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蓼科山麓 東トキンの岩場でクライミング     Rock Climbing at East Tokin in Mount Tateshina

Sunday, August 26, 2018
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マルチのクライミングは今年2018年5月の上州子持山の獅子岩以来。
その後、フリークライミングで肩を痛めてしまって、久しくクライミングは休んでいた。
久しぶりの、しかもマルチ・・・一抹の不安をいだきながらも、初めての岩場に期待感が高まる。

東トキンの岩場は蓼科山麓、双子山の東約1kmに位置する小さな岩場である。
昔から細々と登られてはいたようだが極めてマイナーな岩場で、クライマーの間でも知る人はあまりいない。

近年、諏訪山岳会によりフリークライミングルートとしてリニューアルされたという情報のもとに、
久しぶりに顔を合わせた妙義山(西上州)西大星チーム(下記リンク参照)で登りに行ってきた。




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<マイカーの場合>
群馬からは国道254号で佐久市に入り、県道145線に継続し、“野沢西”の信号を左折。
次の国道141号臼田バイパスの交差点 “洞源湖入口” を右折し大河原峠までひたすら山道を走る。
入山は、大河原峠の少し手前にある大河原峠線というダートの林道からである(一般車通行禁止)

パーキングは、林道入口付近の県道沿いに広い路肩がある。
車止めゲートの前は、許可車の出入りがあるので邪魔にならないように駐車すること。



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Wow! 林道入口のコンクリート溝の中からオコジョが顔を出してる。 
何度も出たり入ったりしている姿が、何とも愛くるしい。 ワ━(〃゚∀゚〃)━オッ♪



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林道を5分くらい歩き、林道が右にカーブする手前のササ藪につけられた切り開きに入る。
ササ藪が茂っていて、この切り開きを探すのは難しいが、写真の大木の右側なので参考にしてほしい。



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カラマツ林の中のササ藪の切り開き路は意外と長く、帰りは登り坂になる。 
また、ササの切り株が足のスネに当たって微妙に歩きづらい。



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ササ薮を10分ほど行くと、展望の良い稜線に出る。
諏訪山岳会によれば、ここは “惑星のコル” と名付けられているようだ。



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稜線の東側にあるケルンから南へ100mほど降り、岩場の基部に沿って東へトラバースする。
踏み跡は、分かり易いとは言い難いが、赤テープなども所々にあるので、本チャン経験のあるクライマーなら分かるだろう。



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樹林がきれて、東トキンの岩場が現れる。 



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フリークライミングのルートが作られている岩場中央。
ルートは3本あり、右から “ホクト(3P)” “オールド(3P)”  “オールドジャック(3P)”


岩はフリクションも良く、まあまあ硬いのだが、アンサウンドな部分も多く浮石、落石に注意が必要。
特にラペルでの下降時には、かなりの落石が発生するので、ルートの下にいてはいけない。



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岩場の東面。 ルートは無さそう・・



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私達はまず “オールド” に取り付いた。
オールド 1P目:5.10b/25m。 出だしの小ハングを越えてフェイスを登る。

私にとっては、この小ハング越えが核心だった。 え~い、AOだ!
ふぅ~・・何とか越えたと思ったら、掴んだB5判くらいの大きさの岩が剥がれて落下していった。
ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!  リードでなくてよかった~



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リードのY氏いわく、“小ハングの上のフェイスの方が悪かった。”

なお、25m登った所のハンガーボルト2本はTR用なので、さらに5m上の、“ホクト” ルート1P終了点のテラスまで行くことを推奨している。



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オールド 2P目:5.9/30m。
TR用のアンカーから、リッジの左を登ってそのままフェイスを直上。 とにかく長い!



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ムーブは難しくは無いが、次々に現れるパズルのようなルート取りに負けない気力が必要。
終了点は狭いガリーの中で、上部からの落石が集中する場所なので要注意。



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オールド 3P目:5.7/15m。 ガリーの左側の易しいリッジを登る。



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中央壁の左側にある “オールドジャック” は手ごわい!
オールドジャック 1P目:5.8/10m。 リッジ状を登る。



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一見、緩い傾斜で易しそうに見えるが逆層で悪い。 おまけに岩の表面に苔が生えていて滑り易い。



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オールドジャック 2P目:5.10c/25m
リッジの右の側面からリッジにでるが、勾配も強くバランスも悪い。

私は、AOでフォローするのが精いっぱいだった。 O(*≧д≦) No way!!  



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オールドジャック 2P目を絶妙なバランスでリードするS氏。 さすがサーティーンクライマー!



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オールドジャック 3P目:5.10c/25m。 フェイスからリッジにルートを取る。
ブルースカイに映える高度感のあるピッチだ。 リードはM氏。



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オールドジャック 3P目をフォローするS氏。 登れるクライマーは楽しそうだな~ 060.gif



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“オールド” “オールドジャック” ともに3回ないしは2回のラペルで取付きに降れる。
ラペルのことを考慮し、ダブルロープの使用が無難である。


諏訪山岳会のレポートでは、フリーとアルパインの性格を持っている岩場と書かれてあるが、
浮石や落石も多く、リングボルトなどの支点もあり、どちらかと言えばアルパインの要素が強い岩場だと思う。

したがって、要求されるクライマーのレベルとしては、人口壁や小川山あたりのフリールートの感覚では登れないだろう。
また、フリーのレベルが、私のような5.10マイナスがやっとという人には難しいルートである。 008.gif  

猛暑の夏であるが、この岩場は標高が約1900mなので、比較的さわやかに登れた。
最後に、今回のクライミングに際し、諏訪山岳会の “東トキンの岩場の開拓整備” を参考にさせていただきました。 
諏訪山岳会の皆様 開拓、整備等ありがとうございました。 040.gif 


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆



距離:約3km/ 所要時間:休憩込で約7時間(林道入口 9:00‐惑星のコル‐東トキン岩取付10:00‐15:00- 惑星のコル‐林道入口 16:00)
標高差: 約200m

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by dream8sue | 2018-08-26 18:46 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

中之条町 有笠山でクライミング     Rock Climbing at Mount Arigasa in Nakanojō, Gunma

Saturday, June 9, 2018
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2018年5月から6月にかけて群馬県中之条町の有笠山で何度かクライミングをしている。
エリアやルートの印象を備忘録として記載しておく。

有笠山の岩場は、小川山同様に広範囲にわたってエリアが点在しているので、関東周辺の岩場としては大きなエリアである。
開拓は1995年以降のかぶりルート全盛期のため、二子山のような傾斜の強いルートが多い。
インドアジムからクライミングに入る昨今のクライマーには人気が高いようだ。

岩質は流紋岩とのことだが、意外と脆い感じがするし、浮石も多いので要注意だ。 034.gif
また、岩の表面が荒くトゲトゲした感じなので、場合によってはテーピングした方が良いルートもある。



