カテゴリ:群馬県 西上州エリア( 51 )

安中市 妙義山塊の最高峰 谷急山北稜と柱状節理     Mount Yakyu in Annaka, Gunma

Monday, December 10, 2018
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初冬の低山ハイキングは、バリエーションが面白い!
ということで、今回は群馬県の西エリアにある、妙義山塊の最高峰、谷急山に登ってきた。

妙義山といえば、表妙義の相馬岳や白雲山などが思い浮かぶだろうが、実は最高峰は北西に位置する谷急山なのだ。
しかし、位置的な問題やアプローチの長さなどから、その存在は意外と地味で不遇の最高峰とも言える。

谷急山へ登る一般的なルートは、妙義湖のある東側から巡視路か女道で三方境を経由するルートである。
北側の入山から並木沢に沿って三方境まで登る並木沢コースもあるが、あまり歩かれていないようだ。(今回、私達はこのルートで下山)
どちらも三方境付近を中継してから、さらに西へ進みV字キレットなどを越えて行く長い道程となる。

今回は、そんな長い道程を倦厭して、谷急山へ登る最短ルートとも言える谷急山の北稜を登る。
谷急山北稜は、別名を大岩尾根と言って、昔からアイスクライミングなどで裏谷急沢を登るクライマーが下山に使うルートである。


このルートは、一般登山道では無い部分があります。  
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のルート歩きの経験が必要であることを留意してください。




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 <マイカーの場合>
国道18号線を軽井沢方面に向かい、JR横川駅を過ぎて4kmくらい走り県道92に入る。
入山川に架かる入牧橋を渡って100m程先が並木沢コースの入口である(登山口標識は無い。ゴミ収集BOXあり)

並木沢コースの入口にマイカーをパーキングして、谷急山北稜の取付き(裏谷急沢出合)まで県道を約2.5km歩く。 070.gif 
ガードレールの切れた場所(脇の電柱に “恩賀38” の表示)から入り、入山川を渡渉する。



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入山川を渡って川下に行くと、すぐに裏谷急沢のFIが黒い川床を光らせている。
昔、何度も登った裏谷急沢であるが、無残にも今のF1は倒木で覆われていた。 137.png



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裏谷急沢の出合いから右岸(川下に向かって右側)の尾根に取り付く。 
この時季の冷え込みで、落葉の下はアイゼンやピッケルが欲しくなるほどの凍結した急斜面となっていた。 008.gif
ひと登りで、ミニ丁須の頭みたいな岩が現れる。



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その後はヤセ尾根が続き、大きな板のような岩が縦に重なった急尾根となる。



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尾根に取り付いて1時間弱、右手の沢の中に柱状節理の岩峰が見えてくる。 005.gif  
下ばかり見ていると見落してしまうほどの小さな存在であるが、近年の藪岩ブーム?で一躍脚光を浴びているらしい。 本当??? 039.gif



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ならば、せっかくなので登ってみようと思い、柱状節理とほぼ同高度から、柱状節理に向かって大トラバース。
スラブの小さな沢を2カ所トラバースするのだが、意外と急勾配で落葉がのったスラブは滑りそうで怖い。 008.gif



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トラバース後は、柱状節理岩峰の左肩に向けて急斜面を四つ足で這い上がる。 042.gif 
肩からは岩の間を浮石に気をつけながら登れば、すぐに岩峰の最高地点に立てる。 066.gif 



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両サイドの切れ落ちた狭い岩の上なので、慎重に行動しよう。 034.gif 

また、柱状節理自体が極めて不安定で脆い岩なので、ホールド、スタンスを確保する際は入念に確認してから荷重すること。 034.gif 
まあ、これって基本中の基本だけどね~



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最高地点からは、西側にそびえる高岩が近く、桜堂山から碓氷峠方面に続く県境尾根と、バックには浅間山の眺望が素晴らしい。 177.png



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高岩と上信越自動車道をズームアップ。 道路上にクレーン車が見える。
それにしても、こんな岩山にトンネルを掘ってハイウェイを造ってしまう日本の土木技術ってすごいね~ 038.gif 



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反対側(東側)を見れば、これから歩く北稜のナイフリッジの側壁が圧巻! 005.gif 



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そして、その北稜へ戻るのにナイフリッジの西側へダイレクトに上れそうな藪尾根があるので登ってみることにする。
藪岩尾根は一部に脆い岩場が有るものの、上手い具合に北稜に合流していた。 049.gif  



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北稜からナイフリッジへは、まず手前の岩稜を登る。 



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この辺りの標高になると、一段と展望が良くなり八ヶ岳や北アルプスも見えるようになる。 060.gif 



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浅間山にはそれほど雪は無いが、すそ野の山が霧氷で白くなっている。 005.gif 



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北側の眺望も見えるようになり、谷急山の北側にある山急山(下記リンク参照)と五輪岩がよく見える。




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そして、クライマックスのナイフリッジの通過は・・・あれ? 意外とあっけなかったな~。 039.gif



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ナイフリッジの通過で北稜の面白い部分は終わり、後は藪尾根を谷急山までひたすら歩くだけ。
偽ピークが2つくらいあり、山頂までが意外と長く感じられる。 042.gif 



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そして、ようやく360度の大展望の谷急山(1162m)に到着。  066.gif 
山頂は、陽当たり良好で風もなく、あまりの居心地の良さにいつもより長いランチタイムとなった。 063.gif  174.png



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東側には相馬岳から星穴岳までの表妙義と・・



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丁須の頭などのある裏妙義の山塊と、バックは榛名山と赤城山。



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裏妙義縦走路の3つの岩峰。



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西大星(下記リンク参照)が見下ろしているのは上信越自動車道。




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谷急山からの下山は、三方境から並木沢コース。 
まずは、東へP6、P5を越えて、P4の悪場にはフィックスロープがある。



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P3とP2の間にはV字キレットがある。
残雪期の谷急山(下記リンク参照)に登った時は、このV字キレット前後の斜面が悪かった記憶がある。




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P2で振り返って見る谷急山。



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妙義全山の展望が見られるのは、このP2が最後なので足を止めて楽しむ。  177.png
裏妙義の丁須の頭の前衛にある大岩壁は御殿(下記リンク参照)である。




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横にも岩塔が・・・こんな岩塔がニョキニョキあるのが妙義山である。



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P2の下部は短いクサリ場で、滑落すれば谷底まで落ちるので慎重に! 034.gif 



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その後、木立に囲まれたP1から急坂を降れば、女道分岐である。

この辺りはモミジ谷と呼ばれる紅葉スポットで、つい数週間前まで紅葉狩りを目的とするハイカーがたくさん訪れていたようだ。
・・・が、さすがに今は一葉のモミジも残っていない。 119.png



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女道分岐から大遠見峠を越えて10分ほどで三方境に着き、ここから北側の並木沢コースに進む。



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おっと・と・と! 並木沢コースは、半廃道状態でトレイル・コンディションは極めて悪い。 008.gif  
国土地理院のマップの路とは異なるので要注意。 034.gif 



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尾根から一気に沢に降り、その後、山腹を延々と巻く路である。
この山腹を巻く路がザレた斜面なうえに、落ち葉がトレイルを隠しているので思うように足が出せない。 008.gif 



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いくつもの枝沢を巻きながら、悪いトラバースを繰り返す。 008.gif 



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“十三曲り” と呼ばれる急坂の手前では、あまりの悪さにトラバース不可と判断し、右の尾根を登って迂回した。 008.gif 
悪いトラバースはここが最後で、この後は十三曲りのスギ林の中の作業道となり、並木沢の下流部分へ接近していく。



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並木沢にかかる牛名滝の下流で右岸から左岸へ渡り、並木沢沿いの林道に出る。



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右手に並木沢を見ながら林道を15分くらい降れば、山急山の五輪岩などが前方に見えてくる。
民家の庭先を抜けて行けば、マイカーを停めた県道に出る。



