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上信越 志賀高原 四十八池から登る赤岩山     Mount Akaishi in Jōshin'etsu-kōgen National Park

Saturday, July 19, 2025
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上信越高原国立公園に属す 志賀高原 は冬のスキーリソートとして有名だが、夏の避暑地としても人気がある。
その志賀高原で、2025年7月の梅雨明け直前に2日間にわたり高原ハイキングを楽しんだ。

前日に志賀高原のシンボルと言われる 笠ヶ岳 (下記リンク参照)を登り、足慣らしができたところで、
本日は池めぐりコースの四十八池から 赤石山 という大沼池の東にそびえる岩峰に登る。

赤石山は、志賀高原の山域では目立つ山ではないが、群馬県と長野県の県境にあり、千曲川、中津川、吾妻川の分水界にあたる奥深い沢の源流の山である。


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<アクセス:自動車の場合>

志賀高原の 池めぐり登山口 をターゲットする。

群馬県の草津温泉から国道292号線で県境の渋峠を越えて、長野県山ノ内町の硯川にある ほたる温泉の公衆トイレ まで行く。(群馬県前橋市から約2時間)
ここが 池めぐり登山口・志賀山登山口 である。
前山サマーリフト乗り場も隣接している。(リフト営業時間 8:30~16:00)



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登山口周辺は、イエローの ミヤコグサ が咲き乱れていた。 005.gif 
私は2018年に 池めぐりコース (下記リンク参照)を歩いたことがあるが、その時よりも繁殖範囲が広がっていた。 


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前山(リフト山頂駅) には、リフトの営業時間前だったので右の巻き路を登って30分ほどで着いた。
前日に登った 笠ヶ岳 が眼前にそびえている。 038.gif 049.gif 016.gif 



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東側には 横手山 と 渋峠 の展望。



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リフト乗り場の前には望遠鏡が設置されていて、北アルプスの山並みを見ることができる。
今朝は山並みの下に雲海も広がっている。Amazing! 038.gif 049.gif 016.gif



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前山から北側の 渋池 周辺は湿原となっていて湿地を好む高山植物が咲いている。 浮島がいいね~ 049.gif



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渋池に朝陽が当たって、池の水面も ワタスゲ もピカピカに輝いて見える。 



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湿原が紅くなっている部分は、食虫植物の モウセンゴケ の群落だ。



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これが モウセンゴケ のアップ。 葉からネバネバした液体をだして虫を捕らえて栄養とする。
グロテスクな葉からニョッキと伸びた茎?の先に白くて可愛らしい花をつける。 そのギャップに隠れファンがいるとかいないとか。 039.gif 037.gif



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渋池からさらに北へ行くと 志賀山登山口 がある。 志賀山へは左へ、四十八池は直進。



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ほどなく 四十八池 の休憩所に着く。
案内板によれば、四十八池は、モリアオガエル や クロサンショウウオ なども生育する学術的にも貴重な湿原らしい。



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帰路に四十八池に再び寄るので、散策は後ほどのお楽しみにして、赤石山へ向かおう。
休憩所から少し戻って、分岐の標識に従って、南側の尾根を登るトレイルに進む。



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標高差50mほど登ると、鉢山の東コルに出る。 ここの分岐を右に行けば、草津峠を経て横手山方面へ行く。 
赤石山へは左方向であるが、この尾根路は 忠左衛門新道 と言うらしい。。



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この尾根路は、ネマガリダケが茂っていて展望の無い単調なトレイルだ。



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2010mピーク周辺になると、前方に 赤石山 のピークが現れる。 
“Oh!あそこがピークか!”という高揚した気持ちと、“まだ、けっこうな高度があるな~”という落胆の気持ちが混ざる。

ちなみに、忠右衛門新道は分水界にあたる稜線なので、右側に降った雨は太平洋へ、左側に降った雨は日本海へ注ぐことになる。



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ササ尾根なので花はあまり見られないが ゴゼンタチバナ だけが、ところどころに群生していた。



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四十八池から約2時間、ようやく 大沼池・忠右衛門新道分岐 に着いた。 ここから赤岩山までは30分弱だ。 



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分岐から 赤岩山南西尾根を一気に詰めていく。 
分岐から樹林帯を15分くらい登ると、いきなり視界が開けて屏風のような岩稜が左手に見えてくる。



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その基部は歩きにくいザレ場で、西側には 大沼池 が小さく見えている。



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丸太で砂留めされたザレ場のトレイルを登り上げると山頂の展望岩が見えてくる。 先行する同行者がすでに岩壁に立っている。



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そして私も 赤石山(2109m) のピークに立つ。 042.gif 066.gif



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山頂からは北西方向の展望が開けている。  遠方には槍ケ岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳などの北アルプスの山脈もよく見える。



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眼下には、これから向かう 大沼池 が、グリーンの大地にコバルトブルーの湖面をのぞかせている。