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<マイカーの場合>
関越自動車道渋川伊香保ICから国道353号で中之条町に入る。
中之条町の市街地をぬけ四万温泉方面に向かい、途中から沢渡温泉方面(県道55号)へ左折し天然橋(赤い鉄橋)を渡る。
沢渡温泉入口(晩釣せせらぎ公園)のパーキングには公衆トイレがある。

公園から1kmほど西に走ると眼前に有笠山が見えてくる。
川を渡るカーブの手前を直進して狭い道に入ればアウトドアパークのキャンプ場がある。
ここが(写真)有笠山の2つある登山口、東口と西口の分岐である。



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アウトドアパークから左へ走り、まずは東口のエリア訪問。
林道は、車高の低い車ではちょっと厳しいダート路で、車で入れるのも車止めゲートのある東登山口の前までである。

東口周辺のパーキングは路肩駐車となるが、10台くらいがマックスかと思われる。
大きなエリアの割にはパーキングスペースに乏しいので、複数台の場合は、せせらぎ公園などで乗り合わせて入るのがベストだろう。
なお、東口ゲート前はUターン用のスペースなので駐車禁止。 034.gif



【フェアリーロック】
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東口登山道入口から3分の近さにあるフェアリーロックは有笠山の看板エリアのひとつである。
かぶり系の5.11~5.12のルートが多い。

洞穴の上を越えていく “夢を見る頃5.11a/b” は、星付きのどっかぶりのガバルートである。 177.png 177.png
訪問3度目の日にトライしてみたが、案の定3ピン目でフォールして肩を痛めた。
やはり自分のグレード以上のルートに安易に取りつくものでは無いね。  (ノω=;)ぅぅ…



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広場の奥には三ツ星ルートの “予感 5.12b/c” や “ロマンチック街道 5.12b” などの見栄えのするルートがある。 177.png 177.png 177.png



【東の石門エリア】
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私にも登れそうなルートのある東の石門エリアはフェアリーロックの目と鼻の先にある。
ここって、昔は【JMCCロック】って呼んでなかった?



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“有笠中央岩稜5.9” “白雪 5.8” “謎の女 5.10a” などの低グレードがあるので初級者でも楽しめる。
ただ、短いルートが多いので若干物足りない感じもする。
ボルダーからルートクライミングへ転身するクライマーの初めの一歩としてはお手頃だろう。
有笠中央岩稜以外のルートは、下地が斜めで足場が悪い。 140.png



【南国エリア】
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東口のもうひとつの看板である南国エリアへは、有笠山への登山道を東の石門を過ぎ、さらに低い岩壁の基部に沿って20分くらい登る。
南国エリアは、登れるクライマーには “出前一丁 5.12a” や “南の国 5.12a” など楽しいルートがたくさんあるエリアだ。



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このエリアで唯一私が登れそうな “旅館有笠 5.10a” に取り付くが・・・ 149.png 008.gif



【アドベンチャーランド】
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垂壁系を求めて、いっぷくエリアへ行くことにする。
いっぷくエリアはアドベンチャーランドの奥にある岩場なので、まずアドベンチャーランドまで行かなくてはならない。

南国エリアの右端にアドベンチャーランドへ登るためのフィックス・ロープがある。
しかし、この部分が完全にロープ頼みの悪い岩場なので重荷を背負ってのアプローチとしては結構きつい。 008.gif



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南国エリアから5分弱で、取付きに大岩が転がるアドベンチャーランドに着く。
個性的なルートが多く、登れるクライマーには人気のエリアである。
この日も多くの強そうなクライマーがたむろしていた。



【いっぷくエリア】
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そんなクライマー集団を横目に、私達は奥(右)のいっぷくエリアへGO!
いっぷくエリアは小さな岩場でルートも4本(5.9~5.11a)しかないが、貸し切り状態でまったりと遊べた。 060.gif



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さて、日を変えて2度目の有笠クライミングは、西口エリアを訪れた。
アウトドアパークの分岐から右へ未舗装の林道を1km弱ほど走らせれば西登山口に着く。
登山口の前に5~6台のパーキングスペースがある。 



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西口登山口から尾根をひと登りで休憩舎があり、その先の右に西の石門が見える。
石門方向へは進まず、スイッチバックのトレイルを登り切れば大きな広場をもつサンダンスエリアがある。



【サンダンスエリア】
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サンダンスエリアは、圧倒されるようなルーフが印象的な、西口を代表するエリアである。

まずは、ルート取りがポイントとなる左端の “苔の庭 5.10b”でアップ。 
私は一段上のテラスからの一歩が、クラックにあるホールドが上手く使えず難しかった。 008.gif 



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“若葉 5.11c/d” “大地讃唱 5.11b” の星付きルートをパスして、 (;^ω^)
それらと同じ壁の右端にある かぶったガバルート “友よさらば 5,10a” も私が唯一登れそうなルートであるが・・・ 149.png



【サンダンス(右壁)】
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サンダンスエリアの右側壁には、高さのあるルートが3本(5.11b~5.12b)ある。

写真は “マーヤ 5.11d”をRPする同行者。  三( ゚Д゚) ス、スゲー!



【古谷ロック】
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サンダンスエリアから右の尾根を越え2分程のところにある小岩峰が古谷ロックである。
短いが傾斜の強い前傾壁である。
この壁の代表ルート “夢の浮橋 5.11a” を登る同行者。



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その隣の“カシン 5.11b”


有笠山へ行くなら、かぶり系クライミング必須。
エリアは他にも公開されているものとして【ヘルケイプ】、【ささなみエリア】、【偏屈岩】【奥壁】上級者向けの【ジ・アーチ】などがある。
また、周辺には未公開のエリアもいくつかある。
春秋がベストシーズンである。 通年可能ではあるが、夏は結露で湿っていることもある。

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by dream8sue | 2018-06-09 16:01 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥秩父 小川山でクライミング 2018夏     Rock Climbing in Mount Ogawa in Chichibu-Tama-Kai NP

June 2-3, 2018
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ここ数年、恒例になりつつある小川山避暑クライミング。
今年は避暑には少し早い、梅雨入り間近の6月初旬に訪れた。 070.gif 

クライミングも楽しいが、キャンプはもっと楽しい・・と言うことで、金峰山荘のある廻り目平キャンプ場にお泊り。 152.png
金峰山荘は宿泊も可能なのでキャンプの苦手な人は山荘に泊まることもできる。

アクセスや料金などは廻り目平キャンプ場のHP(下記リンク参照)で確認してね。
ちなみに、テントで1泊の場合は700円/1人(パーキング料金込)

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2018年、小川山事始めは人気のマラ岩、妹岩周辺へGO!
人気の “レギュラー 5.10c” は順番待ちが当たり前の混雑ぶり。



