カテゴリ:群馬県エリア( 33 )

高崎市 薮をかき分け竜ヶ岳から笹塒山へ     Ryugatake to Mount Sasatoya in Takasaki, Gunma

Saturday, May 25, 2019
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群馬県高崎市の西の端に位置する竜ヶ岳は、多数のハイカーが訪れる 浅間隠山 から北東にあり登る人も少ない地味な山だ。
中腹には群馬県指定天然記念物の “笹塒山のヒカリゴケ及びウサギコウモリ生息洞窟” がある。

竜ヶ岳から笹塒(ささとや)山へ続く稜線の東側には70mの絶壁があり、ルート取りが難しい。
竜ヶ岳、笹塒山ともに登山道は地図に記載されていないので地図とコンパスは必携だ。
ちなみに、今回は藪岩バリエーションのトレーニングも兼ねているのでGPSの使用は禁止。 037.gif


このルートは天然記念物の洞窟までは道標があるものの稜線縦走の登山道は不明瞭です。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のルート歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
群馬県高崎市の市街から国道406号を西へ向かい、倉渕町 “権田” の信号で左折し県道54号(長野原倉渕線)に入り北軽井沢方面へ。
登山口の “新開” までは、権田の信号から約6.5km走れば天然記念物の標識がある。
標識の横と、道路を挟んだ向かいにもパーキング可能スペースがある。
林道入口には車止めのゲートがあり、一般車は入れない。 



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ゲートから林道を進み、20分程で分岐があり、洞穴へ2.7kmの道標がある。
ちなみに、下山は右の林道を下るループトレイルとなる。



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分岐を左に進むと烏川の支流、滑川へ流れ込む沢を交差して行く。 沢筋のハナウツギが満開。 056.gif  



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ゲートから歩くこと約1時間、洞窟への道標に従って右へ。 070.gif 



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沢の右岸(下流に向いて右側)沿いにしばらくスギ林の路を チゴユリ や クワガタソウ などの花を愛でながら歩く。 070.gif  056.gif  



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右手に沢へ降る踏み跡(荒れていて見落とし易いので注意)があり、沢を横切ると、そこにも道標があった。



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緑の広葉樹の森の中には、イースター島のモアイ像を彷彿させるような岩が見える。



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モアイ像のすぐ先で、トレイルの右上に鉄柵に囲まれた “笹塒山のヒカリゴケ及びウサギコウモリ生息洞窟” が見えてくる。
ここにも標識が設置されてるが、倒木などもあり維持メンテナンスはあまりされていない様子だ。



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保護柵越しにエメラルドグリーンに光るヒカリゴケが見えるが、さすがにウサギコウモリを見ることはできない。
案内板に寄れば、大きな折れ曲がった特徴的な耳を持つコウモリらしい。



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洞窟の先でゴーロになりトレイルが消えるので、右の尾根に取り付く。



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尾根上に出ると、“群教員” “文化財境界” と刻まれた石標がある。 
こんな石標もあるんだね~  初めて見たかも・・



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これも初めて見るキノコ!  う~ん・・アミガサタケか?類似種だね。
これは春キノコで、内部は頭部から柄まで空洞になっている。



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雑木林の長いスイッチバック “十八曲がり” を大汗をかきながら登り、その後、湿った小沢からザレたササ尾根を詰めれば稜線に出る。 042.gif 



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新緑とササの稜線に飛び出せば、雪が残る草津白根山方向の山々を樹間に望むことができる。



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竜ヶ岳へは、明るい尾根筋を左(南西)へ ツクバネソウ や ミヤマエンレイソウ などの春の花を見ながら進む。 070.gif 056.gif   



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トゲのある低木には、よく見ると可愛らしい花が咲いている。 この植物の名前は何かしら?



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山頂近くにはシダの群落と、鮮やかなイエローの花(ツルキンバイ?)が落葉樹林の下一面に生えひろがっていた。 056.gif  056.gif  



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そして、地図上に名前の無い1410mの倒木が横たわる広い山頂に到着。 
そこが竜ヶ岳(地元では岩岳と言うらしい)で、まだ開花には早いヤマツツジの群落の中にある。



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さて、竜ヶ岳でのランチ休憩後は笹塒山へ向けて、稜線を北へとたどる。
登ってきた洞窟からの合流点を通り過ぎ、さらに北へ行くと、右(東)側が切り立ったヤセ尾根となり、藪が開けた所(北峰)からは笹塒山への稜線が見える。



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そして、北峰から先は猛烈な藪と絶壁で歩行不可能となる。



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それでも、巻き路を探すことなく、絶壁の先に活路を見いだすために藪に突入! 070.gif 
数メーター下に展望のきく岩場があったので、藪をかき分け、藪に捕まって岩場に降りて偵察。



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右に笹塒山への稜線が見え、岩壁基部の様子も見える。 
左に見えるピナクルと岩壁の間の薮ルンゼを50mほどラペルすれば岩壁基部まで降りられそうだ。



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そうと決まれば行動するだけ! 
立木に捨て縄をセットして、まず20mのラペルし、ルンゼ側壁に生える立木をアンカーにする。
その立木にまたがって、2度目のラペル支点をセットする。 (写真はその立木アンカーから笹塒山方向を見たもの)



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2回目のラペル25mでどうにか岩壁基部へ到着。 
ルンゼ内には浮石や剥がれそうな岩片もあるので下降中はそれらを墜とさないことはもちろん、基部に着いたら岩壁から離れて待機した方が良い。



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巻き路と思われる薄い踏み跡に合流して北東へ進む。 下降した北壁を振り返って見る。 
木立でよく見えないが、その壁の斜度は強くロープ無くしては降りられないだろう。



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その後も、地図を見ながら、踏み跡など皆無の稜線をひたすら直登。 070.gif 



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やがて、傾斜がゆるやかな尾根となり、笹塒山の西峰へと続く。 



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笹塒山は東西に長い山で、新緑とコラボレーションするかのようにツツジが咲く尾根を西から東へと進む。  056.gif  070.gif 



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トレイル脇にポツリポツリと咲いている ワチガイソウ や ユキザサ に足を止める。 056.gif  



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笹塒山の西峰は縦走路の途中のようなピークなので、尾根の左右に付けられた山名板に気づかなければ、それとは分からないだろう。



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中峰から下山路の南尾根への分岐がある。



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南尾根の分岐から100mほど東へ行けば、鳥居と石祠のある東峰である。



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南尾根は ミツバツツジ や ヤマツツジ の咲くラブリーな尾根だ。 056.gif  056.gif   



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しかし、途中で(直線距離で300m)尾根が2手に分かれるポイントはあるので、
ここではしっかりコンパスを合わせて方向確認をし、南東尾根の方に進もう。



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分岐から一気に300mほど標高を下げたあたり林道に合流する。
後は、道端に咲くツツジやウツギの花を観賞しながら、疲れた身体を前に進めるだけだ。 070.gif 



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林道の途中から見える、烏川を隔てた対岸の 角落山 や 鼻曲山 の迫力ある山並みに
藪岩好きのメンバーは足を止めて見入っていた。


この標高での藪岩バリエーションをやるには、時期的に少し遅かった。
薮が成長してしまって、見通しのきかない中でのルートファインディングは1グレードアップの藪岩ハイキング?となった。

ちなみに、この日は北海道で死者が出るほどの5月にしては異例な猛暑となった。
私も水分を多めに摂取していたにも関わらず軽い熱中症状態でなり、下山中に頭痛、吐き気、睡魔に襲われた。
これからの季節、暑さ対策を念入りにしましょう!


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのルートへの評価: 3★   上級者向け
距離:約13km/ 所要時間:休憩込で約9.5時間(新開登山口 8:20‐林道ヒカリゴケ登山口‐ヒカリゴケ保護地‐竜ヶ岳11:30/12:30‐笹塒山 15:40‐新開登山口 17:50)
標高差: 約670m (累積標高差:約850m)

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by dream8sue | 2019-05-25 18:47 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

桐生市 鳴神山のカッコソウと吾妻山へ新緑の縦走     Mount Narukami and Azuma in Kiryū, Gunma

Tuesday, May 15, 2018
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ハイキングを始めてから知った群馬県桐生市にある鳴神山(雷神岳ともいう)の存在。
鳴神山は桐生市の北に位置する双耳峰で、古くから信仰の山でもあり、山頂には祠や石垣が残っている。

そして、そこには、鳴神山にしか生育していないカッコソウという花があるらしい。
カッコソウのお花見をかねて、鳴神山から南へ連なる山々を吾妻山まで縦走してきた。 070.gif 



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<公共交通の場合>
JR両毛線の桐生駅(北口)から おりひめバス(梅田線)で “梅田南小学校前” バス停で下車。

マイカーの場合は、下山口の吾妻公園にパーキングして、桐生駅まで徒歩20分である。
私達は、吾妻公園より徒歩15分の “有鄰館前” バス停から乗った。

梅田南小学校前バス停は、県道66号と県道343号が交わる三叉路にあるので、県道343号に沿って北西に進む。



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梅田南小学校前バス停から鳴神山の登山口(コツナギ橋登山口)までは約5km(約1時間30分)の車道歩きである。 070.gif
県道343号は、登山口までずっと桐生川の支流、高沢川に沿っている。



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私達はこの日、偶然にも、同行者の知人が運転するトラックに出くわし、
コツナギ橋登山口までトラックの助手席に乗せてもらった。 \(〃゚∀゚〃)/♪Lucky~

なお、コツナギ橋登山口の1kmほど手前には、鳥居のある大滝登山口がある。



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コツナギ橋からのトレイルは、登山口からコツナギ沢に沿って行く。  070.gif



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トレイル脇にはフタバアオイの群落が続く。



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フタバアオイの葉の下には、地味に可愛い花が隠れている。  056.gif 



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沢筋のトレイルは花が多いので嬉しいね。 初めて見るヒイラギソウ。



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ヒメウツギの花も満開!