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また、北側にのびる稜線上には、2021年に登った 岩菅山から烏帽子岳 (下記リンク参照)の壮麗な山容が見える。 
ピークの上に浮かぶひとひらの雲もいいね。049.gif 016.gif 049.gif


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さて、赤岩山で展望を楽しんだら、 大沼池・忠右衛門新道分岐 まで戻り、大沼池に進路をとろう。 070.gif



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はじめは緩やかに、中腹部分で急勾配となり、最後はダケカンバが美しいラブリーなトレイルとなり大沼池に出る。
明るい林の中を歩きながら、同行者は鼻歌を歌っていた。 037.gif 060.gif



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ベンチがいくつも置かれた 大沼池 で休憩。 バックにそびえるのは、池めぐりコースで登った志賀山。



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大沼池の周りは高山植物で咲き乱れている。 特に イチヤクソウ の群生は見事だ。 056.gif 056.gif



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背の高い オオウバユリ の存在感が凄い! 005.gif 056.gif



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大沼池から四十八池までは1時間ほどの緩い登り坂となる。 さすがに朝からの疲れが出てきて辛い。 042.gif 💦



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途中の展望ポイントで汗をぬぐいながら、最後の大沼池の景色を見る。 今日は1日中ブルーレイクだった。 049.gif



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足元に咲く可憐な草花に癒されながらだらだらと長いトレイルを歩く。 070.gif シロバナニガナかな。 056.gif



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Wow! 宇宙人? 銀星人?



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そして、鳥居のある志賀山からのトレイルに合流して 四十八池 に再び戻ってきた。



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広大な湿原にはハイカーのために木道が敷かれていて、湿原の保護をしている。



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1日中歩いてきた私たちには、最後のご褒美のような場所だ。 たくさんの キンコウカ が咲いている。



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トキソウ も久しぶりに見た。 トキって鳥を見たことが無いが、こんな綺麗な色をした鳥なのかしら?



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四十八池湿原には池塘がたくさんあり、バックの志賀山・裏志賀山との風景は四十八池のお約束の風景だ。 049.gif 



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池溏からニュキニョキと3枚葉を伸ばしている植物は ミツガシワ かな?



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水中から針のように生える細い植物は、カヤツリグサ科の フトイ のようだ。 細いけどフトイ?! 037.gif  お約束のつっこみ!041.gif



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こちらの浮葉は オヒルムシロ という水草かな? 朝に見てもオヒル・・ムシロ?! 037.gif  笑うところです! 041.gif 



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と、四十八池で湿原の植物観察をおえたら、後は前山まで往路を戻るだけ。
往路で見た渋池のワタスゲは、朝陽にピカピカ輝いていたが、帰路ではぢ白い綿毛をフワフワと風になびかせていた。



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サマーリフト(片道600円)が営業している 前山 まで戻ってきた。
ここから登山口まで往路を歩いて下山しても10分くらいなのだが、疲れた身体はリフトの誘惑に勝てなかった。 💦


大沼池や岩菅山を見わたせる 赤岩山 は、奥深い志賀高原の自然を一望できる素晴らしい展望だった。
私たちは硯川から入山して忠右衛門新道を使ったが、大沼池入口からピストンすればもっと楽に登れるだろう。
また、前山湿原、渋池、四十八池、大沼池などの湿原と小沼歩きは、植物好きはもとより、植物に興味がないハイカーもきっと癒されることだろう。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
距離:約14km   標高差:約720m
所要時間:1.5時間の休憩込で約8.5時間
(硯川P 6:30‐前山‐渋池‐四十八池‐赤石山 10:30/11:00‐大池 12:10/12:40‐四十八池 13:40‐渋池‐前山リフト乗場‐硯川P 14:50)


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# by dream8sue | 2025-07-19 07:37 | 上信越高原 国立公園 | Comments(0)

上信越 志賀高原のシンボル笠ヶ岳と田ノ原湿原     Mount Kasagatake in Jōshin'etsu-kōgen National Park

Friday, July 18, 2025
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昨年の初夏に、上信越高原国立公園に属す 志賀高原 の 焼額山(やけびたいやま) を訪れた。

その際に、渋峠から見えた 笠ヶ岳 が美しく、ずっと登りたいと思っていた。
そして、梅雨明け直前の今年(2025年)7月にようやく登ることができた。



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<アクセス:自動車の場合>

志賀高原の 熊の湯スキー場 をターゲットする。

群馬県の草津温泉から国道292号線で県境の渋峠を越えて、長野県山ノ内町にある 熊の湯スキー場 まで行く。(前橋市から約2時間)
ちなみに、熊の湯スキー場は、夏期は 熊の湯キャンプ場 になる。



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スタートはスキーゲレンデのリフトの下を登って行く。 070.gif 
苔の絨毯に覆われたスキーゲレンデは、足の裏の感触がモコモコで気持ちが良い。



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そんな苔の庭には、蕾から開花したばかりの コバギボウシ があちらこちらに根を下ろしていた。056.gif



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高原の短い夏を謳歌するように、たくさんの蝶が忙しそうに飛び回っている。



