のピークが見えている。 004.gif




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経塚の広場からは東登山道に入る。こちらもいくつかの見所がある。

降りだして程なく “一杯水” のルーフ状の岩場の下に石像が置かれている。

ここは落石のため通行止めとなっているのでこれ以上近づくことはできない。 046.gif




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f0308721_1562659.jpg一杯水を過ぎ、トレイルが階段となるあたりに左に行く踏み跡がある。

この踏み跡をたどれば洞窟の穴の中に弥勒菩薩が祀られた “弥勒穴” がある。

この洞窟の穴へは垂直の岩壁にかかったクサリをたどっていかなくてはならないので、なかなか “みろくさん” にはお会いできません。 003.gif。。。

見たいですか?では、クライミングして撮ってきた貴重な写真をお見せします。 041.gif。。

みろくさんは、ゼッケン20番です。 041.gif

ちなみに、このみろくさんは夫婦円満の神、安産の神らしいので、夫婦仲が冷え切って離婚寸前の方は一度拝みに来ませんか? 003.gif

その時は夫婦仲を修復する為に命がけでクサリ場を登ってくださいね。 041.gif




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さて、弥勒穴でスリルを味わったら東登山道に戻り、緩やかな下り坂を10分も降れば道の駅に着く。




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道の駅の東登山口周辺にはモクレンやレンギョ、ウメなどの花が満開で、無機質な岩山から一気に生命観あふれる里に下りてきた感がある。 056.gif

マイカー利用なら道の駅起点で2~3時間のお手軽ハイクとなる。




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最後におまけとして、群馬県指定天然記念物の “親都神社の大ケヤキ” を見て帰ろう。 道の駅と親都神社の間の道路脇にある、樹齢約700年、県下2位の巨木らしい。 005.gif  ちなみに県下1位は渋川市の早尾神社の大ケヤキ(幹周10.5m/樹齢約1000年)


今回の群馬の駅からハイクは、里歩きの花見ハイクから初まり、洞窟探検、岩塔クライミングとアクティビティー満載のハイキングである。

また、歩けば分かるが、ここのトレイルはハイキングのためのものではなく、観音像を巡るための極めて宗教色の強いトレイルであることを留意しておいてほしい。きっと人によっては好き嫌いがあるトレイルだと思う。が、展望が良いので、宗教に関係なく展望目的で歩いてもよいと思いブログにアップした。034.gif


私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
行程距離: 約12km/うち駅か登山口までの往復8km(中之条駅‐表登山口‐天狗の広場‐小天狗‐不動岩‐中天狗‐大天狗(嵩山)‐烏帽子岩‐五郎岩‐北向観音‐経塚‐弥勒穴‐東登山口‐中之条駅)
標高差: 約230m
実動時間: 約7時間 (道の駅での1h休憩込み)

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by dream8sue | 2015-04-02 02:32 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(2)

群馬の駅からハイク vol.6 : 安中市 妙義山 御岳から登る春霞の丁須の頭     Chosunokashira in Mt.Myōgi

Sunday, March 22, 2015
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今回の群馬の駅からハイクはJR信越線横川駅を起点とする上級者向けトレイルだ。昨年の夏にトライし、コンディションの悪さから敗退した、御岳コースから登る丁須の頭だ。丁須の頭には今年の2月にも妙義湖方面の篭沢から登っているが、御岳コースの方が尾根伝いなので見晴らしも良く、総体的に岩場も多い。 049.gif

篭沢コースはこちらから→ 安中市松井田町 篭沢から登る冬の丁須の頭  Mushroom Rock “Chosunokashira” in Mount Myōgi



f0308721_2443425.jpgJR信越線横川駅から国道18号線に沿って坂本方面に向かう。
時間があれば、駅の北側を通る旧中山道を歩き日本三大関所の “碓井峠関所跡” の史跡に立ち寄るのもよい。 049.gif
この間の詳細は群馬の駅からハイク vol.3で詳しく記載してあるのであわせてチェックしてね。→ “群馬の駅からハイク vol.3: 安中市松井田町  碓井峠のアプトの道を歩く”

旧中山道から国道18号線に合流したら、坂本方面(旧国道18号)に向かい霧積隋道を渡り国道18号のバイパス道である碓氷バイパスの上を越える。
すぐに道路が大きくカーブする左手に “麻苧ノ滝” とかかれた標識があり、狭い下り坂の道がある。下り切った所に写真の “麻苧の吊橋” が見える。横川駅から麻苧の吊橋まで約20分くらいだろう。 059.gif

