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富岡市 妙義山 禁断の金鶏山から筆頭岩を登る     Rock Climbing at Hitōiwa in Mount Myōgi, Gunma

Thursday, November 30, 2017
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日本三大奇勝と言われる群馬県の妙義山であるが、その山塊の最南にある金鶏山には筆頭岩という岩塔がある。
登山者なら誰もが知っている、日本の近代登山の父ウォルター・ウェストンによって初めて登られた岩塔である。

私は昔から何度となく登っていたのだが、金鶏山が登山禁止になってから久しく登っていなかった。
2014年にアメリカから帰国して久しぶりに登った際は、こんなに高度感があったかな~とビビリまくった記憶がある。
その時、筆頭岩から東に連なる金鶏山の稜線が気持ちよさそうだったので、今回はその金鶏山と合わせて筆頭岩のクライミングを楽しんだ。


金鶏山周辺は、現在は登山禁止になっているので、登山、クライミングに当たっては自己責任で対処してください。



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<マイカーの場合>
国道18号で軽井沢方面に向かい、松井田バイパスの先の五料の信号を左折し県道51号線に入る。
1.5km程で県道213号線に当たるので右折し、妙義神社方面に向かう。
上信越自動車道利用の場合は松井田妙義ICで下りれば県道51号線に合流する。

妙義神社(道の駅“みょうぎ”が左側にある)を過ぎるとカーブの続く山道になり、金鶏山のすそ野を巻いて中之獄神社へと続いている。
その山道の途中(妙義神社から約6km)にパラグライダーの練習場 “スカイパーク” がある。(路肩に10台くらいパーキング可能)

金鶏山の登山口は、スカイパークから中之獄神社方面へ5分くらい歩いた車道の脇のコンクリート階段から始まる。



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落葉で覆われた自然林の急登を30分ほど登れば、金鶏山の岩稜の末端壁にたどり着く。
妙義山特有のコブのような岩が突起した岩稜である。



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出だしが易しい壁だったので、ロープ無しで登りだしたのだが・・ 148.png
滑り台のような溝を詰めて行くうちに、段々と傾斜が増してきて、けっこうな高度感となる。



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振り返れば・・こんな感じで・・振り返ったことを後悔する・・ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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それでも、ホールドとスタンスは豊富で、フリクションも良い。
溝状の岩を慎重に登って、岩稜のてっぺんまで登る。 166.png



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一気に高度を上げたので、岩頭からの展望も一気に開ける。 
西側には西上州の山々が展開している。 177.png



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南側には富岡市から埼玉県側まで、関東平野が一望できる。



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北側に目をやれば、榛名山群が一際高く浮き上がって見える。 146.png 177.png



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岩頭からは、やや傾斜が緩やかになるものの、ヤセ尾根となりさらに岩稜が続く。



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ナイフエッジのような岩稜を藪岩クライミング全開で越えて行く。



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すると、程なく金鶏山のピークに接近する。
ピークの少し手前(東側)にはこんな大きな石像が置かれている。
信仰の山ではありがちなことだが、人間が登るだけでも大変なこんな切り立った頂に、よくもこんな重い像を荷上げしたものだと感心する。 150.png



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稜線の一部分のようなピークらしくない金鶏山のピークを過ぎて北西へ進むと、どれも筆頭岩に見える岩塔がいくつも現れる。



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複雑に入り組んだ稜線を、岩塔の上から偵察する。
前方の岩塔を岩稜通しに、または基部を巻いたりと、ルートファインディングを楽しみながら前進する。



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バックには表妙義(妙義山は、南側の表妙義と北側の裏妙義に分かれている)の金洞山から相馬岳の稜線(バラ尾根)が見えている。



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その東には、相馬岳から白雲山と続く岩稜の側壁が山麓に向けて圧倒的な壁となって切れ落ちている。
この金洞山から白雲山までの表妙義縦走路(下記リンク参照)は見ての通りの岩稜帯の連続で上級者向けの登山道である。




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アップダウンを繰り返していくと、木の幹に同化されつつある古いクサリに出くわす。 150.png
ここが確かに昔は縦走路であったことを物語っている。



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クサリで降りたギャップを、今度はフィックスロープの残置を使って登り返す。



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その後も、かすかな踏み跡を追いながら倒木が横たわる崩壊地を登る。 119.png



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その先には、長いフィックスロープの掛かる急斜面の下降などもある。 140.png



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筆頭岩の2つ手前の岩峰で踏み跡がさくそうしている。
岩峰の頂まで登ってみたが、下降路は無い。 
でも、頂からの眺望はよく、金洞山の眺めが最高だ。 177.png



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戻って岩峰の手前から左側(南側)を巻くのが正解のようだ。
しかし、この巻き路も、のっぺりした大スラブのトラバースで手ごわかった。 149.png



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大スラブのトラバースの後は、筆頭岩へ行く最後の岩場である。
が、左へ岩場の基部を巻く踏み跡につられて、大きく岩場を巻いてスギ林に入ってしまった。
すぐ左下に車道が見えるスギ林の中のトレースを行けば、筆頭岩の取付きに着く。




f0308721_14341309.jpg【落とし物の案内】

金鶏山と筆頭岩との縦走路の金鶏山寄りで、カメラの忘れ物を拾いました。

カメラは、Olympus tough TG4 黒 で、木の枝に掛けてありました。
紅いスリングと、青いカラビナが付いています。

まだこの数日の間に忘れられたものと思います。
同行者が保管していますので、心当たりの方は、 “どんな写真が写っているか” を明記のうえ連絡ください。



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筆頭岩の取付きは、こんな逆層の岩場である。
荷物をここにデポして登攀にかかる。
この逆層の岩場をフリーで登って、左上の松の木テラスでアンザイレンする。



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筆頭岩の各ピッチの登攀については、2014年の記録を参照してほしい。




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核心は、浮石の重なる剣の刃渡り(写真)からⅣ級-くらいのフェイスの乗越しだろう。



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核心部を登り終えて、剣の刃渡りをのぞき込む。



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核心部をフォローするセカンド。



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筆頭岩の終了点からは西側が開け、ものすごい高度感がある。



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金洞山もすでに目の前である。 
右端の一際切立った岩壁が、滑落事故の絶えない人食い岩の “鷹返し” である。 149.png



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東側には歩いてきた金鶏山からのヤセ尾根が望めて感慨ひとしおである。



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筆頭岩のてっぺんで展望を楽しんだ後は、2回のラペルで筆頭岩の東側へ降りる。



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1回目は10m、2回目は空中懸垂ぎみの40mのラペルである。
約2時間弱の登攀を終え、取付きに戻り荷物を回収する。



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筆頭岩の取付きから岩壁基部を西に巻き、一本杉との鞍部にある階段から車道に降りる。
眼前には登攀した筆頭岩が高くそびえている。
後は車道をスカイパークまで降るだけだ。

筆頭岩を登らず金鶏山の縦走だけなら距離も短く標高差も小さいので4時間もあれば歩けるだろう。
しかし、昔は登山路(今は完全な廃道)があったとはいえ岩山なのでルートファインディングを誤ると行きづまる。 
どんな状況にも対応できるようにロープなどの登攀装備はあった方が良いだろう。

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け(筆頭岩は要登攀)
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約6時間(スカイパークP 8:30‐金鶏山 9:30‐筆頭岩基部 11:30/12:00‐筆頭岩クライミング終了 14:00‐スカイパークP 14:30)
標高差: 約250m
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by dream8sue | 2017-11-30 13:51 | Rock Climbing | Trackback | Comments(4)