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やがて、急傾斜になると、頭上にパープルのお花畑が見えてくる。 ヤナギラン の群生地だ。 
こんなところで ヤナギラン に会えると思っていなかったので嬉しい。 016.gif 060.gif  



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ゲレンデの中腹までくると、突然ハイキングトレイルが現れるので、ここを右に進む。 070.gif



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トレイルの脇には サンカヨウ がたくさんみられる。 056.gif
花が美しい サンカヨウ だが、この時期はすでに実になっている。 実もなかなか綺麗だね。



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笠岳峠に至るまでのトレイルは、 ダケカンバ や ツガ の雑木林に水平道が続き、脇は クマザサ が生い茂っている。



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モミジカラマツ は今が盛りの時期。 白い花火みたいで好きだな~ 016.gif



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ヤグルマソウ の群落もみられる。



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いくつか小沢を横ぎるのだが、そこにはたくさんの フキ が群生していたり、 オオレイジンソウ(写真上) も咲いていた。



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トレイルは、徐々に傾斜を増していく。 



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いささか単調なトレイルであるが、 アカモノ が紅い実をつけ始めていたり・・



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ユニークな キノコ もみられたりと、好いタイミングでハイカーの興味をそそる。



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1時間ほど歩いて、だいぶ標高を稼いだ。 すると右手(西側)が開けて長野市街地や奥志賀の山々が望める。
眼下に見える車道は、嬬恋村から万座温泉へ続く県道66号で、この道を利用すれば 笠岳峠 まで自動車で登ることもできる。 



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私たちは徒歩でアプローチして、ようやく 笠岳峠 に出た。 
茶屋(休業)の軒下を借りて休憩してから最後の登高に取りかかろう。 042.gif 063.gif 



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笠岳峠周辺は陽当たりが良く ウツボグサ や ニガナ(写真上) などの夏の定番の花々が咲き乱れている。056.gif 056.gif 



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さて、笠岳峠からは、標高差約170mの一気登りとなる。 008.gif 042.gif



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しかも、途中からは首が痛くなるほど見上げる急傾斜の階段となる。 005.gif 042.gif
段差も高くて、短足の私には1歩1歩がしんどい! 042.gif



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そして、最後はフィックスロープの張られた岩場を登る。



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やったー! 笠ヶ岳(2076m) 山頂だ。 066.gif 
遠目で見た通りのトンガリ山のピークなので、展望はすこぶる良い。

陽ざしは強いが涼しい風が吹き抜けてゆく。 
火照った身体から一気に汗が引けて、達成感とともに清々しい気持ちになる。



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ひとしきり山頂で過ごした後は、離れがたい思いを断ち切って笠岳峠経由で往路を戻る。

足慣らしに4時間くらいの軽いハイキングであったが、登った感があるピークだった。
だが、まだ日も高く、歩き足りないと言う同行者につき合って、この後に 田ノ原湿原 を散策した。



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田ノ原湿原 は、標高1610mにある志賀高原の典型的な高層湿原で、長野県の天然記念物になっている。

熊の湯スキー場から国道292号線を北へ2kmほど走ると、木戸池の先に広大な田ノ原湿原が現れる。
田ノ原湿原の北側に、田ノ原公園のパーキングがある。

私は2018年に 志賀高原の池めぐり の際に、田野原湿原から木戸池まで歩いている。(下記リンク参照)


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田ノ原湿原に入ると、つい先程登った 笠ヶ岳 が木道の先にそびえている。
笠ヶ岳が志賀高原のシンボルと言われる山であることに納得する。



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この時期の湿原は ワタスゲ の白い綿毛が風にそよいでいる。



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そんなワタスゲ畑にポツリと咲く地味な花は?・・ ホソバノキソチドリ かな・・



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ヤマドリゼンマイ も湿原にはなくてはならない名脇役だ。



上信越 志賀高原のシンボル笠ヶ岳と田ノ原湿原     Mount Kasagatake in Jōshin\'etsu-kōgen National Park_f0308721_12085788.jpg
そして、高原の花と言えば ニッコウキスゲ を忘れてはいけないね。



上信越 志賀高原のシンボル笠ヶ岳と田ノ原湿原     Mount Kasagatake in Jōshin\'etsu-kōgen National Park_f0308721_12090404.jpg
ヒヨドリバナ もこれからが最盛期。



上信越 志賀高原のシンボル笠ヶ岳と田ノ原湿原     Mount Kasagatake in Jōshin\'etsu-kōgen National Park_f0308721_12091192.jpg
1年ぶりの志賀高原だが、やはり高原ハイキングは楽しい。 060.gif 024.gif
綺麗な夕焼けが見られた。 明日もきっと晴れるだろう。


翌日は 四十八池から登る赤石山 へ続く・・


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

私のこのトレイルへの評価: 3★ 初級者向け
距離:約6km   標高差:約500m
所要時間:休憩込で約4時間 (熊の湯スキー場 11:00‐笠岳峠 12:30/12:50‐笠ヶ岳 13:40‐笠岳峠 13:50/14:10‐熊の湯スキー場 15:00)