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私達は “川上小唄 5.8” とレギュラーの下部にある “屋根の上のタジヤン 5.9” で、
久しぶりに花崗岩のスラブの感触を思い出す。



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マラ岩の隣に位置する妹岩には、クラックの人気ルート “カサブランカ 5.10a” が見える。



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見たら触りたいでしょう! と言うことでクラックの得意な同行者がトライ。  私もTRで触らせてもらったが・・ 105.png 



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カサブランカの次はこれ・・とTOPOに書いてあったので、 “ジャックと豆の木 5.10b/c” にもトライ。
私はTRでテンションしまくって、どうにかTOPまでぬけた。 ふぅ~ 042.gif 



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その後は、マラ岩から姉岩方面へ少し登った所にある “センター試験 5.8” と “卒業試験 5.10b” をRPする。



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廻り目平キャンプ場の標高は1500m。 まだこの時季は、夜は冷える。 149.png
周りでは焚き火をして暖をとるパーティーも多い。
私達は、同行者が用意してくれた大テントで暖かな食事と楽しいお酒で・・Let’s enjoy party!  024.gif

そして、小鳥のさえずりと共に 爽やかな朝を迎える。
気だるさの残る身体を無理やり起こし、コーヒーを飲みながらシラカバ林に朝陽が差し込む光景を見つめる。 063.gif 
う~ん、これぞ小川山!  045.gif 109.png



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ちょっと飲み過ぎた翌日は、一気に高度を上げて姉岩まで重いギアを担ぎ上げ汗を流そう。 105.png
姉岩へ登る途中の尾根からは、昨年登った烏帽子岩左稜線(下記リンク参照)が見える。




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妹岩、マラ岩までは相変わらずたくさんのクライマーで賑わっているが、姉岩まで来ると人気がなくなる。
ほぼ貸し切り状態で、自分たちの好きなタイミングで好きなルートに取り付ける。
静かにクライミングを楽しみたいクライマーにはお勧めのエリアである。 049.gif 

まずは、下の姉岩エリアで知り合いの宮寺美穂が作った “うさぎと踊る女 5.10a”  にトライ。
美穂ちゃん、元気ですか?



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“た・タんか 5.10a” をRPしてから、上の姉岩エリアへ移動して “Ka-Ching! 5.10a” 
“大きな松の木のしたで 5.10a” “ジャングルフィールドガイド 5.10a” と5.10a のオンバレード。 060.gif

写真はジャングルフィールドガイドをオンサイトする同行者。



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“ゴールドグリッター 5.10a”を登る同行者。

姉岩周辺は、高い場所にあるのでロケーションが良く、この時季はミツバツツジやサラサドウダンツツジが咲きほこっている。
しかし、アンサウンドな岩も多いので、ホールドやスタンスには注意をはらう必要がある。 034.gif 

今回は初めての姉岩だったので上と下の姉岩しか触れなかったが、
姉岩本峰にも見栄えのするルートがあるので、機会があれば登ってみたいな。 
シーズン始めの小川山は、2日間とも良い天気で最高に楽しかった。  106.png


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by dream8sue | 2018-06-03 04:48 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

渋川市 子持山獅子岩正面壁でクライミング     Rock Climbing at Shishiiwa in Shibukawa, Gunma

Sunday, May 6, 2018
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群馬県渋川市にある上州子持山には、獅子岩(大黒岩)という100mのスケールを誇る岩場がある。
獅子岩は円筒形の岩塔で、その山容は、まさに長いたてがみをなびかせるライオンのようだ。 005.gif 045.gif 

2018年のGW後半、その獅子岩正面壁(南壁)を登ってきた。
眼下に新緑を見ながら、素晴らしい高度感の中でのクライミングであった。 060.gif 



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<マイカーの場合>
関越自動車道利用の場合は、渋川伊香保ICより国道17号バイパスを沼田方面に向かう。
道の駅こもち先の信号 “白井上宿” を左折し、国道353号に入り “吹矢” を右折。
国道291号(三国街道) “子持入口” の信号を左折して約4km(約10分)で子持神社より手前(南西)にある “若人のみち駐車場” に着く。

子持山登山道は、2016年の落石で現在は通行止めとなっている。 
入山に際しては、往復2時間弱の林道歩きを覚悟のうえ、自己責任で。 034.gif



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林道の車止めから子持神社の鳥居の前を通り、子持山登山口を目指す。
林道の脇にはアマドコロ?やユキザサなどの花が咲いていて、退屈な林道歩きを紛らわせてくれる。 056.gif 056.gif 



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崩壊した林道には、重機をもっても動かせないだろうと思える大石が転がっている。 
水の力の凄さというか、洪水の怖さを実感する。 005.gif 149.png



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そして、40分程の林道歩きで、ようやく子持山登山口に着く。



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階段を登った先には、一枚の岩の板である屏風岩がある。
過去にはこの屏風岩の壁もクライマーによって登られていたが、現在では登攀禁止(自粛?)となっている。



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屏風岩の基部から沢沿いのトレイルに入り、30分ほど針葉樹林帯の中を進む。 042.gif



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やがて、広葉樹林に変わり、少し登った所に “獅子岩・子持山頂” の道標がある。
この道標から一般道と分かれて左の踏み跡を10分ほど行けば獅子岩の基部に行ける。



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尾根を回り込んだところを右に登れば獅子岩正面壁の取付きである。

余分な荷物は基部にデポして、身軽にクライミング。
我々は4人で2パーティー。 各パーティーが60mのシングルロープで登る。



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1~2P目(5.7)、逆層のスラブを1、2ピッチつなげて登るのがスタンダードである。



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1ピッチの終了点直下のハイステップムーブが悪い。



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1~2P終了レッジからの眺め。 



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3P目(5.7)、左上に見えるフレークの左フェイスを登り、最後はフレークを登る。

フェイスからフレークに移るポイントが、身長160㎝以下だと、フレークのホールドに届かなくて難しい。
身長155㎝の私は、右足に乗り移る瞬間にフレークにアームロックを決めて、右足に乗り込んでからフレークの遠いホールドを取った。 



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3Pの終了点から見た、フレークの抜け口がぱっくりと口を開けている。



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3Pの終了点は、樹木の生えた広いテラス。



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4P目(5.8)、核心部はハーケンが残置されている中間部の逆層フェイス。

写真は、核心部をリードするSueだが・・・ “う~ん、ハーケンが邪魔だな~” と言いながらA0するSue 105.png



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4Pの終了部分は左のレッジへのトラバース。 バックには新緑の海が広がり、気分爽快!