安中市 妙義山 裏妙義の御殿東壁は想像を絶する藪岩     Mount Myōgi in Annaka, Gunma 

Sunday, November 26, 2017
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群馬県の妙義山は、妙義湖(中木ダム)を挟んで南側の表妙義と、北側の裏妙義に分かれる。
そして裏妙義のシンボル、丁須の頭の前衛壁として御殿の岩峰群が際立っている。
今回は、その御殿の東壁と、東壁へのアプローチとして下部の風穴稜を登る。

なお、裏妙義には一般ルートの篭沢コースと巡視道の間に風穴尾根というのがあるが、御殿の風穴稜とは別物なので混同しないようにね。

最近、Web上のブログを読んでバリエーションルートに入って遭難する人が増えているそうです。
このルートは一般ルートではありません。
入山に際しては必ず経験者(読図や登攀のできるレベル)やガイドと同行してください。
 



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旧裏妙義国民宿舎(裏妙義国民宿舎は2016年3月に閉鎖さえている)から0.3kmほど妙義湖よりにあるパーキングスペースに車を停めて、
さらに0.5kmほど下流の釜ノ沢右岸の林道跡に入る。
古い立て看板のある林道跡をさかのぼれば、両方に滝のかかる二俣となる。

なお、旧国民宿舎までのアクセスは
 “安中市 妙義山 篭沢から登る冬の丁須の頭 Mushroom Rock “Chosunokashira” in Mount Myogi” (下記リンク)を参照のこと。





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右俣に入り、落ち葉で埋まる瀞を避けて、右岸の泥ルンゼを登り尾根に上がる。



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尾根上は藪は無いが、踏み跡も無い。  
時々現れる岩塊を巻いたり、ロープ確保しながら正面を登ったりして高度を上げる。



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やがて、右側に朝陽に照らされた御岳尾根の岩稜が見えてくる。
すると、こちらの尾根上では大きなミズナラの木に出くわす。
このミズナラの大木は、このルートを登るクライマーたちの良き目印になっているようだ。



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さらに倒木が横たわる足場の悪くなった斜面を登ると、いよいよ風穴稜の岩稜が始まる。



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何処から取り付くのか、あちこち探し廻ったあげく、泥の詰まった藪ルンゼをロープ確保して突破する。  144.png
ここの泥壁にはアイスバイルが決まる。



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登り上げた岩稜からは、右前方に御殿の東壁、左横には中木川を挟んで裏妙義の谷急山(下記リンク参照)や表妙義の星穴岳などが姿を現す。




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そして、岩稜の右側にあるバンドを50mほど行ったところに大きな風穴が空いている。



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風穴の大きさは、星穴岳のむすび穴(下記リンク参照)くらいの大きさだろうか?
風穴の奥にもビバークできそうな洞穴がある。
妙義山にはこんな穴や門や奇岩がいっぱいで、実に面白い。 さすが日本三大奇勝の山だね。




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さて、風穴まで3時間で着いたので何とか東壁の登攀もやれそうだ。
風穴見物の後は、今度は星穴の上のナイフリッジ(上の写真の左の岩稜)に乗り、東壁とのコル(ギャップ)を目指す。



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ナイフリッジに乗ると眺めは抜群で、眼前に東壁が迫る。  三( ゚Д゚) ス、スゲー!

おいおい、こんな壁登れるのか~・・・ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!



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右下の御殿の支稜にも岩壁が連なっている。



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ナイフリッジには、念のためフィックスロープを張って進む。



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この下が、先ほど遊んだ風穴である。



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ナイフリッジを渡り終え、東壁のコルへは2回のラペルとなる。
最初は5mくらいの短いラペル。



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そこから2回目の下降ポイントまでヤセ尾根を行く。
東壁の左側にも、軍艦岩?と思われる岩が連立している。
岩の要塞の真っ只中に自分がいることを認識させられる。 もう逃げだすことはできないのか?  140.png



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いえいえ、大丈夫・・逃げ道はある。  103.png
2回目、40mの長いラベルで東壁とのギャップ(東壁取付き)へ降りれば篭沢側へ逃げる(下降する)ことができる。

今回、ラペルポイントの立木にグリーンのスリングを残置した。



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さて、どうにか東壁の取付きに着いた。
本当に登るの?って、確認するまでもなく全員戦闘モードじゃん! 躊躇しているのは私だけ?  105.png

1ピッチ目(Ⅲ級/40m)の出だしは逆層のフェイスで、見た目より悪い。
“これⅢ級じゃないしょ!” と心の声。  149.png

逆層のフェイスから左上して藪岩を40m登ると、顕著なルンゼの下に出る。
ビレイポイントには、茨木山岳会が残置したと思われるスリングとカラビナがあった。



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そして迎えた、最悪の2ピッチ目(Ⅳ級/40m)。
このルンゼを登るのだが・・これがまたひどく汚いルンゼで・・   140.png
ルンゼ全体に泥が詰まっていて、頭の上から石やら土やらブッシュやらが降ってくる。
目にも鼻にも、口にも砂が入ってくる。
“これって、何かの罰ゲームですか! 私何か悪いことしたっけ!?”   145.png



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イワヒバ(イワマツ)だらけで、ホールドを探すのも一苦労だ。
さらに、泥壁のスタンスは足元から崩れていく。
スタンスが崩れ落ちる前に、次のホールドかスタンスを探さないと墜落だ!  149.png

プロテクション? そんなものは取りたくても取れない。
気休めに、細い木の根にスリングを巻きつけていくくらいだ。
正直 “リードでなくて良かった~” と心の声  



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3ピッチ目(Ⅲ級/40m)。 リードを交代して私が登る。
岩壁の基部を大きく左にトラバースして、カンテの反対側のクラックから泥斜面を這い上がる。  144.png



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ナラの木でアンカーを取り、セカンドをビレーする。
眼下にはいつの間にか針峰が現れた。

その下には、妙義湖が藍色の湖面をたたえている。
“ああ~♪ 哀愁の~妙義湖よ~♪” 知る人ぞ知る名曲が頭の中でリピートしている。  169.png
やばい、私、あまりのハードなクライミングに壊れてきたか!  149.png



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山麓の紅葉が綺麗だな~・・なんてのん気にしている場合ではない。  105.png



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4ピッチ目(Ⅲ級+/35m)の出だしは、垂壁の乗越し。



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最終ピッチ(Ⅲ級+/25m)は、中段テラスまで易しい岩場を左上し、
その上は露質感のあるフェイスから勾配のつよい草付きを這い上がる。
マツの木の樹林帯に到達して登攀終了。 ふぅ~、泥壁から解放されて笑顔がこぼれる瞬間だ。 110.png



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終了点から10分くらいで御殿の頭に着く。
御殿の頭に集結するクライマーたち・・しばし達成感に浸る。  114.png



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しかし、夕闇が迫っている。 ゆっくりしている時間はない。 105.png
御殿の頭から丁須の頭の一般ルートを目指して先を急ぐ。

あたりは、あっちもこっちもシルエット祭り状態だ。
振り返れば御殿の頭と、その後ろに表妙義の白雲山のシルエットが浮かんでいる。



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その右へ目を向ければ、鷹返しの絶壁から星穴岳までのゴツゴツした岩稜が、まるで針が折れた針ネズミみたい。  102.png



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一般路へ向けて藪尾根を行く。
マッシュルームのシルエットが目指す丁須の頭だが・・結構遠いな~。
ルートも思っていた以上に複雑で、一部ラペルで降りる絶壁などもあった。 143.png



