カテゴリ:磐梯朝日国立公園( 3 )

吾妻連峰 見どころいっぱい駕籠山稲荷・一切経山・東吾妻山      Mountain range Azuma in Bandai-Asahi National Park

Sunday, August 12, 2018
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磐梯朝日国立公園に属す吾妻連峰を初めて訪れた私は、東の玄関口、浄土平周辺でのハイキングを楽しんだ。
吾妻連峰は、火山活動中の東吾妻の一切経山と吾妻小富士付近以外は、シラビソなどの原生林帯と湿原帯に分かれる。
湿原帯には湖や池塘も多く、高山植物が咲きほこる花園である。



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私は、浄土平から鎌沼経由で谷地平避難小屋(下記リンク参照)に入り一夜を明かした。

この日私は、直前まで谷地平から大倉沢沿いの大倉新道で吾妻連峰の主稜線に登る気だったのだが、
大倉新道のコンディションが悪いことに加え、主稜線縦走もかなりのササ藪が続く悪路であることから、
駕籠山(かごやま)稲荷神社経由で姥ヶ原に戻ることにした。

帰りのバスの時間も気になる。 福島駅からレンタカーにすればよかったかな~とちょっと後悔。




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小屋の裏からササ原に進み、川幅のある姥沢(大倉川支流)を渡渉して少し行くと分岐に着く。
右へ行けば谷地平の大湿原。 左は駕籠山稲荷神社経由で姥ヶ原への路となる。
谷地平湿原に寄り道したい思いもあったが、次回のお楽しみと諦め、左(南)のトレイルへ進む。



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ササ原には トリカブト や ミヤマシャジン といった高山植物がみられる。



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分岐からすぐに大倉川支流の流れを渡渉する。 
“OMG! 深いな~” 靴を脱いで渡渉か?と思ったが、よく探せば飛び石伝いで渡れるポイントがあった。



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渡渉後に登り上げた草原は朝露で光っていた。 その草原に咲く ウメバチソウ が宝石のように美しい。



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そして、駕籠山への樹林帯が始まる。 ぬかるんだ悪いコンディションである。



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本当にこのルートでいいのかしら?と不安になるような路だ。
時々現れる、何が書かれているのか分からないような古い道標でも、あれば安心する。



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水溜まりも多い。



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倒木もある。



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小屋を出てから1時間30分、稲荷神社の鳥居に着く。 
いや~、観光用のハイキングマップに上級コースで載っているトレイルだが、あまりお勧めできないな~

駕籠山のピーク(鳥居から5分)は、展望の無い樹林の中に石祠が祀ってあるだけの信仰の山である。



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鳥居から “姥ヶ原” の標識に従って鳥居の左(東)のトレイルに進む。 
この路は東吾妻山の西の山麓を、いくつかの涸れ沢を横切りながら姥ヶ平へ至る。

ちなみに、鳥居から右方向へもトレイルがあるが、“蒲谷地” へ行く悪路なので間違えないこと。



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鳥居から1時間ほどで姥ヶ原に戻り、姥ヶ平の高台から左へ下り、鎌沼の西岸を半周して酸ヶ平へ向かう。
ちなみに、鎌沼は蓬來山の西側を三日月形(鎌形)で取り囲んでいる。



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湖畔のベンチに座れば、鎌沼の一番広い部分を見渡せる。 ここで2度目の朝食タイム。 063.gif



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鎌沼の東端。 



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おや、これは何だろう? 花のように見えるけどイタドリの実かな? それにしても花?(実)付きが凄い!



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鎌沼を過ぎるとすぐに酸ヶ平(すがだいら)の湿原が広がっている。



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酸ヶ平湿原は小さいがのびやかな明るい湿原である。
浄土平からのトレイルを合わせた三差路周辺も小川が流れるラブリーな場所だ。



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三差路の北側には、酸ヶ平避難小屋が建っていて、そこから一切経山へ登るトレイルが続く。
酸ヶ平避難小屋にザックをデポして一切経山を往復するとしよう。 



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小屋の裏手を流れる小沢を渡り、石ころが転がる荒涼とした上り坂を行く。



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ひと登りするとビューポイントがあり、さらに登ると、右に吾妻小富士の噴火口が現れる。
吾妻小富士は、浄土平から5分で噴火口壁上に登れて、お鉢めぐりも30分ほどだ。 観光の目玉商品だね。 041.gif 



