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中部山岳 大キレットを越えて 滝谷避難小屋の幽霊     Mount Hotaka in Chūbu-Sangaku National Park

Friday, August 17, 2018
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中部山岳国立公園に属す、槍ヶ岳も穂高岳も何度も登っているが、何故かこの両山をつなぐ大キレットを歩いていなかった。

ということで、今回は、大キレット狙いで、手っ取り早く飛騨側から南岳に登り、
南岳から大キレットを越えて穂高岳三山を歩いて岳沢に降る山行である。

ちなみに、槍ヶ岳から南岳までは、 “中部山岳 東鎌尾根を越えて槍ヶ岳・南岳     Mount Yari to Minamidake in Chūbu-Sangaku NP” を参照のこと。




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<公共交通の場合>
飛騨側登山口の新穂高温泉は、有名な温泉地なので各地から便利な直通バスなどがある。
私は電車で松本駅まで行き、駅前のバスターミナルからバスで新穂高温泉入りした。 (平湯温泉で乗り換えあり)。

各駅電車と、松本でのバス待ち時間などもあり、新穂高温泉に着いたのは15時を過ぎていた。
翌日の行程を考えると、槍平小屋あたりまで行きたいが・・とにかく、行けるところまで行くとしよう。



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新穂高ロープウェイの山麓駅前を通り、蒲田川の右股谷に沿って、左岸(川下に向かって左側)の林道を行く。
蒲田川周辺は治山工事が行われているため、林道は作業車の出入りもあり、道幅は広くて歩き易い。

猛暑と言われる2018年の夏であるが、早くも秋を感じさせるさわやかな風が吹いている。
林道を快調にとばし、1時間弱で穂高平小屋を通過。



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急ぎ足で進むも、林道の側らに生える植物を見れば足が止まってしまう。



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この辺りの標高(1500mくらい)では、ノブキ や サラシナショウマ、 キツリフネ などといった、どこの山でも見かける定番の花が多い。



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秋の気配をより強く感じさせる要因のひとつが、赤い実を付けた植物たちである。



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木イチゴも美味しそうに実っている。 111.png



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やがて白出沢出合の少し手前で、白出のコル(奥穂岳山荘)へ行く路を右に分ける。



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そして、穂高平小屋から1時間弱で広い河原の白出沢出合に着く。



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白出沢を渡りきれば、いよいよ山路らしくなる。



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あたりは ブナ や トウヒ などが生える森となる。



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樹林帯を行くと、トレイル脇に ヒカリゴケ の生える岩穴がある。



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途中、左岸(右側)からのブドー谷やチビ谷のゴーロを渡ると、左側に右俣谷の流れが迫って来る。



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右俣谷の対岸には中崎尾根が横たわり、その尾根越しに雲のベールをまとったピークが見える。
おりしも台風の接近に伴い、台風の様子をうかがいながらの山行である。 



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足元には ナデシコ科のセンジュガンピ がちらほらと咲いている。



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白出沢出合から1時間ほど ゆるやかに登って滝谷出合に着く。 



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滝谷の奥には雄滝の白い瀑流が見える。



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  さて、日没間近となってしまったが、槍平まではまだ1時間ほどかかる。
ライトをつけてまで歩きたくは無いので、今夜は滝谷出合(滝谷の左岸)に建つ避難小屋に泊ることにする。

ちなみに、この小屋はでるらしい・・・

小さなブロック小屋は、小さな窓が1つあるだけの昼でも薄暗い小屋である。
怪奇現象や幽霊の類は否定派の私であるが、さすがにこの小屋の雰囲気は不気味な感じがする。

まあ、自分も無雪期は元より、厳冬期の滝谷もやっているので、一歩間違えばあっち側にいただろう。
今夜は枕元にあらわれる滝谷で亡くなった往年の名クライマー達の武勇伝を聞くのもいいだろう。



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夕方6時過ぎに湿った空気の漂う避難小屋に入れば、先客はいなく私だけの貸し切り状態。
簡単な夕食を食べれば、することも無いのでさっさとシュラフに潜り込む。
寝付かれないのでワインを少し飲み、酒の力でウトウトと・・やがて浅い眠りに落ちていった。


ふと、人の声に気づき目を覚ますと、いつの間にか隣に同じパーティーと思われる5人が酒盛り中。
時間を確認したら23時過ぎである。
あれ、この人達いつ着いたのかな? ずいぶんと遅い到着だな~と思い、すぐ隣に座っている女性に声をかけた。

“何時ごろに着かれたのですか? 私の後に着かれましたよね?”
すると、その女性は “何言ってるんですか? 私達のほうが先に小屋にいましたよ。 
貴方の方が後から小屋に入ってきたんじゃないですか。” と、いたって真面目顔で言う。

OMG! 逢ってしまった・・ この人達はもしかして・・ 149.png
しかし、幽霊にしては いたって普通の登山者である。 107.png

私は “そうでしたね。” と言って、再びシュラフを被って寝た。 
次に目が覚めたのは深夜2時くらい・・先ほどの5人パーティーの姿はない。 

やはり幽霊だったか~と思い、背筋が寒くなった。
と、その瞬間、入口の階段を登ってくる人の足音がする。 
こんな夜半に誰が・・足音は扉の前で止まった・・が、小屋に入ってくる気配は無い。 

おいおい、またか~勘弁してくれよ~  008.gif 
背筋が凍りつき、怖くてシュラフから顔を出せない。 
いたたまれずに足で床をたたき、大声で “わ~!” と声を上げる。

その後、小屋の中は静寂が続き、また私はウトウトと眠りについた。

翌朝は、台風一過の良い天気で、明るくなるのを待って早々に小屋を後にした。
何とも不可思議な夢をみたものだ・・本当に夢だったのだろうか・・?


さあ、いよいよ大キレット越えであるが、その前に南岳への登り(南岳新道)をやらなくてはならない。

to be continued ・・・



本ルートのマップ は下記のヤマレコのリンクをクリックしてね (^_-)-☆ 

距離:約7km/ 所要時間:休憩込で約3時間(新穂高温泉 15 :40 ‐穂高平小 16:40‐白出沢出合 17:30‐滝谷避難小屋 18:30)
標高差: 約660m

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by dream8sue | 2018-08-17 22:08 | 中部山岳国立公園 | Trackback | Comments(2)