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あら、ヤマブキソウが手作りの柵で保護されている。 花への愛を感じるね~ 102.png



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最後の水場を過ぎ、沢の上流域に至ると、そこは柵に覆われたカッコソウの保護区になっていた。



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カッコソウは鳴神山系にだけ生育している日本固有の植物らしい。 
見た目はサクラソウの花が大きくなった感じだね~ 171.png 056.gif 



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絶滅危惧種で、国内希少野生動植物種(種の保存法)でもあり、地元のボランティアによって保護、移植されているようだ。
カッコソウの植物的希少価値は別として、個人的にはさほど興味をひく花ではないかな~  039.gif 



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カッコソウ保護区を登り上げた所が、十字路になっている椚田峠。



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椚田峠から南に向かい、20分ほど登り上げた尾根には、 “第一展望台” と標示された眺望の良い岩がある。
ここからは赤城山が良く見える。 177.png



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第一展望台の先で、樹林に囲まれた石垣のある西峰(仁田山岳)を左手にみて、さらにコルから岩場を登り上げれば東峰の桐生岳である。
4つの石祠が置かれている桐生岳は、西峰よりも展望が良く、ウィークデイにも関わらず多くのハイカーで賑わっていた。
私達も360度の展望をおかずに、ランチ休憩をここで取る。 180.png 063.gif 111.png



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さて、鳴神山でカッコソウを見るという目的の後は、いよいよ吾妻山までの縦走である。

桐生岳から南の急坂をひと下りすれば、雷神岳(なるかみだけ)神社の広場に着く。
ここは吾妻山への縦走路と、東面の大滝登山口、西面の駒形登山口からのトレイルが交わる峠である。

特に西面の川内駒形コース(下記リンク参照)は、自然林の中の沢筋の路なので、
春にはニリンソウなどの花が咲き、秋には紅葉が美しくハイカーに人気が高い。

私は、残念ながらそんな素敵な季節ではなく、冬に歩いたので雪景色であった。
でも、山頂からの展望は今回よりも格段に良かった。




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神社の広場から南の尾根に進み、小さなアップダウンを繰り返す。
ゆったりした小平地に石祠と石仏が置かれた三峰山を過ぎれば、金沢峠は目と鼻の先。



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鳴神山から約1時間30分で金沢峠に到着。
低山の縦走路と言うことでイメージしていた金沢峠とはだいぶ違い、緑豊かな峠のたたずまいに安堵感を覚える。

ちなみに、金沢峠を東へ1時間ほど下れば観音橋(兼宮神社)のある金沢登山口である。



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朝からの疲れも出てきて、金沢峠から大形山への登り返しはきつく感じる。
大形山を過ぎると、所々に倒木などもある。



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岡平沢の頭や西方寺沢の頭といった起伏をこなし萱野山に迫ると、突然、西側が開けた尾根となる。
どうやら苗木の植林地帯のようだ。



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それにしても、凄い数の苗木だね~。 005.gif   日本の山は永久的にこの作業を繰り返さなければならないのかしら? 137.png



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萱野山はうっかりすると巻路に入ってしまいピークを踏めない・・
が、樹林の中のつまらないピークなので、あえて薄い踏み跡を追ってまで登る価値はないかも・・(-_-;)ヶ・・



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萱野山を過ぎると、西側から関東ふれあいの道(別名、首都圏自然歩道)が合流するので、さらに明瞭な路となる。

しかし、このあたりまで来ると、似たような起伏の繰り返しに、いささか飽きてくる。 131.png



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東側からのトレイルが合流する村松峠を過ぎると、階段トレイルに変わり登り返しがきつくなる。 042.gif 
いくつかの階段を越え、電波の反射板のあるピーク(女山)の次のピークが吾妻山である。



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ようやくたどり着いた吾妻山からは、南東方向に広がる桐生市や足利市街が一望できる。 177.png

吾妻山(481m)は、標高は低いが、市街地に近いので地元民にとっては身近な存在のようだ。
この日、すれ違った地元ハイカーによれば、リタイアした常連ハイカーが頻繁に登っている “年金山” だそうだ。  ( ◠‿◠ )クスクス



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下山は、いくつかあるハイキングトレイルの中で最もポピュラーな吾妻公園へのルートを降る。
吾妻山の南の尾根から東へ回り込むと、急な岩場がある。
この岩場のセクションは、比較的よく整備されている巻き路(女道)を降る。



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こちらは、岩場を直登する男道。



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岩場から樹林帯を降って行くと、展望の良いテラス状の露岩がある。 
“トンビ岩” と呼ばれる岩で、展望もなかなかのものだ。



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トンビ岩から岩混じりの急な路を降れば登山口の標識がある。
一旦、舗装道に出るが、左方向に掛かる高架橋を渡り、東側の明るい尾根路を降れば吾妻公園はすぐだ。



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吾妻公園内は遊歩道が網の目のように通じているが、尾根路を真っ直ぐ降れば公園の池に出る。
車をデポした吾妻公園パーキングは、公園に隣接する光明寺の墓地の前にある。

カッコソウには、ぎりぎり間に合ったが、新緑はやや濃くなってしまった感がある。
また、この日が暑かったこともあり、このルートを歩くのには少し遅かった気がする。
幸いにして、風がひんやりして爽やかだったので救われたが、累計高低差1700mの縦走はけっこう疲れるので、低山とはいえ甘くみてはいけない。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級~中級者向け(吾妻山だけなら初心者でも問題ない)
距離:約17km/ 所要時間:休憩込で約9時間(吾妻公園P 7:30‐有鄰館バス停 8:04=梅田南小学校前バス停 8:20‐コツナギ橋登山口 9:00‐鳴神山 10:50/11:30‐金沢峠13:00‐大形山 13:40‐萱野山‐吾妻山15:30‐吾妻公園P 16:30)
標高差: 約800m(累計高低差 1700m)

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by dream8sue | 2018-05-15 14:05 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(2)

中之条町 里山の紅葉を求めて高田山からわらび峠へ     Mount Takada] in Nakanojō, Gunma

Friday, November 10, 2017
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11月に入ると里山、低山の紅葉があちこちで見頃となる。 
そこで、久しぶりに紅葉狩りをメインに、のんびりと温泉ハイキングと決め込んだ。  101.png

訪れたのはカエデやモミジの紅葉が人気の群馬県中之条町の石尊山と高田山である。
モミジに彩られた石尊山から高田山を越え、わらび峠へぬけて、万病に効くという四万温泉へ下った。



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<公共交通の場合>
JR吾妻線の中之条駅から四万温泉行のバス(関越交通)で“駒岩”バス停まで約20分(バス料金:¥750)。
途中には、裏磐梯の五色沼のように湖面の色が1日に何度も変化する不思議な湖、四万湖があるので、時間があるなら合わせて立ち寄りたいスポットだ。  165.png

<マイカーの場合>
渋川伊香保ICから約1時間、中之条町から国道353号線で四万温泉方面へ向かう。
駒岩バス停より徒歩5分くらいの駒岩公民館に4台くらいパーキング可能。



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バス停の前にある岡田石材店に掛かる登山者記載所のノートに名前を記入して入山。
集落をぬけ、西のスギ林へ向かって、鉄板橋の架かる側溝を渡る。
スギ林の中には、50m間隔で道標があるので路迷いの心配は無いだろう。



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スギ林から自然林に変わるあたりに鳥居があり、鳥居から尾根を直登するのかと思いきや、左方向に山腹をスイッチバックで登っていく。



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このあたりからモミジの紅葉が見られる。



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バックの山並みとモミジの紅葉がいい感じ!



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太陽光線を受けると紅葉の色が際立つ。



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真っ赤!  146.png



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すれ違うハイカー同士も、 “こんにちは~” の挨拶よりも先に “綺麗ですね~” と紅葉の美しさへの感動がコモンセンスとなって口をつく。



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水場周辺あたりの標高が紅葉のベストゾーンである。



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そして、その “獅子井戸の水場” には・・水は無い。 134.png
水も無いが、井戸も無い。 おそらく、大きな岩がある付近に以前は井戸があったのだろう。



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水場から今度は右(東方向)へ進み、石尊山から東に伸びる尾根にのり、左(西方向)にきり返す。
周辺のナラの木はすでに葉を落とし、モミジの葉だけが残っている。
ゆえに、モミジが際立って見えるのだろう。



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左にきり返して、程なくして石尊山の岩峰が現れ、ひと登りで山頂である。
山頂からは、360度とは言わないが270度くらいのパノラマが展開している。



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特に南側の展望が良く、赤城山、榛名山、小野子三山などのお馴染みの群馬の山々が広がる。



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東側の低山のバックには白い頂の上越の山が頭をのぞかせる。 



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石尊山と高田山の間には5つのピークがあり、眺望の良いヤセ尾根が続く。
急なアップダウンにはフィックスロープがあるが、ガレ場は滑り易いので慎重に行動しよう。



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石尊山から高田山への縦走路からは、北側の山々が紅葉の海のバックに見える。



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すでに枯れ木に囲まれる晩秋の高田山。



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高田山(1212m)山頂は、ススキの生える明るく広いピークなので休憩場所には適している。
展望は北側の一部が見える程度で、さほど良くは無い。