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振り返れば、裏妙義の岩峰が西陽に照らされていた。

岩場の多い北稜と柱状節理、大展望の谷急山、コンディションの悪い巻き路の並木沢コース。
やっぱり、初冬の低山ハイキングは、バリエーションが面白い! 049.gif  060.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約8km/ 所要時間:1時間のランチ休憩込で約7.5時間(並木沢コース入口 8:10‐北稜取付 9:00‐柱状節理 ‐谷急山 11:40/12:40‐三方境14:00‐並木沢コース入口15:40)
標高差: 約700m

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by dream8sue | 2018-12-10 16:55 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

安中市 妙義山の奥座敷 寒風の大黒岩から大烏帽子     Daikoku Rock in Mount Myōgi

Sunday, December 9, 2018
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関越自動車道で軽井沢から松井田へ向かう途中に、一際目をひく高岩という切り立った岩峰がある。
その高岩と入山川を挟んだ対角線上に大黒岩という岩塔があることはあまり知られていない。
さらに大黒岩の延長上には大烏帽子があり、南へ小烏帽子、ジャンクション岩稜と続く。

また、裏妙義と言えば丁須の頭を中心としたエリアで、せいぜい妙義山系最高峰の谷急山くらいだろう。
その谷急山からさらに南へ大黒乗越を越えて、まさに妙義山の奥座敷とも言えるこのエリアを歩く発想はなかった。

今回、どうしても大黒岩へ行きたいというメンバーの発案で大黒岩と大烏帽子を登ることになった。
折しも、今年一番の寒気の到来で、上信越国境の山々に寒風が吹きぬける悪いコンディションであった。  143.png


このルートは一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のルート歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
国道18号線を軽井沢方面に向かい、JR横川駅を過ぎて4kmくらい走り県道92に入る。
入山川に沿って南へ約4km走ると、恩賀へ行く手前に下平集落の神社(正八幡大神)がある。
この鳥居の前に2~3台のパーキング可能。



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鳥居から参道に入り、長い階段を登り神社の脇から沢の右岸(下流に向いて右側)を登る。 
途中で鉄橋の架かる林道に出るが、気にせずそのまま右岸伝いに行けば、スタートから30分くらいで二俣に着く。
二俣を分ける尾根(下降はこの尾根)の取付きには崩れた炭焼き跡と、コブ付きの大きなブナの木があるので良い目印となる。



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二俣で左の涸れ沢に進み、上流のスギ林の中から左の尾根に取り付く。



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スギ林の間から大黒岩のシルエットが見えてきた!  005.gif 



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俄然モチベーションが上がる。・・が、急すぎる斜面に足は上がらない。 008.gif 



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息を切らせながら急登をこなし尾根に這い上がる。 熊のフンが散乱するヤセ尾根を大黒岩へ向かってひたすら登る。



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最後は熊のように四足歩行になりながら、根元がえぐれた大黒岩の西側基部にたどり着く。 042.gif 

大黒岩は、大きな地震でもあれば倒れてしまうのではないかと思えるほど脆く頼りない岩塔に見える。
当然、大黒岩自体は岩というより砂礫の塊のような極めて脆い岩なので登攀は不可能。  046.gif 



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大黒岩を左回り(北側巻き)で東側のリッジに乗る。



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リッジの東端は深く切れ落ちていて先へは進めないので、南壁側をラペルして、大烏帽子の北西稜(西稜?)に取りつく。
南壁側の下降ポイントは、いくつかの選択肢があるが、私達は東端から10mくらいの短いラペル(青線)をして、下部は一気に20mの空中懸垂(赤線)をした。



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南壁の下部にはスギの木が生えていてロープが杉の枝に引っかかるのでトップは空中停止してロープをさばいた。  038.gif 
懸垂ポイントをもっと西にとり、杉の木を避けることも一考できるが、上からでは下部の様子を探るのもなかなか難しい。 039.gif  



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大烏帽子の北西稜に取りつき、ラペルした大黒岩を振り返る面々。



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 北には谷急山と大黒乗越方面に立つ針峰が展開している。  005.gif  



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北西稜に進むと、すぐに第1岩峰が現れる。 
ザレザレの浮石だらけの斜面を登って壁の基部から左側の岩場を越えて裏側(北側)へ回り込む。

取り付きのザレ斜面は、極めて悪い浮石帯なので、猫のように静かに、素早く歩く歩行技術が必要。
クライミングのように足先に重心を乗せて地面を刺激しないようにそっと歩かなければならないので、
足首の固い、靴裏全体でドカドカ歩くような登山靴は西上州のような脆い岩場のエリアには不向きかと思われる。  039.gif 



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第一岩峰を登りながら振り返れば、先ほどの大黒岩が目線の先にある。

手前の台座の端は、地面が削げ落ちた断面がむき出しになっている。  008.gif 
あのナイフのようなリッジの上からラペルを開始したことになる。 



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第1岩峰の尾根を越えて続く第2岩峰の北側も悪いので、下手に岩壁をトラバースするより下部のルンゼに降りたほうが安全と思い、ここでも2回のラペルとなる。
第1岩峰のリッジから15mほど斜め懸垂(赤線)してトラバース(青ドット)。 さらにルンゼに20mのラペル。



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ルンゼ内も岩盤の上に落葉の積もった不安定なものなので、
ラペルロープをセットしたまま振り子トラバースして足場を安定させてからロープを外し、対岸の尾根に登り返す。



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続く第3岩峰を左から巻き(ここも悪いトラバースなので念のためフィックスロープを張った)、第4岩峰の基部リッジに乗り上げる。
第4岩峰周辺は岩の要塞! 005.gif   リッジから右(西面)へ短いラペルで下降して、さらに右へ回り込む。



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小リッジから今度は南面をトラバースするが、出だしの一歩が嫌らしいので、ここもフィックスする。



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南面トラバースの先で、ようやく大烏帽子から落ちる西稜に合流する。
西稜も踏み跡皆無の急尾根を立木につかまりながら登る demanding な尾根である。  042.gif 



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息をきらせながら標高を上げ、ちょっとした岩場がでてくるあたりが、このルートの一番の展望台。 177.png  174.png



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眼前には、南面にいくつもの岩塔をもつ谷急山がその胸板を広げている。
ちなみに、私はこの翌日に谷急山を北稜から登っている。



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谷急山の北東には裏妙義の丁須の頭から烏帽子岩(下記リンク参照)などの岩峰が見える。




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展望の良い岩場を越えてヤセ尾根を登ったピークから右(南)へ伸びる尾根が小烏帽子へ続く山稜で、分岐の薮にビールの缶が掛けてある。 167.png
この日は寒くてビールの缶を見ても飲みたいとは思わなかった。 って、いうか~、その前にゴミは持ち返ってね~  034.gif 



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そして、さらにその先のピークが大烏帽子(1072mピーク)である。 が、山頂は藪に覆われていて展望はない。
風下の落葉の斜面に腰を下ろし、本日初めてのまともな休憩を取る。 063.gif 



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休憩後は、第4岩峰からのトラバース地点まで戻り、そのまま西稜を降る。
特に悪いところは無いが、途中で尾根が分かれるので右の尾根にトラバースすること。  034.gif 



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その先のヤセ尾根の途中に大黒岩がよく見える場所がある。  目の前に大黒岩、左に高岩(下記リンク参照)、バックに浅間山の3ショット 




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里を見守る大黒様のようだね。  037.gif 



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最後はやや急な斜面となり足を踏ん張りながら降れば、壊れた炭焼き跡(コブ付きのブナの木がある所)に着く。  042.gif
ここからは、沢の右岸から神社まで往路を忠実に戻る。

冷たい風の吹く中での藪岩ハイキングであったが、葉が落ちたこの時季の方が藪岩は見通しが良い。
たった4kmという短い距離とは思えないほどの疲労感である。 

全身運動だけではなく、一歩一歩の足の置き場まで神経を研ぎ澄まし、ルートを探す面白さはただのハイキングでは味わえない。
先の読めないバリエーションルートでは、日没までの限られた時間内でパーティー全員が効率よく登ることの重要性を考えながら行動しなければならない。