上信越 志賀高原のシンボル笠ヶ岳と田ノ原湿原     Mount Kasagatake in Jōshin\'etsu-kōgen National Park_f0308721_12091878.jpg

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# by dream8sue | 2025-07-18 11:16 | 上信越高原 国立公園 | Comments(0)

奥秩父 小川山 【東股沢 七賢の岩場】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park

奥秩父 小川山 【東股沢 七賢の岩場】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_08124866.jpg
秩父多摩甲斐国立公園に属す 小川山 は、ロッククライミングのメッカとして有名な場所である。
小川山の東山麓にある 廻り目平キャンプ場 を拠点とするこのエリアには、
たくさんの岩峰、岩塔があり、それらの岩場には登り尽くせないほど多くのクライミングルートが作られている。

標高約1600mという高原にあるため、とりわけ夏の避暑を兼ねたクライミングには最適なエリアだ。
しかし、エントランスとなるキャンプ場は、昨今のキャンプブームも手伝ってオーバーユースの傾向にある。
夏休みや春、秋の連休シーズンはパーキングが満車になりキャンプ場も不快なほどに混雑する。

当然、ロッククライミングの岩場も人気エリアは混雑する。
そんな事情も加味して、キャンプ場から離れた場所の岩場が新たに開拓されている。 
そのひとつが 2023年に発表された 七賢の岩場 である。

七賢の岩場は、西股沢と東股沢を分ける1855mピークの北尾根の北東壁周辺に開かれていて、
【洞穴エリア】 【石橋エリア】 【ジャングルスラブ】 【ダイヤモンドエリア】 【はじっこスラブ】 【ジェンガロック】 などのエリアに分かれている。


私がこの8年間(2018年~2025年)に訪れたリードエリアのアプローチやルートの感想などを備忘録として、簡単にまとめておく。

                              1.廻り目平周辺
                              2.金峰渓谷周辺
                              3.屋根岩周辺
                              4.八幡沢周辺(西股沢左岸)
                              5.涸沢周辺(西股沢左岸)
                              6.西股沢対岸 マラ岩周辺
                              7.西股沢対岸 兄岩周辺
                              8.西股沢対岸 ストリームサイド周辺
                              9.東股沢 七賢の岩場




奥秩父 小川山 【東股沢 七賢の岩場】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_08130000.jpg
<アクセス:自動車の場合>
 
小川山の山麓にある 廻り目平キャンプ場 へのアクセスは下記リンクを参照のこと。 034.gif 
 
七賢の岩場 へは、廻り目平キャンプ場の手前の大弛峠分岐(獣除けオオカミロボットがある)を左折して東股沢林道(川上牧丘線)を大弛峠方向に進む。
左折してすぐに西股沢に架かる橋を渡り、しばらく林道を上っていき、5つ目のカーブミラーが立つところが、七賢の岩場へのアプローチの入口となる。
入口付近は、初夏に訪れた時は レンゲツツジ の花園になっていた。 056.gif 056.gif 056.gif 

なお、東股沢林道(川上牧丘線)は11月~5月まで冬季閉鎖となるので、入山に際しては開通情報を役場などに確認のこと。 034.gif

【洞穴エリア】
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岩場は入口から踏み跡を西に向かって20分ほど登ったところにあり、最後の5分はかなりの急登となる。 042.gif
急登の先に最初にたどり着く岩場が 洞穴エリア で、名前の通り左端に雨宿りできるほどの大きな洞穴がある。 005.gif 038.gif



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七賢の岩場 で最も人気のあるエリアで、週末や休日ともなるとルートの順番待ちになるくらい混みあう。



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何といっても、この洞穴の縁を登るように引かれた “白い巨塔 5.11c” などのルートが素晴らしい。 049.gif 038.gif 016.gif



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洞穴の右側には5.10前後のルートが多く、初心者、初級者には楽しいエリアである。



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“ボンジョルノ 5.10c”



【石橋エリア】

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“オレンジデイズ 5.10c”

洞穴エリアから左方向に登っていくと、すっきりした壁に4本のルートが引かれている 石橋エリア に着く。
左側のイエローの壁に引かれた “オレンジデイズ” はテラスの1段上からスタート。



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“ブレイクスルー 5.7”

“ブレイクスルー” は、名前の由来になった右端の石橋を渡って取りつく、ちょっと脆そうなクラック。



【ジャングルスラブ】 

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石橋エリアから壁の基部に沿って左へ登っていくと、頭上に ジャングルスラブ のスケールのあるスラブが広がっている。 



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ここには3本のルートが作られているが、ドスラブで手ごわそうだ。 
スラブって、クライマーによって好き嫌い、得意不得意が分かれる岩の形状だよね。 039.gif 