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山頂でのランチ休憩の後は、わらび峠を目指し西のトレイルに進む。
こちら側もヤセ尾根の急坂で始まるが、尾根の途中からは、わらび峠方面にあるソーラーシステムが目を引く。
また、遠望には浅間山などの信越の山々が連なっている。



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高田山からヤセ尾根を30分も降れば、道標が現れ、尾根もなだらかになる。
落葉に埋もれたトレイルを歩けば、サクサクと小気味よい音をたてる。  169.png



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わらび峠への手前でヒノキなどの針葉樹林帯に入るが、この辺りは新しい作業路?ができていてトレイルを見失いやすいので注意しよう。



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やがて、簡易トイレが置かれているわらび峠の登山口に着く。
マイカー利用なら、(林道は未舗装)こちらの登山口からの方が短時間で高田山へ登ることができる。



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わらび峠から四万温泉までは、約4kmの林道歩きである。
車が通る気配もなく、車道全面が落ち葉の絨毯に覆われている林道歩きはのんびりムードに浸れる。



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おやま~! こんな大きなマムシグサ?の実が・・  



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約1時間の林道歩きの終点は、四万大橋の架かる国道353号線との合流地点である。



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四万川の左岸(下流に向かって左側)の紅葉が陽を受けて輝いていた。



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四万川に沿って四万大橋より北側に存在するのが四万温泉郷である。
私は四万大橋を渡り、温泉郷に入ってすぐの日帰り温泉、清流の湯(¥500)で汗を流した。
“清流の湯” バス停から中之条駅まではバスで約35分(バス料金:¥930)

里山の紅葉と温泉をたっぷり味わうハイキングだった。
ちなみに、このエリアはヤマヒルが多いので、雨季、夏季のハイキングには適さないことを明記しておく。



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私のこのトレイルへの評価: 秋限定で4★  初級~中級者向け
距離:約8km/ 所要時間:休憩、温泉込で約8時間、ハイキング時間は約5時間(中之条駅 8:30‐駒岩バス停 8:50/9:00‐水場 10:00‐石尊山 10:30‐高田山 11:15/11:45‐わらび峠 12:40‐清流の湯 14:00/16:00‐中之条駅16:30)
標高差: 約650m


 おまけ 【中之条駅の干し柿】  
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何度か利用しているJR中之条駅であるが、今回初めて目にする光景にびっくり。
なんと、駅の構内に干し柿がずらりと吊してあるではないか! 
何とも、のどかな光景。
何で?何で? この干し柿どうするの?  ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪

上毛新聞の記事によれば、20年以上前から続く風物詩で、約850個の柿が吊るされている。
乗降客に情緒ある雰囲気を楽しんでもらうための観賞用だとか。


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by dream8sue | 2017-11-10 13:21 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

中之条町 登る時季を間違えた高間山     Mount Takama in Nakanojō, Gunma

Thursday, September 21, 2017
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良い天気になるという予報を信じて上信越高原国立公園の志賀高原を訪れた。 
しかし、天気予報に反して空模様が良くなかったので、高原ハイキングはあっさり諦めて、草津温泉にある嫗仙(おうせん)の滝を見に行った。

1時間ほどの滝見物が終わり、中途半端な時間ではあるが、さらに1~2時間くらいのハイキングならできそうだったので、短時間で手軽に登れる中之条町にある高間山を訪れることにした。
しかし・・ササの生い茂る時期に登る山ではなかった。  135.png




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<マイカーの場合>
群馬県長野原町の国道145号線の交差点 “新須川橋” で、国道292号線に入り六合村方面へ向かう。 
交差点から3kmほど走ると右に旧道への分岐があるので、旧道に入り集落を抜けて山路へ進む。
この旧道は登山口まで7kmくらいであるが意外と長く感じる。
途中で高間集落の林道に合流したら右折し、次の二俣分岐を左に行けば、高間山登山口(木の幹に似せた道標がある)に着く。 
3台くらい駐車可能なスペースが設けてある。
高間山登山口と林道を挟んで反対側(南側)へ行く路は王城山へ続いている。 




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ここまでの林道も草木が生い茂っていたが、登山口周辺もうっそうとしている。 140.png
訪れる時期を間違えたと直感した。

登山口にはイエローが鮮やかなヤクシソウが咲いていた。 178.png
もうひとつ、イエローの花が咲いている。
キバナコスモスかと思って観察してみるが、どうもコスモスのような可憐さに欠ける。 
後で調べてみたらオオキンケイギクという北米原産の外来種であった。 
1880年代に導入されたが、繁殖力が強く現在では特定外来生物(日本の侵略的外来種)として、栽培や販売が禁止されている嫌われ者だ。 
当初は河原への侵入であったが、今では自然度の高い森林へも進出しているらしい。
まさに、こんな山奥でも見られるなんて・・知っていたら駆除しておいたのにな~!
でも、まあ考えてみれば、勝手に観賞目的で導入しておいて、在来種に悪影響だから法律で禁止するって・・これも日本人のエゴだよな~




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ここで見られた花はこの2種類だけで、あとはクマザサだけ。
登山口からいきなりトレイルを覆い隠すほどの成長ぶりで、クマザサをかき分けて歩く。 148.png




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枯れ果てた倒木にたくさんのキノコが宿っていた。
1つ2つなら可愛いが、ここまでの大ファミリーになるとキモイ! 149.png




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10分もしないで中間点に着く。 ササしかない。 131.png




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中間点からは勾配がきつくなり、その分だけ腰丈くらいだったササが背丈ほどになる。
気付けば、あたりはカラマツの植林帯になっていた。
この山はカラマツが紅葉する晩秋から新緑の初春に登るのが一番良いだろう。
何でこんな半端な時季に来てしまったのかと後悔しながら、ただただササを漕ぐ。




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それでも本気登りして、中間点から10分で高間山(1342m)ピークに着く。
展望は無く、ササ原に立てられた山名柱と小さな三角点を、ミズナラの大木が見守っていた。
20分で登った山頂から、下山は駆け下るように降りて10分で登山口に着いた。
登る時季を間違えたとは言え、全然面白くない山である。 152.png

中之条町観光協会発行のトレッキングパンフレットに載っていたので来てみたが、林業従事者以外の人が登る価値がある場所とは思えない。
何が楽しくてこの山を一般ハイカーが登るのだろうか?
確かに短時間で登れ、ルートも単調なので初心者でも手軽に山歩きを味わえる、、であろうが・・
こんな山へお父さんがはりきってファミリー登山で子連れできたら、家族のブーイング間違いなしだ。 106.png
中之条町、東吾妻町、長野原町の三町の境であり、古くから地元民に親しまれていたという理由からトレッキングマップに載せたのだろうが、トレイルの評価とは別の次元かな~
他のハイキングと抱き合わせで行くならまだしも、わざわざ行くほどの山では無い。 
実際、中級ハイカーたちは、近くにある王城山との2座を登るハイカーが多いようだ。
登るなら私も王城山の方をお勧めする。 165.png


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私のこのトレイルへの評価: 2★ 初級者向け(夏はササが路を隠すので初心者はNG。 1年間に50~80日はハイキングをしているが、5年に1度の評価2★のルートであった。)
距離:約1.2km/ 所要時間:約0.5時間(林道登山口 15:40‐高間山 16:00‐林道登山口 16:10)
標高差: 約180m



 【おまけ】旧太子駅跡
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国道292号線に戻り、北へ車で5分(約3km)ほど走った所に旧太子(おおし)駅跡がある。
国道292号線を走る度にいつも見えていたコンクリートの塊であるが、まさか閉鎖になった駅だったとは思わなかった。
近年、八ッ場ダムの建設に伴って路線が付け替えられているJR吾妻線であるが、こちらの太子駅は時代を遡ること1971年に廃駅となっている。

太子駅は、日本鋼管群馬鉄山の専用線として1945年(昭和20年)に開業したもので、遺構されているコンクリート構築物は鉱石積み出し用のホッパー(鉱石の貯蔵槽)である。
1945年って終戦の年だよね。 きっと開業当時は軍事目的で作られた駅だったのだろうな~
高間山のハイキングはさえなかったが、思わぬところで歴史遺産を見れて良かった。  


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by dream8sue | 2017-09-21 23:14 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

草津町 老女の血が流れているような嫗仙の滝     Osen falls in Kusatsu, Gunma

Thursday, September 21, 2017
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志賀高原の池めぐりハイキングのつもりで出かけてみたが、天気予報に反して朝から霧が垂れこめ、気温も低くて意気消沈。 140.png
高原ハイキングはあっさり諦める。 128.png
しかし、せっかく遠方まで来たので、かねてから見てみたいと思っていた草津温泉にある嫗仙(おうせん)の滝を見に行くことにした。 
久しぶりの滝を見るハイキングだ。 169.png
一言で “赤い滝” というには違和感がある。
嫗とは老女という意味があるらしいが、それはまるで老女が流す血の色のようだ。 150.png




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草津温泉は一大温泉観光地なので温泉街までのアクセスは問題ないと思う。
が、嫗仙の滝は温泉街から少し離れている場所にある。 
加えて草津温泉は道が入り組んでいるので分りづらい。 122.png

長野原町から草津町へ国道292号線で北上し草津温泉へ入ると、六合村(中之条町)を経由する国道292号線と合流する信号 “草津” に突き当たる。 
この信号を右折して1.6km(約5分)ほど六合村方面へ走ると、右に “嫗仙の滝” の案内板があるので右折する。あまり目立たない看板なので注意してね。
あとは左へ左へとルートを取っていくと、周りが森林になってくる。
森の中を少し走り左側に創価学会の研修道場をみて、直進すればどん詰まりに嫗仙の滝パーキングがある。
とにかくパーキングへたどり着くまでが核心だ。 102.png