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5~6P目(5.7)、やや傾斜が緩くなったスラブをつなげて登って約40m。 



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リードは、ロープの流れに配慮して、ランナーを長めにとっていく。



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5~6Pの終了点は、獅子岩ピーク直下のテラス。
一般ルートへの接続点なので、時々ハイカーが紛れ込んでくるが、足場の悪いザレ場なので要注意。 034.gif 

ラペル下降の場合は、獅子岩ピークからここまで一般ルートで降り、ここから同ルートで3回のラペル。



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7P目(5.7)、獅子岩のピークまでわずか10mのピッチ。 
RCCボルトが1本だけの poor protection なので、リードは慎重にこなしたい。
獅子岩のピークには終了点が無く肩がらみ、腰がらみのビレイとなるので、フォロワーも油断禁物だ。



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そして、爽やかな風が吹く獅子岩ピークに到着。 達成感と充実感に包まれる瞬間だ。 066.gif 024.gif 



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東側には赤城山が長いすそ野を広げている。 177.png



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北側のひだり奥のピークが子持山である。



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西側には小野子山、その南西に榛名山がそびえている。



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360度の展望を見ながらのランチ休憩では、思わず昼寝がしたくなるような快適な時間を過ごす。 180.png 063.gif
休憩後は、一般ルートを歩いて正面壁基部まで戻る。

獅子岩の一般ルートは、2014年の春に子持山から浅間山までのハイキング(下記リンク参照)ですでに歩いている。
獅子岩ピークから鉄ハシゴを降って一般ルートに合流。




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南東の尾根を降り、写真の一般ルートの標識のある地点にきたら、トレイルから離脱して西側の斜面に降る。
判然としない踏み跡(クライマー路)を降ること15分で正面壁基部に着く。



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荷物をピックアップしてから、往路の一般道ではなく屏風岩へダイレクトに下るトレイルに入る。
登山マップには載っていないが、尾根の取付きにたくさんの赤布があり、トレイルも明瞭である。



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ヤマツツジの咲くヤセ尾根を降り、途中のマツの木リッジから振り返れば、登った獅子岩が圧巻である。



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更に降り、屏風岩の取付き(コル)手前にある岩峰を越える。(巻き路あり)



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コルに荷物をデポし、屏風岩へ登る。  
屏風岩の頭へはハシゴとクサリを登ればすぐであるが、石碑までの岩稜は左右がきれ落ちた絶壁なので行動は慎重に。 034.gif



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ここでも、振り返れば、緑のライオンが五月晴れの空に悠然と浮かんでいた。

屏風岩のコルから、フックスロープのセットされた急斜面を降れば、往路の一般路に合流する。
登山口から若人のみちパーキングまで、本日のクライミングの余韻に浸りながらのんびり歩く。


本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆


私のこのルートへの評価: 5★(春秋限定)
所要時間:休憩込で約8.5時間(若人のみちP 7:00‐子持山登山口 7:40‐獅子岩正面壁取付 8:30/9:00‐獅子岩ピーク 12:00/13:30‐獅子岩正面壁取付 14:00‐子持山登山口 15:00‐若人のみちP 15:30)
標高差: 約540m

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by dream8sue | 2018-05-06 16:28 | Rock Climbing | Trackback | Comments(6)

小鹿野町 新緑の二子山中央稜を登る     Rock Climbing at Mount Futago in Ogano, Saitama

Saturday, April 21, 2018
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新緑の美しい季節になり、クライミングするなら低山のマルチルートが楽しいだろう。
と言うことで、埼玉県小鹿野町にある二子山の西岳中央稜を登ってきた。

二子山西岳中央稜は、私が20代で初めてマルチのクライミングをした思い出のルートである。
長いブランクを経て、まさかまたこのルートを登ることになるとは思っていなかったが、
硬い石灰岩をぐいぐい登る気持ちよさは、忘れていたクライミングの楽しさを思い出させてくれた。



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二子山は群馬県と埼玉県の県境に位置しているので、アクセスは北と南で異なるが、
群馬県側からのアクセスは “小鹿野町 二子山上級コースから空中散歩  Mount Futago in Ogano, Saitama” (下記リンク参照)を参照のこと。

アプローチは北面の林道(西秩父林道)から股峠へ登り、西岳南面の岩場(祠エリア)の下を通って20分ほどである。 059.gif




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股峠周辺はニリンソウ群生地となっている。 スミレやネコノメソウも咲いていて、まさに春の二子山だ。 056.gif 178.png 056.gif



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祠の置かれた祠エリアには、早くもクライマーが取り付いていた。



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祠エリアを通りぬけ、スギ林の中を右に岩場を見ながら登っていく。 
足元には目覚めたばかりのヒトリシズカがたくさん生えている。 056.gif



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急登が始まり赤いドラム缶が置かれたところが、中央稜の取付きである。



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1P目(Ⅲ+)は、Ⅲ級の凹状フェイスを15mほど登り、残置スリングのあるレッジから右上のフレークを登りテラスへ。



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2P目(5.8)は正面のカンテに取り付く。 
カンテの左に身を乗り出してクラックを登り、途中で右に一歩出て凹角を左上してビレイポイントへ。



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2P目をフォローする同行者。 下に見えている岩棚が1P目のテラス。



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2P目のビレイポイントまで登ると、南に両神山が大きく見えてくる。 177.png



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両神山(下記リンク参照)をズームアップ。




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両神山の西に連なる山々をズームアップ。 三角錐の鋭鋒は宗四郎山(下記リンク参照)かな。




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そして3P目(5.8)、核心のコーナークラックが、縦に大きく口を開けている。



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コーナークラックは、遠目に見るよりも傾斜が強い。 008.gif
また、石灰岩はかかりの良いガバホールドがある代わりに、往々にしてスタンスに乏しい。 140.png

う~ん、困ったな~・・(*_*; 
えい、ボルトに乗ってしまえ! O(*≧д≦)oクヤチーッ!!  
初心者の頃と同じAOクライミング。 まったく成長していない自分が情けない。  (ノω=;)ぅぅ…



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核心のコーナークラックを登る同行者。 高度感抜群! 005.gif 



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3P目の上部は楽しい凹角登りで大テラスへ。 
樹木が木陰を作る大テラスは平らで広いので休憩するには最適である。 063.gif 



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大テラスからの展望。 二子山西岳の南壁とローソク岩が眼下に。



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足下に広がる空間には、針葉樹のダークグリーンと新緑のライトグリーンの織りなす風景が広がっている。 177.png



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大テラスからは、4P目の短い岩場を登る先行パーティが新緑越しに見える。



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4P目からはⅢ級~Ⅳ級の短い岩場であるが、易しいだけに支点も少ないのでカムを活用してリードする。



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5P目~6P、易しいスラブから階段状の岩場を越えれば、ピークに続く草付き凹状部に出る。



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西岳山頂の岩場が近づいてきた! 070.gif



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最後は易しい草付きの凹状部を登り、ラペル支点を確認して山頂まで。