【ダイヤモンドエリア】

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ジャングルスラブからさらに登っていくと ダイヤモンドエリア という七賢の岩場を代表する大きな岩壁帯にでる。
ダイアモンド下部壁 と、樹木の生えるルンゼを挟んだ ダイアモンド右壁 と ダイアモンド左壁 から構成されている。



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ダイアモンド下部壁 “レイバとチムニ 5.10b”

ダイアモンド下部壁には同じアンカーを使用する2本のルートがあり 
“レイバとチムニ” は、名前の通りバランシーなレイバックからチムニーに入るルート。


奥秩父 小川山 【東股沢 七賢の岩場】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_08265299.jpg
ダイアモンド右壁 “粉雪の水曜日 5.9”

ダイアモンド右壁 には4本のルートがあり、素敵なネーミングの “粉雪の水曜日” は下部の大フレークからスタートして、上部のスラブが核心。
右上には三ツ星の “万里の河 5.10c” のクラックがそびえている。 いつか登ってみたいな~ 016.gif 060.gif 



奥秩父 小川山 【東股沢 七賢の岩場】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_08264528.jpg
圧倒的なルーフが美しい ダイアモンド左壁 には6本のルート(うち1本はTRルート)がある。
4本は5.11~5.12で、ルーフに走ったクラックを越えて行くルートだ。 こんな壁を登れるようになりたいものだ。



【ジェンガロック】

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洞穴エリアから石橋エリアに向かう踏み跡の途中で左方向に進んで行くと、積木を重ねたような ジェンガロック がある。
右手にある ジェンガロック西面 には2本のクラックルートがある。



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ジェンガロック北面 “On your Mark 5.11a”

すっきりした北面側にある “On your Mark” は西面とのカンテラインからスタートして、見栄えのするフェイスを登る。 
登ってみたいと思わせること間違いないだろう。 034.gif 045.gif



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ジェンガロック東面 には、大ルーフを越えていく20mの長いルートがある。



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北面側から見上げる岩壁群。 まだまだ開拓の余地がありそうな岩壁がある。



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北には川上村や秩父方面の山並みが見える。


七賢の岩場には、その後 【Jo’sエリア】 など、初心者でも登りやすいエリアが追加されている。
フリークライミングの楽しさを一般に知ってもらうには、こういった取付き易いエリアの存在はとても意味のあることだと思う。
これからもグレード至上主義ではないエリアの開拓がなされることを期待したい。 040.gif 



奥秩父 小川山 【東股沢 七賢の岩場】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_08344796.jpg

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# by dream8sue | 2025-07-09 08:36 | RC 長野県の岩場 | Comments(0)

奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park

奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15321046.jpg
秩父多摩甲斐国立公園に属す 小川山 は、ロッククライミングのメッカとして有名な場所である。
小川山の東山麓にある 廻り目平キャンプ場 を拠点とし、
北の屋根岩から南の金峰山川西股沢周辺の岩峰、岩塔群にたくさんのクライミングルートが作られている。

標高約1600mという高原にあるため、とりわけ夏の避暑を兼ねたクライミングには最適なエリアだ。
特に真夏の暑い日は、壁が北向きの西股沢対岸(西股沢右岸)のエリアが涼しく登れる。
その西股沢対岸には上流から下流にわたり数多くのエリアがあるので、ざっくりと3つのセクション(マラ岩周辺・兄岩周辺・ストリームサイド周辺)に分けておこう。
小川山を代表する名ルート、難ルートはマラ岩や兄岩周辺に多く、歴史も古い。

それに対して下流のストリームサイド周辺は、小川山後期(2000年頃~)に開拓されたエリアで、グレードも易しめのルートが多い。
それゆえ、マラ岩や兄岩のような歴史や華々しさはないものの、初級者から中級者の多くのクライマーに親しまれている。


私がこの8年間(2018年~2025年)に訪れたリードエリアのアプローチやルートの感想などを備忘録として、簡単にまとめておく。

                              1.廻り目平周辺
                              2.金峰渓谷周辺
                              3.屋根岩周辺
                              4.八幡沢周辺(西股沢左岸)
                              5.涸沢周辺(西股沢左岸)
                              6.西股沢対岸 マラ岩周辺
                              7.西股沢対岸 兄岩周辺
                              8.西股沢対岸 ストリームサイド周辺
                              9.東股沢 七賢の岩場




奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15321716.jpg
<アクセス:自動車の場合>
 
アクセスや料金などは 廻り目平キャンプ場のHP (下記リンク参照)で確認してね。
廻り目平キャンプ場には 大日広場 という広いパーキング(約100台可能)があり、北側には屋根岩がそびえ、南側には金峰山川西股沢が流れている。

【ストリームサイドエリア】

奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15322232.jpg
廻り目平キャンプ場に入る手前の大弛峠分岐(獣除けオオカミロボットがある)からキャンプ場に至る間には、西股沢に沿って シャクナゲ遊歩道 がある。
ストリームサイド や リバーバンク に行くには、このシャクナゲ週歩道からアプローチするのが一般的だ。
シャクナゲ遊歩道をたどって廻り目平キャンプ場から下流に約20分のところで渡渉する。