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パーキングに設置させている滝までの遊歩道の案内板。
歩行時間は個人差があるが、行きは下りで約20分、帰りは急登なので40分くらい、往復1時間は見ておこう。
私はもっとかかったよ。 (*_*;




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休憩舎までは、ほぼ平坦なトレイルである。




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あたりはナラやマツの木の自然林で、木漏れ日が綺麗だ。 177.png




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木漏れ日の下では、アキノキリンソウやオクモミジハグマ?(写真)などの花も咲いている。 178.png




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おや、チゴユリがササの下で地味に実を付けている。 178.png




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程なくして小さな分岐が現れる。
迂回路の案内板があり、親切にも “帰りにご利用ください” とあるので帰路で歩くことにする。




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分岐の先には休憩舎がある。 ここから先のトレイルはやや勾配がつよくなる。
キュウケイシャ(急傾斜)になるから、キュウケイシャ(休憩舎)で休憩していく? ヾ(o≧∀≦o)ノ゙・・ 152.png 149.png




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ナラの木が多いので、こんな青いドングリもいっぱい落ちている。




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クリの木もたくさん生えているので足元にクリのイガがいっぱい。
風に吹かれて落ちたクリのイガが、歩いてくる私の前に転がってくる。
これほどクリの木が多いトレイルは初めてだ。
クリのイガが頭に当たったら笑えるね。 110.png
ついつい栗拾いに興じてしまって、なかなか先へ進まない。 ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪




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木の実の森は、キノコの森でもある。
Wow! マシュマロみたいな白くてフワフワのキノコ。
でも、白いキノコは毒キノコが多いと聞くが・・
おや、誰かにかじられているけど、森の動物は毒気には免疫があるのかしら?




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これはまた、サンゴ礁のような美しいキノコ。 150.png




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キャー!傘妖怪みたい! 153.png




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と、栗拾いやキノコ鑑賞が楽しいトレイルであるが、先ほど分かれた迂回路の分岐と合流する。
その先はさらに傾斜の増した山腹をスイッチバックしながら降りて行く。




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山腹から岩が転がる尾根に出ると、嫗仙の滝がかかる小雨川の沢音が聞こえてくる。
右の木立の間から嫗仙の滝がチラッと見える。




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はやる気持ちで谷へ下って行けば、大きなコナラの木がある。
また、今回は確認しなかったが、小雨川を対岸に渡った所には樹齢300年を超えるカツラの巨木もあるようなので興味があれば見に行くと良い。
林野庁が推薦する巨木百選に選ばれた高さ30m、周囲6mの夫婦カツラで、紅葉は10月中旬くらいとのこと。 165.png




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パープル色のツリフネソウが咲き乱れる川床に着くと、赤茶けた岩肌が特徴的な嫗仙の滝が現れる。 150.png
この滝は落差35mで、マジェンタカラーの岩盤を伝う白い流線が美しい。 177.png




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滝壺までは右端の浅瀬をたどって行けるが、下段のナメが滑るので、ササを掴んで足元に注意しながら登る。




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滝壺の近くに迫ると、霧状のしぶきが身体を濡らす。
正面から見る滝は、横幅が広く、左右で岩盤の色が異なっている。




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滝にある洞穴をズームして見れば、苔が生えた洞穴だけはグリーンに染まっている。




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滝の下流には、プチ吹割の滝のような河床を割くような流れも見られる。


1時間ほどのハイクでこの滝が見られるなら、わざわざ降りてきた甲斐があるだろう。
せっかくだから、道の駅で買ったリンゴなど食べながら、ゆっくりとこの滝を眺めて帰ろう。




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帰りは急登が待っている。
しかし、思ったより早く迂回路の分岐に着いた。
“ツツジやカエデの多い自然林です。ゆっくり散策を楽しんでください” と書かれてあるので、ゆっくり自然を楽しみながら歩こう。




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ツツジの時期には遅く、カエデの紅葉にはまだ早い。
でも、見上げるコナラの大木の何と美しいことか。  177.png




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そして、こちらもキノコがいっぱい。
栗拾いはしても、キノコは見るだけ。 
自分で採取したキノコほど怖い物はない。  ( ◠‿◠ )クスクス
落葉の布団から頭をしている小さなキノコが可愛らしい。




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キノコも植物観察と同じくらい、その形や色が面白い。
森の小人が雨宿りしていそうなキノコ。




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こちらはポテトチップみたいに薄いキノコ。

赤い滝にナラの巨木、木の実やキノコ鑑賞と、たった1時間のハイキングとは思えないほど盛だくさんだった。
トレイルの案内板には、 “嫗仙の滝コースは上級者向きです” と書かれてあったが、これは滝見物の観光者向けかな? 
多少なりともハイキング経験のあるハイカーなら距離が短いこともあり初級者でも問題ないかと思われる。

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私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
距離:約1.5km/ 所要時間:滝見物、栗拾い込みで約1.5時間(嫗仙の滝P 11:00‐休憩舎‐嫗仙の滝‐迂回路‐嫗仙の滝P 12:30)
標高差: 約150m
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by dream8sue | 2017-09-21 22:49 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

桐生市 桐生川源流の根本山で渓流美とラブリーな尾根歩き     Mount Nemoto in Kiryū, Gunma 

Monday, May 22, 2017
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群馬県と栃木県の県境稜線上にある根本山。 その存在は余りに地味でローカル過ぎて、以前から計画はしていたもののなかなか実現には至らなかった。 そんな知る人ぞ知る山であるが、古くからの信仰の山であり、沢ルートにいたっては根本神社への参道であったという。 参道と言えば針葉樹林の中に石畳や石段が続くイメージであるが、ここはさながら沢登りのような渓流に沿って、かつての丁目石や石仏が置かれいるのが興味深い。 
また、沢ルートというのは(尾根ルートに比べて)得てして荒れやすく廃道になるトレイルも多い。 そのため路迷いや滑落の事故も起こり易く、この根本山の沢ルートでも数年前に、そして今年のGWにも遭難騒ぎがあったばかりのようだ。 どれだけ荒れているのか?どれだけ不明瞭なのか?と一抹の不安を持ちながらも3年越しの計画を実行した。




f0308721_20593245.jpg<マイカーの場合>
群馬県桐生市街から北東に進む県道66号線で梅田湖方面へ向かう。
梅田湖を過ぎると県道337号線になり “梅田ふるさとセンター”を過ぎると山道となり道幅が狭くなる。 
石鴨集落を過ぎて、林道三境線の分岐に10台くらい可能なパーキングスペースがある。





f0308721_211783.jpgパーキングから5分ほどで沢ルートの取り付きである不死熊橋(車止めゲートあり)である。 
左側には根本沢の小滝があり、これを巻くようにフィックスロープの張られた外傾した岩場を登り、根本沢左岸のトレイルへと進む。 


沢ルートの記載では右岸、左岸というワードを見ると思うが、基本的に川下に向かって右側が右岸、左側が左岸なので留意しておこう。 
川上へ遡って歩くことが多いので左岸と言った場合は右側になるので混同しないように、しっかり覚えておいてね。
 




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トレイルに入ると、崖にはたくさんのヒメウツギが白い花を咲かせていた。




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沢ルートは何度も渡渉を繰り返しながら根本神社奥社まで登る。 信仰の跡を残す丁目石が所々に残っている。ここの丁目石は山麓から神社に向かい、二十丁、九丁、五丁とカウントダウンしていくのが面白い。




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左岸から右岸へ、右岸から左岸へ渡り、沢筋を行くかと思えば、高巻きの路を行く場所もある。 左岸から赤い鉄橋を渡ったスギ林の中洲のような場所には、国有林や自然環境保全地域の案内板がある。




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右岸をしばらく行くと、何本かの支流が合流してくる。 ヒデノキ沢の出合いにはヒメレンゲが咲き、トレイルのあちらこちらにはクワガタソウ(ヤマクワガタ)の可愛らしい花が咲きほこっている。 




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一際大きな岩のある支流の出合いを過ぎると、倒木が沢を埋め尽くしている。 




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倒木を避けながら右岸を登っていくと、谷が深くなる。 この辺りはシオジやブナ、カエデ、モミジなどの原生林で実に美しい。




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まあ!何ともアーティステックなルーツだね。 The artistic beauty of a tree’s root!   河原に降りて右岸から左岸へ渡り、九丁目の丁目石の横を通過したら、また右岸へ渡る。 




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五丁目石が近づくとシダも生い茂って深山の雰囲気が増してくる。




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そして、五丁目石の先には、小さいが苔むした美しい小滝が現れる。




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だが、小滝の先は右岸の高巻があり、ロープの張られた急峻な崖を通過しなければならない。 ここが沢ルートの唯一の悪場かな~? 滑落事故が起こるとすればこのセクションだろう。 




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やがて石祠の前を通るあたりから沢が細くなり幽玄な雰囲気が増してくる。 右手の崖(左岸)のスギの大木を目指して沢を横切れば、かつての参道の名残の石段が現れる。 




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石段を登って行けば、苔むした石灯篭がある分岐(篭堂跡)に着く。 案内板に寄れば、かつては周辺に女人堂や御供所などもあったらしく、すでに神社の一画に来ているようだ。  




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篭堂跡から道標に従って右へ進むと沢は二俣に分かれる。 根本山へは左俣へ行くが、 右の荒れた沢を行けば不動ノ滝がある。 案内板に寄れば、江戸時代はこちらが主参詣路の表坂(男坂)で、滝下の洞穴には不動明王の石像が鎮座しているそうだ。 石像には興味が無いし、滝と言っても涸れ沢で水流も無さそうなのでパスした。