マイカー利用の場合は、この橋から右に50mほど行った所にトイレ設備を有した駐車場がある。15台くらいは駐車可能と思われる。




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f0308721_2454132.jpg麻苧の吊橋から麻苧ノ滝(第一不動の滝)までのトレイル詳細、そして昨年の御岳コース敗退理由は、滝が見れるトレイルで書いてあるのでそちらをチェックしてね。→ “安中市松井田町 麻苧ノ滝はウォーターワールド  Asaonotaki in Annaka, Gunma”

それにしても、こうして比べてみると渇水期と雨季の水量の違いがよく分かる。 045.gif




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鍵沢に架かる “たきみ橋” を渡り、右手に落差40mの麻苧ノ滝を見て、直進するとクサリが設置された滝が現れる。この滝が雨季には増水していて登れなかった。水量の少ない今回は楽々と越えられる。 071.gif




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滝を越えてからも、いきなり岩壁が眼前に現れ、御岳コースが岩の要塞を越えていくトレイルであることを暗示している。 009.gif




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足場が外形した岩の要塞の基部をクサリを頼りにへつっていく。




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10mほどのガレた垂壁にもクサリがある。右側はすっぱり切れ落ちた崖で、徐々に高度感も増していく。




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マツの木の混ざる雑木林をひと登りすれば “ザンゲ岩” が岩壁に突起した鼻曲り(龍駒山)に着く。 登山口から約1時間弱の岩の洗礼であった。 042.gif
ザンゲ岩からの展望は良く、悪行多し過去の自分を懺悔したくなる。
懺悔すべきことが多すぎてザンゲ岩で時間を費やしてしまうSue。 041.gif




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この日は春霞で見通しがあまり良くなかったが、近くにニョキニョキと立つ岩塔が良く見える。 072.gif




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横川駅に隣接する碓井峠鉄道文化むらの敷地内に展示されている電車が、まるでおもちゃの電車のように眼下に見えている。 072.gif




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鼻曲りを過ぎると、一変してのどかな雑木林の急登となる。樹木の幹が白くて、まるで白い森の中を歩いているようだ。
カリフォルニアでも白い森を歩いた記憶がある。だが、それは灰に覆われた白い森であった。 002.gif“白い森の最後の奇跡  Cuyamaca Peak in Cleveland National Forest”




f0308721_174250.jpg落ち葉で滑る斜面は思いのほか体力を消耗する。 042.gif

それでも鼻曲りから約40分ほどで石碑の立つ、産泰山に着く。

この先から、御岳まではナイフリッジが続く。




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ナイフリッジから、岩壁の下部に降り、急峻なルンゼの左側の草付きを行く。よくもこんな複雑な地形にトレイルを見出したものだと感心する。




f0308721_3392145.jpgナイフリッジには、こんな洞窟もある。 005.gif

洞窟内には石碑もあり、焚き火をした跡もあるので、実際に修験者などがビバークで使っていた洞窟のようだ。 045.gif




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やがて右側にクサリのついた岩壁が現れ、左側は遠望がきく絶壁帯を行くようになる。米粒状岩峰基部のトラバースってやつかな?ここでも過去に死亡事故があったようだ。乾いていればさほど難しくはないが、濡れているといやらしい岩場だ。 008.gif




f0308721_253399.jpg産泰山から約1時間強、ようやく御岳に着く。 042.gif

ピークはフラットで5~6人はくつろげる広さだ。

小休憩するには適地である。 063.gif




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御岳から丁須の頭に至るまでの稜線は実に楽しい岩稜歩きとなる。危険マークもたくさんあるナイフリッジであるが、そのぶん両サイドの展望が素晴らしく、丁須の頭を目指して標高を上げて行く登高は自ずとテンションが上る。 070.gif しかし、丁須の頭はまだまだ遠い!奥のピークの上にちょこんとあるのが丁須の頭だ。見えるかな?