また、大弛峠分岐を東股沢林道に左折して大弛峠方向に進み、西股沢に架かる橋を越えた先の広い路肩(作業車優先なので作業期間やWeekdayは注意)に車を停めて、
その先の左カーブのあたりから踏み跡を右に入って西股沢右岸(川下に向かって右側)をたどれば、渡渉無しでストリームサイドに着く。
日帰りで ストリームサイド を登る場合は、キャンプ場に入場(有料)しなくてよいのでお勧めだ。 049.gif



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廻り目平キャンプ場からアプローチした場合は、「シャクナゲ遊歩道」の茶色い看板あたりから西股沢に接近して、水量の少ない場所を選んで渡渉する。
川が増水している時期は裸足になって渡ることもあるので、徒渉ポイントの見極めが必要になる。 034.gif 

ストリームサイド には、西股沢と岩場の間に快適な木陰の広場があり、ゆったりと休憩ができるのも嬉しい。 049.gif 049.gif



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1階 “Maud 5.8”

岩場は3段になっていて、1階は短いルートが多く、川が近いことや樹林帯ということで、いつもジメジメした雰囲気でルートにも苔が目立つ。



奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15324560.jpg
1階 “鷺草 5.11b”

“鷺草” は1階の左端にあるカンテライン。 
左のテラスには入らないという限定がやや面倒だが、ホールドはテラス側にある。



奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15324918.jpg
1階 “アカマンマ 5.11b”

2階へ登るトレイルの右横にある短いフェイス。 カチホールドをつなぐイレブン入門ルート。
“アカマンマ” の右の大フレークを登るのが “ソフィア 5.10a” でアンカーは “アカマンマ” と共有。



奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15325483.jpg
メインともいえる2階はテラス上にあり、崖の縁はフィックスロープで囲ってある。



奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15363345.jpg奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15363872.jpg
2階 “Love or Nothin’ 5.10a”

2階の中央にある顕著なクラックを登る “Love or Nothin’” は 長くて緊張感のある看板ルート。

その左右には、中級者にお勧めの “都忘れ 5.11c”(クラックの左フェイス) や “鶯神楽 5.11c”(右フェイス)がある。
どちらもカチフェイスでリーチの長さで使うホールドが異なり、難しさが変わるルートだ。



奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15364255.jpg
2階 “ピットタッチ 5.10a

顕著なハングを越える楽しいルートで、左のクラックに逃げて登ると易しくなる。
ハングを直登しても、同じグレードの “Love or Nothin’” よりも登り易いかな~・・?



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2階 “鵯漏斗(ひよどりじょうご) 5.10c”

“ピットタッチ” の右のカンテを登る “鵯漏斗” は、以前は 5.11a のグレードが付けられていたスタート部分が難しいルート。



奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15365298.jpg
2階 “イングリット 5.9”

“鵯漏斗” の右カンテからの側壁には、クライミング初心者にも楽しめる 5.9 アンダーのルートが何本かある。



【リバーバンクエリア】

奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15365889.jpg
「シャクナゲ遊歩道」の茶色い看板から上流へ2分くらい歩くと、左側に簡易トイレ(使用不可)が置かれた広場に出る。
そのあたりから渡渉して、石垣が積まれた川の畔に露出した岩壁が リバーバンク の岩場だ。



奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15370463.jpg
“チコリータ 5.10d”

石垣が上から取りつく “チコリータ” などのルートが3本ある。

左側には川の中の岩から取りつくルートが3本あるが、渇水時でもロープを濡らすリスクがあり、当然、増水時には取りつけない。 
また、 “Autumn Breeze 5.10d” などがある右側の壁は岩の崩壊によって消滅している。 


奥秩父 小川山 【西股沢対岸 ストリームサイド周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_15371042.jpg

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# by dream8sue | 2025-07-08 14:51 | RC 長野県の岩場 | Comments(0)

奥秩父 小川山 【西股沢対岸 兄岩周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park

奥秩父 小川山 【西股沢対岸 兄岩周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_18474814.jpg
秩父多摩甲斐国立公園に属す 小川山 は、ロッククライミングのメッカとして有名な場所である。
標高約1600mという高原にあるため、とりわけ夏の避暑を兼ねたクライミングには最適なエリアだ。

そんな小川山のキャンプサイトも、彼岸が過ぎて秋風が吹くと一気に寒気がやってくる。
10月ともなると廻り目平キャンプ場周辺は黄金色に染まり、駆け足で夏が去っていく。
そんな去り行く夏を惜しむように、1本でも多く自分の課題を登ろうと小川山に通うクライマーたちの姿が見られる。
気づけば私も、いつしかそんなクライマーの1人となっていた。  037.gif