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だらだらと長い石だらけのトレイルを登り、だだっ広い一切経山の山頂に着く。 
展望は見事な雲海に覆われていた。



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ハイカーのお目当ては、ピークの北端から見下ろす五色沼である。



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“吾妻の瞳” とか “魔女の瞳” と呼ばれる五色沼をズームアップ。 
次回は魔女の涙(大倉川深沢)をたどって、瞳にたたずんでみたいな~ 一緒に遡行できる方を募集中です。



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さて、一切経山の後は、吾妻小富士でも登って浄土平でビールでも飲みながらバス待ちもいいだろう。

しかし・・下山途中のビューポイントからの眺めが amazing 過ぎる! 
正面に東吾妻山、その手前の森林は蓬來山。 眼下に酸ヶ平の湿原で、その奥が鎌沼。 

観光客ルートの吾妻小富士の喧騒よりも、目の前の東吾妻山に登る方が楽しそうだ。



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ということで、東吾妻山のトレイルヘッドがある姥ヶ原まで再び湖畔を歩いて戻る。



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2日間で3度目の姥ヶ原。 ドームに向かって木道を南へGO!



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浄土平や谷地平へいく十字路を直進して東吾妻山のトレイルに入る。
ササがトレイルに覆いかぶさる、いささか煩わしい路である。 



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低木林なので日陰も少なく暑い。  そんな中、羽を輝かせて飛ぶトンボの群れに遭遇。



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姥ヶ原のトレイルヘッドから1時間弱で樹林をぬけだして、ハイマツの群生する山頂部に出る。



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北西方向には、一夜を明かした谷地平避難小屋のある谷地平の大湿原が見える。



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北には一切経山、東に吾妻小富士。



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東吾妻山の山頂からは、西に磐梯山が桧原湖や秋元湖などの湖を従えて鎮座している。



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さて、東吾妻山まで登ってしまったら、浄土平へ下るよりも鳥子平へ下る方が楽しそう・・しかし・・
東吾妻山から南の樹林帯をひと下りで展望台に着く。



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展望台より望む磐梯山は、東吾妻山から見るより近くに(大きく)見える。



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展望台の先にある小さな湿原は、いつまでも留まっていたいと思わせる気持ちの良い場所だ。



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秋の花はパープルが多い。 その代表選手がリンドウたちだ。  エゾリンドウ(写真左)とミヤマリンドウ(写真右)



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湿原の周りは オオシラビソ(アオモリトドマツ)の森に囲まれている。
Oh~ 久しぶりに アオモリトドマツ の松ぼっくりをみた。

と・・ここまでは良かったのだが・・



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湿原の先から本格的な下り路となるのだが、これが実に悪い!

トレイルは、全体的に狩り払い不十分でササがうるさい。 
足元は水が流れていて水溜まりも多く粘土質で滑り易い。 
加えて倒木や岩場もあり、それらの状態をすべてササが覆い隠しているので、まずササを払って注意深く足元を見なければならない。

湿原帯の木道部分以外は、このような悪いコンディションが鳥子平の登山口に出るまで続く。
おのずとスピードも落ちるので、マップタイム以上に時間がかかることを留意しておこう。



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まだかまだかと思いながら悪路と格闘すること1時間強で、ようやく景場平(けいばだいら)に着く。
展望台から景場平まで、標高差はたった220mなのだが、それ以上に長く感じた。



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東吾妻山の麓にある景場平は、東吾妻山からの地表水や地下水が溜まった湿原で池塘もいくつかある。



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景場平から、さらに30分ほど湿った樹林帯を降れば、やっと鳥子平の登山口(磐梯吾妻スカイライン)に到着。
こちらの登山口からの登高は結構ハードかと思う。 覚悟して登った方がよい。
観光ハイキングマップに騙されてはいけない・・これが東北基準か?恐るべし東北の山だ。!