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左手には表妙義の岩稜が見えるが、春霞の中のそれはまるで水墨画のようだ。 072.gif




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危険マークの一つ、7mの振られやすい岩場が現れる。




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クサリを頼りに、振られないように慎重に岩場をこなす。岩場は上手くこなせるのに、何故、男性には振られてしなうのか?まったく分からない! 041.gif




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小ピークのアップダウンを繰り返すうちに、気づけば丁須の頭が近くに迫ってきている。




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右側には “西大星” の岩場がそびえている。西大星本峰付近はロッククライミングの領域となるが、藪クライミング的なかなりマニアックなルートではないだろうか。西大星基部までの尾根(北稜)も物好きな藪ハイカーには登られているようだ。機会があれば登ってみたいな~ 045.gif





f0308721_2561295.jpgそんなこんなで、篭沢のコルに到着だ。 042.gif

一月前は雪がべったりついていた北斜面は今はすっかり夏道が出ている。




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篭沢のコルから丁須の頭の北側を巻いて、丁須の頭の下部岩壁に行く。




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クサリの付いた丁須の頭の下部岩壁は易しい岩登りであるが、長いのでしっかり三点支持で丁須の頭の肩まで登るようにしよう。 034.gif




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さて、最後の丁須の頭の垂壁は、過去に死亡事故が起きている妙義山域でも屈指の悪場である。岩登り熟達者以外のハイカーが同行の場合は、必ず安全確保をして登ってほしい。 034.gif




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丁須の頭は4~5人が座れる程度の狭い岩頭だ。視界をさえぎるものが無い展望は格別である。 072.gif




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ラッペル(懸垂下降)で丁須の頭から下降する同行者。




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さて、下降は鍵沢を下り、麻苧の吊橋に行くループトレイルで戻る。鍵沢へは、丁須の頭の下部岩壁の取り付きから少し西に行った湿ったルンゼを降る。クサリがセットされているがスリップには要注意だ。 034.gif




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急な岩場をクサリを使ってトラバースし、沢筋に降りる。




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沢筋に降り立てば、あとは落ち葉を踏みしめながらのトレイル歩きである。 006.gif




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やがて沢筋に大きなボルダーが目に付くようになる。 005.gif




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いくつかの支流が合流し、涸れ沢だった(上流部)鍵沢に水流が増してくる。 057.gif




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下降を始めて約1時間、3筋の流れを有する第二不動の滝に着く。鍵沢はヒルの温床なので春から秋の間にこのトレイルを歩く場合は、しっかりヒル対策をして歩いたほうが良い。市販の防ヒル剤も良いが、高価で量が少ない。飽和食塩水(沸騰したお湯に塩が溶けるぎりぎりの量を溶かしたもの)を自作して携帯するのが安くて効果的だ。 034.gif 065.gif




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鍵沢は自然林の多い美しい沢だ。 072.gif ヒルさえいなければいつでも歩きたい沢なのになぁ~ 002.gif




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やがてトレイルは沢筋から離れ、左岸の山腹を高巻くようになる。ガレた斜面のトラバースにはクサリやロープが張られている。




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第二不動滝から1時間弱、ようやく眼下に麻苧の吊橋が見えてきた。鍵沢コースの登山口は近い! 056.gif 071.gif




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ところが・・ 007.gif 一昨年の台風でトレイルが崩壊し、臨時に作られた迂回路が最後の難関だった。足場の悪い急な尾根にハシゴやクサリがセットされているが、脆い足場は歩くたびに崩れていく。落石も誘発しやすいので前後にハイカーがいる場合は配慮が必要だ。雨季に大雨でも降ればまた崩壊してしまいそうな迂回路だ。 025.gif 迂回路を降りきれば鍵沢登山口まではすぐだ。




f0308721_01229100.jpg鍵沢登山口には “立入禁止” の案内がおかれているが、これは崩壊したトレイルへの立入禁止案内であり、迂回路経由なら鍵沢コースに入れる。(安中警察署へ確認済み)
岩場好きなら、御岳からの丁須の頭トレイルは篭沢からのものより楽しい。
ただ、鍵沢(篭沢も)にヒルが多い点や迂回路が安定していない点はマイナス要因である。 050.gif

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
行程距離: 約11km(駐車場からは8km)(横川駅‐麻苧吊橋‐麻苧ノ滝‐御岳‐篭沢のコル‐丁須の頭‐鍵沢第二不動の滝‐鍵沢登山口‐麻苧吊橋‐横川駅)
標高差: 約600m
実動時間: 約9時間 (駐車場からは約8時間/登高4h・下降3h・休憩1h)


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by dream8sue | 2015-03-22 22:58 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(0)