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左俣に進むとすぐに鉄ハシゴが現れる。 こちらが裏坂(女坂)と呼ばれていた参道で、このハシゴは1841年(天保12年)に設置された物らしい。 一部が破損しているものの下手なアルミ製のハシゴより頑丈で176年前の物とは思えない。




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源頭を詰めて行くと、首が無くなった地蔵の上に、スターウォーズのダース・ヴェイダーそっくりの石が乗せてあるのには笑った。 オモロイ〜(>∇<*)~




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ダース・ヴェイダー地蔵の先のクサリ場を登れば行者山の鞍部に着く。 鞍部には根本神社のお堂(老朽化につき立入禁止)と鐘つき堂がある。




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根本神社から根本山へは、鞍部から左のクサリ場を登り行者山を経由して中尾根コースに合流する。




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クサリ場を登りきった岩(獅子岩)の上からは日光の山並みが見える。 ってことは、あっちが北か? 沢の中では方向感覚が分かりづらくなるが、特にこの根本沢は根本神社へ向かってUターンするような地形なので、すっかり方向感覚がおかしくなってしまった。




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にわかに尾根は険しくなり長いクサリ場が続く。  




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クサリ場を越えた所に突然、根本山神社の奥ノ院が置かれている。 “え、こんな所に!” と思うようなヤセ尾根の途中に現れる。




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奥ノ院からひと登りで行者山(峰の平?)に着く。 そこから一度東?のコルに下って、また登り返す。




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足元に咲くとっても小さなフモトスミレを見ながら尾根を登って行くと、中尾根十字路と思われる辺りに出て尾根ルートと合流する。 左に進み、十二山方面へ行く巻き路の手前で尾根を直進すれば程なく根本山ピークに着く。




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根本山(1,199m)は、樹林の中で展望は良くないが、明るい自然林の中なので気持ちが良い場所だ。 この奥にアカヤシオの群があるらしいので、4月下旬~5月上旬のアカヤシオ開花時期に訪れると良いだろう。 ピークには切株の椅子?も置かれているので、ここでランチタイムとする。 登山口からちょうど4時間といったところだ。




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さて、ランチ後は良く踏まれた尾根路をたどり十二山から熊鷹山を目指して北東に進む。 ちなみに、根本山ピークから西側のトレイルは三境山へ向かう縦走路である。
また、熊鷹山へは行かずに下山するなら、先ほどの十字路から中尾根を不死熊橋まで下るのが最短(約1時間)である。




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根本山と十二山の間には十二山神社(跡)がある。 広い境内の十二山神社は、すべての建物が朽ち果てていて、 木造の鳥居と石造りの祠だけが当時の面影を残している。




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十二神社からヤマツツジやシロヤシオの花を愛でながら行くと、粕尾峠、氷室山への分岐のある十二山に着く。健脚ハイカーならここから氷室山を往復することも可能だ。 十二山はピークらしくない、尾根のコブのようなピークで、正直、この山名板が無ければ気にも留まらないだろう。




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十二山から南に進路を変え熊鷹山へ向かう。 途中には、こんなアメリカン?な道標がある。 (私はアメリカのR66を思い出した) この分岐は石鴨林道へいくトレイルかな? 




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緩やかな尾根路にはモミジなどの広葉樹が多く、さぞかし紅葉シーズンは素敵だろうと容易に想像できる。




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グリーンが濃くなって新緑とは言えないが、それでも十分美しい尾根ルートだ。




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f0308721_21113333.jpg根本山から1時間ほどで熊鷹山に到着。 
県境を越えてこちらは栃木県佐野市になる。 
熊鷹山山頂には展望ヤグラがあり、周辺はツツジの群落となっている。 
今はヤマツツジがメインであるが、もう少し早ければミツバツツジやシロヤシオなどの品種も満開だったろう。 




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展望台からは、赤城山袈裟丸山、日光連山など360度の展望が楽しめる。 




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下山は西の尾根を降る。




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程なくして、傾いた鳥居のある分岐に着く。 作原町小戸(こおと)への分岐を左に見て直進する。




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次に現れた分岐を右(うすゆき新道)に曲がる。 道標は無く、木に付けられた小さな案内板しかないので見落とし注意だ。 
ちなみに、左のしっかりした踏み跡は丸岩岳へと続くトレイルである。 丸岩岳からも地図には無いが石鴨林道へ下る踏み跡はあるようだ。 紅葉シーズンに中尾根ルートから丸岩岳まで縦走するのも面白そうだ。




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自然林からスギの植林帯を降れば林道に飛び出る。(写真左) 後は、道幅の広い林道を降るだけだ。 十二沢の沢筋に出た所で石鴨林道と合流する。(写真右)。 
ちなみに、この分岐を右(北)へ行けば十二山から熊鷹山の間にあるアメリカンな道標へ出るトレイルのようだ。 




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f0308721_2114289.jpg約4kmある林道歩きでは、ヤマツツジやコンロンソウが見られる。 
路肩の水溜まりには、ふ化したばかりのオタマジャクシなどもいて、おしゃべりに花が咲く。





f0308721_2114572.jpg林道を歩くこと1時間弱で、根本山の最もポピュラーな中尾根コースの分岐に着く。
分岐から200mほど西に行ったところが中尾根コースの取付きだ。
初心者、初級者ハイカーは沢ルートよりもこちらの中尾根コースの方が無難だろう。
分岐を直進すれば、ほどなく登山口の不死熊橋に帰り着く。




f0308721_21281717.jpg当初、心配していた沢ルートのコンディションであるが、沢筋に多少の倒木はあるものの懸念するほどのことは無かった。 遭難騒ぎの直後だったのでルート整備がされたのだろうか? 渓流美を堪能しながら歩ける参道(古道)という特異なトレイルである。 これからもしっかり維持してほしいものだ。 根本山から熊鷹山への尾根路は、鼻歌でも歌いたくなるような穏やかで自然林が実に美しいトレイルである。

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約13km/ 実動時間:約8時間(林道三境線P 8:00‐不死熊橋 沢コース入口‐根本山神社奥社10:40‐中尾根十字路‐根本山12:00/12:40 ‐十二山神社跡‐十二山‐熊鷹山展望台13:50/14:20‐石鴨林道出合‐不死熊橋‐林道三境線P 16:00)
標高差: 約630m


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by dream8sue | 2017-05-22 20:53 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

桐生市 赤城山 花盛りの利平茶屋周辺尾根から三段ノ滝     Mount Akagi in Kiryū, Gunma 

Tuesday, May 16, 2017
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長年、群馬県に住民票を置きながら初めて赤城山に登ったのはアメリカ在住から戻った2014年であった。 
赤城山の素晴らしさに目覚め、この2年間でほとんどのルートを登ってしまった。 
そして最近では地図に無いバリエーションルートを行くようになった。 

今回のルートは赤城山の東面にある利平茶屋ルートの周辺(北側の尾根から南側の尾根)を周回するものである。 
利平茶屋ルート自体も、前橋市方面からアクセスするルートに比べてマイナーである。 
そのマイナーなルートのバリエーションということで興味をそそられた。

注意:このルートは一般登山道ではありません。 入山に際しては読図や未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。  




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<マイカーの場合>
アクセスは桐生市の利平茶屋森林公園をターゲットする。 

群馬県側から日光方面に向かって国道122号線を北上する。
わたらせ渓谷鉄道の水沼駅の手前で左折して県道62号線に入り、一の鳥居跡の交差点を左折して県道70号線を6kmほど走れば利平茶屋森林公園の広いパーキングに着く。

ちなみに、近くにはアカヤシオが咲く、赤城山の展望台のような栗生山もある。 → “桐生市 栗生山は赤城山の展望台     Mount Kuryū in Kiryū, Gunma”





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利平茶屋森林公園からは、鳥居峠にダイレクトに突き上げる一般トレイルがある。
しかし、今回は、パーキングの目の前の尾根を詰めるルートなので、公園方向には行かずにパーキングの北側の林道(一般車の車止めあり)に進む。 
300mほどで左の尾根に登る踏み跡に入り、適当な斜面から尾根上に上がり、ひたすら尾根上を行く。




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林道周辺には早速、フデリンドウやヒトリシズカなどの春の野花が咲いていた。




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薄い踏み跡をたどる尾根路は、藪も無く歩き易い。




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尾根上にはオオカメノキと思われる木がたくさん生えていて、まさに今が満開である。




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新緑もこの辺りの標高が一番きれいだ。




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新緑と花を楽しんで歩いていると、パーキングから40分ほどで1207mのピークに着いてしまった。 
ここまでは尾根もなだらかである。が、この先から傾斜も増し岩場もでてくる。




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この尾根は、鳥居峠の北側の稜線へ突き上げるもので、見えている右のピークを目指していく。 
この辺りのアカヤシオは散っていたが、ミツバツツジの蕾やモミジの新葉が美しい。




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岩場が現れるようになると、こんなガレた斜面のトラバースもあるので慎重に歩こうね。




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傾斜が一段と増して、ハングした岩小屋のような岩を左から巻く。




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足場の悪い岩場が続く。 トンガリ帽子のようなミツバツツジの新葉が陽に照らされてシルバーに輝いていた。




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岩場をひとしきり登り、振り返って見れば、眼下には赤城山の長いすそ野の景色が広がっている。




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標高を上げたのでアカヤシオもまだ咲いている。




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足元には小さな白花のフモトスミレも、踏みつけてしまいそうなくらい、たくさん咲いている。




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そして、岩場が終わり稜線に近くなると、アカヤシオの群落が満開状態だ。 
赤城山の東面の稜線にアカヤシオが咲くことは、昨年(2016年)行った銚子の伽藍で知ったが、こちらの方が凄いかも!
→ “前橋市 赤城山 アカヤシオ咲く銚子の伽藍      Chōshinogaran in Mount Akagi, Gunma”




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お約束の青空とアカヤシオ。




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バックの山並みは日光方面かな?