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バスの時間待ちがあったので、鳥子平バス停から10分のところにある鳥子平(とりこだいら)湿原へ寄る。
鳥子平湿原は、高山の麓にある小さな湿原で、高山へはここから約1時間。 浄土平へは30分くらいである。



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この時季の鳥子平湿原には コバギボウシ が群生していた。



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浄土平でビールも良いが、誰もいない静寂の湿原で、木道に腰かけてコーヒーを入れて飲むのも悪くない。
1日のハイキングを終え、苦いコーヒーが身体にしみわたる。 063.gif 



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池塘の周りを紅く染めているのは、食虫植物の モウセンゴケ だ。
あらら・・トンボがとまっている様に見えるが、実は餌食にされている。 


初めての吾妻連峰のハイキングは、一切経山の火山帯を除き、まさに湿原と原生林を歩くものだった。
湿原には木道が整備させていて歩き易いが、原生林の中はウエットな悪路である。

ビジターセンターでもらえる観光用のトレイルマップには、上級者ハイカー向けとあるが、
日本アルプスや西上州のような岩場でのテクニカルな要素があるための上級ルートということではなく、
悪路を処理しながら、辛抱強く歩くことを要求されるという意味での上級ルートと解釈してほしい。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
距離:約13km/ 所要時間:休憩込で約10時間(谷地平避難小屋 5:10‐駕籠山稲荷分岐‐駕籠山稲荷神社 6:30/7:00‐姥ヶ原 8:10‐鎌沼湖畔 8:30/9:00‐酸ヶ平‐一切経山 10:00‐酸ヶ平 10:40/11:00‐姥ヶ原 11:30‐東吾妻山 12:30/12:45‐景場平 14:15‐鳥子平 14:45/15:30‐鳥子平バス停 15:40/15:48)
標高差: 約+650m/-550m


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by dream8sue | 2018-08-12 22:17 | 磐梯朝日国立公園 | Trackback | Comments(6)

吾妻連峰 浄土平から鎌沼を通って谷地平避難小屋へ     Mountain range Azuma in Bandai-Asahi National Park

Saturday, August 11, 2018
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磐梯朝日国立公園に属す吾妻連峰を初めて訪れた。 
全く縁のない山域で、まずその位置関係も良くわからなかった。 039.gif

北は山形県米沢市と南は福島県福島市と猪苗代(いなわしろ)町、最高峰の西吾妻山(2035m)は北塩原村という、2県4市町村の境界に位置する山々をさす。

吾妻連峰は、東吾妻、中吾妻、西吾妻に大別され、今回、私は東の玄関口である浄土平から東吾妻周辺を歩いた。 070.gif 
那須火山帯に属し、東吾妻のひとつ一切経山(いつさいきようさん)は今も火山活動を続けている。

東吾妻の古い火口跡は湖や湿原になっていて、五色沼、鎌沼、桶沼などの湖や、浄土平、姥ヶ原、谷地平、弥兵衛平などの主な湿原がある。



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<公共交通の場合>
東の玄関口、浄土平へは福島駅から吾妻スカイライン観光路線バス(下記リンク参照)でアクセスする。

吾妻スカイライン観光路線バスは、5月3日~9月30日の土・日・祝日のみ運行で、1日2往復だけなので、おのずと入山日は限られる。
 (10月1日~11月4日の紅葉シーズンは毎日運行)
したがってウィークデイの入山は、マイカーがレンタカーになるだろう。
私は青春18切符で各駅を乗り継いで福島入りしたので、浄土平に着いたのは午後3時近かった。 059.gif

浄土平は、パーキングや公衆トイレ、レストハウス、天文台などもある観光地だ。
パーキングの東側にある吾妻小富士(パーキングから5分)や桶沼などに手軽な散策路があるので、家族連れでも楽しめる。



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私は人が多い場所は苦手なので、ビジターセンターで情報を得たら、さっさと谷地平避難小屋へ向かう。 105.png
ビジターセンター西側の浄土平湿原の木道か、または、天文台の裏手からトレイルに入る。

右手には、一切経山の中腹(八幡焼けと呼ばれる)から火山活動の噴煙が上がっている。
風に揺れるススキが秋を感じるね~。 



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周辺の湿原には小川が流れていて、高山植物の宝庫。 
クロマメノキ は早くも実を付けている。 もっと熟した実をジャムなどにして食べると美味しいらしい。 111.png



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浄土平のパーキングから600mほどで分岐があり、右に一切経山への路を分けて、左の姥ヶ原・鎌沼方面へ行く。



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しばらくは蓬來山の南面を巻くように進むと・・
足元に シラタマノキ の群生が・・ ぜんざいに入ってる美味しいやつかな・・?
いえいえ・・これを入れたらサロメチール臭くて食べれたものではないよ~・・ イヤー!((ll゚゚Д゚゚ll))ヒィィ!!!   