藪岩ハイキングには、本格的なアルパイン登山や冬山に通じるパーティー登山の基本要素が含まれている。
今回の藪岩は、そんなことを実感した登山だった。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者~熟達者向け
距離:約4km/ 所要時間:休憩込で約7時間(神社鳥居前 8:20‐二俣 8:50‐大黒岩 9:20‐北西稜第1~第4岩峰‐小烏帽子分岐‐大烏帽子 13:00‐小烏帽子分岐‐二俣‐神社鳥居前 15:20)
標高差: 450m

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by dream8sue | 2018-12-09 14:38 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

南牧村 タカノス岩で藪岩クライミング     Takanosuiwa in Nanmoku, Gunma

Saturday, May 5, 2018
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群馬県南牧村の西には、マッターホルンのようにそびえる鋭鋒、碧岩・大岩がある。
その2座の西並びにはタカノス岩という第3の鋭鋒がある。
登山道は無いが、藪岩好きハイカー&クライマーによって、地味に登られているようだ。

五月晴れの下、タカノス岩北稜を登り、碧岩・大岩の一般トレイルがある居合沢に降った。 070.gif 


このルートは一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
タカノス岩北稜のトレイルヘッドは、碧岩・大岩の登山口なので、ハイキングルートの項(下記リンク)を参照のこと。

碧岩・大岩の登山口(三段の滝散策路入口)のパーキング(公衆トイレあり)より、県道を西へ200mほど行くと、
赤い鉄骨の階段があるので、川(熊倉川)へ降りて飛び石で渡る。
北稜は対岸の尾根なので、歩き易い斜面を見つけて取り付く。




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踏み跡は無く、落葉の急斜面に足を取られながら、ひと登りする。
尾根上には大岩の転がり、すぐにP1の岩壁に突き当たる。



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岩壁の基部を右から巻いて、ルンゼを這い上がる。
その先は岩と泥の混じる岩尾根の弱点を見極めて登る。



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P1は、取付きから30分程度で登れるだろう。
東の展望が開け、トンガリ山の碧岩、そのバックに大岩が見える。
左下の岩峰はチョッキかな?



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P1はまだまだ低い。
P2へ向けて、さらに急になった斜面をひたすら登る。
ブッシュをホールドにして岩場を登るが、枯れた枝も多いので要注意。



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P1から約30分でP2に到着。
標高も高くなり、北側の眺望も現れる。



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眼下には熊倉の集落、バックのスカイラインには、西上州を代表する山のひとつ立岩(下記リンク参照)の岩峰がそびえている。




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P2は顕著な針峰で、南側にはターゲットであるタカノス岩がよく見える。手前の薮ピークがP3。
P2からの下降は、藪岩なのでブッシュを使ってクライムダウンもできるが、安全を配慮してラペルすることにする。



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ピークのマツの木に色あせた6mmスリングが残置されていたので、手持ちのスリングでラペル支点を補強する。



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短くきって15m、2回のラペルでP2とP3のコルへ降り立つ。
下降しながらP2の側壁を見上げる。 



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本ルートの核心はP3への登高(50m弱)である。



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取付き部分は傾斜も強く、足場も悪いのでロープ確保して登るのが望ましい。 045.gif



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そして、P3の南側へは、踏み跡を探しながら急な斜面を降る。
眼前には、左に碧岩、右にタカノス岩が居合沢を挟んで立っている。 177.png 150.png



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これから登るタカノス岩の全容。
ルートは、まぎれもなく中央の薮尾根である。 045.gif



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その藪尾根の取付きまでは、しばらく緩やかな尾根を行く。 070.gif



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途中でトンネル状になった尾根の上を歩く。



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コルを5つくらい越えると、いよいよ急傾斜となり、タカノス岩への薮岩が始まる。
藪岩をロープ確保して6ピッチほど登る。



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ピーク直下の壁を左から巻いて登ると・・・



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手ごわい岩場(直登すればⅣ級くらいの脆い壁)になる。
よく見れば、右へ巻きルートがあるので今度は右へ巻く。

そして、藪の小リッジに登り上げれば、タカノス岩のピークが右上に見える。




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薮をかき分けて、20mほど行けばタカノス岩のピークである。  066.gif
西端の眺望の良い岩棚に山名が消えた山名板がある。  岩棚で大休憩。 063.gif 042.gif

北に立岩から毛無岩(下記リンク参照)、経塚山(荒船山)への稜線、 南にククリ岩や二子岩などの魅力的な岩峰が一望できる。 177.png 177.png




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タカノス岩から、南の尾根に進むと碧岩がドカーン! 005.gif 
正面のナイフエッジのような藪尾根が碧岩西稜(下記リンク参照)だ。




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タカノス岩から碧岩・大岩の一般路へは、南の尾根を少し下った地点から東のルンゼに降りなければならなかったのだが、
ルンゼの下降点を見逃してしまい、だいぶ先まで歩いてしまった。 070.gif 

仕方なく、南尾根を300mほど歩いた小ピークを越えたあたりの鞍部から居合沢側へ大下降。
ザレザレの急斜面は落ち葉でさらに滑り易くなっているので、始めの2ピッチはロープを掴んで降った。
中間部には黒い小さな滝があるが、右側から巻ける。



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30分程の下降で居合沢に降り立つ。
ヤマブキソウやサワハコベの咲く沢路を下流に進む。



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現在の居合沢にはトレイルは無いが、昔は仕事路があったようだ。
こんな形をとどめた炭焼き釜も残っている。



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沢を降ること20分程で、見覚えのある碧岩入口の分岐に着く。



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ここからは、三段の滝を経由して一般路を1時間ほど降れば登山口パーキングに戻れる。 070.gif 059.gif  



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相変わらず三段の滝は美しい。

藪岩ハイキングと言うには少しハードな内容である。
西上州の藪岩ルートの中では比較的面白いほうだと思う。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのルートへの評価: 4★ 上級者・熟達者向け
距離:約6km/ 所要時間:休憩込で約8.5時間(碧岩登山口 8:30‐P1 9:00‐P2 9:30‐P3 11:00‐タカノスのコル 12:00/12:20‐タカノス岩14:40/15:10‐居合沢‐三段の滝‐碧岩登山口 17:00)
標高差: 約400m


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by dream8sue | 2018-05-05 18:52 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

上野村 十石峠にそびえるカイト山     Mount Kaito in Ueno, Gunma

Sunday, April 29, 2018
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2018年GW前半の4月29日に群馬県上野村の品塩山へ登った帰り、おまけにカイト山も登った。

以前、上野村のマムシ岳(下記リンク参照)を登った際に見えたその山容と名前が記憶に残り、ずっと気になっていた。
クライマーには “十石峠の岩場” でお馴染みの山である。




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<マイカーの場合> 国道299号の十石峠に近い山であるが、登山口は十石峠ではなく、矢弓沢沿いの林道矢弓沢線にある。

群馬県側からは、南牧村と上野村間に “湯の沢トンネル“ が通っているので、
国道254号線(上信越自動車道利用なら下仁田IC下車)から南牧村に入るのが良いだろう。 
湯の沢トンネルを越えて上野村に入り国道299号線に合流したら左折して東に走る。 

神流川を渡り楢原郵便局を右折し県道124号を1、2分(約1.5km)走ると、川の蛇行にそって旧道があるので右折。
神流川に矢弓沢が合流する三叉路を矢弓沢の上流方向に進めば林道矢弓沢線に入る。

林道をしばらく走ると、左の路肩に写真の石仏群がある所が登山口だ。 
その先の路肩に車2、3台のパーキング可能。 パーキングの南側は送電線の鉄塔が建っている。



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始めは石仏群の前の作業道を行く。
左にヘアピンカーブした突き当りの尾根に取り付いても良いが、そのまま作業道の終点まで行っても大丈夫だ。



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作業道にはイバラ(バライチゴ?)の花が満開だった。 179.png



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作業道を10分も行けば、手書きのカイト山への標識があるので、尾根に取り付く。



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斜面をひと登りで、登山口からの尾根と合流する。



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すぐに露岩が現れ傾斜が強くなったかと思えば、小岩峰のある尾根のてっぺんに出る。



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小岩峰を越えてヤセ尾根を行けば、足元には可愛いリンドウが咲いている。 056.gif 