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丁須の頭直下の一般ルートに出た時点で日没を迎えた。
一般ルートと言っても、そこは妙義山である・・  
クサリ場も多く、篭沢の沢筋に入ると渡渉もあり複雑な地形である。

ヘッドランプを頼りにトレースを追う。
久しぶりのハードな山行で身体は疲れているのに、神経だけが高揚している。  

一般ルートを歩くこと約1時間半、真っ暗な国民宿舎に帰り着き、ようやく安堵する。
パーキングまでの林道を歩きながら、互いの労をねぎらう。  


東壁の各ピッチは・・ここまでひどい藪岩とは思っていなかった。
岩の脆さと泥壁に妙義山の核心を見た気がする。

足元から崩れていくスタンスに生きた心地がしないので、メンタルが強くないと泣きをみる。  148.png
冬壁とかやっているアルパインクライマーなら楽勝だろう。

すっかりハイカーになってしまった私には、久しぶりに貴重なクライミングであった。
もう2度と東壁を登ることは無いだろうが、一生に一度の東壁クライミングに付き合ってくれた同行者たちに感謝の気持ちでいっぱいだ。 124.png 

最後に、今回の東壁登攀に際しては、メンベ岩(下記リンク参照)同等に茨木山岳会のブログを参考にさせていただきました。
貴重な情報をありがとうございました。 109.png




本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 熟達者向け(要登攀技術)
距離:約10km/ 所要時間:東壁クライミング4.5時間込で約12.5時間(妙義湖畔P 6:00‐風穴 9:00/9:20‐御殿東壁取付き 11:00‐東壁登攀終了 15:30‐御殿ピーク16:00‐篭沢ルート合流 17:00‐妙義湖畔P 18:30)
標高差: 約600m


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by dream8sue | 2017-11-26 15:23 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

上田市 独鈷山へ希望峰と竜王山を越えて     Mount Tokosan in Ueda, Nagano

Friday, November 24, 2017
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信州の妙義山とも言われる独鈷山(とっこさん/どっこさん)には、多くの岩峰が点在している。

私は、2014年に長野県青木村にある子檀嶺岳(こまゆみだけ)を登った際に、風格のある独鈷山を見て、いつか登ってみたいと思っていた。
そして今回その機会を得た。

一般ルートは、その険悪な山容とは裏腹に比較的容易にその頂へ達することができるらしい。
が、今回、私達が歩いた帰望尾根は、監ノ岩、上尾ノ岩、帰望峰、竜王山といった岩塔、岩峰があり、その通過にはロープを要するバリエーションルートである。

加えて、この日は一時的に雪(多量の風花?)が降る不安定な天気で、プチ冬山気分を味わった。


最近、Web上のブログを読んでバリエーションルートに入って遭難する人が増えているそうです。
希望尾根は一般ルートではありません。
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のトレイル歩きの経験が必要であることを留意してください。




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<マイカーの場合>
今回は独鈷山の北側の “西前山登山口” が起点となる。
上信越自動車道の東部湯の丸ICで下りて、県道81号線~82号線で西へ走り別所温泉のある塩田平方面に向かう。
別所温泉より4kmほど手前にある信号“新町”で左折して塩野神社の鳥居を目指す。
塩野神社のある集落に入ると、ゴツゴツした岩峰を連ねる独鈷山が姿を現す(写真)
鳥居の前には独鈷山登山口の案内板がある。
案内板から山に向かって直進し、虚空蔵堂または、その先にある防獣ゲート前に数台パーキング可能である。


<公共交通の場合>
上田電鉄の塩田町駅(または別所温泉駅)から “信州の鎌倉シャトルバス” で登山口にある中禅寺で下車。




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虚空蔵堂先にある防獣ゲートを開けて入山。
すぐに一般路と分かれて、左側の小沢を渡ってフィックスロープが張られた急斜面を登る。
尾根上に出てからも急勾配が続き、ふくらはぎが痛くなる。 144.png



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ほどなくして、前方に顕著なピークが現れる。
これから向かう帰望峰(左)と、谷を挟んで竜ノ峰雨首(右)のピークである。 150.png



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周囲はマツの木が点在する明るい自然林で、足元にはユニークな形のホコリダケがいた。 101.png



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登山口から30分程の登高で “監ノ岩” に着く。 展望はそこそこ良い。 177.png



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監ノ岩から右側(西側)のフィックスロープの張られた急坂を降って、左の岩場を登り返せば “上尾ノ岩” である。(巻き路もある) 
展望は良くない。



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上尾ノ岩からは10mラペルで南側へ下降。

情報では、上尾ノ岩にはツメレンゲという多年生の多肉植物が自生しているらしいのだが、時期が遅いせいか?確認できなかった。 残念!見たかったな~・・

初めてツメレンゲを見たのは山梨県の岩殿山(下記リンク参照)であったが、岩の表面から爪のような植物が飛び出ている様に衝撃を受けた。




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さて、監ノ岩、上尾ノ岩と岩塔を2つこなし、エンジンがかかってきた。



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急登にも身体が慣れてきて、狭いルンゼに垂れ下がるフィックスロープが見えたので登ってみる。
スタンスが無くてちょっとムズイ!  140.png
ここはあえて登らなくても右側の尾根から巻いて登れるのだけれどね。 



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やがて左側が切れ落ちた帰望峰の肩に着く。
帰望峰ピークには、肩の右側(西側)からフィックスロープが張られた草付きフェイスを登ればよい。
バリエーションという割には、一般ルート並みに標識やフィックスロープが多いルートだ。



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登山口から2時間弱で希望峰に到着。 166.png
展望は良く、眼下に上田市の街並みが広がっている。  177.png



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対岸には雨首の北尾根?の側壁が衝立のようだ。  150.png
岩場好きハイカーなら、この光景は1度見たら瞼から離れないだろう。

次回はぜひ雨首を登ってみたいな~  o(*゚∀゚*)oワクワク! 
藪岩に興味のある方がいたら一緒に行きませんか~


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帰望峰からの下降は南西側の絶壁を降る。
ピークから少し降り、15mほどのフィックスロープ伝いに中段まで降りられる。



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しかし、最後はやはりラペルとなり、マツの枝を避けながらの懸垂下降15mで鞍部に降り立つ。



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帰望峰と竜王山は近く、こちらもまたまたフィックスロープが張られた急斜面を登ればよい。
竜王山まではもはや一般ルートだな! 130.png



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帰望峰から30分足らずで、石祠がたくさん置かれた竜王山に到着。 166.png



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竜王山からは、一旦下ってアカマツの林を抜けていく。
紅いマツの幹が美しい。

アカマツ林の途中から右側へ下る踏み跡があるが、どうやら希望峰と竜王山を登って下山するハイカーが多いようだ。



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案の定、アカマツ林から先には、それまでしつこいくらいにあった標識やフィックスロープはもちろん、目印のテープさえも全く無くなる。
確かに、竜王山から独鈷山までの間は樹林帯で展望も無く、かなりの急登なので面白みがないのだろう。



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落葉で滑る斜面をひたすら登ると、最後に40度くらいはあろうかと思われる急傾斜になる。
ブッシュに捕まりながらの四つ足歩行で、ほとんど木登り! 143.png

しかも、雲行きが怪しくなり、あれよあれよという間に多量の風花が舞う天気になってしまった・・We were unlucky to the weather. 148.png
そんなメンタルな事情も加味して、ここが本日の核心と言ってもいいかも。



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里山ハイキングなんだから、これ以上は積もらないで~  145.png  



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何とか急斜面の激登りを終え、緩やかになった尾根の先に張られたロープを越えれば、
東側からアプローチする平井寺コースに合流する。 
ふぅ~(;^ω^)やれやれ~



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一般ルートに合流して最後の岩場を越えれば山頂まで5分だ。   GO!!GO!!ヾ(>∇<*)o!!