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Wow! ピカピカの実。 マイヅルソウ の実だね。



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この時期にはよく見かける ヤマハハコ。



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やがて木段の登りになり、振り向けば吾妻小富士と浄土平が見える。



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鎌沼からの流れを渡り姥ヶ原に近づくと、なだらかな山容の東吾妻山が左側に現れる。



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木道の両サイドには ハイマツ が生えている。 ハイマツの実って、こんなに大きかったの? 005.gif 



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湿原の周りは コメツガ や オオシラビソ の原生林に囲まれている。



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1時間弱で、北の前大巓と南の東吾妻山に挟まれた姥ヶ原に到着。



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西へ直進すれば東吾妻山や駕篭山、谷地平へのトレイルヘッドである。
右のトレイルは鎌沼の周回路なので、迷わず右へ行き湖畔で癒される。



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蓬來山の西側を三日月形で取り囲むように広がる鎌沼が西陽に照らされて美しい。 101.png



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姥ヶ原は冬の西風の通路になっているので背の低い植物しか育たない。 
ミネヤナギやクロマメノキ、コケモモ、ガンコウラン(写真)などが生育してる。



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今の時季の花はリンドウが旬だね。 
ここでは、エゾリンドウ と エゾオヤマリンドウ が混ざって咲いてるようだが、この2本はエゾリンドウのほうかな?



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ネバリノギラン もたくさん見かける。 花は地味だが、これからの時季は葉が紅葉して湿原の秋に一役かっている。



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鎌沼のバックには今も火山活動を続ける一切経山の荒涼たる姿が見られる。
一切経山には翌日に登ることにして、本日は姥ヶ原の西側の谷(大倉川)谷地平へ向かう。



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鎌沼を半周したあたりで酸ヶ平(一切経山方面)との分岐があるので、左(西)へ行く。



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左手にドーム形の東吾妻山を見ながら木道を行けば・・  070.gif 



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木道から離脱して谷地平へのトレイルが始まる。  
ササに覆われていて見落し易いが、ほんの数メーター先には稲荷神社のある駕篭山への分岐があるので分かるだろう。



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姥ヶ原の名の起こりである姥神の石像(思っていたより小さな石像)の前を通り、暗い樹林帯に入る。
さて、ここからが本番・・っていうか・・聞きしに勝る悪路の始まりだ。 149.png



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このあたりは6月中旬まで残雪があるということで、水溜まりも多く、濡れた石や木の根が実に滑り易い。 008.gif  
ビジターセンターでもらったハイキングマップでは、上級者コースになっているものの、コースタイムはマップ記載よりもはるかに時間がかかる。 042.gif



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こんな泥だらけのトレイルでは、スリップだけは避けたいと悪戦苦闘しながら降っていく。 008.gif
それでも時々、キノコを見つけたりして針葉樹林の森を楽しむ。



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大きな倒木の根には、スギゴケがびっしり生えている。
木漏れ陽を受けた胞子が、気持ちよく背伸びをしているようだ。 037.gif



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ぬかるみに悩まされながら悪路の下りに嫌気がさす頃、ようやく勾配がゆるやかになり、小沢を続けて2本渡る。



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歩き易くなったツガやシラビソの森を抜けると・・



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姥沢(大倉川の支流)の流れが左下に見えるようになる。



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アカモノ の実がまさに真っ赤な実になってトレイルの足元を飾っている。 やはり時季的に花よりも実が多いね。



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程なく、小さな湿原にでる。 木道のありがたさを実感する瞬間だ。



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背高の ノアザミ? の足音に咲く花は、ウメバチソウ や オゼミズギク(写真)

湿原の先で、姥沢の渡渉があり面食らうが、よく見れば飛び石伝いに渡れるポイントがある。



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渡渉後すぐに谷地平避難小屋に着く。 
長い電車の旅と、姥ヶ原からの下降が思った以上の悪路だったので、短いハイキングの割には疲れた。 042.gif 



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吾妻連峰には、いくつもの避難小屋があり通年無料開放している。
谷地平小屋をはじめ酸ガ平小屋、家形避難小屋、明月荘(弥兵衛平小屋)、西吾妻小屋などがあり、谷地平小屋はその中でもかなり綺麗な避難小屋。