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そして、早くも東西に長いカイト山(白板山:1343m)のピークに到着。
登山口から何と20分! 作業道コースは早い。 059.gif 005.gif 

カイト山ピークに影法師が2つ。 101.png



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夕刻の陽射しなので遠くの山並みは霞んでいる。
が、それでも目の前に横たわるマムシ岳や、両神山、妙義山と言った特徴的な山容は確認できる。

スカイコンディションが良ければ、この2日間で登った船坂山や品塩山、
過去に登った赤岩尾根、大ナゲシ、宗四郎山、焼山、大山、天丸山、帳付山、諏訪山も確認できるだろう。



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さて、夕刻の時間が迫っているので、明るいうちに下山しよう。
下山は、作業道に下りずに、尾根を直進する。 070.gif



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10分程で尾根の末端に着き、パーキングした場所の真上に至る。が、コンクリートの吹き付けのため林道には降りられない。
左側から巻き下り、作業道側へクライムダウンする。

カイト山を登るために、わざわざ出向くほどの山では無いので、逆になかなか登るチャンスの無い山だ。
けれど、30分足らずで西上州の大展望が得られる山なので、
上野村に行く機会があれば、他のハイキングと抱き合わせで計画してみてはいかがだろうか? 049.gif 



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帰り道の林道脇で餌をあさるアナグマ?を見た。  005.gif

アナグマを見たのは2回目で、前回は両神山の狩倉岳(下記リンク参照)へのアプローチ、石舟沢で見た。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
距離:約1.3km/ 所要時間:休憩込で約1時間(カイト山登山口 16:50‐カイト山 17:10/17:30‐カイト山登山口17:55)
標高差: 約150m

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by dream8sue | 2018-04-29 17:50 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(6)

上野村 ミツバツツジ満開の品塩山     Mount Shinashio in Ueno, Gunma

Sunday, April 29, 2018
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新緑の西上州藪岩ハイキングの2日目は、群馬県上野村の品塩山。
前日の船坂山といい、西上州の中でも最もマイナーな山である。



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<マイカーの場合>
品塩山の起点となる県道124号(上野小海線)の群馬県側からのアクセスは、マムシ岳の項(下記リンク)を参照してほしい。

品塩山登山口と、下山口の浜平温泉しおじの湯の間は2kmほどなので、歩いてもさほどではないが、
私達は2台の車で、1台を浜平温泉しおじの湯にデポした(パーキング代は無料だけど、下山したら温泉に入ってね)

登山口は、県道124号をぶどう峠方面に2kmほど走ると、神社入口の先に送電線巡視路標柱が左の路肩に立っている。
日向沢の川底をのぞき込めば丸太橋が渡してあるので、それと分かるだろう。




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しかし、川は意外と激流で、濡れた丸太橋は非常に滑り易く渡渉に苦労した。 008.gif 
どうにか丸太橋を渡り、正面に見える支流の右岸(川の下流を向いて右側)尾根に取り付く。  070.gif   

支流の左岸の尾根から登っても1121mのピークで合流するので、好きな方を登ればよい。



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踏み跡皆無の右岸尾根をガンガン登って行くと、ナイフリッジの露岩があるので、リッジ通しに越える。



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その先で尾根が広がり、幅広の岩場が現れるが、この岩場は左右どちらからでも巻ける。
1121mPが右方向になるので、岩場基部を右側から巻いて行く。
すると、鉄塔巡視路と合流したので、そのまま鉄塔まで登り上げる。



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登山口から約1時間で208号鉄塔の基部に到着。
日向には大きな黒い蜂(クマンバチ?)が飛んでいたので、日陰で一休み。 063.gif



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鉄塔の基部からの視界は開け、左岸尾根の207号鉄塔と、そのバックには前日に登ったぶどう岳や船坂山(下記リンク参照)が見渡せる。  177.png




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208号鉄塔を過ぎると、歩き易い針葉樹の尾根となる。

クルミの木は見当らないのに、やたらとクルミの殻があちらこちらに落ちていた。
森の動物たちが運んできたのかな?  039.gif 



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鉄塔から20分程で1121Pに合流する。  ここから左(南)へ伸びる尾根へ進む。  070.gif 



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露岩が増えてくると、やがて小岩峰が現れる。



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品塩山は全体的に岩っぽい尾根が続き、こんな露岩もちょこちょこと現れる。



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尾根にはミツバツツジやヤマツツジが咲き、花見をしながら急登を登れば、そこは三岐分岐の小ピークだ。
下山は “しおじ温泉→” の案内に従って北東の尾根を降る予定であるが、まずは品塩山を目指し南の尾根を直進する。 070.gif 



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三岐分岐のすぐ先が1204mピークで、品塩山(北峰)が初めて目の前に姿を現す。

う~ん、けっこう立派な山容じゃん!  O(*゚∀゚*)oワクワク! 



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まずは、1204Pと北峰のコルへ急傾斜の岩場を降る。



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コルからは、今度は北峰への登り。 
針葉樹の根が張り出した岩場で、かなりの急登に加えザレザレで足場も悪い。  070.gif 



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足場の悪い岩場にはヒカゲツツジが咲いている。  命がけの撮影?のショット。  041.gif



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急登に息を切らして北峰に着くと、単独峰に見えた品塩山は南峰へと長い峰が続いていた。  042.gif



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北峰と南峰の間はけっこう長い。 ここが中間ピークかな?  039.gif 



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ここまでもず~とミツバツツジが咲いていたが、南峰に向かう途中の群落は特にゴージャスだった。  179.png  179.png  179.png



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花付きのよい株がたくさんあって、山の斜面全体がパープルに染まっている。   005.gif  



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蕾もたくさん付いているので、まだこの先も見られるだろう。  049.gif



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中間ピークの先の岩場では、岩の上に針葉樹の根が張り出し、サルノコシカケが生えていた。
と思ったら、南峰とのコルにも枯れ木に見事なサルノコシカケがあり、この周辺はサル祭りだ。  101.png 024.gif 



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また、コルにはイエローの標識 “神流川線7号に至る” を見る。
このコルを登り上げたピークが品塩山南峰(1282m)であるが、樹林帯で展望はない。  131.png



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南峰の先にある鉄塔周辺は切り開かれていて、確かに展望は良い。  177.png
でも、陽ざしが強く、ここでも大きな黒蜂がいたので、鉄塔の先にある樹林に囲まれた岩稜まで行ってみた。  



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両サイドが切れ落ちた岩稜には針葉樹の木が枝を広げているので、木登りしたり枝をかいくぐったりして抜けていく。  042.gif



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岩稜帯の端まで行くと、そこは明るい木立の中で、足元が苔に覆われたテラスの様なふかふかの尾根となる。
そこは爽やかな風が通りぬける気持ちの良い場所だったので、ここでランチタイム。  180.png 063.gif

思わず昼寝がしたくなるような快適なこの場所を本日の最終到達点とした。 



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苔の絨毯からはツツジのベイビーが葉を出していた。 う~ん、癒される~  110.png



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ランチ後は、同ルートを三岐分岐まで戻る。
品塩山北峰の下りは急なので、スリップしないように慎重に行動してね。  034.gif 



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三岐分岐からは、北東尾根に進む。 
アーチ状に咲いているミツバツツジの門をくぐっての下降だ。 060.gif  070.gif
 


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北東尾根に進み程なくして、枯れた大木が朽ち果てているピークを越える。



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その先の絶壁上からは、東側の眺望が良い。  177.png
ここ数年で登りまくった、赤岩岳、大ナゲシ、宗四郎山、焼山、大山、天丸山(下記リンク参照)、帳付山、諏訪山などの大展望。




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広葉樹の森にツガなどの常緑樹が混ざるラブリーな尾根歩きが続く。  060.gif



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時々現れる小ピークで、北面の景色を見ながら一息つく。  042.gif 



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標高1000mくらいまで下ると、ミツバツツジに代わってヤマツツジが目立つようになる。



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バックのグリーンも濃くなり、ヤマツツジの赤が一層鮮やかに見える。  101.png