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尾根に沿って長い群落なので歩きながら楽しめる。 岩場を過ぎると気持ちの良いササ原の尾根となる。




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やがて、黒檜山や駒ケ岳から続く稜線に合流すると、一般トレイルなので道標も出てくる。 
左(南)に曲がり鳥居峠へ降ろう。 
鳥居峠の北側に篭山という小さなピークがあるが、こちらもアカヤシオでピンク色に染まっている。




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西側の木立の間から覚満淵が見えてくる。




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アカヤシオばかりに目を奪われるしまうが、地面では清楚なヒメイチゲ?も顔を出していた。 




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覚満淵の西に鎮座する山は、山頂にいくつもの電波塔が建つ地蔵岳だ。 
→ “前橋市 赤城山 霧の地蔵岳と大沼一周     Jizodake in Mount Akagi,Gunma”





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覚満淵バックにある湖が大沼で、その奥のスカイラインが出張山から五輪峠までの山々だ。
 → “前橋市 赤城山 環境ガイド養成講座で歩いた出張峠から陣笠山     Debari to Jingasa in Mount Akagi”




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利平茶屋森林公園から約2時間40分で鳥居峠(1,391m)に到着。 
鳥居峠までは車で入れるので、ウィークデイにも関わらず観光客で賑わっていた。

山行の途中で観光地を通ることがあまり無いので、気がゆるむ。
食堂でビールなど買って、ゆっくり1時間のランチタイムを楽しむ。




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さて、ランチライムを済ませたら南の尾根に向かおう。 食堂の建物の裏脇から林道に入る。 この林道にもタンポポ、スミレ、ワチガイソウなど可愛い花々が脇を固めている。




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“程なくして左に “御神水” を経由して利平茶屋へ下るトレイルを分ける。 
→ 前橋市 赤城山 霧の長七郎山と幻想的なオトギの森      Choshichirosan in Mount Akagi”




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この林道は途中で途絶えている道で、途中の脆い斜面の土砂崩れがすごい。 




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稜線は小地蔵(1,574m)の東面あたりと思われるが、土砂が砂防ダムをも飲み込んでいる。 




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鳥居峠から約30分で林道終点。 ここから直前の尾根を降る。




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降りだしてすぐに小尾根が分かれるので左の沢を見ながら左方向の尾根に入る。 
右の尾根にも踏み跡があるので誘われないように気をつけてね。 私たちは誘われて迷走してしまった! (*_*;




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軌道修正して左の尾根に戻る。 このエイリアン?というかイカのお化けのような木がある尾根を降るのが正解。




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ところが、安心したのも束の間、左側がえぐれた、今にも崩壊しそうなナイフリッジの通過を強いられる。 
ここマジで怖い! こんな核心部があるなんて知らなかった! 




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細いだけではなくリッジそのものが危うい感じで、リッジ上の石も不安定で不用意な力は加えられない。 
でも石の上を通るしか路は無い。 まさにNo way!だ。 
上手く説明できないが、そうFragile! 荷物の “割れ物注意“ と同じ感覚かな。  ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!




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核心部を越えれば後はラブリーな尾根。 アカヤシオ咲く尾根には・・




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シャクナゲも咲いているし・・




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オオカメノキの花も満開で、トリプル・コラボレーションだ。 Soooo Gorgeous!!!!




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そして、利平茶屋公園からの一般道に合流する。 ここでトレイルは、尾根コースと谷コースに分かれる。 
私たちは “三段の滝” のある谷コースへ進む。




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この辺りはシャクナゲ群生地である。




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アカヤシオと入れ替えのようにシャクナゲが咲きだしている。




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地面に落ちたアカヤシオの花を踏みながら、シャクナゲ群生地の中を降ると谷間の堤防にでる。 
ここからは谷沿いの巻き路となる。 




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クサリ場のトラバースは足場が悪いので慎重にね。


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そして最後に三段ノ滝(別名:山崖の滝)に降り立つことができる。 
新緑に包まれた白い水の流れが美しい。




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フラットになった川筋のトレイルを少し降れば利平茶屋からの広い遊歩道に合流する。 




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グリーンの色が明らかに濃くなっている。 
100mの標高ごとに変化する芽吹きの季節。 それを肌で感じられるのもこの時期のハイキングの楽しさだね。




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おや? 小沢の片隅にイエローの花が・・今年お初のクサヤマブキ(ヤマブキソウ)の花だ。 




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そして、吊橋を渡れば利平茶屋自然公園の敷地に入る。 
休憩舎の裏には昔のケーブルカー跡もあり哀愁を感じる。




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パーキングまでは、バンガローの建ち並ぶ敷地内をぬければすぐである。

初めから終わりまでたくさんの花を見て歩けるトレイルだった。 
バリエーションなのでただのお花見山行とは違いルートも楽しめる。 
歩き慣れたハイカーにはお勧めのトレイルだと思う。

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約8km / 実動時間: 約6 .5時間(利平茶屋公園9:20 ‐1207mピーク10:00‐鳥居峠12:00/13:00‐林道終点13:30‐三段ノ滝15:00‐利平茶屋公園16:00)
標高差: 約500m

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by dream8sue | 2017-05-16 18:53 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

みなかみ町 浮島のある大峰沼から吾妻耶山へ雪のトレイルを歩く  Mount Azumaya in Minakami, Gunma 

Saturday, April 22, 2017
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群馬県前橋市ではサクラの花も散って春本番を迎えている。 なので、そろそろ上越県境付近の低山も雪解けかと思い みなかみ町にある吾妻耶山へ出かけた。 
ところが、新緑どころか残雪がいっぱいでルートファインディングにも苦戦するスノーハイクとなった。





f0308721_1438512.jpg<マイカーの場合>
JR上越線の上牧駅から駅からハイクも可能であるが、大峰沼まで2時間くらいと、やや遠いので、今回は大峰沼の南東にあるパーキングまで車で入る。 
関越自動車道の月夜野ICで高速をおり、国道17号線から県道で新幹線の上毛高原駅の前を通る。 
県道272号線で西に向かえば山道となり、群馬サイクルスポーツセンターの手前で右に曲がる。 
パーキングは左から合流するダート道を0.5kmほど入った所だ。 




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f0308721_14393629.jpgパーキング周辺の沼地にはミズバショウの群落地がある。

よもやこんな所でミズバショウに会えるなんて! 嬉しいな~ ♪




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蕾のショウジョウバカマも発見!




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林道を20分ほど歩くと、モリアオガエルの棲息地として群馬県の天然記念物に指定されている古沼がある。 
古沼には、まだ氷が張って寒々としていた。 まだまだ春は遠い感じだ。




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パーキングから大峰沼までの林道は除雪されているものの、雪解けでドロドロの悪路なので、スパッツなどあった方がよいだろう。




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パーキングから30分ほどで大峰沼に到着。 
標高1000mにあるこの大峰沼は、東西約150m、南北に約300mで、浮島(高層湿原)があり、こちらも天然記念物になっている。




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浮島には貴重な湿原植物が多数自生していて、 浮島の厚さは約8.6mもあり日本中部の湿原の中では最も厚いらしい。 知らなかった!  ォォォオオ(・д・oノ)ノ!! 




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大峰沼の周辺にはキャンプ施設の建物が並んでいる。




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大峰山へは、沼を左へ半周した所から稜線へのトレイルがあるはずなのだが、雪でトレイルが消えている。 
仕方ないので右の林道をたどりスキー場から吾妻耶山を目指すことにする。 
スギ林の中をひと登りすると自然林の路になるので右に行く。 しばらくすると “一本鳥居” のある鳥居平に出る。 




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さらに林道を北へ進めば貯水場の脇を通り、ノルン水上スキー場のリフト乗り場に出る。 
前方に見えている山が吾妻耶山である。




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営業が終わっているスキー場のゲレンデを吾妻耶山を目指して登る。 
振り返れば利根川を挟んで迦葉山玉原高原の山々と、そのバックには上州武尊山の山塊が圧巻だ。




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上部ゲレンデの急斜面を登り上げて振り向けば、いつの間にか鉄塔の建つ大峰山が現れる。 
歩いてきた林道は大峰山の東側の麓を巻いているのだ。




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ゲレンデのトップまで登ると道標がある。 




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ルートは右側の樹林帯へ入り、テープやリボンを追いながら東寄りに登っていくと吾妻耶山の肩に飛び出る。 
肩から山頂までは右へわずかだ。 ちなみに、肩を左に行けば、仏岩を経由して仏岩峠(赤谷越)へ行く。




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門前石や三基の大きな石祠が並ぶ吾妻耶山(1,341m)ピークには、まだ1mくらい雪が残っていた。 




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ピークからは谷川連峰の南面を眺めることができる。 
この日は谷川岳には雲がかかっていたが、手前の阿能川岳は黒く立派に見えた。




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東側にはどっしりとした上州武尊山がそびえる。




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その右(南)手前には上州三峰山が細長い山容で横たわっている。 
数年前に、駅からハイクで登ったが、登山口までが結構長くて苦労した記憶がある。 
でも、山上には神秘的な人造湖があり充実した山行だった。 → “群馬の駅からハイク vol.2 : みなかみ町 上牧から登る上州三峰山     Mount Mitsumine in Minakami,Gunma”