祭日+お盆休みにも関わらず利用者は私だけ・・と思っていたら、30分後に単独の男性が入ってきた。
日本中の山を歩いている健脚の若者で、この日も麓から40kmくらい歩いてきたとか・・ OMG! 三( ゚Д゚) ス、スゲー!
何をしたいのか分からない草食系男子の多い日本にありながら、何とも頼もしい日本男児である。



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谷地平避難小屋の裏手には背丈ほどのクマザサが一面を覆う草原が広がっている。
ここから10分程度のところに谷地平湿原があり、そこから大倉新道で吾妻連峰の主稜線(県境稜線)に至ることができる。
また、駕籠山稲荷神社から姥ヶ原に戻るルートもある。

さて、翌日はここからスタートして駕籠山稲荷神社、一切経山、東吾妻山と盛りだくさんの内容です。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約3時間(浄土平BT 15:00‐姥ヶ原‐鎌沼‐谷地平分岐‐谷地平避難小屋 18:00)
累計標高差: 約+200m/-300m


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by dream8sue | 2018-08-11 22:44 | 磐梯朝日国立公園 | Trackback | Comments(2)

出羽三山 出羽三山の主峰 月山を登る     Mount Gassan in Bandai-Asahi National Park

Wednesday, July 25, 2018
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宗教にはさらさら興味の無い私は、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)の存在を知らなかった。 
山形県のほぼ中央部、磐梯朝日国立公園の北端に位置する、信仰の山らしい。

そもそも月山が気になったのは、万年雪がもたらす多種多様の高山植物がみられると聞いたからだ。
花狙いならば、本当は弥陀ヶ原の湿原がある羽黒口から登りたかったのだが、
同行者の希望もあり、今回はサマーリフトに乗れる姥沢(志津口)からのアプローチとなった。

前日に鳥海山ですでに多くの高山植物を見ていたので、月山では帰りの駄賃程度の期待しかなかった。
案の定、目新しい花との出合は無かったが、朝日連峰を始めとする周辺の山々の展望が素晴らしかった。



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<マイカーの場合>
関東圏からは、東北自動車道~山形自動車道と乗り継ぎ月山ICで下車。
国道112号で北上し、途中から山形県道114号(月山志津線)に入り、終点の月山スキー場まで走る。
ホテルやロッジの建ち並ぶターミナルの右側に大きなパーキング(無料)がある。

私達は鳥海山ハイキングからの継続だったので、日本海東北自動車道を南下して、山形県鶴岡市で国道112号に合流した。

月山リフトは955mの長いリフトで、ハイキングや残雪を滑る春・夏スキーの基地となっている。
リフト乗場は、パーキングから車道を800mほど登った、姥沢の左岸(川下に向かって左側)に建っている。 
(片道580円 / 往復1030円)

リフトで往復するという方法も良いが、せっかくなので登りのみ姥沢と四ッ谷川の中間尾根の東側のトレイルを登ることにする。



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月山リフト乗場へ向かう途中で、姥沢に架かる橋を渡ったら右に折れ、尾根の東側へ回り込む。
始めは広葉樹林の中だが、すぐに視界が開け、右(南東)方向の山並みが見えてくる。



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程なく右手に四ッ谷川をみながら、山腹をトラバースする路となる。 前方に月山が見えてくる。



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左の斜面からはいくつもの湧水が流れ出している。 



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その水源のお陰で オタカラコウ が大群落をつくっている。



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ノウゴウイチゴ も美味しそうな実をたくさんつけていた。 111.png



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やがて、勾配が緩やかになったかと思うと ニッコウキスゲ が咲く湿原が現れる。



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四ッ谷川の源頭部(西俣沢)は、なだらかな湿地帯で木道が延々と続いている。



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写真では分かりづらいが、小川の縁に群生しているのは・・



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鳥海山で初めて見た ベニバナイチゴ。  056.gif 



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たおやかな山容がいかにも月山、豊北の山って感じだね。



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湿原の緩やかな登りをこなして、牛首下でリフト乗場からのルートと合流する。 と、同時に残雪地帯が始まる。



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雪解けの大地を埋め尽くしているグリーンの絨毯は イワイチョウ。



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イワイチョウ、イワカガミ、チングルマ などのお馴染みの湿原植物たち。  056.gif 056.gif 



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こちらも鳥海山で初めて見た、ヒナザクラ。 ここでも可憐に咲いていた。 056.gif 