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三角点のあるトヤノツムジ(976m)付近では、南の木立ちの間から奥神流湖(上野ダム)がちらちらと見え隠れする。
この時季でもやっと見える程度なので、これ以上、藪が発達する頃は見えないだろう。 046.gif



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トヤノツムジから北へ下る尾根は途中で二重山稜になっているので、この辺りの尾根の選定は要注意。
左に鉄塔が見えれば、鉄塔基部から右へ下り、 “安曇幹線212号” のイエロー標識に従う。



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やがて左右に尾根が分かれ曖昧になるが、右の尾根通しに進み、物置のような小屋があるピークを登る。
小屋の北側の尾根を降れば、ヒトリシズカが咲く雑木林になり里の気配に包まれる。



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雑木林から車道に降りれば、眼下にはゴールの浜平温泉しおじの湯の建物が見える。

三岐分岐から品塩山南峰までの道のりは遠く、アップダウンも多いので思っていた以上に疲れる。
気温が高いことも疲労感を助長した。 
あわよくば、3日目も高反山か、立処山あたりを登ろうかと思っていたが、ギブアップである。

こうして、上野村に滞在しての日帰り2日間の藪岩合宿は終わった。
アカヤシオとミツバツツジ、そして新緑の藪岩、あ~楽しかった!  060.gif


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約6km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(県道124号品塩登山口 7:30‐208号鉄塔8:30/8:50‐1121P 9:10‐三岐分岐‐1204P‐品塩山北峰‐品塩山南峰‐鉄塔11:00‐藪岩稜の苔テラス11:10/11:40‐品塩山南峰‐品塩山北峰‐三岐分岐12:35‐トヤノツムジ14:00‐しおじの湯 15:00)
標高差: 約600m (累計高低差+890m/-970m)



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by dream8sue | 2018-04-29 16:23 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

上野村 アカヤシオ満開のぶどう岳と船坂山     Mount Funasaka in Ueno, Gunma

Saturday, April 28, 2018
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今年も始まってしまった、新緑の西上州藪岩ハイキング。 
今回は群馬県上野村の船坂山と品塩山を日帰りで2日間にわたって行う。

初日は、ぶどう峠からぶどう岳を往復してから、2つの岩稜を歩き船坂山へ行く。 070.gif



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<マイカーの場合>
ぶどう峠へ通じる県道124号(上野小海線)の群馬県側からのアクセスは、下記リンクのマムシ岳の項を参照してほしい。
マムシ岳の取付き “キリンテ登山口” “ゲンナイ登山口” を過ぎ、ぶどう峠まで登り上げる。

私達は2台の車で、ぶどう峠へ登る途中(峠より約5km手前にある林道ゲート前)に1台をデポしてカーシャトルした。




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まずは、ぶどう峠の北に位置するぶどう岳を往復する。
県道北側の切通しを登り、枯れたササ尾根を5分ほど行けば、すぐに岩場に突き当たるので、岩場の左側面から登る。

岩場を登る同行者の手の間に、第3の白い手が・・・心霊写真?・・・:;(∩´﹏`∩);:ゾォ~



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岩場はアカヤシオの群落で、展望も開ける。



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西側には青い御座山と、バックには白い峰の八ヶ岳(下記リンク参照)も見える。




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その後も小さな岩場を越えて行く。 
途中の岩場からは、東面に西上州の山々が広がり、山腹をアカヤシオがピンク色に染めている。 179.png 056.gif



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東面をズームアップして見れば、特徴的な山容の両神山と、先日登ったばかりの二子山(下記リンク参照)の両座がよく見える。




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おや、アカヤシオの花びらの上に何か乗っかっているね。



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偽ピークの先のカラマツ林を登りきればぶどう岳である。
カラマツの若葉がいい感じ。 101.png



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ぶどう岳(1622m)は樹木に囲まれた展望の無いピーク。 120.png



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ぶどう峠への下山も、アカヤシオのお陰で楽しいものになった。 060.gif
これ程までにアカヤシオが咲いていると予想していなかっただけに嬉しい誤算だった。

ピクニックテーブルの置かれたぶどう峠からの展望は良く、ドライブでも楽しい場所だ。
ぶどう岳だけなら、ぶどう峠から往復1時間ほどなので、ドライブがてらにアカヤシオ鑑賞のハイキングにもお勧めだ。 049.gif



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さて、ウォーミングアップも済んだところで、今度は反対の尾根(南側)に取り付き船坂山へ向かおう。



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不鮮明な踏み跡をたどり、まだ新緑もまばらな県境稜線を登る。
なかなかの急登で、ふくらはぎが痛くなる。 008.gif



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でも、足元には小さな小さなヒメイチゲがたくさん咲いている。
時々立ち止まって、この可憐な花に癒される。 110.png



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県境稜線は赤火岳に向けて真っ直ぐに伸びている。
船坂山へは、標高1650mあたりで東に派生する尾根へ行かなければならないので要注意。 034.gif

1654mピークの少し手前に “一五七” の標石があるので、これを見たら東の尾根を行くように。
ここからは、小さなアップダウンはあるものの、全体的には下り路となるので身体は楽チンだよ。



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東に進み、程なくしてアカヤシオに囲まれた第一岩稜と思われる岩場に出る。



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左(北側)の稜線には、先ほど登った ぶどう岳が見える。



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第一岩稜は短いが、大きなギャップがある。



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岩稜の上からでは基部が見えないので、念のためにロープをフィックスして下降した。



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岩稜基部からはシャクナゲとアカヤシオの薮尾根が続く。



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ぶどう岳同様に、ここもアカヤシオが見事である。 005.gif 179.png



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花の開花はその年の気候や標高で微妙に異なるが、ここのアカヤシオは今が満開。 179.png 171.png 056.gif



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急な藪岩ピーク(1502m)を南から巻き下るが、南へ伸びる尾根に入りそうになるので要注意だ。 034.gif 
この付近では大きなツガの木?の森を行く。 070.gif 



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徐々に標高を下げ、第二岩稜の手前の小ピーク(1435m)周辺になるとシャクナゲの花もちらほらと咲いている。 056.gif



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アカヤシオとシャクナゲを見ながらのランチ休憩では自然と話が弾む。 063.gif 180.png



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ランチ休憩後は、第二岩稜へ向けて明るい尾根を行く。 070.gif 



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そして、第二岩稜の坊主岩が現れる。 
ここにも鮮やかなアカヤシオが咲いている。 アカヤシオって岩場が好きなんだね~ 045.gif 



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楽しい第二岩稜の始まり、始まり。 060.gif 070.gif    奥に見えるピークが船坂山。



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第一岩稜で身体が岩場に慣れてきたせいか?このくらいの小ギャップはフリーでこなす。 066.gif



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左右とも崖っぷち。 



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あまりの楽しさに調子こいてポーズするSue!



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そのSueの立っている岩稜からは眼下に新緑の西上州の山々が広がる。 177.png



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この淡いピンク・グリーンの感じが好きなのよね~ 125.png



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第二岩稜は長い。 中間には小ギャップの岩場もあるので慎重にアップダウンをこなす。



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こんな崖っぷちでもアカヤシオ。



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サイドはスッパリ切れた絶壁で、岩も脆いのでゆっくり確実に行動しよう。



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そして、第二岩稜が終わるあたりで振り返り軌跡を確認する。



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第二岩稜の最後は木の根のクライムダウン。 042.gif



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第二岩稜から東の薮ピークを登り上げるとシャクナゲの群生した小ピークである。
ここで北と、東に尾根が分かれるので、100mほど東の尾根を行けば船坂山である。

特に印象に残らない船坂山(1446m)のピーク。



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下山は、100m戻って、北側のシャクナゲの薮尾根を降る。 



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シャクナゲの薮をくぐると、明瞭な尾根となる。
しばらくして、鉄塔の建つピークとなれば、尾根歩きは終わる。



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鉄塔ピークからは、日向沢を挟んで対岸にマムシのように波打ったマムシ岳(下記リンク参照)の岩尾根が目の前に迫る。
マムシが多いからマムシ岳?ではないらしい。  039.gif