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登山口から約4時間、竜王山から1時間30分ほどでうっすら雪の積もった独鈷山(1266m)に到着。 166.png
視界もなく展望は諦めていたら・・



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ランチ休憩を始めたとたんに陽が差してポカポカに、そして視界も良くなり・・We were lucky!  124.png

北西には上田市街地と夫神岳や子檀嶺岳、そのバックに根子岳や四阿山、さらに右へ烏帽子岳、湯ノ丸山などの浅間連峰まで見えるようになった。



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帰望尾根を挟んで北東へ伸びる尾根上のピークがコブのように連なっている。



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さて、下山は西前山コースを虚空蔵堂まで戻る。
ピークから少し下って宮沢コース(独鈷山の南側登山口)との分岐を左に分けて、右(北)へ進む。

すぐに岩稜帯となり、右側(東側)には、先ほど息をきらせて登った稜線直下の急傾斜の尾根が見える。
う~ん、やはり40度くらいはありそうな勾配だな~ 105.png



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岩稜帯の基部を巻いて西側のミズナラ林に入って行く。



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すっかり葉を落としたミズナラ林を行くと、左(西側)に雨首方面へ伸びる尾根を分ける。
おや、こんな所に打ち出の小づち・・ではなく大づちが・・?  146.png



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ミズナラ林の中を帰望峰や竜王山を見上げながら降って行くと、やがてヒノキの森になり緩やかな地形となる。
えぐれた涸れ沢に沿って行けば、やがて滝の沢の流れを左下に見るようになる。



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山頂から1時間ほども降れば(登りの場合は90分)石灯篭の置かれた不動の滝に着く。
すべての植物が枯れていく季節にあっても、水のある場所ではまだ苔や常緑の植物が青々していて嬉しくなる。

不動の滝から登山口にある防獣ゲートまでは一投足である。



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登山口にある虚空蔵堂から青木村の子檀嶺岳(下記リンク参照)が良く見える。
抗癌剤治療中に登った子檀嶺岳は、同行者について行くのがとても大変だったな~ あれからもう3年か~ (ノω=;)シミジミ・・・


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級~上級者向け
距離:約5km/ 所要時間:休憩込で約6時間(虚空蔵堂 8:00‐藍ノ岩 8:30‐帰望峰 9:45/10:00‐竜王山 10:30‐独鈷山11:50/12:50‐虚空蔵堂 14:00)
標高差: 約700m

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by dream8sue | 2017-11-24 11:22 | 長野県エリア | Trackback | Comments(2)

奥多摩の岩場訪問 越沢バットレス     Rock Climbing at Koizawa Buttress in Chichibu-Tama-Kai National Park

Sunday, November 19, 2017
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越沢バットレスは高さ80メートル、幅70メートルを誇るマルチピッチ主体のゲレンデである。
本チャンのトレーニングの場所としての色合いが強く、冬を前にした今頃は、アイゼントレーニングで登るクライマーの姿も珍しくない。

岩質はチャート?で硬く、部分的に鋭いエッジを持っているため、過去にロープ切断事故が起きているらしい。
リードに際しては、当たり前であるが、他の(フリーの)ゲレンデとは違い、残置のブロテクションなどの信頼度は低いのでカムなどで自作できる技術が必要だ。



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<公共交通の場合>
JR青梅線の鳩ノ巣駅から多摩川に架かる雲仙橋を渡って、林道を大楢峠方向に登る。
2kmほどで左に展望台があり、ここから越沢バットレスの全容が見える。
(マイカーの場合は、林道工事のため展望台の手前で通行止めとなっているので要注意)

展望台の左脇から越沢へ下るトレイルがあり、降りきった所に閉鎖された越沢バットレスキャンプ場がある。
キャンプ場から渓流沿いに吊橋などを渡ながら0.5kmほど下流に行けば右手にバットレスが頭上高く覆いかぶさるように現れる。

注意)2017年11月現在、上記の越沢バットレスキャンプ場からのアプローチは、法面崩壊で通行止めとなっているため、
下流にあるガーデンキャンプ場方面からの迂回路を利用となっている。




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越沢はとても美しい渓流なのでアプローチ路も楽しい。 177.png



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しかし・・迂回路となっているガーデンキャンプ場からのトレイルはメンテナンスがされていないらしく、
強度に不安を感じる怖い丸太橋などもあるので慎重に歩いてね。 149.png 



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迂回路からのアプローチで約20分、越沢バットレス基部に到着。
基部には東屋などもあり、バットレスの各ルートが一望できる。 150.png



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さて、登攀装備を身に付けたら、まずは一番人気の “第2スラブルート Ⅳ+(3P)” を登る。
基部から見上げた時に、一目で分かる滑り台のような外形斜面である。



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1P、登りだしていきなり、見ためよりも傾斜があることにビビる。
足裏に感じる岩の感触も、 “あれ、チャートって滑るのか!” って感じで、岩に馴染んでいない身体に緊張がはしる。



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2P 第2スラブルートというルート名ではあるが・・ “これってスラブではなくフェースでしょう!” って思ったのは私だけ?
(ここで、先行パーティーが詰まっていたので、待ち時間で第2スラブルートの左にあるルートを先に登った。)



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3P 2P目同様のフェース。 



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終了点には石仏?がいた。



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下降は、バットレス右端より50mラペル1回で降りられるようだ。



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第2スラブルートの渋滞待ちで登った “左ルート Ⅴ級” 
私はトップロープでトライしたが、上部の垂直のクラック部分が難しかった。 140.png



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第2スラブルートの右に平行して同じような滑り台傾斜の、その名も “第1スラブルート Ⅳ” がある。 177.png
今回はトライできなかったけれど、次回の機会があれば、ぜひ登ってみたいルートだ。



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ラペルラインの左を登る “右ルート Ⅳ+” もバットレスでは人気のルートである。 177.png
この日も多くのクライマーが取り付いていた。 
ラペルを2回に分けると、右ルートのアンカーをシェアしなくてはならないので、混雑時は要注意。 118.png



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本チャン(アルパインクライミング)の岩場というだけのことはあり、
ラペルしているクライマー(弱虫ペダルの坂道君似の笑顔の可愛い青年)を見ればアイゼンと手袋という冬壁登攀のいでたちである。

アルパインクライミングは、オリンピック種目の華やかなフリークライミング(スポーツクライミング)とは違って生死をかけたハードコアなクライミングである。
今時の草食系男子ばかりの日本で、こんな気骨な若者がいるなんて頼もしい限りである。
可愛い顔して、坂道君、素敵! 私も応援してるからね、頑張れ!  
ガンバ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━ガンバ!!  