群馬の駅からハイク vol.5 : 太田市 金山は山城の歴史散歩路      Kanayama in Ōta,Gunma

Wednesday, February 25, 2015
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群馬の駅からハイクの第5弾として、太田市の金山を紹介したい。 過去の群馬の駅からハイクの山は駅から登山口まで5km、2時間なんてのもあって、かなり強引なトレイルかなとやや反省気味。 012.gif
この金山は太田駅から登山口まで約25分と、間違いなく駅からハイクにふさわしいトレイルだ。
国の史跡にも指定されている金山は、標高239mの小丘陵であるが、山全体が国内最大級の戦国山城(金山城)としての遺構である。 049.gif

群馬の駅からハイクのバックナンバーはこちらから↓
群馬の駅からハイク vol.1: 渋川市小野子 小粒でも登りがいたっぷりの小野子三山
群馬の駅からハイク vol.2: みなかみ町 上牧から登る上州三峰山 
群馬の駅からハイク vol.3: 安中市松井田町  碓井峠のアプトの道を歩く
群馬の駅からハイク vol.4: 東吾妻町 不動の滝から岩塔の岩櫃山 

市街地に近くて、やたらと歴史的建造物や史跡が多いという点ではLAのMt.Lowe Railway Trailに似ている。それにどちらも市民のトレーニング・トレイルとしての存在価値が大きい点も共通している。もっとも標高差やマイルの長さは比較にならないほどLAのほうが勝っているけどね。
LAのトレイルに興味のある方はこちらをチェックしてね 034.gif“歴史が垣間みえる人気の山 Inspiration Point & Muir Peak - Mt.Lowe Railway Trail”




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<公共交通の場合>
金山ハイクの起点駅は、東武鉄道の太田駅だ。 前橋、高崎方面からはJR両毛線に乗り、伊勢崎駅で東武鉄道伊勢崎線に乗り継ぎ太田駅で下車。新前橋駅から約50分。

太田駅の北口を出て、県道2号(古河街道)を西に進み “本町” 交差点の信号を右折して北に向かう。信号から1km強歩くと左側に子育て吞竜で知られる大光院が見えてくる。境内に入り、本堂右手の回廊をくぐれば “西山ハイキングコース” の道標がある。石段を登って右に行けば、金龍寺へ行くトレイルとモータープール(展望台の駐車場)方面へ行く分岐がある。
ちなみに、金山丘陵は金龍寺を挟んで東側を東山公園、西側を西山公園、金山城跡がある北側を金山自然公園と3分割されているようだ。





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今回はモータープールを経由する2つのループトレイルを反時計周りに繋ぐルートなので、まず、この分岐を右に曲がり金龍寺を目指す。 分岐周辺にはサクラの木が植えられているので開花時にお花見を兼ねて歩くのも良い。 056.gif 070.gif




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分岐を東に進み、墓地の中を通り抜ければ金龍寺に着く。 金龍寺の境内には多くのモミジが植えられていて、新緑や紅葉時はさぞかし見事なことだろう。その金龍寺の本堂の左手を山際に進めば戦国の武将、新田義貞の五輪塔(供養塔)がある。




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供養塔の前の路を東に少し行くと、西尾根分岐に出る。分岐を左に曲がり尾根路を登った先に西尾根コースのあずまやがある。駅から約1時間強、一休みするには良い場所だ。 063.gif




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あずまやの先で2つ目のループトレイルが始まる。左の急登は西城跡に行くトレイルなので、ここは右のモータープールの道標に従おう。緩やかな登り坂を東に行くと、崖に張り出すように建つあずまやがあり、またも分岐になる。ここもモータープールの道標に従って左の急登に入る。ここは直進してしまいがちなので、しっかり道標を確認しよう。 034.gif
西尾根コースのあずまやからモータープールまでのこの間は日当たりが良く、トレイル脇にはマンサクやツバキの花が満開であった。 056.gif 056.gif




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ツバキの花を愛でながら急登を少し登ればモータープール(展望台の駐車場)に飛び出る。この周辺もたくさんのサクラの木が植えられている。車道を100mほど北東に行くと、国の史跡になっている金山城跡に入って行く。 070.gif




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トレイルは本丸(実城)に向かって西側から発掘、復元された複雑な通路形態を行く。 この時代において、石垣(石積み技術)は先端工法だったようだ。写真は物見台下虎口。




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戦国時代に “難攻不落” を誇った名城の、敵を惑わす迷路を歩きながら、天守閣のある城とは一味違う雰囲気をもつ当時の山城を偲ぶのも面白い。 027.gif