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鉄塔の下が林道なので、鉄塔の右側から林道へ降る。
林道にカラマツの倒木があり、こんな可愛い実を付けていた。



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春の装いをした林道は、スミレやヤマエンゴサク、ネコノメソウなどの草花を見ながらの楽しい散歩だ。 056.gif



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ハシリドコロの蕾。



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鉄塔から約20分で、県道124号と合流。 
合流地点のゲートの前を流れる小沢の流れが美しい。 177.png



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ゲートの前にデポした車でぶどう峠に残置した車を回収。
Point to Pointの山行なので、車が無いと県道を5kmほど歩くことになる。

GWということもあり、参加メンバーが集まったおかげでカーシャトルでの山行ができたことに感謝。
岩稜歩きが楽しいルートであることに加え、新緑も花も良い時期で爽やかなハイキングができた。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約7時間(ぶどう峠 9:30‐ぶどう岳 10:05‐ぶどう峠10:45‐第一岩稜‐1435mピーク13:00/13:40‐第二岩稜‐船坂山‐林道終点‐林道ゲート16:30)
標高差: 約+200m/-400m



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by dream8sue | 2018-04-28 23:48 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

安中市 妙義山 新緑の風穴尾根を歩く     Kazaana ridge in Myōgi mountains in Annaka, Gunma

Saturday, April 14, 2018
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日本三大奇景で有名な妙義山には、浸食などによってできた風穴やブリッジがたくさんある。
その代表的なのが、表妙義の石門群であるが、他にも隠れた風穴がいくつもある。

今回はその中のひとつ、裏妙義の支稜で、その名の通り大きな風穴があいている風穴尾根を歩いてきた。
風穴尾根は中間部に9つの岩峰を並べ立て、その直下に風穴があいている。

裏妙義の風穴と言えば、昨年登った御殿のアプローチである風穴稜にも風穴があるが、
風穴尾根は、その御殿よりも南西に位置し、899mの鶴峯山から北西に伸びる尾根なので混同しないように。  034.gif


このルートは一般登山道ではありません。   034.gif  
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。
また、何が起こっても対応できるように自己責任の概念をしっかりもって登ってくださいね。  




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<マイカーの場合>
トレイルヘッドとなる旧裏妙義国民宿舎までは、 
“安中市 妙義山 篭沢から登る冬の丁須の頭 Mushroom Rock “Chosunokashira” in Mount Myogi” (下記リンク)を参照のこと。

旧裏妙義国民宿舎のバックには、これから向かう風穴尾根の鶴峯山と、ジャンダルム(前衛鋒)がそびえている。  113.png




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ちなみに、妙義山は妙義湖(中木ダム)を境に、南東側の山塊が表妙義、北西側が裏妙義と呼ばれている。

旧裏妙義国民宿舎へは妙義湖畔をドライブしていくが、この時季の湖畔は、ライトグリーンのモノトーンが実に美しい。  177.png



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風穴尾根のようなバリエーションルートの場合、アプローチも、トレースする路もどれが正しいルートというものは無い。
沢を詰めたり、尾根を詰めたち、岩稜通しに歩いたり、岩稜を巻いたりと、各自の判断と好み?によってルートが選択される。

今回、私達がアプローチに使った路は、篭沢登山口、巡視道入口を通り過ぎ、右手の植林地へ入る作業道を詰めた。
作業道はスギ林の中のイバラ路で、登るにつれ眼前に鶴峯山とジャンダルムが見えてきて、早くもテンションが上がる。 005.gif 169.png 



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植林地の最上部まで一気に登りつめると、自然林になるので、左手の薮尾根に乗る。
いきなり、ふくらはぎが痛くなるような急な斜面で、所々岩場も現れる。  008.gif



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足元に気を取られて登っていくと、いつの間にか鶴峯山とジャンダルムが近くなっている。



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この標高(約700m)あたりの新緑が淡くて素敵。 ヤマザクラやミツバツツジのピンク系との色合いもいいね。 177.png



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やがて、鶴峯山の南壁基部と思われる壁にあたる。



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南壁基部から右側(北東)へ側壁の基部を巻いて、鶴峯山とジャンダルムのコルへ突き上げるルンゼの上部を詰める。 



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コルに登り上げると、裏妙義のシンボル、丁須の頭から続く裏妙義の主稜線が見えてくる。  063.gif
こちらから見る丁須の頭は、見なれたTの字ではなく、I の字である。



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コルからは左の藪尾根に取り付き、岩稜がでてきたら左から巻いて、登り切ったところが鶴峯山。  042.gif



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鶴峯山(P1)は、小さなピークであるが一気に展望が開ける。

スカイラインに見えている壁が、昨年登った御殿東壁(下記リンク参照)である。 
御殿東壁も記憶に残る過酷なクライミングだったな~  105.png




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ジャンダルムがもう眼下になっている。



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さて、P1とP2のコルからは巻き巻きルートの予定なのだが、ちょっとだけP2を登ってみよう。

脆そうな短い戸渡りリッジの先が、ピナクルのようなP2の針峰である。
そのP2針峰を左から巻いてみたが、ロープ無しではちょっと怖かった。 (ロープは持参していたがここでは使わなかった)



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そのP2からは、目の前にP3以降の岩峰群が林立し、遠くのスカイラインには裏妙義主稜線に立つ岩峰が見える。

う~ん、このままゴジラの背のような岩稜に沿って歩きたいな~  113.png
風穴尾根を岩稜通しで登るのは、相馬岳北稜よりも難しいらしいが、そう聞くと増々登ってみたくなるな~  070.gif



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でも、今回は巻き巻きルートと決めていたので、この景色をみてP1・P2のコルへ戻り、左側(南側)を巻く。

P2の基部に沿って下巻きするが、かなり深く巻かないと岩壁をクリアできない。
巻きルートのファインディングにもよるが、私達は1ヶ所、悪い下降があり10mくらいラペルした。 106.png



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そして、今度はP3とP4のコルを目指して足場の悪いルンゼを詰める。 008.gif



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なんとかP3・P4のコルまで登ってみた。 右上には先ほど展望を見に登ったP2と思われる針峰が見える。



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コルからは、P4へは登らず、北側の巻きルートも悪そうなので、引き続き南側を巻いた。



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P4の壁沿いに巻くと、ロープ無では登れなさそうな岩場に突き当たる。  140.png



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仕方なく、さらに20~30mほど下降してこの岩壁(おそらくP5の基部)を巻く。
急峻で滑り易い斜面なので神経を使うトラバースである。  008.gif



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廻り込んだ先の薮尾根を登ると、突然、藪の向こうに風穴が見えた。

南側から北側へ風穴尾根のブリッジをくぐって、ひと休み。  063.gif
ここまでの巻き路が一番疲れたかも。 巻き路は疲れる割には、あまり楽しくない。  042.gif  



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岩稜通しに登ると、この風穴ブリッジの真上を歩くことになる。 う~ん、それはそれは楽しそう!  113.png



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が、しかし、今回は風穴の左の岩根沿いに降る。 
とてもガレているのでスリップ注意だよ。  034.gif



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そして、P6~P7を大きく巻いて、突き当たった小尾根を登り、最後は小ルンゼを詰めて、キレット状のP7(右の岩峰)とP8(左の岩峰)のコルへでる。



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P7・P8のコルからP8までは藪尾根通しで行けそうだが、戸渡りのようなヤセ尾根になっているので、
P7・P8のコルから北側の尾根を少し降り、傾斜が緩んだあたりから左へ大トラバースしてP8~P9を巻く。



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P8・P9 の針峰の北側へ回り込み、P9針峰を見上げる。 



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P9針峰の基部はビュー・ポイントなので、しばし岩場に腰を下ろして展望を楽しむ。  177.png 063.gif
南側には表妙義の稜線、西側には妙義山系の最高峰、谷急山も見える。



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P9を過ぎれば、悪場は終わり普通の薮尾根となる。 
ただひたすら風穴尾根の頭を目指して、足を前に出すだけ。

やがて、裏妙義主稜線上の岩峰群が見えてくる。
赤岩と烏帽子岩の間には7人の小人(七人星)がいる。 何だか可愛いね~ o(*゚∀゚*)o 



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そして、ついに稜線に合流。
風穴尾根の頭付近にある見晴し岩の上に立てば、この絶景が眼前に広がる。  177.png
手前から烏帽子岩、赤岩、そして丁須の頭が右端の岩の上にあるのが見えるかな?