越沢バットレスは、プチ・アルパイン気分を味わえる、どこか懐かしい岩場だった。

アプローチのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆


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by dream8sue | 2017-11-19 22:59 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

下仁田町 荒船山 千ヶ平から失われた路をたどり経塚山へ     Mount Arafune in Shimonita, Gunma 

Thursday, November 16, 2017
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群馬県と長野県の県境に位置する荒船山は、稜線がテーブルのようにフラットに見える山容が特徴的である。
その荒船山へのアプローチとして、内山峠や星尾峠などが一般路としてあるが、残念ながら現在は使われていない廃道もいくつかある。

前回は内山峠下にある小屋場ルート(下記リンクを参照)を探検した。
今回は、千ヶ平からアプローチし、廃道となっている毛無岩と立岩分岐間を荒船山まで歩く。

“千ヶ平” って何処?  艫岩は知っていても千ヶ平の存在を知る者は少ないだろう。
千ヶ平は、艫岩の東、毛無岩の北にある藪岩ピークである。 (TOP写真は千ヶ平から見た荒船山)
私も荒船山の近くにある毛無岩を登った際にその存在を知った。

下山も星尾峠から艫岩側へ少し行った所から北東に伸びる尾根(登山路は無い)を下った。
この尾根も、尾根の東側に絶壁が連なる急峻な尾根である。

注意)このルートは一般ルートではありません。 
経験者(読図や登攀のできるレベル)のみ、または経験者と同行してください。 
当然ですが、入山に際しては自己責任の概念をしっかりともって行動してください。
 




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<マイカーの場合>
今回のルートは、荒船山の一般路である相沢登山口からループとなるので、相沢登山口に向かう。
上信越自動車道利用の場合は、下仁田ICで下りて国道254号線で長野県佐久市方面に向かう。
国道254号線を20分くらい走り、物語山の登山口である下仁田サンスポーツランド(下仁田町大字南野牧7481)の入口を見送り、その先の相沢集落への道を左に入る。
集落の中を流れる相沢川の左俣に沿って行けば、スギ林の中に案内板のある相沢登山口に着く。
ここに数台はパーキング可能。



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千ヶ平へアプローチするための林道は、相沢登山口から集落に戻り、民家の間を右(南)に直角に曲がる林道である。
相沢登山口の林道では無いので間違えないようにね。
写真は、林道入口を振り返って見たもの。 カキの木のある民家が目印かな?



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林道は登るにつれて荒れてくるが、鹿ネットに沿ってひたすら登る。 



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途中、樹林がきれて、北東側の展望が開ける場所がある。
山並みのバックに鋭い針峰を突き出しているのは、先週登ったばかりの恩賀の高岩(下記リンク参照)かな?




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やがて岩山が迫ってくるあたりで林道が終点となる。
そのまま紅葉の残る岩山の左斜面に入り、顕著なガリーに沿ってコルまで登る。
踏み跡は皆無で、不安定な石がゴロゴロした歩きづらい斜面に苦労する。 143.png



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コルから左に行き、千ヶ平から派生する尾根にのれば、いくぶん歩き易くはなるが急登であることは変わらない。



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踏み跡が無いバリエーションルートを歩くのは、歩行時間以上にきつく感じる。  141.png
やっと千ヶ平(1158m)に到着した。  166.png



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南側には、毛無岩から荒船山に連なる三角お山がニョキニョキとある。
“まずは、あそこ(郡界尾根)まで行くのか~・・遠いな~” と心の声。  140.png



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そして、右手(西側)方向にはテーブルマウンテンの荒船山が全開で見える。 150.png  177.png
右端の絶壁部分が艫岩で、左端の三角ピークが荒船山の最高峰、経塚山である。



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荒船山の北側には長野県との県境の山々が連なり、バックには浅間山が控えている。



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千ヶ平でしばし展望を楽しんだ後は、南西方向に伸びるヤセ尾根を行く。



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高い岩塔(マッターホルン岩?)の基部を巻いてからは、ヤセ尾根は南へ真っ直ぐに角度を変える。



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郡界尾根までのルートは基本的に、ヤセ尾根歩きと、岩峰基部のトラバース・・



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そして、踏み跡の無い、落ち葉で埋まった斜面のトラバースをしながら、アップダウンを繰り返す。



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そして、ようやく、毛無岩と千ヶ平の分岐(南牧村との郡界尾根)に出た時は、登山口から約3時間半が経っていた。

さて、ここからが廃道探検の始まりだ。
毛無岩への縦走路を左(東)に見送り、右(西)に降り、相沢越からイデミの小ピークを左手に見て、さらに西へ進む。

ちなみに、今回は毛無岩へは行かなかったが、私は南牧村の道場から毛無岩(下記リンク参照)を登っている。




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崩壊地の手前で洞穴の岩場の下をトラバースする。 目立つ洞穴なので良い目印となるだろう。



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相沢越から立岩分岐までの間は崩壊が進んでおり、通行が困難な部分がある。



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場所によっては、南の谷側へ大きく崩れているので、万が一にも滑落は許されない。
実際、この間で死亡事故なども起きているようなので慎重に行こう。



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また、“よもやこんな急斜面に登山路など無かったであろう?” と思われるような急斜面で、ルートを見失う。
稜線上に進みたいところであるが、ここはあくまで廃道探検なので、登山路の痕跡を探す。



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急斜面を岩壁の基部まで下降し、水が滴り落ちる岩壁の先をさらにトラバースしていくと大岩壁が現れる。
大岩壁の造形美が見事である。  150.png 177.png
おそらく、登山路があった頃はここがルートのハイライトであったことだろう。
廃道探検によって、隠された造形美に触れることができ、束の間疲れを忘れる。



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縦に亀裂の入った岩質が面白い。



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大岩壁帯から倒木の山腹を行くと、1245mピークからの稜線に合流する。



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ここまで来ると、立岩(下記リング参照)が木立の間に見えてくる。




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・・と、立岩分岐である。 
分岐の北側には経塚山のシルエットが木立の間から見えている。



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立岩分岐から約30分の最後の急登を頑張れば、経塚山(1422m:行塚山とも書く)に到着。
ウィークデイにも関わらず、一般ルートからたくさんのハイカーが登って来ている。
内山峠からの一般路の様子は下記のリンクを参照のこと。




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風当たりの無い場所でランチライムを取った後は、バリエーションルートでの下降がまっている。
経塚山から一般路で星尾峠方面へ降り、艫岩側へ少し行ったあたりから北東に伸びる広い尾根に入る。
0.8kmくらい行くと、頭の無い公卿のような石像が置かれた岩稜?岩塔がある。
地図にも記載の無い、名前も無い岩塔(勝手に麻呂岩と命名)であるが、すこぶる眺望が良い。



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北面が開け、西上州の山々の背後に、妙義山、榛名山、赤城山といった上毛三山が一望できる。



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東から南側にかけて、歩いてきた千ヶ平から立岩分岐までの山々が見える。



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そして、北西には小浅間を従えた浅間山が・・



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さて、思わぬ大展望に気を良くしたのも束の間、バリエーションルートにありがちなルート取りに失敗した。 105.png
この麻呂岩を北側から巻けば楽だったものを、南側から巻こうとして南へ派生する尾根に入ってしまった。
その後に軌道修正したものの、岩稜帯の際どい下降になってしまった。



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何とか鞍部に降りたが、目の前にはもうひとつ大きな岩峰が現れ、これは左の基部を巻く。



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無事に岩壁帯を巻いて振り返れば、脆そうなボロ壁の針峰が立っていた。
凄い岩稜帯を抜けてきたものだ・・ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!
同行者の1人が荒船山の山域に熟知した者だったので、彼の絶妙なルートファインディングのお陰だ。

写真右側の稜線の先にきり立っている岩壁は艫岩。



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国土地理院の2万5千の地図の岩壁マーク部分を脱して、北東に真っ直ぐ伸びる尾根をひたすら降る。



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最後はスギ林から林道に飛び出る。
林道からは、相沢登山口まで10分とかからないで着く。 