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この辺りは春・夏スキーのゲレンデになっていて、この日も夏スキーを楽しむスキーヤーで賑わっていた。

南方に見える青い山脈は朝日連峰で、遠方には吾妻連峰も見えている。 
どちらもまだ登ったことが無いエリアなのでぜひ行ってみたいな~。 070.gif 



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まもなく牛首の分岐にさしかかる。 右は月山へ、左は湯殿山や姥ヶ岳へ行くトレイルだ。



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右(東)へ進み、急な階段状の石を踏みしめながら登ること1時間弱・・ 042.gif



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ツルツル頭の地蔵が出迎える鍛冶神社に着く。 以前はここにも小屋があったようだ。



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鍛冶神社から急坂をひと登りすれば、芭蕉の句が刻まれた碑が立つ台地に着く。
台地を北に行けば円錐状の山頂が現れ、そこには月山神社が鎮座している。 肩に建つ平屋は月山頂上小屋。



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神泉池のある台地には多くの高山植物が咲き乱れ、中でもパープル色の ハクサンフウロ の群落が目をひいた。



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おや、大きなトンボ! オニヤンマかしら?  懐かしい~・・子供の頃に見た以来かも・・



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オニヤンマがとまっていたのは 東北地方の日本海側に分布するという ウゴアザミ。



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山頂を踏むためには、参拝料を払って社内へ入るしかないようだ。  困ったな~・・私 agnostic なんだよな~

いや~、特に参拝は必要ないので、とりあえずピークだけ踏ませてやってくれませんかね~神様!
参拝料は信者からいただき、ハイカーのために粋なはからいをしてもいいのでは? 神様なんだから・・

って、私はピークハンターではないので、どうでもいいけど。 041.gif



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とりあえず、神社の前で展望を楽しもう。 
西側には残雪をまとった出羽の山々と日本海が一望できる。



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神社の東側へ回れば、美しく咲く コバイケイソウ の群落の先に月見ガ原の大草原が広がっている。



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羽黒口から来る北側のトレイルを100mほど行き、左上の尾根に登れば、山頂の北側(標高1980m)地点に三角点がある。 



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山頂小屋方向に戻り、南東方向へ続くトレイルを少しだけ歩いてみた。



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ボルダーが転がる草原の中には・・



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ミヤマリンドウ が群生している。 ブルーが実に鮮やかである。 146.png 056.gif



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こちらも東北地方の日本海側高山限定の ミヤマウスユキソウ(別名:ヒナウスユキソウ) が咲いていたが、
この暑さで干上がっているのか? すでに花期が終わってしまったのか? カサカサだね。 037.gif



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さて、山頂周辺の散策を終え、下山に取りかかる。 牛首までは往路を戻る。
眼下には、これから向かう牛首から姥ヶ岳までの山並みが見えている。



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40分程の下降で牛首に着く。  ここも コバイケイソウ が花盛り。



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牛首の分岐を直進して、左斜面に残る雪渓をみながらトレイルを姥ヶ岳方向へ進む。



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トレイル脇の花々の中で目にとまったのは、久しぶりに見る トモエシオガマ。  



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金姥の分岐では、右に湯殿山へのトレイルを分ける。 



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金姥を過ぎて、さらにその先のピークが姥ヶ岳である。



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姥ヶ岳(1670m)の山頂はラブリーな湿原で高山植物がたくさん咲いている。  056.gif 056.gif 



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池塘の周りをイエローに染めているのは・・



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湿原ではお馴染みの キンコウカ。 この花は4~5年周期で豊凶があるらしい。



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姥ヶ岳東側の木段を降り、姥沢の左岸台地にある月山リフトの山頂ステーションに向かう。
全長約1000mの月山リフトで楽チン下山。

月山リフトの山麓駅からパーキングまでは15分くらいの舗装道路の歩きで着く。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 


私のこのトレイルへの評価: 4★ 初級者向け
距離:約10km/ 所要時間:休憩込で約7.5時間(姥沢P 5:40‐牛首 7:40/8:10‐山頂 9:10/11:00‐牛首 11:40‐金姥12:00/‐姥ヶ岳 12:30‐リフト山頂駅 12:50‐リフト山麓駅 13:05‐姥沢P 13:20)
標高差: 約820m 

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by dream8sue | 2018-07-25 10:15 | 磐梯朝日国立公園 | Trackback | Comments(0)