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下山は、裏妙義主稜線の一般ルートを三方境まで降り、巡視道をたどる。



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巡視道は、旧国民宿舎まで約3km、風穴沢などのいくつもの沢を横切りながら徐々に高度を下げていく。



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おやま~! 木が道標を食べている。  005.gif  
木に食べられたせいで、プレートが折曲がって、矢印があらぬ方向に向いてしまったので、わざわざ字を消したようだ。



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針葉樹と広葉樹の森を何度も繰り返えす風景で、いささか退屈な路であるが、標高を下げていくと、新緑が鮮やかになりなかなか美しい。  177.png



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あまり新緑が分からない針葉樹林帯でも、よく見れば目にも鮮やかなスギのグリーンと、林床の若葉が美しい。  177.png



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そして、中木川の左岸(川の下流を向いて左側)に出れば、旧国民宿舎まではすぐである。

妙義の沢は夏にはヒルが発生する嫌な沢であるが、まだこの季節の沢にはいないようだ。 149.png
透明で美しい川面に新緑が映って素敵だ。  177.png 
こんなに美しい川なのにな~・・ヒル公害何とかならないかしら?  039.gif


今回は、鶴峯山から先のP2~P9(直線距離で約500m)すべて巻いてしまったので、やや面白みに欠ける感があった。
もう一度行く機会があれば、今度は岩稜通しに歩きたいな~。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約6km/ 所要時間:休憩込で約7時間(旧国民宿舎 8:20‐前衛峰・鶴峯山コル 9:50/10:00‐鶴峯山 10:10‐風穴尾根の頭14:00‐三方境‐旧裏妙義国民宿舎 15:30)
標高差: 約630m


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by dream8sue | 2018-04-14 10:46 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

下仁田町 小沢岳の小さな春と鍬柄岳のアカヤシオ     Mount Ozawa in Shimonita, Gunma

Sunday, April 1, 2018
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里に桜が咲き、今年の春は例年よりも早い気がする。 171.png
ならば西上州のツツジも早咲きなのではないだろうか? と、小沢岳へ気の早い訪問となった。

結果的に、小沢岳のツツジ(アカヤシオ)はまだ固い蕾だったが、
小沢岳の後に登った鍬柄岳で予想外のアカヤシオの開花が見られラッキーだった。 179.png



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<マイカーの場合>
小沢岳は群馬県下仁田町と南牧村の郡境にあるピークだが、登山口へのアクセスは、下仁田町から県道172号線で南下する。
登山口へ向かう途中にある、西上州特有の岩峰や針峰には誰もが目を奪われることだろう。 150.png



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県道から分かれて林道を七久保入口(登山口)まで入ることができるが、パーキングの場所には留意が必要だ。



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登山口からは沢に沿って上流(南方向)へ進む。



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まだまだセピア色の西上州だが、ハシリドコロやアズマイチゲ(写真)などの小さな春が心を弾ませてくれる。 178.png 169.png
沢の周辺はニリンソウの群生地でもあるようなので、もう少し季節が進めば見られるのかな?



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やがて、林道が沢から離れ、折り返して北へ向かう。
少し登れば、2基の石仏がある椚(くぬぎ)峠に着く。



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陽当たりの良い椚峠周辺で、道端の落ち葉の中をよく見れば、ここにも小さな春を告げる小さなスミレたちが顔を出していた。 178.png



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椚峠(小沢峠ともいう)で右の尾根路に入る。 ここだけ植林の苗木帯が広がり視界が開ける。 177.png



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しかし、すぐに視界のない樹林帯の登りとなり、3つのピークを越える。
特に3つ目の偽ピークへの登りはきつい。  (;^_^ フゥーフゥー 105.png



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そして、一汗かいた頃に待望の小沢岳(1089m)に到着。



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山頂のアカヤシオは? と期待していたが、残念ながら蕾はまだまだ固かった。 137.png
アカヤシオに比べたら地味だが、アセビが可愛らしいベル形の花を咲かせていた。 179.png



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小沢岳からは、北西側の展望がピカイチ!  西上州の山々が一望できる。 177.png



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近くの稜線に目をやれば、桧沢岳の北西稜(下記リンク参照)が目の前に横たわっている。 177.png




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山頂以外は展望の無い小沢岳なので、山頂で展望を堪能して一気に下山する。
七久保入口(登山口)から車で移動して、県道172号線と林道が合流する坊主淵あたりに車を停める。
沢筋に降りて、しばし水遊びに興じる。 169.png

ちなみに、林道の脇に見える支流には3段150mの滝?壁?がある。
この滝は冬季には “行者返しの氷瀑” と言われる氷瀑となりアイスクライマーの登攀対象である。



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淵でも小さな春を発見。 今年初めてのネコノメソウに会えて嬉しいな~ 179.png 169.png



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さて、約3時間の短いハイキングを終え、帰りがけに下仁田町と富岡市の郡境にある鍬柄岳(下記リンク参照)に登る。
そして、そこで予想外のアカヤシオの開花を見た。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪

鍬柄岳には以前にも1度登っているが、微妙に時期が異なっていたのでアカヤシオの存在は知らなかった。
大桁山をバックに、山頂直下の岩稜にピンクの花を咲かせていた。 179.png 171.png




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しかも崖っぷちにヒカゲツツジも咲いているではないか! 113.png



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ミツバツツジも陽に照らされて輝いていた。  171.png 174.png

西上州は、これからツツジのシーズンを迎えようとしている。
運が良ければ、何種類ものツツジを同時に見ることができるので、西上州に来ませんか?
岩壁にへばりつくように咲くその姿は、美しいだけではない、その強さにも感動することだろう。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け(小沢岳のみ) 注意:鍬柄岳はクサリの連続する岩峰。
距離:約5.5km/ 所要時間:坊主淵での水遊びと休憩込で約3時間(七久保入口 9:00‐椚峠‐小沢岳 10:40/11:00‐椚峠‐七久保入口12:10‐坊主淵周辺)
標高差: 約400m



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by dream8sue | 2018-04-01 14:45 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

下仁田町 御場山を春の荒れた沢ルートから登る     Mount Onba in Shimonita, Gunma

Sunday, March 11, 2018
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群馬県下仁田町の高立(たかだて)にある一本岩が見たくてやってきた。
高立一本岩の偵察を終えた私たちは、近くにある御場山を登ることにした。

御場山は、冬にアイスクライミングができる沢ルートからアプローチしたが、
トレイルはズタズタに崩壊していて、もはやバリエーションルートと化している。
初心者は沢ルートからではなく、林道ルートから行くことをお勧めする。


沢ルートは、現在は廃道です。 入山に際しては読図や登攀技術など未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。



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<マイカーの場合>
高立集落までのアクセスは、前項の高立一本岩偵察記(下記リンク参照)を参照のこと。
パーキングは、最奥の高立集落の三叉路を左に入った、この民家の先に数台パーキング可能。




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トレイルは、集落のすぐ西を流れる川(矢川川?)を渡り、対岸の樹林帯に入る。
川には橋はないが、浅いので飛び石で渡れる。

陽当たりのよい沢筋には、ふきのとう がやっと顔を出し始め、私に小さな春を感じさせてくれた。 110.png 178.png



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工事器具の置き場になっている林を通りぬけ、御場山の北西を流れる支流を渡渉する。



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そこは、御場山北面の岩壁帯で、冬にはいくつもの氷瀑ができる。
私も過去に、1,2度アイスクライミングのトレーニングに訪れた記憶がある。



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岩壁に沿って南西に進むと、滝場がいくつもある。



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一際水量がある滝があるが、岩盤が青い。
一本岩の基部を流れる支流の水もエメラルドグリーンであったが、やはり岩質の関係で青く見えるようだ。