舗装された林道を歩いていると、樹木の枝に作られたスズメバチ?の巣を発見。

今回は、廃道となっている毛無岩と立岩分岐間に加え、登高、下山とも踏み跡の無いバリエーションルートであった。
久しぶりに西上州の藪山を全身で感じる山行だった。

最後に、本ルートに入る場合は何が現れても対処できる装備と技術が必要なルートであることを明記しておく。
気軽にハイカーが入るべきルートではありません。




本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 
私のこのトレイルへの評価: 4★ 上級者向け
距離:約11km/ 所要時間:休憩込で約9時間(相沢登山口 7:00‐千ヶ平‐毛無岩分岐 10:20‐立岩分岐 12:00‐経塚山12:30/13:10‐星尾峠分岐 13:20‐相沢登山口16:00)
標高差: 約840m
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by dream8sue | 2017-11-16 12:14 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(0)

安中市 恩賀高岩で5つの岩塔を登る     Mount Takaiwa in Annaka, Gunma

Sunday, November 12, 2017
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群馬県の妙義山の西に位置する高岩は、針峰が連立する西上州エリアにおいてはさほど珍しくない小さな岩峰である。
しかし、上信越自動車道の碓井軽井沢IC付近から見える高岩は天を刺す矢のような大きな存在感がある。
岩山好きハイカーなら誰しもが登ってみたいと思うのではないだろうか。

私は2015年3月に一度登っているのだが、その時に登れなかったいくつかの岩塔を登るべく再訪した。
今回は八風平登山口から時計回りで、雌岳のほうから雄岳へ向かうことにする。



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<マイカーの場合>
高岩の八風平登山口は、碓井軽井沢ICから県道92号線で軽井沢方面へ向かってすぐ右側にある緊急待避所の先の林道を入る。
入口に樹木が植えられていて見落とし易く、八風平キャンプ場まで行ってしまうと行き過ぎなのでUターンしてね。

八風平登山口からしばらく林道(古い峠路?)を北に進み、沢を横切ったら右側の支尾根に入る。
ここには安中山の会が作った案内板が置かれている。



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穏やかな自然林の斜面を行くと、やがて20mくらいのフィックスロープが張られたルンゼが現れる。



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このルンゼは、登高ではフィックスロープを使わなくても登れるだろうが、
脆いルンゼなので、落石に備えてヘルメットの着用をお勧めする。 119.png



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ルンゼを登りきると、木々の間からは上信越自動車道が見えてくる。
支尾根を登りきれば雌岳からの尾根に合流する(ここにも小さな案内板が木の根元に置かれている)



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ルートは雌岳に向かって右(南)へ進むが、左(東)方面へも踏み跡があるので気をつけよう。
この東側へ行く踏み跡は、50m先の見晴らしの良い岩棚までで終わっており、東側の展望が素晴らしい。 177.png
右に裏妙義の岩峰群、左に山急山、そして、その2つの山の先には榛名山と赤城山がたおやかなすそ野を広げて鎮座している。



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さて、雌岳方面へ進めば、岩穴のあく雌岳P3が右側にある。
岩穴からは何が見えるのかな・・?



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Wow!  146.png 浅間山が、まるで十文字の額縁の中に描かれた絵のようだ。



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そして、何と言ってもP3からは、西側の眺めが絶景である。 177.png 101.png
県道が紅葉の海の中を蛇行しながら峠を越えて行く。



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北西にはまだ青い頂の浅間山が見えている。
浅間山が白い頂になるのも、もうすぐだろうな~・・あ~あ、冬なんで無ければいいのにな~ 134.png



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雌岳P3の南側にはP2の岩塔が逆光で黒く浮かび上がっている。
前回登れなかった岩塔なので、今回はこれを登りに来たのだ! 114.png



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P2は、切り立った8mくらいの垂壁なので、ロープ確保して登る。
ついでに、岩登りトレーニングもしちゃう! 129.png



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3時間くらい岩登りを楽しんだり、ランチ休憩をした後は、雌岳P1から雄岳へ向かう。 180.png
雌岳P1は稜線上の何てことのないピークであるが、雄岳が眼前に迫る展望台である。
雄岳の左肩越しに見えているピークは、裏妙義山の最高峰、谷急山(下記リンク参照)である。




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雌岳P1から木の根伝いに急傾斜を降りれば、恩賀集落(高岩登山口)からの登山道と合流する鞍部(高岩のコル)である。
直進して岩峰の基部を右に行けば、長いクサリ場の3段30mのチムニーが現れる。

チムニー内は、スタンスも、ホールドも豊富であるが、上部はやや狭く高度感があるので、
初心者や岩場の苦手なメンバー同行の場合はロープ確保などの配慮が望ましい。

チムニーをぬけて右のルンゼを登り、右へ足場の悪い岩場を登れば南峰。
ルンゼから左へ行けば北峰(摩利支天の碑が置かれているピーク)である。



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雄岳の南峰は展望が良く、南側を走る上信越自動車道が八風山や物見山などの県境の山々の中に消えていく。



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西側には先ほど登ってきた雌岳の3つの岩塔が見える。
雌岳P1の側壁がヒダのように連なっている。 へぇ~こんな風になっていたんだね。



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そして、北側には、手前に雄岳のもう1つの岩塔である北峰がある。
南峰と北峰とは10分もかからないで移動できる。
すでに同行者がピークに立っている。

雄岳北峰のバックの岩山は山急山(下記リンク参照)である。
あちらも小粒だけど、なかなか面白い岩峰である。




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さて、高岩の5つの岩塔を踏んだら、下山にかかろう。
下山はチムニーを降り、高岩のコルから南の恩賀集落側へ下る。
ちなみに、チムニーの下降はラペルが楽である。

高岩のコルからルンゼ状の急坂を降り、スギ林の中の祠が祀られた大岩の前を通りぬければ、高岩登山口に飛び出る。



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恩賀集落を西に進み、県道92号線に合流し八風平登山口まで戻る。
高速道路のインターチェンジが近いこともあり、休日の県道は交通量が多いので、路肩歩きには気をつけよう。

県道から見える高岩に西陽があたり、2つの岩峰が一層高く、威圧感をもってそびえている。

また、恩賀集落の高岩登山口から雄岳に登る反時計回りでの様子は2015年の記録を参照してもらえばルートの概要が一層はっきりするだろう。(下記リンク参照)

最後に付け加えておくが、妙義山同様、高岩もヤマヒルの温床なので雨季や夏季のハイキングは避けた方が良いだろう。



本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 早春、晩秋限定で4★ 上級者向け
距離:約6.5km/ 所要時間:雌岳P2での岩登り、休憩込で約7.5時間(八風平登山口 8:30‐雌岳P3 9:30‐雌岳P2 9:40/13:20 ‐雌岳P1 13:30‐雄岳南峰 15:00‐雄岳北峰‐恩賀八風平登山口 16:00)
標高差: 約250m

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by dream8sue | 2017-11-12 17:38 | 群馬県 西上州エリア | Trackback | Comments(2)

中之条町 里山の紅葉を求めて高田山からわらび峠へ     Mount Takada] in Nakanojō, Gunma

Friday, November 10, 2017
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11月に入ると里山、低山の紅葉があちこちで見頃となる。 
そこで、久しぶりに紅葉狩りをメインに、のんびりと温泉ハイキングと決め込んだ。  101.png

訪れたのはカエデやモミジの紅葉が人気の群馬県中之条町の石尊山と高田山である。
モミジに彩られた石尊山から高田山を越え、わらび峠へぬけて、万病に効くという四万温泉へ下った。



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<公共交通の場合>
JR吾妻線の中之条駅から四万温泉行のバス(関越交通)で“駒岩”バス停まで約20分(バス料金:¥750)。
途中には、裏磐梯の五色沼のように湖面の色が1日に何度も変化する不思議な湖、四万湖があるので、時間があるなら合わせて立ち寄りたいスポットだ。  165.png

<マイカーの場合>
渋川伊香保ICから約1時間、中之条町から国道353号線で四万温泉方面へ向かう。
駒岩バス停より徒歩5分くらいの駒岩公民館に4台くらいパーキング可能。



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バス停の前にある岡田石材店に掛かる登山者記載所のノートに名前を記入して入山。
集落をぬけ、西のスギ林へ向かって、鉄板橋の架かる側溝を渡る。
スギ林の中には、50m間隔で道標があるので路迷いの心配は無いだろう。



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スギ林から自然林に変わるあたりに鳥居があり、鳥居から尾根を直登するのかと思いきや、左方向に山腹をスイッチバックで登っていく。



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このあたりからモミジの紅葉が見られる。



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バックの山並みとモミジの紅葉がいい感じ!