この8年間(2018年~2025年)に訪れたリードエリアのアプローチやルートの感想などを備忘録として、簡単にまとめておこう。
小川山のエリアは広域なので、いくつかのセクションに分けて記載する。
西股沢対岸に関しては、上流から下流にわたり数多くのエリアがあるので、3つのセクション(マラ岩周辺・兄岩周辺・ストリームサイド周辺)に分けておく。

                              1.廻り目平周辺
                              2.金峰渓谷周辺
                              3.屋根岩周辺
                              4.八幡沢周辺(西股沢左岸)
                              5.涸沢周辺(西股沢左岸)
                              6.西股沢対岸 マラ岩周辺
                              7.西股沢対岸 兄岩周辺
                              8.西股沢対岸 ストリームサイド周辺
                              9.東股沢 七賢の岩場




奥秩父 小川山 【西股沢対岸 兄岩周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_18475309.jpg
<アクセス:自動車の場合>
 
アクセスや料金などは 廻り目平キャンプ場のHP (下記リンク参照)で確認してね。
廻り目平キャンプ場には 大日広場 という広いパーキング(約100台可能)があり、北側には屋根岩がそびえ、南側には金峰山川西股沢が流れている。

奥秩父 小川山 【西股沢対岸 兄岩周辺】     Rock Climbing in Mount Ogawa, Chichibu-Tama-Kai National Park_f0308721_18475849.jpg
金峰山荘のテラスからは 父岩・母岩・兄岩・弟岩 や サイコロ岩 が良く見える。(TOPの写真参照)

それらの岩場へ行くには、金峰山荘の前にある「職員駐車場」脇から金峰山川西股沢へ下って、西股沢が最も接近したあたりで渡渉する。
渡渉ポイントはいくつかあるが、ケルンが積まれた場所を目印にしたり、場合によっては丸太橋がセットされていたりもする。
川が増水している時期は裸足になって渡ることも多々あり、徒渉ポイントの見極めが難しい。



【兄岩】

兄岩は 【兄岩下部スラブ】 【兄岩1F】 【兄岩2F】 【兄岩東面】 【兄岩北面】 まである大きな岩場で、
ルート数も多く、ボルトルートの他に、クラックルートもあるので、スポートもトラッドも楽しめるエリアとなっている。

私が2025年、最も足しげく通ったエリアが兄岩だ。
初級者の私にはお手頃なグレードのボルトルートが多く、時々、気分転換にクラックルートも触れる使い勝手の良いエリアだ。

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兄岩下部スラブ “タジヤンⅣ 5.10a”

渡渉して対岸の斜面を登り、最初にある岩場が 兄岩の下部スラブ で、 “タジヤンⅣ” や “三日月のピン・クリップ 5.10b” などのスラブ入門のルートが人気だ。

“タジヤンⅣ”に関しては、最後のボルトが抜けていて上部はかなりのランナウトになるので、途中から右の“三日月のピン・クリップ” に合流するのが一般的になっているらしい。
なぜ、リボルト作業の際に、欠損したポイントにボルトを打ち直さなかったのだろう? 039.gif



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兄岩下部スラブ “ピクニクラ 5.10b NP&B”

左の1段上がった崖の上には、こちらも人気の “ピクニクラ” という30mスケールのルートがある。
ナチュナルプロテクションとボルトプロテクションのミックスルートで、変化に富んだ素晴らしいルートと評価が高い。 
ぜひ登っておきたい1本だね。 034.gif 038.gif 049.gif

“ピクニクラ”のすぐ左隣の “Road to Eleven 5.10d”  というフェイスルートも30mの長いルートで、
中間部の大木でピッチを切ることもできるので、初心者の練習などにも利用できる。



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兄岩下部スラブ “G‘day mate(グダイマイト) 5.10c”

“Road to Eleven” からさらに左側の壁に3本あるルートはあまり登られていない感じで苔やブッシュが生えている。
その中の最も左のルートの “G‘day mate(グダイマイト)” の下部はパワフルなムーブでスタートする。



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兄岩1F “八王子ルート:1P目 5.9 NP”

兄岩下部スラブの右側の踏み跡を登っていくと、兄岩西面のメインエリアに至る。
ここには “Sunday 5.10a”  や “八王子ルート” などのクラックルートが何本かある。



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兄岩1F “スケアクロウ 5.11a”

エリア右寄りのルンゼ状を登って、カンテをたどるルートが “スケアクロウ” で30mの長さがある。
中段にレストポイントを有する比較的登り易いルートで、イレブン入門のお買い得ルートと言われている。



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兄岩1F “アルパイン少女マミ 5.12a”

“アルパイン少女マミ” は、エリア右端のあまいカンテから取りつき、中段で左へのバランシーなトラバースをこなし、
上部はフレークやアンダーホールドを効かせて登る多彩なテクニックが要求される難しいルートだ。

リーチが短いクライマーには上部のアンダー取りが遠く、以前は、5.11dのグレードとも言われていたが、正真正銘 5.12a のルートではないだろうか。



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兄岩2F “八王子ルート:2P目 5.7 NP”