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二子山西岳の東峰に到着。 066.gif  東峰には上級コースからのトレイルが合流している。
ここでロープを解き、360度の展望を楽しみながらのランチ休憩。 063.gif 180.png



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東峰から中央峰(1165m)の山名板が目視できる。
西岳の稜線を歩いたことが無いとい同行者のために、稜線を歩いて西峰まで行くことにする。 070.gif



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西峰まではナイフリッジのアップダウンなので、スリップ、転倒、よそ見歩きNGだよ。 034.gif 



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私は前回、ハイキングで訪れた時もこの稜線を歩いているが、何度歩いても天空の散歩道のようで楽しいトレイルだ。 049.gif 060.gif



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おまけに、季節は春!
陽当たりの良い稜線にはハルリンドウかな? フデリンドウかな? 小さなリンドウがたくさん咲いている。 179.png
緊張の続く稜線歩きであるが、思わずホッコリとした気分になる。 101.png



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右手を見れば、新緑の海にヤマザクラのピンクのパッチワーク。 179.png  バックには西上州の山々が連なっている。



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左前方には、国道299号線が蛇行しながら新緑の山麓を横切っている。



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西峰より振り返って西岳の全景を見る。 右のリッジが中央稜。



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西峰からナイフリッジをさらに西へ、南面(坂本方面)への下降点まで進む。



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進行方向には叶山の白い鉱山が見える。  叶山は、すっかりフラットになっているね~。 137.png



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下降点からは、急な斜面を降って、短いクサリ場を降りれば西岳南面の樹林帯に降り立つ。



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南面に降りたら坂本登山口へのトレイルには進まず、左の岩壁基部についたクライマー路をたどれば、
写真のローソク岩の基部を経て、中央稜の取付きに戻りことができる。



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ローソク岩の基部からは、西岳の南壁が圧巻である。 右のスカイラインが、登った中央稜。
中央稜の取付きからは、祠エリア、股峠と往路で藤倉登山口へ戻る。

初夏を思わせる汗ばむ陽気の中で、吹く風が心地よく感じられた。
部分的に難しいセクションはあるものの、新緑の奥秩父の山々をバックに、気分爽快なクライミングができた。
新緑の低山マルチクライミング、もう1本くらい行ってみようかな~ 039.gif 

本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

所要時間:休憩込で約6時間(藤倉登山口 8:30‐股峠‐中央稜取付き 9:00‐大テラス 10:00/10:20‐西岳東峰13:00/13:20‐中央峰‐西峰‐ローソク岩‐股峠‐藤倉登山口 14:30)
標高差: 約200m


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by dream8sue | 2018-04-21 01:57 | Rock Climbing | Trackback | Comments(8)

下仁田町 群馬チームで登った高立一本岩登攀記     Rock Climbing at Takadate Rock in Shimonita, Gunma

Sunday, April 8, 2018
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群馬県下仁田町の高立(たかだて)集落の奥にタワーのように立っている、高立一本岩。
高さ100mのこの岩峰のてっぺんに立ってみたいと思うクライマーの本能に突き動かされて・・登ってしまった! 070.gif

おりしも長いブランク(15年?)からクライミングを再開して3ヶ月。
昔取った何とかで簡単に登れる壁ではないのは分かっていたが、同行メンバーの力を借りて何とか登ることができた。

知り合いのクライマー達、東京、千葉、埼玉、山梨と関東甲信全域に声をかけたが、結局集結したメンバーは地元、群馬チーム3名であった。
登攀メンバー: 松本浩(高崎市)、飯塚康弘(藤岡市)、名塚“Sue”好子(前橋市)



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高立一本岩へのアクセスは前回の高立一本岩偵察記(下記リンク)を参照してほしい。

一本岩は、2007年に山野井泰史氏、大内尚樹氏、山野井妙子氏らによって初登されている。 
今回、私達はその初登ルート “錦木” をトレースした。

ダートに強いSUV車で一本岩が見える石祠の岩場がある広場まで入った。
林道は非常に落石が多く、石を排除しながら進んだほどだ。普通車両は侵入しない方が無難だろう。 045.gif

一本岩が青空にそびえている。 偵察時よりも天気は良いが、冷たい風が吹き気温が低い。 
広場で装備を確認していると、まさかの、カザハナが舞っているではないか! 005.gif

そういえば、高立集落の街頭温度計は3℃だった。・・・(*_*;タラ-
“寒いから登るのやめて温泉入って帰ろうか~”と弱気の発言をするSue。 賛同者なく、却下!  145.png




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しかし、確かに寒い日ではあるが、3月の偵察時には、まだ雪が残っていた矢川川のまわりにはヒトリシズカが咲き、 056.gif
広場にはスミレやハシリドコロが咲き、岩場にはミツバツツジが咲いている。 056.gif  確実に春は訪れている。 179.png



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事前に山野井氏からいただいた、錦木ルートの写真と照らし合わせて、それと思えるクラックを探す。



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西側のリッジから写真右下の影になっている岩場を右側から回り込んで、一段上の取付きへ登る。



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前回の偵察時にみた南西面の “ボロボロの泥壁には、凹凸があるもののクラックと言うほどの溝はない。”
と思った壁には、壁の中間部分まで伸びる顕著なクラックがあった。 045.gif
錦木ルートで間違いないようだ。



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1P目の出だしは、ブッシュの生えたクラック。



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10mくらい登ったあたりの、脆いハングが最初の核心。
核心と言っても岩登りのグレード(5.7)ではなく、核心は岩の脆さである。 140.png

掴んだホールドは片っ端からボロボロと剥がれていく。 149.png
そして、ホールドよりも厄介なのが、スタンスが信用できないことだ。
まともに足を置けるスタンスが無い、あったとしてもいつ欠けるかわからないという強迫観念にじりじりと神経と体力を吸い取られる。

どうしたものかと、行きつ戻りつすること数回、意を決して固そうなスタンスを見つけ、ジリジリと身体を上げていく。
ハングの上の脆いクラックにキャメロットをセットして、ようやく一息つく。 042.gif


北山真氏が放棄し、山野井泰史氏にして “非常に悪かった” と言わせた壁の中に私は身を置いているのだ。
う~ん、西上州だ!
物語山のメンベ岩や、妙義山御殿東壁など、西上州の脆くて悪い壁には免疫ができているつもりだったが、そんなものではない最強最悪の危うさがここにある!