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山頂で展望とランチを楽しんだ後は、大峰山への縦走路を探す。 
いったんスキー場の道標まで戻り、そこから赤谷越峠へ進む。




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木立に巻かれたテープや赤布を頼りに樹林帯を行くと赤谷越峠の分岐に着く。




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赤谷越峠からは最低鞍部を経由し尾根筋を登るようにルートを取って行く。 
大きな鉄塔が見えてきたら、その先の平らな尾根が大峰山(1,254m)である。 
大峰山周辺には4基の電波塔があり、山というより台地という方が適しているだろう。




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そして、稜線の広い路をさらに南へ進むと展望台が現れる。 
展望台と言っても周りの樹木が邪魔をして展望は良くない。 
ただでさえ鉄塔が多く興ざめなのに、用をなさないこの展望台はいらない。 




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やがてNHKの中継塔の所でトレイルが交差する。 
直進して尾根を行けば鉄ハシゴやクサリ場を通って大峰沼へ。 
右へ行けば湯宿温泉から来る林道へ。 私たちは左へ曲がり往路で歩いた東面の林道に降ることにした。




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東面の斜面は雪解けで荒れていて、階段の丸太は崩れていた。




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林道に合流してからも、沼までのトレイルが判然としない。 




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それでも方向的には沼に接近しているという確信があったので、適当にササをかき分けて行くと、突然、沼の湖畔に出た。 




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最後に残雪の大峰沼をみながら休憩をする。 
ベンチの側らに生えているスイセンの蕾はまだ固い。 

大峰沼からパーキングまでは往路の林道を戻る。
予想外のスノーハイクであったが、久しく雪山をやらない私には、残雪の大峰沼やミズバショウの群落が見れて新鮮な山行であった。
  

本ルートのマップ
私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け(残雪期)
行程距離: 約9km(大峰山登山口パーキング‐古沼‐大峰沼‐ノルン水上スキー場‐吾妻耶山‐大峰山‐大峰沼‐大峰山登山口パーキング)
標高差: 約480m
実動時間: 約5.5時間 (登山口パーキング~吾妻耶山 約2.5時間、 吾妻耶山~大峰山~登山口パーキング 約2.5時間、休憩 約0.5時間込み)

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by dream8sue | 2017-04-22 14:34 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

高崎市 マイナールート男坂から登る角落山と剣の峰     Mount Tunoochi in Takasaki, Gunma

Monday, October 24, 2016
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以前、浅間山の展望台と言われる鼻曲山に登った時に、途中の鼻曲峠から見た角落山がかっこよかった。 その角落山へ男坂から登ることにした。 角落山へは鼻曲山登山口と同じ南側の霧積温泉からアプローチするのが一般的である。 北側の男坂は、歩くハイカーも少なく荒れたルートで、急登な上にルートファインディングも難しい上級者ハイカー向けのルートである。下降は女坂(こちらは男坂よりは入っているハイカーがいるようだ)とするループトレイルだ。 
鼻曲山に興味のある方はこちらから → “上信越 霧積温泉から登る鼻曲山     Hanamagariyama in Annaka,Gunma”




f0308721_23482261.jpg<マイカーの場合>
男坂登山口は、高崎市倉渕町から二度上峠へ行く県道の途中にある倉渕川浦温泉施設 はまゆう山荘(〒370-3405 群馬県高崎市倉渕町川浦27-80)前から左の林道に入る。 未舗装の林道を1kmほど走れば小沢に架かる橋の所に2~3台のパーキングスペースがある。 この林道をそのまま直進すれば女坂登山口方面であるが、悪路なのでお勧めしない。




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パーキングからいきなり白沢に入渓して上流へ進む。 070.gif




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左岸(川下に向かって左)寄りにうっすらと踏み跡らしきものがあるような無いような・・基本的には沢の中を行き、途中、いくつもの堤防を右岸または左岸より越える。 6つ目?あたりの堤防は、何処からも越えられそうもないように見える。と、よく見ればイエロー矢印のマークがあり、コンクリートに撃ち込まれたハシゴを登って越える。 これって、登山者のための路?なのかしら。 039.gif 




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その後も、沢の中に積まれたケルンや、赤テープを見つけながらルートを探す。 いくつかの小滝も左岸寄りの巻き路などで越える。 




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所々で高巻きなどはあるものの、基本的には白沢の沢筋に沿って上流に行く。 登山口から1時間くらいで錆びた道標と思われるものが現れる。(見落としやすいので注意) ここで沢筋から離れ、左の支尾根に入る。 034.gif




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すぐに小さな涸れ沢の二俣となるので、左の沢筋に進む。 070.gif




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沢は涸れ沢で、沢筋を進むのか、尾根に取り付いた方が良いのか迷うところであるが、忠実に沢筋を行けば、2つのボルダー(大岩)が連続して現れるので、その左脇を巻くように沢を詰める。




f0308721_23555870.jpgf0308721_2356972.jpg
沢は自然と山腹に吸収され、枯れたササの原となり、かすかな踏み跡を探しながら左上していくと岩場が現れる。 悪い岩場を乗り越え山腹をトラバースしながら左の尾根に這い上がる。




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這い上がった尾根は “岩氷・白沢分岐” で、左には雨坊頭へ続く尾根が派生している(登山道はない)。 登りだから分かるものの、このルートを下降する場合はこの分岐は分かりづらいと思う。 尾根を南に進むと角落山の北壁が木立の奥に現れる。 005.gif




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北壁は左から巻く。 側壁をトラバースするためのフィックスロープとクサリのダブルラインが現れる。 クサリの方は登高ラインとしては不自然で使えない。 おそらくクサリは古いラインと思われる。 フィックスロープに方に沿って登る。




f0308721_23575312.jpgf0308721_2358852.jpg
すると、とても登れそうにない奥壁に行き当たり、どうしたものか、とあたりをよく見れば、左端の岩場に斜度70度くらいあるクサリがセットされていた。 傾斜はつよいがスタンスは大きく安定しているので岩場に慣れているハイカーなら問題ない。 クサリ場をこなし右側が切れ落ちたリッジを登る。




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見上げると首が痛くなるような急登を四つ足で登る。 042.gif




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登り上げたリッジから、北側を振り返れば、浅間隠山がスカイラインに浮かんでいた。 この地点まで樹林の中だったので、ここで初めてずいぶんと標高を上げていることに気づく。 005.gif




f0308721_2359492.jpgf0308721_00769.jpg
さらにリッジを左に回り込むと、再びクサリ場となる。 ここは傾斜はないがスタンスが良くないのでクサリに荷重がかかる。 008.gif




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最後のクサリ場をこなし、左へトラバースすれば “トドメキの頭” と書かれた鉄板の標識が置かれた尾根に飛び出る。 右に少しいけば赤い鳥居をくぐって角落山(1,393m)である。 山頂には山の規模には不釣り合いな大きな賽銭箱のある祠が祀られている。 066.gif




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時計廻りで山頂を一周すれば、西側にはこれから向かう剣の峰が逆光の中に浮かんでいる。




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その北側には浅間山が青い頂をのぞかせている。 072.gif




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裏側に廻って、北東には何やら岩尾根が見える。 何だろう? 名前はあるのかな? 039.gif  → “中垣岩” という名の岩壁でした。 




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f0308721_041691.jpg登山口から角落山まで3時間40分ほどの登高であった。  
ゆっくりランチをしてから剣の峰に向かう。 063.gif
明るい雑木林の中を15分も急下降すれば、角落山と剣の峰のコルに着く。
ここは女坂との分岐点でもある。
下山はここから女坂へ。




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コルからは、剣の峰まで直線距離にして0.5kmの登行である。 クサリやフィックスロープのセットされた急登が続くが、男坂の難路に比べれば楽である。




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この大岩を廻り込むと、右側が切れ落ちた急な岩場なので要注意だよ。 034.gif




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f0308721_065617.jpgフィックスロープのセットされた岩場を登れば遭難碑のある東の峰に着く。 
そこから紅葉した尾根を西に5分足らずで剣の峰(1,430m)に着く。 066.gif
山頂は木立に囲まれていて展望がない。 002.gif




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山頂から西に少し行けば展望が開けた場所がある。 角落山から見えた鼻曲山や浅間山が一段と近くに見える。




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そして、何といっても浅間隠山の姿が美しい。 バックには草津白根山や四阿山なども見える。 072.gif




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さて、下山は角落山とのコルまで戻る。 東の峰周辺まで戻ると先ほどランチ休憩した角落山が目の前に見える。 東斜面の紅葉が陽に照らされて綺麗だ。 072.gif




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クサリ場を慎重に降り、角落山と剣の峰のコルに着く。 ここから左の女坂へ進み、剣が峰の北壁の下をトラバースする。




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絶壁の基部はザレたルンゼ状でクサリがセットさせている。 トレイルはだいぶ踏まれた感じで今はクサリを使わなくても歩けるが、崩壊直後は悪かったと思われる。 また降雨後などもクサリがあることで安心感が得られるだろう。 045.gif




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ザレ場をトラバースすると、急に穏やかな広葉樹の森となる。 荒れた急登の男坂とは対照的で、ホッとする路である。 043.gif




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f0308721_010876.jpg涸れ沢を横切り、判然としないトレイルを探しながら北に降れば、女坂登山口のある林道終点に出る。
コルの分岐から30分くらいと意外と早く女坂登山口に出た。  059.gif
しかし、ここからの林道歩きが結構長い。