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太陽光線を受けると紅葉の色が際立つ。



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真っ赤!  146.png



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すれ違うハイカー同士も、 “こんにちは~” の挨拶よりも先に “綺麗ですね~” と紅葉の美しさへの感動がコモンセンスとなって口をつく。



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水場周辺あたりの標高が紅葉のベストゾーンである。



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そして、その “獅子井戸の水場” には・・水は無い。 134.png
水も無いが、井戸も無い。 おそらく、大きな岩がある付近に以前は井戸があったのだろう。



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水場から今度は右(東方向)へ進み、石尊山から東に伸びる尾根にのり、左(西方向)にきり返す。
周辺のナラの木はすでに葉を落とし、モミジの葉だけが残っている。
ゆえに、モミジが際立って見えるのだろう。



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左にきり返して、程なくして石尊山の岩峰が現れ、ひと登りで山頂である。
山頂からは、360度とは言わないが270度くらいのパノラマが展開している。



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特に南側の展望が良く、赤城山、榛名山、小野子三山などのお馴染みの群馬の山々が広がる。



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東側の低山のバックには白い頂の上越の山が頭をのぞかせる。 



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石尊山と高田山の間には5つのピークがあり、眺望の良いヤセ尾根が続く。
急なアップダウンにはフィックスロープがあるが、ガレ場は滑り易いので慎重に行動しよう。



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石尊山から高田山への縦走路からは、北側の山々が紅葉の海のバックに見える。



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すでに枯れ木に囲まれる晩秋の高田山。



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高田山(1212m)山頂は、ススキの生える明るく広いピークなので休憩場所には適している。
展望は北側の一部が見える程度で、さほど良くは無い。



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山頂でのランチ休憩の後は、わらび峠を目指し西のトレイルに進む。
こちら側もヤセ尾根の急坂で始まるが、尾根の途中からは、わらび峠方面にあるソーラーシステムが目を引く。
また、遠望には浅間山などの信越の山々が連なっている。



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高田山からヤセ尾根を30分も降れば、道標が現れ、尾根もなだらかになる。
落葉に埋もれたトレイルを歩けば、サクサクと小気味よい音をたてる。  169.png



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わらび峠への手前でヒノキなどの針葉樹林帯に入るが、この辺りは新しい作業路?ができていてトレイルを見失いやすいので注意しよう。



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やがて、簡易トイレが置かれているわらび峠の登山口に着く。
マイカー利用なら、(林道は未舗装)こちらの登山口からの方が短時間で高田山へ登ることができる。



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わらび峠から四万温泉までは、約4kmの林道歩きである。
車が通る気配もなく、車道全面が落ち葉の絨毯に覆われている林道歩きはのんびりムードに浸れる。



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おやま~! こんな大きなマムシグサ?の実が・・  



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約1時間の林道歩きの終点は、四万大橋の架かる国道353号線との合流地点である。



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四万川の左岸(下流に向かって左側)の紅葉が陽を受けて輝いていた。



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四万川に沿って四万大橋より北側に存在するのが四万温泉郷である。
私は四万大橋を渡り、温泉郷に入ってすぐの日帰り温泉、清流の湯(¥500)で汗を流した。
“清流の湯” バス停から中之条駅まではバスで約35分(バス料金:¥930)

里山の紅葉と温泉をたっぷり味わうハイキングだった。
ちなみに、このエリアはヤマヒルが多いので、雨季、夏季のハイキングには適さないことを明記しておく。



本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 秋限定で4★  初級~中級者向け
距離:約8km/ 所要時間:休憩、温泉込で約8時間、ハイキング時間は約5時間(中之条駅 8:30‐駒岩バス停 8:50/9:00‐水場 10:00‐石尊山 10:30‐高田山 11:15/11:45‐わらび峠 12:40‐清流の湯 14:00/16:00‐中之条駅16:30)
標高差: 約650m



  【おまけ:中之条駅の干し柿】  
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何度か利用しているJR中之条駅であるが、今回初めて目にする光景にびっくり。
なんと、駅の構内に干し柿がずらりと吊してあるではないか! 
何とも、のどかな光景。
何で?何で? この干し柿どうするの?  ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪

上毛新聞の記事によれば、20年以上前から続く風物詩で、約850個の柿が吊るされている。
乗降客に情緒ある雰囲気を楽しんでもらうための観賞用だとか。


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by dream8sue | 2017-11-10 13:21 | 群馬県エリア | Trackback | Comments(0)

奥多摩の岩場訪問 つづら岩     Rock Climbing at Tuzura Rock in Chichibu-Tama-Kai National Park

Sunday, November 5, 2017
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つづら岩は奥多摩の大岳山から南東にある馬頭刈尾根上の小さな岩場だ。
古くからロッククライミングのゲレンデとして利用されてきたが、アプローチが1時間半と、ゲレンデとしていささか遠い。

私は前日に、喧騒の御岳山参道から大岳山を越えて、つづら岩の下見をしている。




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<公共交通の場合>
JR五日市線の武蔵五日市駅より藤倉行きバス(西東京バス)で千足バス停(西多摩郡檜原村、都道205号線)下車。
バス停のすぐ北の林道に入り、御霊檜原神社の前を通り、そのまま林道を1kmほど登れば舗装道路の終点となる。 
マイカーの場合は、この林道終点に数台パーキングが可能である。



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そこから山路に入り、千足沢に沿って10分くらい登れば “天狗滝” がある。
天狗滝は、落差約40mと大きいが、流れが静かで滝壺は浅い。



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天狗滝からスギ林のトレイルをさらに15分くらい登れば “綾滝” の休憩ベンチに着く。



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綾滝は約20mの美しい滝で、休憩するにはもってこいの場所である。 



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滝見物の後は、地獄の急登がまっている。 O(*≧д≦)oキツイッス!!  



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登攀具を背負っての急登はこたえる。 綾滝から40分くらいで、つづら岩に到着。

高さ約40mの壁で、横幅50mくらいだろうか。 岩質はチャート?
ルートにもよるが、おおむね2ピッチくらいで終了点にぬけられる。



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私達は、壁の中央より右寄りの “一般ルート Ⅳ級” をメインに登った。 
一般ルートより右の “右クラック Ⅳ級” で中間の立ち木まで登る。



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立木から左にトラバースして一般ルートに合流。 
一般ルートは、さらに左にトラバースしてクラックを登る。 

ここから直登すれば、“残業ルート Ⅴ級”。 同行者は残業ルートを見事に登っていく。 114.png



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終了点は、この様に傾斜しているので、腹ばいになって下部をのぞき込める。 
もちろん、セルフビレイはお忘れなく!