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どうにか最初の核心を越え、クラックの出口に接近する。 が、この出口の岩も浮石を積み木したような不安定さである。
触れば落石を起こし、自分も落石と共に西上州の空に舞うのかと目の前が真っ暗になる。 149.png

アンサウンドなんて生易しい言葉では表現できない。
一本岩全体が風化、崩壊しているのだ。
こんな壁を登るのは命がいくつあっても足りない、クレイジーだ! 149.png

錦木ルートとは別に、南東面にも先人がセットしたと思われるボルトラインがあるが、
あまりの脆さに途中で断念している。 無理もないことである。
脆くてもかろうじてクラックラインなら登攀の可能性があるが、フェイスなんて論外だ。 135.png



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万が一の墜落に備え、カムを決めようと周囲を探ってみると・・何と有難いことにハンガーボルトが1本打ってあるではないか! 113.png
初登者の皆さん、ありがとう。 その労をたたえて金一封を贈呈したいくらいです。 145.png

ボルトの他に山野井氏がセットしたというL字アングルも2本残されていた。



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ハンガーボルトに勇気をもらい、浮石帯にそっと、そーっと・・突入。
どうにか、クラックからぬけ出して、幅10㎝くらいのバンドに這い上がる。

しか~し、アンカーポイントは8mくらい右にあるクラックに生えた灌木だ。
この8mのトラバースが身の毛が逆立つほど悪い! ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!

鉛筆くらいの太さの灌木の根元にスリングを巻き、そのスリングをホールドにしてカニの横ばい。
しかし、ここでもスタンスが信用ならない。 140.png
足元からくずれそうな脆いバンドに、The Lord of the Rings の1シーンが脳裏をよぎる。 
“スタンスが崩れ落ちる前に、8m先の灌木に飛び移ればいいのだ” と自分に言い聞かせてトラバル。 008.gif 



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脆いバンドは、崩れることは無かったが、枯れ草で滑るし、身体を保持できるほどの固いホールドも無い・・ 140.png
3人ともこのトラバースでセミになる。 ミ~ン、ミ~ン、ミ~ン (-_-;)

3人がこのスリングをホールドにして、何とかトラバースできた。
そして、青いスリングは残置された・・・ (^.^)/~~~サヨナラ~



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ビレイポイントは、体重を預けるにはいささか心もとない灌木(アブラチャンのようなイエローの花を咲かせていた)
その灌木に静かにハンギングビレイする。 140.png

浅間山からの寒風が容赦なく私の体温を奪う。 助けて~寒いの嫌い! 143.png
寒いので汗は出ないが、ビレイ中もスタンスが何度も崩れて冷や汗をかきまくった。 008.gif 



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気分転換に対岸の景色を撮影。 
“新緑が綺麗だな~” なんて・・思う余裕はなかった。 105.png
今こうして見て、西上州の春を感じるな~。 041.gif



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2P目は、写真では分かりづらいが、灌木の生えたクラックの先に顕著なチムニーがある。
下部は広く開いているので、リードはキャメロットの6番、5番を決めて登った。 
上部にいくにしたがって狭くなり、最後はチムニーからカンテに身体を出して越える。



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チムニーの上は、西上州お決まりのイワヒバ帯。 149.png
ロープがイワヒバに食い込む、食い込む・・ 105.png 



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最後はテーブル大の浮石? 浮いてるよね~? 140.png
そっと、そ~っと触って、さっさと横をすり抜ける。



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2P目の終了点へ這い上がるSue
そして、先鋭クライマー2人に迎えられ、3人でハイタッチ! 166.png 024.gif 167.png

一本岩のてっぺんの3人。
藪岩のてっぺんではあるが、おそらくまだ10人も立った人はいないだろう。

もしかして、第2登かな? 039.gif 
このブロブを読んで、初登者以外で私達より先に登られた方がいたらお知らせください。



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一本岩のピークからは、対岸の岩山の奥に、先日登った御場山が見える。 177.png



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一本岩のピークに立ち、笑顔で Thumb Up する2人の Crazy Guys!
松本(右)と飯塚(左)



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下降ボイントを探る飯塚(右)とSue(左)のバックには西上州の山並みが・・ 177.png



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10年前の山野井氏たちのものと思われるスリングが大木の根元に残置されていた。
う~ん、彼らは6mmスリング1本でラペルしたのか~・・(゚д゚)!

自分も昔ならやっただろうが、今の私の防衛センサーは過剰反応する。
はい、今なら8㎜のダブルスリングに鉄輪まで付けて、もれなく残置いたします。 041.gif 



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初登者たちと同じ立木を使って、50mラペル、1回で取付きにドンピチャに降り立つことができた。



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装備をまとめて西側の斜面から林道へ降る。
西陽に一本岩の北壁が照らされている。 一際、高く大きく思えるのは気のせいだろうか。 177.png

3人で2ピッチ、下降も含めて約6時間(10時30分~16時30分)の登攀であった。



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林道からは川の対岸にも林立した岩峰が見える。 う~ん、西上州だ! 150.png



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石祠のある岩場に戻り、登攀具を整理する。
登った一本岩が何事も無かったように私達を見下げている。
そのタワーを見上げて、しばし感慨にふける松本。


フリークライミングがオリンピック種目になる今日では、こんなリスキーなクライミングをする輩はめっきり減った感がある。
しかし、本来クライミングとは、いや、登山とは “あのてっぺんに立ちたい” から始まったものではないだろうか。
そして、未知の壁に挑むことの凄さを肌で感じた。 改めて初登者たちへ敬意を表する。


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by dream8sue | 2018-04-08 21:21 | Rock Climbing | Trackback | Comments(8)

南佐久郡南牧村 早春の湯川の岩場はボカボカ陽気     Rock Climbing at Yukawa in Minamimaki, Nagano

Sunday, March 18, 2018
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過去に何度か訪れたことのある長野県南佐久郡南牧村にある湯川の岩場であるが、早春に訪れるのは初めて。
木々の葉が落ちた岩場は、想像以上に明るく、岩も乾いていてコンディションは良い。
この日は気温も高かったので、思わず昼寝がしたくなるほどのポカポカ陽気だった。 174.png



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<マイカーの場合>
上信越自動車道または国道254号線で長野県佐久市に入り、国道141号を野辺山方面に向かう。
海尻集落を通り過ぎ、湯川を越える手前(灯明の湯の看板あり)を右折。
灯明の湯を過ぎ、砂利工場を過ぎ、湯川に沿って林道に進むと道はダートになる。
雪解け直後の林道は荒れているので、路肩に車を停めて岩場まで歩く。



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この林道が荒れる要因は、山側からいくつもの流水があるからだ。  いたる所に滝が見られる。



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それに伴い、土砂崩れもあちらこちらに発生している。
こんな大石が林道の真ん中に転がっていては、車の通行は不可能。 140.png



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春のせせらぎを思わせる沢の流れも、林道のメンテナンスには厄介な存在かもしれない。



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湯川を左手に見ながら、林道を1kmほど行けば、右上に岩場が見えてくる。

湯川は、冬季にはアイスクライミングのトレーニングができる氷瀑がかかる河川である。
このところの暖かさで、さすがに氷瀑は溶けだしているようだ。



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岩場をめざして、踏み跡(数カ所ある)をひと登りすれば、高さ20mくらいの岩が東西に300mほど連なっている。
西には八ヶ岳連峰の白い頂が見える。 177.png



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岩場周辺はカラマツ林なので、この時季は葉を落とした明るい樹林となっている。
足元に落ちているカラマツの松かさがブローチのように美しい。 177.png 171.png



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まだ草木の生えていない岩場にも、ふきのとうが顔をだしていた。 
ふきのとうって、雌雄異花なんだね。 知らなかった!  このふきのとうは雄花?



