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飯能市 奥武蔵縦走 吾野駅から伊豆ヶ岳を越えて正丸駅へ     Traverse the Okumusashi Mountains

Thursday, March 5, 2015
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西武鉄道の飯能駅から秩父駅までの間にある山脈を歩く42kmのトレイル。Middle Part は子ノ権現から伊豆ヶ岳を越えて正丸峠、旧正丸峠を繋ぐものだ。前坂から子の権現まではハイカーの少ない静かな路で、子ノ権現からは一転して人気の伊豆ヶ岳があるメイン・トレイルとなる。 070.gif

西武鉄道沿線、飯能駅から奥武蔵縦走の First Part はこちらから→ “飯能市 奥武蔵縦走 飯能駅から天覚山を越えて吾野駅へ Traverse the Okumusashi Mountains, Saitama”





f0308721_21434138.jpg朝8時半に吾野駅に降り立った私。
前回(1月末)のFirst Partの縦走でこの駅にたどり着いたのは夕刻の5時過ぎだった。
ライトが必要なほどの暗い樹林帯を速足で降った。 042.gif
あたりの景色も山々の様子も冬と何ら変わっていない様に思える。
しかし、確実に日差しは伸びて、心なしか外気も暖かく感じる。 058.gif
吾野駅の西側にある地下道をくぐり線路の南側に出る。
“吾野湧水” の前の墓地の脇を行けば、 “大高山・天覚山” と書かれた道標があるので、そこから山路に入る。 071.gif




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いきなり針葉樹林帯の急坂を登る。トレイルは明瞭で迷う路もない。50分も登ると前坂からの尾根上に到着する。ここは交差点になっていて、南に行けば竹寺へ続く飛村(ひむら)集落などがある。左(東)に行けば前坂で、右(西)がこれから向かう子ノ権現方面だ。 070.gif




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しばらく尾根伝いに行くと、 “発破注意” 直角に左に曲がって急坂を降る。山腹をどんどん降ると左下に民家が見え、舗装道路の林道に出る。林道を150mほど北に行くと、見落としてしまいそうな小さな尾根に、これまた小さな道標がある。今回のルートの中で一番分かりづらい所かも知れない。尾根に入って少し行った所に赤い前掛けを着けた地蔵があるので、これも一つの目印になる。この先からは比較的わかり易いトレイルとなる。




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少し進むと左手に、こんな所に墓地が・・と思ういわくありげな墓地を過ぎる。その先から522.1ピークの登りが始まる。尾根の右側が切れ落ちている露岩の急登をこなせば北側方向の展望がきく522.1ピークに着く。駅から約1時間半、一休みして行こう。 063.gif




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北側の山との間に、月面のように広がっている採掘場が見える。




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さて、522.1ピークから子ノ権現までは、展望の無い人工林の中のトレイル歩きだ。トレイルは始めは南西に、すぐに北西に向きを変えて、アップダウンを繰り返す。小ピークの一つには祠があるピークもある。522.1ピークから1時間ほど歩くと、顕著な三差路に出る。滝不動からの路が合流する “スルギ” と呼ばれる所だ。




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前坂から子ノ権現までの路は、もう少し不明瞭かと思っていたが、思った以上に整備されたトレイルになっていた。しかし、ハイカーの少ない静かな区間であることは間違いないようだ。あたりには常緑樹も多く、枯れ木で覆われた味気ない冬の広葉樹林の山とは一味違う。 072.gif




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やがて広葉樹が植えられたスポット的な場所にでる。古いトタン板などが散乱している。トレイルはここを左に曲がり木立の中を進む。右手の視界が開けてくれば、子ノ権現の境内に続く車道に飛び出る。埼玉県指定天然記念物の2本スギ(樹齢800年/1本は枯れている)が鳥居の手前に生えている。 005.gif




f0308721_21494435.jpg子ノ権現(天龍寺)は、火災と足腰にご利益があるらしく境内には大きな鉄わらじなどがある。

吾野駅から約3時間強、前坂から約2時間。ここでランチを食べて後半の登りに備えよう。 063.gif 066.gif




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トレイルは寺のおみくじ売り場の左手から竹林の脇をぬって行く。フクジュソウの黄色い花が鮮やかだ。 056.gif




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キャー! て・て・手が~!子ノ権現の裏手に進むと、紅梅のむこうに白い手が・・! 何でこんな所に・・何だかとっても異様な光景だ。 005.gif 008.gif




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f0308721_21535882.jpg子ノ権現からは、体力さえあれば猫でも杓子でも中高年でも歩けるメインストリート(例の関東ふれあいの道ってやつ)だ。
南に竹寺に続くトレイルを分け、小さな愛宕山を越えて、天目指(あまめざし)峠に降る。
“まだ下るのか~” って思うほど降る。やがて子ノ権現から1時間弱くらいで天目指峠に着く。
天目指峠を過ぎると、ようやく道標に “伊豆ヶ岳” のサインが見えてくる。峠からはひたすら登りだ。
奥武蔵と言えば、人工林の森というイメージだが、土壌が削れて、根がむき出しになった状態の樹木もよく見かける。




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天目指峠から30分程で中ノ沢ノ頭に着く。山頂に伸びるトレイルと巻き路がある。私はここは巻き路を選択。中ノ沢ノ頭のピークを踏む意味が見つからない。私、ピークハンターじゃないし・・ 044.gif




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トレイルに横たわる古木、長い年月にわたって朽ち果てていく古木、こんな光景をどこかで見た記憶がある。あれは静かな湖畔に横たわるマツの木だったかな・・→ “ラブリーな森と湖  Sunset Trail - Big Laguna Loop in Cleveland NF”





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歩くのが嫌になったので、ちょっと道草。トレイル脇の赤い実を観察。 027.gif