兄岩1Fの “八王子ルート:1P目 5.9 NP” の2P目になるルート。
1Pを登りきると見晴らしの良い広いテラスに出る。そのテラスの左側にあるワイドクラックだ。



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兄岩2F “もみじ 5.10a” & “ウォーリーをさがせ 5.11a”

“八王子ルート:2P目” の右側にある顕著な2本のクラックが “もみじ”(左)と、“ウォーリーをさがせ”(右)である。
“もみじ”は、出だしにキャメロット2番をセットすると安心。

“ウォーリーをさがせ”は核心が下部で、リーチ差で難しさが左右される。
リーチが短い人はグラウンドの恐怖に耐えて登らなくてはならず、2度とやりたくないと思うことだろう。 008.gif



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兄岩の1Fから兄岩2Fへ歩いて行く場合は、 “アルパイン少女マミ” 取付きの右の踏み跡を登る。(父岩・おばさん岩・サイコロ岩に行くトレイルも同じ)
左上の尾根のコル(兄岩のコル)に登り上げる手前、左側に立つ壁が東面壁になる。



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兄岩東面 “最高フレーク 5.9 NP”

今日はクラックDay!と決めて、兄岩1Fの “八王子ルート” “Sunday” 兄岩2Fの “マガジン” など
5.8~5.10くらいのクラックだけを登った際に、このクラックだけはRPできなかった。 008.gif 



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兄岩東面 “森の緑にかこまれて 5.11b”

東面壁中央の美しい壁に “ムーンサルト51 5.11a” と並んでひかれた人気ルートが “森の緑にかこまれて” だ。
こちらもリーチ課題の1本で、パッツンパッツンになって両手を広げてやっと登ったルートだ。 008.gif 042.gif 

身体の小さな(リーチの短い)クライマーには不利なルートが多過ぎる!って感じるのは私だけ? 033.gif



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兄岩東面 “日銀総裁究極のインサイダー 5.10c”

東面壁を登る際のアップに良さそうなルートだが、アンカーが岩峰の奥にあるのでロープの擦れに要注意だ。 034.gif 



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兄岩北面 “ガンバレクマさん 5.10d”

兄岩のコルを越えて、兄岩2Fに回り込む際に、左側に立つすっきりした壁が北面壁になる。

左側の “ガンバレクマさん” は、TOPOによっては 5.10b のグレードが付けられていて、 046.gif 
安易に取付いてしまって、とても怖い思いをした記憶があるルートだが、5.10d にリグレードされていた。納得! 045.gif 



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兄岩北面 “北条カンテ 5.10d”

顕著なカンテにひかれた “北条カンテ” も5.10d にリグレードされている。
カンテと言うからにはカンテ通しに登りたい。が・・難しい。 008.gif 042.gif 



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兄岩北面 “金太郎 5.9 NP”

短いながら美しいコーナーで、フィンガークラックの練習に良いだろう。 
左壁を上手く使って登れるが、カムセットは意外と難しいので慎重に。 034.gif
 


【父岩】

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金峰山荘のテラスから一望できる西股沢対岸の岩峰群の中で、最も上に見えるのが父岩だ。
ブッシュ帯を挟んで2つの岩壁が見えるが、右の壁には “小川山物語” が、左の壁には “岩壁の父” などの有名なルートがある。

兄岩東面から 兄岩のコル まで登り、コルから右の尾根に進み急登を10分。 または、兄岩東面から ままこ岩 経由でも行ける。



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“小川山物語 5.9”

小川山開拓時からの有名、かつ人気ルートで、内容も素晴らしい。 登っておくべき1本だね。 034.gif
その右隣に “小川山ストリート 5.9” と言う同グレードで似た名前のルートがある。 ストーリーじゃないよ、ストリートだよ。 034.gif 037.gif 



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“クライマーのク 5.10c”

“小川山物語” の左隣にあるのは “クライマーのク” と言うホールドがやや細かいフェイスルートである。



【弟岩】

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兄岩の右(南)に位置する 弟岩 に直接行く場合は、兄岩の渡渉ポイントよりも若干、上流から渡渉する。
対岸の斜面を少し登れば “小川山劇場(3P)” などのルートがある弟岩の西面の基部に着く。



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弟岩西面 “ケンタウルス伝説 5.10b”

名前がカッコいい“ケンタウルス伝説”の右にある白いハングを越えて登る “屋根の上のバイオリン弾き 5.11b” は、体感 5.11a くらいのお買い得ルート。



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弟岩東面 “春の雨上がり 5.9”

“ケンタウルス伝説”取付きから、そのまま踏み跡を右へ進み、東面に回り込んで 弟岩の頂上 まで登ってしまう。
そこは日当たりも良く、短くて易しめのルートがあった。


あまり行く機会のない弟岩・母岩であるが、アプローチも近いし、易しいマルチルートなどもあるので、
半日しか時間の無い時とか、マルチのトレーニングがしたい時とかに便利そうだ。


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# by dream8sue | 2025-07-07 18:28 | RC 長野県の岩場 | Comments(0)