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と、滝見物に気を良くしていると・・この先からトレイルが無い・・・(*_*; タラ~
完全に崩壊してしまっている。 グズグズの斜面を落石と地すべりを覚悟で乗り越えて行く。



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四つ足で何とか攀じ登った先には、崩れ落ちた斜面が・・OMG!  149.png
ここは大きく上から高巻く。



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再び沢筋に降りてみたが、トレイルは・・無い。 140.png
仕方なく沢筋を行く。 水量が少ないのがせめてもの救いである。



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おや、ライトグリーンの繭を発見。 
ウスタビガというグロテスクな蛾の繭のようだ。
繭は綺麗だが、成虫はNG。 118.png  幼虫はもっとNG!!!! 絶対見たくない! 122.png 149.png



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御場山側からはいくつものガリー(支流と呼ぶにはお粗末)が切れ込んでいる。
雪解けとともに沢に土砂が流れ込むから沢は荒れる。



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沢が南西方向に曲がるあたりで左の尾根に取り付く。



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この大きな根の張った木が目印。
滑り易い尾根を登り、御場山の南西尾根に向かって落ち葉で埋もれた斜面をトラバースする。



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高立集落の登山口から約1時間、南西尾根に到着。
久しぶりの悪場の登行で時間以上に長く感じた。 137.png



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と、安心するにはまだ早い・・・ここから針葉樹林帯の急登が始まる。
あまり踏まれていないトレイルは足の踏ん張りが必要で、ふくらはぎが悲鳴を上げる。 143.png



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汗がふき出て、30分くらいの登りがとてもきつく感じる。 144.png
あたりが明るい広葉樹になれば、ピークは近い。 ガンバレ!



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穏やかな御場山のピークには、小さな三角点と手作りの山名板が2つあるだけだ。 166.png



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ピークからは、東の妙義山から南側の西上州の山々が一望できる。 177.png 174.png
この景色を見ながら、落ち葉の絨毯に腰を下ろして、陽だまりランチは最高だね。 180.png 169.png



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さて、下山は、さすがに荒れた沢ルートを戻る気がしない。
林道ルートの分岐まで戻り、安全な林道歩きで戻ることにする。



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花もまだ咲いていない林道は、いささか退屈ではあるが、楽チンである。
途中で、さらに広い林道に合流する。



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最後は舗装道路となり高立集落より1kmくらい東の葦倉集落あたりに出る。
集落からは、高立一本岩が守護神のように山麓を見下ろしている。
一本岩の左の三角山が御場山だ。 



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結局、御場山を北から南へぐるりと一周してしまった。
御場山をハイキングするなら、ぜひ一本岩鑑賞とセットで楽しんでもらいたい。 165.png



本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 3★ 中級~上級者向け
距離:約10km/ 所要時間:1時間30分の一本岩偵察とランチ休憩込で約5時間(高立集落 10:00‐一本岩往復 11:30‐御場山林道ルート分岐 112:30‐御場山 13:00/13:30‐高立集落15:00)
標高差: 約400m


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by dream8sue | 2018-03-11 23:13 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(4)

下仁田町 高立一本岩偵察記     Takadate Rock in Shimonita, Gunma

Sunday, March 11, 2018
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下界は春めいてきたが、西上州はまだセピア色の世界だ。
自称、西上州フリークの私としては、下仁田町高立にある一本岩の存在を知ってから、いつか訪れなければと思っていた。
高立(たかだて)集落の奥にタワーのようにニョキっと立っている、その姿は一見の価値がある。 174.png

そして、ただ単に、このてっぺんに立ってみたいと思うのはクライマーの本能なのではないだろうか。
登れる、登れないではなく、そう思うことがすべての原点であり、
後は登るために何をすればいいかを考える、努力するだけのことだ。



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<マイカーの場合>
上信越自動車道下仁田ICから国道254号線を内山峠方面へ走る。
下仁田消防署西牧分遣所のある三叉路(下仁田ICから約14km、セーブオンのコンビニあり)を右折し県道43号線へ。

県道43号線を北西に8kmほど行った三叉路(山田屋資材置場の建物あり)を左折し高立集落へ向かう。
最奥の高立集落の三叉路(写真)を左に入った所の民家の先に数台パーキング可能。



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三差路から右の林道を川(矢川川?)に沿って西へ進む。 川の水がエメラルドグリーンの色をしている。



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林道を10分くらい歩くと眼前に一本岩が現れる。
天に向かうロケットのような姿は、岩好きでなくても歓声が上がるだろう。 113.png 169.png



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また、林道脇には、まるで一本岩の展望台のような岩場があり、クサリがかかっている。
それじゃあ、登るしかないでしょう! 166.png



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しかし、苔が生えたその岩場は、とても滑り易く、クサリに全体重をかけて・・えい、やー! 登りとなる。 121.png



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展望岩の上には石祠が祀ってある。



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一本岩は、2007年に山野井泰史氏、大内尚樹氏、山野井妙子氏らによって初登されている。
いったい、どのラインを登ったのだろう。

ちなみに、この岩峰が登られた2007年から私はアメリカに移住していたので、
クライミングの世界に関しては全くの浦島太郎状態だ。 105.png



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展望岩からは一本岩の東面と思われるフェイスが見える。
ピークに伸びるクラックが見えるが、はたして登れるようなものなのだろうか? 140.png



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ズームして見たが、泥の留まったクラックと、イワヒバだらけの汚い壁しか見えない。 (*_*;



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ひとまず遠望を終えたので、ちょっと近づいてみよう。
矢川川を渡って、薄っすらと雪の付いた林道を行き、小さな道標がある所から左の樹林帯へ入る。

ちなみに、この林道は長野県(佐久市)との県境の矢川峠まで行くハイキングトレイルの一部のようだ。



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右手の樹林の奥に一本岩の黒い北壁が見える。
時計廻りに、一本岩を一周してみよう。



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展望岩からは、樹林に隠れて見えなかったが、一本岩の南東には20mくらいの岩峰がある。
チョックストーンの乗ったアーチのある小岩峰である。



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その奥に一本岩の南壁が見える。



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南壁フェイスの左下あたりに赤いスリング?のような残置物がある。
下から見上げるだけではなかなか岩の状態が分からない。
今回は登攀用具を持ってきていないので、これ以上は岩に近づけない。




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追記:2度目の訪問の際に、南壁の右端に先人たちが試登したと思われる残置ボルトを確認した。



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南壁の基部をさらに西へ巻き、足場の悪い斜面を登って南西面を探る。
ボロボロの泥壁には、凹凸があるもののクラックと言うほどの溝はない。



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さらに西面と北壁を分ける、顕著なカンテ(西カンテ?)の下部まで登ってみる。



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カンテは、上部フェイスの手前に5mくらいのクラックのある前衛ピナクルがあり、
その前衛ピナクルを登れば、上部フェイスは20mくらいなので、
南壁よりも、こちらの方がピークまで最短ルートではないかと思われる。



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しかし、上部のフェイスが厄介だ。
出だしは脆いフェイスなので、登るならアンカーを設置しないとだめだろう。

その右上にクラックが見えるが、前傾しているので難しそうだ。
それに、はたしてカムが決まるような良質のクラックかどうかは・・? う~ん・・・ 139.png



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林道に降りて、逆光に浮かぶ西カンテを見上げれば、
マッターホルンのような切り立ったシルエットじゃん!  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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西カンテと手の付けどころがない北壁。



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川の対岸にもニョキニョキと岩峰が林立している。 これが西上州だ!



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おや、カモシカがじっとこちらをうかがっている。
こちらもじっと彼と目を合わせる。
お互い目と目で何かを感じ合う。 We were fall in love! 102.png

と、カモシカと恋に落ちたところで、私達は一本岩を後にして、御場山へ向かった。



本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

私のこのトレイルへの評価: 3★ 中級者向け
距離:約3km/ 所要時間:偵察込で約1.5時間(高立集落 10:00‐一本岩展望台‐一本岩‐高立集落 11:30)
標高差: 約40m


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by dream8sue | 2018-03-11 10:37 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(6)