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木立の向こうに、今回のコース中の最高峰、伊豆ヶ岳(850m)方面が見える。遠いな~ 008.gif




f0308721_22215559.jpg子ノ権現から約1時間半、右手に送電鉄塔を見てしばらく行くと、立派な山名標識がある高畑山(695m)に着く。
実はこの高畑山にはちょっとした裏話がある。
1991年に改正されるまで国土地理院発行の25,000/1 地形図では622.7mの中ノ沢ノ頭のほうを高畑山としてあった。
そのため高畑山はどちらなのかという疑問と混乱をハイカーに与え続けたという話は、以外に知られていないようだ。 039.gif
もっとも、奥武蔵の山の存在自体を最近まで知らなかった私には混乱も疑問も問題も一切ない。 041.gif




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高畑山からさらに北に向かって進むと、ひときわ緑の濃い一帯を通過する。“アセビ” の森だ。環境庁の植物案内板も設置されている。 072.gif 056.gif




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標高が上るに伴い、トレイル上に大きな石や岩が目立ちようになる。ワイン色の岩が横たわるあたりから傾斜も一段と強くなる。私には今回のルート中で一番苦しい部分だった。もう心臓がパンクしそうだ! 042.gif




f0308721_2201736.jpg急傾斜の先に休憩所の屋根が見える。
あそこが伊豆ヶ岳山頂か!
ようやくたどり着いたピークは古御岳(こみだけ:830m)だった!
“Shoot!やられた~、こんな簡単なトリックにかかってしまった!” 044.gif 007.gif




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古御岳からさらにひと山登ること約30分、岩場の先に細長い山頂部をもつ伊豆ヶ岳(851m)に到着した。 066.gif 子ノ権現からここまでは人気トレイルらしく、ウィークデイにも関わらず20人くらいのハイカーとすれ違った。しかし、どのハイカーも伊豆ヶ岳方面から東に(標高的に下り方向)に歩いている。登り方向に歩いているのは私だけ?のようだ。




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山頂で休憩した後は、正丸峠に向かって下降を始めよう。山頂の北からヤセ尾根を降っていくと、落石防止のため “女坂” の利用を促す看板がある。ここが話しに聞く “クサリ場の男坂” と “迂回路の女坂” の分岐か!この時間ともなると他にハイカーはいないのでクサリ場を降ることにする。 071.gif
ヤセ尾根の大きなボルダーを巻いていくと、クサリがベタ張りになった岩場の上に出る。 “わ!長いクサリ!” 005.gif




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岩場は登るより降る方がいやらしい。加えてこの岩場は逆層なので足場が悪い。ここまでとても便利だったハイキングストックが、ここだけは邪魔物になる。100mくらいはあるかと思える長いクサリ場だが(実際は50mくらい)、緊張はするものの、今までの単調でひたすら体力勝負の忍耐トレイルよりは数倍楽しい。 060.gif

ちなみに、なぜクサリ場が男坂で、迂回路が女坂なのだろう?通名だろうが、昔なら当たり前の発想かもしれないが、セクハラ、パワハラが取りざたされる現代においてはナンセンスな通名である。って思うのはアメリカ帰りの私だけ? 039.gif 003.gif 看板にも “女坂” なんて明記せずに単純にクサリ場、迂回路でいいじゃん! 021.gif
 



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クサリ場をこなし、長岩峠、小高山(720m)を越える。歩幅の広い長い木段をしばらく降ると、突然茶店の裏手にでる。そこは車道(旧国道)が横切る正丸峠だ。時間は午後4時、059.gif ここから下山したい気持ちを抑えて、次のPartに効率良く繋げるために、さらに1時間弱ほど歩き旧正丸峠まで行くことにする。 070.gif 車道を挟み、茶屋とは反対側にある階段を登って、北に向かって尾根を進む。すぐに休憩所があり、その先を登った所が正丸山だ。続いて川越山(カンゼ山)の登りをこなせば、西側の木立の間からピラミッドのような武甲山が視界に入ってくる。  042.gif 




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そして、長い木段を降りきれば旧正丸峠に着く。旧正丸峠はひっそりとした林の中にあり、今なお昔の面影をとどめている。
ここで、右(東)に曲がり旧国道の車道を横切り、沢沿いの路を1時間も降れば正丸駅に着く。(この間の詳細は次回のLast Part 編で明記する) → “横瀬町/秩父市 奥武蔵縦走 正丸駅から丸山を越えて西武秩父駅へ   Traverse the Okumusashi Mountains” 




f0308721_2255781.jpg全トレイルに渡り、ほとんどスギやヒノキなどの針葉樹林帯の中で単調な風景が続く。
気づけば風景写真よりも道標ばかり撮っていた。 003.gif
特にこれからの時期(春先)は花粉症の人には最悪のトレイルになるだろう。
飯能アルプスの銀座とも言うべき子ノ権現から伊豆ヶ岳のメインストリートを挟み、ハイカーの少ない前坂から子ノ権現、正丸峠から旧正丸峠と始めと終わりは静かなトレイルが歩ける。 049.gif
途中に子ノ権現があるので、単調なハイクの良い気分転換になる。
伊豆ヶ岳のクサリ場はしびれる! 004.gif 049.gif


私のこのトレイルへの評価: 4★ 中級者向け
行程距離: 約15km(吾野駅‐前坂‐子ノ権現‐天目指峠‐高畑山‐伊豆ヶ岳‐正丸峠‐旧正丸峠‐正丸駅)
標高差: 約680m (縦走につきもののアップダウンがあるので累計標高差はこれ以上ある)
実動時間: 約9時間 (休憩込み)

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by dream8sue | 2015-03-05 12:20 | 埼玉県エリア | Trackback | Comments(0)