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本丸の西側は一段低くなっており “日ノ池” “月ノ池” がある。
当時の技術でこんなまん丸な池を作ることは、やはり凄いことなんだろうな~。
月ノ池の下段の石垣は当時の石垣をそのまま残しているそうだ。
それって中世だよね~凄い! “石” は不滅です。
私の “意思” はすぐ消える。 041.gif




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そして、樹齢800年以上の大ケヤキの下までくれば、金山山頂はもう石段の上に見えている。 072.gif
金山山頂(金山城の本丸跡とされている地点)には、今は新田神社が置かれている。
金山城跡は、日の池近くに公衆トイレもある公園のようなところなので、休憩するには最適だ。
駅からここまで約2時間、一休みしていこう。 063.gif




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さて、金山城跡からは本丸の階段を下り、右側についた “ぐんまこどもの国(遊園地)” に続く細い路に入る。竹林を抜け、突き当たりを左に行く。公園歩きから一転して自然林のハイキングトレイルになる。 自然林の中には、アオキの実が赤くぷっくりと実り、緑の葉と、赤い実のコントラストが美しい。 056.gif 072.gif




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自然林の中をさらに進むと、キャンプ場への分岐に出る。 キャンプ場には行かずに、ここを左に曲がり根本山のすそ野を巻き、こどもの国方面に向かう。 071.gif




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枯れ枝の森から緑の樹木が生える森に変わる。よく踏まれたトレイルは歩き易い。 070.gif




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トレイルは小高い山の一角に飛び出る。 獣除けの策を開けて入れば、そこは、こどもの国のパノラマチェアの上部である。 トレイルは階段を降りて右折し、このパノラマチェアーのある尾根の右側の斜面を東側に下りる。 071.gif004.gif




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自然林の中の静かな森を下って行くと、花木園と称する自然造園を通り抜け、野鳥の森に降り立つ。 姿は見えないが鳥のさえずりがあちこちから聞こえてくる。小さな池にはたくさんのカモが羽を休めていた。 043.gif




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野鳥の群れる池からは、こどもの国の施設の中を歩く。
途中には可愛いアセビの花やツバキの花が目を楽しませてくれる。 056.gif 060.gif
ハス池もあり、今は小さく葉を縮めたハスの葉がたくさん水面に浮かんでいた。
ハス池の周りには山サクラの木がたくさんある。 056.gif




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やがて、こどもの国の中心部に着くと、平日にも関わらず多くの家族連れで賑わっていた。 あら!木の幹の上に可愛いぐんまちゃんが・・ 003.gif




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パノラマチェア切符売場の脇に長手口古道の道標があるのでそこで山路に入る。すごにモータープールへの道標があるので右に曲がる。




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道標から30分ほど良く整備されたトレイルを登る。 金山からこどもの国に下りた分の標高(約130m)を登り返すことになる。 そして往路でみたモータープールの立派な道標に着く。 これで一つのループトレイルを歩いたわけだ。 042.gif




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モータープールから二つ目のループトレイルの起点である西尾根コースのあずまやまでは尾根通しに西城跡まで行く。
西城跡からは南方面の街並みの眺めがよい。 072.gif
太田市と言えは富士重工(スバル)の町と言うイメージだか、ヘリコプターのライセンサーの私としては、富士重工の前身は中島飛行機なのだから、もっと航空関連(軍事目的以外の)で頑張ってほしいなぁ。 029.gif




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西城跡から南側の急坂を降れば、往路に休んだ西尾根コースのあずまやに着く。 ここから右の大光院方面のトレイルを0.5kmほど行くとアカマツ林に下る路が合流しているので左に降ろう。 夕日に照らされたアカマツの幹が美しい。 坂を降りきればサクラの木の生える分岐に着くので右に行けば大光院につく。 後は往路を駅まで戻る。




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全体的にトレイルは良く整備されており、危険個所もない。
子供から高齢者まで利用できるトレイルだ。 045.gif
何箇所もサクラの木が植樹されているのでサクラの咲く頃(4月上旬)や紅葉の時期がお勧めだ。 049.gif

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初心者、初級者向け
行程距離: 約5.5km(太田駅‐大光院‐西尾根あずまや‐モータープール‐金山‐こどもの国‐モータープール‐西尾根あずまや‐大光院 - 太田駅)
標高差: 約200m
実動時間: 約5時間 (休憩込み)


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by dream8sue | 2015-02-25 14:18 | 群馬の駅からハイク | Trackback | Comments(2)