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さて、岩場では同行者が “デゲンナー 5.8” でウォーミングアップを始めている。



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デゲンナーの右(東)方向の岩場にもクラック、クラック、クラック!
湯川はクラックの宝庫だ。 150.png



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“台湾坊主 5.9” をリードする同行者。
クラックって、ジャミングとステミングとがセットのムーブが多いから、股関節の固い私には至難の業だ。 (*_*;



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“北風小僧 5.9”(右)はトップロープ(TR)でもテンションがはいってしまう。 105.png
“フォーサイト 5.10a/b”(左)にいたっては、まったく歯が立たない。  (ノω=;)ぅぅ…



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左側のエリアへ移動して、“バンパイア 5.10c” “テレパシー 5.10d” などのある、ひときわ見映えのする壁は・・スルーして・・ 105.png 



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“うたかたの日々 5.9” は、テラスから下の部分だけ触らせてもらう。
2015年の秋にもTRで登った記憶があるが(下記リンク参照)実は下からは見えないこのテラスの上が厄介だった気がする。 119.png




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更にその左側にある “山案山子 5.10b”(左)と “テレポーテーション 5.10d”(右) をリードするクライマー達。 
カッコいい~ね~  113.png  三( ゚Д゚) ス、スゲー!


この日の湯川の岩場のクライマーたちは、比較的若いクライマーが多かった。
クラックルートは古くから登られているのに、最近ではトラッド・クライミング(Traditional Climbing)と言われて再ブレイクしてる感がある。

クライミングもファッションみたいで面白いね。
では、私も古くなった服を引っ張り出して、もう一度着てみようかな~  102.png


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by dream8sue | 2018-03-18 22:25 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

佐久市 佐久の岩場でクライミング     Rock Climbing in Saku, Nagano

Sunday, February 11, 2018
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2018年になってから3回ほど長野県佐久市方面にクライミングに通っている。
佐久の岩場は、知る人ぞ知る、いわば地元ご用達の岩場。

そんな岩場へ、よそ者がのこのこ行くのは気が引けるが、
実は開拓者の清水博さんとは顔見知りで、その昔、手書きのTOPOをいただいた経緯がある。

地元集落との摩擦もあるらしく永久非公開の岩場なので、
アクセスの詳細は伏せるが、備忘録として簡単に記録する。

岩質は凝灰岩で、岩の全面に横筋が入ったような模様が特徴的である。
この横筋は、一見カチホールドに見えるが、実は指のかかりが悪いスローパーが多いので、
見た目に騙されて取り付くと痛い目にあうよ。



【ひなたエリア】
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いくつかあるエリアの中で、冬場の日当たりの良いのが、その名の通り【ひなたエリア】である。
陽当たり良好だが、風が通るので、風の強い日は要注意かも。
5.9~5.10くらいの比較的易しいルートが多く、いつも数パーティーが取り付いている人気エリア。



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そんな ひなたエリアにあり、 “ネクスト・ウィーク(5.11b)” は、下部のハング越えが難しい5.11台のルート。



【黄昏2エリア】
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黄昏エリアは、1と2があるが、2の方が午前中の陽当たり抜群で冬場にはお勧めだ。
黄昏2エリアの初めの一歩は、 “道しるべ(5.10a)” からっしょ!



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道しるべの右隣にある “万華鏡(11a)”



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万華鏡の上部ハングを登る同行者。



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道しるべの左隣にある “天使の誘惑(10a)” の核心は上部のフェイス。



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比較的新しいルートで、“登竜門 (5.11a)” は被り系ルート。 



【奥の奥の院エリア】
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【奥の奥の院エリア】と【奥の院エリア】は、1日中陽当たりが良く、
風当たりも少なく、周辺に雪が残っていても暖かかった。

しかし、ルート名もグレードもはっきりしない。
佐久の岩場の特性を知ったうえで、ルートを見極めて取り付くこと。



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奥の奥の院にあるつるつるのフェイスの岩。



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ボルト3本くらいの短いルートのあるフェイス。



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中間にクラックのある5.10cくらいのルートは、中間のクラックと上部のフェイスが難しい。
ザラザラの岩で、ジャミングすると痛い!痛い!



【奥の院エリア】
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奥の院エリアの比較的すっきりした10cのルートは面白い。
核心は終了点周辺のフェイス。



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その右横のクラックと側壁を登る5.11aのルート。
見栄えがするね~いつか触ってみたいな~



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5.11台が3本横並びにあるフェイス。

・・と言った具合に、TOPOがあって無いようなもの(一応、手書きのTOPOが岩場に置いてあるようだが・・)なので、
TOPOをあてにしてはいけない。

佐久の岩場は、5.10 ~5.11のルートが多く、初級から中級のクライマー向けである。
エリアは他にも【一本杉エリア】、【けやきエリア】、【大天社エリア】などがある。

前記した通り、この岩場は地元の承認が得られていない私有地にあり、
利用者のマナーが問われるセンシィティブな岩場なので、利用に際しては下記厳守でお願いします。

                          ・林道への車の出入り禁止!
                          ・ガスコンロなどの火気厳禁!
                          ・ゴミの持ち帰りなどの環境への配慮をすること。
                          ・無事故への絶対的な安全対策をすること。
                          ・地元の方への挨拶など、摩擦軽減への姿勢をとること。


利用者は、マナーを守って、いつまでも登らせてもらえるように心掛けましょう。


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by dream8sue | 2018-02-11 02:04 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)

富津市 鋸山南壁でクライミング     Rock Climbing at Nokogiri-South face in Futtsu, Chiba

Friday, December 15, 2017
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寒いのが苦手な私は、冬になると極端に運動量が減る。
何とか温かな場所でハイキングやクライミングができないものかと頭を悩ませる時期である。
定番の伊豆のクライミングとも思ったのだが、今回は南房総のローカルクライマーご用達の岩場、鋸山南壁に行ってきた。



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ここは有料道路(1000円/ 16:30でゲートが閉まる)からしかアクセスできない私有地で、
黙認ということで使わせてもらっているらしいので、極めてプライベートなゲレンデである。

よって、アクセスの詳細は控えることにする。
間違っても、料金所のおじさんに “岩場はどこですか?” なんて尋ねないでね。
O(*≧д≦)oナイショヨ!!  