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赤沢川に沿って蛇行している赤沢林道は崩壊地も多く、もはや車は走れないだろう。 050.gif 046.gif




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やがて赤沢川が烏川と合流して、林道を右(東)に曲がり15分ほど行けば男坂登山口に着く。 070.gif

荒れた沢筋のルートファインディングや、岩場にクサリ場と期待通りに登り甲斐のある楽しいルートだった。ただ、お世辞にも綺麗なトレイルとは言えない。 展望は西面と北面は良いが、藪が濃い時期は期待しない方が良いだろう。展望だけなら近隣の鼻曲山や浅間隠山の方が良い。

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 3★ 上級者向け
行程距離: 約8.5km(男坂登山口 9:30 ~クサリ場 11:00 ~角落山 12:10 ~女坂分岐のコル~剣の峰 13:30 ~女坂分岐のコル 14:00 ~林道終点の女坂登山口~男坂登山口 15:30)
標高差: 約580m(累積高低差740m)
実動時間: 約6時間 (登高 約3時間30分、下降 約2時間、ランチ休憩 約30分込み)

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by dream8sue | 2016-10-24 23:44 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

前橋市 赤城山 環境ガイド養成講座で歩いた出張峠から陣笠山     Debari to Jingasa in Mount Akagi

Saturday, October 15, 2016
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赤城山環境ガイドボランティア養成講座とは、NPO法人赤城自然塾が行う赤城山の魅力を発信できる人材育成を目的としたプログラムで、毎年初夏から冬の実践講習を行っている。
日本に帰国して早3年目になり、帰国して初めて赤城山を登った。 この3年間で主なピークは登り、最後に残ったのが今回歩くマイナーな外輪山(出張山・薬師岳・陣笠山)。 どうせ登るならもっと赤城山のことを知るのも良いだろうと思い、この講座に申し込んだ。 ガイドボランティアなんて柄ではないが、前橋市民として、自然を愛するネイチャー人間として地元の赤城山のことを勉強するのもいいだろう。  027.gif
赤城山は富士山に次いで日本で2番目に広いすそ野を持つ山である。 カルデラ湖の大沼を囲むように最高峰の黒檜山を筆頭に駒ケ岳地蔵岳長七郎山などのピークがある。 そんな中で大沼の北西に位置する出張山~薬師岳~陣笠山は標高も低く、訪れるハイカーも少ない地味な外輪山である。




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f0308721_1194318.jpg<公共交通の場合>
今回は時計回りで歩くので登山口は、大沼の西にある厚生団地入口からである。
JR両毛線の前橋駅から路線バス(関越交通)で富士見温泉行きに乗り、赤城ビジターセンター行きに乗り換え、 “厚生団地入口” バス停下車。 
週末は赤城山直通バス(4/1~10/31土日祝運行)もあるので、それらをうまく利用しよう。

<マイカーの場合>
マイカー利用の場合は、国道17号線で渋川方面に向かい、市街の “住吉町交番前” の交差点を右折、その先3つ目の交差点で県道4号線を左折する。
県道4号線は通称 “赤城県道” と言われる道なのでこの道をひたすら赤城山に向かって走れば観光案内所のある白樺牧場を経由し、大沼の湖畔へ下って行く。 
湖畔へ下る途中の “厚生団地入口” バス停の三叉路を左に入り湖畔を西に走る。 
大沼水門の三叉路(県営赤城山キャンプ場まで行かない)を左に入った所に古いトーテムポールの立つパーキングがある。




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厚生団地入口パーキングから西へ舗装道路を林間学校の建物まで行く。 




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林間学校の前から、渋川市赤城町深山へ続く関東ふれあいの道が始まっている。 出張峠まではこの関東ふれあいの道を20分ほど行く。 070.gif




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ちなみに、林間学校の手前の三叉路を右に少し行った空き地にフジアザミの群落がある。 もう花は無いだろうと思っていたら、かろうじて咲いていた。 056.gif




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関東ふれあいの道の緩やかな坂道を登れば、山ブドウの木が生い茂る出張峠に着く。 私はこの峠には今年の夏に鈴ヶ岳に登った際に訪れたばかりである。 ハイキングパートナーについて考えさせられた最悪な思い出の山行だった。 → “前橋市 赤城山 静かなトレイル鈴ヶ岳     Suzugatake in Mount Akagi, Gunma”




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出張峠を右に曲がり、北東に向かって緩やかな尾根を行く。 




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出張峠から15分くらいで大沼方面(東~南側)の眺望が良い出張山(1,475m)に着く。 このルート上の外輪山は尾根の西~北側の展望はあまり良くない。
環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その1 : 赤城山は50万年前にできた標高2500mの富士山型の成層火山が20万年前の山体崩壊で大きく崩れ、現在の多くの外輪山と広いすそ野を持つ山となった。とさ。 027.gif




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出張山で一休みしたら、野坂峠を目指して緩やかなアップダウンを繰り返す。




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かすかに始まった湖畔の紅葉を眼下にみながら明るい尾根を行く。




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ミズナラやダケカンバの生える自然林の根元にはササが生い茂っている。
環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その2 : 大型のササ類一般をクマザサと言いことが多いが、この周辺のササの品種はスズタケや小型のミヤコザサというのが占めているようだ。 027.gif




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ササの茂みに混じって、ボロボロになったリンドウが1株だけ咲いていた。 紅葉と入れ替えに花のシーズンは終わる。 お疲れ様でした~また来年会おうね。 037.gif 056.gif




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出張山から30分ほどで野坂峠の分岐が現れる。 この分岐を北に行けば沼田方面へ行く。 こんなトレイルもあったなんて知らなかった! 046.gif
野坂峠からひと登りで薬師岳(1,528m)である。 ピークと言っても縦走路の一部のような感じで、眺望も無い、本当に地味な山だ。 025.gif



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薬師岳から陣笠山へのトレイルは東よりに角度を変えて進む。 070.gif




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環境ガイド養成講座ということで、マメ知識その3 :  近年、日光をはじめ鹿の食害が広がっているが、鹿はリョウブの木(写真左)が大好きだ。 山で肌を露わにしているリョウブの木を見かけたら、それはきっと鹿の仕業だろう。 また、鹿の背丈ほどの幹がそっくり樹皮を食べられている(写真右)が、このように幹の円周をそっくり食べられてしまった樹木は光合成で得た栄養が根に届かなくなり枯れてしまうそうだ。 027.gif




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右手には大沼の大展望が広がる。 072.gif 043.gif




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赤城山周辺のカエデの種類など、お勉強しながら歩いているうちに陣笠山(1,489m)に到着。 広場のような陣笠山ピークからは東に黒檜山が大きくそびえている。 ここでゆっくりランチ休憩。 063.gif




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さて、下山は大沼湖畔の県営キャンプ場へ降ろう。 陣笠山から東に行くと五輪峠への分岐が現れるので、ここを右に曲がり南の尾根を降る。 ササの尾根から樹林帯の急な下り坂となる。




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陣笠山から30分ほどで、キャンプ場の上の私道に出る。 左にある閉鎖になった民間施設の脇のトレイルに入り5分くらい降れば湖畔のキャンプサイトに出る。 071.gif




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この県営キャンプ場はわずらわしい予約など一切不要で、きれいなのに無料という、今時珍しく良心的なキャンプ場である。 そしてこの景色つき! 文句なしにtwo thumbs-up! 049.gif 049.gif




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紅葉が青空に映えて綺麗だ。  072.gif 058.gif




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輝く湖面に浮かぶ釣り船がいいね~! 043.gif




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キャンプ場からは湖畔の周回道路を10分ほど西に歩き、水門の所で三叉路を右に曲がればパーキングに戻る。 070.gif




f0308721_1374674.jpg外輪山ハイキングはここで終わり。
赤城山環境ガイドボランティア養成講座としては、この後、ビジターセンターまで車で移動して1時間ほどの講義を受けて終了。 いや~いろいろ為になりました。 
ちなみに、百名山とやらには全く興味の無い私は、赤城山が百名山の一座ということも今回の講習で初めて知った。 041.gif
赤城山に興味のある人は、毎年行われているようなので1度参加してみたらいかかだろうか。  049.gif
詳細はこちらから → 赤城山環境ガイドボランティア養成講座

帰りのバス待ちの時間があったので、覚満淵を散策することにする。 
大沼の東側(ビジターセンターの隣)に位置する覚満淵は、1周30分程の遊歩道が設けられている赤城山唯一の湿原である。




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私は、何度か歩いている遊歩道であるが、秋の夕暮れに歩くのは初めてだ。




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湿原植物のヌマガヤが白く枯れて、まるで霜が降りたようにも見える。




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鏡のような湖面に映る山と、赤い実が晩秋を感じさせる。 ちょっと寂しい気分になるのは私だけ? 002.gif 003.gif




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小地蔵(1,574m)と、湖面に映し出された逆さ小地蔵。 

3年間で主な赤城山のピークは登ってしまった。 あと気になるのは鈴ヶ岳山行の時に敗退した沼尾川に沿ったトレイルだ。 今は廃道?になってしまったようだが興味をそそられる。 来年、どなたか一緒に廃道探険しませんか? 051.gif

本ルートのマップ: yahoo! map
私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
行程距離: 約4km(厚生団地入口パーキング10:00 ~出張峠~出張山~野坂峠~薬師岳11:30 ~陣笠山11:45-12:40 ~湖畔キャンプ場~厚生団地パーキング13:30)
標高差: 約180m
実動時間: 約3.5時間 (1時間のランチ休憩込み) + 覚満淵1周 約30分

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by dream8sue | 2016-10-15 01:14 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)