ちなみに、この終了ポイントまでは、壁の東側の凹角から尾根を回り込んで達することができる。



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終了点の陽当たりは抜群で、見晴らしも良い。
終了点からの眺め・・奥多摩は植林地帯が多いので紅葉は期待できないが、そこそこ綺麗だね。



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下降は40mのラペル1回で基部に着く。

アプローチの遠さもトレーニングだと思えば、美しい滝を見ながらの楽しいルートだ。
ちなみに、この日、岩場で会った初老の男性が、アンカーのメンテナンスやルート整備を行っていた。
こういったボランティアによって古くからゲレンデは維持されてきたんだね。 有難いことです。


アプローチのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆

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by dream8sue | 2017-11-05 17:26 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥多摩 人混みの御岳山から大岳山を越えて     Mount Mitake in Chichibu-Tama-Kai National Park

Saturday, November 4, 2017
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よせばいいものを魔が差して連休の混雑時に奥多摩の御岳山から大岳山へ行ってきた。 

今回のハイキングは、翌日に予定している馬頭刈尾根にあるつづら岩でのクライミングの下見も兼ねたもので、
どうせなら未だ登ったことがない御岳山から大岳山を歩こうと計画した。

何はともあれ人気のルートなので、今更ルートガイドは必要ないだろう。 備忘記録的に簡単にまとめておく。



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<公共交通の場合>
JR青梅線の御岳駅からバスで御岳山ケーブルカー乗場(ケーブル下)まで移動。
ケーブルカーを利用して山頂駅に降り立つ。

連休とあって、ハイカーや観光客で賑わう山頂駅前では、警視庁山岳救助隊がハイカーに安全登山のキャンペーンをしていた。
山頂駅から舗装道路を南に少し歩けばビジターセンターがあるので、立ち寄って情報収集していこう。



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ビジターセンターから道標に従って宿泊施設の多い参道をゆるやかに登っていく。
神代ケヤキの大木をみて、日の出山へのトレイルを左に分け、土産屋の建ち並ぶ商店街をぬけて行けば御岳神社の前に着く。
神社には興味が無いので、鳥居の前から左のトレイルに進み、長尾平展望台方面へ進む。



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御岳神社を過ぎてもまだまだハイカーは多く、喧騒から逃れるように長尾平分岐でロックガーデンへ降る。
坂道を御岳沢まで降りて、渓流に沿って南へ行けば、 “七代の滝” である。
七代の滝は、大きな滝ではないが、上段と下段の間が広い岩盤になっているので、滝を見ながら休憩するハイカーが多い。



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七代の滝の左岸(下流に向かって左側)の階段トレイルを登りつめた所に “天狗岩” がある。
ちなみに、案内板に寄れば、ロックガーデン(岩石園)は、この天狗岩から上流の綾広の滝までの約1kmの、渓流と露岩を利用して作った遊歩道のことらしい。



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天狗岩は、北側からでは、ただの大岩にしか見えないが、南側から見た天狗の鼻のような岩塔に、天狗岩という名称に納得する。



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さらに南へ進み、沢を渡る。
トレイルは、日本庭園のようにメンテナンスされていて歩き易いが、いささか人の手が入り過ぎている感がある。



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左にサルギ尾根方面へのトレイルを分け、広葉樹林の中を行けば、トレイのある立派な休憩所に着く。
私は、あまりのハイカーの多さに目まいを感じ、休憩することなくその場を行き過ぎた。 105.png



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休憩所から沢に沿って西へ進めば、一筋に流れ落ちる “綾広の滝” がある。



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綾広の滝の30m下流にある、樹齢300年のカツラの高木も見事である。 177.png



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綾広の滝から0.2km上流にある東屋でロックガーデンの遊歩道が終わり、長尾平展望台からのトレイルに合流する。



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そこから大岳山へ続く芥場峠へは、スイッチバックの急登をしばらく登る。



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芥場峠からは右へ緩やかな路が続く。



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紅葉した広葉樹林の山腹を絡めて行けば、右から御岳山の奥の院のトレイルが合流する。
その先から、やや露岩の多い路になり所々でクサリ場が現れる。



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あたりは落葉樹の森で紅葉が見頃である。



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やがて、大岳山荘(休業中)と大岳神社の鳥居の前の広場に出る。



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大岳山へは大岳神社の左横の急な斜面と岩場を登る。



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登りつめた大岳山のピークからは西側の展望が開け、御前山や鋸岳が鎮座している。
思わず予定変更して、鋸岳から御前山まで歩きたくなる。が、今回は東へルートを取り、富士見台から馬頭刈尾根へ行く。



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ハイカーで賑わう大岳山を後にして大岳神社まで戻る。
そこから、馬頭刈尾根方面に進むと、トレイルも細くなり、静かなたたずまいの路となる。



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すぐに分岐が現れ、鋸岳・御前山へのトレイルを右(北西)にみて、左(南東)へ進む。



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ミズナラなどの広葉樹の森の中を、落ち葉を踏みしめながら歩く。
途中でベンチのあり展望スポットを過ぎ、秋川渓谷の白倉方面へ下る分岐を右に見送る。
その先で、今度は左へ大岳鍾乳洞方面へ関東ふれあいの道を見送れば、富士見台の休憩舎は近い。



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富士見台を過ぎると露岩が多くなり、露岩帯には急な階段などが設置されている。



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御岳から大岳山までのトレイルとは対照的にハイカーのいない路である。
そして、富士見台から30分程で “つづら岩” に着く。



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つづら岩は、古くからロッククライミングのゲレンデとして利用されてきた岩場らしい。 知らなかった! 101.png



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つづら岩から秋川渓谷の千足集落へダイレクトに降りる南側のトレイルがある。 が、私は、つづら岩からさらに馬頭刈尾根を東に行った。



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つづら岩から小さなアップダウンを繰り返しながら1時間弱で茅倉・千足への分岐(千足尾根分岐)に着く。



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分岐から東にある鶴脚山までは一投足なので、鶴脚山をピストンしてから千足尾根を降った。
本当は馬頭刈(まずがり)山を踏んで、十里木の方へ降りたかったのだが、日没が迫りタイムアウト。 145.png



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千足尾根の針葉樹林帯の路は、日没の時間よりも、暗くなるのが早い。
面白くもない植林のスギ林なので、脇目もふらず千足集落へ降る。
途中、茅倉と千足を分ける尾根あたりでトレイルが判然としなくなるが、道標に従って右へ行けばよい。
最後は人家の脇道から都道に出て、東屋商店前の “千足” バス停に着く。
運よく5分くらいの待ち時間で武蔵五日市駅行のバス(西東京バス)に乗れた。 110.png

案の定、御岳山はハイカーだらけで閉口したが、喧騒の御岳山参道から徐々に静かになり、後半はたった1人のハイカーとすれ違っただけの静かなトレイルとなった。
ちなみに、翌日のつづら岩でのクライミングの様子は事項を参照してください。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初心者、初級者向け
距離:約11km/ 所要時間:休憩込で約7時間(御岳ケーブル山頂駅 10:00‐七代の滝 11:00‐綾広の滝 12:00‐大岳神社‐大岳山 13:00/13:30‐大岳神社 14:00‐富士見台 14:40‐つづら岩 15:10‐千足尾根分岐‐鶴脚山 16:00‐千足尾根分岐‐千足バス停 17:00)
標高差: 約+530m / -970m
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by dream8sue | 2017-11-04 21:40 | 秩父多摩甲斐 国立公園 | Trackback | Comments(0)