写真は、有料道路(車のみ通行可で、バイクも歩行者も不可)の途中から見た南壁。



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有料道路の路肩パーキングエリアから5分で岩場に到着。
石切り場跡の広~い敷地からは、広~い太平洋が見える。



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オーシャンビューが素敵!   ヾ(o≧∀≦o)ノ゙♪♪♪
海無し県民は海を見ただけでテンションが高くなる。 102.png



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南壁は、石切り場跡の岩場で、岩質は砂岩なので、クライミングはすべてトップロープで行う。
浮島ロックガーデン、林間フェイス、スミレのフェイスなどのいくつかのセクションに分かれている。



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こちらは、崩壊でクライミング禁止のエリア。



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フラワーロックガーデンは高さがあり、看板ルートの “フラワーライン 12b” は35mもあるクラック。
ォォォオオ(・д・oノ)ノ!! 

当然、こんな大物には触ることなく、下から口を開けて見上げただけ。 105.png



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新参者は、まずこちらのスミレのフェイスから。
フェイスの右側から回り込んで、フィックスロープのかかる易しい岩場を登ればトップロープをセットできる。

右端の “大房岬 5.6” は人口の穴が掘ってあるので、インドアクライミング感覚で登れる。
中央フレークを使う、 “ハルナ 5.7”  などで砂岩の様子をうかがう。



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スミレのフェイスと左の林間フェイスを分けるカンテは、 “ギャングエイジ 10a” で中間部の処理が難しい。



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カンテのすぐ左の湿ったコーナーは、 “宇宙の旅 5.8” だが、上部のダブルクラックに行くまでが難しい。



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そして、林間フェイスの左のコーナーが、 “海辺のパラダイス 5.10b” である。
見栄えもするし、名前もラブリーだが、一番砂っぽくて目に砂が入ったりして不快だった。
中間部に掘ってある穴の位置が微妙で、ムーブが分からなかった。

これが砂岩ではなく、花崗岩だったらな~と思ってしまう。
足元には小さな花が咲き、午後からはスミレのフェイスにも陽があたり、暖かくクライミングができた。 174.png

最後に、この岩場をボランティアで整備してくださっている のこぎりクラブの地元クライマーの方々に感謝いたします。

この岩場の使用に関しては、いくつかの注意事項があるので、興味のある方は下段のコメント欄に連絡ください。
折り返し のこぎりクラブの連絡先をお知らせします。


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by dream8sue | 2017-12-15 19:09 | Rock Climbing | Trackback | Comments(0)

奥多摩の岩場訪問 越沢バットレス     Rock Climbing at Koizawa Buttress in Chichibu-Tama-Kai National Park

Sunday, November 19, 2017
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越沢バットレスは高さ80メートル、幅70メートルを誇るマルチピッチ主体のゲレンデである。
本チャンのトレーニングの場所としての色合いが強く、冬を前にした今頃は、アイゼントレーニングで登るクライマーの姿も珍しくない。

岩質はチャート?で硬く、部分的に鋭いエッジを持っているため、過去にロープ切断事故が起きているらしい。
リードに際しては、当たり前であるが、他の(フリーの)ゲレンデとは違い、残置のブロテクションなどの信頼度は低いのでカムなどで自作できる技術が必要だ。



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<公共交通の場合>
JR青梅線の鳩ノ巣駅から多摩川に架かる雲仙橋を渡って、林道を大楢峠方向に登る。
2kmほどで左に展望台があり、ここから越沢バットレスの全容が見える。
(マイカーの場合は、林道工事のため展望台の手前で通行止めとなっているので要注意)

展望台の左脇から越沢へ下るトレイルがあり、降りきった所に閉鎖された越沢バットレスキャンプ場がある。
キャンプ場から渓流沿いに吊橋などを渡ながら0.5kmほど下流に行けば右手にバットレスが頭上高く覆いかぶさるように現れる。

注意)2017年11月現在、上記の越沢バットレスキャンプ場からのアプローチは、法面崩壊で通行止めとなっているため、
下流にあるガーデンキャンプ場方面からの迂回路を利用となっている。




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越沢はとても美しい渓流なのでアプローチ路も楽しい。 177.png



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しかし・・迂回路となっているガーデンキャンプ場からのトレイルはメンテナンスがされていないらしく、
強度に不安を感じる怖い丸太橋などもあるので慎重に歩いてね。 149.png 



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迂回路からのアプローチで約20分、越沢バットレス基部に到着。
基部には東屋などもあり、バットレスの各ルートが一望できる。 150.png



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さて、登攀装備を身に付けたら、まずは一番人気の “第2スラブルート Ⅳ+(3P)” を登る。
基部から見上げた時に、一目で分かる滑り台のような外形斜面である。



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1P、登りだしていきなり、見ためよりも傾斜があることにビビる。
足裏に感じる岩の感触も、 “あれ、チャートって滑るのか!” って感じで、岩に馴染んでいない身体に緊張がはしる。



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2P 第2スラブルートというルート名ではあるが・・ “これってスラブではなくフェースでしょう!” って思ったのは私だけ?
(ここで、先行パーティーが詰まっていたので、待ち時間で第2スラブルートの左にあるルートを先に登った。)



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3P 2P目同様のフェース。 



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終了点には石仏?がいた。



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下降は、バットレス右端より50mラペル1回で降りられるようだ。



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第2スラブルートの渋滞待ちで登った “左ルート Ⅴ級” 
私はトップロープでトライしたが、上部の垂直のクラック部分が難しかった。 140.png



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第2スラブルートの右に平行して同じような滑り台傾斜の、その名も “第1スラブルート Ⅳ” がある。 177.png
今回はトライできなかったけれど、次回の機会があれば、ぜひ登ってみたいルートだ。



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ラペルラインの左を登る “右ルート Ⅳ+” もバットレスでは人気のルートである。 177.png
この日も多くのクライマーが取り付いていた。 
ラペルを2回に分けると、右ルートのアンカーをシェアしなくてはならないので、混雑時は要注意。 118.png



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本チャン(アルパインクライミング)の岩場というだけのことはあり、
ラペルしているクライマー(弱虫ペダルの坂道君似の笑顔の可愛い青年)を見ればアイゼンと手袋という冬壁登攀のいでたちである。

アルパインクライミングは、オリンピック種目の華やかなフリークライミング(スポーツクライミング)とは違って生死をかけたハードコアなクライミングである。
今時の草食系男子ばかりの日本で、こんな気骨な若者がいるなんて頼もしい限りである。
可愛い顔して、坂道君、素敵! 私も応援してるからね、頑張れ!  
ガンバ━━ヾ(o・∀・o)ノ゙━━ガンバ!!  

越沢バットレスは、プチ・アルパイン気分を味わえる、どこか懐かしい岩場だった。

アプローチのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆


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by dream8sue | 2017-11-19 22:59 | Rock Climbing | Trackback | Comments(2)